第38回 地蔵院の竹林~松尾散策~その1

約1ヶ月ぶりの阪急電車「上桂」駅です。
ここからさらに西に行って、
松尾にある様々な神社仏閣に立ち寄ります。
第17回ブログから続けて読めば、
京都の東西のそれぞれの端に
観光地が集中していることがお分かりになると思います。
今回は、とりあえず地蔵院に向かいます。
鈴虫寺は、次回になります。
撮影日は、2012年4月15日日曜日の午前10時。
4月半ばなのに、こんなに桜がきれいです。

「上桂」駅前で、西に向いています。阪急電車が入ってきました。
(第34回ブログで通ってきた道です)
目の前に、29系市バスの停留所があります。
ここをさらに西に向かいます。

阪急電車の踏切を渡ります。
線路の西側に桜並木が続いています。
電車の中から見ると、絶景でした。
ちなみに、この踏切を越えると「上桂」から「松尾」になります。

阪急電車の踏切を渡り、さらに西に進んでいます。
まだまだ駅前なので、商店が続いています。

阪急電車の踏切から、30mほど西に進みました。
ここはいろいろな商店が入っている施設ですが、
日曜日の朝ということもあり、ほとんど閉まっています。
「マルシェ上桂」と書いてありますが、
この辺はすでに松尾のはずです。

先ほどの写真からさらに西に50mほど進みました。
物集女街道(もづめかいどう)と交差する「山田口」の交差点です。
実は、四つ角のうち三つがコンビニエンスストアです。
信号を渡った後右折し、物集女街道を北に進みます。

山田口の交差点から、物集女街道を北に進んでいます。
コンビニエンスストアの前に、「松尾大利町」バス停があります。

そのバス停の前に、このような看板がありました。
今から、ほぼこのように進みます。

物集女街道を北に進んでいくと、
やがて阪急電車の線路と合流します。
桜並木がとてもきれいです。

山田口の交差点から、約200m北に進みました。
目の前に、「苔寺口」バス停が見えてきました。
ちょうど29系市バスが停まっています。

桜並木がきれいな阪急電車の踏切です。
この踏切の横から歩道橋が物集女街道に伸びています。

「松尾大利町」と書かれた歩道橋の前まで来ました。
(「松尾大利町」バス停は、ここより300mほど南ですが)
「鈴虫寺←」の小さな看板があります。
物集女街道とはここで別れて、この看板通り進みます。

先ほどの歩道橋から50mほど進みました。
蛇行しながら西に進んでいます。
この辺りから、少しずつ上り坂になってきました。

さらに20mほど西に進みました。
ここは、「松尾」の交差点です。

「松尾」の交差点にあった椋の老木です。
そういえば、昔はこの辺りまで松尾神社の敷地内だったそうです。
写真右下の一里塚には、こう書いてあります。
「左 桂川河川敷 右 西芳寺」

「松尾」の交差点から西に約50mほど進みました。
ここは、「京都市立松尾小学校」です。
日曜日なので、校門は閉まっています。

「京都市立松尾小学校」を通り過ぎると、上り坂も急になります。
町並みも、古くて大きな家が多くなります。
桜など庭木がとてもきれいなのですが、
個人宅はさすがに撮影を遠慮しました。

「京都市立松尾小学校」から約500mほど西に坂を上ってきました。
急に道幅が広くなります。
ここは京都バスの「鈴虫寺」バス停近くで、
バスが方向転換できるようにこの広さが必要なのです。
ここを直進すると、約100mで西芳寺(苔寺)です。
右(北)に曲がると、約50mで鈴虫寺で、
左(南)に曲がると、約100mで地蔵院です。

先ほどの場所から、30mほど西に進みました。
京都バスの「鈴虫寺」バス停です。
終点なので、バス停というよりターミナルです。

先ほどの分岐点から、左(南)を向きました。
このような石段があります。
今からこの石段を上り、看板通り地蔵院に向かいます。

石段を上り、まだ南に向かいます。
この細い道を進みます。もう少しだけ上り坂です。

上り坂の頂上に、きれいな桜が咲いていました。
あとは、この細い道が下り坂になります。

まだ細い道です。
20mほど坂を下ると、右(西)に曲がる道がありました。
ここを曲がると、地蔵院です。

先ほどの写真から、右(西)を向きました。
カエデ並木の向こうに、地蔵院の山門が見えます。

地蔵院の山門です。
この先で拝観料500円を払って、中に入ります。

山門を抜けると、一面の竹です。
西芳寺は「苔寺」と言われていますが、
ここ地蔵院は「竹寺」と言われています。

地蔵院の境内は竹林だけでなく、
苔やカエデの木々もきれいです。
秋には絶景でしょうが、
自分はカエデは深緑もきれいだと思います。

細川頼之の記念碑です。細川頼之の功績が書いてあります。
細川頼之は幼少の足利義満を支え、
室町幕府の土台を足利義満とともに築いた人物です。

地蔵院の本堂です。
地蔵院は、細川頼之が宗鏡禅師に帰依して建立した臨済宗の禅寺です。
有力守護大名でもあった細川氏の庇護のもと
室町時代に隆盛を極めましたが、
応仁の乱で全焼後、一時荒廃しました。
この本堂は、1935年建築の新しいものです。

本堂の左わきです。
分かりにくいですが、ここに小さな地蔵さんがいらっしゃいました。

お地蔵さんの左に、細川頼之と宗鏡禅師のお墓がありました。
ここは、細川頼之の菩提寺でもあります。

本堂の右にいらした末社の一つ出世稲荷の祠です。
ここもお参りしました。

さらにその右に、方状がありました。
最初の受付で追加料金を払うと、ここで抹茶が飲めます。
方丈庭園は禅寺最大のお楽しみの一つですが、
ここの方丈庭園は、東福寺や青蓮院と並んで自分のお気に入りです。
あまり強い日差しが入ってこないので、
秋冬よりも初夏がいいですね。(庭園は撮影不可でした)

方丈から外に出たところです。向こうに、本堂が見えます。
ここを進み、もと来た道を戻ります。

本堂の前で、山門の方を向きました。
こちらから見ると、一面の竹林です。
この来た道を戻ります。

山門の前まで来ました。ここから地蔵院を出ます。
今回は、ここまでです。
~次回は鈴虫寺に行きます~
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