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第114回 高瀬川 正面公園の桜~前編~

関東や大阪ではもう桜は満開のようですが、
京都の花見シーズンはずっと先です。
ようやく3分咲きといったところでしょうか。

今回訪れる正面公園は、普通の児童公園です。
ただ、観光地ではありませんが
高瀬川沿いの桜並木と相まって知る人ぞ知る絶景になります。
では、先ずは京阪電鉄「七条」駅から始めます。


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こちらは、京阪電鉄「七条」駅です。
ちなみに、京阪電鉄は「七条」駅以北は地下鉄になります。
先ずはここから200m北にある正面通を目指します。
撮影日は、2013年3月26日火曜日午後3時。
まだ少し肌寒い日が続きます。


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京阪電鉄「七条」駅は、他の駅と違い
三条方面と大阪方面で改札口や切符売り場が異なります。
ちなみに、こちらは北行きの三条方面の改札口と切符売り場です。
では、ここから上がり出口を目指します。


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エスカレーターを上がると、このようになっています。
ここから右(東)に進むと、
七条通に出て国立博物館や三十三間堂の前に出ます。
今回は、この細い道を北上して正面通近くで上に上がります。


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先ほどの場所から約100m北に進みました。
では、京阪電鉄「七条」駅5番出口から地上に上がります。


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地上に出ると、川端通の七条通と正面通の中間に出ます。
鴨川の東岸を通る道です。
この通りも、桜並木で知られています。
有名なのは祇園界隈の方ですが、
今出川通から塩小路通までこの桜並木は続いています。
(下鴨神社の辺りから、JRの高架付近です)


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川端通を北に歩いています。
鴨川に面している方の桜は、もう見頃です。
時折携帯電話などで写真を撮る方もいらっしゃいます。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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ただ、車道に面している方の桜並木はこんな感じです。
川の方は枝垂桜など比較的早く咲く品種が多く、
こちら側はソメイヨシノが中心になるせいでしょうか。


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京阪電鉄「七条」駅5番出口から川端通を北に約100m進むと、
鴨川に架かる橋が見えてきました。
あれが、正面通です。


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川端正面の交差点に来ました。
今は、川端通から正面通を東に向いています。
南側の「甘春堂」という和菓子屋は、
比較的テレビなどの露出が多いのでご存知の方も多いでしょう。
ここを東に向かうと、第6回ブログの道順になり
約200m先の豊国神社に行けます。


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ただ、今回向かう正面公園はここから西に約100mの地点にあります。
そのため、今回はこの正面橋から鴨川を渡ります。


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正面橋から鴨川を渡っています。
南側を見ると、ずっと向こうに七条通が見えます。
実は、川端通から鴨川の河川敷に下りられます。
そちらも遊歩道になっていて、この時期はなかなかの絶景になります。


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正面橋を半分くらい渡って、東の方を振り返りました。
分かりにくいのですが、この写真の中央に清水寺の多宝塔が見えます。
以前は結構の絶景だったのですが、
ゴチャゴチャ建ってきていろいろ台無しになってしまいました……


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今度は正面橋から西を向いています。
この辺りから、京都市東山区から京都市下京区になります。
では、このまま西に向かい正面通を進んでいきます。


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正面橋西詰めに、このように鐘楼が放置されていました。
ここは仏具屋さんですが、鐘楼も売っているのでしょうか?


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正面橋西詰めから正面通を西に向いています。
この橋を挟んだ正面通は、「正面通商店街」になります。
(第6回ブログでも紹介しています)
右(北)側の日用品のお店は閉まっていますが、
左(南)側の仏具屋さんや向こうに見える看板のお店は
全て営業中でした。(時計屋さん・洋品店・酒屋さんです)


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正面橋から正面通を約20m西に進みました。
二宮通との北西角にこのようなお店がありました。
「山ノ内任天堂」と書かれたカルタ屋さんです。
たぶんあの「任天堂」と関連があると思います。


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こちらは、「山ノ内任天堂」の向かいにいらしたお地蔵さんです。
(第6回ブログでも紹介しました)
今回も、賽銭を払ってお参りしました。
ちなみに、こちらの建物は正面通商店街の事務所です。


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さらにこちらは「山ノ内任天堂」の西隣にある
眼科の医療器具を紹介した博物館です。
ここは元々「奥澤眼科」という江戸時代から続くお医者さんでした。
ところが先代が亡くなると医院は南東に約1㎞の所に移転してしまい、
ここはこのような博物館になりました。
場所が移っても評判のいいお医者さんで、
花粉症の自分はとてもお世話になっています。


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正面通を二宮通から西に約30m移動しました。
三宮通との北西角に、このような民家がありました。
ここも、典型的な京町家ですね。
確かここは昔米屋さんだった記憶があるのですが、
はっきり覚えていません。


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その町家に、このような看板がありました。
ここは三宮通との角のはずなのですが、
「木屋町通東入」と書いてあります。


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正面通を三ノ宮通から西に約50m進みました。
いよいよ高瀬川沿いにやって来ました。
ちなみに、正面通は約100m先の河原町通で一旦途切れます。
ちょうど渉成園にぶつかるためで、
渉成園の西側で正面通は復活し、
そのまま東本願寺の辺りまで伸びています。
(詳しくは、第108回ブログを参照してください)


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高瀬川に架かる正面小橋の上から、南を向きました。
高瀬川沿いの桜の木は、川の上に枝をのばしています。
それが両側から伸びているため、この季節はこのようになります。
とは言え、ソメイヨシノはここもまだ咲いていませんので、
本格的に絶景になるのはもっと先のことですね。
この写真もクリックすると、拡大されます。


114-23.jpg
では、正面小橋の西隣にある正面公園に向かいます。
ここから見ても分かるように、
正面公園はすべり台などの遊戯具がある普通の児童公園です。


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公園の南側の入り口から入ると、この木が出迎えてくれます。
この桜の木は、そこそこ咲いています。
ただ、よく見ると半分くらいはまだつぼみですね。
ここの見ごろは、まだまだ先でしょうか。
この写真もクリックすると、拡大されます。


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さらに、高瀬川側の桜の木の枝をアップにしました。
まだまだ完全につぼみの状態です。
実は、この公園の桜の半分がこの状態でした。
見頃は4月に入ってからでしょうか?


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公園の南東にあるベンチに座って、砂場の方の桜の木を見ています。
この桜の木が散るとき、この砂場が桜の花びらで敷き詰められます。
それがなかなかの絶景なのですが、
4月の初旬にならないとみられないようですね。
この写真もクリックすると、拡大されます。


~2013年4月5日追記~
2013年4月4日木曜日に、再び正面公園を訪れました。
この下の写真は、その時の様子です。
ちょうど満開になっていました。
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今度はブランコ近くの桜の枝をアップにしてみました。
こうして見ると、ところどころまだつぼみが固いのが分かります。
よく見ると、何羽かかスズメがとまっています。
そう言えば、そのような声があちこちでしていました。
この写真もクリックすると、拡大されます。


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正面公園の北東角に、延命地蔵尊がいらっしゃいます。
こちらにも、お参りしました。
ここから見ると、藤棚も見えます。
ここは、藤の花も結構きれいです。


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今度は、正面公園公園を北側から撮りました。
先ほどから撮影していたのは、シーソー横のベンチからでした。
では、南側から正面公園を出ます。


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正面公園を南側の入り口から出ました。
次は高瀬川西岸の西木屋町通を七条通方面に南下していきます。
ただ、それは次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、高瀬川沿いの木屋町通と西木屋町通を南下して、
京阪電鉄「七条」駅まで向かいます~

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第115回 高瀬川 正面公園の桜~後編~

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正面公園の南側の入り口から南東にある正面小橋を見ています。
今回はこの橋が架かる高瀬川沿いを南下し、
京阪電鉄「七条」駅まで歩いていきます。
撮影日は2013年3月26日火曜日午後3時半。
ポカポカした穏やかな日でした。


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先ほどの写真から約5m移動して、
正面小橋から西木屋町通を南に向いています。
(ちなみに、高瀬川東岸が木屋町通、西岸が西木屋町通です)
今から、こちらの道を進みます。


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西木屋町通を正面通から10m進みました。
高瀬川東岸の桜が大きくて目立ちますね。
その北隣には、別の木が花を咲かせています。
(たぶんボケだと思うのですが、自信はありません)
この辺は桜と一緒に、別の花もたくさん咲いています。
この写真はクリックすると、拡大されます。


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高瀬川西岸の大きな桜の木には、このような札が付いていました。
たぶん近所の小学生が、授業の一環で付けたのだと思います。
(この木はまだまだつぼみでしたが……)


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正面通から15m南に行ったところに、鉄製の橋が架かっていました。
実はここには久しぶりに来たのですが、
前に見たときは、この橋はもっとボロボロでした。
錆びてきたので、付け替えられたのでしょうか?


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鉄製の橋の辺りから、西木屋町通を南に向いています。
よく見ると、この辺りは桜以外の木の方がたくさんあります。
自分が子供のころは柳が多かったのですが、
今は本当にいろいろな木が並んでいますね。


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この辺りに、お地蔵さんがいらっしゃいました。
実は、この辺りにはたくさんいらっしゃいます。
(とは言っても、一つの町内に一体ですが)


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今度は西木屋町通側の桜が咲いていました。
幹には、「桜の一種」と書かれた札が付いていました。
(ソメイヨシノではないようです)
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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正面通から、西木屋町通を南に約100m進みました。
ちょうどこの辺りが、正面通と七条通との中間点になります。
木屋町通側の桜の隣に、棕櫚の木があります。
(木屋町通には、意外とたくさんあります)
西木屋町通側の黄色い花は、レンギョウですね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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先ほどの写真から、南に10mほど進みました。
また、高瀬川に小さな橋が架かります。
ここも自分が子供のころはもっとごつごつした石の橋だったのですが、
いつの間にかこんなにオシャレになっていました。
橋のたもとの花は、たぶんツバキです。


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もう片方の橋のたもとには、橋の名が書いてありました。
たぶん以前の橋も同じ名前だったのでしょうが、
昔はこの橋に名前があること自体知りませんでした。


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昭和橋から高瀬川を北に向いています。
先ほどのレンギョウが見えます。
その100mほど先に、初めの方で紹介した鉄製の橋が見えます。


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今度は、南を向きました。
桜の向こうに見える背の高いビルは、七条通にあります。


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昭和橋を渡って、高瀬川東岸の木屋町通を南に向いています。
今度はこちら側を歩きます。


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昭和橋から約30m南に移動しました。
木屋町通に、柑橘系の果実がなった木があります。
その向こうに、「高瀬保育園」が見えます。
ちなみに、このブログの初めの方に
「この先保育園あり」
と書いた看板があったのは、このためです。


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こちらは、この辺りにいらっしゃったお地蔵さんです。
川越しに、即現寺が見えます。
この即現寺が、「高瀬保育園」を経営しています。


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お地蔵さんの前から、木屋町通を南に向いています。
いよいよ七条通に着きました。


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高瀬川に架かる正面小橋の上から北を向いています。
このずっと向こうに、先ほどの昭和橋が見えます。


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今度は、南を向きました。
車道を越えて、あと少しだけ桜並木が続きます。
(約50m先で、木屋町通は終わります)


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七条小橋から、七条通を西に向いています。
この少し先に、河原町通との交差点が見えます。
第6回ブログで通った道ですね。


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今度は、七条通を東に向きました。
京阪電鉄「七条」駅まで、あと少しです。
次は、こちらに向かいます。


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七条小橋から、七条通を東に約50m進みました。
三宮通との北西角に、「猪間製粉」があります。
こちらは自分が産まれる前からあるお店で、
豆や様々な粉を売っています。
自分が作る菓子の材料も、何品かここで手に入れています。


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そして、南東角の「中島商店」も古いお店です。
こちらは一応八百屋なのですが、自家製のお惣菜が結構人気です。


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七条三宮の交差点から、南を向いています。
ただし、三宮通は七条通以南になると「須原通」なります。
七条通から約50m南に、赤い鳥居が見えます。
今から、そちらに向かいます。


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その赤い鳥居前に来ました。
市営住宅の前に、「三ツ梅稲荷」の小さな社があります。
こちらは、創始や来歴が全く分かっていません。
確かこの市営住宅が建つ前からここにあったと思います。
(そのころは、ここは藪に囲まれていました)
「稲荷」と書いてあるので、
昔ここで何か事件があったのかもしれません。
(詳しくは、第108回ブログの「菊姫稲荷」の辺りに書きました)
いずれにしろ、ここは近所の人からは厚い信仰を集めています。


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七条通まで戻って、東を向いています。
ここは、「中島商店」の店先になります。
ここから鴨川の方を目指します。


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須原通から、東へ約30m進みました。
鴨川西岸に、「松明殿稲荷神社」があります。
こちらの方も、参拝します。


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神社に入ってすぐに、手水舎がありました。
こちらは、仏師でもある木喰(もくじき)が寄贈したそうです。


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境内に、お地蔵さんがいらっしゃいました。
こちらも、参拝しました。


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更に、奥には末社の八幡宮がいらっしゃいました。
こちらも、参拝しました。

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そして、こちらが「松明殿稲荷神社」の本殿です。
ここは948年創始された伏見稲荷大社の境内末社です。
大己貴命や猿田彦などが御祭神で、
宇迦御魂神(伏見稲荷大社の祭神)は
ついでに名前が載っている程度です。
なぜか天智天皇と大友皇子の像が安置されています。
ただ、毎年5月3日の「稲荷祭り」ではかなり重要な位置を占めます。
元々はもっと西の方にあったのですが、
たびたびの戦乱による被災でここに移ってきました。


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「松明殿稲荷神社」から、七条通を東に向きました。
目の前に、「七条大橋」があります。
ここから、鴨川を渡ります。


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七条大橋を半ばまで渡りました。
この辺りで、京都市下京区から京都市東山区になります。


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七条大橋を渡り、七条川端の交差点にまで来ました。
目の前に京阪電鉄「七条」駅へ降りる階段がありますが、
このまま七条通を東に約300m進めば、三十三間堂に到着します。


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では、ここから階段を下りて京阪電鉄で帰宅します。
今回は、ここまでです。

~次回は、山科の琵琶湖疏水端の遊歩道に向かいます。
そろそろこちらの桜も、見頃でしょう~

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第116回 諸羽神社から疏水端へ~山科桜散策~その1

京都に桜の名所は数あれど、
山科の琵琶湖疏水遊歩道は地元民中心の観光地です。
山科の代表的な神社仏閣のいくつかがここに集中していたり、
他にもいろいろな花が咲いていたり、
本当は結構面白いところなんですが……

そういう訳で、今回から数回にわたってこの遊歩道を紹介します。
第79回ブログ第80回ブログを参考にしてください。
では、始まり始まり。


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第83回ブログ以来のJR「山科」駅です。
今ちょうど駅ホームから北を向いています。
これから行く琵琶湖疏水の遊歩道は、向こうにある山の方の方角です。
今回は、駅近くの諸羽神社に寄ってから遊歩道に向かいます。
撮影日は、2013年3月31日日曜日午後2時。
ここから地下鉄「御陵」駅まで、約4㎞の行程です。


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駅看板から東(滋賀県側)を向きました。
先ずはこの階段を下りて、改札口を目指します。


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JR「山科」駅の改札を出ました。
目の前に京阪電鉄京津線「山科」駅が見えます。
ここから左(東)を向きます。


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先ほどの地点から、東を向きました。
こちらは駅前ロータリーになっています。
枝垂桜も、ちょうど見ごろのようです。


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今度は、駅ロータリーを北に向きました。
駅ロータリーを囲むようにテナントビルがありますが、
よく見ると「TSUTAYA」と「STAR BUCK」の間に空洞があって、
その先にトンネルがあります。
ここから、JR「山科」駅の北側に出られます。


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トンネルは、JR「山科」駅の下をくぐっています。
このトンネルを北へ約50m進むと階段があり、
ここを上ると駅の北側に出ます。


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階段を上がり、JR「山科」駅の北側に出ました。
こちらは一転住宅街になっています。


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石段を上がったところから、右(東)を向きました。
今から、ここを進んでいきます。
少し先を歩いている方がだいぶいらっしゃるのですが、
同じ目的地でしょうか?


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JR「山科」駅に通じるトンネルから、約100m東に進みました。
向こうに見えるコンクリートの塀の上に、JRの線路があります。
この道をさらに進みます。


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トンネルから東に約200m進みました。
JRの高架をくぐるように、南北の道が姿を現しました。


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その交差点で、左(北)を向きました。
この急な坂道の方に、他の方の大半が歩いて行かれます。
実は、毘沙門堂に直進するならここが近道です。
自分は遊歩道を端から回るので、もう少し東の方に進みます。


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こちらが、JRの線路沿いを東に進む道です。
こちらの方に来られる方は、ほとんどいらっしゃいません。
こちらも結構見どころがあるのですが……


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先ほどの交差点から、東にさらに約100m進みました。
ここでこの道は突き当りになり、南北の道とのT字路になります。


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そのT字路で左(北)を向きました。すると、一転風景が変わります。
約100m先に、石製の鳥居が見えます。
次は、そちらの方に向かいます。


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先ほどのT字路から約50m北に進みました。
桜の木のもとに大きな石灯籠がありました。
では、この先の諸羽神社に向かいます。


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鳥居をくぐると、狛犬と手水舎が出迎えてくれます。
狛犬の足許に凧が引っかかっているのは、なぜでしょうか?


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そして、こちらが拝殿越しの諸羽神社本殿です。
ここの御祭神は、天児八根命(あまのこやねのみこと)と
天太玉命(あまのふとだまのみこと)の2柱です。
この2神が天孫降臨の際、
対の羽のように付き従っていたことからこの神社の名前が付きました。
平安時代初期に造営された神社ですが、
それ以前から土地神としてこの周辺住民の信仰を集めていました。


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本殿周辺にたくさんの末社があります。
次はそちらにお参りします。
先ず、こちらは御神木の切り株です。
そして、切り株自体が末社になっています。


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切り株の北側(本殿の西側)に、石製の鳥居があります。
他の末社には、こちらから進みます。


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こちらは、諸羽神社の北西角です。
井戸を挟んで大きな岩が並んでいます。
左側の平たい岩は、「琵琶石」と言って
人康親王が琵琶を練習したとされる場所です。
人康親王は、「琵琶法師の祖」と言われています。
右側の大きな岩が「磐座」です。
この岩自体が神様のご神体です。


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そして、「磐座」の東隣りに八幡社と稲荷社が並んでおられます。
こちらにも参拝しました。


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では、諸羽神社から出ます。
先ほどのT字路付近にJRの高架が見えますが、
そこまでは戻らずに石燈籠の付近まで進みます。


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実は石燈籠の手前に、左(東)の藪の中に通じる道があります。
ここが、今回の最大の目的琵琶湖疏水の遊歩道への入り口です。


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藪の中に入ると、このように蛇行した石段の上りが続きます。
まるで、「アプト式」線路のようですね。
とりあえず、この頂上を目指します。


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石段を30mほど上ると、このように風景が一変します。
ここは、桜並木が続く公園です。
この日は日曜日で、周囲にはたくさんの方がいらっしゃいます。
そして、ここが琵琶湖遊歩道の東の端ということになります。
この写真は、クリックすれば拡大できます。


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桜の木の枝をアップにしました。
残念ながら、まだ満開ではありません。(7分咲きでしょうか?)
見頃はもう数日後でしょうか?


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それでも、この日は結構の方がいらっしゃいました。
ただ、この方々の大半は観光客ではありません。
ほとんどが、この近辺の方々です。
前述のとおり、この辺りは山科区民の憩いの場になっています。
ですから、すべり台など公園の遊具で遊んでいる子供や
ゴザを広げて幸楽を楽しむ家族連れが大半でした。


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桜並木の公園から、南西を向きました。
眼下に、JR「山科」駅のホームが見えます。
ちょうど京都行きの電車が入ってきました。
今回のブログでは、この距離だけ歩いてきたことになります。


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では、遊具で遊ぶ子供を右手に見ながら
さらに北北西に進んでいきます。
ここから、山科の琵琶湖疏水遊歩道が始まります。


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公園より北北西に進むと、急に道が細くなります。
そして、桜並木が一時的に途切れます。
この状態が、約100m続きます。


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公園から北北西に約100m進みました。
急に辺りが開けて、また桜並木が復活しました。


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そして、この辺りでこの先ら並木の道が琵琶湖疏水と合流します。
いよいよ「琵琶湖疏水の桜遊歩道」らしくなってきました。
この写真も、クリックすると拡大されます。


116-33.jpg
先ほどの写真の位置で、東を向きました。
このトンネルから、琵琶湖疏水が流れ出ています。
琵琶湖疏水は、滋賀県の琵琶湖の水を京都市街地に運ぶ運河です。
かつては物流に利用さていて、
今も水道水や発電に利用されています。
(第76回ブログを参考にしてください)
この疏水は、いったん山科区四宮でトンネルを抜けてから
またすぐにトンネルに入りここに出てきました。


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桜並木の遊歩道が琵琶湖疏水と合流してから、約50m進みました。
この辺りになると、だんだんと遠くから来られた方も増えます。
この辺りの桜の枝は、琵琶湖疏水の上まで張り出しています。
前回ブログでも思ったのですが、
桜は川に張り出す姿が美しいですね。
この写真もクリックすれば拡大されます。


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先ほどの写真より、さらに50m進みました。
琵琶湖疏水桜遊歩道もだんだん左にカーブしてきて、
進路も北北西から真西に変わりつつあります。
この辺りで道幅が広がり、
休憩できるベンチなどが並ぶようになります。
急にいい匂いがしたのですが、
その先のテーブルで(ベンチが囲むように設置されています)
近隣住民らしき方々が焼肉を始めていました。
10人くらいいらしたでしょうか?


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その焼肉をされているテーブルの真横付近から、
琵琶湖疏水遊歩道を西に向いて撮りました。
この辺りから、沿道に菜の花が咲いています。
よく見ると、防護ネットが取り付けてあります。


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さらに50mほど進みました。
桜並木と菜の花が相まって、とても幻想的です。
この写真は、クリックすると拡大されます。

ただ、最近この菜の花を近くの鹿が食べに来るそうです。
次回ブログで出てくる「縮緬山椒屋」の女将さんは、
「こんなこと今年が初めてです」
とおっしゃっていました。
それが、この防護ネットの理由らしいです。
まぁ、菜の花は人間が食べてもおいしいですからね。


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そして、この辺りで琵琶湖疏水は橋とぶつかります。
自動車2台分の幅の道と、ここで交差します。


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目の前で交差する道は、
JR「山科」駅近くから大半の方が曲がられた道です。
もしそこで曲がっていいれば、
今回ブログ1回分がショートカットされます。
ですから、左(南)に行けばJR「山科」駅前に出られます。
また、右(北)に行けば約500m先に毘沙門堂があります。
ここから遊歩道から少し外れて毘沙門堂に向かいますが、
それは次回とします。

今回は、ここまでです。

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第117回 毘沙門堂 枝垂桜~山科桜散策その2~

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山科の桜遊歩道の最東端から約200m進み、
最初の交差点に来ました。
遊歩道自体はこの真っ直ぐ進むことになるのですが、
今回はこの道を右(北)に曲がり、
山の中にある毘沙門堂と雙林寺(そうりんじ)に寄ります。
撮影日は、2013年3月31日日曜日午後2時半。
この日は、まだまだ満開ではありませんでした。


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先ほどの交差点から、左(南)を向きました。
桜の向こうは急な下り坂になり、
そこを進むとJR「山科」駅の北側に出ます。


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今度は右(北)を向きました。
橋を渡らずに左(西)へ進むと、桜遊歩道が続きます。
橋を渡ってこのまま真っ直ぐ北に進むと、
約500m先に毘沙門堂の山門が現れます。


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琵琶湖疏水の橋を渡りました。
では、この道を北に向かい毘沙門堂を目指します。


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琵琶湖疏水の橋から、北に約200m進みました。
この緩やかな上り坂を人と自動車がたくさん上っていきます。
休日ということもあって、のどかな風景ですね。


117-6.jpg
さらに北に150mほど進みました。
右(西)側に、臨済宗大徳寺派瑞光院が見えました。
こちらは、「忠臣蔵」所縁の寺院です。
浅野内匠頭の妻亜久里(あぐり)の親類が和尚だったこともあり、
浅野内匠頭の供養塔があります。
また、大石内蔵助など「赤穂浪士」の遺髪もここに納められています。


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瑞光院の中には入れませんので、ここから参拝します。
また境内の北側に「浅野稲荷神社」があります。
やはりここも、無念の死を遂げた人物の供養のために
稲荷神社が建立されています。


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瑞光院の前から、北を向いています。
桜並木の向こうで、この道は終わっています。


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瑞光院から北に約100m進みました。
この桜並木を過ぎれば、もう毘沙門堂です。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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さらに50mほど北に進みました。
いよいよ毘沙門堂に入っていきます。


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先ほどの写真から少し西にずれると、急な石段が現れます。
左右にいらっしゃるお地蔵さんの祠にお参りした後、
この石段を上っていきます。


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何とか石段を上り切りました。結構疲れました……
では、この仁王門をくぐって、毘沙門堂境内に入っていきます。


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……と、その前に仁王門を観察します。
こちらは、右側の「阿形」の仁王さんです。


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そして、こちらは「吽形」の仁王さんです。
力強い感じがしますね。


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仁王門をくぐってすぐ右(東)側に手水舎がありました。
よく見ると、手水に椿が浮かんでいました。
この毘沙門堂は桜だけでなく、椿でも有名です。


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手水舎北側にお堂があり、手前の枝垂桜が見事です。
ただ、ここはまだまだつぼみが固い状態でした。


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仁王門の正面に、本堂があります。
では、こちらに参拝します。



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天台宗毘沙門堂の本堂です。
ご本尊の毘沙門天(伝:最澄作)もこちらにいらっしゃいますが、
ここから先は撮影不可です。

毘沙門堂はもともと大内裏の北側にありました。
それが応仁の乱などにより何度か焼失して、
江戸時代初期に天海大僧正によってこの地に移転してきました。
今では、春の桜、秋の紅葉、さらに初寅の日に
ここは参拝者で賑わうようになりました。


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こちらは、本堂西側にいらした末社の祠です。
椿の花がきれいに並べられていたのですが、
何か謂れがあるのでしょうか?


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今度は、本堂から西側に抜けていきます。
すると、目の前に庫裏が現れました。


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そして、この毘沙門堂の象徴でもある枝垂桜は、
この庫裏の前にあります。
この日(2013年3月31日)で、7分咲きというところでしょうか?
ホームページで調べたところ、
1週間後の4月7日現在、まだ満開ではないようです。
(山間部は、市街地よりも桜が遅れています)
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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枝垂桜の前で、西を向いています。
(写真の親子は、枝垂桜を指さしています)
では、この庫裏の西側から毘沙門堂を出ます。


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毘沙門堂を出ると、すぐに茶店がありました。
こちらは団子などの茶菓子以外にも、
花見弁当なども売っていました。
ただ、今回すでに弁当を持ってきているので、
ここは立ち去ります。
(次回来た時に寄ることにします)


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茶店の西側に、南に進む急な下り坂がありました。
ここから一気に下れば、すぐに先ほどの瑞光院の前に出られます。
ただ、向こうに見える枝垂桜の先(西)に、
雙林寺(そうりんじ)に通じる道があります。
今回は、そちらに向かいます。


117-26.jpg
枝垂桜の西側は、完全な山道になっています。
では、この竹林の中の道を延々西に進みます。


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竹林はすぐに藪になり、山道は急な下り坂になります。
この照葉樹林の先に、小さな寺院の山門が見えます。
それが次の目的地です。


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下り坂を西に進み、天台宗雙林寺の山門に着きました。
この辺では、「山科聖天」と呼ばれています。


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山門を入ってすぐの右(北)側に、「聖天堂」が建っています。
この寺院は毘沙門堂の末寺で、
毘沙門堂が山科に移転した時に一緒にここに移転しました。
ただ、この「聖天堂」は明治元年(1868年)建立です。
ここには、70体近くの聖天像が合祀されています。

ちなみに、「聖天」とは「歓喜天」のことです。
詳しくは、こちらをクリックしてください。


117-30.jpg
そして、山門からそのまま西に進めば
この不動堂で突き当ります。
こちらは、文字通り不動明王をお祭しています。
比叡山延暦寺の僧侶が護摩焚祈祷を行うので、
このお堂内部は、それに耐えられるように作られています。


117-31.jpg
それでは、この雙林寺を出ます。
ちなみに、この左側が聖天堂です。


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雙林寺の山門を通り抜けました。
この石段を下りずに左に行けば先ほどの山道に行けますが、
今回は石段を下り鳥居をくぐります。


117-33.jpg
鳥居をくぐると、2車線ほどのアスファルトの山道になります。
道の周囲は、一面の杉林です……
花粉症にとっては、ちょっと精神的につらいです。
(スギ花粉の時期が過ぎても、花粉症が治らないので……)
その向こうに、小川が見えます。
こちらは、山科盆地を南北に貫く安祥寺川の源流です。


117-34.jpg
アスファルト製の山道をえんえん下っています。
左は崖になっていて、その上は先ほどの山道になります。
右側は安祥寺川になっていて、
この道は安祥寺川に沿って続いています。


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雙林寺から、山道を約200m下りてきました。
この辺で道は平坦になって、安祥寺川とも別れます。


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さらに100mほど進みました。
ここで毘沙門堂の入り口の前に戻り、
琵琶湖疏水の桜遊歩道に続く南北を貫く道と合流します。


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毘沙門堂の入り口から、今度は南に向いています。
桜並木を通り過ぎ、この緩やかな坂道を下っていきます。
この写真も、クリックすれば拡大できます。


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桜並木を通り過ぎました。
また、右(西)側に臨済宗大徳寺派瑞光院が見えてきました。
今度は、このまま通り過ぎます。


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瑞光院から、南に約200m進みました。
相変わらず、人も自動車もよく通ります。
左(東)側に小さな看板が見えますが、
民家の中に「縮緬山椒屋さん」がありました。
少し女将さんと話し込んだ後
(前回ブログ参照
結局しいたけ昆布を買いました。


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ようやく今回ブログの最初に出てきた橋に戻ってきました。
ここからは、この琵琶湖疏水沿いに西に進んでいくわけですが、
それは次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、琵琶湖疏水桜遊歩道を西に進み、
安祥寺や護国寺方面を散策します~

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第118回 安祥寺を越えて~山科桜散策~その3

117-40.jpg
毘沙門堂から南に約500m進み、
琵琶湖疏水桜遊歩道まで戻ってきました。
相変わらず、桜並木がえんえん続いています。
今回は、ここから琵琶湖疏水を西へ
安祥寺よりもさらにその先に進もうと思います。
撮影日は、2013年3月31日日曜日午後3時半。
ここからが長いのです。


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琵琶湖疏水の橋の上から、東を向きました。
こちらは、第116回ブログで通った道です。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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そして、こちらがこれから進む西側の道です。
今から琵琶湖疏水の北側を進みます。


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こちらも、疏水沿いに菜の花が満開です。
こちら側は鹿の被害がないのか、
防護ネットが設置されていません。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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先ほどの写真に写っていた橋を通り過ぎました。
この辺りから、急に左(南)に大きくカーブします。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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毘沙門堂に続く道から、琵琶湖疏水沿いを約100m進みました。
この辺りで、右(北)側から流れてきた川と琵琶湖疏水が交差します。
琵琶湖疏水が橋の上に乗り、右側の川が琵琶湖疏水の下を流れます。


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右(北)側の川の方に向きました。
この川は、前回ブログで登場した安祥寺川です。
安祥寺川の方から犬を連れた方が来られました。
実は、この犬はとても人懐こくて
自分もこの辺を撮影しながらこの犬と結構じゃれ合いました。


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写真には写っていませんが、この右手に先ほどの犬がいます。
この辺りから、さらに大きく左(南)にカーブします。


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安祥寺川から西に約100m進みました。
こちらは、京都府立洛東高校です。
この高校の校門で、琵琶湖疏水北側の道が途切れます。
そのため、ここからは橋を渡って南側の遊歩道を進みます。


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京都府立洛東高校の前の橋から、西を向いています。
更に、こちらを進んでいきます。


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橋を渡ると、まっすぐ南に進む道が現れます。
ここをそのまま進むと、JR「山科」駅にたどり着きます。
この周囲が京都市立安朱小学校のため、結構賑やかでした。
(少年野球でもしていたのでしょうか?)
人懐っこい犬とも、ここでお別れです。


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では、琵琶湖疏水の南側の遊歩道を進んでいきますが、
この辺りはベンチが集中しています。


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そういう訳で、ここで少々遅い昼食を摂ります。
(この時点で午後3時45分)
この辺は飲食店もないので、
JR「京都」駅前の「デパ地下」で弁当を買っていました。


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いろいろおいしそうな仕出し弁当があったのですが、
なぜかこれを買ってしまいました。
まぁ、背の青い魚は大好物ですし……


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中は、このようになっています。
しっかり昆布で巻くのが、鯖寿司の王道ですね。
昆布のとろみと鯖の甘酸っぱさが絶妙でした。
祇園の本店では、これで2人前くらいです。
ですから、かなり満腹になってしましました。


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バッテラ(鯖寿司)を食べながら見ていた風景です。
本当はもう少し川沿いが綺麗なのですが、
そちらは先約済みなので座れませんでした。
(読書中の女性がいらっしゃいました)


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また、本当はこの「桜餅のタルト」も持っていく予定でした。
ただ、時間がなくて出発時間までに作れませんでした。


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そういう訳で、家に帰ってからこのタルトを作り直しました。
せっかく作ったので、ここに載せます。
タルトの下の部分は、もち米を炊いて砂糖で味付けしています。
着色は、桜の花びらを煮込んで行いました。
上の部分は、ココナッツパウダーを焼きました。


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そして、食事を終えて先へと進みます。


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京都府立洛東高校から、約200m進みました。
この辺りで、右にカーブしてまた真西に進路をとります。


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途中にこのような看板がありました。
どうやら鹿だけでなく、猪も出るようですね。


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進路が真西になった途端に、また橋が現れました。
ちょっと、この橋を渡ってみます。


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北を向いて、その橋を渡っています。
橋の先に、大きな寺院が見えます。
今からそちらに向かいます。


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こちらは、真言宗吉祥山安祥寺です。
平安時代初期に、文徳天皇の母藤原順子により建立されました。
一時期は隆盛を極めましたが、その後衰退し
応仁の乱の戦災で一旦廃寺になりました。
江戸時代初期に再興しますが、
資金難から寺領の大半を毘沙門堂に売却するなど
その後も大きく栄えることなく現在に至っています。
(つまり、元々毘沙門堂周辺は安祥寺の境内でした)

この日(3月31日)は日曜日でしたが、
安祥寺は閉まっていて中に入れませんでした。


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橋の脇に、このような地図がありました。
これを見ると、まだまだ先があることが分かります。


118-26.jpg
安祥寺境内は山の上まで続きますが、そちらへは向かえません。
ただ左(西)に抜ける道があるので、そちらに向かいます。


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これがその抜け道です。
では、杉林(!)の向こうに進みます。


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この抜け道は、琵琶湖疏水の北側を並行して並んでいます。
(左手の藪越しに琵琶湖疏水が見えます)
緩やかな坂道を上ると、寺院の本堂が見えてきました。


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寺院の中に入ると少し広くなっており、
そこでこの抜け道も終わります。(全部で、約200mです)
「南妙法蓮華経」の石碑から、
ここが日蓮宗の寺院であることが分かります。


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こちらは、日蓮宗護国寺の本堂です。
そう言えば、第82回ブログでも護国寺が出てきました。
実は、この二つの寺院は結構近くにあります。
何か関係があるのでしょうか?


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では、護国寺を出ます。
抜け道を東に進み、いったん安祥寺の方に向かいます。


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護国寺から、安祥寺の前に戻っていきました。
次はこの橋を渡ります。


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安祥寺前の橋を渡っている途中です。
これから進む西の方を向いています。
北側の道はこの直後に途切れるので、ここからは南側の道を進みます。


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安祥寺前の橋から、約100m進みました。
ここまで西に進んできましたが、
この辺りから急に左にカーブして南南西に進路をとります。


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さらに南南西に約100m進みました。
左手にベンチがあり、ここでゆっくり休憩できそうです。
ただ、まだまだ道は長いのでここは先に進みます。


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安祥寺の前から、南南西に約400m進みました。
この辺りが、琵琶湖疏水桜遊歩道の最南端になります。
JRの線路も一番近くなるので、電車の音もはっきり聞こえます。
ここで琵琶湖疏水はV字状に折れ曲がり、
今度は北北西に進路をとります。


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琵琶湖疏水桜遊歩道最南端から約200m進み、
西南西の方を向いています。
ここから見下ろすと、
だんだんJRの線路が遠ざかっているのが分かります。
(線路はこのまま進むと、東山を越えて「京都」駅に着きます)
JRの線路の途中が高架になっていますが、
そこで三条通が交差しています。
第82回ブログの冒頭に当たります。


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琵琶湖疏水桜遊歩道最南端から、約500m進みました。
少し蛇行しているものの、北北西に進んでいます。
向こうの方に、コンクリート製の塀が見えます。
あの辺りが天智天皇陵の最北端に当たります。
第81回ブログで進んだように三条通から天皇陵に入れますが、
この辺の抜け道を南に進むことで、
ここからも天皇陵に行くこともできます。


118-39.jpg
先ほどの写真から、北北西に約200m進みました。
この辺りまで来ると、コンクリート製の塀が間近に迫っていきます。
この辺りで琵琶湖疏水は大きく左にカーブして、
今度は真西に進路をとります。


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更に、約200m西に進みました。
ずっと向こうに、第80回ブログに出てきた
本圀寺に通じる赤い橋が見えます。
ここから本圀寺に向かいますが、それは次回とします。

今回は、ここまでです。

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第119回 本圀寺 永興寺の桜~山科桜散策~その4

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こちらは前回最後の写真で、本圀寺に通じる赤い橋の前です。
今回は、山科桜遊歩道の最西端本圀寺と永興寺に寄り、
そのまま地下鉄「御陵」駅まで向かいます。
撮影日は、2013年3月31日午後4時半。
早くしないと、寺院が閉まってしまします。


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本圀寺への橋は、西から渡ることになります。
ですから、ここから回り込んで渡ります。


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そして、ここから渡ります。
ここは自動車が通れるくらいの幅があります。
実は、ここから西の道幅も自動車が通れるくらいになります。


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本圀寺へ通じる赤い橋を渡っています。
今は、東を向いています。
この角度は、第80回ブログの写真と同じです。
半年たつと、景色も変わります。


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そして、琵琶湖疏水桜遊歩道の上を通過します。
半年前にも書いたとおり、
遊歩道の北側からは本圀寺には行けません。


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で、半年前は悩んだ末にこの崖をよじ登りました。
蜘蛛の巣まみれになるは、途中で滑り落ちるは、
かなり悲惨でした……


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橋から北に約100m進みました。
加藤清正が寄進したこの赤い門をくぐり、本圀寺に入ります。


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赤い門をくぐると、周囲は桜一色でした。
半年前には気付かなかったのですが、
この寺院の木々はすべて桜のようです。


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寺務所と鐘楼にはさまれた人形塚周辺も、こんな感じです。
向こうはソメイヨシノではなく、八重桜のようです。
とりあえず、こちらにお参りします。


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そして、仁王門越しの本堂です。
この周辺は、枝垂桜並木が続いています。
日蓮宗本圀寺は、日蓮の住居跡が寺院化したものが
南北朝時代初期に京都に移転したものです。
(詳しくは、第80回ブログに書いてあります)
本当は、日蓮真筆の「立正安国論」など
国宝がゴロゴロしているスゴイ寺院なのですが、
この黄金ピカピカはどうしても自分の趣味ではありません。


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では、さっさとここを出ます。
この日は日曜日で桜シーズン真っ盛りだったのですが、
境内に人影は全然ありませんでした。


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加藤清正寄進の赤い門をくぐりました。
向こうの祠も半年前と変わりませんが、
あの時いたハトは、さすがにいません。


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そして南に進み、また赤い橋まで戻ってきました。
ここを渡り、先に進みます。


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赤い橋を渡っている途中で、今度は西を向きました。
今から、こちらの方を進みます。


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赤い橋を渡り切りました。
今度は、琵琶湖疏水桜遊歩道の南側を西に進みます。


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赤い橋から、遊歩道を西に約100m進みました。
ここにも小さな橋があり、今からここを渡ります。

南側に抜ける自動車がギリギリ通れるほどの道があります。
第80回ブログではここから地下鉄「御陵」駅に向かいましたが、
今回はもう少し西に進みます。


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その小さな橋を渡っている途中で、西を向きました。
今度は、遊歩道の北側を西に進みます。


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小さな橋を渡り切りました。
よく見ると、橋に名称が書いてあります。
「にほいはし」
そう読めますね。


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小さな橋を渡り、琵琶湖疏水桜遊歩道の北側を西に進んでいます。
また、桜並木が続きます。
この辺は第79回ブログでは半年前に通りました。
その時とは、華やかさがだいぶ違います。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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そして、この辺にもベンチが並びます。
人通りがまた多くなってきましたが、
こちらは自分のようにこの遊歩道を完全制覇された方々ではなく、
天智天皇陵から本圀寺・永興寺を回られた方々でしょう。
(実は、そういうコースも観光案内で設定されていました)
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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道の途中で、椿が綺麗に咲いていました。
そう言えば、半年前はこの家の壁に夕顔が咲いていました。


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小さな橋から、琵琶湖疏水桜遊歩道を西に約200m進みました。
いよいよ今回訪れる最後の寺院永興寺に着きました。
一見すると鉄門扉が閉まっているように見えますが……


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このように鉄門扉の脇が開いていて、
ここから自由に中に入れるようになっています。


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では、石段を上り「無量山永興寺」の中に入っていきます。
仏教に知識のある方なら一見浄土系の寺院に見えますが、
ここは曹洞宗の寺院です。


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そして、曹洞宗「無量山永興寺」の本堂です。
曹洞宗の開祖道元を荼毘に付した場所を寺院化したところです。
これより中には入れませんので、この周辺を散策します。


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本堂の西側に、末社の豊川稲荷神社がいらっしゃいます。
豊臣秀吉によって、愛知県の豊川稲荷神社がここに分社しました。
こちらのおじいさんと少し話し込んだのですが、
毎日のようにこちらにお参りされているそうです。


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そして、本堂前の庭園も桜が咲き誇っていました。
こちらも、半年前に来たときは桜の木とは気づきませんでした……


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こちらの枝垂桜の枝ぶりも見事でした。
ただ、撮影日の3月31日時点ではまだまだつぼみでした。


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では、こちらから永興寺を出ます。


119-30.jpg
永興寺の鉄門扉の前から、
南にある琵琶湖疏水桜遊歩道の方に向いています。
向こうに見事な桜の木がありますが、
その下で近所の方々が花見をされていました。
こちらも焼肉でしたが、最近は花見と言えば焼き肉なのでしょうか?


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この左手で、焼肉の花見が繰り広げられています。
目の前に、また琵琶湖疏水を渡る橋が見えます。
またまたこの橋を渡っていきます。


119-32.jpg
橋を渡っている途中で、琵琶湖疏水を西に向きました。
この少し先で、琵琶湖疏水はトンネルの中に入ってしまいます。
つまり、ここで琵琶湖疏水桜遊歩道は終わりです。
トンネルの上部に、井上馨元外務卿の碑文があります。
「仁は山を以って悦び  智は水の為に歓む」
というようなことを漢文で書いてあります。
(詳しくは、第79回ブログを参照してください)


119-33.jpg
橋を渡ると、さらに南側に急な坂道が現れます。
ここから琵琶湖疏水桜遊歩道と別れて南に進み、
地下鉄「御陵」駅に向かいます。


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急な坂道を上り切りました。ここから道は、南に急に曲がります。
(第79回ブログと正反対の道を進みます)


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先ほどの写真から、南に10mほどで突き当りです。
そこから東に約5mずれると、
南へ続く急な下り坂が姿を見せます。


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これが、その下り坂です。
約1km南に進み、この坂を下りきると地下鉄「御陵」駅前に出ます。


119-37.jpg
先ほどの写真から、約400m南に進みました。
ここから、山科盆地が一望できます。
あの下まで行くと、地下鉄の駅があります。


119-38.jpg
道の途中で、民家に梅の木がありました。
3月31日段階では、まだ咲いていました。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


119-39.jpg
そして、この坂を下り切りました。
目の前の大通りが三条通で、ここに地下鉄の駅があります。


119-40.jpg
三条通を渡り南側歩道まで進むと、
先ほどの写真に写っていたコンビニエンスストアの西隣に
地下鉄東西線「御陵」駅へ通じる階段があります。
一駅東に進めば、JR「山科」駅前に出ます。
また、西に進めば三条河原町などの繁華街にも進めます。
自分は、今回はJR「山科」駅の方に行って
そのまま京都駅に向かいました。

今回は、ここまでです。

~次回からは、また新しい道を延々進めます~

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第298回 鴨川沿い「桜のこみち」~七条桜散策~その1

2015年3月も押し迫り、いよいよ今年も桜の季節になりました。
今年の「京都桜散策」は、2か所回るつもりです。
1カ所目は、「塩小路編」で行った三十三間堂や智積院周辺です。
では、始まり、始まり。


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約1ケ月半ぶりの京都駅です。今シリーズの最寄駅です。
今回はここから東に進み、
三十三間堂に行く途中の鴨川沿いを散策します。
撮影日は、2015年3月30日月曜日午後0時48分。
桜の開花は、場所によりけりでした。


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京都駅中央北口を出ました。
目の前に、先月訪れた京都タワーが見えます。
手前は、駅北側の市バスターミナルですね。


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京都駅中央口から、東に進んでいます。
この辺りは、駅舎東端部の「京都劇場」の前です。
このまま塩小路を東に進んでいきます。


298-4.jpg
その辺りで、北を向きました。
タクシー乗り場に、この人だかりです。
駅前の客待ちタクシーは50台前後いるはずなのですが、
それを上回る乗客がいらっしゃるようでした。
ちなみに、この日は平日の月曜日です……
さすが、「観光シーズン」ですね。


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そして、この辺りで塩小路がせまくなります。
この先の東洞院通で、「京都駅前」が終わります。


298-6.jpg
先ほどの写真で居酒屋が入っていたルネッサンスビルの前で、
塩小路は東洞院通と交差します。
ここからは、塩小路は4車線の道になります。


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塩小路から、東洞院通を北に向いています。
この先にお蕎麦のおいしい「丸福食堂」があるのですが、
今回はそちらには寄りません。


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スクランブル交差点をしばらく待っていると、青信号になりました。
では、東洞院通を渡って塩小路を東に進みます。


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東洞院通から、塩小路を東に進みました。
ここで塩小路は、高倉通と交差します。


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塩小路から、高倉通を南に向いています。
手前に「新福菜館」が、奥に「第一旭総本店」が見えます。
どちらの京都でも屈指のラーメン店ですね。
「第一旭総本店」には第289回ブログで立ち寄りましたが、
既に10人以上の順番待ちです……
「高倉陸橋」の前に、かなりきれいな桜の木があります。
ただ、そちらはようやく開花したくらいですね。


298-11.jpg
では、ここで塩小路を北側に渡ります。
ちょっと、北側歩道に用があるもので……


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次は、高倉通から、塩小路を東に向いています。
今度はここを渡って、塩小路を東に進みます。


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第6回ブログでも紹介したとおり、
高瀬川は約10年前までここを流れていました。
今は、お好み焼き屋さんと中華料理屋さんになっています。
では、中華料理屋さんの「中光園」に立ち寄ります。
(「中華 美食店」と書かれた店です)


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実は朝から何も食べていなくて、ここに寄りました。
この先を急いでいるのですが、空腹には勝てません……
こちらは、中国人夫妻が経営されているお店です。
いろいろ迷って、酢豚のランチを頼みました。


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酢豚をアップにして、撮り直しました。
ポイントは、玉ねぎをあまり炒めすぎていないことです。
全然炒めていないと食べられませんが、
油でトロトロになってもダメですし……
その加減が絶妙でした。
さすがは、本国で資格を取られているだけはあります。

ここを出る際、ブログに載せる許可を取りました。
嫌々認められる店も多いのですが、
今回はかなり肯定的な反応をしてくださいました。
……まぁ、自分が常連であることが大きいのでしょうね。


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約30分で、「中光園」を出ました。
ここで東を向くと、目の前に河原町通との交差点があります。


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塩小路河原町交差点の南東角に、派出所があります。
ここを撮るのは3回目ですが、全体を撮るのは初めてですね。


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では、信号を変わりましたので河原町通を渡ります。
ここから、塩小路の道幅は半分の2車線になります。


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河原町通から、塩小路を約50m進みました。
ここに、10年くらい前に付け替えられた高瀬川が流れています。
ここは半分葉桜になっています。河津桜でしょうか?


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さらに塩小路を東に約50m進みました。
ここで、塩小路は須原通と交差します。


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こちらは、塩小路須原交差点北西角の駄菓子屋「かどや」です。
第289回ブログで「もう潰れた」かのような記事を載せました。
しかし、これはどう見ても開店しています。
……自分の勘違いです。どうも、すみません。


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塩小路から、須原通を北に向いています。
ここから約100m先に「三つ梅稲荷神社」があります。
何回か訪れたことがありますが、
今回はそちらには進みません。


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須原通から、塩小路を東に向いています。
今回のメイン鴨川も、もうすぐですね。


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こちらは、数年前に廃校になった旧京都市立崇仁小学校です。
元々小学校ですから、校門に桜が咲いています。


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旧京都市立崇仁小学校は、塩小路の鴨川西岸にあります。
その辺りで、北を向きました。
ここから約200m先の七条通まで、桜並木がずっと続いています。
まだまだ満開には早いようです。
ただ、今回のお目当ての桜並木はこちらではありません。


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今度は、一転塩小路から南を向きました。
旧京都市立崇仁小学校と鴨川の間に、こちらの桜並木があります。
こちらが、お目当ての「桜のこみち」です。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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桜を撮ろうとすると、こちらのネコが日向ぼっこをしていました。
呑気なネコで、カメラを構えても逃げません。
おかげで、撮り放題でした。


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この小径から、鴨川を撮りました。
桜の枝が、川面に向かって伸びています。
やはり、川沿いの桜はどこもきれいです。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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塩小路から、「桜のこみち」を南に進んでいます。
川沿いにベンチがあって、そちらはいろいろな方で満員でした。
自転車で来られた白人男性がコンビニ弁当を食べられていたり、
カップルが休憩していたり、まぁ本当にいろいろです。


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さらに「桜のこみち」を南に進んでいます。
この左(東)側は鴨川ですが、右(西)側は旧京都市立崇仁小学校です。
春休みでもう廃校になっているので、
旧京都市立崇仁小学校には誰もいませんでした。
その代わり、この小径には20人くらいの方がいらっしゃいました。


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塩小路から、「桜のこみち」を南に約100m進みました。
この小径は、目の前のJRの線路の橋で突き当ります。


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JRの線路の橋で、「桜のこみち」を北に振り返りました。
では、今度はここから塩小路に向かいます。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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「桜のこみち」を北に向かっています。
ここは両側に桜並木が続いていて、小径をドーム状に覆います。
それが、最大の魅力ですね。


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また、鴨川の方を撮ります。
この日はいい日和だったこともあり、
川原にカップルが並んでおられました。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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このとき、ちょうどJRの新快速電車が通り過ぎました。
その下の自動車が通る道は、師団街道ですね。


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さらに、「桜のこみち」を北上します。
この辺りが、一番ドーム状になっていますね。


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JRの線路から約100m北に進み、塩小路が近付いてきました。
向こうで、マレー系の方が写真撮影をされています。
白いドレスを着ている方は、態度から芸能人か何かでしょうか?
(記念写真ではなく、写真集のようなものの撮影です)
昨年桜散策で宗像神社の取材時にもそのような方がおられました。


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桜の根許に、また何匹もネコが集まっていました。
こちらも、撮影しました。


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こちらは、先ほどのネコです。(毛並みが同じです)
どうも、食事中のようですね。


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ようやく塩小路に戻ってきました。
では、ここから塩小路を東に進み鴨川を渡ります。
……ただ、そろそろ写真もだいぶ貼り付けましたので、
今回はここまでとします。

~次回は、三十三間堂回りにある
養源院の大きな桜の木を見に行きます~

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第299回 養源院の大桜~七条桜散策~その2

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鴨川に架かる塩小路橋から、東を見ています。
前回ブログで紹介した桜の小径から伸びる満開の枝が見えますね。
今回はこのまま東に進み、
三十三間堂回りの法住寺と養源院を訪れます。
撮影日は、2015年3月31日月曜日午後2時。
久しぶりの晴天下ですね。


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塩小路橋を渡り始めて、南を向きました。
桜並木の向こうに、JRの鉄橋が見えます。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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今度は、塩小路橋の北側を向きました。
この辺りで、京都市下京区から京都市東山区に変わります。
約200m先に、七条大橋が見えます。
橋の袂に、京阪電鉄「七条」駅へ降りる地下道があります。


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塩小路橋を東に渡り切ります。
ここが、師団街道川端通の起点になります。


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塩小路橋東詰めで南を向きました。ここから師団街道が始まります。
ずっと先の龍谷大学付近に日本陸軍第16師団練兵場がありました。


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今度は同じ場所で北を向きました。ここから川端通が始まります。
鴨川と高野川の東岸をずっと走る通りです。


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川端通から、塩小路を東に向いています。
ここからさらに道幅が狭くなって、車線がなくなります。


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川端通から、塩小路を約50m進みました。
鞘町通との辻で、南を向きました。
第289回ブログで訪れた八王稲荷大明神が見えますね。


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こちらが、八王稲荷大明神です。
大正時代に建てられた比較的新しい神社です。
今回も、こちらにお参りしました。


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塩小路鞘町の北西角に、和菓子屋さんの「しまだや」があります。
日光除けに、天幕が張ってありますね。


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さらに塩小路を東に進みます。
自分がいつも入っているネコだらけの「さくら湯」を通り過ぎ、
本町通との交差点に出ます。


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塩小路本町交差点で、南を向きました。
左(東)側の道が本町通で、右(西)側の道は鞘町通に合流します。


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塩小路をから、本町通を北に向いています。
ここを進むと、第145回ブログの道順になります。


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こちらは、塩小路本町交差点北東角の地域スーパーです。
節分に訪れた第288回ブログでは、焼いたイワシを売っていました。


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本町通から、塩小路を東に向いています。
ここからさらに道が狭くなって、東向き一方通行になります。
急な上り坂の先に見えるのは、専称寺の土塀ですね。
こちらの沿革は、第145回ブログに書きました。


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専称寺の前で、塩小路を東に向いています。
この辺りから、東端の東大路まで上り坂が続きます。


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工事現場を通り過ぎると、急に前が広がります。
すぐ先に、大和大路との辻があります。
その先には、三十三間堂の太閤塀が見えます。


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塩小路から、大和大路を北に向いています。
ここの東側が、三十三間堂の西端になります。
ここを進めば、第223回ブログの道順になります。


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今度は、塩小路から大和大路を南に向きました。
ここを進めば、第221回ブログの道順を逆行することになります。


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大和大路から、塩小路を東に進んでいます。
左(北)側に見える太閤塀は、豊臣秀吉が寄進したものです。
ただ、元々はこれは三十三間堂のためのものではなく、
かつてこの辺にあった大仏殿のためのものでした。
つまり、ここは安土桃山時代はその大仏殿の一部でした。
(三十三間堂は、そのまま大仏殿に編入されていました)


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大和大路から、塩小路を東に約100m進みました。
こちらは、第288回ブログで立ち寄った喫茶店「舞坂」です。
本当は今回も寄りたいのですが、
時間が押しているので先を急ぎます。


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その「舞坂」の前で、北を向きました。三十三間堂南大門ですね。
太閤塀とセットで、重要文化財に指定されています。
では、ここで塩小路と別れを告げて中に入っていきます。


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三十三間堂の南大門をくぐりました。
手前の桜は、五分咲きと言ったところでしょうか。


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三十三間堂の南大門から、北に約50m進みました。
右(東)側に、法住寺が見えてきます。屏側の桜は五分関ですね。
先ずは、この法住寺に立ち寄ります。


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寺紋である「菊花に桐の葉」の門をくぐり、
先ずは末社の厳島社(弁財天)と豊川茶枳尼天(稲荷)にお参ります。


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そこから南に進み、法住寺の本堂に来ました。
天台宗法住寺の詳しい沿革は、第222回ブログに書いてあります。
節分では第288回ブログで護摩壇があった場所には、
大小の石が並んでいますね。


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参拝を終え、今度は本堂から北を向いています。
ここは枝垂桜が有名ですが、
2015年3月31日現在ここから見るとまだつぼみも固いようです。


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天台宗法住寺を出ました。
法住寺と北側の養源院との間に、こちらの細道があります。
次は、ここを通ります。


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細い道の突き当りには、後白河天皇陵があります。
本当はここは桜で囲まれているのですが、
2015年3月31日に咲いていたのは、1本だけでした。


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では、その北側の浄土真宗養源院に入っていきます。
京都でも屈指の大桜が並ぶ寺院です。


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養源院の門をくぐって南を向くと、白衣弁財天がいらっしゃいます。
先ずは、こちらにお参りです。


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次は、向かい(北)側の毘沙門天にお参りです。
毘沙門天だけに、北側にいらっしゃいます。


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では、東を向いて本堂への坂道を上っていきます……
本当はここからの桜が絶景なのですが、まだまだつぼみのようです。


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2015年3月31日段階では、3本ある養源院の大桜のうち
咲いていたのは1本だけで他はつぼみでした。
ただ、この1本だけでも見事でした。
実はこの木の根許にカメラマンがいらして、
ここで有料で記念写真を撮られていました。
そこそこの人数が、撮られていました。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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まだつぼみの枝垂桜の向こうに、浄土真宗養源院の本堂があります。
こちらの沿革は、第286回ブログに書いてあります。
俵屋宗達の杉戸絵が相当数あって、
恐らく日本一多く俵屋宗達の絵を所持している寺院です。
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~2015年4月7日追記~
2015年4月6日、養源院に再訪しました。
ここの枝垂桜は、この日が満開でした。


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養源院の本堂前から、南を向きました。
鐘楼の手前の大きな枝垂桜も、まだつぼみでした。


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養源院本堂前から、西を向いています。
では、門に向かいここを出ます。
もしも大桜が満開になっていたら、
この構図が京都で屈指の絶景になっていました。
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~2015年4月7日追記~
この角度も、2015年4月6日に撮り直しました。


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養源院の門をくぐり、三十三間堂回りで北を向きました。
三十三間堂へは、七条通近くから入ります。


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三十三間堂回りを北の突き当りまで歩いて、七条通まで来ました。
ここで西を向くと、三十三間堂への入り口があります。
次は三十三間堂の庭園を散策していきますが、
それは次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、三十三間堂庭園の桜を眺めます~

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第300回 三十三間堂 桜庭園~七条桜散策~その3

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塩小路から三十三間堂回りを北上して、七条通付近まで来ました。
ここで西を向くと、三十三間堂に入れます。
今回は、ここ三十三間堂の庭園を散策します。
撮影日は、2015年3月30日月曜日午後2時半。
周辺寺院よりも日がよく当たるのか、
法住寺よりも養源院よりも桜が咲いていました。


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三十三間堂の駐車場辺りから、チケット売り場付近を撮っています。
この日は平日でしたが、チケットを買うのに行列ができていました。
こちらの千手観音像が目当ての方も多いでしょうが、
「三十三間堂の桜」もだんだん浸透してきたのでしょうか?


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受付を通り抜けて、三十三間堂境内に入ってきました。
本堂に入るには矢印の通り右(東)に進むのですが、
今回は庭園が目当てなので反対(西)側に進みます。


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三十三間堂の東側は「法住寺殿庭園」と言って、
かつて後白河上皇が院政を行った法住寺殿の庭園跡です。
(三十三間堂は、元々前回ブログで紹介した法住寺に
たくさんあったお堂の一つでした)
そして、ここの桜並木は京都でも屈指の絶景ポイントになります。


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では、三十三間堂の東側庭園を南下していきます。
先ほどの場所から南へ進むと、最初にこちらの桜が目に入りました。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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第287回ブログで紹介した妙法院の写経供養塔と
法然の念仏記念碑の手前にある枝垂桜も満開でした。
掲載していませんが、この周辺は椿や木瓜も満開でした。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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勅使門と手水舎の前の桜も、満開でした。
日光がよく当たる所は、桜の生育も早くなります。


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三十三間堂の手前にも、桜の木があります。
この辺は、桜の木に囲まれています。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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こちらは勅使門の向かい(西)側で、
この障子の向こうにご本尊の千手観音像がいらっしゃいます。


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手水舎から、三十三間堂庭園の南側を見ています。
こちらの方にも、たくさんの桜が咲いています。


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ただ勅使門南側の枝垂桜は、まだつぼみも固いままでした。
地面を見ると「きれい」なのですが、
この辺りの花びらは全てここの職員が「掃除」してしまいました。
本当は桜以外にも椿や木瓜の花びらも落ちているはずなのですが、
全て「掃除」してしまえば情緒もなくなってしまいます。


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勅使門の南側にも、小さな池泉庭園があります。
北側はカエデが中心なのですが、南側は枝垂桜が中心です。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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三十三間堂の南側にも、桜の木が並んでいます。
この日は、白人の高齢者のカップルと
若い中国人の(恐らく新婚)カップルが多かったですね。


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南側池泉のさらに南側は、三十三間堂の鐘楼があります。
第287回ブログではシートが掛かって修復中だった場所ですね。


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その鐘楼に上って、さらに南側を見ています。
桜の枝の向こうには、太閤塀(三十三間堂の南側の塀)が見えます。
向こうに、その太閤塀の碑と標札がありますね。


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三十三間堂の南東端から、西側を見ています。
南西端に、警察車両が何台か見えます。
とは言え、警察官の様子から緊急性はないようです。
携帯電話で、写真を撮っておられる方もいらっしゃいましたし。


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今度は三十三間堂の南西端に立ち、北を向きました。
ここから、三十三間堂の西側庭園が見えます。
毎年1月に「通し矢」が行われる場所です。
向こうの桜の辺りから、
今立っているこの場所に向けて矢が飛んできます。


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三十三間堂の桜は東側に集中し、西側にはほとんどありません。
そのため参拝者も東側に集中し、西側庭園は閑散としています。
その代わり、こちら側にはたくさんのハトが遊んでいました。


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こちらは、その数少ない西側庭園の桜です。
第287回ブログでも紹介したお墓の前ですね。


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ずっと歩いて、西側庭園の北端まで来ました。
こちらの桜に、たくさんの方々が集まっています。


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こちらは、大和大路に通じる門(閉鎖中)の前の休憩所です。
こちらの桜も、満開でした。


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これで、三十三間堂境内を一周回ったことになります。
では、ここから三十三間堂の中に入っていきます。


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堂内の撮影が不可なので、いつも通りパンフレットを写します。
湛慶(たんけい)は他の慶派の仏師同様に、
信仰に裏打ちされた仏像を作ります。
それは、この世界を作り出した情熱によく表れています。
確かにここは平安時代に作られたものですが、
修復と補充を繰り返した湛慶の作品と言ってもいいでしょうね。
自分の横にいらした10歳前後の男の子は、
中央の巨大な千手観音像をただただ口を開けて眺めていました。


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中央の千手観音像の脇で、
ここの僧侶がこちらを配っていらっしゃいました。
自分は近所に住んでいる関係でここには時々来ますが、
こういうものをもらうのは初めてです。


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堂内の千体観音像と二十八部衆にお参りした後、
こちらに出てきました。
堂内は撮影不可ですが、外側のここは撮影可になります。
こちらは先程も写した西側庭園の北端なのですが、
たくさんの方が集まっていました。


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三十三間堂の玄関付近に売店が並んでいるのですが、
こちらは和菓子屋さんで買いました。
上から、柚・イチゴ・抹茶味の金平糖です。
金平糖は大好物なので、よく買ったりします。

この日は京都サンガのレプリカユニフォームを着ていたせいか、
ここの売り子さんと京都サンガの話に花を咲かせました。
ただ、こちらの方は柳沢敦選手や渡辺大剛選手がいらした
2010年シーズン以降(つまりJ2に降格以降は)
ほとんど試合を見ていないそうです……
つまり、中山選手の闘将ぶりも大黒選手のゴールも
ご存知ないのでしょうね。


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玄関で靴を履いて、三十三間堂の本堂を出ました。
では、ここから外に出ていきます。


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出口から出て、駐車場の前で東を向きました。
今回ブログ最初の写真は、
向こうの病院の手前からこちらを撮りました。
今度はそちらに向かいます。


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今回ブログ最初の地点から、三十三間堂回りを南に向きました。
前回ブログでは約200m南にある南大門からこちらに来ました。


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今度は、同じ地点で北を向きました。
七条通越しに、京都国立博物館が見えますね。
赤レンガの建物は、パリのルーブル美術館を模しています。


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その京都国立博物館では、狩野派展が開かれています。
面白そうですが、この日は時間がなくて立ち寄りませんでした。


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ルーブル美術館を模した赤レンガの塀の向こうから、
桜並木が覗いています。
最近博物館が改装されて結構な日本庭園ができたそうなのですが、
改装後に入ったことがありません……


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「三十三間堂前」交差点から、七条通を西に向いています。
この辺りは、急な下り坂ですね。
約50m先に、「博物館三十三間堂前」バス停が見えます。


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今度は同じ場所で、七条通を東に向きました。
ここから東に進み、七条通を突き当ります。


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「三十三間堂前」交差点から、七条通を東に約50m進みました。
法住寺や三十三間堂のある「三十三間堂回り」北東部に、
「ハイアットリージェンシー京都」というホテルが建っています。


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さらに七条通を東に約50m進みました。
こちらに、また「東山七条」バス停がります。
前のバス停とは、150mくらいしか離れていません。


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そのバス停の前で、七条通を東に向きました。
智積院の勅使門の前で、七条通は突き当ります。


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「東山七条」交差点に辿り着きました。
七条通から、東大路を南に向いています。
見ての通りの大渋滞です。
さすが「観光シーズン」と思っていたら、どうも違うようです。


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暫らくして、厳重に警護された車両が通り過ぎていきました。
皇族や外国からの来賓が来られたわけではなく、
そういう想定のシュミレーションだったそうです。
(近々外国の王族が来られるようです)
そういう車両が通り過ぎるまで、ここで時間待ちです。

この後は智積院に行ったのですが、それは次回に書きます。

今回は、ここまでです。

~次回は、智積院の桜並木を見に行きます~

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第301回 智積院の桜並木~七条桜散策~その4

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「東山七条」交差点を東に渡り、
七条通から東大路を南に向いています。
今回は、左(東)側に見える智積院にまたお邪魔します。
ここは、本堂前の桜並木が有名ですね。
今回も、またここを散策します。(1ヶ月に1回は来ています)
撮影日は、2015年3月30日月曜日午後3時半。
そろそろ日が傾き始めてきます。


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七条通から、東大路を約50m南に進みました。
こちらが、207系と208系市バス用「東山七条」バス停です。
(206系市バス用のものは、ここより約100m北にあります)
第285回ブログは、ここから始まりました。


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そのバス停から東大路を南に約50m進み、東に向きました。
ここから、智積院の境内に入れます。


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では、この山門から智積院に入っていきます。
この日は得度式でしたが、この時間帯にはもう終わっていました。


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その山門を抜けると、すぐにこちらの大桜に出会います。
この時期になると、この木の下で記念写真を撮る方が増えます。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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その東側に、本堂への道が伸びています。
ここの桜並木は有名ですが、
この日(2015年3月30日)はまだまだつぼみでした。


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その地点で、北を向きました。
では、ここから宝物殿と講堂・名勝庭園に入ります。


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宝物殿は撮影不可なので、パンフレットで代用します。
ここには、書院にあった長谷川等伯の障壁画が展示されています。
(これらが国宝になった際に、宝物殿ができました)
パンフレットの左上が、そのうちの一幅です。
ちなみに右上の水墨画が、講堂の襖を飾る田渕俊夫画伯の作品です。


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では、宝物殿から講堂や庭園のある書院に向かいます。
実は、この写真を撮る直前に
得度式を終えられた方々がここから出てこられました。


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講堂の門をくぐりました。
ここから高浜虚子の歌碑の前を通り過ぎ、書院の方に向かいます。
ここの桜も、まだまだつぼみでした。


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講堂の横を通り抜け、書院の方に向かっています。
講堂へは、いったん書院に入ってから向かいます。


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講堂前を通り過ぎ、書院の玄関前まで来ました。
ここで靴を脱いで、中に入ります。


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玄関から、書院の中を覗いています。
ここから、「利休好みの」名勝庭園が見えます。


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書院内部を撮りました。何人かの方々がいらっしゃいますね。
宝物殿の国宝の襖絵は、元々ここにありました。


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書院の縁側から、直接庭園を見ることができます。
今年の1月にここに来たときは、まだ修復中でした。
ここは桜庭園ではありませんが、せっかくなので撮りました。


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名勝庭園を通り過ぎ、先に進みます。
右(北)側の建物は宸殿で、普段は非公開です。
ここの襖絵は、堂本印象の「婦女喫茶」です。


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名勝庭園の反対(西)側に、こちらの坪庭があります。
こちらも、枯山水の見事な庭ですね。


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その坪庭の脇にある廊下から、講堂に向かうことができます。
ただ、講堂内部は撮影不可になります。


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その代わり、中から外へ向けた撮影は可能です。
こちらは、勅使門を中から外へ撮ったものです。
勅使門の向こう側から、七条通が始まります。


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さらにこちらは、講堂の南西端です。
こちらの桜は、満開でした。


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講堂内の田渕俊夫画伯の襖絵は、
得度式の関係で外からしか見られませんでした。

その講堂を一周して、書院の玄関に戻ってきました。
ここから、外に出ます。


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靴を履いて、書院の玄関を出ました。
では、ここを右(南)に曲がって講堂の門に向かいます。


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講堂正面の高浜虚子の歌碑の前に戻ってきました。
では、この門から出ます。


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講堂の門を出て突き当りまで進み、左(東)を向きました。
次は、こちらの本堂に向かいます。


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本堂前で咲いているものもありましたが、
桜並木の大半はまだつぼみでした。
ただ、更新日(2015年4月12日)には花びらも散っています。


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智積院の本堂にいらっしゃる大日如来にお参りして、
後ろ(西)を向きました。
では、この桜並木をまた通り抜けます。


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桜並木は、初めと終わりの方だけ咲いていました。
こちらは、今回ブログで最初の方に出てきた大桜です。
午後4時を回って、辺りには誰もいません。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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午後4時を回って、撮影に西日がだいぶ邪魔になってきました。
では、智積院の山門から出ていきます。


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山門を出て、左(南)を向きました。
枝垂桜の向こうに、智積院会館が見えます。
本当はそちらに寄って中の食堂に行きたかったのですが、
(こちらは生麩料理が有名です)
ここは午後3時半で閉まっていました。
また、次回来たときに立ち寄ります。


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では、智積院から出ます。
次は東大路から、「東山七条」バス停を目指します。


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智積院の前から、東大路を北に向いています。
目の前に「東山七条」バス停がありますが、
ここから乗れば東福寺の方に行ってしまいます。


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その地点から、東大路を約100m北に向かいました。
こちらは、「東山七条」交差点です。
七条通は、ここから西に伸びています。


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「東山七条」交差点で、西を向きました。
では、ここから横断歩道を渡り七条通を西に進みます。


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東大路から、七条通を西に約50m進みました。
こちらに、前回ブログでも出て来た「東山七条」バス停があります。
では、ここから京都駅前を目指します。
この直後に206系市バスがやってきたので、そちらに乗りました。
これで、「七条桜散策」は終わりにします。

今回は、ここまでです。

~次回は、もう一ヶ所の桜散策に出かけます~

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第302回 広沢池でお花見~前編

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京都駅から26系市バスに乗って、1時間弱。
烏丸通→四条通→西大路→一条通と移動して、
京都盆地でウチから一番遠い「山越」バス停に来ました。
(第263回ブログ以来ですね)
2015年二つ目の桜散策は、「広沢池編」です。
ここは京都ではかなり有名なのですが、
京都駅からかなり遠いのであまり賑わっていません。
今回は、一条通を山越から広沢池南端まで歩いていきます。
撮影日は、2015年4月6日午後0時40分。
少し曇りなのが、残念です。


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「山越」バス停から、一条通を西に約20m進みました。
ここは、一条通と山越通が交差する「山越」交差点です。


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「山越」交差点で、一条通から山越通を北に向いています。
山越通はここから山間部で、北区梅ヶ畑で周山街道に吸収されます。


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今度は一条通から、山越通を南に向きました。
ここから約200m先に「山越中町」バス停があって、
それがこの辺で一番大きな市バスターミナルになっています。
山越通自体は、ここから700m先の丸太町通で突き当ります。


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さらに、山越通から一条通を西に向いています。
では、この枝垂桜を通り過ぎここを進んでいきます。


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「山越」交差点から、一条通を南西に約100m進みました。
こちらは、第263回ブログ以来の西山浄土宗月江山印空寺です。
桜の木がある日本庭園がありますね。


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こちらは、寺務所前の大桜です。
ちょうどこの日(2015年4月6日)が満開でした。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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印空寺境内で東を向きました。藤棚の前にも枝垂桜があります。
この石畳の道は、100m先の山越通まで続いています。


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半年前にここを訪れたときはよく分からなかったのですが、
どうやらこれが樹齢300年の多羅葉の木です。
平安時代に、この辺の多羅葉の木の葉に和歌を書いたものを
「葉書き」と呼んだそうです。
(つまり、この木の葉が「はがき」の語源です)


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そして、こちらが西山浄土宗月江山印空寺の本堂です。
もちろんご本尊は、阿弥陀如来です。
この寺院の詳しい沿革は、第263回ブログを参考にしてください。
ここにお参りをしている途中で、
50歳くらいの夫婦が入ってこられました。
ここには偶然立ち寄られたようなのですが、
境内の桜を暫らく楽しまれておられました。


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では、ここから印空寺を出て一条通を進みます。
広沢池まで、南西にあと約250mです。


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印空寺から、一条通を南西に向きました。
祇園ほどではありませんが、ここも年々観光客が増えています。


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印空寺から、一条通を南西に約100m進みました。
すると目の前に、突然大桜が現れました。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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その大桜から南に、桜並木が続いています。
ここは確か造園所(つまり、植木屋さん)なのですが、
たくさんの方々が立ち寄られていました。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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その桜並木から、一条通を南西に向いています。
約150m先の桜並木が、広沢池の南東端です。


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こちらは、広沢池の東端です。
北に向かう桜並木の先に、聴松亭があります。
(江戸時代初期の茶室です)
ただ現在の所有者は某宗教団体で、
この前の日まで内部を公開されていたそうです。
(ここの守衛さんが教えてくれました)


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守衛さんに許可を取って、先ほどの桜並木から西を向きました。
この広沢池の桜も、この日(2015年4月6日)が満開でした。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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広沢池南西端から、一条通を西に向いています。
ここ広沢池は中秋の名月で有名ですが、
周囲が桜並木に囲まれていて、
京都でも屈指の桜の名所でもあります。


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広沢池南東端の南側に、こちらの「池の茶屋」があります。
ここの庭は、桜が見事ですね。


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「池の茶屋」の西側から、この道が伸びています。
ここを約1km進むと丸太町通に出て、
そこがJR「嵯峨嵐山」駅と「太秦」駅の中間に当たります。


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その道のさらに西側は、大桜のある児童公園になります。
さらに右(北)側の一条通にも、桜並木が続いています。


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ここから、一条通は桜並木が続いています。
上を見ると満開ですが、下を見ると桜の花びらが落ちています。
今からこの下を通っていきます。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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桜並木を歩きながら、一条通を北に向いています。
広沢池沿いの桜並木も、この日が満開でした。
ですから、この日に自動車で抜けると
「桜トンネル」をくぐるようでしたでしょうね。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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広沢池南側(一条通)の桜並木を西に進んでいます。
手前の小屋は「貸しボート屋さん」で、
夏季になるとここから手漕ぎボートに乗ることができます。
奥の建物は飲食店で、ここで池を眺めながら食事ができます。


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こちらは児童公園の西側です。ここにも桜の木々が並んでいます。
時間が時間なので小学生は一人もいませんが、
代わりに観光客が何人かここで休憩されていました。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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児童公園の西に、こちらの飲食店があります。
一条通をはさんで、広沢池側とこちら側に座敷席があります。
さらに、この写真もクリックすれば拡大されます。


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さらに、こちらは広沢池沿いの桜です。
ここから見ても見事ですが、
池の方からこちらを見てもなかなかの絶景になります。
この辺りの写真は、全てクリックすると拡大されます。


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ただここから西の桜は、大半がもう花が散っていました。
日の辺りがいいと、開花状況も早くなります。


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この日(2015年4月6日)の広沢池南側の一条通は、
池の中央の桜が散っていて両端が満開でした。
つまり、ここから西側はまた桜が満開になっていきます。


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こちらは、広沢池南西部の桜です。
いくつか散ってしまったものもありますが、
たぶんこの日が今年(2015年)の見頃だったのでしょうね。


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広沢池南側一条通の桜並木は、約400m続きます。
目の前の小屋が、広沢池の南西端に当たります。


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桜並木は広沢池西半分が一条通北側のみとなって、
南側は普通の民家が続きます。
ただ、このように時折桜以外の花を見ることもできます。
こちらの椿も、この時期が見頃ですね。


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その椿の西側に、こちらの歌碑と立札が立っています。
こちらは、京都の歌人松本章男氏によるものです。


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こちらの立札は、広沢池の月見を歌ったものです。
この広沢池は平安貴族の避暑地で、
多くの貴族がこの辺りに別荘を持っていました。


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広沢池名西端から、池の西側にも桜並木が伸びています。
実は、今回の桜散策のお目当てはむしろそちら側なのですが、
それは次回ブログで詳しく書きます。


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広沢池南西端の小屋の西側に、北に伸びる道があります。
また、その道をはさんで見える森は児神社のものです。


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広沢池西側の道は一条通と交差していて、
一条通南側にも伸びています。
ここをずっと進むと、丸太町通を越えて
多少あちこち折れ曲がった後車折神社に至ります。
また、ここから200m先には遍照寺がありますが、
今回は急ぐのでそちらには向かいません。


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では、ここで一条通を北側に渡って児神社に向かい、
その後広沢池西側を散策します。
ただ、だいぶ写真を貼りつけたので、
今回はここまでとします。

~次回は、広沢池の浮島(旧遍照寺跡)で花見をします~

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第303回 広沢池でお花見~後編

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広沢池南西端で、一条通から北を向きました。
小径の左(西)側に児神社(ちごじんじゃ)があって、
右(東)側の小屋の向こうは広沢池です。
今回は、この少し北にある旧遍照寺跡でもある
「釣殿」と呼ばれている浮島に向かい、
そこで一人でお花見をします。
撮影日は、2015年4月6日月曜日午後1時15分。
曇り空でしたが、それなりに楽しめました。


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ここの交差点の南西角に、椿の大きな木がありました。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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では、一条通を渡り北側歩道に向かいます。
先ずは、児神社に参拝します。


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神明式の鳥居を抜けると、児神社の境内に入れます。
とても小さな神社で、本殿も「祠」サイズです。
千年以上続く神社ですが、参拝者は多くありません。
(観光ガイドには、よく載っていますが……)
詳しい沿革は、第265回ブログに書いてあります。


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「お稚児さんの椅子」の向こうに、桜の木がありました。
この辺は、本当に当たり一面「桜の木」です。


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児神社を西に出て、北を向きました。
左(西)の糸杉は児神社のものですが、
右(東)側の桜並木の向こうは広沢池です。
(この辺りは葦が生えていて、野原に見えます)


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児神社の桜の北側(厳密には広沢池以西、一条通以北)は、
田園風景が続いています。
半年前はこの辺り一面のコスモス畑でしたが、
今は遠くまで見通せるようになっています。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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一条通から、広沢池西側の道を北に進んでいます。
この辺りの桜並木はこの日(2015年4月6日)が見頃でしたが、
不法駐車の自動車がいろいろ台無しにしています……


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この辺りで、再び西の方を向きました。
ずっと続く田園風景の先に、桜並木が見えます。
あちらは、ここから約700m先の大沢池ですね。
もしこの日が休日で朝から行動できていれば、
直指庵大覚寺経由で立ち寄るつもりでした。
この日は約3時間後には職場にいないといけなかったので、
ここより先には進みません。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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また、広沢池西側を北上しています。
桜並木が続きますが、自動車の列も続きます……


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一条通から、広沢池西側の道を約100m北上しました。
目の前の看板の辺りから、広沢池の中に入っていけます。


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「池の中」と言っても、水の中に入るわけではありません。
この辺りから東に進む道があって、
橋を渡れば池の浮かぶ小島にも行けます。


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橋を渡って、広沢池の浮島「釣殿」に来ました。
ここにも桜の木があるのですが、もう散っていました。


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さらに浮島の中に入っていきます。
島の中央に、こちらの千手観音の石仏がいらっしゃいます。
ここは平安時代には「遍照寺」という寺院でした。
広沢池北西部一帯を占める大きな寺院でしたが、
今はここから約300m南の小さな寺院になっています。


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浮島の東端に、弁財天の祠がいらっしゃいます。
こちらにも、お参りしました。


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浮島の中央東寄りに、ベンチがいくつか並んでいます。
こちらは、その中の一脚です。
花見弁当と前回ブログ自動販売機で買った飲み物を並べて、
ここで一人「お花見」を始めます。


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花見弁当は、京都駅前のJR京都伊勢丹の地下にある
下鴨茶寮で買ってきました。
いろいろなおかずとともに、タケノコご飯が入っています。


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こちらが、そのおかずです。
左上から卵焼き・菜の花・お煮しめと続き、
さらに左下からカニの鱠・大豆・サツマイモのレモン煮・
山菜の煮物と並んでいます。
寺院の境内なので「精進にしよう」と思ったのですが、
「カニ」が入っていました。


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缶入りのお茶を飲みながら、花見弁当を食べています。
浮島の桜は散っていいましたので、池の周囲の桜を見ています。
葦の向こうに、桜並木と児神社の鎮守の森が見えます。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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今度は広沢池の向かい(東)側を見ています。
向こうに見える建物は、「池の茶屋」です。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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そしてこちらが「平安坊」と言いますか、聴松亭周辺の桜並木です。
また手前の水面にたくさんの水鳥がいて、優雅に泳いでいました。
この辺りの写真は、クリックすると拡大されます。


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池の北側には、このような山が連なっています。
秋には紅葉がきれいなのですが、桜並木はありません。


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ただ、アップにして撮るとあちこちに桜並木が見えます。
このような風景を眺めながら、約20分昼食を摂りました。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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昼食を済ませお茶を飲んだ後、
こちらの橋を渡って浮島から出ました。


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広沢池西側の道に出て、北を向きました。
この道を約800m北上すると、後宇多天皇陵に出ます。
そこから西に進むと直指庵があって、
さらに南下すると大覚寺や大沢池に辿り着きます。


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今度は、南を向きます。向こうに、児神社が見えますね。
では、ここから一条通を目指します。


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先ほどの道を南下して、児神社の許に来ました。
もう少しで、一条通です。


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そして、一条通まで戻ってきました。(今回ブログの最初の地点です)
ここで、広沢池ともお別れになります。


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広沢池西側から、一条通を西に向いています。
児神社の向い(南)側に仏教大学の施設があって、
その一角にバス停があります。


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バス停で約10分待っていると、59系市バスが来ました。
(京都駅直通の26系市バスは、ここには来ません)
では、これに乗って一条通を東に移動します。

これで、「広沢池編」を終えます。

~この後、少し寄り道をしました。それを次回に載せます~

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第304回 嵐電の桜トンネル

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前回ブログの最後に59系市バスに乗って一条通を東に進みましたが、
実は「福王子」バス停で降りました。
ここから京福電車(嵐電)の「宇多野」駅に向かい、
そこから隣の「鳴滝」駅間の「桜トンネル」に向かいます。
撮影日は、2015年4月6日月曜日午後2時10分。
今回はここを通って、「嵐電天神川」駅経由で帰ります。


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御室仁和寺から西が、「右京区宇多野」です。
「福王子」バス停がある「福王子」交差点付近には、
たくさんの商店が並んでいて宇多野でもかなり賑やかなところです。


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「福王子」バス停から、一条通を西に向いています。
床屋さんの時計には、午後2時10分を差していますね。
では、ここから70m先の「福王子」交差点を目指します。


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「福王子」バス停から一条通を西に約70m進んで、
「福王子」交差点で北を向きました。
こちらは、哀262回ブログ以来の福王子神社です。
一応お参りしましたが、
今回ブログの意図とは違うので写真はありません。


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「福王子」交差点で、一条通を西に向いています。
ここから先は、「右京区宇多野」から「右京区鳴滝」になります。
ここから暫らくは桜並木がきれいなのですが、
道路工事で渋滞していました。


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今度は「福王子」交差点から、天神川通を南に向きました。
こちらも、渋滞していますね。次は、ここを進んで行きます。


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「福王子」交差点から、天神川通を南に約150m進みました。
こちらに、地域スーパー「フレンドフーズ宇多野店」があります。


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天神川通から、地域スーパーの角で東を向きました。
さらに、ここからこの道を進みます。


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天神川通から、住宅街を東に進んでいます。
右(南)側に、京福電車(嵐電)の線路が見えますね。


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天神川通から、東に約100m進みました。
急な下り坂を下りると、駅が見えてきました。


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こちらは、京福電車(嵐電)「宇多野」駅です。
ここの名物「桜トンネル」は、
この駅と「鳴滝」駅の間にあります。


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「宇多野」駅で、「帷子ノ辻」行きの電車を待っています。
京福電車(嵐電)北野線は単線ですが、
10分に1本の割合で通っています。
よくぶつからないなぁと思ってしまします。


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5分としないうちに、「帷子ノ辻」行きの電車が来ました。
では、これに乗って「桜トンネル」を通過します。


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「宇多野」駅から「鳴滝」駅は、わずか3分ほどで着きます。
「桜トンネル」は御室川を越えた辺りから始まるのですが……
平日でも電車が混んでいて、小雨模様で窓も閉まったままで、
しかも電車内の大半の方がここのことを知らないようで、
本当は窓を開けて桜の花びらが入る様子をを撮りたかったのですが、
こんな写真しか撮れませんでした。
一応、この写真はクリックすると拡大されます。


303-45.jpg
さらに写真を撮ったのですが……かなりブレてしましました。
まぁ、走っている電車から撮っていますし。


303-46.jpg
さらに桜を撮りましたが、こちらもブレています。
ただ、ここで「桜トンネル」は終わってしましました。


303-47.jpg
「鳴滝」駅で降りて、走って「桜トンネル」に戻りました。
踏切付近がベストショットらしく、何人もカメラマンがいました。
彼らをかき分けて、こちらを撮りました。
この写真も、クリックすると拡大されます。


303-48.jpg
本当は先ほどの写真で電車と一緒に写すといいのですが、
時間がなくてこのような写真となりました。
その後「鳴滝」駅に戻ると、
約2分後に「帷子ノ辻」行きの電車が来ました。
こちら乗って「帷子ノ辻」駅経由で「嵐電天神川」駅に向かい、
そこから地下鉄に乗って京都駅に進みました。
(そして、職場に戻りました)

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第388回 仏光寺の桜

2016年の京都桜開花状況は平年並みです。
つまり、4月3日前後が見ごろになりました。
本当は前回ブログ直後にもう一度鷹峯に行って、
「千本通編」との比較ができたら面白いなぁと思っていたのですが、
何しろあちらは山間部ですから、
市街地よりもさらに数日桜の開花が遅れます。

そこで、ブログ2回分だけ京都市街地の中心地の桜を
取材してみましました。
まぁ、京都はそこら中に桜の木がありますので……


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地下鉄烏丸線「四条」駅です。
ここを北に進むと「四条烏丸」交差点や阪急電車「烏丸」駅ですが、
今回は南側の仏光寺通を散策します。
撮影日は2016年3月31日木曜日午後3時。
京都市街地の桜は、5分咲きといったところでしょうか?


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地下鉄烏丸線「四条」駅ホームの最南端です。
北側には相当数の乗降者がいらっしゃるのですが、
こちら側にはほとんど人がいらっしゃいません。


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エスカレーターを上がって、コンコースに来ました。
では、さらに南側の改札口を出ます。


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改札を出て、左(東)を向きました。
では、5番出口から地上を目指します。


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5番出口から、地上に上がる途中です。
こちらに、このファミリーレストランがありました。
祇園祭の取材の際、どこも満員だったときは
こちらを利用しています。


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さらに階段を上がり、地下鉄烏丸線「四条」駅5番出口に来ました。
では、ここから「仏光寺烏丸」交差点に出ます。


388-7.jpg
地下鉄烏丸線「四条」駅5番出口を出て、
仏光寺通から烏丸通を南に向いています。
ずっと向こうに、京都タワーが見えますね。
ここをそのまま進むと、第210回ブログの道順です。


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今度は、烏丸通から仏光寺通を東に向きました。
では、ここを進んでいきます。
(途中まで、第209回ブログと同じ道順です)


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「仏光寺烏丸」交差点から、仏光寺通を東に約100m進みました。
ここは、「仏光寺東洞院」の辻です。
(北西角に、「京都東洞院佛光寺郵便局」が見えます)
ここを左(北)に進むと、約250m先に大丸百貨店があります。
(祇園祭の際に、長刀鉾が立つ場所です)


388-10.jpg
東洞院通から、仏光寺通を東を向いています。
すぐ先に、桜並木が見えますね。


388-11.jpg
こちらは、京都市立洛央小学校です。
自分の小学生の頃は、京都市立豊園小学校でした。
京都の小学校に咲く桜はどこもきれいですが、
ここはその中でも格別ですね。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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その桜並木の下に、天水琴があります。
(天然水による楽器です。「水琴窟」とも言います)
ただ、ここのものは音があまり大きくありません。
ここは元々「豊園水」という井戸水が出て、
豊臣秀吉がここの水をこよなく愛していました。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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京都市立洛央小学校の前から、仏光寺通を東に向きました。
今度は、右(南)側にも桜の木が見えます。
この白壁の建物が佛光寺なのですが、
こちらには仏光寺通側からは入れません。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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京都市立洛央小学校の前から、仏光寺通を東に約100m進みました。
ここで仏光寺通は、高倉通と筋違いに交差しています。
この辺りには京町屋を改装した飲食店が多く、
そこへ行かれる方と佛光寺への参拝者で賑やかになります。


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仏光寺通から、高倉通を南に向いています。
「仏光寺交番」の南隣が、佛光寺です。


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仏光寺通から、高倉通を南に約70m進みました。
こちらが、佛光寺の御影門です。
これ以降、佛光寺の写真は全てクリックすると拡大されます。


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こちらが、浄土真宗佛光寺派本山佛光寺の御影門です。
では、こちらから佛光寺境内に入っていきます。


388-18.jpg
御影門から境内に入り、中の様子を見ています。
阿弥陀堂と御影堂との間に、枝垂桜が3株並んでいます。
こちらは秩父宮、高松宮、三笠宮3殿下による植樹で、
この寺院の象徴です。
ただ、この日(2016年3月31日)はまだ蕾も硬い状態です。


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こちらは、御影門の南側(境内の南東部)です。
門の脇に大桜が立っていて、その南隣に大きな建物があります。


388-20.jpg
元々、その大きな建物は「お茶所」でした。
要するに、門徒のための休憩所でした。
その手前に手水舎があるのですが、水が枯れています。


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その「御茶所」は、一昨年(2014年)秋にD食堂に変わりました。
では、ちょっとここにお邪魔します。


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D食堂の中に入ってきました。
すると、壁にこのようなものが貼ってありました。
「豊園」とは、この辺り一帯の地名です。
豊臣秀吉の区画整理により、
京都にはいくつかの町内を合わせた「坊」が形成されました。
その「坊」が、今の小学校の学区の基準になっています。
(近年京都の小学校は統廃合を繰り返しているので、
現在「坊」と小学校の学区は多少ずれています)


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D食堂の方々にブログ掲載の許可を取ったので、
遠慮なく詳細を書きます。
こちらは、京都造形大学の協力で経営されています。
内部は総畳張りで、中央に仏壇がいらっしゃいます。
窓の外には桜が見えたのですが、写真ではうまく写りません。
桜の観光シーズンなので、この日はほぼ満員でした。

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こちらでは定食などのお食事もできるのですが、
抹茶などの日本茶メニューが充実しています。
自分は、一保堂ブレンドの「長閑」(のどか)を頼みました。
お茶を頼むと、茶菓子がセットで付いています。


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D食堂には、約30分いました。
次は、向かい(西)側の阿弥陀堂に向かいます。


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阿弥陀堂には、ご本尊の阿弥陀如来がいらっしゃいます。
こちらにお参りした後、渡り廊下で御影堂へ歩いていきます。


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御影堂の{御影」とは、親鸞聖人像のことです。
ですから、内部の扁額「見真」とは見真大師つまり親鸞のことです。
こちらにお参りして外にですと、ちょうど御影門の前に出ます。
先ほどから見えている大桜も、しっかり存在をアピールします。


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御影堂の前で、佛光寺境内を南を向きました。
右(西)側に阿弥陀堂が見えますが、
左(東)側にはD&Departの雑貨屋さんがあります。
(D食堂と同じ経営のものです)
では、ここから佛光寺を出ます。
写真をクリックすると拡大されるのは、ここまでです。


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佛光寺を南側から出て、高辻通で西を向きました。
では、ここを進んでいきます。


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佛光寺から、高辻通を西に約50m進みました。
ここでちょっと北に筋違いになって、間之町通と交差します。


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間之町通から、高辻通をさらに西に約50m進みました。
ここで、東洞院通と交差します。


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こちらは、「高辻東洞院」交差点北東角の松尾外科宅から
伸びている大桜です。
かなり大きいので、よく目を引きます。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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東洞院通の横断歩道を渡り、高辻通をさらに西に進みます。
ここを左(南)に進むと、祇園祭の際に保昌山が立ちます。
すると、目の前にホテル日航プリンセス京都が見えました。


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さらに、高辻通を西に進みます。
京都銀行東館の一角に、こちらの「匂天神」がいらっしゃいます。
詳細は、第210回ブログに書いてあります。


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東洞院通から、高辻通を西に約100m進みました。
ここで、高辻通は烏丸通と交差します。


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高辻通から、烏丸通を北に向きました。
では、ここを北上していきます。


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高辻通から、烏丸通を約50m進みました。
こちらは、八坂神社大政所御旅所です。
祇園祭山鉾巡行の後神輿巡行があるのですが、
その神輿は八坂神社からここまでやって来ます。


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その祠から、烏丸通をさらに約50m北上しました。
今回ブログ最初の地点「仏光寺烏丸」交差点に戻ってきました。
では、ここから地下鉄烏丸線に乗って京都駅に戻ります。

今回は、ここまでです。

~次回は、仏光寺通を烏丸通から西に進みます。
こちらにも、きれいな桜の名所があります~

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第389回 菅大臣神社の桜並木 前編

[菅大臣神社] ブログ村キーワード
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というわけで、また地下鉄烏丸線「四条」駅です。
今回は、ここから仏光寺通を西に進みます。
こちらには、桜がきれいな神社があります。
撮影日は、2016年3月31日木曜日午後4時。
先ほどまで晴れていたのですが、急に曇ってきました。


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扉が閉じて、地下鉄烏丸線の車両が宝ヶ池方面に進みます。
事故防止のため、烏丸線にも仕切りが駅ホームに付きました。
(東西線には、開設当初から付いています)


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前回ブログ同様に、駅ホームの南端まで歩いて
こちらのエスカレーターに乗ります。


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エレベーターを上がって、駅コンコースに来ました。
ここまでは、前回ブログと同じルートです。


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コンコースから「四条」駅の改札を出て、右(西)を向きました。
今回は、仏光寺通の烏丸西側歩道から地上に出ます。


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その階段を上り、地上に出ます。
地下鉄烏丸線「四条」駅の6番出口は、
仏光寺通近くの烏丸通西側歩道に出ます。


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地下鉄烏丸線「四条」駅6番出口から、烏丸通を北に向いています。
ここは、烏丸通のオフィスビル街のど真ん中です。
ずっと向こうに見える信号は、「綾小路烏丸」交差点のものです。


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先ほどと同じ場所で、今度は烏丸通を南に向きました。
では、約30m先の仏光寺通との交差点に向かいます。


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烏丸通から、仏光寺通を西に向いています。
桜の観光シーズンということで、このくらいの道幅なら
どこも自動車でいっぱいになります。
前回ブログは烏丸通以東の仏光寺通を進んだので、
今回は烏丸通以西の仏光寺通を進みます。


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烏丸通から、仏光寺通を西に約50m進みました。
烏丸通より西側には呉服屋さんが軒を並べており、
これらのお店が祇園祭を資金面で支えています。
また、石碑によるとこちらは与謝蕪村の終焉の地でもあります。


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その呉服店の前で、仏光寺通を西に向きました。
以前よりは呉服店の割合が減ってきていますが、
その分飲食店の割合が増えてきています。
京都屈指の繁華街「四条烏丸」交差点の近くだからでしょうか?


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その呉服店から、仏光寺通を西に約50m進みました。
ここで、室町通と交差します。


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「仏光寺室町」の辻の南東角に、日吉神社がいらっしゃいます。
滋賀県の日吉神社が、こちらに勧請されたものです。
詳しい沿革は、第237回ブログに載っています。


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室町通から、仏光寺通を西に向いています。
この辺は、呉服店よりもマンションと飲食店が多いですね。


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室町通から、仏光寺通を西に約100m進みました。
今度は、新町通と交差します。


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仏光寺通から、新町通を南に向いています。
毎年祇園祭前祭になりますと、こちらに岩戸山が立ちます。


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今度は、仏光寺通から新町通を北に向きました。
こちらには、祇園祭前祭中に船鉾が立ちます。
(第234回ブログに出てきます)


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さらに、新町通から仏光寺通を西に向いています。
そう言えば、この辺の東西の通りは
西洞院通~新町通間の道幅が狭くなります。(松原通とか)
では、ここを西に進みます。


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新町通から、仏光寺通を西に約50m進みました。
この狭い道に、横断歩道が横たわっています。


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その横断歩道上で、北を向きました。
仏光寺通沿いに、「菅家邸跡」という碑が立っています。
「菅家」とは、菅原道真を指します。
つまり、この辺り一帯がかつての菅原道真の邸宅です。


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仏光寺通から、北に約40m上りました。
こちらに、先ほどの写真にも写っていた小さな社が見えます。
鳥居の扁額には、「紅梅殿」と書いてあります。
先ずは、こちらにお参りします。


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その社から、西を向きました。
約20m先に、京都市綾西児童公園が見えます。
祇園祭で散策するとき、よくここで休憩します。


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今度は社に背を向け、南に向きました。
では、向こうに見える仏光寺通に戻ります。


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仏光寺通に戻り、南西に向きました。
仏光寺通の南側に、石製鳥居が見えます。
次は、そちらに向かいます。


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こちらは、菅大臣神社です。
では、こちらに入っていきます。
ここから最後まで、全ての写真がクリックすると拡大されます。


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鳥居をくぐり、石畳の道を南へと下がります。
周辺を見ると、神社の境内に普通に民家が並んでいます。


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仏光寺通から、石畳の道を南に約30m下がりました。
こちらに、お地蔵さんの祠がいらっしゃいました。
実は境内の南側にもお地蔵さんがいらっしゃるのですが、
これには何か意味があるのでしょうね。


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そのお地蔵さんの前で、南を向きました。
さらに南にもう20mほど下がれば、十字路があります。


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その十字路で、西に向きました。
こちらに、末社の祠がいらっしゃいます。
鳥居の扁額によると、
三玉稲荷社と赤崎稲荷社が合祀されたもののようです。


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こちらの稲荷社の南側に、大きな桜の木があります。
その桜の木の南側に、石畳の道が西に伸びています。


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その石畳の道から、西を向きました。
ここから、西洞院通までその道が伸びています。
では、いったん西洞院通まで出てみます。


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いったん西洞院通まで出て、東を向きました。
こうして見ると分かるように、この菅大臣神社は
観光ガイドブックには載らない京都屈指の桜の名所です。
では、ここからこの神社の境内を散策するのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けたので、ここから先は次回にします。

今回は、ここまでです。

~次回はこの菅大臣神社を散策した後、地下鉄の駅に戻ります~

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第390回 菅大臣神社の桜並木 後編

[菅大臣神社] ブログ村キーワード
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こちらは、烏丸通と堀川通の中間にある西洞院通です。
四条通と五条通の間やや北寄りにある
仏光寺通と高辻通の間から、こちらの神社に入れます。
こちらは、かつての菅原道真の邸宅跡菅大臣神社です。
今回はこの神社を散策した後、地下鉄の駅に戻ります。
撮影日は、2016年3月31日木曜日午後4時半。
この写真も含めて、境内の写真は全てクリックすると拡大されます。


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では西洞院通を東に向き、菅大臣神社に入っていきます。
通常「天神さん」は梅が有名ですが、
こちらの神社は京都でも知る人ぞ知る桜の名所です。


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西洞院通から、菅大臣神社境内を西に約50m進みました。
左(北)側に、前回ブログに出てきた稲荷社がいらっしゃいます。
そして、その周囲には大桜が1本立っています。


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こちらが、その稲荷社です。
扁額には、「三玉稲荷」「赤崎稲荷」が合祀したとあります。


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さらに、その脇に手水舎があります。
とは言え、中の水は空です。


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さらに、その手水舎東側には社務所があります。
この神社の桜の木々は、ここに集中しています。


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では、この鳥居を抜けて菅大臣神社の本殿に向かいます。
この奥は、桜の代わりに梅並木が広がります。


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こちらは、菅大臣神社本殿の北側です。
幾柱か、こちらに勧請された神様の祠が並んでいます。


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さらに、こちらは本殿南側の祠です。
こちらの祠には、枝垂梅が掛かっています。
桜はともかく、梅はもう散ってしまっています。


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本殿の右(南)側に、こちらの狛犬がいました。
口の形から、阿形(あぎょう)のようです。


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そして左(北)側の吽形(うんぎょう)の狛犬です。
上御霊神社にいる吽形の狛犬同様頭に角が生えています。


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その狛犬と狛犬の間に、菅大臣神社本殿がいらっしゃいます。
前回ブログの「紅梅殿」からこの神社にかけてが、
平安時代当初の菅原道真邸です。
京都の「天神さん」の大半が、菅原道真の邸宅や別荘、
菅原家親族の邸宅跡です。
京都の「天神さん」には桜の方が有名な神社がいくつかあります。
ここ菅大臣神社以外でしたら、
第200回ブログで出てきた菅原院天満宮も桜で有名な神社です。


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菅大臣神社の本殿に背を向けました。
では、この鳥居をくぐって外に出ます。


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鳥居をくぐり、すぐに左(南)を向きました。
この神社へは西側の西洞院通からも入れますが、
前回ブログのように北側の仏光寺通からも入れますし、
今から進もうとする南側の高辻通からも入れます。
第234回ブログと同じ道順でもあります。


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菅大臣神社本殿前の鳥居から、南の高辻通に向かっています。
この辺りにも、桜並木が続いています。
木々の数自体は、こちらの方が多くなります。


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ただ、石製鳥居を越えると高辻通(南)側も住宅が並びます。
途中にお地蔵さんがいらっしゃるのも、仏光寺通(北)側と同じです。


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こちらが、そのお地蔵さんです。
南北の入り口にそれぞれお地蔵さんがいらっしゃるのも、
何か意味があるのでしょうね。


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では、菅大臣神社を出て高辻通に進みます。
ここから南に、若宮通が伸びていますね。
写真をクリックすると拡大されるのは、ここまでです。


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菅大臣神社の前で、高辻通を東に向きました。
次は、ここを進んでいきます。


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菅大臣神社の前から、高辻通を東に約50m進みました。
新町通の手前に、コンビニエンスストアがあります。
2014年の祇園祭前祭では、熱中症対策の清涼飲料水を買いました。


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高辻通から、新町通を北に向いています。
第234回ブログでは、ここを進んでいきました。


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今度は、高辻通から新町通を南を向きました。
ここから約120m先に松原通があって
第25回ブログに出てきた松原道祖神社がいらっしゃいます。


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新町通から、高辻通を東に向いています。
向こうに、京都市立下京中学成徳学舎があります。
元々は、京都市立成徳中学校でした。


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新町通から、高辻通を東に約100m進みました。
こちらにも、小さな神社がいらっしゃいます。


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こちらが、その神社「繁盛の宮」です。
御祭神は、針才女(ヒンドゥー教では「ハーリーティ」)です。
八坂神社の御祭神「牛頭天王」の妃なので、
祇園祭の際にはここも例祭仕様になります。
(詳しくは、第63回ブログで)
この写真は、クリックすると拡大されます。


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繁盛の宮の前から、高辻通を東に向きました。
この20m先で、高辻通は室町通と交差します。


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高辻通から、室町通を南に向いています。
こちらを進むと、第25回ブログに出てきた問屋街に辿り着きます。


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本当は「高辻室町」交差点を撮るべきなのですが、
その角にある蕎麦屋さんの前でたくさんの方が話し合われていて、
そこを飛ばして高辻通から50mほど北上した室町通を見ています。
では、ここをさらに北に向かいます。


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高辻通から、室町通を北に約100m進みました。
前回ブログに出てきた日吉神社がいらっしゃいますね。
その北側に、仏光寺通が伸びています。


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室町通から、仏光寺通を東に向いています。
次は、ここを進んでいきます。


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室町通から、仏光寺通を東に約100m進みました。
ここで仏光寺通は、烏丸通と交差します。


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仏光寺通から、烏丸通を北に向いています。
向こうに、地下鉄烏丸線「四条」駅6番出口が見えます。
では、そこから地下に下りて京都駅に向かいます。

今回は、ここまでです。

~次回は、さらに桜を散策します。
今年(2016年)は、もう1カ所桜散策を撮りました~

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第391回 源光庵の大桜~鷹峯桜散策~その1

前回ブログまで、京都市街地の桜の様子を取材しました。
さらに今年(2016年)は、4月に入ってもう1カ所回りました。
それが、「千本通編」の最後に当たる鷹峯です。
ここは紅葉で有名な観光地ですが、
道々の桜がなかなか綺麗な場所でもあります。
そこで千本通を中心に桜散策をした後、
源光庵や光悦寺にも行ってきました。
その内容を今回を含めて、3回に分けて書きます。


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京都駅からJR嵯峨野線「二条」駅まで乗って、
そこで6系市バスに乗り換えて「北木ノ畑町」バス停まで来ました。
今回は、ここから千本通を北西に進み源光庵へ向かいます。
撮影日は、2016年4月5日火曜日午後2時。
2016年の京都のソメイヨシノは、この日が満開でした。


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「北木ノ畑町」バス停から、千本通を北西に向いています。
では、この急な山道を登っていきます。


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「北木ノ畑町」バス停から、千本通を北西に約80m進みました。
左(西)側に、「万湯葉」という生湯葉専門店があります。
ここの汲み上げ湯葉がウチの母のお気に入りで、
「他の店のものよりも、大豆の味が濃い」そうです。
そのことをここの女将さんにお話ししたところ、
とても喜ばれて10円まけてもらいました。


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「万湯葉」の前で、東を向きました。
左(北)側に、「鷹峯児童公園」に植わっている桜並木が見えます。
この公園の周囲には、何本も満開の桜が並んでいます。
ただ公園の中では小中学生が遊んでいて、
ちょっと撮影ができない状態でした。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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「鷹峯児童公園」の前から、千本通を北西に向きました。
では、ここを進んでいきます。


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「鷹峯児童公園」から、千本通を北西に約50m進みました。
向こうに、コンビニエンスストアが見えます。
ここには元々江戸幕府の薬草園があったのですが、
それは第386回ブログで紹介しています。
またこのコンビニエンスストアには公衆便所があるのですが、
それがこの辺の唯一のものになります。


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そのコンビニエンスストアの駐車場の前で、
(京都市街地には、このようなお店に駐車場はありません。
ここはそれだけ、市街地から離れています)
千本通を北西に向きました。
すぐ先に、「鷹峯上ノ町」バス停が見えます。


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バス停の近くに、こちらが売られていました。
菜の花がおいしそうだったのですが、
この日(2016年4月5日)はウチの冷蔵庫に
菜の花が入っていたのでそのまま素通りしました。


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「鷹峯上ノ町」バス停から、千本通を北西に約50m進みました。
こちらに、京都中央信用金庫鷹峯支店があります。
その脇に京都鷹峯郵便局もあるのですが、
「京都市北区鷹峯」に金融機関があるのはこの辺りだけです。


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その辺りで、左(西)を向きました。
こちら側には京町屋の間に駐車場があって、
その向こうは急な崖の先に紙屋川が流れています。
さらにその向こうに、山地があります。
ちなみに、あの「山」が鷹峯です。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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京都中央信用金庫鷹峯支店から、北西に約100m進みました。
千本通の東側に、「都本舗光悦堂」という和菓子屋さんがあります。
第387回ブログで、光悦饅頭を買ったお店です。


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こちらは、その和菓子屋さんの向かい(西)側です。
石碑に「史蹟 御土居址」とあるように、
この小山は御土居の北西端部分に当たります。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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その小山に、何本かの桜が生えています。
豊臣秀吉は御土居の景観をとても配慮していたそうなので、
もしかしたら16世紀末もこのような光景だったかもしれません。
その御土居の切れ端を、鷹峯の稜線を借景に撮りました。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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「御土居址」の前で、千本通を北西に向きました。
そろそろ千本通最北端にある
今回ブログのメイン源光庵の白壁が見えてきました。


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「御土居址」の前から、千本通を北西に約150m進みました。
「土天井町」バス停の向こうに、土蔵が見えます。
そちらは、老舗の醤油店松野醤油です。その北側の大桜が見事です。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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松野醤油の北側で、左(西)を向きました。
土蔵脇のレンガ製煙突は、大桜に映えますね。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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松野醤油の北側は、交差点です。
その交差点で、右(北東)を向きました。
ここから約150m先に光悦自動車教習所があって、
さらに100m進むとこの道の突き当りに「玄琢」バス停があります。


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その交差点で、千本通を北西に向きました。
では、ここを進んで源光庵へ向かいます。


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その交差点の北側の角に、鷹峯交番があります。
コンビニエンスストアからこの辺りまでが、
鷹峯の中でも賑やかなところです。


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そして、この辺りから京町屋の割合がさらに増えます。
こちらは、先ほどの交差点から約50m進んだところにあります。
今回は京町屋の写真はとばしていたのですが、
それでもこの1軒はお気に入りでしたので撮りました。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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先ほどの交差点から、千本通を北西に約150m進みました。
右(東)側に、日蓮宗瑞芳寺が見えます。
非公開ですが、こちらの沿革は第387回ブログに書いてあります。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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瑞芳寺の前から、千本通を北西に約50m進みました。
こちらの「鷹峯保育園」の桜は、少し盛りを過ぎていました。


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「鷹峯保育園」の前から、千本通を北西に約150m進みました。
ここで、千本通は源光庵の白壁に突き当たります。
要するに、この辺りが「鷹峯」交差点です。
左(西)側の大桜は、個人宅のものです。
鷹峯は紅葉で有名ですが、
このようにあちこちに大桜が点在しています。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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「鷹峯」交差点で、北東を向きました。
「鷹峯源光庵」バス停の向こうに見える大桜は、
常照寺の駐車場のものです。
こちらには、次々回ブログに伺います。


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今度は、「鷹峯」交差点で西を向きました。
白壁が伸びる源光庵に、大桜が見えます。
壁の高さと比較すると、大桜の大きさがよく分かります。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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その大桜の根元で、右(北)を向きました。
では、ここから曹洞宗鷹峯山寶樹林源光庵へと入っていきます。
この写真から最後まで、クリックすると全て拡大されます。


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先ほどのとこからすぐに、こちらの門があります。
では、この門をくぐり先に進みます。


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先ほどの門から約10m北西に蛇行すると、
こちらの黒い門に辿り着きます。
門の向こうに、源光庵の本堂が見えます。


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黒い門をくぐると、目の前に源光庵本堂が見えます。
本堂へはここからではなく、右(東)側から入ります。

曹洞宗鷹峯山寶樹林源光庵は、
室町時代初期の1346年に建立されました。
当初は同じ禅宗の臨済宗寺院でしたが、
江戸時代前半の1694年に曹洞宗に改宗されました。
ご本尊は釈迦牟尼仏で、
脇立に仏弟子の阿難尊者と迦葉尊者がいらっしゃいます。


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こちらは本堂の東側ですが、おそらく庫裏です。
ここで拝観料を払って、中に入ります。


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400円(11月は500円)払って、中に入りました。
その際に聞いたのですが、ここは写真を撮り放題だそうです。
ブログ掲載も、快く許諾してくださいました。


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中に入って真北に進むと、こちらの座敷に出ます。
向こうの庭が北山を借景に絶景になるのですが、
それは紅葉シーズンのことです。
源光庵は、境内には桜はありません。


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その座敷から、西を向くと本堂が見えます。
では、次はその本堂の中に入っていきます。


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撮影し放題とはいえ、さすがにご本尊撮り放題は避けました。
代わりに、こちらの「悟りの窓」からの風景を掲載します。
ここも紅葉シーズンになると絶景になりますが、
このシーズンならこんな感じです。

この日(2016年4月5日)は平日でしたが、
そこそこの方々がいらっしゃいました。
本堂は広くて、無理に詰めれば100人位入れそうです。


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本堂の西側には、坪庭があります。
こちらも、紅葉シーズンになると絶景に変わります。
源光庵の西隣は京都市立鷹峯小学校なのですが、
ここにいると小学校からの歓声が聞こえてきます。
それはそれでとても長閑なのですが、
ここを見上げると血天井です……
まぁ全体的に薄暗い養源院と比べると、おどろおどろしていません。
(養源院には、鳥居元忠の死に顔が完全に残っていますし)


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本堂から庫裏に戻ってきました。
では、ここから境内に出て源光庵を出ます。


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源光庵の庫裏から出て、南を向いています。
あの黒い門を出て、外に向かいます。


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その黒い門を出てすぐ左(東)に、こちらの鐘楼があります。
では、この前を通り過ぎます。


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外に出る途中に、こちらがありました。
多分、これが宗統復古碑です。
卍山道白がこちらに葬られているはずです。


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では、ここから源光庵を出ます。
ここからは外の道を西に進み光悦寺方面に向かいましたが、
もうだいぶ写真を貼り付けましたので、
ここから先には次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、光悦寺に訪問します~

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第392回 光悦寺から見下ろす~鷹峯桜散策~その2

[光悦寺] ブログ村キーワード
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千本通最北端から西に進み、源光庵の前で西を向いています。
この源光庵周辺に、鷹峯を代表する寺院が並んでいます。
今回はこの急な上り坂を進み、光悦寺を散策します。
撮影日は、2016年4月5日火曜日午後2時半。
今回は、この写真しか「桜」が出てきません。


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源光庵のほぼ南向かいに、浄土真宗遣迎院派本山遣迎院があります。
元々は、鎌倉時代初期に建立された浄土宗西山派の寺院でした。
それが京都市内を転々とし、1955年に現在の位置に移ってきました。
一時期天台宗だったこともありましたが、現在の位置に移った際
浄土真宗の独自宗派の本山となりました。
(同じ宗派に、三十三間堂回りの養源院があります)
ご本尊が快慶作の阿弥陀如来像で、庭園も見事らしいのですが
残念ながらこの寺院は非公開です。


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遣迎院の向かいには、こちらの京町屋があります。
鷹峯には、こういう家屋がたくさん残っているのが面白いですね。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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その京町屋の前で、西を向きました。
この辺りから、上り坂は少し緩やかになります。
右(北)側の石垣と白壁は、京都市立鷹峯小学校のものです。


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さらにこの道を西に進めば、京都市立鷹峯小学校の校門が見えます。
校舎自体は普通なのですが、塀や校門はかなり凝っています。


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京都市立鷹峯小学校の前から、西を向いています。
千本通から突き当りの約300mに、様々な寺院が集中しています。


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京都市立鷹峯小学校から、西に約5m進み南を向きました。
枯れ枝並木の向こうに、門が見えます。
こちらはカエデ並木で、秋には紅葉に囲まれます。
では、この門の先にある光悦寺に入っていきます。
ここから光悦寺境内の写真は、クリックすると全て拡大されます。


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門をくぐっても、暫くはカエデの枯れ枝並木が続きます。
ここは元々本阿弥光悦の自宅ですから、
光悦もこのカエデ並木を毎日歩いたのでしょうね。


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光悦寺のカエデ並木は多少西へ蛇行しますが、
基本的には南へ南へと直進します。
その途中に、こちらの鐘楼があります。


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ずっと南進した後、突き当りに寺務所があります。
インターフォンを鳴らして、待つこと数分。
こちらで300円(安い!)支払って、先に進みます。
写真撮影の許可をここで求めたところ、
「ここは三脚などを使わなければ、撮り放題です」
そうおっしゃいました。
とは言え屋内には基本入れませんので、
事実上境内のみ撮影可能です。


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寺務所の西側に、日蓮宗太虚山光悦寺本堂があります。
ただし、そちらは非公開です。

江戸時代の初期、徳川家康からこの鷹峯を拝領した本阿弥光悦は、
自宅の脇に題目を唱えるための草庵を建立しました。
そして光悦の死後の1656年、光悦の自宅跡と題目の草庵を基に
この光悦寺が建立されました。
生前の本阿弥光悦は熱心な日蓮宗信者だったので、
この寺院も日蓮宗となりました。


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その場所で、南を向きました。
寺務所と本堂を結ぶ渡り廊下をくぐって、さらに南進が可能です。
では、ここから先に進んでいきます。
……と言いますか、ここから本格的な光悦寺散策です。


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渡り廊下をくぐり南進すると、まずはこちらの茶室が目に入ります。
光悦寺庭園には、この三巴亭を含めて7つの茶室があります。


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三巴亭を通り過ぎ、光悦寺庭円をさらに南進します。
この庭園には、このような狭い道が迷路状に張り巡らされています。


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光悦寺庭園の途中に、花が咲いていました。
こちらは……「ユキヤナギ」でしょうか?


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その花の向かい(西)側に、こちらの茶室がありました。
本阿弥光悦の居室と同じ名前の太虚庵ですが、
こちらは1945年に建てられました。
(ここの茶室は、全て近年のものです)
ちなみに、この垣根は「光悦垣」と言って
途中でどんどん高さが変わっていくこの寺院独特のものです。


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太虚庵の南側は、四辻になっています。
順路は決まっていませんが、とりあえず右(西)に進みます。


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すると、すぐに了寂軒という茶室に出ます。
こちらも、中には入れません。


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そして、その南隣がこの自得庵という茶室です。
この茶室が、光悦寺の南西端です。
ここより南は、急な崖になっています。


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自得庵の東脇に、こちらのお墓が並んでいます。
こちらは、どうも本阿弥一族の誰かのお墓のようです。
ここは日蓮宗寺院なので、
きちんと「南無妙法蓮華経」と書いてありますね。


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そのお墓の前で、東を向きました。
右(南)側は崖ですが、生垣できちんと仕切られています。


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先ほどのお墓の東側に、また茶室があります。
こちらは、本阿弥庵ですね。


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本阿弥庵の前で、南東を向きました。
生垣の向こうは崖ですが、そこから京都市街地が一望できます。
右側の茶色い建物は、たぶん佛教大学です。
中央の緑地は、船岡山でしょうね。
向こう側の山地は東山で、市街地が山の奥まで続いているのは
蹴上付近の三条通です。


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同じ場所で南西を向きました。ここから鷹峯三山が見えます。
左が鷹峯で、右が鷲ヶ峰、中央の頂上だけ見えるのが天ケ峰です。
花札の「芒」(すすき)のモデルがこれらの山です。
3山合わせて「鷹峯」とも呼びますが、
地名としては「京都市北区衣笠」に属します。
鷹峯三山の南隣が左大文字山で、
左大文字山南麓に金閣寺があります。


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お墓と本阿弥庵との間に、北に戻る道があります。
そこを約20m進むと、太虚庵脇の四辻に戻ります。


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その四辻で、東を向きました。(西と南はもう進みました)
次は、この細長い道を進みます。


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その細長い道は、約50m先で突き当ります。
卒塔婆の前にある石碑が、本阿弥光悦のお墓です。
では、こちらにお参りします。


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本阿弥光悦のお墓の北側の生垣越しに、お墓が見えます。
こちらには、寺務所の辺りの東から入れます。


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本阿弥光悦のお墓の前で、西を向きました。
では、ここから四辻に戻ります。


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本阿弥光悦のお墓の前から、西に約50m進みました。
T字路に見えますが、ここは筋違いの四辻です。
次は、ここを右(北)に進みます。


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その四辻で、北を向きました。
すぐ先に太虚庵への脇道がありますが、ここは直進します。


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そのように北上すると、渡り廊下の前に戻って来られます。
では、その渡り廊下をくぐってさらに北上します。


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さらに北上すると、こちらの門があります。
この門をくぐると、光悦寺を出て今回ブログ最初の道に出ます。
クリックすれば写真が拡大されるのは、ここまでです。


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光悦寺を出て、東西に伸びる道に出ました。
光悦寺の北向かいに、大きな寺院があります。
こちらは、日蓮宗清雲山圓成寺です。

天津岩戸別稚姫命(あまついわとわけつわかひめのみこと)という
北山がご神体の山神様の神社が、元々ここにいらっしゃいました。
それが平安時代以降、平安京を守護する北山神の信仰が勢力を持ち、
妙見菩薩の信仰と習合した後、ここは日蓮宗寺院になりました。
明治時代に入って神仏分離令によって衰退しましたが、
近年になってまた再興しています。


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先ほどの門から約10m北上しました。
圓成寺に参拝しようとしたところ、足許の表札を見つけました。


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こちらの表札によると、撮影が一切不可のようです。
その代わり境内の立ち入りは認められているので、
一切撮影せずに参拝だけ済ませました。
神仏習合寺院なので、
ここは寺院というよりは山岳信仰の神社みたいでした。
境内中央の滝が、とても荘厳でした。
桜が見ごろで綺麗でしたが……写真は1枚もありません。


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光悦寺と圓成寺の前から、西を向きました。
こちらの道はもう少し続きがあるので、先を進みます。


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光悦寺の西隣の家の脇に、お地蔵さんがいらっしゃいました。
そうそう、こちらにもほんの少し桜が咲いています。
(今回ブログも、最初以外にも桜が咲いていました)


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そのお地蔵さんの前で、西を向きました。
右(北)側に材木屋さんがいらっしゃいますが、
この辺りは北山杉の生産地の一つです。


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「鷹峯」交差点から西に進み、約300mでこの道は突き当たります。
この先は急な下り坂になっていて、
南に大きくカーブしてそこから鏡石通が始まります。
つまり、そこをずっと進めば金閣寺の前に出られます。
また、右(北)側には「然林坊」というホテルがあります。
西に進むのはここまでにして、この後は東に進んで
「鷹峯」交差点東側にある常照寺に向かいます。
ただ、もうだいぶ写真を貼り付けたので、今回はここまでです。

~次回は、常照寺を散策します。
こちらのソメイヨシノは、この日(2016年4月5日)が満開でした~

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第393回 常照寺の桜並木~鷹峯桜散策~その3

[常照寺] ブログ村キーワード
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鷹峯の観光ホテル「然林房」の前から、東を向きました。
今回はここから東に進み、千本通を越えて常照寺に至ります。
常照寺は、この日がソメイヨシノの盛りでした。
撮影日は、2016年4月5日火曜日午後3時。
「常照寺」って、元日本代表ストライカーみたいですね。


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同じ場所で、北を向きました。
こちらが、その観光ホテル「然林房」です。


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ホテル「然林房」の東側に、北に伸びる山道があります。
ここを進むと、北山山中から丹波高地に入っていきます。


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今度は、同じ場所で南を向きました。
こちらは、「光悦茶寮」という茶店です。
お茶と軽食が頂けるのですが、
自分が訪れたときはいつも閉まっています。
ただ、屋根越しの桜がとてもきれいですね。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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観光ホテル「然林房」の前から、東に進んでいます。
では、ここをさらに東に進んでいきます。


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観光ホテル「然林房」の前から、東に約100m進みました。
この左(北)側に前回ブログに出てきた圓城寺があって、
右(南)側には光悦寺があります。(フレームから外れています)
圓城寺の先には、京都市立鷹峯小学校の白壁と
源光庵の大桜が見えますね。


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さらに、東に約100m進みました。
信号がある辺りが、千本通との「鷹峯」交差点です。
ここからなら、源光庵の大桜がよく見えますね。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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こちらが、源光庵の大桜です。
あまりの大きさに、カメラのフレームに収まりきりません。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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こちらが、「鷹峯」交差点です。
千本通が、源光庵で突き当たっています。
この道は、この交差点で北東に折れ曲がります。


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「鷹峯」交差点で、千本通を南西に向きました。
ここからでも、大桜が見えます。
ここを約900m下がると京都市市街地に入り、
さらに進みJR京都線の線路手前の七条通で突き当ります。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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今度はその「鷹峯」交差点から、北東に向きました。
約50m先に6系と北1系市バスの「鷹峯源光庵」バス停が見えます。
この辺の市バスは一方通行で、鷹峯から玄琢辺りを1周します。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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「鷹峯源光庵」バス停から、北東に約150m進みました。
こちらが、今回ブログのメイン日蓮宗寂光山常照寺です。
常照寺境内の写真は、全てクリックすると拡大されます。


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道路から北を向き、常照寺の山門を見ています。
ここから山門までの約50mが、この寺院で一番桜並木が濃密です。


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桜並木を抜けて、常照寺の山門の前に来ました。
こちらは、その色から「赤御門」と言われています。
また、島原にいた吉野太夫がこちらを寄進したことから
「吉野御門」とも呼ばれています。


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「赤御門」を通り抜けると、常照寺の本堂前に出ます。
その本堂の脇に寺務所があって、そちらで拝観料を払いました。
ブログの許可をもらった際、こんなことをおっしゃっていました。
「こちらはソメイヨシノ以外にも桜が咲いていて、
その旬が少しずつずれているので長い間桜を楽しめる」

ここ何回かのブログで書いていたように、
鷹峯は徳川家康から本阿弥光悦が拝領した土地で、
当時の芸術家を住まわせて「芸術村」が形成されました。
(「琳派」の形成過程ですね)
また本阿弥光悦が熱心な日蓮宗の信者だったので、
この「鷹峯」には多くの日蓮宗寺院が建立されました。
この寺院も、その中の一つです。

日蓮宗寂光山常照寺は、
本阿弥光悦と息子の光瑳が招待した日乾の開基でした。
日乾はこの常照寺に学問所「鷹峯壇林」を創設し、
京都の学問の中心地の一つになりました。


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拝観料を払って靴を脱ぎ、本堂に参拝しました。
その後、東側の方に向かいました。


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本堂東側の廊下を歩いていくと、
この寺院と吉野太夫との絆を描いたビデオを上映していました。
その廊下から北を向くと、この寺院で一番大きな枝垂桜があります。
大きすぎて、全然フレームに入りきりません。
……と言いたいところですが、廊下から枝垂桜の距離が近すぎて
フレームに入らないのが本当のところです。
実は反対側に回り込めば問題ないのですが、
そちらは撮影に失敗してボケた写真しかないので掲載しません。


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本堂前に戻ってきました。
次は靴を履いて、本堂の北側や西側に回り込みます。


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本堂の北側に、回り込んできました。
右に行くと、先ほどの枝垂桜の前に出ます。
左側は、墓地へと向かいます。


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墓地の方に、回り込みました。
個人的には、桜は墓地にとても似合うと思います。


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墓地の一番奥に、こちらの開山廟がありました。
本当はこの裏手に吉野太夫のお墓がいらしたのですが、
ここを取材したときは気付かず通り過ぎてしまいました……


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本堂の北側に、戻ってきました。
次は、本堂の西側を散策します。こちらも、桜が満開でした。


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その本堂西側に進む途中に、山の中に入る道があります。
もしその道に進んでいれば、遺芳庵に行けました。
ただ、そちらへはちょっと距離があるので写真がありません。


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本堂の西側は広くなっていて、様々な桜の木々が並んでいます。
そして、その周囲にはいくつかのお堂がありました。
こちらは、この寺院の最西端の鬼子母神堂です。


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鬼子母神堂の北側には、常當大菩薩堂です。
こちらの前の桜も、なかなか見事です。


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その東側に、妙見菩薩堂がいらっしゃいます。
こちら側の桜は、まだ咲いていないところもありますね。


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こちらのお堂も一折お参りしましたので、本堂の方に戻ります。
写真には写さないようにしていましたが、
この日(2016年4月5日)は平日でしたが、
何人かの参拝者がいらっしゃいました。


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本堂の前で、南を向きました。
では、この赤御門をくぐり抜けて常照寺を出ます。


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その赤御門をくぐり抜ける直前で、立ち止まりました。
こうして見ると、赤御門を額縁にした一幅の絵画に見えます。
これが、この寺院での自分の一番のお気に入りです。


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常照寺赤御門を南にくぐり抜け、東側を見ました。
こちらは、常照寺の駐車場です。


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では常照寺赤御門の前から、この桜トンネルを抜けます。
この桜が濃密な感じが、常照寺独特のものです。


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常照寺の前から、北東を向いています。
大桜が見える駐車場の先で、この道はすぐに南東に折れます。
そこで、「京都市北区鷹峯」から「京都市北区玄琢」に変わります。
クリックすると写真が拡大されるのは、ここまでです。


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今度は、常照寺の前で南西を向きました。
約150m先の「鷹峯源光庵」バス停に、
北1系市バスが停車しています。
あのバスには間に合いませんが、
次の北1系市バスで地下鉄烏丸線「北大路」駅に向かい、
そこから京都駅に戻りました。

今回は、ここまでです。

~次回から、暫く京都の春祭りを巡ります~

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第465回 光徳児童公園の桜は、これから

[光徳公園] ブログ村キーワード
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約1年9カ月ぶりのJR嵯峨野線「丹波口」駅です。
今回はここから真北にある光徳公園に立ち寄って、桜見物します。
……と言いたいところですが、
桜並木は「つぼみ」の方が多かったようです。
撮影日は、2017年3月26日日曜日午後4時8分。
だんだん小雨が降ってきました。


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JR嵯峨野線「丹波口」駅ホームで、北を向きました。
線路の左(西)側が京都中央卸売市場で、右(東)側が島原です。
この駅はあまり大きくありませんが、
市場の利用者と近くの団地の住民が多く利用しています。
では、目の前の階段を下りていきます。


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JR嵯峨野線「丹波口」駅ホームから、階段を下りています。
途中の踊り場が休憩場になっていて、
座布団付きのベンチや自動販売機があります。
(たくさんの方々がいらしたので、撮影していません)
さらに階段を下りると、その下に改札口があります。


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JR嵯峨野線「丹波口」駅改札口を出て、北を向いています。
右(東)側の出口から千本通に行けますが、
正面(北)の五条通側から駅を出ます。


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JR嵯峨野線「丹波口」駅から出ると、
目の前が「五条千本」交差点です。
JR嵯峨野線の高架下が、交差点の一部になっています。


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信号が、青に変わりました。
では、五条通を渡りさらに北に向かいます。


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千本通で五条通の横断歩道を北上し、西を向きました。
以前はJR嵯峨野線「丹波口」駅前であるこの辺りが
京の七口の一つ「丹波口」と思っていたのですが、
それは「七条千本」交差点の西側にあったようです。
(詳細は、第316回ブログ)


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同じ場所で、五条通から東を向いています。
ここから北は、千本通は2車線の道になります。


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五条通から、千本通を北に向いています。
ここから約250m北にある松原通に、
近年大型マンションが建てられました。
そのため、この辺りには大型の小売店舗が建ち並びます。
(第26回ブログ参照)


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五条通から、千本通を北上しています。
千本通西側に、ドラッグストアと金融機関のATMが並んでいます。
そのさらに西側には、JR嵯峨野線の高架が見えますね。


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こちらが洛西(京都市街地西部)や京都府下に
多くの店舗を持つ地域スーパーマツモトの五条店です。
この後ここに入ったら乙訓のタケノコとか売っていましたが、
個人的には新鮮な海鮮物を売っているイメージです。
このスーパーの北側で、千本通は万寿寺通と交差します。


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千本通から、万寿寺通を西に向いています。
すぐ目の前にJR嵯峨野線の高架があって、
そこでこの道は突き当たりますが、約100m先で復活します。
万寿寺通は、何度か途切れたり復活したりしながら、
桂川の東岸まで続きます。
(第31回ブログ第32回ブログ参照)


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では、万寿寺通を北に渡ります。
もう目の前が、今回ブログのメイン光徳児童公園です。


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「万寿寺千本」交差点北東角に、光徳児童公園の入り口があります。
光徳児童公園は、西が千本通、南が万寿寺通、北が松原通の
東西約70m、南北が約100mの長方形の公園です。
(詳細は、第316回ブログ参照)
ここから光徳児童公園内の写真は、クリックすれば拡大されます。


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光徳児童公園入口の車止め上部をアップで撮りました。
原寸大のスズメの真鍮像が付いています。
結構かわいい像ですが、こちらには本物のスズメもたくさんいます。


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その車止めを通り過ぎ、光徳児童公園の中に入ってきました。
この公園の南西端から、北東に向かって石畳の道が伸びています。
これが、この公園のメインストリートです。
この道は桜並木なので、
この時期はそこそこ絶景になっていると思っていたのですが……
まだまだ開花前のようですね。


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そのメインストリートを歩きながら、東を向きました。
まだ蕾の桜並木の先には、
京都市街地では珍しい野球もできる運動場があります。
ただ、この雨の中ほとんど遊んでいる人はいません。
さらにその向こうには、京都産業大学付属中高校があります。


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公園のメインストリート北東端に来ました。
その先に屋根付きのベンチが並んでいて、
こちらがここの中央からやや北寄りに位置します。
春休みでもこの小雨では遊びまわる小学生はあまりいませんが、
こちらで休まれる近所の方々は何人かいらっしゃいました。


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そのベンチ付近の桜だけ、しっかり満開でした。
こちらの公園内の桜の木々は様々な種類の桜が植えてあり、
それらが少しずつ2カ月かけて順番に咲いていきます。
中には河津桜のようにほぼ終わったものもあるのですが、
ソメイヨシノの時期が過ぎてもまだ何本かは咲いています。
ですから長い時期桜を楽しめるのですが、
一斉に咲き誇らないので写真映えしない面もあります。
そうはいっても、この日(2017年3月26日)のこの桜は
写真映えするなかなかの咲き具合でした。


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その西側にも、咲いていた桜がありました。
ただ、こちらは満開を過ぎてもう葉桜になりかけていました。


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ベンチの西側に、小屋が見えます。
こちらは、「松原千本」交差点南東角の中堂寺交番です。


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ベンチの北側には、地図上では池になっているところがあります。
中央に噴水と池がありますが、その大半は舞台のような広場です。
背後に見える建物が、先ほどから出てくる大きな団地です。


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ベンチから、満開の桜を眺めています。
運動場の周囲にもベンチがあって、そちらでも桜を楽しめます。


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同じ桜を角度を変えて、撮り直しています。
まぁこの木を見ただけでも、
今回ブログの取材は無駄ではなかったと思えます。


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こちらは、葉桜になりかけの方です。
もう数日早く来れば、こちらが絶景だったのでしょうね。


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その葉桜になりかけている木から、西側を見ています。
こちらは、遊具が並ぶ児童公園ですね。
ここは結構大きな公園ですので、こういう「使い分け」も可能です。
ただ、小雨降るこの日(2017年3月26日)は誰もいませんでした。


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では、ベンチの前からメインストリートを戻っていきます。
この枝垂桜の下のベンチの座って、
こちらの桜をゆっくり眺めることができるのですが、
まだまだつぼみも硬い状態でした。


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すると、枝垂桜の脇に番のハトがやって来ました。
逃げられないように、遠くから望遠で撮っています。


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この日(2017年3月26日)は小雨でちょっと肌寒いせいか、
ハトは羽毛を立たせて丸くなっていました。
ちょっとかわいいので撮りましたが、
シャッターを押す瞬間に、そっぽを向かれました……


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気を取り直して、もう1羽を撮ります。
こちらは結構ぼ~っとしていて、撮り放題でした。


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では、光徳児童公園のメインストリートを
出口に向けて歩いています。
この辺りの桜は、つぼみもまだまだ硬いようです。


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光徳児童公園の外周の道(と言っても公園内の道です)にも、
桜の木々が何本も並んでいます。
こちらも大半がつぼみが固いままでしたが、
このように3分咲きの桜も何本かありました。


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その3分咲きの桜を撮っていると、
背後で「チュン、チュン」という鳴き声が聞こえてきました。
そのときは何もわからずに、鳴き声がした方を撮ってみました。
……で、家に帰ってから写真を確認すると
このようにたくさんのスズメが写っていました。
スズメは渡り鳥ではないので、年中この公園で見ることができます。


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光徳児童公園の入り口付近に戻ってきました。
こちらは、ユキヤナギですね。
第200回ブログでは、京都御苑でも咲いていましたね。


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光徳公園の出口に戻ってきました。
ではここを出て、「万寿寺千本」交差点に出ます。
クリックすれば拡大されるのは、この写真までです。


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光徳児童公園を出て、万寿寺通から千本通を南を向いています。
ここからは今回ブログの逆の道を通って、
JR丹波口」駅から帰宅します。
……と、その前にマツモトに寄って今晩のおかずを買います。
この時期は、何といってもホタルイカがおいしいですね。
(京都産ではなく、富山産を買いました)

今回は、ここまでです。

~次回から、また新しい道を連載します。
……と言いましても、その道の紹介が2017年の桜散策になります~

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第550回 京都銀行西陣支店~蓮台野桜野辺送~その1

[京都銀行] ブログ村キーワード
野辺送(のべおくり)とは、古代~中世の葬式のことです。
平安時代くらいから始まり、
江戸時代初期に徳川秀忠の法令で廃止されるまで
亡くなった方のご遺体は京都市街地から郊外へ運んでいました。
(死体を放置することで発生する疫病を防ぐためです)
その一連の儀式を「野辺送」と言って、平安京郊外に当たる
千本通北部周辺の「蓮台野」は代表的な埋葬地でした。
(他にも、化野六原およびその東隣の鳥辺山周辺などがありました)
蓮台野の野辺送は千本釈迦堂から順に千本通を北上し
釘抜き地蔵→千本ゑんま堂→歯形地蔵→九品蓮台寺と参拝して、
そのまま蓮台野の埋葬地に向かいました。
蓮台野は現在普通の住宅地ですが、多くの桜の名所を抱えています。
また蓮台野に至るまでの各地も、大半が桜の名所として有名です。
そこで2018年の桜散策は、その野辺送が行われた場所を
当時の順番通りに巡ろうと思います。


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笹屋町通から、千本通を北を向いています。
元来はこの辺りに206系市バスの停留所があったのですが、
いつの間にか廃止されていました。
そこで、「千本中立売」バス停から笹屋町通まで歩いた後
この位置から2018年の桜散策を始めます。
今回は、ここから北上し、千本釈迦堂の前まで進みます。
撮影日は、2018年3月29日木曜日午前11時半。
暑くて、上着を脱ぎました。まるで、夏でした。


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千本通から、笹屋町通を東に向いています。
約200m先の浄福寺通沿いに浄福寺や慧光寺が並びます。
(第354回ブログを参照)


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笹屋町通から、千本通を北に向いています。
この先の青い看板を見ていると、今出川通が近いことが分かります。


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笹屋町通から、千本通を約50m北上しました。
ここで千本通は、元誓願寺通と交差します。


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元誓願寺通から、千本通を約50m北上しました。
ここで千本通は、今出川通と交差します。
よく見ると、交差点の南西角に桜が咲いていますね。


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「今出川千本」交差点の南西角に来ました。
こちらで、大桜が満開でした。
ここ最近、京都の街路樹は銀杏から桜に変わりつつありますが、
その中でもこの交差点は桜の木の本数も多く、きれいに咲きます。


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「今出川千本」南西角から、東を向きました。
この交差点の面白いのは、南西角だけでなく
交差点のすべての角に桜並木が続いていることです。


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「今出川千本」交差点南西角から横断歩道を渡って、
その交差点の南東角から西を向いています。
南西角の大桜の枝が、左(南)の方の建物の前に掛かります。
こちらの建物も、白亜色のとてもきれいな外壁を持っています。


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こちらが、その白亜色の建物です。
看板にある通り、こちらは京都銀行西陣支店です。
デザインに優れ、さらにそれぞれの壁や窓・柱の形状も美しく
個人的には京都で一番の外観を持つ銀行と思っています。
その建物の前で大桜が咲き誇っているわけですから、
単なる大通りの交差点が一転して絶景に変わります。
本当は桜の枝がもっと長かったのですが、
3年前の銀行の改装の際に、少し切られてしまいました。
ところが、桜は植物です。
年々枝が長く伸びて、もう数年すれば更に絶景になるでしょうね。


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では、横断歩道を渡り再び「今出川千本」交差点南西角に移ります。
入り口から銀行内に入り、ブログ掲載の許可を取りに行きました。
ところが、銀行内はお客さんだらけで大忙しです。
行員さんに許可を求めたところ、こちらに目も合わせずに
「はい、掲載されても大丈夫です」
そうおっしゃってくれました。
……という訳で、遠慮なく今回ブログのタイトルにしました。


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京都銀行西陣支店を出て、
「今出川千本」交差点北西角の方を向いています。
向こうの角も、桜並木が満開ですね。
では、今出川通を渡り、ここを北上します。


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その横断歩道を北上中に、少し西を向きました。
「今出川千本」交差点の西側に上善寺が見えますが、
そちらまで寄っていれば時間がかかるので
今回ブログは飛ばします。
(第375回ブログで、この上善寺に寄りました)


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横断歩道を渡って、交差点の南西角に振り向きました。
京都銀行西陣支店の写真は、この構図の桜がいちばん映えます。


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今出川通から、千本通を北北西に向いています。
船岡山を避けるため、千本通はこの辺りでだんだん傾いていきます。


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今出川通から、千本通を北北西に約50m進みました。
ガソリンスタンドの前に、「千本今出川」バス停があります。
千本釈迦堂に向かう場合は、
いつもここからブログ連載を始めていました。


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こちらは、そのガソリンスタンドから2軒北のお店です。
おいしそうな和菓子屋さんですが、時間がないので先に急ぎます。


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今出川通から、千本通を北北西に約100m進みました。
五辻通近くは五辻昆布の本社ビルが目立ちますが、
それ以外はシャッターで閉まったお店も目立ちます。


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ただ、よく見ると「五辻千本」交差点南西角の玩具店は営業中です。
ここは将棋とか囲碁とかかるたとか、ゲームの類が売られています。


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そして、こちらが「五辻千本」交差点です。
今回ブログでは、こちらから五辻通を西に進みます。


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千本通から、五辻通を西に向きました。
こちらから見ると、京町家と町工場が混在します。
この辺りは花街の上七軒に近いのですが、西陣の一部でもあります。


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千本通から、五辻通を西に約30m進みました。
塀の向こうは在日韓国居留民団西陣支部ですが、
そこの桜も今ちょうど満開ですね。


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その2軒ほど西に、浄土真宗三會寺があります。
なかなか風情のある寺院ですが、詳しい沿革は分かりませんでした。


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その三會寺の前で、五辻通を西に向いています。
この少し先で、五辻通は六軒町通と交差します。


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五辻通から、六軒町通を北に向いています。
六軒町通は約200m先で上立売通と交差し、突き当たります。
(第488回ブログを参照)


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今度は五辻通から、六軒町通を南に向きました。
六軒町通は、約100m先で今出川通と交差します。


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さらに六軒町通から五辻通を西に向きました。
辻の角にある京町家は改装が終わり、旅館として営業中のようです。
(第488回ブログを参照)


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その京町家から、五辻通をさらに30m西に進みました。
第488回ブログではこの京町家を「改装中」と勘違いしていました。
また五辻通の左(南)側は町工場が並び、忙しく稼働されていました。


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その京町家の東側に、路地が北に伸びています。
こちらを進めば、くねくね曲がった末に
六軒町通最北端(上立売通との辻です)に達しますが、
相当複雑なので道に迷う危険があります。
(行こう行こうと思いつつ、目の前のお好み焼き屋は
今回も時間がなくて素通りしました……)


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その位置から、五辻通を西に約70m進みました。
ここで五辻通は小路と交差し、T字路を構成します。


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そのT字路で、五辻通を西に向きました。
「上七軒」交差点から、七本松通は北北西に曲がりますが、
そこから真っすぐ約100m北上すると、ここに着きます。


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今度はその位置で、北を向きました。
こちらは、真言宗智山派大報恩寺です。
国宝の本堂から、「千本釈迦堂」と呼ばれています。
ここからこの「千本釈迦堂」に参拝するのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は、こちらの千本釈迦堂を参拝します~

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第551回 大報恩寺 千本釈迦堂~蓮台野桜野辺送~その2

[大報恩寺] ブログ村キーワード
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千本通から五辻通を約200m進み、北を向きました。
国宝の千本釈迦堂を擁する真言宗智山派大報恩寺が見えます。
今回はこちらに散策して、次の参拝地釘抜き地蔵に向かいます。
撮影日は、2018年3月29日木曜日正午。
上着を脱いでしまうほどの「夏日」でした。


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五辻通から、大報恩寺に向かう石畳の参道を北上しています。
こちらを歩いていると、右(東)側に大桜の木が目に入ります。


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こちらが、その大桜の木です。一部まだ蕾ですが、ほぼ満開ですね。
千本釈迦堂の桜と言えば阿亀桜(おかめざくら)が有名ですが、
個人的にはこの木もここを代表する桜と思っています。


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その桜の向こう(東)側には鉄門扉があって、普通の民家が続きます。
この方はたぶんその辺りで飼われている猫で、
いつもこの辺りで日向ぼっこをされています。
昨年(2017年)こちらにお邪魔したときはカメラの準備に手間取り、
モタモタしている間に逃げられてしまいました……


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では、こちらから大報恩寺境内に入っていきます。
門の向こう(北)側に、阿亀桜の木が見えていますね。


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門をくぐり、大報恩寺境内に入ってきました。
では、今からこちらを散策します。


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その門をくぐってすぐに、左(西)を向きました。
先ずは、こちらのお稲荷さんにお参りです。


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そのお稲荷さんの鳥居の周囲は椿が満開でしたが、
その性質上、幾つかはこのように落花していました。
個人的にはこういうのも好きなので、1枚撮りました。


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お稲荷さんの北隣には、塔頭寺院の北野経王堂願成就寺があります。
こちらの沿革は、第472回ブログなどに載っています。


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願成就寺の手前に、こちらのお墓が立っています。
こちらは足利義満山名氏清のために立てました。
以来この大報恩寺は山名氏の厚い信仰を受けて、
応仁の乱の際にも山名持豊によって庇護を受けて戦災を免れました。
(千本釈迦堂が国宝になった最大の理由です)


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今度は、その位置で東を向きました。
こちらに不動明王堂があり、堂内に不動明王がいらっしゃます。
こちらにも、燈明を立ててお参りしました。
手前のプレハブは、節分の際に利用されます。


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こちらが、大法恩寺の象徴でもある阿亀桜(おかめざくら)です。
枝垂桜の一種で、写真でもわかるように
花弁が少しずつ散っていって、それが風に舞っています。


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阿亀桜の東側におかめ像がいらっしゃって、
その右(南)側に阿亀塚(お亀さんのお墓)が立っています。
ここ大報恩寺は、日本全国の「おかめ信仰」の中心地でもあります。
(第376回ブログを参照)


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阿亀桜の北側に、真言宗智山派大報恩寺本堂があります。
堂内にはご本尊の釈迦如来像がいらっしゃり、(秘仏です)
そのことから「千本釈迦堂」と呼ばれています。
(沿革は、第488回ブログ参照)

この地域での野辺送は、この千本釈迦堂から始まります。
そして、こちらから千本通に移動し
そこから蓮台野に向けて北上しました。
(六原などの野辺送とは異なります)


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千本釈迦堂から、西を向きました。
この先に駐車場があって、七本松通と隣接しています。
第488回ブログではそちらの道を歩んで、上立売沿いに
北野天満宮北門や平野神社に向かいました。


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大報恩寺西門の北側に、こちらの寺務所があります。
中の僧侶に話して600円納めると、この北側の宝物殿と
千本釈迦堂内に入ることができます。

こちらは古い寺院ですので、修理毎に様々な遺構が発見されます。
宝物殿には、そういう考古学的な文化財の他に
快慶による十代仏弟子像などがいらっしゃいます。

千本釈迦堂内は、大きく東西に分かれます。
西側(と言いましても全体の約8割)には仏壇があって、
秘仏の釈迦如来像がいらっしゃる厨子にお参りできます。
そして東側には、大きなお亀さんの像がいらっしゃいます。
さらにその周囲に、お亀さんの人形やお面が奉納されています。
特に節分には、お亀さんを信仰されておられる方々が
こちらに参拝されます。
ただ、ここから先は全て撮影不可なので写真はありません。


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阿亀桜の前に、戻ってきました。
では、ここから南下してこちらを出て行きます。


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大報恩寺の門を出て、南を向いています。
今度はここから石畳の道を南下して、五辻通に戻ります。


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五辻通に戻って、さらに南を見ています。
(今回ブログ最初の地点で、反対を向いています)
ここから約150m南下した「上七軒」交差点から、
北西に進むと上七軒の花街に出ます。


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同じ位置で、五辻通を西に向きました。
ずっと先(七本松通との交差点付近)に桜並木が微かに見えますが、
そちらが京都市立翔鸞小学校です。
(第473回ブログを参照)


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さらにその場所で、五辻通を東に向きました。
ではここを進み、千本通に戻ります。


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先程の地点から、五辻通を東に約30m進みました。
こちらの京町家の飲食店は、そろそろランチタイムですね。


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その飲食店から、五辻通をさらに約50m進みました。
ここで五辻通は、六軒町通と交差します。


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五辻通から、六軒町通を北に向いています。
本当はこちらからの方がくぎ抜き地蔵への近道なのですが、
野辺送の道順通り千本通にいったん出ます。


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六軒町通から、五辻通を東に向いています。
千本通まで、あと少しですね。


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五辻通を東に進み、千本通との交差点に出ました。
右(南)側にシャッターを閉めて開店している老舗玩具店が、
正面に五辻昆布本社ビルが見えますね。
ここから千本通を北北西に進みくぎ抜き地蔵を目指しますが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は、くぎ抜き地蔵の枝垂桜を眺めます~

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第552回 くぎ抜き地蔵の枝垂桜~蓮台野桜野辺送~その3

[くぎ抜き地蔵] ブログ村キーワード
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「五辻千本」交差点で、千本通を北北西に向いています。
前回ブログで五辻通約200m西にある千本釈迦堂に参拝しましたが、
今回は千本通の北北西250m先にある石像寺に向かいます。
こちらにいらっしゃる釘抜き地蔵が有名ですね。
撮影日は、2018年3月29日木曜日午後0時半。
花粉症よりも、熱中症が心配になってくるかなり暑い日でした。


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五辻通から、千本通を北北西に約150m進みました。
こちらで千本通は、上立売通と交差します。
その手前(南)に、川魚屋さんがあります。
(京都の魚屋は、海魚店と川魚店に分かれます)
こちらの「おぜき」は焼き魚とかなかなかおいしいのですが、
上七軒御用達なので相当高いお店です。


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千本通から、上立売通を西に向いています。
約50m先でいったん上立売通は突き当たりますが、
そこから南に六軒町通が伸びています。
この道が前回ブログに出て来た千本釈迦堂と釘抜き地蔵の近道です。
(第488回ブログを参照)


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今度は、千本通から上立売通を東に向きました。
第485回ブログでは、この上立売通からこの位置に進みました。
では、ここで横断歩道を渡り向かい側歩道に進みます。


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横断歩道を渡って、千本通東側歩道に来ました。
では上立売通から、千本通を北北西に進みます。


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「上立売千本」交差点北西角に、
206系市バスの「千本上立売」バス停があります。
その北隣に、浄土宗鎮西派瑞雲寺が建っています。
第378回ブログではこちらにお邪魔しましたが、
節分以外はここに入ることができません。


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瑞雲寺の向かい(東)側に、「咲くあん京都」があります。
医療施設併設の高齢者向け住宅なのですが、
その1Fに肉まん屋さん「まんまん堂」の支店が入っています。
まぁこちらは肉まんで有名なのですが、
第486回ブログではお汁粉を注文しました。
今回も、肉まんよりもソフトクリームに心が動きます。
実は、この時点で気温が上がり続けて熱中症手前でした。


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先述の通りこの日(2018年3月29日)は夏日で、
気温が3月とは思えないくらい高いものでした。
そのこともあって、こちらのソフトクリームは
お昼時で既にほとんど売り切れ状態でした。
こちらは、唯一残っていた「黒ゴマソフト」です。


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こちらが、その「黒ゴマソフト」です。
「黒ゴマ」ということもあって、胡麻の香りが前面に来ます。
磨り潰した胡麻がしっかり中に入っているので独特の味がしますが、
自分は結構気に入ったので次もこれを頼もうと思います。


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まんまん堂には、約10分いました。
そのまんまん堂から、千本通を北北西に向いています。
こちらの北隣に、「釘抜地蔵 石蔵寺」と書かれた看板があります。


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千本通から東を向いて、その寺院を見ています。
こちらは、浄土宗家隆山光明遍照院石像寺です。
通常は、「くぎ抜き地蔵」と呼ばれています。
今回ブログのメインですね。
左側に「花まつり」の看板がありますが、詳細は追記に書きました。


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石蔵寺の門をくぐると、石畳の道が東に伸びています。
2016年の節分にお邪魔したときの第377回ブログでは、
この辺りに露店が立ちましたが普段はこんな感じです。


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さらに門をくぐって、石蔵寺境内に入ってきました。
石像寺本堂の前に、大きな釘抜きのオブジェが立っています。
こちらは、堂本印象の作品です。


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石蔵寺境内の南側に、大きな枝垂桜があります。
この日(2018年3月29日)が、ちょうど満開でした。
毎年節分にこちらは賑やかになりますが、
「桜の寺院」としてはあまり知られていません。


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そして、こちらが浄土宗家隆山光明遍照院石像寺本堂です。
ご本尊は、大地蔵菩薩です。
詳しい沿革は、第106回ブログに書かれています。

この辺りの野辺送では、千本釈迦堂にお参りした後
千本通沿いの3体の地蔵尊にお参りしました。
その3体とは南から順に、くぎ抜き地蔵→歯形地蔵→
九品蓮台寺のご本尊延命地蔵尊のことです。

また、このくぎ抜き地蔵には「苦抜き」(つまり、苦痛抜き)や
「がん封じ」のご利益があります。
この日も、多くの方々がこの本堂を時計回りに祈祷されていました。


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石像寺本堂の西隣に、絵馬殿があります。
節分ではこちらで昆布茶が振る舞われます。
(この近所にある五辻昆布のものを使用されています)
普段は、このようにサーバーからお茶が飲めます。


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その絵馬殿の前で、石蔵寺境内を東に向きました。
左(北)側に寺務所が、右(南)側に本堂が見えます。
では、こちらの通路から本堂の東側に進みます。


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石像寺本堂の東側に来ました。
お地蔵さんがいらっしゃるお堂の脇から、さらに東に進めます。
確か「釘抜地蔵」は本堂のものではなくて、こちらを指す筈です。
次は、そちらへと移動します。


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この通路は、先ほどの小さなお堂の先で突き当たります。
その位置で北を向くと、ブロック塀沿いに進めます。


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その先で、また東を向きました。
石段を下りると、こちらに石蔵寺の墓地が広がります。


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墓地のいちばん手前に、こちらの石仏群がいらっしゃいます。
古い墓石が混じっているように、こちらの石仏も古い墓石です。
(お地蔵さんではありません)
おそらく、中世ごろ(鎌倉時代~室町時代)は
この辺りも埋葬地だったのでしょうね。
ただ、よく言われている「蓮台野」はここよりもっと北です。

写真のいちばん奥に焼却炉が見えますが、
こちらは京都市立乾隆小学校のものです。


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こちらの墓地の北東端に、地下に下りる階段があります。
形状はまるで古墳ですが、こちらは空海が掘ったとされる井戸です。
よく見ると、北隣の京都市立乾隆小学校に入り込んでいますね。


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その井戸の前で、石像寺墓地を南西に向きました。
では、こちらから石蔵寺境内に戻ります。


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石蔵寺の墓地から境内に戻ってきました。
次に、向こうに見える石蔵寺法堂の裏手に進みます。


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石像寺本堂の壁面には、このように釘抜きが奉納されています。
こちらは病(特にがん)による苦痛を封じるご利益があります。
その祈祷方法は本堂を時計回りに周辺へ祈りを捧げるものですが、
(何周か回るそうです。詳細は、よく知りません)
その願いが叶うとこのように釘抜きを奉納することになっています。
この日(2018年3月29日)も、何人かの方がお祈りされていました。


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石像寺本堂の真裏(東)に、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいます。
こちらも空海が掘ったもので、石像寺はこのお堂から始まりました。
(手前の3体が、重要文化財です)


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石像寺本堂の南東側には、様々な神仏が祀られています。
目の前は、菊姫稲荷さんですね。
では、この辺りにお参りしていきます。


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石像寺本堂の周辺を1周しました。
では、向こう(西)側に見える門からこちらを出ます。


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石蔵寺の門まで、戻ってきました。
こちらの枝垂桜は、この角度が一番きれいですね。


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石像寺を出て、千本通を北北西に向いています。
では、こちらを進み次の目的地千本ゑんま堂へ向かいます。


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石像寺から千本通を北北西に約50m進み、東を向きました。
こちらは、京都市立乾隆小学校の通用門です。
ソメイヨシノが、この日(2018年3月29日)が満開でした。
ここから約50m先に千本ゑんま堂が建っていますが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は、千本ゑんま堂に参拝します~

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第553回 千本ゑんま堂普賢象桜~蓮台野桜野辺送~その4

[普賢象桜] ブログ村キーワード
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ここは、前回ブログで訪れた石像寺北隣の京都市立乾隆小学校です。
(石像寺は、「くぎ抜き地蔵」の名前で知られていますね)
今回は小学校の北北西約120mの千本ゑんま堂に向かい、
そこの普賢象桜を見に行きます。
撮影日は、2018年3月29日木曜日午後1時。
このように、ソメイヨシノは満開でした。


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京都市立乾隆小学校通用門(千本通沿いの門)で、地面を撮りました。
この日(2018年3月29日)はまだ3月でしたが、
もう桜の花びらが散り始めています。
昨年(2017年)は4月初旬でまだ3分咲きでした。
2年連続で、異常気象ですね。


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京都市立乾隆小学校通用門前で、向かい(西)側歩道を見ています。
千本通は三条通並みに商店街が多いですが、
ここから北からその商店街のアーケードが始まります。
では横断歩道を渡り、千本通西側歩道に移ります。


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京都市立乾隆小学校前の横断歩道を渡り、北北西を向きました。
ここから鞍馬口通まで、上京千本商店街が続きます。
今回ブログは、ここからずっとこの商店街の中を歩きます。


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その横断歩道から、千本通を北北西に約30m進みました。
こちらに、「乾隆校前」バス停が立っています。
「乾隆校」とは京都市立乾隆小学校のことで、
くぎ抜き地蔵や千本ゑんま堂の最寄りバス停です。
第105回ブログでは、こちらから始めました。


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京都市立乾隆小学校通用門から千本通を北北西に約50m進みました。
ここで千本通は、寺之内通と交差します。


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千本通から、寺之内通を西に向いています。
寺之内通は、ここから約500m先で蘆山寺通に吸収されます。
堀川通以東の寺之内通に桜のきれいな寺院が多いので、
そのうち特集しようと思っています。


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寺之内通から、千本通を北北西に向いています。
この先に「大福」という和菓子店が見えます。
文字通り大福餅が美味しい店ですが、
発祥の店とかそういうものではないそうです。


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寺之内通から、千本通を北北西に約70m進みました。
こちらの花屋さんの北隣にある地域スーパーの先で、
いったんアーケードが途切れます。
では、その場所に向かいます。


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こちらが、そのアーケードが途切れた場所です。
ここで上京千本商店街が終わったわけではなく、
この先から鞍馬口通までまだまだ続きます。


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その位置で、西を向きました。
では、こちらから千本ゑんま堂 引接寺に入っていきます。


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引接寺本堂の前に、南側の鉄筋コンクリートの建物に向かいます。
こちらは引接寺の宿坊なのですが、
手続きなどは自分はよくわかっていません。
階上に、ご本尊の現物大の閻魔大王がいらっしゃいます。
また左(東)側に、普賢象桜が1本立っています。
こちらは遅咲き桜なので、この日(2018年3月29日)は蕾でした。


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撮影日の10日後、2018年4月8日こちらに再訪しました。
普賢象桜は、仁和寺の山桜と同じ時期に満開になります。


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その位置で、西を向きました。
では、ここから千本ゑんま堂引接寺本堂に入っていきます。


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こちらが、千本ゑんま堂引接寺法堂の様子です。
節分では奥の引き戸が開放されて、
ご本尊である閻魔大王の巨大な姿を見られます。


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こちらは、引接寺本堂の北側です。
節分時には目の前の縁台で、こんにゃく炊きを頂けます。
「痛風封じ」の縁起物ですが、昆布だしがなかなか美味です。


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引接寺本堂の北側に、裏手(西側)へ抜ける通路があります。
次は、こちらを通り抜けます。


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引接寺本堂の裏手に回ってきました。
こちらにちょっと広い土間が、広がっています。


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その土間の西側には、このような石仏群が広がります。
こちらはお地蔵さんではなく、大昔の墓石です。
以前からこのブログに書いているように、
この辺りは蓮台野に続く道であって蓮台野そのものではありません。
ただ、前回ブログ同様にこの辺りには石仏群が多いですね。


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その石仏群で、北を向きました。
ここから外に出て、引接寺の庭園に行くことができます。


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引接寺庭園の西側に、こちらの供養塔が立っています。
紫式部が地獄に堕ちたという俗説があって、
こちらはその供養のために立てられました。
江戸時代ごろは「源氏物語」をポルノ小説のように捉えていて、
その作者である紫式部は地獄に堕ちるような悪人であると
そう考えられていたようです。
(江戸時代はポルノ小説が大量に売られて、
幕府はたびたび大規模な取り締まりを行いました。
「源氏物語」は、当時のポルノ小説の元ネタに多用されていました)


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2018年4月8日に、同じ位置で撮り直しました。
普賢象桜は、この庭園いっぱいに咲き乱れます。


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その供養塔の前で、東を向きました。
引接寺の庭園は20㎡くらいの広さなのですが、
その一面に普賢象桜並木が続きます。
ただこの桜は先述の通り「遅咲き桜」なので、
2018年3月29日段階では枯れ枝並木でした。


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こちらが、2018年4月8日に再訪したときの写真です。
10日経って、普賢象桜が満開でした。


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まぁ確かに3月29日段階では枯れ枝並木だったのですが、
椿などの花々は満開でした。
また、ポカポカ陽気のせいでここにいると快かったですね。
そう言えば、自分が写真を撮っている間
ベンチに座って日向ぼっこされている方がいらっしゃいました。


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10mほど東に進むと、引接寺庭園は突き当たります。
ここを出たところに、引接寺鐘楼があります。


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2018年4月8日に再訪したときの写真です。
満開の普賢象桜越しに、こちらの鐘楼を撮りました。
こちらの桜は、数で圧倒されますね。


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こちらが、引接寺鐘楼の全景です。
他の鐘と違って、こちらは引いて鳴らす「迎えの鐘」です。
毎年盂蘭盆会の行事に、使われますね。


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引接寺鐘楼の前で、東を向きました。
では、千本ゑんま堂引接寺を出て千本通に戻ります。


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千本ゑんま堂引接寺の前で、千本通を北北西に向いています。
上京千本商店街の金物屋さんは開店していますが、
北隣のポップコーン屋さんは閉まっています。
ずっと閉まっているので、もう開店しないのでしょうか?


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さらにその北隣はお肉屋さんで、
第378回ブログでコロッケを購入しました。
また、その先の蘆山寺通でアーケードが途切れます。
ただ商店街は、さらに先の鞍馬口通まで続きます。


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蘆山寺通から、千本通を北北西に向いています。
ここから飲食店などが続いていますが、
シャッターが閉まっていてもう開いていないようですね。


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蘆山寺通から、千本通を北北西に約50m進みました。
千本通は、ここで鞍馬口通と交差します。


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千本通から、鞍馬口通を西に向いています。
このままこちらに進むと、第252回ブログのルートとなります。

中世(鎌倉時代~室町時代)はこの辺りの鞍馬口通上に
東側から紙屋川へと川が流れていました。
当時の人々はその川を三途の川に見立てて、
この川より北は彼岸(死者の世界)と考えられていました。
そして、その川の南側に閻魔大王を祀るお堂が立てられました。
(野辺送では、死者に少しでも良い判決が下りるように祈ります)
それが、千本ゑんま堂引接寺の沿革です。


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その位置で、千本通を東に向きました。
では、鞍馬口通を越える前に向こう側の歩道に向かいます。
次はこの鞍馬口通の北側にいらっしゃる歯形地蔵に向かいますが、
もう写真をだいぶ貼り付けました。
ここから先は、もう次回です。

~次回は、歯形地蔵にお参りします~

続きを読む

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第554回 逆川の歯形地蔵~蓮台野桜野辺送~その5

[歯形地蔵] ブログ村キーワード
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「鞍馬口千本」交差点南西角で、東を向いています。
約600年前はこの辺りの鞍馬口通が逆川(さかさがわ)という川で、
この位置に橋が架かっていました。
その橋の京都市街地側に前回ブログで訪れた千本ゑんま堂があって、
蓮台野側に歯形地蔵(はがためじぞう)がいらっしゃいます。
今回はかつて川だった鞍馬口通を越えて、歯形地蔵にお参りします。
撮影日は、2018年3月29日木曜日午後1時半。
さらに暑くなってきて、熱中症一歩手前でした。


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横断歩道を渡って、千本通から鞍馬口通を東に向いています。
ここはこちら(西側)が坂上で向こう(東側)が坂下なのですが、
約600年前はこちら側に向かって坂を上って流れる川でした。
(それが、「逆川」の由来)
当時はこの川を三途の川に例えて、京都市街地から
その川を渡った先にある蓮台野に埋葬地が作られました。


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「鞍馬口千本」交差点南東角で、北北西を向いています。
では、かつては川だった鞍馬口通を越えていきます。


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鞍馬口通から、千本通を北北西に向いています。
ここから千本通は、急な上り坂です。
また「鞍馬口千本」交差点以北に行くと、
「京都市上京区西陣」から「京都市北区紫野」へ移っていきます。


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鞍馬口通から、千本通を北北西に約50m進みました。
こちらに、京都駅行の「千本鞍馬口」バス停が立っています。
第378回ブログでは、こちらから帰宅しました。


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その「千本鞍馬口」バス停の前で、千本通を北北西に向いています。
目の前に地域スーパーフレスコの看板が立っていますが、
開いている様子がありません。
サイトの店舗紹介からも削除されているので、
もう営業していないのでしょうね。
では、その看板の下にあるトタン板で囲まれたところに向かいます。


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そのトタン板で囲まれたところに祠があって、
お地蔵さんがいらっしゃいます。
こうして見ると町内のお地蔵さんに見えますが、
こちらが逆川の北側に鎮座していた歯形地蔵です。
かつての野辺送で必ず寄り道した3体の地蔵尊のうち、
くぎ抜き地蔵に続く2体目ですね。
(残りの1体は上品蓮台寺の延命地蔵尊で、次回ブログで寄ります)

こちらのお地蔵さんには、次のような言い伝えがあります。
この辺りに信心深い男性が住んでいて、
毎夜こちらの歯形地蔵にお参りしていました。
ところがその男の女房が不審に思い、(浮気を疑い)
ある夜にその男の後を追いかけていきました。
男は歯形地蔵にお参りしていたのですが、
何故か女房にはそこのお地蔵さんが美しい女性に見えました。
それで男が立ち去った後、
女房は嫉妬のあまりこちらのお地蔵さんに噛みつきました。
今もよく探すとその時の歯形がこちらに残っているそうですが、
女房はその際に負傷して、暫くしてお亡くなりになったそうです。


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歯形地蔵の前で、千本通を北北西に向いています。
目の前のパン屋さんが美味しそうなのですが、
まだまだ先が長いのでここは素通りです。


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歯形地蔵の前から、千本通を北北西に約100m進みました。
右(東)側に、塗り壁の塀が見えてきました。


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その塗り壁の塀に近づいてきました。
塀が階段状になっているのは、この辺りの坂道が急だからです。

こちらは、上品蓮台寺の塔頭寺院大慈院の墓地です。
かつて上品蓮台寺の塔頭寺院が千本通沿いに12房あったことから、
今もこの辺りを「京都市上京区紫野十二坊町」と呼んでいます。
ただ大慈院の本堂などは現存しておらず、墓地のみ残っています。


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こちらが、その大慈院墓地への入り口です。
数年前までこちらを管理されている方がいらしたのですが、
確か今は無人のはずです。
(日に何回か、上品蓮台寺の方がこちらを訪れておられるようです)
今から約300年ほど前(江戸時代)、この「十二坊」に
絵師などの芸術家や学者が多く居住していました。
そのため、この辺りは鷹峯と並ぶ「芸術村」を形成していました。
石碑の通り、こちらに後藤祐乗富士谷成章のお墓が立っています。


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大慈院の入り口前で、千本通を北北西に向いています。
大慈院の北側に、横断歩道が見えますね。


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その横断歩道の前で、千本通を西に向きました。
ここで千本通と交差する道は、たぶん名前がありません。


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この交差点の北西角に、「十二坊交番」があります。
第379回ブログ取材時にいろいろお話を聞かせて頂いた上に、
上品蓮台寺への紹介状を書いてくださったところです。
自分がこの辺の事情にある程度詳しいのは、こちらのおかげですね。


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では、横断歩道を渡ります。
……とは言え、そろそろ暑さが厳しくなってきました。
目の前のコンビニエンスストアでソルティライチを求めたのですが、
売っていませんでした。
そこで、スポーツドリンクを数本買い求めました。


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そのコンビニエンスストアの前で、千本通を北北西に向いています。
では、こちらを進んでいきます。


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その辺りで、千本通を東に向きました。
家々の隙間から、船岡山の稜線が見えます。
この辺りは、船岡山西麓に当たります。


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千本通をさらに北北西に進んでいます。
十二本交番以北は、左(西)側に上品蓮台寺が続きます。


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十二坊交番から千本通を約30m北北西に進むと
上品蓮台寺の門がありますが、鉄門扉は閉まっています。
ただ、端に見えるソメイヨシノは満開のようです。
上品蓮台寺は、京都でも屈指のソメイヨシノの名所です。


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その位置で、千本通を北北西に向いています。
約50m先に、また上品蓮台寺の門が見えますね。


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その門の前で、千本通を西に向きました。
こちらの門は開いていて、通常こちらにはここから入ります。
先述の通り上品蓮台寺は桜の名所なのですが、
ここからでも枝垂桜が咲いていることが分かりますね。
では、ここから上品蓮台寺の桜散策となりますが
今回はこの辺りが切りがいいようです。
今回は、ここまでです。

~次回は、上品蓮台寺の桜を眺めます~

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第555回 上品蓮台寺は桜の園~蓮台野桜野辺送~その6

[上品蓮台寺] ブログ村キーワード
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前回ブログで鞍馬口通から千本通を約350m北北西に進み、
その位置で西を向きました。
今回は、ここから真言宗智山派上品蓮台寺の桜並木を散策します。
撮影日は、2018年3月29日午後2時。
この時間帯が、いちばん暑かったですね。


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先程の石段を上がり、上品蓮台寺境内に入ってきました。
先ず入り口で出迎えてくれるのは、大きな枝垂桜です。
こちらの象徴とも言える桜なのですが……4月を前に一部葉桜です。
2018年は近年例のない桜の早咲きですね。

この先に玄関が見えますが、そこから回廊伝いに本堂に入れます。
ただし、上品蓮台寺は屋内に入ってはいけません。
(境内は、無料でいくらでも散策できます)
そのため、あちらの玄関も立ち入り禁止です。


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その上品蓮台寺本坊の玄関前で、南を向きました。
こちらが、上品蓮台寺境内の南半分です。
先ずは、こちらの桜を散策します。


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では、先ほどの位置から上品蓮台寺境内を南下します。
先述の枝垂桜の南側に、こちらのお堂が立っています。
残念ながらどういうお堂なのかは知りませんが、
周囲の枝垂桜やソメイヨシノの大半は、この日が満開でした。


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そのお堂の南側に、鐘楼が建っています。
手前の枝垂桜が、見事ですね。


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その鐘楼の前で、さらに南を向いています。
さらに南に行けるのですが、
境内の最南端から西側に回ると宝仙寺跡に行けます。
「十二坊」(上品蓮台寺の塔頭)の1寺ですね。


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上品蓮台寺境内最南端に、上品蓮台寺本堂が建っています。
こちらのご本尊は延命地蔵尊で、
蓮台野の野辺送では第552回ブログくぎ抜き地蔵から
前回ブログ歯形地蔵と千本通を北上していき、
最後にこちらの延命地蔵尊へ参拝後さらに千本通を北上しました。

真言宗智山派蓮華金山上品蓮台寺の沿革は、
第379回ブログを参照してください。
先述の通りこちらは屋内立ち入り禁止なので、
近年はお地蔵さんに参拝される方よりも
桜散策が目的の方が大半ですね。


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上品蓮台寺本堂前から、境内を北に向きました。
こちらの桜の大半はこの日(2018年3月29日)が満開でしたので、
たくさんの観光客が訪れておられました。


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先程の玄関の前で、上品蓮台寺境内の北側を見ています。
左(西)側の塀の向こうが寺務所で、右(東)側が墓地です。
今度は上品蓮台寺境内の北側に向かいますが、
実はこちらの方が桜が「濃厚」です。


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先程の位置から、上品蓮台寺境内を約5m北上しました。
こちらの末社が立っていますが、老朽化から立ち入り禁止です。


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その末社の鳥居前で、北を向いています。
向こうに広場になっているところがありますが、
あちらに元々「十二坊」の1寺真言院がありました。


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ただ、その真言院跡の手前も広場になっています。
この西側に、ソメイヨシノの桜並木が続きます。
向こう(北)側に、視覚障害者施設ライトハウスが見えますね。


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こちらのが、その桜並木です。
ずっと上品蓮台寺境内最西端まで続いています。
この辺りがこちらでは一番きれいでしたので、
この辺りに観光客が一番集中しました。


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その桜並木を西に進んでいます。
よく見ると、桜の木々越しに先程の末社の本殿が見えます。


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桜並木の最西端まで来ました。
ここより西は、墓地のようですね。


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上品蓮台寺墓地の前で、境内を東に向きました。
では、この桜並木を通って境内の東側に戻ります。


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桜並木の東側の塀の向こうに、千本通が伸びています。
こちら側に、木瓜(ぼけ)の花が咲いてました。
満開からだいぶ経ったようで、地面に花弁が散っていました。


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その位置で、上品蓮台寺境内を南に向きました。
左(東)側が墓地で、右(西)側が老朽化した末社です。
では、こちらの桜並木を通って寺務所前に戻ります。


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上品蓮台寺事務所前に戻ってきました。
目の前の斜めに伸びる石畳の道を進むと、
上品蓮台寺から千本通に出られます。


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その斜めの石畳の道を東に進みました。
この日(2018年3月29日)は暖かく(暑く)快晴でしたので、
とても多くの方々がこちらに散策しておられました。
(他の方々がフレームに入らないように撮っていますので、
ほとんど誰もいないように見えますが)


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その石畳の道をさらに東に進み、
今回ブログ最初に出て来た葉桜になりかけた枝垂桜の前にいます。
では、こちらから上品蓮台寺を出て千本通に戻ります。


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上品蓮台寺を出て、そのまま千本通の東側を見ています。
千本通の向かい(東)側は京町家が並びますが、
江戸時代にはこちらに上品蓮台寺の塔頭寺院が並んでいました。
(上品蓮台寺塔頭が12寺あったことから、
この辺の地名は今でも「京都市上京区紫野十二坊町」と言いますね)


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上品蓮台寺の門から、千本通を北北西に向いています。
では、ここからさらに蓮台野に向けて進んでいきます。


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上品蓮台寺の門前から、千本通を北北西に約5m進みました。
千本通から東に、船岡南通が伸びています。
ここを進むと、船岡山への登山口が何ヵ所かあります。


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その辺りで、千本通を北北西に進んでいます。
前回ブログから、急な上り坂が続いていますね。
左(東)側の上品蓮台寺の塀越しに、桜の木々が見えます。


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上品蓮台寺門前から、千本通を北北西に約70m進みました。
こちらは、「十二坊」の1寺真言院です。
ただ廃寺になってから暫く経って、本堂などなく境内は更地です。


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真言院門前で、千本通を北北西に向いています。
この先の交差点で上品蓮台寺の塀とは別れて、
その先は大きなビルの前に出ます。


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その東側に、京都市立楽只(らくし)小学校があります。
こちらの桜はまだまだ若いので、絶景には数年かかりそうです。


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横断歩道を渡って、千本通を北北西に進んでいます。
こちらは「ライトハウス」という視覚障害者のための施設ですが、
その1Fにソフトクリームの看板が立った飲食店があります。
ただソフトクリームは約2時間前に食べたので、素通りします。
また目の前に「ライトハウス前」バス停がありますが、
こちらは北行のみ存在するバス停です。


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その北側に、ライトハウスの入り口があります。
こちらは、盲学校を始めとしたさまざまな施設の集合体です。


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ライトハウスの向かい(東)側に、こちらのパン屋さんがあります。
第379回ブログではこの「たまや」に寄って食パンを買いました。
正直京都でも屈指の美味しいパン屋さんなのですが、
まだまだ先を歩くのでここは素通りです。


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ライトハウス脇から、千本通を北北西に向いています。
このすぐ先が、「北大路千本」交差点です。


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千本通から、北大路を東に向いています。
ここから、だんだん坂が下っていますね。
北大路は船岡山よりも北にあるので、何も邪魔するものもなく
このままずっと東に伸びています。


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今度は、千本通から北大路をを西に向きました。
約300m先の西大路で北大路は突き当たり、
その位置から約100m南下すると「金閣寺前」交差点です。


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では、北大路を渡って千本通を北上します。
この辺りから、千本通はまた真北に進路が変わります。


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「北大路千本」交差点北西角から、東を見ています。
この交差点の北東角に緑地がありますが、
こちらは後冷泉天皇が火葬された場所です。
(宮内庁の管理地です)


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北大路から、千本通を北に向いています。
この近辺に楽只京都市営住宅が点在しているのですが、
市営住宅周辺の桜並木がきれいですね。

では、こちらを北上していきます。
目的地の蓮台野まで、あと約400mです。


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「北大路千本」交差点から北に、楽只市営住宅が並びます。
その1Fに、様々なお店がテナントで入っています。
こちらのような喫茶店などの飲食店が大半ですが、
中にはボルタリングの有料練習場など変わったお店もあります。


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その辺りで、千本通の向かい(東)側に向きました。
あちら側にも、楽只市営住宅が並びます。
その周辺も、桜並木がきれいですね。


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楽只市営住宅1Fテナントの前で、千本通を北に向いています。
ここから千本通を約400m北上して、
今宮通まで進むとそこから北が蓮台野です。

ただこれから進むには、もうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は、蓮台野周辺の桜を散策します~

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第556回 蓮台野 西向寺の桜~蓮台野桜野辺送~その7

[西向寺] ブログ村キーワード
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「北大路千本」交差点から、千本通を北に歩いています。
左(西)側に、楽只(らくし)市営住宅のテナントが見えますね。
だんだん上り坂が急になってきましたが、
蓮台野まではあと約300mくらいでしょうか?
今回は、いよいよ蓮台野を散策して西向寺の桜を眺めます。
撮影日は、2018年3月29日木曜日午後2時半。
第554回ブログで買った飲み物が、どんどん目減りしていきます。


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その辺りで、千本通の向かい(東)側を向いています。
地面を見ていると、どの急な坂か分かりますね。
あちらは、楽只地区の京都市営浴場です。
一度入浴してみたいのですが、なかなか開店時間に合いません。


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その市営浴場の向かい(西)側に、浄土真宗大谷派正覚寺があります。
門の上に虫籠窓(むしこまど)があるのが、とても変わっていますね。
ただ第380回ブログに書いたとおり、
この寺院の沿革を自分は知りません。


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「北大路千本」交差点から、千本通を約200m北上しました。
(今回ブログ開始地点から、約100m北上しました)
左(西)側に、佛教大学のキャンパスが見えますね。
右(東)側には天下一品の支店とか
第384回ブログに出て来たJUNAINAというカレー屋さんなど、
学生向けの飲食店が並んでいます。


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その位置で、千本通から西を向きました。
こちらが、佛教大学のキャンパスです。
写真から見ても、もの凄い上り坂ですね。


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その位置で、千本通の東側を向きました。
学生街の間に小路が東に伸びていますが、
この道はすぐに石畳が敷かれるような場所になって、
その後大覚寺の境内の中に吸収されていきます。
(第380回ブログを参照)


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佛教大学キャンパス入り口の前で、千本通を北に向いています。
街路樹に隠れてしまっていますが、
このすぐ先に市バスの「佛教大学前」バス停があります。
ただ、どの路線も京都駅前に直通していません。
(「北大路市バスターミナル」バス停で、乗り換えます)


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そのバス停付近で、千本通の東側を向きました。
こちらは、京都府立盲学校大徳寺校地です。
こちらの桜がきれいなのですが、さすがに中には入れません。


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さらに千本通を北上しています。
先述のバス停付近からも、佛教大学のキャンパスへ入れますね。


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さらにさらに千本通を北上し、佛教大学キャンパス北端に来ました。
千本通はここで突き当たっているように見えますが、
半分の道幅になってさらに北西に伸びています。
ここから北は、鷹峯ですね。


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ただ今回の目的地は蓮台野であって、鷹峯ではありません。
ですから、ここで横断歩道を渡って東に進みます。
今回の桜散策では、これ以上千本通を北には向かいません。


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その横断歩道を渡ったところで、北を向きました。
こちらは、千本通以外も北山通と今宮通の西端が交差します。
「K」字型の変わった交差点ですね。


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その交差点で真東を向きました。ここは今宮通の最西端です。
つまり、このまま約200m先が今宮神社です。

そして、ここから北(左)が今年(2018年)桜散策の目的地蓮台野です。
ここから急な下り坂ですが、京都市街地は見えません。
代わりに、京都盆地の向かい(東)側の比叡山が見えます。


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ではこの位置から横断歩道を北上して、蓮台野に入っていきます。
ここから北東に、4車線の北山通が伸びています。
かつて「京都の青山通」と呼ばれた微妙な別称もあるように、
この北山通には「高級な」お店が軒を連ねます。
そのこともあって、現在の蓮台野は高級住宅地です。
また、この辺りの北山通が「京都市北区紫野西蓮台野町」と
「京都市北区紫野東蓮台野町」との町境です。


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その交差点から、今宮通を東に向いています。
右(南)側に、京都府立盲学校運動場内の桜並木が見えますね。
では、今宮通の急な下り坂を東に進みます。
また2018年桜散策でずっと歩いてきた千本通とは、
ここでお別れとなります。


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先程の交差点から、今宮通を約100m東に進みました。
では先程の交差点から東に進んで最初のT字路で、北を向きます。


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今宮通から、そのT字路を北に向きました。
次は、約30m先の桜が見えるところに行きます。


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今宮通から、先ほどのT字路を約30m北上しました。
こちらは、浄土宗知恩院派西向寺です。
こちらが、今回ブログのメインです。


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西向寺門前は2本の大桜が目立ちますが、
その脇にも何本か桜が咲いていました。


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西向寺の境内に入ってきました。
その門の西側に、こちらの石仏群があります。
お地蔵さんらしき姿をしておりますが、全て大昔の墓石です。
約1000年前、ここ蓮台野は一面の石仏群(つまり、墓地)でした。
このような石仏群は第552回ブログくぎ抜き地蔵境内
第553回ブログ千本ゑんま堂境内にもいらっしゃいましたが、
蓮台野以外でも京都市街地東端の六原にある六道珍皇寺
西福寺境内にも石仏群がいらっしゃいますし、
京都盆地北西端化野念佛寺にもいらっしゃいます。
いずれも平安時代~安土桃山時代の埋葬地ですが、
江戸時代初期に徳川秀忠の法令で野辺送は廃止され、
蓮台野以外にも六原や化野も埋葬地ではなくなりました。


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石仏群の向かい(東)側に、紫雲亭と呼ばれる休憩所があります。
本当はこちらから石仏群を眺めると門前の大桜と合わせて見えて
なかなかの絶景なのですが、よく自動車が停まっていて
ほとんど何も見えなくなっています……


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紫雲亭の前で、西向寺境内を北に向きました。
フレームからは外れていますが、
左(西)側に西向寺本堂があって、正面突き当りが庫裏です。
(これらは、非公開)
また、庫裏の右(東)の土蔵みたいな建物が地蔵堂ですね。


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こちらが、浄土宗知恩院派西向寺本堂です。
ご本尊は浄土宗ですから阿弥陀如来像ですが、
他に二十五菩薩像もいらっしゃいます。
こちらの沿革は第385回ブログにも書きましたが、江戸時代の創建で
今の形になったのは明治時代に入ってからです。
ですから蓮台野が埋葬地だったころの遺構も残っていますが、
西向寺は基本的に蓮台野関連寺院ではありません。


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寺務所前まで西向寺を北上して、東に向きました。
次は、こちらを進みます。
その前に、寺務所東隣の地蔵堂にお参りです。
中には、水子地蔵と他に数体のお地蔵さんがいらっしゃいました。


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地蔵堂の東側に、こちらの石板が祀られています。
石板にはお地蔵さんのお姿が彫られており、
こちらがこの西向寺の中で一番有名な「爪彫地蔵」です。
「京都三板碑」の一つですね。
こちら以外には知恩院塔頭了峰寺と時宗の正法寺にあります。


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爪彫地蔵の前で、西向寺境内を東に向いています。
脇の椿が満開ですね。この寺院もいろいろな花々が咲いていました。
では、この門の先に進みます。


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先程の門を出て、すぐに北を向きました。
この辺り一帯が、西向寺の墓地です。
こちら側には石仏群はなく、どれもここ300年の新しいものです。
(つまり、蓮台野にかつてあった風景とは異なります)
ちなみに、向こう(北)側の校舎は京都市立旭丘中学校のものです。


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同じ位置で、西向寺墓地を東に向きました。
ここから約10m先で、一般の公道に出ます。


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西向寺墓地から出て、一般公道を北に向きました。
ここを北上して坂道を進むと、
京都市立旭丘中学校の東側に回り込み、
さらに北山通や次回ブログで訪れる今宮児童公園前に出られます。


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同じ位置で、さらに東側を見ました。
よく見ると、ブロック塀の先もまだまだ墓地が続いています。


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西向寺の東側の道で、南を向きました。
ここからいったん今宮通に出て、さらに東に進みます。
ただ、もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は、蓮台野から今宮児童公園周辺の桜を散策します~

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第557回 今宮児童公園の桜並木~蓮台野桜野辺送~その8

[今宮児童公園] ブログ村キーワード
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2018年桜散策は大昔の蓮台野野辺送の道順に沿って、
各地の桜を散策してきました。
先ず「今出川千本」交差点から千本通を北上して、
さらに前回ブログまでかけて蓮台野に到着しました。
ですから、この右(西)側に見える西向寺墓地まで来ることで
2018年桜散策の目的を達したことになります。
ここからは蓮台野周辺の桜の名所を散策しつつ、ブログ数回を使って
帰路である京都駅直通の市バスが通る北大路を目指します。
撮影日は、2018年3月29日木曜日午後2時45分。
この辺りから西日になって、気温が下がってきました。


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前回ブログで訪れた西向寺墓地の東側に公道が伸びていて、
その道沿いに約50m南西に進みました。
ここでこの小路は突き当たり、そこから西と南に道が伸びています。


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その突き当りで、西を向きました。
目の前の桜は、前回ブログに出て来た西向寺のものです。
この道のずっと先に大きなマンションが見えますが、
あの辺りが北山通です。


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その位置で、北を向きました。
これで、前回ブログからこの西向寺を1周したことになります。


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さらに、この位置で南を向きました。
では、ここから約30m先で東西に伸びる今宮通を目指します。


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先程の道を約30m南下して突き当たり、今宮通を東に向きました。
この辺りの今宮通は、急な下り坂です。
右(南)側に、京都府立盲学校運動場の桜並木が見えますね。


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先程の位置から、今宮通を東に進んでいます。
左(北)側に、桜の木が植えてある住宅が複数見られます。
この辺りを見ても、現在の蓮台野は高級住宅地と分かります。


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西向寺の南から、今宮通を約100m東に進みました。
この辺りで、今宮通は下り坂から平坦な道になります。
そして、ここでまた十字路に出会います。


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今宮通から、その十字路で北を向きました。
この道が、京都市北区紫野東蓮台野町(左側)と
京都市北区紫野今宮町(右側)との町境です。
ここから約150mほど、桜並木が満開ですね。
ちょっと、こちらに寄り道してみます。


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先程の道から、約100m北上しました。
ここから、桜並木がある場所に入れます。
では、ここから暫く今宮児童公園を散策します。


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……と、今宮児童公園に入る前に入り口から北を見ています。
この今宮児童公園は南北に細長く、
東西幅は約50mですが南北幅は約150mもあります。
その西端に、このように桜並木が続いていきます。
こちらの桜並木は、この日(2018年3月29日)が満開でした。
この道を約500m北上すると、北山通で突き当たります。


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先程の入り口から、今宮児童公園内に入ってきました。
この公園は右(南東)側に遊具が並んでいるのですが、
大半はこのように芝生に覆われています。
要するに、こちらは球技が可能な公園です。
その証拠に公園の中央にたくさんの方々が集まって、
球技を楽しんでおられました。
その方々の年齢性別の構成から、多分ご近所の地域住民と思います。
今宮町の方々かもしれませんが、東蓮台野町の方々かもしれません。
これ以上近付くとその方々の顔が写ってしまうので、
今宮児童公園中央部はもう撮りません。


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その一方で、東側の遊具にも
幼児とそのお母さんと思しき方々がいらっしゃるので、
結局はっきりと撮れません……
その遊具の北側から、今宮児童公園の東側を撮りました。
こちら側にも桜並木が続きますが、
西側ほど日光が当たらないのかまだ満開ではありません。
(陽があまり当たらないと、植物の生長は遅くなります)
桜並木の間も、白い花が満開でした。
こちらは……多分ユキヤナギですね。
向こう(北)側から、たぶん女子中学生が二人歩いてきました。
こちらの二人は、公園の中央の方々と大声で話し合われています。
このまま撮り続けると、こちらの方々の顔を
特定できる写真を撮ってしまいますので、
この角度の写真撮影もいったん中止します。


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その二人が公園の中央の方々と合流されてから、写真撮影再開です。
今度は、ユキヤナギに近付いてから1枚撮りました。
よく見ると、公園の東側も北に行くほど桜が満開になります。


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では今宮児童公園内を一通り撮影しましたので、
向こうからこちらを出ます。


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今宮児童公園を出て南を向きました。目の前で今宮通と交差します。
こちらの道は、今宮通以南は京都市立紫野高校(左側)と
京都府立盲学校(右側)との境目です。


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今宮通に戻り、東を向きました。
左(北)側の建物は、駐車中のバスの形状から幼稚園と分かりますね。


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今宮通を東に進んでいます。
幼稚園の先にも、桜並木が見えてきました。


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その桜並木に、近づいてきました。
この桜並木も、幼稚園の一部のようですね。


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幼稚園の東側で、今宮通は今宮門前通とT字路を形成します。
その今宮門前通の突き当りに、こちらの今宮神社があります。
京都屈指の桜の名所ですね。
次はこの今宮神社に参拝しますが、だいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は今宮神社に参拝して、その後炙り餅を頂きます~

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第558回 今宮神社の桜~蓮台野桜野辺送~その9

[今宮神社] ブログ村キーワード
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千本通から今宮通を東に約200m進みました。
蓮台野地区の南側を通り抜け、東隣の今宮地区に入ってきました。
ここまで来たので、今回はこの今宮神社を参拝します。
撮影日は、2018年3月29日午後3時。
この神社が、2018年度桜散策の終点です。


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こちらは、今宮通沿いの今宮門前前通とのT字路の突き当りです。
では、こちらの楼門から今宮神社境内に入っていきます。


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今宮神社楼門をくぐって、境内に入ってきました。
この石畳の道をそのまま北上すると、今宮神社本殿に辿り着きます。


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同じ位置で、今宮神社境内を西に向きました。
絵馬殿の北側に、大きな石製鳥居が見えますね。


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こちらが、その石製鳥居です。
この先の石段を上ると、小さな社がいらっしゃいます。


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こちらが、その小さな社である月読社です。月読命がご祭神です。
ただ、この社の裏手が前回ブログの今宮児童公園で
その先(西)が京都市北区紫野東蓮台野町の西向寺です。
そう考えると、今宮神社は蓮台野の埋葬地に何か関係があるのではと
そのように想像されますね。


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月読社への石段を途中で北に折れると、
こちらの地主稲荷神社に到達します。
「地主」ということは、この辺りの土地神様ですね。
ご祭神は、宇迦御霊神猿田彦です。


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石段を下りて、今宮神社境内を北に向いています。
左(西)側に小高い築山があって、
そちらに紫野稲荷と織田稲荷がいらっしゃいます。
ご祭神は紫野稲荷が宇迦御霊神で、織田稲荷が織田信長です。
ここの詳細は、第384回ブログに書いてあります。
一方、その右(東)側には今宮神社拝殿があります。


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今宮神社拝殿の手前に、石製狛犬がいらっしゃいます。
こちらは、阿形ですね。


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そして、こちらが吽形の狛犬です。頭に角が付いていますね。
拝殿の左(西)側には、阿保賢さんがいらっしゃいます。
(「阿保賢さん」の詳細は、第384回ブログで)


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今宮神社境内の北西端に来ました。
こちらは今宮神社末社の疫神社(えきじんじゃ)で、
ご祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)です。
今宮神社境内の北側と東側に、桜が集中します。


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疫神社の東側(拝殿の北側)に、今宮神社本殿がいらっしゃいます。
こちらのご祭神と沿革は、第384回ブログを参照してください。
本殿の東側には、今宮神社社務所があります。
この辺りは、枝垂桜が数本並びます。


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今宮神社拝殿の東側に回り込み、南を向いています。
この辺りに、桜並木が続きます。


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今宮神社境内の東側を南下しています。
今宮神社境内は日陰の多い西側よりも、
日の当たる東側の方が桜がしっかり咲いています。


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さらに、今宮神社境内東側を南下しています。
桜並木の間に、朱い橋が見えていますね。


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今宮神社境内東端に、小川が流れています。
そして今宮神社南東端に朱い橋があって、その前で東を向きました。
その橋を渡ると、今宮神社東門があります。


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今宮神社東門から神社の外に出て、東に向いています。
石畳の道をはさんで、南北に茶店が並んでます。
こちらは、2軒ともこの辺の名物「炙り餅」を出します。


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2軒のうち、第384回ブログ同様北側の「一和」に入店しました。
どちらのお店も炙り餅の製本はまったく同じで、
しかも2軒とも第384回ブログでは店員同士が互いに談笑しながら
回覧板の受け渡しをされていました。
取りあえず店先の縁台に座ってお茶を飲んでいると、
そのうち炙り餅が出てきました。


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こちらが、その炙り餅です。
昔ながらの製法で、小さな餅を炭火で炙って
発酵させた麹を使った白味噌に漬かっています。


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「一和」の縁台には、約30分座っていました。
この日(2018年3月29日)は平日でしたが、
どちらのお店も満員のお客さんが入っていました。
やはり、「桜のシーズン」だからでしょうね。
中には、自転車でこちら迄来られた方々もいらっしゃいました。
(まぁ、自分は徒歩ですが……)

さて、これで2018年度に予定していた
桜散策の全行程を終了しました。
本来ならここで連載終了なのですが、
この近くに京都駅直通の市バス路線がありません。
(地下鉄「北大路」駅までならあるのですが……)
ですから、ここから京都駅まで直通路線のあるバス停まで
ブログ1回分を使って進んでいきます。
ですから、今回はここまでです。

~次回は、せっかくなので途中に寄り道します~

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第559回 泉仙大慈院店に寄り道~蓮台野桜野辺送~その10

[泉仙] ブログ村キーワード
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今宮神社東側の茶店「一和」で炙り餅を頂きながら、
その店の縁台から東を見ています。
前回ブログまでで2018年桜散策の全行程を終えたのですが、
この付近に京都駅直通の市バス路線がありません。
そこで今回はその路線のある北大路まで南下するのですが、
せっかくですので途中泉仙大慈院店に寄り道します。
撮影日は、2018年3月29日木曜日午後3時半。
今回で、2018年桜散策の連載が終了します。


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「一和」で炙り餅を頂いて、茶店の縁台から東に約50m進みました。
ここから東に進むと道幅が広くなっているのが、今宮通です。
そのずっと先に、比叡山が見えます。
また、ここで船岡山東麓から北に伸びる船岡東通と交差します。


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今宮通から、船岡東通を北に向いています。
(右側の道が、船岡東通です)
北山通以北の京都市は住宅地が広がるのですが、
この船岡東通は3500mほど先にある
「西加茂橋」交差点で突き当たります。


559-4.jpg
その交差点で、南を向きました。
今宮通はこの交差点で少し南にずれた後、また西に伸びています。
このまま今宮通は前回ブログ冒頭の今宮神社楼門前を通りすぎ、
約400m先の千本通で突き当たります。
(第556回ブログを参照)


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さらに、今宮通から船岡東通を南に向いています。
ここから南は、臨済宗大徳寺派総本山大徳寺の敷地で、
自動車や自転車立ち入り禁止の上、通り抜けも禁止です。
とは言え自分は徒歩で、途中大徳寺の敷地内に用事もあるので、
勝手に「通り抜けではない」ことにして先に進みます。


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今宮通から、船岡東通を南下しています。
船岡東通の東側に、漬物屋さんがあります。
柚子入り千枚漬けなどが、看板に出ていますね。


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漬物屋さんの向かい(西)側に、ブリキ製の表札があります。
この辺りから第556回ブログの千本通まで広大な面積が、
「京都市北区紫野大徳寺町」と分かりますね。


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今宮通から、船岡東通を約70m南下しました。
ここで船岡東通は道幅が狭くなって、大徳寺境内となります。


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道幅が狭くなった船岡東通を南下しています。
この辺りには大徳寺の塔頭寺院が並び、
左(東)側に総見院が右(西)側に龍翔寺が並びます。


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道幅が狭くなってから、船岡東通を約80m南下しました。
ここ大徳寺境内で、東西の道と交差します。


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その十字路で、西を向きました。
左(南)側が最近人気の高桐院ですが、紅葉シーズンでありませんので
それほど多くの参拝者はいらっしゃいませんでした。
右(北)側の龍翔寺は非公開ですが、
大徳寺の僧侶の修行道場でもあります。
このまま西に進むと、約100m先で今宮門前通と交差します。
(第383回ブログを参照)


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その十字路で、船岡東通を南に向いています。
この先に、高桐院の門がありますね、
ここを約250m南下すると北大路と交差して、
「健勲神社前」交差点に出ます。
本当はここを南下すると桜並木が多くてきれいだったのですが、
目的地はこちらからでは辿り着けません。


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そして、この十字路で東を向きました。
目的地に進むには、こちらが唯一のルートです。
では、ここからは第380回ブログと同じ道を進みます。


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十字路から、東に約150m進みました。
この道の突き当りに、大徳寺本坊があります。
通常は非公開ですが、年に数回「特別公開」があります。


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大徳寺本坊から、大徳寺境内を南に向いています。
次に、この道を突き当りまで進みます。


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大徳寺本坊から、大徳寺境内を南下しています。
左(東)側に、大徳寺法堂(本堂)が見えます。
こちらは応仁の乱で焼失後、一休の尽力で再建されました。


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大徳寺法堂の南側に、朱い山門が見えます。
こちらは、再建に尽力した千利休像が安置されています。


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大徳寺本坊から、大徳寺境内を約100m南下しました。
ここで、またこの道が突き当たります。


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その突き当りで右折して、その直後に南を向きました。
この突き当りに、今回のお目当ての寺院があります。


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その突き当りで、右(西)を向きました。
こちらが今回ブログのメイン大徳寺塔頭大慈院です。


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ただし、その大慈院自体は非公開寺院です。
この大慈院本堂を通り過ぎて西に抜けると、
その先からさらに西に通り抜けることができます。
その先に、京都料理店の泉仙大慈院店があります。


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その径の突き当りに、こちらの店があります。
では、2年ぶりの泉仙大慈院店に入店します。
この時点で、2018年3月29日木曜日午後4時です。
ここで、ちょっと遅い昼食です。


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店内には座敷が4部屋あるのですが、
第381回ブログと同じ部屋の同じ席に案内されました。
注文も、その時と同じアルコール抜きの「あやめ」コースです。
前回は金銭的理由でアルコール抜きでしたが、
今回は花粉症のお薬の副作用からアルコール厳禁でした。


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では、この窓際の席で先ずは抹茶とわらび餅を頂きました。
第381回ブログではお客さんは自分一人でしたが、
今回は4部屋全てが1組ずつお客さんで埋まっていました。
(全体では、5割くらいの混み具合でした)


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そして、先付から「あやめ」コースが始まります。
左が筍と生麩の煮もので、右が白和え・菜の花の浸しです。
こちらは精進料理のお店なので、肉類は入っていません。


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続いて、八寸が出てきました。
手前が道明寺粉の揚げたもので、その奥は左から蕗の湯葉巻き、
焼き豆腐の木の芽田楽・昆布だしなどを寒天を固めたもので、
いちばん奥がゼンマイのつくだ煮です。
どちらも、あまり濃くない味が自分好みです。
向こうに、先程頂いた先付の器が見えます。
この店の精進料理はこの形の器に入っていることから、
「鉄鉢料理」(てっぱつりょうり)と呼ばれています。


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さらに、強肴(しいざかな)が続きます。
ふたを開けると、中から胡麻豆腐が出てきました。
器の下には、出汁醤油が敷かれています。


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そして、ここで残りのすべてが出てきます。
煮物は、飛竜頭・高野豆腐・オランダ豆・麩・里芋でした。
油物は筍・ピーマン・素麺で、他に椀物(吸い物)、漬物・
さらに筍ご飯とお櫃(中は白飯)が出ました。

……実は自分は、ネバネバしたものが苦手で
特に里芋がどうしてもだめです。
ところが、こちらの里芋は美味しく頂けました。
う~ん、味付けの問題なのでしょうか?
苦手なネバネバも、全然気になりませんでした。


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結局、約30分かけてすべて食べ終わりました。(お櫃も、空です)
自分の隣の部屋にいらした禅宗僧侶が
食べ終わった茶碗に茶を入れて
その後スグキでゴシゴシ洗ってから
その一切を口にされておられました。
それが格好良かったので、ちょっと真似してみました。


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そして、器を後片付けしました。
この店の鉄鉢料理は、このようにすべて食べ終わると
ロシアのマトリョーシカみたいに小さくまとめることができます。


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これだけ食べると、もう満腹です。
代金を支払って(ついでにブログ掲載の許可を取って)
泉仙大慈院店を出ました。
店先に、弁財天と福禄寿を祀った祠がいらっしゃいました。
こちらにお参りして、元来た道を戻ります。


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元来た道を戻ってきました。
では、ここから臨済宗大徳寺派大慈院を出ます。


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大慈院の門の前から、大徳寺三門の前まで戻ってきました。
ここから北上すると大徳寺本坊に戻りますが、
そちらには戻らずにこのまま東に進みます。


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大徳寺山門の前の道を東に進むと、
突き当りに大徳寺勅使門があります。
そこから大徳寺を出ると、大徳寺通に辿り着きますが、
今回はそちらには進みません。


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その大徳寺勅使門の手前で、南を向きました。
ここからは、この道を南下します。


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先程の位置から、大徳寺境内の道を約150m南下しました。
ここで大徳寺を出て、北大路に辿り着きます。


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大徳寺に出て、北大路を西に向きました。
塀越しに、桜が見えます。
大徳寺境内はとても広大で、桜の絶景ポイントもたくさんあります。
とは言え、時間がないので今回は通り過ぎただけにしました。


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同じ位置で、東を向きました。北大路の先に大徳寺通が見えます。
では、こちらを進んでいきます。


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先程の位置から、北大路を約100m東に進みました。
こちらは、大徳寺通と交差する「大徳寺前」交差点です。

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「大徳寺前」交差点南東角に移ってきました。
では目の前の「大徳寺前」バス停から206系市バスに乗って、
京都駅前に戻り帰宅します。

これで、2018年の桜散策を追えます。

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プロフィール

ぴのぴな

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ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
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このブログで,
本当に京都に来たような
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「京都桜100景」
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新たに撮ったものを加え
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少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
ポイントを書きました。
実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
これで分かります。

「京都市バス検索」
系統(「5系」とか)別に
市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
いただきました。

「ひまわりパパの
ときたま日記」
ご家族のことを書かれた
ブログです。
こちらも
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「アマランサス☆
だいあり~」
いろいろなことを
書かれたブログです。
こちらも、
許可をいただいて
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「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
許可をいただいて、
リンクさせて
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「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
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「幼児連れで
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詳しく
書かれています。
こちらは、
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「京都パワースポット
体験」
京都の様々な情報を
連載されています。
こちらも、
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日々の出来事と
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こちらも許可をいただいて
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他の「道ブログ」とは
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一番有名なコースです。
これから京都観光を
考えておられる方は、
ここをご覧ください。

「京都紅葉散策」
紅葉の季節にあちこち
散策してきました。
毎年11月23日に行く
紅葉散策は含まれません。
そういうものに含まれない
短いものを集めました。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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