第44回 天龍寺のツツジ~前編~

10日ぶりの渡月小橋です。今からここを渡り、天龍寺に向かいます。
5月半ばに入り、ツツジの花が満開でした。
撮影日は、2012年5月13日日曜日の正午。
ぽかぽか陽気の初夏の日です。

先ほどの写真から、北に向かって大堰川(桂川)を渡っています。
渡月「小橋」というだけあって、
ここはすぐに渡りきってしまいます。
ちなみに、この辺りで「西京区嵐山」から
「右京区嵯峨野」に入ってきます。
その先は中州になっていて、茶店が立ち並んでいます。

今度は、反対側(東側)の中洲を見ています。
松林より向こうは中洲が約1kmほど長細くなっていて、
桜やカエデが並ぶ公園になっています。
この日もここでくつろいでいる方が、多くいらっしゃいました。

中洲の真ん中から、渡月橋の方を見ています。
平たんなので、ここから見ているとどこから橋なのかわかりませんね。

では、中州からいよいよ渡月橋を渡ります。

渡月橋を渡っています。
桂川(大堰川)に架かる橋は、普通は渋滞がひどいのですが、
ここはそれほど渋滞しません。
その代わり、観光客がたくさんいらっしゃいます。

渡月橋から上流の方を見ています。嵐山や岩田山が向こうに見えます。
ボートや小舟がたくさん出ていて、
遊覧を楽しんでいらっしゃるようですね。
この写真をクリックすると、拡大されます。

渡月橋もだいぶ渡ってきました。
もうすぐ向こう岸に着きます。

渡月橋を渡り切りました。
この渡月橋から北に向かう道が、
この辺りのメインストリートです。
東西に交差する道は、三条通です。
この三条通にも、いろいろ土産物屋さんが並んでいます。

三条通との交差点の信号を渡り、北に進みました。
交差点の北西角に、茶店がありました。
ここは桜餅が有名なのですが、
この日も満員で、入るのをあきらめました。

その茶店の所に、このような看板がありました。
前回ブログで出てきた阪急電車以外にも
この辺りにはいろいろ電車の路線があります。
(それだけここは、京都市街地から遠いのです)

三条通から別れて、まだまだ北上します。
この辺りも、土産物屋さんや飲食店が軒を並べます。
(しかも、結構名店が多いです)
11系の市バスが、北上しています。
この辺りのバスは京都駅からの路線ではなく、
四条烏丸あたりから出ているものですね。

交差点から100mほど北に進みました。
ここは、美空ひばり記念館です。
結構人気があるようで、たくさんの方が入っていきました。

美空ひばり記念館の北側に、お地蔵さんがいらっしゃいました。
その隣に、京都市の掲示板があります。
こういう観光地に掲示板があるのは珍しいです。

さらに50mほど北に進みました。
右(東)側に京福電車(嵐電)の「嵐山」駅が見えてきました。

駅ビルの中に、「嵐山」駅の改札口が見えます。
ここから、北野白梅町方面と四条大宮方面に
電車が出ています。

京福電車「嵐山」駅の向かいに
天龍寺の入り口が見えてきました。

天龍寺は、さまざまな花が植えられており、
それぞれの季節にきれいに咲いています。
今は、境内一面にツツジが咲いていました。

ツツジはずっと駐車場の方まで咲いていました。
ただここからではなく、
もう少し北の門から天龍寺に入ります。

先ほどの場所から20mほど北に
天龍寺の総門がありました。
ここから天龍寺の中に入ります。

天龍寺の総門をくぐり、西を向いています。
この先の中門から中に入りますが、その前に……

駐車場の中に入ります。ここに勅使門がありました。
かつての正門ですね。

勅使門の反対側です。
こちらの方も、一面のツツジが咲き誇っています。

では、いよいよ中門をくぐり
天龍寺の法堂や方丈がある西の方に向かいます。
ただし、その前に末寺巡りが先です。

中門をくぐりました。この石畳沿いに西に進みます。
辺りにはカエデや松の低木があり、左(南)側は前庭になっています。
向こうに見える岩田山や嵐山が借景になっています。
絶景ではあるのですが……周辺の自動車で台無しです。

天龍寺前庭の池です。ツツジはきれいなのですが、
池の中のハスが枯れていて、いろいろ残念です。
では、東から順に末寺参りです。

最初の末寺は、弘源寺です。
門を入ったところに、毘沙門天像を安置したお堂があります。
その奥の本堂へは500円払うと入れますが、
900円払えば宝厳院にも入れます。
さらに500円払うと、抹茶が飲めます。
ここには枯山水の見事な庭があります。
普通は正面から見るのが最高なのですが、
この寺院の場合は、端のトイレの前から見るのが絶景です。
向こうに見える岩田山とか嵐山の風景と一緒に見るがいいのです。

弘源寺の西隣には、弁財天を祭った神社がありました。
ここも参拝しました。

その西隣の末寺は、土塀がきれいでした。
この辺りの低木は、ほとんどがカエデです。
春のツツジもいいですが、
秋にもここは紅葉に染まって絶景になるでしょう。

さらに西隣の末寺です。ここは、松嚴寺です。
この中に入ってみます。

松厳寺の境内です。一面のカエデです。
まだ青葉ですが、これでも十分絶景です。
写真をクリックすると、拡大されます。

その西隣に、末社の一つ護国神社がありました。
こちらも、カエデに囲まれています。

護国神社の東隣に、
第二次世界大戦直後にロシアに抑留された
日本兵の慰霊碑があります。

護国神社から出てきました。
いよいよ天龍寺の法堂と方丈に向かいます。
ただ紙面もなくなってきたため、
ここからは次回とします。