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第4回 京都の道 ~本町通り~  東福寺から伏見稲荷

001.jpg
ここは、前回の記事の最後の写真と同じ場所です。
(前回の8月31日から2週間後の9月15日です)
ちょうど東福寺の前の通りの南の端で、
そこから西を向いたところです。
今回は、ここから本町通りを進み、伏見稲荷まで行きます。
一見何もない普通の道ですが、実はいろいろあるのです。
このブログで京都市内を散歩しているような気になっていただければ、
そんな風に考えています。


003.jpg
さっきの写真からそのまま100mほど進みました。
さっきの写真では小さかった門が大きく見えます。
この辺りは東福寺の末寺が並んでいますが、
この門を抜けると……


005.jpg
このように、普通の家並みに一変します。
でも、よくみるとここら辺にもいろいろあるのです。


006.jpg
上の写真ではトラックで見えませんでしたが、
道の突き当りに、このような看板があります。
今回は左折し、さらに南に進みます。


007.jpg
南を向いたところです。
この道は、本町通りといいます。
細いですが、京都市の東のメインストリートの一つです。
JR奈良線沿いということで東福寺駅や稲荷駅があり、
さすがに一方通行ですが、自動車量も多いのです。


008.jpg
先ほどのところから100mほど行くと、
このような寺院があります。
京都ではよくある風景です。


009.jpg
中央の祠の中にお地蔵さんが、祭ってあります。
京都では、各町内にお地蔵さんが安置されており、
それぞれの町内を見守っておられます。
京都市中のお地蔵さんのために各町内が
盆明け最初の日曜日に「地蔵盆」を行います。
この日は、町中の大人が中学生以下の子供を遊ばせたり、
お菓子などをあげたり、
子供たちの健康と安全を願い、
近くのお坊さんを呼んで祈祷してもらったりします。

ちなみに、左に写っているお豆腐屋はかなり美味で、
近所の人がよく買いに行きます。


010.jpg
さらに南へ50m進みました。
分かりにくいですが、
神社の向こうは十条通の東の端になります。


011.jpg
十条通を向いたところです。
この30m先に京阪電車の鳥羽街道駅があります。
その手前にJR奈良線の線路がありますが駅はありません。
ずっと向こうに、阪神高速のジャンクションがあります。


013.jpg
十条通を越え、さらに南へと進みます。
この辺は交通量も多く写真を撮ろうとすると、
何度も自動車が迫ってきました。


014.jpg
さらに200m南に行ったところにあるお店です。
だんだん伏見稲荷大社に近づいており、
「伏見人形」は伏見稲荷近辺にある
京都の伝統工業のうちの一つです。


015.jpg
先ほどの店より10mほど南にある脇道です。
分かりにくいですが、
ここから右(北)が東山区、
ここから左(南)が伏見区です。
つまり、ここが区の境です。


016.jpg
伏見区に入ると、商店が続くようになります。
この辺りは稲荷大社への参拝客目当ての土産物屋と
地元民が生活するための店が混在しています。
しかも、そのうちの何軒かはどちらも対象にしているので
それが面白いです。


018.jpg
また、お地蔵さんの祠です。
各町内ごとにあるので、本当によく見かけます。


021.jpg
さらに進むと交差点に出ます。
もう伏見稲荷大社は目の前です。


022.jpg
交差点の左を向いたところです。
伏見稲荷大社の裏参道になります。


023.jpg
今度は、右を向いたところです。
ここをまっすぐ行くと京阪電鉄の伏見稲荷駅です。


024.jpg
今回は、本町通りをさらに南に進みます。
ただその前に目の前の店に寄りました。
この「ねざめ屋」は、結構有名な名店です。
この日は、お酒とニシンの甘煮、ウズラの焼き鳥、
鯖寿司・稲荷ずし・巻きずしのセットを頼みました。
あと、にしんそば・ウナギとかも名物です。
本当はスズメの焼き鳥を(伏見稲荷名物。好物です)
注文したかったのですが、
夏場は旬ではないそうです。


025.jpg
ねざめ屋より10m南の肉屋です。
近所の人が買いに来ますが、観光客もよく入っていきます。
初詣の時は、よくから揚げの屋台を出しています。

026.jpg
さらに南を向いたところです。
伏見稲荷大社の表門のほとんど前です。
この50mほど先に、
JR奈良線の稲荷駅があります。


027.jpg
今回はここまでです。
次回は、この稲荷駅から伏見稲荷大社に入っていきます。

~お詫び~
2011年9月15日から9月18日にかけて、
写真が混乱していました。
ここに訂正して、お詫びします。

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第6回 正面通商店街 ~京都駅から清水寺へ その1~

今回から3回にわたり、
京都駅から清水寺までを歩いた記事を書きます。
9月22日木曜日、彼岸の中日一日前に写真を撮影しました。

かなりの長距離で、
撮影しながらとはいえ90分もかかってしまいました。
道も多少複雑なので、
観光で来られる方には決してお勧めできないルートです。

ただ、先年亡くなった祖父は盆と彼岸のたびに
この道を歩いて大谷本廟にお参りし、
その後八坂神社まで散策するこのルートに
当時幼稚園児だった自分と妹を連れて行ってくれました。
ですから、体力的には不可能なルートではありません。

では、さっそく始めましょう。

6-1.jpg京都駅の正面改札口から見た風景です。
まずは、ここから始めます。


6-2.jpg京都駅の北側(塩小路側)から駅を出て、北を向いたところです。
ここ塩小路通りを右(東)に向いて進みます。
ちなみに、前にあるのが北側の市バスターミナルです。


IMG_0104.jpg東を向いたところです。
ここをまっすぐ進みます。


6-4.jpg京都駅も東の端に来ると、
だんだん塩小路通りも細くなっていきます。
目の前のアーケードは、タクシー乗り場です。


6-5.jpg塩小路通りと東洞院通との交差点です。
京都駅とはここで別れます。
ここら辺から、塩小路は4車線の太さになります。


6-6.jpgさらに50m東へ進み、高倉通との交差点に出ました。


6-7.jpg高倉通を右(南)に向いたところ。
このまま進むと、高倉陸橋(たかばし)に行きます。
目の前の赤い看板は新福菜館のもので、
その向こうに第一旭総本店があります。
どちらも京都を代表するラーメン屋です。
今回はこちらには進まず、
塩小路をさらに東へ進みます。


6-8.jpg先ほどの交差点から、20mほど進みました。
最初の高瀬川の橋です。
目の前の建物は交番でしたが、
その交番も、もう少し東に移動しました。


6-9.jpg高瀬川から、10mほど進みました。
河原町通との交差点です。
河原町通といっても、繁華街の「河原町」とは約3km離れています。
この辺りは、とても静かです。
ここから、塩小路は2車線とさらに細くなります。
ちなみに、右の建物は移転した交番です。


6-10.jpg交番の前から、北を向いたところ。
今度は、この河原町通りを北に向かいます。


6-11.jpg河原町通を北へ20mほど進みました。
二度目の高瀬川です。
さらに北に向かいます。


6-12.jpg七条河原町の交差点です。
ここを西に行くと、東本願寺に行くことができます。
東なら、三十三間堂や国立京都博物館に行くことができます。
今回は、河原町通りをそのまま北上します。


6-13.jpg七条河原町を少し北に行ったところにある祠です。
中には、やはりお地蔵さんがいらっしゃいます。
お地蔵さんについては、第4回で詳しく書いています。
(そちらも読んでください)
さらに、河原町通りを北に進みます。


6-14.jpg七条通りから北に30m進むと、数珠屋町通に出ます。
ここから河原町通の西側に延々と土塀が見えます。
これは渉成園(別名枳殻邸)といって、東本願寺の別邸です。
中に国宝の仏像が安置されています。


6-15.jpg数珠屋町通からさらに北に向かいます。
やはり河原町通の西側に、渉成園が見えます。


6-16.jpgまたさらに北に向かいます。
相変わらず、西側に渉成園が見えます。
目の前の横断歩道は、正面通のT字路です。


6-17.jpg河原町通から東を向いて、正面通を向いたところ。
今度は河原町通とは別れ、この細い道を進みます。


6-18.jpg河原町通から東へ約5m進んだところ。
土手町通との十字路です。


6-19.jpg正面通と土手町通との十字路に、このような石があります。
これは、100年以上前からあります。
さて、この石は何のためにあるのでしょう。
次の三つから選んでください。
1.一里塚(一種の標識)
2.魔よけのご神体
3.台車を右折や左折させるときに使った
答えは、第9回のブログに載せます。
実は、亡くなった自分の祖父が教えてくれました。


6-20.jpg土手町通からさらに東に30mほど進みました。
またまた高瀬川です。


6-21.jpg高瀬川の橋の上から川を見ました。
春になると、この辺も桜がきれいに咲きます。


6-23.jpg高瀬川の橋を渡りきったところです。
この辺りは商店街で、時間帯によっては賑やかになります。
目の前のお屋敷はもともと眼科医だったのですが、
今は移転して医療機器の博物館になっています。
その先のビルはかるた屋で、花札なども売っています。


6-24.jpgまた、お地蔵さんの祠です。
面白いのは、ここのお地蔵さんには賽銭箱が付属しています。


6-25.jpgお地蔵さんから10mほど東に行きました。
間もなく、鴨川の橋です。


6-26.jpg鴨川の橋の上から東を向いています。
正面奥に、うっすらと清水寺が見えます。


6-27.jpg川を渡り切ると、川端通りとの交差点です。
正面通はさらに続きます。
前の和菓子屋「甘春堂」は、食べられる茶椀を作って有名になりました。


6-28.jpg川端通りを通り過ぎても、商店街は続きます。
目の前にあるのは、川魚専門の料理屋です。
たまに、舞妓さんが来たりします。


6-29.jpg前の通りは、本町通りです。
ここから南へ約2km行けば、第2回のブログの冒頭シーンに行くことができます。
(さらにもう1km行くと、第4回の初めの方に行くことができます)
そして、ここから急に正面通の幅が広くなります。


6-30.jpg正面通もこの辺りは4車線です。


6-31.jpgここは、耳塚です。
文禄の役(1592年)の際、倒した朝鮮人の数を調べるために片耳を削ぎ、
それを豊臣秀吉に見せる武将が多くいました。
秀吉は、その数多くの耳をここに埋めて弔いました。
一旦荒廃したのですが、明治時代に人々の寄付金によって復活しました。


6-32.jpg耳塚横の公園です。
この公園の先で、正面通は終わります。


6-33.jpg正面通の突き当りに、豊国神社があります。
ご神体は、豊臣秀吉です。

~今回はここまでです。
次回は、豊国神社から大谷本廟まで行きます~

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第7回 豊国さんから馬町へ ~京都駅から清水寺へ その2~

6-33.jpgここは前回の最後の写真の豊国神社です。
今回は、この豊国神社から馬町を越えて大谷本廟まで行きます。

なお、写真の大半は前回同様9月22日のものですが、
それだけでは写真が少なかったので、
9月29日に追加撮影しました。


7+2.jpg豊国神社の脇にもこのようなお地蔵さんがいらっしゃいました。


7-3.jpg豊国神社の鳥居を抜けたところです。
ここ豊国神社は、豊臣秀吉が自らを神格化するために建立しました。
地元では、「豊国さん」と呼んで親しんでいます。
毎年5月第二日曜日のお祭りでは、前回紹介した正面通に露店が並びます。


7-4.jpg豊国神社の手水所です。
先ほどの位置の左側になります。


7-5.jpg正面に行くと、本殿です。


7-6.jpg右手には、宝物殿があります。
社会科の教科書によくある豊臣秀吉の肖像画があります。


7-7.jpg左手は、末社のお稲荷さんがあります。
さらに左に抜ける道があります。
今回はその左(北)の道から隣のお寺に入ります。


7-8.jpgここは、豊国神社の北隣の方広寺です。
ここも、豊臣秀吉が建立しました。


7-9.jpg方広寺の本堂です。


7-10.jpg方広寺の鐘です。
右側の白く囲まれたところに、
「国家安康」
と書かれています。
これが、豊臣氏が滅亡するきっかけとなった
「大坂の冬の陣」(1614年)の名目となりました。
(「家」と「康」を分ける→家康の首を切る呪いという理屈)


7-11.jpg豊国神社と方広寺の駐車場との間にある東に続く細い道です。
今回はここを抜けます。


7-12.jpg細い道の途中です。
右が豊国神社で、左が方広寺の駐車場です。


7-13.jpg方広寺の駐車場です。
今は普通の駐車場ですが、
かつてここに木製の大仏が安置されていました。
(約40年前に火災で焼失しました)
1588年の刀狩で集められた武器から作られた大仏でした。


7-14.jpg細い道を抜けたところ。
今度はここで左折します。


7-15.jpgさっきの場所で左(北)を向いたところです。
左手の土塀は、方広寺の駐車場です。
とりあえず、突き当りまで行きます。


7-16.jpgその突き当りで、右(東)を向いたところです。
今度はこの緩やかな坂道を進みます。


7-17.jpg先ほどの位置から、約20m進んだところです。
完全な住宅地です。


7-18.jpg緩やかな坂道を登りきると、
東大路通りに突き当たります。


7-19.jpg
東大路通を左(北)に向いたところです。
東大路通は4車線の道ですが、観光地に近いこともあって、
京都では最も渋滞しやすい道の一つです。
ここをさらに北へ向かいます。


7-20.jpg馬町の交差点です。
向こうに見える高架は、国道1号線です。(五条通りです)


7-21.jpg馬町の交差点を東の方を向いたところです。
こちらの道は渋谷街道(しぶたにかいどう)といって、
音羽トンネル付近で国道1号線と合流します。
なかなか雰囲気のある商店街が続くのですが、
今回は東大路を北に進みます。


7-22.jpg馬町の交差点から10mほど北に
またお地蔵さんがいらっしゃいました。
お地蔵さんは、「京の道」の象徴ですね。


7-23.jpgさらに北に進み、東大路通と五条通りの交差点です。
この辺りを「五条坂」といいます。
真上の高架は、約200m西で五条通りと合流します。
とりあえず、五条通りを渡ります。


7-24.jpg横断歩道を渡っている途中です。
五条通りは、京都では珍しい6車線です。
(他の6車線は堀川通りくらい)
また、この辺りは清水焼の店が並んでいます。
目の前の店も陶磁器を売っています。
毎年8月上旬にこの辺りで「陶器市」が開かれます。



7-25.jpg
五条坂の交差点にある大谷本廟です。
今回は、ここまでとします。

~次回はこの大谷本廟の墓地を抜け、清水寺に入ります~

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第8回 彼岸の大谷本廟 ~京都駅から清水寺へ その3~

7-25.jpgここが前回の最後のシーンです。
大谷本廟の正面です。
今回は、この大谷本廟の裏にある墓地を抜けて
清水寺に入ります。

撮影日は、前回・前々回と同じ9月22日です。
この日は、秋分の日の一日前でした。
(つまり、お彼岸の真っ最中でした)
かつて祖父に連れて行ってもらった
お彼岸に合わせたくて、この日にしました。
ただ大谷本廟の中の部分は、
9月29日に追加撮影したものです。


8-1.jpg東大路通と五条通りの交差点のタクシー乗り場の前から
大谷本廟の方を向いた風景です。
山門が向こうに見えます。


8-2.jpg上の写真で少し膨らんでいるのは、
太鼓橋になっているからです。
これは、その太鼓橋の上から池をのぞいたところです。
カエデの木が生い茂っています。
もうすぐここも紅葉に染まります。
実はここは知る人ぞ知る
紅葉の絶景ポイントなのです。


8-3.jpg今度は、さっきの反対側です。
ここもカエデの木が生い茂っています。
その向こうに見えるのは、国道1号線の高架です。


8-4.jpgさらに山門へと歩いていきます。


8-5.jpg大谷本廟の山門です。
ここは親鸞聖人のお墓を中心に作られた浄土真宗本願寺派の墓所です。
お盆やお彼岸になると、
日本全国から墓参りに来ます。
ただ、今回大谷本廟にはこれ以上入りません。
祖父がいつも通っていたように、
横の脇道から墓地を抜けます。


8-6.jpg一旦東大路五条の交差点に戻ると、
このような看板が出ていました。
ちなみに、ここから京阪電鉄清水五条駅までは約1kmです。


8-7.jpg大谷本廟の北側にある道です。
左側の2車線の坂は、観光バスが清水寺へと向かう道です。
今回は、右側の細い道を上ります。
ここは、大谷本廟の墓地に向かう道です。


8-8.jpgその右側の道です。
今は一軒だけですが、休日になるともう少し露店が増えます。
(大原女がいらっしゃるときもあります)


8-9.jpgこちら側から先ほどの太鼓橋を見たところです。
こちら側から見たカエデも絶景です。


8-10.jpg少し坂道を登り始めたところです。
右の土塀と石垣は、大谷本廟です。


8-11.jpgこの辺りから、左側にお墓が見えるようになってきました。
さらにこの坂道を上ります。


8-12.jpg左側に花屋が見えます。
線香も売っており、金属製のバケツとひしゃくを借りていくことができます。
お墓参りの人がよく利用しています。


8-13.jpgその花屋から右を向いたところです。
ここからも大谷本廟に入ることができます。
今回は、更に今の道を進みます。


8-14.jpg花屋を通り過ぎると、また左側にお墓が広がります。


8-15.jpg右側の大谷本廟の土塀が終わると、
一面に墓地が広がるようになります。
そしてここで道が二手に分かれます。
右の道は平たんで、左は急な坂道です。
清水寺に行くには、左の急な坂道を行きます。
その前に……


8-16.jpgその分岐点から左を向くとこんな立札があります。
この先に、親鸞聖人のお墓があります。


8-17.jpg坂道を登ろうとしたら、いきなり猫が出てきました。
かわいいので、撮りました。


8-18.jpg急な坂道を上ります。
左側に末寺が続きます。


8-19.jpg急な坂道を上りきると、
平たんでまっすぐな道になります。
軽自動車の向こうに見える仏塔は、清水寺です。


8-20.jpgこの辺りで、右を向いてみました。
この墓地の向こうは急な崖になっています。
その崖の下にさらに墓地が続きます。
さらに向こうに、国道1号線の高架が見えます。
あの先は音羽トンネルで、山科へ行けます。


8-21.jpg道の先に、また花屋が見えます。
この花屋を右に曲がると、崖を降りる石段があります。
今回は、この道をまっすぐ歩きます。


8-22.jpgその花屋の水場に、こんな看板がありました。


8-23.jpg 30mほど行くと、また花屋です。
この花屋の右側にも、崖の下に降りる石段があります。
祖父は、この石段を降りて崖の下のお墓に参っていました。
(だから、この花屋をよく利用していました)


8-24.jpg花屋を過ぎると、左側にも墓地が広がります。
道が二手に分かれましたが、アスファルトの道の方を進みます。


8-25.jpgさらに進みます。
両脇にお墓が続きます。
ただ、この日は平日だったせいかあまり参拝者に会いません。


8-26.jpgしばらくすると、右側のお墓が途絶えます。
そこから崖の下に広がる墓地が見えました。


8-27.jpgこの目の前の石段で、墓地も終わりです。
この石段を上っていきます。


8-28.jpg
石段を上ると、清水寺の裏手に出ました。
ここはもう清水寺です。今回はここまでです。

~次回は、清水寺近辺を回ります~

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第102回 禅居庵から建仁寺~八坂通西から東~その1

102-1.jpg
ここは、四条大路と五条大路との中間点
八坂通と大和大路とのT字路です。
目の前に建仁寺の末寺禅居庵があります。
「十日ゑびす」のときとずいぶん違いますね。
(十日ゑびすのときの写真です)
ここが八坂通の最西端になります。
今回から3回くらいでここから産寧坂を目指します。
撮影日は2013年1月24日木曜日午後3時。
今から、右(東)側の道を進みます。


102-2.jpg
大和大路にある京都市立新道小学校の前から
八坂通を東に向いています。
八坂通は二年坂までなのですが、
まだまだ道は続きますので、産寧坂まで行きます。


102-3.jpg
大和大路八坂通のT字路の南東角にある雑貨店です。
「十日ゑびす」の日は賑わっていましたが、
この日はお休みでした。


102-4.jpg
八坂通を大和大路から東に約20m進みました。
「十日ゑびす」の日にも立ち寄った禅居庵にまた寄ります。


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禅居庵の中に入ってきました。
1月10日にも咲いていた寒椿が、この日も咲いています。


102-6.jpg
禅居庵東側にある手水舎です。
摩利支天の象徴である猪をかたどっています。


102-7.jpg
こちらが、禅居庵の摩利支天堂です。
この日は人も少ないので、中でゆっくり参拝できました。


102-8.jpg
境内の塀に、「えべっさん」の熊手が立てかけてありました。
「十日ゑびす」直後だからでしょうね。


102-9.jpg
「十日ゑびす」のときにも参拝しているので、
この日はこのくらいにして外に出ます。


102-10.jpg
禅居庵摩利支天堂の前から、八坂通を東に向いています。
では、こちらの方を進みます。


102-11.jpg
禅居庵の前から、東に約60m進みました。
ここは、市村一房堂です。
錦絵(色つきの浮世絵)の摺師市村守氏の作業場です。
中に入ることもできるので、入らせていただきました。


102-11-a.jpg
中に入ると、市村守氏からこの紙をいただきました。
ここは市村氏の工房であると同時に、
浮世絵の作業工程の解説が聞けたり、
実際に版木や出来立ての浮世絵が見られたりする
博物館にもなっています。
実は浮世絵も自分の趣味で、
生まれて初めて版木に触れたのはかなりの感動でした。
(しかも、「富嶽三十六景」の「相州沖浪浦」でした)


102-13.jpg
こちらは、市村一房堂の北向かいです。
建仁寺の勅使門になっています。


102-14.jpg
建仁寺の勅使門の左(西)側にこのようなものがありました。
苔の上に大きな岩があって、まるで庭園です。


102-15.jpg
では、その庭園と勅使門との間にあるここから
建仁寺に入っていきます。


102-16.jpg
たいていの禅寺がそうであるように、
建仁寺も勅使門を越えると一直線上に山門と法堂が見えます。
禅寺の絶景ポイントの一つですね。
ここは松と桜が並んでいるのですが、
今桜の葉は落ちています。
(桜の季節はこんな感じです)
この写真はクリックすると、拡大されます。


102-17.jpg
勅使門から左(西)を向きました。
こちら側には、建仁寺の末寺が延々並んでいます。
一番南側は、禅居庵です。
ここから摩利支天堂には行けますが、
本堂は完全非公開です。


102-18.jpg
禅居庵の前から建仁寺境内を北に向いています。
ここを端まで北に向かいます。


102-19.jpg
建仁寺の北の端まで来ました。
この辺りは工事中で、たくさんの方が作業をしていました。


102-20.jpg
先ほどの地点から左(西)を向きました。
この先に門が見えますが、
ここを出るとゑびす神社前の大和大路に出ます。


102-21.jpg
今度は、右(東)に向きました。
今からここを進み、建仁寺の本坊に向かいます。


102-22.jpg
建仁寺の方丈と本坊の前に来ました。
今から、この中に入っていきます。


102-23.jpg
大半の寺院と異なり、ここ建仁寺は
カメラで撮影し放題になります。
とは言え、やはり節度あるようにしないといけません。
とりあえずは、ここを撮ります。
これは、俵屋宗達画「風神雷神図」のコピーです。
本物は国宝ですが、今は国立博物館にあります。


102-24.jpg
次は、方状の襖絵です。
こちらは、海北友松画雲竜図です。
こちらも本物は重要文化財ですが、これも複製です。
(保存のため、本物は非公開です)
こちらも、クリックすれば拡大できます。


102-25.jpg
さらに方丈南側庭園です。(メインの庭園ですね)
昨年の4月は、工事中でしたがもう完成しました。


102-26.jpg
今度は、方状北側の庭園です。こちらは、中央に祠があります。
次は、右(東)側に見える本坊に戻ります。


102-27.jpg
こちらは、本坊の中庭「潮音亭」です。
ここは庭石と桜のバランスが絶妙です。
4月に来ると、ここは絶景になります。
この写真も、クリックすると拡大されます。


102-28.jpg
では、方丈南側にある法堂に向かいます。
法堂には、こちらからスリッパを履いて向かいます。


102-29.jpg
スリッパを履いて、方状の南端に来ました。
ここから、木戸の鍵を開けて向こうに進みます。


102-30.jpg
方丈の北側まで来ました。
ここから石段を上がって、中に入ります。


102-31.jpg
法堂の中に入ってきました。
さすがに、ご本尊は撮影しません。
こちらは、天井画の小泉淳作画「雲竜図」です。
臨済宗の法堂にはどこも雲竜図の天井画がありますが、
ここが一番有名ですね。確かに迫力がある双龍です。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


102-32.jpg
では、法堂を出て方丈に戻ります。


102-33.jpg
法堂から戻って、方丈南側庭園を南から北に見ています。
個人的には、ここの庭園はこの角度が一番好きです。


102-34.jpg
方丈の東側に併設されている本坊から外に出ます。
もうだいぶ日が傾いてきました。


102-35.jpg
建仁寺の本坊から境内に出ました。
桜並木が続きますが、今はまだ花も葉も付いていません。
今度は、本堂の東側から南に進みます。


102-36.jpg
先ほどの写真から左(東)の方を向きました。
こちらの門は、祇園の花見小路に通じています。
第35回ブログは、こちらから出入りしました。


102-37.jpg
先ほどの写真から、約100m南に進みました。
左(東)側に、「茶碑」が見えます。
鎌倉時代に栄西がここを開いた時に
日本で初めてお茶の木を植えました。
今はその木は枯れていますが、石碑だけが残っています。


102-38.jpg
「茶碑」の南側に、「楽神廟」がいらっしゃいます。
吉備津神社の末社「楽神社」の分社です。
ご神体は、虚空蔵菩薩です。(神仏習合ですね)


102-39.jpg
「楽神廟」脇の絵馬です。こちらは、風神の図案ですね。


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「楽神廟」の南側に浴室があって
そこの枝垂桜の向こうから外に出られます。
こちらも、出入り口です。
ここから出ていきますが、それは次回とします。

~次回は、八坂通をさらに東に向かいます~

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第103回 八坂の塔を目指して~八坂通西から東~その2

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建仁寺の南東端の出口から南を向いています。
この先に見えるのが、八坂通です。
今回はここから東に進み、八坂の塔のある法観寺へ向かいます。
撮影日は、2013年1月27日日曜日午後3時。
画面ではわかりにくいですが、小雪が舞っています。


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先ほどの写真から、約30m進みました。
砂利道は、NTT西日本祇園支局の前で突き当ります。
ここは、八坂通です。
建仁寺勅使門からは、50mほど東になります。
今から左(東)の方を目指します。


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先ほどの写真から西を向きました。
人力車が停まっているところは、建仁寺の勅使門の前です。
その向かいも、前回紹介した市村一房堂です。
(浮世絵の博物館ですね)
突き当りに京都市立新道小学校が見えますが、
前回ブログからこれだけ移動したことになります。


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今度は同じ地点から東を向きました。
ここから、かなり急な上り坂になります。
ずっと向こうに、法観寺の「八坂の塔」が見えます。
この八坂通は、八坂の塔に続く通りになります。


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先ほどの地点から、東に約10m移動しました。
ここから南の方に道が伸びています。
(ここはT字路です)
突き当りに見えるのは、松原通です。
(第19回ブログで紹介した辺りです)
実はこの道は松原通よりさらに南にずれた後、
五条大路まで続いていて、途中に六波羅蜜寺があります。


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先ほどの写真の地点から、八坂通を東を向きました。
またこの急な坂道を上ります。


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先ほどのT字路から八坂通を東に約20m進みました。
この辺りはぎりぎり祇園なのですが、
高級な飲食店が何軒か並んでいます。
枝垂桜が下がっているこの店も、その中の一軒です。


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先ほどのT字路から、東に約80m進みました。
このタバコ屋の脇から、また南に道が伸びています。
(ここも、T字路です)
この道を南へ松原通へ進むと、
ハッピー六原」という地元スーパーの前に出ます。
(詳しくは、第19回ブログ参照)


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タバコ屋のT字路から、八坂通を東に向きました。
両脇には、てんぷら「圓堂」という看板が出ています。
高級な飲食店がずっと並んでいます。


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その南側の「圓堂」の脇に、寺院の裏門があります。
ここは、六道珍皇寺です。
この門は閉じているので、松原通から入らないといけません。
(第19回ブログで詳しく説明しています)


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さらに、その向かいにはおでん屋さんがあります。
ただ、この辺りはおでん屋でも高いのでしょうね。


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この辺りで、また八坂通を東に向きました。
八坂の塔が、だいぶ近づいてきました。
ただ、急な上り坂はまだまだ続きます。


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八坂通を東にだいぶ進んできました。
東大路通も、もうすぐです。
北側に建仁寺の末寺大統院があります。
ただ、境内よりも駐車場の方が大きいようです。


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八坂通をさらに東に進み、東大路通との交差点まで来ました。
この辺りで、上り坂が少し緩やかになっています。


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八坂通から、東大路通を北に向いています。
向こうに見える信号の地点から右(東)に進むと、
高台寺や霊山観音の前に出ます。


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今度は東大路通を南に向きました。
相変わらずの渋滞で、松原通がよく見えません。
京都銀行の前に、「清水道」バス停があります。


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東大路通から、八坂通を東に向いています。
道幅が急に細くなり、両脇に土産物屋さんが並んでいます。
この辺りから急に、観光地らしくなってきます。


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東大路通から、八坂通を東に約100m進みました。
八坂の塔まで、もうすぐです。
ここまでは平坦だったのですが、また急な上り坂になります。


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急な上り坂は、約50m先のタバコ屋で終わります。
タバコ屋さんの左(北)から道が伸びているので、
ここもT字路です。


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タバコ屋の前から北を向きました。
ここをずっと進むと、八坂神社に出ます。
途中に「ジュバンセル」があります。
(和菓子の材料を使った洋菓子店です)


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今度はタバコ屋の角で、南を向きました。
こちらの寺院に立ち寄ります。


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八坂庚申堂 金剛寺」というのが、ここの名前です。
東大路通から東側にこのようなものがよく吊り下げられていますが、
これは「くくり猿」といいます。
これは願い事を書いて絵馬のように使ったり、
お守りとして所持したりするものです。
(猿のぬいぐるみみたいで、可愛いですね)
ここで一つ500円で売っています。


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金剛寺の中に入ってきました。
南天の木の脇に、お墓があります。
とりあえず、お参りしました。


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境内の中央に、「べんつるさん」がいらっしゃいました。
[京都の矢田寺・法輪寺にもいらっしゃいましたね]
こちらの方は、「くくり猿」に囲まれています。


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一番奥に、本堂があります。
その脇にろうそくが置いてあったので、
お金を払って灯明を上げさせていただきました。


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金剛寺の本堂です。
ここにも「くくり猿」がたくさんいます。
下の方にも、「見ざる・聞かざる・言わざる」がいます。
庚申信仰の寺院だけに、「猿」関係のものが多いです。


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境内の東側に、寺務所がありました。
こちらでたくさんの方が、「くくり猿」を求めておられました。


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境内の西側には、お地蔵さんがいらっしゃいました。
こちらにも、お参りしました。


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では外に出て、先に進みます。


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八坂通に戻ってきました。
では、いよいよ法観寺の八坂の塔に向かいます。


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八坂の塔のある突き当りまで来ました。
ただ、ここからは法観寺の中には入れません。



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同じ地点から、南を向きました。
この法観寺を回り込むように、八坂通が続きます。
そちらの方に、回ってみます。


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法観寺の南側に来ました。
もう少し、八坂通が続いています。


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ここは普通の塀に見えますが、実はここが法観寺の入り口です。
(ガラガラと曳いて開けます)
ただ、この日は(日曜日だったのですが)
カギがかかっていて入れませんでした。
どうやら、終日閉山のようです。
仕方がないので、ここで入るのは諦めます……

法観寺は今は建仁寺の末寺ですが、
もともとは聖徳太子関連の寺院で、
この辺一帯を境内とする巨大寺院でした。
(9世紀の頃です)
それがたびたびの戦乱で焼失して、
だんだんと小規模化していきました。


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法観寺の八坂の塔を通り過ぎましたが、
八坂通はもう少し続きます。
この辺りは、ドラマなどで
「京都の風景」として一番撮られているところです。


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先ほどの曲がり角から、八坂通を東に約100m進みました。
ここに、「文の助茶屋」があります。ちょっと寄ってみます。


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店の入り口を入ったところに、お多福さんが祀ってありました。
とりあえず、賽銭を入れてお参りしました。


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小雪がちらついていたのですが、
撮影のことを考えて明るい外でいただきました。
さすがに寒かったので、甘酒を注文しました。
水分より酒粕の方が多くて、
「飲んでいる」というより「食べている」感覚でした。
(それはそれでおいしいのですが)

ここ「文の助茶屋」は、1960年代に藤山寛美氏が松竹新喜劇で
「文の助茶屋」というお芝居を発表して有名になりました。
ただ最近の方は知らないらしく、
ここの店員さんもご存じありませんでした。


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甘酒をいただいて、店の外に出ました。
ここ文の助茶屋にも、八坂庚申堂の「くくり猿」がいました。


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文の助茶屋から八坂通を東に向いています。
この上り坂をあと100mほど進めば、
二年坂に着いて八坂通も終わりです。
ただ、ここから先は次回とします。

~次回は、二年坂から産寧坂を目指します~

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第104回 二年坂から産寧坂へ~八坂通西から東~その3

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八坂通を文の助茶屋から東へ約20m進んで、西を振り返りました。
八坂の塔を見下ろすこの辺りが、
京都のドラマで一番よく使われています。
今回は、ここから二年坂を過ぎ、産寧坂まで進みます。
撮影日は、2013年1月27日日曜日午後4時。
そろそろ日が傾いてきました。


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先ほどの地点で、今度は東を向きました。
この辺りから、上り坂は少しずつ蛇行していきます。


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だいぶ錆びていますが、この辺りを表した表札です。
「東山区 八坂通下河原東入 八坂上町」
と書いてあります。



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先ほどの地点から、約50m進みました。
いつの間にか雪は止んで、日差しが出てきました。


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さらに約150m進みました。
そろそろ二年坂が見えてきました。


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二年坂まで来ました。たくさんの方が下っていきます。
道自体は続いていますが、八坂通はここで終わります。


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八坂通の東端から、二年坂を見下ろしています。
観光シーズンではありませんが、
日曜日なのでたくさんの方がいらっしゃいます。


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せっかく二年坂まで来たので、またここに寄ります。
毎度登場の「かさぎ屋」です。


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店先のショウウィンドウです。お品書きが書いてあります。
京都で「亀山」というと、こし餡のお汁粉のことです。
松原西洞院の和菓子屋さんの屋号がもとになっています。


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ここにはよく来ているので、
とうとう女将さんに顔を覚えられてしまいました。
ここはぜんざいもいいのですが、名物はこの「萩乃餅」です。


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今度は、「萩乃餅」をアップにします。
店の雰囲気とか女将さんの人柄が好きで
ここに来る方が多いのですが、
自分はこの小豆もお目当ての一つです。
豆の皮を破らずにつやを出す技術は、絶品ですね。

「小豆の品質がいいだけ」
女将さんはそうおっしゃるだけなのですが、
この技術はなかなか真似できません。


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二年坂を上って、八坂通の東端まで戻って来ました。
(湯豆腐の「奥丹」の前です)
だんだんこの道は右にカーブして、北を向きます。
八坂通は終わりましたが道は続いているので、
突き当りの産寧坂まで行きます。


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二年坂辺り化のカーブが収まると、この道は完全に北向きになります。
石畳の道をはさんで、両側にお土産物屋さんや茶店が並びます。
まぁ、この辺が京都で一番観光地化されているので、
人通りがかなり多いですね。


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道の途中でお地蔵さんがいらっしゃいました。
こちらは、第10回ブログにも掲載されています。


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お地蔵さんの向かいに、有喜屋吉晴庵がありました。
「有喜屋」といえば、先斗町に本店がある老舗の蕎麦屋さんです。
第10回ブログのときは、満員で入れなかったので、
今回は入ってみます。


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ここは天ざるもおいしいのですが、
いろいろ考えて「にしんそば」を頼みました。
ここは、ネギはお好みで入れます。
(自分は、中に入れずに別に食べます)


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今度はニシンそばのアップです。
他の地方の方は意外に思われるようですが、
身欠き鰊は京都人のソウルフードで、
蕎麦に入れる以外にも、茄子やエビイモと一緒に炊いたりします。


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「有喜屋吉晴庵」の前から、北を向いています。
産寧坂までは、もうすぐです。


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ここは、「有喜屋吉晴庵」の北隣です。
(その向こうには、「よ~じ屋」もあります)
お香のお店だったので、冷やかし半分で入ってみました。
中に入ると聞香のお香もありましたが、
仏壇に供える線香もありました。
今度は買い物に来ようと思います。


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そのさらに北側には、イノダコーヒーの清水支店があります。
実は、「有喜屋吉晴庵」からこの「イノダコーヒー」までが
もともとは「阪口」という料亭でした。
それが今では、様々なお店が入るテナントのようになっています。


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さらに、20mくらい北に向かっています。
興正寺本廟の南端の向かいに
あられ屋さんと清水焼のお店があります。
ここは自分が生まれる前からお店を開いています。


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その先にある石段が、産寧坂です。
ここを上がったところで、この道は突き当ります。


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産寧坂を上っています。石垣の上に、来迎院が見えます。
産寧坂は、30mほどで終わります。


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産寧坂を上り切りました。
右(北)側は来迎院で、左(南)側は七味家です。
「七味家」は文字通り七味のお店で、
その場で七味の配分を変えてくれたりします。
今、山椒を切らしているのですが、
ここまで飲食費を使いすぎてもう手持ちがありません。
今回は立ち寄るのを見送ります。


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七味家の前で、左(東)を向きました。
遠くに清水寺の宝塔が見えます。
ここをあと200m進めば、清水寺の仁王門に出ます。


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今度は右(西)を向きました。
だいぶ上ってきたので、京都市街地が一望できます。
ここは松原通で第18回ブログと同じ道を進むことになります。

八坂通編は、ここまでとします。
~次回は、節分に千本通をウロウロします~

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第112回 北野天満宮で梅見~前編~

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桜シーズンは今月末ですが、
その前にあるのが梅の花見シーズンです。
ここは市バスの「北野天満宮前」バス停です。
(今出川御前の交差点です)
今回は、ここから北野天満宮境内に入っていきます。
撮影日は、2013年3月12日火曜日午後3時半。
ぽかぽか陽気で、花粉も絶好調でした……


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「北野天満宮前」バス停から、今出川通を西に向きました。
約10m先に「沢屋」という茶店があります。
帰りは閉まっているかもしれないので、先に寄っていきます。


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ここ「沢屋」は、粟餅の老舗です。(北野の名物でもあります)
あん餅もあべかわ餅も、中は「あわ」でできた餅です。
(「ひえ」同様、昔はコメの代用となった雑穀です)
「あべかわ」は一つに見えますが、実は細長い餅が二つあります。
そちらから先に食べて、
あん餅に残ったきな粉を付けるのが自分の趣味です。
(まぁ、意地汚い食べ方ですが……)


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「沢屋」を出ました。
では、今出川通を東に進み御前通との交差点に向かいます。


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こちらは、バス停の背後にいらっしゃる「お別れ地蔵尊」です。
(左側の木彫りのお地蔵さんの方です)
元々は違う場所にいらしたのですが、
明治時代の廃仏毀釈の際に破壊されそうになって、
僧侶が慌てて持ち出して結局この地に安置されることになりました。
これも不思議な縁なのでしょうね。


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そしてこちらが、お別れ地蔵尊の東隣りにある豆腐屋さんです。
この「とようけ茶屋」は食事もできるお店なのですが、
いつも満員で予約が必要なほどです。


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とようけ茶屋の東隣りは、このように小物が並んでいました。
値段が書いてあるので売られているのでしょう。
興味はあったのですが、時間がないので
この今出川御前の交差点を北側に渡ります。


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今出川御前の交差点を北側に渡っています。
ちなみに、ここから東は「上七軒」という花街です。


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交差点を渡りきると、目の前に北野天満宮の大きな鳥居が見えます。
写真を何枚も使っていますが、
バス停からここまでの移動距離は50mもありません。


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北野天満宮の鳥居をくぐると、この紅梅が出迎えてくれます。
梅のシーズンは桜より長くて、
2月末~3月下旬くらいにになります。


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鳥居の脇には、牛の大きな石像です。
天神さんはどこも、
狛犬の代わりにこのような牛の像を配置します。


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鳥居を抜けると、真北に参道が続いています。
先ずは、こちらの方を進みます。


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参道を北に約70m進むと、西側に寺院が見えてきました。
少し、寄ってみます。


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こちらは、東向観音寺です。北野天満宮の宮寺ですね。
本尊は十一面観音ですが、他にも白衣観音もいらっしゃいます。


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東向観音寺の本堂脇にいらした「べんつるさん」です。
今は花粉症なので、目と鼻を念入りに撫でさせていただきました。


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東向観音寺の門を出て、北を向きました。
お地蔵さんの向こうに、北野天満宮の梅園が見えます。
今から、そちらの方に向かって歩いていきます。


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再び参道に戻って北上しています。
向こうの方に、北野天満宮の門が見えてきました。


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参道を約50m進むと、西側に末社の祠が見えてきました。
こちらは、「伴氏社」です。
北野天満宮の主神菅原道真の母伴氏を祀っています。


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「伴氏社」の前で、参道を北に向きました。
この辺りから、右(東)側に露店が並ぶようになります。


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「伴氏社」から北に約30m進みました。
ここから梅園に入れますが、先に神社の方に進みます。


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門の右(東)側に、左大将がいらっしゃいます。


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そして、左(西)側には右大将です。
どちらも、この神社を守っておられます。


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北野天満宮の門をくぐり、境内に入ってきました。
今から、反時計回りで中を散策します。


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門の右(東)側には、手水舎がありました。
先ずはここで清めます。


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そして、こんなところにも牛の像です。


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こちらは、手水舎の北側にいらした牛の像です。
周囲に紅白の梅が咲き誇って、
ちょっとした絶景になっていました。


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そしてここは、本殿東側の参道です。
この辺りは紅白の梅が交互に植えてあり、
それがなかなかの絶景になっています。


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手水舎の北隣の宝物殿です。
残念ながら、この日はもう閉まっています。


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さらに北に進みます。
この辺りの梅もきれいに咲いていますね。
この先を左(西)に進むと本殿がありますが、
もう少しこの周囲を回っていきます。


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こちらは、本殿脇の紅梅です。まだまだつぼみのようです。
こういう梅の木も、何本かありました。
今年(2013年)の梅の満開は、3月17日~20日くらいでしょうね。


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手水舎から100mほど進むと、北野天満宮の最北端に来ます。
この辺りから、末社がいくつか姿を表します。


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こちらは、北野天満宮の北東端にいらっしゃる地主社です。
紅梅と相まってなかなかきれいな祠です。


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神社の北西側は、
紅梅の後ろにたくさんの祠が合祀されていました。
ここも、それなりに絶景ですね。


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次は、本殿の西側の参道を南に進みます。
こちらは、神明社です。天照大神と豊受大神を祀っています。
伊勢神宮と関連があるのでしょうか?


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その南側は、文子社です。
菅原道真の乳母多治比文子を祀っています。
(第110回ブログで紹介した文子天満宮と関連があります)
お賽銭を入れようと思ったのですが、
ちょうどお賽銭の集金中でここは諦めました。


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文子社の南側にも、梅園に入れる入口がありました。
ここで時間を見ると、午後4時15分。
受付の方に聞くと、
「今入らないとここを閉めます」
とのことなので、慌ててここに入りました。
ただし、それは次回のこととします。

今回は、ここまでです。

~次回は、御土居下の梅園を回って、その後本殿を参拝します~

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第113回 北野天満宮で梅見~後編~

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ここは前回最後の写真北野天満宮西側にある
梅園の北側入り口です。
今回はここの梅を見物した後、北野天満宮本殿を参拝します。
撮影日は、2013年3月12日火曜日午後4時15分。
早くしないと、ここが閉まってしまします。


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入苑料を払って、中に入ります。
ここから梅園に向かうには、
西側にあるこの石段を上らないといけません。


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石段を上ると、このような看板がありました。
ここは「御土居」のてっぺんに当たります。
御土居とは、安土桃山時代に豊臣秀吉が建設した土塁のことです。
京都市街地を囲むようにあったのですが、
後に徳川家康がその大半を破壊してしまいました。
一番完全な形で残っているのがここですが、
第69回ブログで紹介した三条新京極にある坂道や、
第111回ブログの渉成園内の二つの浮島など、
「御土居」の名残は京都市内のあちこちに残っています。


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御土居の上を南に向かって歩いています。
ここ自体は、普通の公園みたいですが……


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御土居から西の方を見下ろすと、
このように紅白の梅が咲き乱れています。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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御土居を約100m南に進みました。
この辺りから、先ほどの梅並木があるところまで下りられます。


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御土居の下まで下りてきました。
では、北の方に進んでみます。


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この辺りは、しだれ梅が多いですね。
谷間にあるせいか(日差しが入りにくいせいか)
まだまだ満開ではない木もたくさんあります。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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御土居下の梅園を約100m北に進みました。
向こうに折り返し地点の鶯橋があります。


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鶯橋で向かい岸に渡り、今度は南に進んでいます。
この辺りは梅ではなく、カエデが植えてあります。
もうこの時期は葉も付いていません。


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ただ、向い岸の梅並木はここからの方がきれいに見えます。
上の赤い欄干の展望台から、先ほどはここを見ていました。


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カエデ並木のこちら側の道も、
100mほど進んだところにあるあの橋で終わります。
(その先は塀で隔たっています)


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橋の上から北を向いています。
こうして見ると、
右(東)側の梅並木と左(西)側のカエデ並木が対比できます。


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御土居下の梅園を一周してきました。
では、この石段から上に上ります。


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御土居の上に戻ってきました。
今度は御土居の東側にも梅園が見えてきました。


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御土居より東側にある梅園の中に入ってきました。
こちらは平坦な公園の中に、
紅白の梅の木が交互に植わっています。


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御土居から東へ50mほど進みました。
時折、このような屋根の付いたベンチがあって
ゆっくりくつろげるようになっています。
自分もここで休もうと思ったのですが、
70歳くらいのカップルがいらしたので
先を急ぐことにしました。


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……で、結局さらに50m先にあったこのベンチに腰掛けました。
まぁ、ここも結構くつろげました。


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そして、そのベンチに座りながら撮りました。
時間があれば弁当でも持ってきて、
ここで何時間かゆっくりしたいところです。
ただ、この時点で午後4時半でしたので、
5分ほど座っただけでもと来た道を戻りました。
来年は、休日に来て数時間ここで休みたいです。


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ベンチから西に約100m進みました。
御土居に戻る途中に、茶店がありました。
では、そちらに寄ってみます。


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実は、ここの入苑料には茶菓子代も含まれていました。
茶店で入苑チケットを提示すると
この梅こぶ茶とお菓子がもらえます。
お菓子の方は、焼いた砂糖が付いた麩菓子でした。
本当はみたらし団子などもあるのですが、
そちらは別料金になっていました。


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茶店から、茶菓子をいただきながら見た風景です。
紅白の梅の木が交互に並んでいるのがきれいですね。
この写真もクリックすれば拡大できます。


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では、茶店を出ます。
ここからすぐ先に出口があるのですが、
今回は本殿に近い元の北側の出口に向かいます。


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茶店の裏にある鉄門扉をくぐります。
この先は先ほどの御土居になります。


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またまた御土居の上です。
今度は北に100m向かって、最初の出口に向かいます。


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そしてこの石段から御土居を下ります。
今回ブログの最初の地点に戻ってきました。


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北野天満宮の梅園から出ました。
西側に、北野天満宮の本殿への入り口があります。
こちらから、本殿に向かいます。


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門をくぐり、北野天満宮の本殿に入ってきました。
すると、立派な紅梅が出迎えてくれました。
この写真もクリックすると、拡大されます。


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こちらが、北野天満宮の本殿です。国宝です。
北野天満宮は、ご存知の方も多いでしょうが、
平安時代の貴族菅原道真を祀っています。
一時は右大臣を務めるなど栄華を極めましたが、
醍醐天皇と藤原時平の陰謀で失脚しました。
菅原道真は左遷先の大宰府で病死しましたが、
その直後に醍醐天皇や藤原時平とその家族が次々変死しました。
さらに都に疫病が流行したので、
当時の人々は「菅原道真の祟り」を恐れました。
その後、多治比文子(110回ブログで紹介)が受けた信託などもあって
この地に菅原道真の怨霊を鎮める神社ができた訳です。
つまり今では「学問の神様」と知られていますが、
元々は「祟り神」を鎮めるための神社でした。

では、ここに参拝します。
その前に、ここに並んで順番待ちです。


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順番待ちをしている間、本殿の造りを眺めていました。
柱や欄間に細かな彫刻が施してあり、
それらが極彩色で色づかれています。
日光東照宮の権現造に似ていると思うのですが、
いろいろ調べても関連性は不明です。


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では参拝も済ませたので、本殿を出ます。
今度は南側の三光門から出ますが、
この門は重要文化財に指定されています。


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三光門にも、極彩色の彫刻が施してあります。
こちらは獏(バク)を模しているのでしょうか?
それとも鼻が長いので、象のつもりでしょうか?


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三光門を出ました。
ここから南側の絵馬掛所までの間に、
末社の祠が幾つか並んでいらっしゃいます。
菅原道真公の家臣を祀ったものが多いようですね。


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こちらは、老松社です。
そう言えば、文子天満宮にもいらっしゃいました。


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老松社の向かいには真鍮製の牛の像です。
こちらを撫でると頭が良くなると言われているので、
撫でられすぎてメッキが剥がれています。


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こちらは、火之御子社です。
ここに天満宮が置かれる前から、ここに祀られていました。
ここにいつから祀られているかは、不明です。


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更に、こちらは福部社です。
菅原道真の舎人(召使い)の一人が祭神となっています。


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そして、福部社の向かいの白大夫社です。
「白大夫」というのは白山の神格化か何かと思っていたのですが、
どうやら菅原道真公の忠臣の一人のようでした。


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三光門から約50m南に進みました。
ここは、突き当りの絵馬掛所です。
「絵馬」だけでなく、
百人一首の絵札のようなものも飾ってありますね。


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絵馬掛所から南西を向いています。
では、こちらの楼門から神社の外に出ます。


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北野天満宮の楼門から、南を向いています。
この時点で、午後五時を回りました。
梅園の受け付けも、露店も閉まっています。
(この受付の横に、先ほどの茶店がありました)
ただ、お好み焼きの露店だけは開いていたので、
そこで一枚買って職場でいただきました。
(それがこの日の夕食です)


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北野天満宮の楼門から、参道を南に約100m進みました。
家路に就く方の方が多いですが、
実はこれから神社に向かう方も結構いらっしゃいました。
(でも、もうすぐここも閉まるはずなんですが……)


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さらに参道を南へ約100m進みました。
鳥居の向こうは、今出川通です。
さらにその向こうに見える建物は、京都府警上京警察署です。
京都を舞台にした刑事もののドラマで
よく主人公が所属する警察署として撮影に使われていました。
(実は、京都の警察署の中で一番ロケーションが綺麗なのです)


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北野天満宮を出て、今出川通を西に向きました。
この日は平日でしたが、参拝者で歩道があふれていました。


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北野天満宮から、今出川通を西に約10m進みました。
ここは、「北野天満宮」バス停です。
こちらは四条河原町行きの10系市バスですが、
これを撮った後、自分は101系市バスで京都駅方面に戻りました。
今回は、ここまでです。

~次回は、そろそろ桜見物が可能かもしれません~

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第238回 五条坂の陶器祭

さて、8月に入り京都も猛暑が続いています。
祇園祭も終わり、京都も「五山の送り火」まで一休み
……ではなくて、この間にも大きなイベントがあります。
それが、この「陶器祭」です。
年に一度、日本中の陶工の作品が五条坂に集まります。
普段は高価な一品が破格の値段で売られていることもあり、
日本全国から買い求められる方がいらっしゃいます。


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ここは、京阪電鉄「清水五条」駅のホームです。
今回はここから五条通を東に向かい、陶器祭を散策します。
撮影日は、2014年8月7日木曜日午後3時。
「五条坂陶器祭」の初日です。


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今まで乗っていた京阪電鉄出町柳行の普通車両が出発しました。
この「清水五条」駅には、普通と準急、急行車両が停まります。


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では、この階段を上って上に向かいます。
この上には、コンコースと改札口があります。


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先ほどの階段を上ると、こちらの自動販売機があります。
そして、その前にテーブルとイスがあって、休憩ができます。
そちらにはたくさんの方が休んでいて、撮影ができませんでした。


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こちらが、京阪電鉄「清水五条」駅の改札口です。
次はここを抜けて、この先に見える4番出口から地上に出ます。


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では、京阪電鉄「清水五条」駅4番出口から地上に出ます。
既にベビーカステラの露店が見えていますね。


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京阪電鉄「清水五条」駅4番出口から地上に出て、東を向きました。
清水寺六原へは、ここから東に向かいます。
五条通は東京~大阪間の国道1号線の途中なので、
自動車の交通量はとても多いですね。

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同じ場所で、今度は西を向きました。
ここは、五条川端交差点の北東角になります。
そのさらに西側は鴨川で、この写真にも向こう岸が写っています。
毎年書くことですが、京都の夏は青空の「青」が濃いです。
この「青」を見ていると、余計に暑く感じます。


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日差しが強いので上手く撮れず、
この写真は魚屋の庇の下から撮っています。
(もちろん、その魚屋さんは営業中でした)
この辺りは陶磁器ではなく、梅干しやかき氷の露店が並んでいます。


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この辺りで南を向き、五条通の向かい側歩道を見ています。
テントが並んでいて、そこにも露店が並びます。


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五条川端交差点から、五条通北側歩道約20m東に進みました。
ここは、宮川町筋との交差点です。
商店の向かい側に、露店がずっと並んでいます。
この辺りは普段からとても賑やかな商店街なのですが、
この日は平日にも拘らずさらに賑やかでした。


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こちらは、先ほどの写真に写っていた露店です。
そちらには、たくさんの小物が並んでいます。
大半が陶器でできたもののようです。


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こちらは、かまぼこ屋さんの老舗です。
この日は、このような店舗の大半が開いていました。
鞘町通との交差点に、京都中央信用金庫があります。


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そのかまぼこ屋さんから、五条通北側歩道を東に約10m進みました。
こちらは、布カバンの露店です。
このように陶磁器以外のものも、この日は売り出されていました。


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鞘町通との交差点から、五条通北側歩道を東に約20m進みました。
布製カバンの露店の向かいに、駄菓子屋さんがありました。
こちらの店で、冷やしあめを売っているようです。


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……で、さっそく買ってしまいました。
紙コップにかき氷を入れて、その上に冷やしあめがかかっています。
氷だけが残ると悲惨なので、ゆっくり時間をかけて飲みました。


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鞘町通から、五条通北側歩道を東に約50m進みました。
こちらは、本町通(五条通以北は森下通)との交差点です。
こういう所には、きちんと交通警察官が立っておられました。


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本町通(森下通)から、五条通北側歩道を東に向いています。
この辺りから、陶磁器の露店の密度が上がっていきます。


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本町通(森下通)から、五条通北側歩道を東に約20m進みました。
「秀峰閣」という旅館の前で、ビールサーバーが出店されていました。
どうやら、中の旅館で飲むこともできるようです。


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「秀峰閣」の向かいの露店で、有田焼が売られていました。
五条坂は「清水焼」が有名ですが、
陶器祭は日本全国の陶磁器が集まります。
……しかし、有田焼でこの値段は本当に安いです。

ちなみに、アウトレットとは注文の品物を焼いたときの予備のことで、
決して割れていたり欠けていたりしているのではないそうです。


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その東隣の露店では、小物の焼き物が売られていました。
下の方に並んでいるのは、香炉のようです。


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そこから少し東側には、漆塗りの漆器が売られていました。
お椀やスプーン・お箸などが売られていました。
今回の陶器祭は取材だけでなく、
個人的にほしい商品に当たりを付ける目的もあります。
この日気に入ったものは、8月11日に買いに行こうと思っています。
(露店の全体を把握しないと、衝動買いしていつも後悔してしまします)
今年の「お目当て」は、茶道具とウチの母のご飯茶碗です。


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さらに少しだけ東に行ったところに、こちらの露店がありました。
こういう露店は、だいたい陶工さんご自身が
自分で焼いたものを売っています。
ですから、それぞれがどういうものか詳しく説明をしてくれます。


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また、こちらのように陶工さんの作品が
一ヶ所だけに集中していることもあります。
こちらは、けっこう高価な一品でした。
(そういうものも、売っています)


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同じ露店の反対側には、「織部焼」と書かれた看板がありました。
本当に、日本全国からいろいろな焼き物が売られています。


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そして、こちらは堺の包丁が売られていました。
陶磁器以外にも、本当にさまざまなものが売られていますね。


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こちらは「ラーメン藤」と、その隣のたこ焼き屋さんです。
どちらも、この時間帯から営業中でした。
学生時代に陶器祭に来たときは、
よくこのラーメン屋で休憩してから先を進みました。
確か自分が初めてここで買ったのは高校生の頃で、
700円の九谷焼の急須でした。
結構気に入っていたのですが、10年くらい前に割れてしましました。


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本町通(森下通)から、五条通北側歩道を東に約100m進みました。
大黒町通との角に、こちらの露店がありました。
空港の上に飛行機の模型があるように見えますが、
実はこれ飛行機型の箸置きです。
ただ商品名が「YS-10型」とか、かなりマニアックです。
(要するに、機種ごとに形が違うようです)


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大黒町通から、五条通北側歩道を東に向いています。
この辺りは、約1年ぶりです。第153回ブログ以来ですね。


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五条通北側歩道の大黒町通との西側角に、
こちらの金魚が売られていました。
陶器かとも思ったのですが、ゴム製のようですね。


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大黒町通から、五条通北側歩道を東に約20m進みました。
こちらは、木工細工の露店です。
板状のものがまな板なら買おうと思ったのですが、
プレートと言うか、大皿だったので買うのをやめました。


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さらに五条通北側歩道を約20m進んで、大和大路近くに来ました。
こちらでは、わらび餅と京菓子が売られていたようです。


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京菓子の露店の前から、五条通北側歩道を東に向きました。
いよいよ大和大路との交差点です。
第224回ブログでは、ここを右(南)から左(北)に通り抜けました。


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大和大路から、五条通北側歩道を東に向いています。
先々月通ったときとは、だいぶ違いますね。


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五条通から、大和大路を南に向いています。
京都東山郵便局の脇で、佐世保バーガーが売られています。
佐世保バーガーの店は、京都では西京極陸上競技場内にもあります。
自分は京都サンガの試合のたびに、その店で買っています。


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大和大路から、五条通北側歩道を東に向いています。
ここから五条通は急な上り坂になります。
厳密にはここから東が「五条坂」で、
清水焼のお店もここから東に集中します。
「焼き物」の露店もここから密度が濃くなりますし、
今度は周辺の店舗でも焼き物の安売りが始まります。
ただそちらへは、次回以降に行きます。

今回は、ここまでです。

~次回は、若宮八幡宮にお参りをします。
実は、この陶器祭はその神社の例祭だったりします~

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第239回 五条坂の陶器祭~その2

前回ブログで書いたとおり、
2014年8月9日~10日の五条坂陶器祭は、
台風11号のために中止になりました。


今回ブログでは、台風が来る前の8月7日の模様を中心に書きます。
(要するに、前回ブログの続きです)


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大和大路から、五条通北側歩道を東に向いています。
ここから東の五条通は「五条坂」とか「茶わん坂」と呼ばれ、
清水焼のお店が並ぶようになります。
(ここから東は、急な上り坂になります)
今回は、ここから五条坂を東大路まで進みます。
途中の若宮八幡宮にも寄りますね。
撮影日は2014年8月7日午後3時半。
この日は晴れ上がっていたのですが……


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五条大和大路交差点北東角に、公益社の葬儀場があります。
その葬儀場の前に、養護学校のワークショップがあります。
こちらでは、生徒さんたちの作品が売られていました。
もちろん、お茶碗やお皿などの焼き物が中心です。


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葬儀場の前には、他にもいくつかの
養護学校のワークショップが並んでいました。
どちらもけっこうな盛況ぶりで、自分が入る余地がありませんでした。


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大和大路以東の五条坂は、清水焼のお店が軒を並べます。
この期間中は、それらのお店もワゴンを出して
普段からは考えられないような価格で陶器を売り出します。
前回ブログ同様、五条通の車道側にも
日本全国から来られた窯元が露店を出しておられるので、
この辺りは人人人で混み合います。


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五条坂をさらに約50m東に進みました。
急な上り坂がずっと続きます。
左(北)側のお店にお気に入りの商品があったのですが、
中が暗くてちょっと写せませんでした。


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その東隣のお店は、陶器以外にも茶道具も売っていました。
で、こちらのワゴンを見ると……ありました、ありました。
お目当ての一つ茶さじがありました。
この日はお金を持って来ずに、
8月10日の最終日にまとめて買うつもりでした。
あの台風さえなければ買えたのですが……


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こちらは、先ほどと同じお店の東側です。
ショウウィンドウの前に、風鈴が飾っています。
この日は、あちこちで売られていました。


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そのお店名前で、五条坂を東に向いています。
だんだん商店と露店の隙間がせまくなって、
人人人で混み合っていました。


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こちらは、道路側の露店です。
個人的に気に入って、暫らく眺めていました。
前回ブログでも書きましたが、
露店の多くは日本全国の窯元さんが自分で売り子をされています。


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その露店の東側に、関西電力の電気盤があります。
その上に、陶器製の道標と陶板の絵が貼ってあります。
平素からこの辺りは清水焼の「焼き物街」ですので、
こういうものがあちこちにあります。


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大和大路から、五条坂を東に約150m進みました。
横断歩道の手前の道標にあるように、
ここを左(北)に曲がれば約250m先に六波羅蜜寺があります。


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その道に、このようなポスターが貼られていました。
そう言えば、もうすぐお盆ですね。


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五条坂に戻ってきました。こちらは、先ほどの横断歩道です。
よく見ると、横断歩道の脇にも露店がいらっしゃいます。
わずかな隙間にも、たくさんの露店が並んでいますね。


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こちらは、横断歩道の向かい(北)側にあるお店です。
これらの郵便ポストは、貯金箱です。
後ろの絵皿には、干支の馬が描かれています。


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郵便ポストの手前のカゴに、安売りの焼き物が並んでいました。
実は、こういう安い焼き物も相当数売られていました。


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さらに五条坂を東に進みました。
京都の夏は、晴れると本当に空の「青」が濃いですね。
左(北)側のお店を何人かの方が覗いています。


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自分も、同じように覗いてみました。
右側の香炉は……値札に85万円(!)と書かれています。
左側の赤い壺も……値札には200万円と書いてあります。
安いものがある一方で、こういうものもあります。


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そのお店の東隣にある京町家で、清水焼と備前焼の陶工さん二人が
自分の作品の展示と即売会をされていました。
床の間に土足で上がるのは変な感じでしたが、
展示品はかなりいいものでした。
(だいたい5000円~10000円くらいのものが多かったです)


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さらに五条坂を東に進みました。
若宮八幡宮の手前(西側)に、北側に抜ける路地があります。


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その上にテントが張られて、路地全体が露店になっていました。
こちらに、割と気に入ったご飯茶碗がありました。
他を回って、場合によっては10日に買おうと思っていたのですが、
……こちらも台風で買えませんでした。


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テントは10mくらい続きますが、その奥は少し広くなっています。
(ウナギの寝床ですね)
そこにも露店が出ていて、陶器が売られていました。


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路地の途中に、このような看板がありました。
この奥でも、焼き物を売っているお店があるようです。


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路地の一番奥にこちらとその左側にビルが建っていて、
そちらで清水焼が売られていました。
中には数十万円のものもありましたが、
だいたい5000円~10000円くらいのものでした。
中国の茶道具の一つ蓋椀が清水焼で売られていたのには驚きました。
(10000円くらいしました)
他にも茶わんや茶器が売られていたのですが、(どれも清水焼です)
自分の予算より少し高めだったのが残念です。
来年は、お金を貯めて蓋椀を買おうと思います。
(前から欲しい欲しいと思っていたので)


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先ほどのビルの脇に、こちらが吊るされていました。
これは、風鈴ですね。デザインが、だいぶ可愛らしいです。


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では、ビルを出て路地を通って五条坂に戻ります。
先ほどの風鈴は、こちらの露店で売られていました。


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路地に立っていたテント付近に、木賊(とくさ)が生えていました。
祇園祭の取材以来、敏感に見つけるようになりました。


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路地から五条坂に戻ってきました。
次は、路地の東隣にいらっしゃる若宮八幡宮に寄ります。


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五条坂から北を向き、若宮八幡宮に向いています。
今取材中の五条坂陶器祭は、この神社の例祭でもあります。


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若宮八幡宮の石製の一の鳥居を抜けて、
朱塗り木製の二の鳥居の前にいます。
手前のテントに手製の神輿が飾ってありましたが、
この神社とどういう関係かは知りません。


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二の鳥居を抜けてすぐ右(東)側に、手水舎がありました。
脇でビールが冷やされていますが、社務所の前に茶店がありました。


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鳥居の左(西)側に、末社が並んでおられました。
正面に見えるのが弁財天で、その右(北)側が天満宮です。
本当は祠ごとに撮ったのですが、写真が多くなったので割愛しました。


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ただ、天満宮の北側にいらっしゃる末社だけ載せました。
こちらは鐘馗神社です。
柱の陰になってしまいましたが、焼き物の鐘馗像がご神体です。
京都は魔除けの鬼瓦の代わりに焼き物の鐘馗像を屋根に乗せるので、
このような神社が焼き物の神社の境内にできました。
とは言え、中国の道教の神様の神社を作ってしまうところが、
日本神道の懐の深さだと思っています。


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こちらは、二の鳥居の右(東)側です。(手水舎の横です)
すだれの向こうが茶店になっていて、
奥の社務所にはきれいな生け花が飾ってあります。
左側の末社はどちらの神様かは分かりませんでした。
(一応、お参りは済ませました)


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こちらは、二の鳥居の真下から北を向いた状態です。
目の前の大きな甕は賽銭箱なのですが、
この日(8月7日)は陶器祭の初日だったので
賽銭はほとんど入っていませんでした。
では、石段を上って本殿に向かいます。


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こちらが、若宮八幡宮の本殿です。
恐らく本殿脇に陶器神社の社もいらっしゃるのでしょうが、
これ以上中には入れません。
「八幡」宮ですから、御祭神は応神天皇です。
(ご両親でいらっしゃる仲哀天皇・神功皇后も合祀されています)
「清水焼の街」である五条坂にいらっしゃることもあって、
京都では古くから「焼き物の神様」という位置付けでした。
ですから、例祭の際にはこのように陶器市が立つようになりました。


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石製の一の鳥居の前に戻ってきました。
では、また五条坂を進みます。


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若宮八幡宮の前から、五条坂を東に向きました。
車道側を見ると、五条通の中央部が高架になってきています。
この高架は東山の音羽トンネルを抜け、山科に出ます。
(ここは国道1号線なので、最終的には東京に至ります)


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若宮八幡宮から、五条坂を東に約50m進みました。
こちらでは、線香が売られていました。
この辺りと清水寺の間には大谷本廟があって、
この辺りからお墓参り絡みの店舗も姿を現します。


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その線香屋さんの前から、五条坂を東に向いています。
ずっと先に「五条坂」という看板の焼き物屋さんがあります。
こちらは安いものも売っているのですが、
数十万円するものもたくさん並んでいて、中では緊張してしまいます。
自分はいつもリュックサックを背負っているので、
背中で何かを壊しそうな気がするわけです。


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その「五条坂」さんの前が、五条坂交差点です。
五条東大路交差点の別名ですね。
目の前に、大谷本廟(西本願寺の墓地)が見えますね。
五条通(国道1号線)は、このまま高架になって山科に向かいます。
ただ、「五条坂」は五条通と分岐して、
大谷本廟北側から産寧坂の前まで続きます。
(清水坂に合流します)
五条坂の陶器祭は、ここが最東端になります。
ですから、ここから京阪電鉄「清水五条」駅まで折り返すのですが、
それはまた次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、五条通南側歩道を西に向かいます~

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第240回 五条坂の陶器祭~その3

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五条坂交差点北西角から、南に向いています。
(実は、この真上に高架があります)
五条坂の陶器祭も、残すは南側歩道だけです。
今回はこの横断歩道を渡って、五条通の南側歩道を西に向かいます。
撮影日は、2014年8月7日木曜日午後4時半。
前回ブログよりだいぶ遅い時間になったのは、
今回ブログ撮影直前まで大谷本廟で休憩していたからです。
(トイレ休憩の後、食堂でぐったりしていました)


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横断歩道を渡り、五条通から、東大路を南に向いています。
向こうに見える信号は、馬町交差点です。
(第7回ブログとは、逆の道になります)


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今度は東大路から、五条通南側歩道を西に向いています。
車道の中央部が、高架になっています。
五条通南側には清水焼の問屋や小売店が少なく、
北側とは全く違う雰囲気になります。
ですから、このようなかき氷やイカ焼きの露店もあります。


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ただ、それらの露店を抜けたら、
五条通南側歩道も両側に焼き物の露店が並びます。


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五条通南側も、日本各地の窯元さんが
それぞれの露店を運営されています。
ただ、こちらは「若手」の方が多く
売られている焼き物も北側とはちょっと形が違います。


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まぁこちらの露店もそうなのですが、
北側のものよりも西洋のテイストが入っているところが多いです。
ですから、北側のように数万円以上するものが全くない分
和食でも洋食でも合いそうなものが多いです。


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要するに、南側歩道の方が「気楽に買える」焼き物が多いのです。
自分もお気に入りは北側歩道の方でよく見つけますが、
実際に買うのはこちらの南側であることが多いです。


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こちらの露店は、マグカップ中心に売られていました。
一つ一つ釉薬の流れ方が違うので、同じものはありません。


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東大路から、五条通南側歩道を約100m進みました。
こちらは、南側では数少ない清水焼のお店です。
こちらでは、安いものを中心に売られていました。
(200円~300円くらいのもの)
ここの西側の角を曲がると河合寛次郎記念館があるのですが、
時間がないので寄りませんでした。


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こちらは、先ほどのお店のほぼ向かいに(車道側に)ありました。
常滑焼の露店は、北側歩道にも一軒ありました。


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常滑焼の露店から数軒西に、このようなご飯茶碗がありました。
今回回った中で、これが一番のお気に入りでした。
台風11号が日曜日に来なければ、多分これを買っていました。


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こちらは、その西隣の露店です。
原色に染まった皿・茶碗などの陶器が売られていました。


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さらに西隣りの露店の様子です。この「赤」が見事ですね。
実は、ここがご飯茶碗購入の第2候補でした。
(先ほどの店が売り切れの場合、ここで買うつもりでした。
どのみち、台風で10日が中止だったので関係なくなりましたが)


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東大路から、五条通南側歩道を西に約250m進みました。
こちらは、自分が生まれたころからある喫茶店です。
ここの駐車場にも、焼き物の露店が出ていました。
歩道橋が見えるということは、
この辺りで高架は完全に五条通に吸収されているのでしょう。


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喫茶店「Camel」から、五条通南側歩道を約10m進みました。
歩道橋より西はこの時間も営業中の小売店が並んでいるので、
車道側にだけ露店が並びます。


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では、その車道側の露店を覗いてみます。
こちらは白磁中心ですが、動物のプリントが可愛いですね。


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こちらは窯元さんではなく、
あちこちから卸してきたものを売っていたようです。
全て500円以下の商品でした。
ところで、後ろの犬が可愛いですね。


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その西隣では、楽器のオカリナが売られていました。
まぁ、これも「焼き物」ですけれど……


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そのオカリナの露店の前から、五条通南側歩道を西に向いています。
やはり、営業中の店舗の多い左(南)側には露店が多くありません。
この辺りから、西日が強くなってきました。
カメラのレンズに日が差しこむので、一苦労です。


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東大路から、五条通南側歩道を西に約300m進みました。
こちらは、五条大和大路交差点です。
交差点の南東角に、木製品中心の雑貨屋さんの露店がありました。


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大和大路から、五条通南側歩道を西に向いています。
東山郵便局の前に、第238回ブログで出てきた露店があります。
佐世保バーガーは西京極でもよく露店が出ているので、
自分もよくいただきます。


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……で、実際に佐世保バーガーを買ってみました。
大きめのパテとバンズの間に、卵とベーコンが挟んでありました。
自分はこの日、京都サンガのTシャツを着ていました。
そのため、ここの店員さんが京都サンガの調子を聞いてこられました。
今年は、プレーオフ回しになったら万々歳でしょうね。
(つまり、6位以内がノルマ)
もしかして店員さんも、「佐世保」だけに
Vファーレン長崎の応援をされているのでしょうか?
(こちらも、京都と同じくらいの強さのクラブです)


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露店横のベンチに座って、佐世保バーガーとラムネを完食しました。
そのベンチから立ち上がって、五条通を西に向いています。
佐世保バーガーの露店の西隣にあるたこ焼きの露店も
だいぶ流行っていいました。
この辺りは、飲食店の露店が並びます。


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さらに、その西隣はかき氷の露店です。
東山郵便局の前は飲食店の露店が並んでいますが、
ここより西の南側歩道にはそういう露店は一切なくなります。


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東山郵便局の西側にある大黒町通との交差点に、
こちらの露店がありました。
西洋のテイストが濃いですが、デザインがなかなかお洒落ですね。


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大黒町通から西は、西洋食器の露店が続きます。
ですから、このようにスープ皿がメインの露店もあります。
ただ、こういうのは1枚1枚買うのではなくて、
家族分そろえる方がいいですね。
(まぁ、そうなるとかなりお金を使うことになりますが)


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そしてこちらに至っては、西洋アンティークの白磁を売っていました。
黒板には、1960年~1970年製と書いてありますね。


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ただ、その西洋アンティークの露店より西は
このように焼き物以外の露店も多くなります。
(飲食店は、一切ありませんが)
こちらは、竹炭入りの石鹸や化粧品を売っていました。


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竹炭の露店の前から、五条通南側歩道を西に向きました。
目の前に、「仮設トイレ」の看板があります。
そう言えば、五条通に公衆トイレはありません。
(自分のように、大谷本廟に寄るなどの対策しかありません)
よく考えたら、ここは第150回ブログに出てきた浄雲寺の境内です。


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その仮設トイレから、五条通南側歩道を約10m進みました。
こちらには金魚すくいの露店もありました。
(ただ、金魚すくいの露店はここだけでした)


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大黒町通から、五条通南側歩道を西へ約70m進みました。
こちらは、本町通(五条通以北は、森下通)との交差点です。
ここから西は、焼き物の露店の密度が濃くなります。


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こちらは、先ほどの写真に写っていた露店の商品です。
一瞬これは何かと思ったのですが、
蚊取り線香を入れておくもののようです。


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その西隣の露店で、こちらの小坊主さんの焼き物が売られていました。
これは……仏像のように拝むものなのでしょうか?


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こちらは、関西電力の操作盤の上部です。
(北側歩道にもありましたね)
こちらも、道標と陶板の絵が貼り付けてあります。


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本町通から、五条通南側歩道を約50m進みました。
こちらは、鞘町通との交差点です。
もうだいぶ京阪電鉄「清水五条」駅が近付いてきました。


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こちらは盆栽が飾られていますが、
どうやら盆栽というよりは下の鉢を売っている露店のようです。
いづれにしても、珍しいですね。


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鞘町通から、五条通南側歩道を約30m進みました。
こちらは、問屋町通との交差点です。
約10m南の洋館とさらに南隣の町家は、半兵衛麩本店です。
この日(8月7日)の晩御飯担当が自分だったので、
ここで田楽用の味噌と生麩(ヨモギ麩)を買って帰りました。


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問屋町通から、五条通南側歩道を西に向いています。
あと約50mで鴨川なのですが、まだ焼き物の露店が集中しています。


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そして、鴨川東岸にある川端通との交差点に出ました。
五条坂の陶器祭は、ここが最西端になります。
目の前に、京阪電鉄「清水五条」駅が見えます。
では、こちらから家に帰りますね。

今回は、ここまでです。

~次回から、また新しい道を進みます~

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第293回 京都水族館 前編~梅小路公園散策~その1

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大宮通の高架越しに、梅小路公園が見えます。
塩小路はここで突き当ります。
今回から、何回かに分けて梅小路公園を散策します。
梅小路公園には南東側から入り、京都水族館に行きます。
撮影日は、2015年2月11日建国記念日の水曜日午後3時。
つまり、「塩小路編」の続きで書いています。


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大宮通を高架の下をくぐりました。
塩小路から、大宮通を南に向いています。
では、ここを進んでいきます。


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塩小路から、大宮通を南に約100m進みました。
JRの線路の下をくぐり八条通に抜ける道もあるのですが、
そちらに進まないとJRの線路で突き当たる道になります。


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その突き当りで、左(東)を向きました。
JRの線路沿いに、真っ直ぐ進む道があります。
こちらの高架はJR嵯峨野線ですね。
(この先に「丹波口」駅があります)


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今度は同じ地点で西を向きました。
では、この駐輪場の脇から梅小路公園に入っていきます。


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南東側から、梅小路公園に入ってきました。
ベンチの脇に、桜並木が続きます。
とは言え、この時期はつぼみも固いままです。


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梅小路公園の南東端は、そこそこの規模の梅園があります。
その北側が大きなグランドで、その向こうに京都水族館が見えます。


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こちらが、その梅園の様子です。
この日(2015年2月11日)段階でも、そこそこ咲いていました。
更新日は3月に入っていますので、さらに満開に近いでしょうね。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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その梅園に、こちらの張り紙がありました。
更新日の週いっぱいここでイベントが催されます。


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梅園の辺りから、梅小路公園を北西に向いています。
この辺りには、大きなグランドがあります。
梅小路公園は観光客向けでない分、地元民が多く集まります。
休日ということもあって、たくさんの方が遊びに来られていました。


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そのグランドの北側に、このような施設があります。
観客席がすり鉢状でまるでサッカースタジアムですが、
こちらが京都水族館です。
この上はイルカショーの舞台で、今ちょうど公演中です。
(賑やかな歓声が聞こえていました)


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グランド北側に、こちらが置いてありました。
これは……市電(路面電車)ですね。
とりあえず、そちらに向かいます。


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市電の中は、入れるようになっています。
1977年まで、この市電が京都市内を普通に走っていました。
201系~209系の市バスは、この市電の路線を引き継いでいます。


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市電の前から、東を向いています。
この先に大宮通があって、「木津屋橋大宮交差点」からも
この梅小路公園に入ることができます。


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今度は同じ地点で西を向きました。
では、こちらの京都水族館に入ります。


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では、こちらから京都水族館に入っていきます。
3F建ての屋上に、「イルカショー」の舞台が付いている構造です。


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入り口を入ったところに、チケット売り場があります。
ここで撮影許可を求めたところ、こう言われました。
「撮影は大丈夫ですが、フラッシュを焚かないように」
そのためここから、写真が多少暗くなります。


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こちらが、京都水族館のチケットです。
2,050円ですが、この倍の価格で年間パスポートが買えます。
また、このチケットを持っていけば京都駅前のイオンモールなどで
いろいろサービスを受けられます。


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こちらは、チケット売り場の壁面です。
オオサンショウウオの意匠が目立ちます。
京都市は、内陸の都市です。
ですから、この水族館も清流の生物が充実しています。


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では、ここから館内に入ります。
……次のイルカショーは、約1時間後のようです。


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入り口から入り、最初の水槽にこちらがいらっしゃいます。
こちらは、オオサンショウウオですね。
京都市内でも、北区や左京区などの鴨川上流に生息しています。
……とは言え、こちらは本当に大きいですね。
体長が150㎝以上ありますから、
同行したウチの母より大きいと思います。
暗い所で撮っているので、自分のカメラと指も写っています。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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オオサンショウウオの隣には小さな水槽が並んでいて、
サンショウウオやイモリの仲間が展示されていました。
こちらは、その先にあった水槽です。
京都市北部の山間部の清流を再現したもので、
様々な魚が元気に泳いでいました。


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その中でも、一番元気だったのがフナです。
動きが速くてなかなか上手く撮れませんでしたが、
ようやく1枚だけ何とかなりました。


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これで清流エリアが終わりです。
では、こちらから外側のエリアになります。


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先ほどの地点から外側に出ました。
少し長い廊下を迂回するように回ります。
ここから先は、海獣エリアになります。


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細い廊下を抜けて、広いところに出ました。
こちらに、たくさんの方々が集まっていらっしゃいます。


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その場所のすりガラスの向こうを覗きこみました。
この水族館に入る直前にいたグランドの脇が見えます。


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そのすりガラスを背に、振り向きました。
たくさんの方々の向こうには、
アザラシやオットセイなどの海獣が水槽の中にいます。


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水槽の中には岩山があって、その上に様々な海獣が休んでいます。
反対側の階段を上ると、オットセイの目の前に行くこともできます。


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そちらの方に回って、オットセイを撮りました。
気持ちよさそうに日向ぼっこをしています。
ここは屋根付きですが、事実上屋外になります。


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こちらは、別の個体です。
かゆいのでしょうか、あごの下をずっと掻いています。


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こちらは、さらに別の個体です。
どう見ても、完全に就寝中ですね。


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階段から下りてくると、このような水槽がありました。
直径1m、高さ3mほどの円柱形です。


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円柱形の水槽は、先ほどの大きな水槽と下でつながっています。
そして、こちらに時々アザラシやオットセイがやって来ます。


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アザラシがやってきて、円柱の水槽の中からこちらを見ています。
何人のか幼児や小学生がここに張り付いて、それを眺めています。
北海道旭川市の旭山動物園にもある仕掛けですが、
最近はあちこちの動物園や水族館も取り入れています。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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その水槽の脇に、こちらの「kaiju cafe」があります。
いろいろなものを出す飲食店ですが、ちょっと寄ってみます。


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とりあえず、こちらを注文してみました。
ウチの母と2人前です。
どちらもワッフルの上にアイスクリームが乗っています。
(チョコレートとカスタードのソースが掛かっています)
こちらを先ほどから写っているベンチに座っていただきました。


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ベンチに座って上を見ています。
スズメが並んでいますが、実は全部で数十羽います。


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スズメは隙を見てベンチまで下りてきます。
どうやら、人間の落とした食べ物を狙っているようです。
面白いことに、大半がつがいで行動していました。


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「kaiju cafe」の脇に、小さな入り口があります。
ここを抜けると再び屋内になって、今度は海洋魚の水槽があります。
今からそちらに向かいますが、もうだいぶ写真を貼りつけました。
続きは、次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回も、京都水族館の中を散策します~

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第294回 京都水族館 後編~梅小路公園散策~その2

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梅小路公園にある京都水族館に来ています。
1Fの海獣エリアから、東にある小さな入り口を見ています。
今回はここから残りのエリアを回り、イルカショーを見物します。
撮影日は、2015年2月11日建国記念日の水曜日午後3時半。
更新日の約1カ月前です……


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その小さな入り口を抜けると、
このようなドーム状の水槽があります。
ここに時折前回ブログに出てきたアシカやアザラシがやって来ます。


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その向こうの入り口を抜けると、
今度は屋内の暗い部屋になります。
こちらは海底に近い様子の水槽で、その中に回遊魚が泳いでいます。


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「ここでしばらくお待ちください」
係員がそうおっしゃるので、しばらく待っていました。
すると、大型の水槽にスクリーンが貼られて
そこにCG画像が流れだしました。
だいたい5分くらいの映像でした。


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CG画像を見た後、その横の廊下に出ました。
そこはスロープになっていて、2Fに上がれます。


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その廊下は、施設の外側を回ります。
すりガラスの向こうを見ると、もう2Fにいることが分かります。


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京都水族館の2Fから、南側のグランドを見ています。
前回ブログに出てきた「市電」が見えますね。


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今度は、真東に向きました。京都タワーが見えますね。
第290回ブログでは、反対に向こう側から見ていました。


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細長い廊下を進むと、こちらに辿り着きます。
こちらには、様々なペンギンがいます。
人懐っこくて、ペンギンはこちらを向くとすぐに寄ってきます。


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廊下の横にこちらのスペースがあって、ペンギンは約20羽います。
大半は親子や家族連れですね。


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こちらは、ペンギンの巣です。
この中で、ペンギンは卵を温めたりしたようです。


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ペンギンのいる所を通り抜け、廊下を進みます。
そして、また施設の中に入っていきます。


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中に入ると、また先ほどの水槽があります。
ただ、今度は上の方を見ることができます。
同じ水槽でも、下と上とでは別の種の魚がいます。


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こちらは、先ほど見ていたスクリーンが貼られた水槽です。
上から見ると、このようになります。


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スクリーンが貼られた水槽を離れると、
奥にはヒトデやタツノオトシゴなど
魚以外の海生生物が展示されていました。


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暗い部屋の中に水槽があって、クラゲがいます。
様々な色彩のライトに照らされて、きれいですね。


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まだまだクラゲやヒトデの水槽があるのですが、
そろそろ午後4時なので先を急ぎます。
向こうでは、イルカショーが始まろうとしています。


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イルカショーは、屋上部分にあるスタジアムで行われます。
いくつかの水槽をとばして急いできたのですが、
イルカショーはもう始まっていました。
ただ、ぎりぎり満席ではないので何とか端の方に座れました。


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イルカショーの会場に入るとき、プラスチックの管をもらいました。
これは笛ですが、自分はうまく鳴らせません。
吹き方を最初にレクチャーされたようですが、
そのときは会場にはいませんでしたので……


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イルカショーには、4人の調教師さんたちと
4頭のイルカが出演していました。
各イルカにそれぞれの調教師さんがついて
パフォーマンスを演じていました。


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イルカショーの半ばで、調教師の一人が観客席に来られました。
1羽のペンギンを引き連れておられます。
この「シンマチ」(京都の道の名前ですね)というペンギンは
小さい子供に人気があって
席からそちらに寄っていく子供もいました。


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実は妹夫婦はよくこの水族館にやって来ます。
「イルカショーのシンマチが可愛い」
甥がそう言っていたので、
「シンマチ」とはイルカの名前と思っていました。


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イルカショーも後半に入り、高いジャンプを中心に
アクロバチックなパフォーマンスに変わります。
そう言えば、上を見ると京都タワーも見えます。


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イルカショーの会場から、南の方を見ています。
前回ブログでは、向こう側から、こちらを見ていました。


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向こうの方を拡大しました。
東寺がはっきりと見えていますね。


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イルカショーが終わりました。
皆さんが出口から退席されてから、自分もここから出ます。


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イルカショーの会場から、施設内に入ってきました。
たくさんの方が、出口に向かわれています。


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ここを右に行けば、グッズショップがあります。
左に行けば階段があって、すぐに外に出られます。
ただ、今回は真っ直ぐ進みます。


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こちら側には小さな水槽があって、
メダカなどの小型淡水魚が飼われています。
ただ、この行列は飲食店の売店に向かっています。


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飲食店の脇に出口があって、そこから外に出ます。
ただ、この先にまだ少し施設が続きます。


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外に出ると、下りの階段があります。
この下に、順路最後の施設があります。


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こちらが、その「京の里山ゾーン」です。
公園のようになっていて、
たくさんの家族連れがここで遊んでいます。


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中央の道の周囲に沢があって、水草が浮いています。
小さな魚がいるようですが、よく分かりません。


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その周りに畑があって、なぜか京野菜が植えてあります。
美味しそうですが、抜いて食べたらダメでしょうね。


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沢の方に、このような小さな看板があります。
この形状は……メダカでしょうか?
肉眼では沢の中を確認できません。


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ここの南側は、こうなっています。
ただ、特に魚がいるわけではないようです。


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里山ゾーンの中心には、大きな枝垂桜があります。
ヤカンには、ここはライトアップされるそうです。


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「里山ゾーン」を出ると、すぐにこちらに出ます。
こちらから、京都水族館を出ます。


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京都水族館入口の前から、梅小路公園を西に向いています。
だいぶ日が西に傾き、家路に急ぐ方も増えています。


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京都水族館の入り口前から、約50m西に進みました。
ここから梅小路公園の中央部に行くわけですが、
もうだいぶ写真を貼りつけました。
これ以降は、次回とします。

今回は、ここまでです。

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第295回 市電と旧二条駅~梅小路公園散策~その3

ウチの母と一緒に梅小路公園を散策したのが、
今回更新日より1ヶ月前の2015年2月11日建国記念日でした。
建物はともかく植物の様子はだいぶ違ってきているので、
いろいろ不都合が出てきています……
そこで、ここから先の分は2015年3月12日木曜日に撮り直しました。
(2月11日に撮った続きの写真は、全廃棄です……)


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京都水族館の入り口付近から西を向いています。
この辺りは、東西に長い梅小路公園の最東端にあたります。
今回は、ここから梅小路公園の最西端まで歩いていきます。
撮影日は、2015年3月12日木曜日午後3時。
今年も花粉は、絶好調です……


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先程と同じ地点で、南を向きました。
約1ヶ月前は休日だったこともあり
ここにいらっしゃる大半が野球やサッカーをする家族連れでしたが、
この日は50人くらいの集団が舞踏の練習をしていました。
服装と小道具から、「よさこい」の練習でしょう。
確か「よさこい」は高知県の伝統民謡のはずですが、
いつの間にか全国区になっていますね。


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京都水族館の西側には、北側の木津屋橋通に抜ける道があります。
木津屋橋通以北には、小学校や工場が並んでいます。


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その道の西側には、「市電ひろば」があります。
文字通り市電(1977年まで京都市街地を走っていた路面電車)が
合計4台並んでいました。


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広場の全体像を写しました。
手前の2台は、カフェと売店(市電グッズを販売)です。
奥の2台は開放されていて、自由に入ることができます。


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……で、奥の開放された市電に乗ってみました。
壁も床も板張りで、昔よく乗っていた「市電」そのものです。


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こちらは、その市電の運転席です。
バスなどと比べてとても狭いので、
かなり近くまでお客さんが入ってきます。
自分は、昔この運転席近くで正面を見るのが大好きでした。
一番よく乗っていたのは今の206系市バスと同じ路線ですが、
七条通を東に進み突き当りの智積院勅使門の直前で曲がるとき
かなりの迫力がありました。
……実際は電車よりも市バスよりも、ゆっくりであってもです。


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市電から降りました。
すると、目の前をこちらのネコが一匹通り過ぎました。
野良ネコとも思ったのですが、
特定の方にだけ懐いていたのでその方の飼い猫でしょうね。


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「市電ひろば」の西側から、西へと線路が伸びています。
ちょっと、こちらに寄ってみます。


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ここは、チンチン電車の駅になっているようです。
……と言いましても、250m先の公園内が終点ですが。
もう最終の15時45分の便は出てしまっているので、
電車の形状は分かりません。
たぶん、「市電」のかなり古い形状とは思うのですが。


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そのチンチン電車の駅から、西を向きました。
では、ここを進み梅小路公園の中心部へ向かいます。


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その辺りで、南を向きました。
この状態ではわかりにくいですが、この枯れ枝の大半が桜です。
ソメイヨシノや枝垂桜など、数種類の木々が並んでいます。


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さらに100mほど西に進みました。
大通りの北側には、桜並木が続いています。
その北側にも、狭い道が続いています。


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その狭い道の北側にも桜並木が続いていて、
その北側にはチンチン電車の線路が並走しています。


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「市電」ひろば」から、約200m西に進みました。
こちらは、「すざくゆめ広場」という児童公園です。
なかなか大きな遊具が並んでいますが、
近所の小学校高学年の児童が遊んでいました。
(木津屋橋通をはさんで、京都市立梅小路小学校があります)


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「すざくゆめ広場」の北側に、チンチン電車の駅があります。
チンチン電車は、ここと「市電ひろば」を結んでいます。


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チンチン電車の駅から、西を向きました。
「すざくゆめ広場」の西の端に、「パークカフェ」があります。


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では、ちょっとこちらに寄ってみます。
こういう所は一見冷凍食品とか出しそうですが、
実はかなり凝った料理を出してくれます。


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根菜カレーとどちらにしようか悩んだ結果、
季節限定の「春野菜のピッツァ」とエスプレッソを頼みました。
合計で、1,450円です。(ちょっと高めです)


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自分が注文をしてから、ピッツァ皮を伸ばしておられました。
皮はイタリア料理店の石窯焼ピッツァのように、
外が固く中はモチモチと軟らかくなっていました。
「春野菜」ということでキャベツがメインでしたが、
他に帆立貝やエビなどが入っていました。


295-22.jpg
パークカフェの南側に、こちらの「朱雀の庭」があります。
結構大きな日本庭園があるのですが、
もう入園時間を過ぎてしまいました。
ちなみに、「朱雀」(すざく)という地名は
平安時代この辺りに朱雀大路が通っていたことに由来します。
(平安京の中心を通る道ですね)


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今度は北側に向いて、「パークカフェ」の西側を撮っています。
自動販売の西側は「七条入口広場」で、
ここで年に数回バザーやフリーマーケットが開かれます。


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「七条入口広場」は、ここから約200m北の七条通まで続きます。
梅小路公園は基本的には東西に細長いのですが、
この辺りは南北に伸びています。


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同じ場所で、西を向きました。
目の前に、JR嵯峨野線の高架があります。
高架の向こうに倉庫が見えますが、
梅小路公園の北西に、京都中央卸売市場があります。


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では、JRの高架をくぐり西に向かいます。
高架の向こうにまた高架がありますが、
JR嵯峨野線は大阪方面から京都駅を経由しない路線もあります。


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高架をくぐり、西を向きました。
こちらが梅小路蒸気機関車館なのですが……
どう見てもJR嵯峨野線の旧「二条」駅の駅舎です。
確か日本で2番目か3番目の古い駅舎で重要文化財だったのですが、
JR嵯峨野線を高架にする際に取り払われました。
一時期岐阜県の明治村に移築されたはずなのですが、
こちらに戻ってきたようです。


295-28.jpg
その梅小路蒸気機関車館の西側に、建設中の施設があります。
こちらは、京都交通博物館になる予定です。
この間現役を退いた新幹線100系電車などを展示する予定です。


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では、今から梅小路蒸気機関車館に入っていきます。
……と言いたいところですが、もうだいぶ写真を貼りつけました。
ここから先は、次回にします。

今回は、ここまでです。

~次回は、梅小路蒸気機関車間を訪れます~

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第296回 梅小路蒸気機関車館 前編~梅小路散策~その4

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こちらは、梅小路公園最西端旧「二条」駅舎です。
現在は、梅小路蒸気機関車館の入り口に利用されています。
今回はこの蒸気機関車館の旧「二条」駅舎部分を取材します。
撮影日は、2015年3月12日木曜日午後4時。
ここには、幼稚園の遠足以来です。(約45年ぶり?)


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旧「二条」駅舎に入ると、すぐに受付があります。
410円払って、中に入っていきます。
受付で撮影許可を求めたところ、
「例外を除き、ほぼ無制限」とのことです。
それを聞いて、受付自体も撮影しました。


296-3.jpg
こちらが、入場券です。写真は、D51型ですね。
自分が幼稚園児だったころ(1970年代初頭です)、
「きかんしゃ やえもん」という童話やアニメが流行っていて、
その主人公の機関車がこのD51型だった記憶があります。


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こちらは、別の角度から撮った受付です。
実は売店を兼ねていて、ステッカーや写真などが売られていました。


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売店の向いにはショウウィンドウがあって、
こちらではNゲージやプラレールも売られています。


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売店が駅舎の中央にあって、東側と西側が展示施設になっています。
先ずは、東側の機関室の模型から見ていきます。
こちらの図面と模型で、機関車が動くシステムを説明しています。


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その東側に、実物大の機関室があります。
恐らく、本物の一部を切り取って展示してあるのでしょうね。


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順番待ちをして、機関室の中に入ってみました。
(平日ですが、そこそこの方がおられました)
中央の丸い穴が、石炭を入れる所のようです。


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その北側には、投炭練習機があります。
機関車に石炭を込める練習用の機械のようです。
脇のビデオで蒸気機関を動かす様子を流していましたが、
何時間もかけて石炭を燃やす熱で
水を水蒸気に変えないと動かないようでした。


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今度は、旧「二条」駅舎の西側に回ります。
こちらは、当時の切符売り場です。
1980年代はまだ二条(御池御池交差点付近)に
この駅舎があったので、
自分も何度かここで切符を買ったことがありました。


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その周辺に、Nゲージが展示されています。
こちらは、売り物ではないようです。


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その西側には、梅小路操車場の復元模型がありました。
京都駅西側に当たるこの辺りは、蒸気機関車の巨大な車庫でした。
ここが操車場でなくなっても、
転車台やこの写真で写っている部分は現在も保存されています。
この梅小路蒸気機関車館は、その部分を中心に造られています。


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こちらは、その模型の西側部分です。
この辺り(西塩小路周辺)は、
現在は住宅地となってほぼ原形をとどめていません。


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さらに西側に、「お召列車」のエンブレムが展示されていました。
「お召列車」とは、皇族や賓客が乗られる列車のことです。
蒸気機関車の場合、こちらで装飾していたようです。


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こちらは、旧「二条」駅舎の最西端にありました。
今年(2015年)3月で廃止された
「Twilight Express」のエンブレムなどが特別展示されていました。


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こちらは、「Twilight Express」が運行開始した際の
「初代」エンブレムです。
そばにいらした入場客の一人が、こうおっしゃっていました。
「これがこういう所に展示されたのは初めてで、
恐らくもう二度と展示されることはないだろう」
平日なのに入場客が多いのは、その辺が理由のようです。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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実はさらに西側に、小さな部屋があります。
こちらは貴賓室で、昔は一般人は入れなかったところです。
そこに、「京都交通博物館」の模型が展示されていました。
この梅小路機関車館の西側の空き地に、
0系新幹線などを展示する博物館が併設されます。


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では、旧「二条」駅舎を出ます。
これで帰るのではなく、旧梅小路操車場の方に向かいます。


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旧「二条」駅舎を出て、左(東)を向きました。
当時のホームのままですね。
右(南)側の操車場の円形に沿って、進んでいきます。


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遠景なので、進んでいくうちに南に向かっています。
左(西)側に、桜並木とJR嵯峨野線の線路が見えます。


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その辺りから、円形の中を見ました。
こちらには、蒸気機関車が何台も並んでいます。
次はこちらに入っていくのですが、それは次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、梅小路蒸気機関車館の操車場を回ります~

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第297回 梅小路蒸気機関車館 後編~梅小路散策~その5

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旧「二条」駅舎を南に通りぬけ、梅小路操車場の方に向いています。
ここから、蒸気機関車が見えますね。
今回は、ここで蒸気機関車をいろいろ眺めます。
撮影日は、2015年3月12日木曜日午後4時半。
だんだん暗くなってきました。


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細い通路を通り抜けると、広い車庫の中に出ます。
こちらには、たくさんの蒸気機関車が並んでいます。
これらは全て整備されており、今でも現役で走ります。


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こちらは、今回ブログで最初に出てきたC59型164号機です。
こちらの階段から運転室に上がれます。次はそちらに向かいます。


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階段を上がると、C59型162号機の機関部が見えます。
こうして見ると、思ったより細長いですね。


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同じ場所で、右を向きました。
では、ここからC59型162号機の運転室に入ってみます。


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ここが、C59型162号機の運転室です。
真ん中の赤い穴は、石炭を火室に入れるためのものです。


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C59型162号機の運転席に座りました。
手前に、様々な計器やレバーが見えますね。


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C59型162号機の運転室から右を見ました。
こちら側からも、外に出られます。


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C59型162号機の右に、D52型468号機が並んでいます。
そちらに向かう前に、左の階段をさらに上ります。


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今度は、こちら側からC59型162号機の機関部を見ています。
先程より高い所から見ているので、少し眺めが違います。
さらに向こうに梅小路名物の転車台が見えます。


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こちらは、D52型468号機の機関部です。
こうして見ると、C59型162号機よりも大きく見えます。


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同じ場所で、後ろを振り返りました。
こちらは、D52型468号機の炭水車ですね。
今は運転されないので、石炭も水も積んでいません。


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階段を下りてきました。
では、ここから、D52型468号機の運転室に入っていきます。


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こちらが、D52型468号機の運転室です。
C59型162号機と比べて、大振りと言いますか……
大雑把な印象があります。


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そして、こちらがD52型468号機の運転席です。
運転室はC59型164号機と比べて広いのですが、
それを差し引いても計器やレバーが少ないように思えます。


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D52型468号機の運転室の右側にも、このように階段があります。
運転室からは、そちらから出ます。


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D52型468号機の運転室から出ました。
こちら側の階段は、降りることしかできません。
では、こちらから先に進みます。


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階段を降りて、D52型468号機の後部に回りました。
炭水車の部分にも、きちんと「D52 468」と表示されています。


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この車庫には、他にもさまざまな蒸気機関車が保存されています。
こちらは、C62型1号機です。
最も人気のある蒸気機関車のうちの1台ですね。


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では、そのC62型1号機の脇を通る抜けて前部に向かいます。
先ほどの2台と比べて、ほど長い印象があります。
確かに、見た目が美しい車体ですね。


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C62型1号機の前に回ってきました。明らかに細くて丸い車体です。
東海道本線や山陽本線など、この辺でも活躍した機関車です。


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C62型1号機の脇に、こちらのC58型1号機があります。
おもに北海道や樺太で活躍した蒸気機関車です。
お召列車であることを示す「菊の御紋」がついていますね。


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そして、D52型468号機とC59型162号機の正面に回りました。
このように、ここには蒸気機関車が何台も保存されています。


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同じ場所で、後ろを振り返りました。
ここは、梅小路操車場の転車台です。
車庫の蒸気機関車はこの転車台に乗った後、
JR(当時の国鉄)の本線に移動することができました。
この梅小路は、元々京都駅脇にある蒸気機関車の車庫でした。


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転車台越しに、車庫を撮りました。
この梅小路蒸気機関車館は蒸気機関車が日本から姿を消した後、
1970年代に操車場跡地に博物館として使われるようになりました。
その当時は「SLブーム」真っ最中で、
自分も幼稚園の遠足でここに来ました。
今は多少形が変わりましたが、多くの方が来場されています。


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転車台から伸びる線路のうち1本が、JR本線へと続いています。
向こうに、小型の蒸気機関車が見えます。
あちらには、向こうから乗れるようになっています。
(この時間帯では、無理ですが)


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その蒸気機関車には、こちらから乗ることができます。
この時間帯からは乗れませんので、その向こうに向かいます。


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先ほどの階段を上ると、こちらの展望台に出ます。
桜並木が続いていて、更新日から数日で絶景になるでしょうね。
ここから、JR本線がよく見えます。
先日「Twilight Express」が廃止されたとき、
ここにもたくさんの方がカメラ持参で集まっていました。


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同じ場所で、振り返りました。
では、ここから旧「二条」駅舎の方に向かっていきます。


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コンクリートの階段をおりて、右を向きました。
こちらの通路を進み、旧「二条」駅舎の方に向かいます。


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その通路をずっと進んでいます。
左側は蒸気機関車の車庫ですが、右側は土手になっています。
土手には、桜並木の上にJR嵯峨野線が通っています。


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旧「二条」駅舎に戻ってきました。
最近の駅にない「木」の感じがいいですね。


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では、こちらから旧「二条」駅舎内に入ります。
午後5時を回って暗くなってくると
どうも写真がぶれたりボケたりしてしまいます。


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前回ブログで取材したので、この旧「二条」駅舎内は素通りします。
では、ここから梅小路蒸気機関車館を出ます。


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梅小路蒸気機関車館を出て、旧「二条」駅舎の前に立っています。
右(東)側に、JR嵯峨野線の高架が見えますね。


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梅小路蒸気機関車館から、梅小路公園を東に約30m進みました。
JR嵯峨野線の高架をくぐり梅小路公園の中央部に向かいます。


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JR嵯峨野線の高架をくぐると、T字路に出ます。
ここが梅小路公園のほぼ中央部です。
向こう(東)側に、第265回に出てきた
ピッツァのおいしい「パークカフェ」が見えます。


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そのとき、ちょうどJR嵯峨野線の電車が北に向かっていきました。
このまま進むと、約1㎞先の「丹波口」駅を通り過ぎ
第267回出てきた「嵯峨野嵐山」駅に着きます。


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その地点から北を向きました。
ここから北約200m先の七条通で、梅小路公園が終わります。
その七条通沿いに市バスが走っていて、
205系市バスに乗って京都駅の方に向かいました。

これで、梅小路散策を終えます。

~次回から、しばらく「桜見物」が続きます~

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第341回 小雨降り 蒼き苔生す 大寧軒

[大寧軒] ブログ村キーワード
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3年ぶりの地下鉄東西線「蹴上」駅です。
今回は、ここから北東にある大寧軒の特別公開に向かいます。
撮影日は、2015年9月17日木曜日午後2時半。
「蹴上の別荘群」の公開は、もう無いかもしれませんし……


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今まで乗っていた六地蔵行きの地下鉄東西線の車両が、
「蹴上」駅を出発します。


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地下鉄東西線「蹴上」駅のホームにいます。
では、エスカレーターに乗って地上に向かいます。


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長い長いエスカレーターを乗り継いで、地上に上がってきました。
こちらは、地下鉄東西線「蹴上」駅1番出口です。
道が斜めなのは、それだけここが急な斜面だからです。
(第77回ブログ参照)


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地下鉄東西線「蹴上」駅1番出口から、
三条通東側歩道を北北西に向いています。
では、この九条山から下りるようにここを進みます。


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三条通を歩きながら、歩道の右側を見ています。
土手の上に桜並木が続いて、そこが歩けるようになっています。
こちらが、インクラインです。
(正確には、琵琶湖疎水の蹴上インクライン跡)
ここの春の様子は、よくポスターなどになっています。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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今度は三条通の左側を見ました。
こちらは、ウェスティン都ホテルですね。
こちらにも、小川治兵衛の日本庭園があります。


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地下鉄東西線「蹴上」駅から、三条通を約100m進みました。
インクラインの途中に、このようなトンネルがあります。
通称「ねじりまんぽ」(ねじりんぼ)で、
扁額には北垣国道による「雄水奇想」です。
では、ここからはここをくぐり南禅寺の方に向かいます。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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「ねじりまんぽ」の中を歩いています。
ここは、赤いレンガでできたトンネルです。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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「ねじりまんぽ」を抜け、北東を向いています。
すると、急に景色が一変します。
この辺りは、明治時代に造営された「別荘街」です。
左側は、手前から順に「智水庵」「大寧軒」です。
右側は「何有荘」で、こちらはかなり大きな別荘ですね。
ちょうど小雨が上がったところで、
背後の東山山中に霧がかかっています。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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「ねじりまんぽ」から、北東に約100m進みました。
突き当りに、何有荘の門が見えます。
ここの庭園は、この辺りの「別荘街」や
円山公園・平安神宮などを造営した小川治兵衛の代表作です。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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何有荘の前から、北を向いています。
ずっと向こうに、この並びにある金地院の山門が見えます。
では、手前の看板が出ているところに向かいます。


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こちらが、その看板が出ていた大寧軒です。
この辺の「別荘街」のお屋敷や庭園は通常非公開ですが、
2015年の夏旅企画で、期間限定の公開になりました。


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大寧軒の門をくぐりました。
すると、目の前にこの小川が現れました。
先述の通り、こちらは琵琶湖疎水の水を引いています。
この写真以降、、どれもクリックすれば拡大されます。


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では、ここで600円払ってさらに中に入っていきます。
この門をくぐれば、その先はお目当ての大寧軒庭園です。


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こちらが、大寧軒庭園です。小雨の中、苔が映えますね。
元々は南禅寺の末寺の一つ大寧院でしたが、
明治時代初期の神仏分離令で廃寺になりました。
その後、残った庭園が
この辺りの「蹴上別荘群」に取り込まれていきました。
(近隣の「智水庵」や「何有荘」も同じ経緯です)
これらの別荘は最初は当時の政財界人に買われましたが、
その方々が次々と別荘を手放すと所有者も複雑な変遷をたどり、
この大寧軒は南禅寺の許に返ってきました。
一時期この辺の再開発を提案した方々もいらっしゃいましたが、
(20世紀末バブル崩壊直後に、
何有荘は不透明経理で転売されかけました)
アメリカ人実業家ラリー・ネルソンが所有する何有荘も含めて、
この蹴上一帯をマンションなどに開発できないようになっています。


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先ほどの場所から続く石でできた道を直進しました。
その道は5mほどでこの池に突き当ります。
この角度が、おそらく大寧軒のベストポジションです。
池の奥に小さな瀬があって、(小石でできた橋があります)
さらに奥の三柱鳥居・琵琶湖疎水の水を取り入れた滝が
一直線に並びます。
それを周囲のカエデが取り囲むなかなかの絶景です。
ここを造営したのは藪内流11代竹窓紹智ですが、
「蹴上一帯の池泉式回遊庭園を造営した小川治兵衛の影響がある」
そうおっしゃる学者もいらっしゃいます。


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先ほどの写真の位置から、後ろを見ました。
こちらは、大寧軒の母屋です。
別荘時代は、ここに住んでいらした方がいらしたのですね。
よく見ると、母屋脇の梅の木にも苔がびっしり生えていました。


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では、母屋の右(西)側の方へ進んでいきます。
地面にびっしり苔が生えているので、
石の上を歩かないと転倒してしまいます。
(この日は一日小雨が降っていました)


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途中で、池の方に向きました。
見る角度で風景が変わってしまうのが、
池泉式回遊庭園最大の特徴です。


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よく見ると、母屋から庭園へこのような石でできた道があります。
朝起きて向こうの手水鉢で顔を洗い、
それからこちらの庭園へ散歩するという……
当時はなかなか贅沢な暮らしだったのでしょうね。


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その母屋から、この庭園を見た眺めです。
池の風景が、本当に角度によって違います。
背後の山は、九条山でしょうか?大日山でしょうか?


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母屋から南へ進むと、すぐに待合があります。
茶室の準備ができるまで、客が待つ場所です。
こちらでは、学芸員の方々が大寧軒の解説を行っていました。
この日(2015年9月17日)、ここには30人ほどの
方々がいらっしゃいました。


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待合の前で、南西を向いています。
待合の裏側には塀があって、
その先は小川治兵衛が造営した「智水庵」があります。


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では、自分も待合で学芸員の方からお話を聞きます。
(先ほど書いたようなことをおっしゃっていました)
待合の真横を見ると、三柱鳥居が目の前です。


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こちらが、その三柱鳥居です。
「蚕ノ社」木嶋神社三柱鳥居を模しています。
水源である湧き水に対する信仰ですね。


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学芸員の話が終わり待合から出ると、小雨がやんでいました。
待合から石の道を歩いていくと、こちらの石の橋に出ます。
この部分が小さな瀬になっていて、本来なら茶室に続いています。
(ここは、渡れないようになっていました)


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その茶室「環翠庵」は、この池の向こうにあります。
カエデに囲まれたなかなかのロケーションですね。


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結局来た道を戻って、最初にこの庭園に入って地点に来ました。
次は、母屋の東側に行きます。


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大寧軒の東側に、茶室「環翠庵」があります。
この裏側はこのブログで歩いたねじりまんぽからの道で、
時折人が通り過ぎるのがここからでも見えます。


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こちらが、「環翠庵」の躙り口です。
茶室へは、このような小さな入り口から入ります。


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躙り口から中には、入ってはいけないことになっています。
ですから、外からカメラだけ入れて撮りました。
中は、典型的な形式の茶室ですね。
生木の柿が、床の間の柱になっています。


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茶室から、背を向けました。向こうに、母屋が見えます。
では、ここから右(北)に向かい大寧軒を出ます。


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そして、大寧軒の門まで戻ってきました。
では、ここから大寧軒の外に出ます。
クリックすれば拡大されるのは、この写真までです。


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大寧軒を出て、南を向きました。
右(東)側が工事中ですが、
何有荘の洋館が京都工芸繊維大学に寄贈されることになり、
これはそのためのものです。


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先ほどの道を突き当り、南西を向きました。
約100m先に、ねじりまんぽが見えますね。


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そこから100mほど進み、ねじりまんぽまで戻ってきました。
その上のインクラインも見えます。では、ここをまたくぐります。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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ねじりまんぽをくぐり、南東に向きました。
三条通を約100m進んだところに、
地下鉄東西線「蹴上」駅1番出口があります。
ではここから地下鉄に乗って、「二条」駅に向かいます。
(そこから、千本通を北上します)

今回は、ここまでです。

~次回は、「二条」駅以北の千本通を散策します~

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第349回 秋の渉成園特別公開

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第298回ブログ以来4回目の京都駅中央改札を出たところです。
今回は、ここから東洞院通経由で渉成園に向かいます。
撮影日は、2015年11月1日日曜日午後0時52分。
この日から11月3日の祝日まで、渉成園は特別公開します。


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京都駅北側中央改札から、京都駅舎を出ました。
では、ここを東に塩小路を進みます。


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京都駅中央改札前から、塩小路を東に約100m進みました。
北を向くと、ここから北に烏丸通が伸びています。
手前のタクシー乗り場には、たくさんの方々が並んでいます。
京都も、秋の観光シーズン突入です。


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その場所から、塩小路を北東に向いています。
京都駅前の東端にある「メルパルク京都」と
「セレマビル」(旧「ルネッサンスビル」)が見えていますね。


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さらに塩小路を東に進み、「塩小路東洞院」交差点まで来ました。
ここまでが、「京都駅前」ですね。
ここから塩小路を東に進むと、
第298回ブログの「桜の小径」や三十三間堂に辿り着きます。
今回は交差点の南西角からスクランブル交差点を渡り、
交差点の北東角に進みます。


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塩小路から、東洞院通を北に向いています。
写真では自転車が家の中に入っていくように見えますが、
実はその辺りに狭い道があって
そこを東に進むと京都ホワイトホテルがあります。
では、東洞院通を北に進んでいきます。


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塩小路から、東洞院通を北に約80m進みました。
こちらは、京都屈指の蕎麦屋さん「丸福」です。
この時は営業中でしたが、先を急いでいるので今回は諦めます。


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「丸福」から、さらに東洞院通を北に約100m進みました。
こちらは、「七条東洞院」交差点です。


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七条通から、東洞院通を北に向いています。
七条通以北の東洞院通は、このくらいの道幅で落ち着きます。
では、さらにここを北上します。


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七条通から、東洞院通を約100m北上しました。
こちらは、下珠数屋町通との辻です。
左(西)側は一見京町屋ですが、浄土真宗大谷派閑昌寺です。
右(東)側に旅館が見えますが、この辺りは特に多いですね。


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下珠数屋町通から、東洞院通を約50m北上しました。
こちらの京町屋も、旅館ですね。
京都駅成立以前の江戸時代から、
この周辺は東本願寺の門前町として栄えました。
元々は日本全国からやって来る真宗門徒のために、
これらの旅館は建てられました。
(今は、修学旅行生や観光客の方がメインのようですが……)
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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さらに東洞院通を約50m北上しました。
こちらは、正面通との辻です。


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東洞院通から、正面通を東に向いています。
次は、この突き当りまで進んでいきます。


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正面通は、東洞院通から東に約50m先の間之町通で突き当たります。
そして、その先に渉成園への入り口があります。


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普段は手前の事務所に受付があるのですが、
今回はその少し奥に臨時のテントが出ていました。
「真宗門徒の方ですか?」「京都市民ですか?」など
いつもの質問はいつも通りでした。
ここで500円を納めて(普段は300円)、中に入っていきます。


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受付の脇に、こちらの枝垂桜が立っていました。
こちらは、ここの象徴とも言える木ですね。
そろそろ葉も紅く染まりだしていますね。
この写真から、ずっとクリックすれば拡大されます。


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枝垂桜の東側に石垣があって、そちらにカラタチの木がありました。
ここ渉成園を、京都市民は「枳殻邸」(きこくてい)と呼んでいます。
「枳殻」を訓読みで読むと、「カラタチ」です。


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そのカラタチの木の前で、右(北)を向きました。
では、順路に従い渉成園に入っていきます。


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先ほどの写真で写っていた駐車場の手前で、
さらに右(東)に向きました。
目の前に細い桜の木がありますが、
その向こうの庭園北口に向かいます。


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こちらが、渉成園庭園北口です。
ここは「出入り口」ですが、両脇は塀ではなくて細長い廊下です。
右(南)側の廊下は、特別公開されていた園林堂から続いています。
(拝観後は、ここから帰ることになります)
先ずはこの北口から渉成園庭園に入ります。


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渉成園庭園北口から入ると、すぐにこの看板があります。
先ずは、この矢印の先の「お茶席」を目指します。


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こちらは、渉成園庭園北西端の臨池亭です。
(第111回ブログでも訪れました)
いつもは屋内には入れないのですが、
今回はこちらにお茶席が設けられていました。


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600円支払って、臨池亭内部に上がりました。
臨池亭内部は撮影不可だったのですが、
外に向けた撮影は許可されていました。
せっかくなので、屋内から外の池を撮りました。


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臨池亭内部は撮影不可だったので、
お茶そのものは撮影できませんでした。
そこで茶菓子だけ持ち帰り、(亀屋良長の落款が見えます)
家で抹茶を点てたものを撮影しました。
茶菓子は、小豆入りの焼き菓子(要するにクッキー)です。


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お茶をいただいて、臨池亭を出ました。
こちらは、臨池亭の東側にある代笠席という茶室です。
手前にあるカリンの木が果実を付けています。


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代笠席から南に進み、「印月池」の前に出ました。
この辺のカエデは、まだまだ碧々としています。


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先ほどの位置から、東を向きました。
池の北岸には、カエデ並木が続いています。
ただ、この日(2015年11月1日)はまだ紅葉には早かったようです。


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カエデ並木を通り抜け、池の東端まで来ました。
次は、こちらの「回棹廊」という橋を渡ります。


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「回棹廊」を渡り、印月地に浮かぶ築島に辿り着きました。
ここから西に進み、「侵雪橋」を目指します。


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「侵雪橋」の袂まで来ました。
向こうに、京都タワーが見ますね。
渉成園は京都市街地の中心にあるので、
こういう建物と日本庭園が混在しているのが
ここの魅力の一つです。


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「新月橋」の袂から、北を向きました。
橋を渡る前に、石段を上って茶室の方に進みます。


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築山の頂上に、「縮遠亭」という茶室があります。
形状は違うのですが、
何となく高台寺の一番奥にある時雨亭に雰囲気が似ています。


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石段を下りて、「侵雪橋」まで戻ってきました。
では、ここを渡りながら「印月池」を眺めます。


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「印月池」に連なる浮島の間に、たくさんのカモがいました。
ここは、こういう鳥たちの楽園でもありますね。


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今度は「新月橋」から「印月池」を南西に眺めています。
右端に、特別公開の「閬風亭」(ろうふうてい)が見えます。
さらに向こうには、京都タワーをはじめとする
京都駅前の高層ビル群が見えます。
それが、面白いですね。


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「侵雪橋」を渡りました。
では、この「閬風亭」前の芝生を南下します。


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「閬風亭」の前から、芝生越しに浮島を見ています。
第111回ブログでも書きましたが、これらの浮島は御土居跡です。
実は京都市街地のあちこちに、御土居の「切れ端」が残っています。


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「閬風亭」前の芝生から、南を向きました。
塀の向こうに、NTTのビルが見えますね。
では、ここから最南端まで進みます。


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渉成園の南東端まで来て、西を向きました。
では、向こうの門をくぐっていきます。


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その門をくぐって、すぐに北を向きました。
こちらが、「閬風亭」の玄関です。
ここで靴を脱いで、袋に入れて屋内(南から北へ)を移動します。
ここともう一つの特別公開「園林堂」は廊下でつながっています。


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ここからは撮影不可なので、このチラシを載せます。
チラシの下にある井上武彦筆の屏風は、
玄関から入ったところに展示されていました。
本業は漫画家のためか一幅の絵でもストーリーがあって、
今にも動き出しそうな躍動感がありました。
「閬風亭」の北側にある「蘆庵」(ろあん)と「園林堂」には
棟方志功筆の襖絵がありました。
園林堂の仏間にあった「印月池」を描いたものが
とてもきれいでしたね。


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左(南)側の廊下から、外に出てきました。
渉成園庭園北門まで戻ってきました。
では、この門から渉成園庭園を出ます。


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渉成園北門をくぐり、西を向きました。
目の前の桜の木の裏を通り抜け、渉成園の出口を目指します。


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枝垂桜の前まで戻ってきました。では、ここから渉成園を出ます。
クリックすれば拡大されるのは、この写真までです。


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渉成園を出て、間之町通から正面通を西に向いています。
ここを西に約100m進めば、東本願寺の御影門の前に出ます。
第214回ブログで進んだ道です)


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正面通から、間之町通を南に向いています。
東洞院通よりも道幅が広いのは、
昔はここに路面電車が通っていたからです。


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正面通から、間之町通を南に約200m進みました。
間之町通は、ここ七条通で突き当たります。
途中で下珠数屋町通を通り抜けたりしたのですが、
今回は無理やり一回でブログを収めたので、省略です。


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間之町通から、七条通を西に向きました。
往きは約50m先に見える東洞院通から来たのですが、
帰りはさらに西に進み、「七条烏丸」交差点まで行きます。


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間之町通から七条通を西に約130m進み、
「七条烏丸」交差点に来ました。
では、目の前の階段から地下道に進み、
そこから京都駅に戻ります。

今回は、ここまでです。

~次回は、京都北野商店街から北野天満宮を目指します。
また、「千本通編」に戻ります~

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第632回 慈照院 冬の特別公開

前回ブログで、2019年の「10日ゑびす」も終わりました。
今のところ特にどこかの道を特集しておらず、
2019年の節分までちょっと日が空いています。
そこで「困ったときの『京都冬の旅』」ということで、
JRの駅に設置されたパフレットを眺めつつ、
次の取材先を決めました。
今回訪れた寺院は普段非公開なのですが、
実は前から中に入りたかったところでした。


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こちらは、地下鉄烏丸線「今出川」駅です。
今回はこちらから烏丸通を北上して、慈照院に向かいます。
撮影日は、2019年1月24日木曜日午後2時半。
今回は、第193回ブログのルートを逆行します。


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今まで乗っていた地下鉄の車両が、北大路方面に去っていきます。
よく見ると、私鉄の近鉄電車の車両ですね。
(近鉄は、京都市営地下鉄に乗り入れています)
では駅ホームを向こう(北)側に進み、エレベーターに乗ります。


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駅ホームから、コンコース階に上ってきました。
この先(北側)に、地下鉄烏丸線「今出川」駅改札口があります。
さらにその先(北側)に、コンビニエンスストアがあります。
地下鉄烏丸線「今出川」駅には、南北に改札口があります。
南側改札口は「今出川烏丸」交差点地下にあって、
京都御苑に行かれる方々が多く利用されています。
一方こちらの北側改札口は南側より約200m北にあって、
同志社大学の学生などが利用しています。
ですから、こちら側は学生向けにこういうお店があるのでしょうね。


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そのコンビニエンスストアの前で、東に向きました。
目の前に、同志社大学今出川キャンパスの入り口があります。
同志社大学の学生や職員は、こちらを利用されているようです。
ただ、さらに手前に右(南)側に上る階段があります。
同志社大学の学生ではない自分は、ここを上り地上に向かいます。


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その石段は結構長くて、約50m南へ上り続けます。
その石段を上りきったところで、右(西)を向きました。
こちらは、地下鉄烏丸線「今出川」駅1番出口です。
向こう(西)側の烏丸通越しに、
第195回ブログで訪れた臨済宗相国寺派大聖寺が見えます。
では、こちらから目の前の烏丸通に出ます。


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地下鉄「今出川」駅1番出口から、烏丸通を南に向いています。
左(西)側に、同志社大学今出川キャンパスの正門が見えます。
この辺りは、江戸時代は薩摩藩の藩邸でした。
約150m南に「今出川烏丸」交差点があり、
さらにその南側が京都御苑です。
(薩摩藩邸と京都御苑が隣接しているのが、ポイントです)


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今度は同じ位置で、烏丸通を北に向きました。
烏丸通の両側に、赤茶色のレンガでできた建物が並びます。
これらは全て、同志社大学の校舎です。
赤茶色のレンガは、建築家ヴォーリーズの影響でしょう。
(ヴォーリーズはキリスト教系の大学建築を行っており、
同志社大学構内に多くの遺構があります)
では、こちらを北上します。


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地下鉄烏丸線「今出川」駅1番出口から、
烏丸通を約100m北上しました。
ここで烏丸通は、上立売通と交差します。


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烏丸通から、上立売通を東に向いています。
約50m先に臨済宗相国寺派本山相国寺西門が見えますが、
上立売通はこの相国寺境内を貫いています。
(上立売通の詳細は、第471回ブログ参照)
今回の目的地慈照院は相国寺の塔頭寺院ですが、
相国寺境内にはありません。
ですから、ここから相国寺には入りません。


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烏丸通から、上立売通を東に約30m進みました。
こちらに、Papa Jon'sがあります。
京都随一のチーズケーキ専門店ですね。
慈照院に行く前に、ちょっと寄り道します。


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入店後に約10分待って、こちらが来ました。
自分は、チーズケーキにはコーヒーを頼みます。
(昔戴いたとき、この組み合わせが美味しかったからです)
いつもはスタンダードなチーズケーキを頼みますが、
今回は「日替わりケーキ」と書かれたこちらを注文しました。


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こちらがその「日替わりケーキ」のマーブルチーズケーキです。
ケーキの白い部分が濃厚なチーズケーキで、
黒い部分は濃いめの少し苦いコーヒー味がしました。
「チーズケーキにコーヒーが一番合う」という持論の自分には、
この味わいは極上の取り合わせでした。
これからは、ここでチーズケーキを頼むときは
こちらに宗旨替えしようと思います。


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Papa Jon'sには、約30分いました。
「上立売烏丸」交差点に戻り、烏丸通を北に向いています。
右(東)側にヤオイソの支店があります。
その先に、「なか卯」と中華料理店が並びます。
こちらの「なか卯」は、自分が学生時代からありました。


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その中華料理店の前で、烏丸通を北に向きました。
ここから北は、暫く住宅街が続きます。
次は、約200m先に見える歩道橋の辺りまで進みます。


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「上立売烏丸」交差点から、烏丸通を約200m北上しました。
右(東)側に同志社大学烏丸キャンパスが見えますが、
歩道の左(西)側に銀杏、右(東)側に桜並木が続きます。
そして歩道橋の近くで、左(西)に寺之内通が伸びています。


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「寺之内烏丸」交差点南西角に、京都市立室町小学校があります。
下校時間が近いので、校門を撮らないようにしました。
こちらは普通の公立小学校なのですが、
やたらと校舎が立派なのでいつも見惚れています。


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歩道橋の真下から、烏丸通を北に向いています。
この先で、烏丸通は寺之内通と交差します。


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烏丸通(烏丸寺之内交番前)から、寺之内通を西に向きました。
この真裏(東)の交番で訊いたことがあるのですが、
この寺之内通が鞍馬口通と今出川通とのちょうど中間地点です。
烏丸通~堀川通間の寺之内通沿いには日蓮宗の本山が建ち並び、
そのどれもが「桜の名所」として知られています。




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寺之内通から、烏丸通を北に向いています。
また、この辺りの烏丸通は住宅地に戻ります。
次は、向こう(北)に見える藪に向かいます。


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寺之内通から、烏丸通を約50m北上しました。
右(東)側に、京都市立烏丸中学校が見えますね。
さらに約50m先に交差点がありますが、
たった400mの長さなので、この道に名前はありません。


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こちらが、その交差点です。
その交差点の向こう(北)側には、白壁が見えます。
そちらが、今回目的地の慈照院です。
では、そちらに向かっていきます。


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烏丸通から、その道を東に向いています。
左(北)側は、慈照院の白壁です。
では、こちらに沿ってここを進みます。


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烏丸通からその道を東に約60m進み、北を向きました。
右手の立て札から、この北に慈照院があることが分かりますね。


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先程の位置から約20m北上し、左(西)を向きました。
こちらは、慈照院の墓地です。
とは言え慈照院の墓地に納骨されるのは、
天皇家との血縁でもある桂宮家の方々のみです。
江戸時代初めに慈照院は桂宮家と縁を結び、
以来慈照院は桂宮家の菩提寺になりました。


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同じ位置で、東に向きました。
こちらは、慈雲院にある桂宮家の墓地です。
(ここからでも、墓石が見えています)


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それらの墓地の前で、北を向きました。
左(西)側に、臨済宗相国寺派慈照院の入り口が見えます。
そして、正面(北側)院に臨済宗相国寺派慈雲院があります。


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先程の位置から、そのまま北上しました。
では、先に慈雲院の方から入っていきます。


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慈雲院に入ってすぐ右(東)側に、こちらの保育園があります。
慈雲院には保育園や養護老人ホームなどの福祉施設に、
積極的なイメージがあります。


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こちらが、慈雲院の庫裏です。
慈雲院は非公開寺院のため、ここから先には入れません。
ただ、こちらの桜並木はなかなかの絶景です。

臨済宗相国寺派慈雲院は、1450年ごろ瑞渓周鳳が建立しました。
また、江戸時代にこちらからも多くの碩学を輩出しております。


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慈雲院を出て、西を向きました。
今度は、こちらの慈照院に入ります。
通常は非公開寺院なのですが、今回は特別公開中です。


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慈照院に入ってきました。石庭が、見事ですね。
目の前の庫裏自体には入れませんが、
左(南)側の臨時の受付から中に入れます。


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受付の方にブログ掲載の許可を撮った後、
写真撮影の限界について尋ねました。
仏像などはもちろん屋内の全てが撮影不可なのですが、
屋内から外を見た様子(庭園など)は撮影可能だそうです。
では、こちらから慈照院内部に入ります。


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こちらは慈照院に入ってすぐ、本堂前の庭園です。
本堂には、足利義政と歴代桂宮家の位牌がおられます。

臨済宗相国寺派慈照院は、1405年に在中中淹が建立しました。
元々は大徳院という寺院でしたが、
1490年に足利義政が死去した際この寺院に葬られました。
足利義政の法号(戒名)が「慈照院」だったため、
その際こちらの寺院も「慈照院」と改称されました。
また、相国寺や「花の御所」などこの辺りの室町幕府主要施設は
応仁の乱で焼失し、その後この辺りは荒廃しました。
ですからこちらは江戸時代に尾張徳川家や桂宮家の援助で再興し、
その関連施設が境内のあちこちに残ります。



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本堂前の庭園を角度を変えて撮りました。
目の前に大きな松が植えてありますが、
こちらは大きな船に見立てて「陸船の松」と呼ばれております。

本堂のご本尊(千手観音菩薩像)の脇に、2幅の屏風がありました。
1幅は古代中国の伝説の皇帝が舜に禅譲した場面でしたが、
もう1幅は皇帝が学問所に訪れた場面が描かれていました。
江戸時代に学問所でもあったこちらが
このような絵を残すことは政治的意図を感じたのですが……


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本堂の北側に、さらにお堂があります。
こちらは、そのお堂の前の坪庭です。

そのお堂には、朝鮮通信使関連の資料が展示されていました。
江戸時代の京都五山には独自の学問所があり、
そちらで学んだ方々が碩学と呼ばれました。
そして、相国寺の碩学の多くがこの慈照院の僧侶でした。
また碩学は江戸幕府の要請で、朝鮮通信使との仲介を行いました。
かつては慈照院の僧侶も、多くが対馬に出張されたりしていました。
そのため朝鮮国からの贈り物がこちらには多く残されており、
そういったものがこちらに展示されていました。


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慈照院散策中にトイレに行きたくなりまして、
こちらはそのトイレ前の坪庭です。
なかなか品のある庭ですね。

このトイレの北側に、慈照院の宝物殿があります。
こちらには歴代住持の肖像画と
その住持に朝鮮国から送られた手紙が残されていました。
当時の日本人はハングルが読めないので、
漢文で書かれていました。


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先程のトイレの脇に、茶室がありました。
周囲の学芸員に尋ねたところ撮影可能だそうで、
それでこちらを撮影しました。


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慈照院の庫裏前に戻ってきました。
受付に戻ると、もう閉まっていました。
午後4時で受付が終了します。


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これで、一通り慈照院を参拝しました。
では、こちらを出ます。


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慈照院を出て南を向きました。向こうに先程の道が見えます。
ここから帰るわけですが、そちらでもだいぶ写真を撮りました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は、相国寺経由で帰宅します~

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第633回 夕方の相国寺

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前回ブログで、「京都冬の旅」企画慈照寺特別公開を見てきました。
こちらはその慈照寺から約50m南下して、東に向いたところです。
この左(北)側が慈雲寺と慈照寺で、
背後(西)約60m先が烏丸通です。
(今出川通と鞍馬口通の中間点です)
今回は、相国寺経由で地下鉄烏丸線「今出川」駅を目指します。
撮影日は、2019年1月24日木曜日午後4時。
相国寺の主要施設は、ほぼ閉じていました。


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同じ位置で、南に向きました。
市民用の掲示板からわかるように、
この辺りは相国寺北門の門前町でした。
つまり、この近くに相国寺北門があります。


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掲示板の東隣に、こちらの施設があります。
相国寺の塔頭寺院と思っていたのですが、
後で調べたら「般若林」という小劇団の劇場でした。


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さらにその東に側に、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいました。
ではこちらにお参りして、さらに東に進んでいきます。


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そのお地蔵さんの前で、東を向きました。
今回ブログ最初の地点から、約120m東に相国寺北門が見えます。
その東隣に京都府立鴨沂高校の校舎が見えますが、
高校自体はもう別の場所に移転しています。
と言いますか、ここ自体改築中の仮校舎でした。
さらに東に行くと、「高倉通」との辻に出ます。
(第461回ブログを参照)


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旧京都府立鴨沂高校の西側に、相国寺の北門があります。
ではこちらを南下して、相国寺境内を散策します。


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相国寺北門を南下して、相国寺境内に入ってきました。
左(東)側は旧京都府立鴨沂高校で、
右(西)側は臨済宗相国寺派長得院です。
境内の端に塔頭寺院が並ぶのは、臨済宗の本山共通ですね。


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相国寺北門から南下した石畳の道は約50mでいったん突き当たり、
少し西にズレてまた約70m南下しました。
この辺りの左(東)側は臨済宗相国寺派豊光寺で、
右(西)側は臨済宗相国寺派大光明院です。


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そして大光明院の南から辺りが開けて、
相国寺自体の施設が並びだします。
こちらは、相国寺のかつての浴室です。
当時の時代考証から、おそらく中はサウナ風呂です。


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その浴室の前で、相国寺境内を東に向きました。
右(南)側に相国寺法堂(本堂)が見えますが、
こちらは裏側なので壁しか見えません。
ここをこのまま東に進むと、
その先に相国寺の方丈と承天閣美術館への入り口があります。
ただもう午後4時を回っているので、
もうこれらの施設には入れません。
(第471回ブログを参照)


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相国寺の浴室の前で、南を向きました。
右(西)側に中国の相国寺から送られた鐘や八幡宮、
後水尾天皇のご遺髪が納められた塚が並びます。
こちらから約100m南に上立売通が貫いています。


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先ほどの位置から、約100m南下しました。
この道をさらに南下すると相国寺の塔頭寺院が並び、
突き当りのさらに南に同志社大学の校舎が見えます。


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先程の道から、上立売通を東を向いています。
上立売通はこの相国寺を貫いており、
そのためこの道は、相国寺境内にあっても
生活道路として地域住民に利用されています。
さすがにバイク通行は禁止されていますが、
自転車は日常的に相国寺境内を徘徊しています。
(上立売通の詳細は、第471回ブログ参照)


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先程の辻から約70m東に進み、北を向きました。
約100m先が、臨済宗相国寺派本山相国寺法堂(本堂)です。

臨済宗相国寺派本山相国寺は、1382年足利義満が開山しました。
さらに足利義満は、この西側に室町幕府の中心である
「花の御所」を造営しました。
つまりこの相国寺は室町幕府の中心的寺院の性格が大きく、
そのためこの辺りが応仁の乱の最激戦地となりました。
この法堂は、後に再建されたものです。
(ご本尊は、釈迦如来像です。臨済宗の総本山には多いですね)
では、こちらに参拝します。


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相国寺法堂から上立売通に戻り、西に向きました。
ではここを進み、先程の道との辻に戻ります。
(この辺りは、第471回ブログのルートです)


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先程の辻から、上立売通を西に向いています。
左(南)側に同志社大学の校舎が見え、
右(北)側に相国寺の塔頭寺院が続きます。
では、こちらから相国寺境内を出て行きます。


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先程の位置から、上立売通を西に進んでいます。
だんだん向こう(西)側の烏丸通が、はっきり見えてきました。
以前来たときはこの辺りは杉林だったのですが、
今回来たときは杉の木がだいぶ減っていました。


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相国時塔頭寺院の最西端に、こちらの瑞春院があります。
(沿革は、第194回ブログ参照)
こちらは少年時代の水上勉が過ごした寺院で、
自身の小説「雁の寺」の舞台にもなりました。


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その瑞春院の前で、上立売通を西に向きました。
では、ここから相国寺境内を出ます。


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相国寺西門をくぐり、上立売通を西に向いています。
右(北)側に、前回ブログで立ち寄ったPapa Jone'sが見えます。
さらにその先で上立売通は、烏丸通と交差します。
(ここより先の上立売通は、第475回ブログ参照)


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上立売通から、烏丸通を北に向いています。
ここをこのまま北上すれば、前回ブログのルートです。
今回は、目の前のヤオイソの支店に立ち寄ります。


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ヤオイソの支店に入って来ました。
もう午後4時半を回っており、閉店作業を始められておりました。
その脇で、こちらのイチゴサンドと紅茶を注文しました。
こちらのイチゴは新鮮で少し酸っぱいのですが、
それが生クリームによく合っていました。


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ヤオイソの支店の閉店時間である午後5時になって、
上立売通から烏丸通を南に向いています。
では、こちらを南下していきます。


633-24.jpg
上立売通から、烏丸通を約100m南下しました。
こちらに、地下鉄烏丸線「今出川」駅1番出口があります。
ではこちらから地下に潜り、地下鉄に乗り帰宅します。

~次回は、2019年の節分散策です~

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第678回 御所南散策 前編

前回ブログで2019年祇園祭の記事が終わりました。
自分が脳出血で入院したのが2019年7月21日日曜日ですから、
入院する以前の写真を全て貼り付け終わったことになります。
自分が退院したのが2019年8月6日火曜日で、
それなら3日後の2019年8月9日金曜日に
五条坂の陶器祭まで行けると思っていたのですが、
いざ当日になってみると目的地までの移動距離も考慮したら
絶対無理と分かりました。(約3km以上あります)
……と言いますか、長い間ベッドで寝ていましたから
長距離歩行に自信がありませんでした。
(退院当日は、病院から自宅まで徒歩で帰宅しているのですが……)
そこで、今回はその日の午前に行かなければならなかった
御所南にあるリハリビセンターに通う道を取材することにしました。
まぁ実際にブログ取材して、どこまでできるか試します。


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京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」駅です。
結構久しぶりに、こちらで降ります。
今回は、この駅から御所南のリハリビセンターまで行きます。
撮影日は、2019年8月9日金曜日午前9時45分。
気温が体温越えの炎天下でした。


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自分が京都駅から乗っていた国際会館行きの地下鉄が、
「丸太町」駅から出発します。
そう言えば、最近京都サンガの車内広告が少なくなっていますね。


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地下鉄「丸太町」駅のホームを北上します。
今から丸太町通以南の御所南に向かいますが、
南側コンコースだと目的地より南の夷川通まで行ってしまいます。


678-4.jpg
地下鉄「丸太町」駅ホームからエスカレーターに乗って、
地下鉄「丸太町」駅北側コンコースに上がってきました。
では、こちらから「丸太町」駅北側改札を抜けます。


678-5.jpg
地下鉄「丸太町」駅北側コンコースを西に約3m移動して、
地下道で南に向きました。
この左(東)側が、地下鉄「丸太町」駅北側改札です。
葵祭見物では北側の1番出口や3番出口を目指しますが、
今回は御所南へ行くのでこの地下道を南下します。


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先程の位置から、地下道を約50m南下し、東を向きました。
では、こちらの階段を上り地上に向かいます。


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そのまま階段を上り、地上に上がりました。
次に、地下鉄「丸太町」駅3番出口から烏丸通に出ます。


678-8.jpg
地下鉄「丸太町」駅3番出口から烏丸通に出て、北を向きました。
約50m先に、「丸太町烏丸」交差点南東角が見えますね。


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今度は地下鉄「丸太町」駅3番出口から、南を向いています。
約50m先に、竹屋町通との交差点が見えます。


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先程の位置で約50m南下し、烏丸通から竹屋町通を東に向きました。
今回ブログのメインが、この竹屋町通散策です。


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烏丸通から、竹屋町通を約30m東に進みました。
ここで竹屋町通は、車屋町通と交差します。


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竹屋町通から、車屋町通を北に向いています。
車屋町通は、烏丸通より1本東の通りです。
ただ烏丸通がよく東に広がりますので、
車屋町通はよく烏丸通に吸収されます。

車屋町通は、約100m先の丸太町通沿いの京都御苑で途切れます。
よく見ると、その丸太町通沿いに
地下鉄「丸太町」駅1番出口が見えますね。


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車屋町通から、竹屋町通を東に向いています。
この辺りは古い京町家が少なく、
代わりに飲食店などのお店があちこち見えます。


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車屋町通から、竹屋町通を東に約50m進みました。
ここで竹屋町通は、東洞院通と交差します。


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竹屋町通から、東洞院通を南に向いています。
東洞院通以東の竹屋町通沿いに大きな児童公園があり、
たくさんの小学生が遊んでいます。
まぁ、この日(2019年8月9日)は夏休み真っ盛りですね。
さらに児童公園の南に、大きな施設も見えます。


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東洞院通から竹屋町通を東に進み、児童公園の正面に来ました。
こちらは、京都市中京区が管理する竹間公園です。
本当は遊具周辺で相当数の小学生が遊んでいますが、
そちら一帯は撮影できません。(小学生の顔を撮ってしまいます)
竹間公園より南に進むと大きな施設がありますが、
こちらは京都市が管理するこどもみらい館です。
そちらには、親子連れが多くやって来ます。


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竹間公園正面の西側に、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいます。
取りあえずお参りしましたが、座って撮影して
立ち上がったときに立ち眩みを起こしました。
近影を写すときはなるべく低い視点から撮るのですが、
今回は以降全て立ったまま撮影します。


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そのお地蔵さんの前で、竹屋町通を東に向きました。
目の前で、竹屋町通は間之町通(あいのまちどおり)と交差します。
間之町通は、竹間公園とこどもみらい館の最東端でもあります。


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竹屋町通から、間之町通を北に向いています。
間之町通は、約100m北の京都御苑で(丸太町通で)突き当たります。
その辺りに京都御苑の間之口門(まのくちもん)が見えるはずですが、
ここ「竹屋町間之町」の辻からは見えませんね。
ちなみに、間之口門が間之町通の名称の由来です。


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間之町通から、竹屋町通を東に向きました。
では、こちらを東に進んでいきます。


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間之町通から、竹屋町通を約50m東に進みました。
左(北)側に、「京都竹屋町高倉郵便局」が見えます。
(第434回ブログにも載っていますね)
ここで竹屋町通は、高倉通と交差します。


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耐えや町通から、高倉通を北に向いています。
ここから北は、第434回ブログ後半のルートと同じですね。


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高倉通から、竹屋町通を東に向きました。
だんだん京都地方裁判所が近づいて、
弁護士や司法書士の事務所が増えてきます。


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高倉通から、竹屋町通を東に約50m進みました。
ここで竹屋町通は、堺町通と交差します。


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竹屋町通から、堺町通を北に向いています。
丸太町通を通行中のトラックが邪魔でよく見えませんが、
堺町通の突き当りに京都御苑の堺町御門が見えます。
京都御苑はどちらが正門かはっきりしないのですが、
歴史的ポジションからこちらが京都御苑の正門なのでしょう。
ちなみに、どんどん焼けの火元はこの堺町御門が有力です。


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堺町通から、竹屋町通を東に向きました。
では、こちらを進んでいきます。


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堺町通から、竹屋町通を東に約50m進みました。
ここで竹屋町通は、柳馬場通と交差します。
……ここより東は、桜並木に囲まれていますね。


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竹屋町通から、柳馬場通を北に向いています。
右(東)側に大きな建物がありますが、こちらが京都地方裁判所です。
京都地方裁判所は周囲に枝垂桜が植えてあり、
それが京都市街地の隠れた「桜の名所」の一つです。


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柳馬場通から、竹屋町通を東に向きました。
左(北)側には京都地方裁判所の枝垂桜並木が、
右(南)側には京都市立御所南小学校の大桜並木が続きます。
京都裁判所の枝垂桜並木は、竹屋町通沿いがいちばんきれいですね。


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柳馬場通から、竹屋町通の桜並木を約100m東に進みました。
ここで竹屋町通は、富小路と交差します。


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竹屋町通から、富小路を北に向いています。
左(西)側に京都地方裁判所の枝垂桜並木が見えますが、
右(東)側に御所南のリハリビセンターが見えます。
ただ今、2019年8月9日金曜日午前10時55分。
血圧を測ってからでないと受付できませんので、
相当ギリギリですね。(午前11時に呼び出されています)
では、ここからリハリビセンターまで向かいます。

今回は、ここまでです。

~次回は丸太町通を通って、地下鉄「丸太町」駅を目指します~

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第679回 御所南散策 後編

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御所南のリハリビセンターを出て、富小路を北を向いています。
左(西)は京都地方裁判所、
右(東)は御所南のリハリビセンターが見えます。
リハリビセンターでいろいろ訓練を終えた後、
市営地下鉄「丸太町」駅まで帰りたいと思います。
今回は、丸太町通沿いを西に進みます。
撮影日は、2019年8月9日金曜日午後1時。
この日は、この時間帯から体温越えの猛暑となりました。


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御所南のリハリビセンターから、富小路を約100m北上しました。
富小路は、京都御苑南端の丸太町通で突き当たります。


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富小路から、丸太町通を東を向いています。
先述の通り丸太町通は京都御苑最南端の道で、
烏丸通~寺町通間は全てこの丸太町通でいったん突き当たります。
目の前にあるホルモン鍋屋さんが気になりますが、
最近塩気のないものばかり食べていると、
ちょっとずつ好みも変わりまして、
だんだんこういう味の濃いものを以前ほど食べたくなくなりました。


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同じ位置で北東を向きました。こちらは京都御苑の富小路門です。
富小路の真北にはありませんので、
リハリビセンターからは直接見えません。
この門の真北の京都御苑内に富小路公園がありまして、
こちらが京都市街地内で数少ない野球やサッカーができる場所です。
最近は観光客も増えましたが、
京都市民にとっての京都御苑は「球技も遊べる広い公園」です。
自分も小学生の頃はこの富小路公園で球技をしました。


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さらに同じ位置で、富小路から丸太町通を西を向きました。
左(南)側は京都地方裁判所の枝垂桜並木が、
右(北)側は京都御苑が見えますね。
では、ここを進みます。


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丸太町通沿いも京都地方裁判所の周囲に枝垂桜並木が広がりますが、
こちらが裁判所の正面ということもありまして、
警備員がたくさんいらして周囲を警戒されています。
まぁテロ行為とかあってはいけないのでそうなるのでしょうが、
その辺りはゆっくり写真を撮る余裕はありません。
ですから京都地方裁判所の最西端まで、写真はありません。
(京都地方裁判所正門などを撮りませんでした)

富小路から、丸太町通を約80m西に進みました。
京都地方裁判所正門の近くに、「裁判所前」バス停が立っています。


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「裁判所前」バス停から、約20m西に進みました。
こちらの「丸太町柳馬場」交差点に、横断歩道が敷いてあります。
交差点近くに、京都地方裁判所や
京都御苑の堺町御門がある関係でしょうね。


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柳馬場通から、丸太町通を西に向いています。
この30mほど先に公衆電話がありますが、
そちらからリハリビが終わったことをウチに報告します。
(自分はスマホはもちろん携帯電話を持っていませんし、
ウチの母がいつごろリハリビが終わるか気にしていたので……)
右(北)側に京都御苑の堺町御門があります。


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こちらが、堺町御門です。
葵祭では、この門から京都市街地に巡行行列が出て行きます。
この門をくぐると建礼門大通が北に伸びており、
その約1㎞先の建礼門から京都御所(かつての皇居)に入れます。
1864年にその建礼門から京都御所に入ろうとした長州藩と
それを阻止しようとした江戸幕府軍が争ったのが禁門の変で、
敗走する長州藩士に追い打ちをかけるため、
この堺町御門周辺に幕府軍が火を放ったことで
京都市街地が焼け野原になったのがどんどん焼けです。
(祇園祭の山鉾の大半が、これで焼失しました)
禁門の変の詳細は、第437回ブログに記載されています。


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先ほど話題に出ていた公衆電話ボックスの西側で、
丸太町通を西に向きました。
こちらで堺町通が突き当たっていて、その北側が堺町御門です。
では、こちらを進みます。


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堺町通から、丸太町通を西に歩いています。
丸太町通より北は京都御苑最北端の今出川通まで車道がないので、
この辺りの丸太町通は自動車の交通量がとても多くなります。
歩道側は民家が並びますが、京町家はあまり多くありません。
と言いますのも、こちら側の丸太町通は戦後拡張された場所で
この辺りの家屋は古くても築70年も経っていません。


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堺町通から、丸太町通を約50m西に進みました。
この辺りで丸太町通は、高倉通と交差します。
ここからは、第434回ブログ後半と似たルートを辿ります。
(同じルートではありません)


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高倉通から、丸太町通を西に約50m進みました。
ここで丸太町通は、間之町通(あいのまちどおり)と交差します。
「丸太町間之町」交差点の西側に横断歩道が設置されていて、
そこからさらに西側に京都御苑の門が見えます。
こちらが「間之口門」(まのくちもん)で、
間之町通という名称の由来なのですが、
その間之口門は間之町通よりこのくらい西にズレているので、
竹屋町通から間之町通を北に向いても、全く見えません。
(前回ブログを参照)


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「丸太町間之町」交差点で、北西に向きました。
横断歩道の先に、京都御苑の「間之口門」が見えますね。
北上すれば、京都御苑内の旧閑院宮邸や宗像神社に行けます。
(第201回ブログを参照)


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少し西に移動して、間之口門の正面に回ってきました。
丸太町通南側歩道から、間之口門を大写ししました。
門前中央の百日紅(さるすべり)が、満開の花を咲かせています。
8月~9月に京都市街地に咲く花と言えば、百日紅ですね。


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間之町通から、丸太町通を西に約50m進みました。
ここで丸太町通は、東洞院通と交差します。
だんだん烏丸通との交差点が近づいてきて、
歩道沿いの民家に飲食店の割合が増えてきました。


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東洞院通から、丸太町通を西に向いています。
さらに「丸太町烏丸」交差点が近づいて、
確実に辺りが賑やかになってきました。
約80m先に、車屋町通と交差しています。


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丸太町通を西に進み、車屋町通からさらに西に向いています。
目の前に、「丸太町烏丸」交差点が見えますね。


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こちらが、「丸太町烏丸」交差点南東角です。
北西角にマクドナルドが見えますが、
その北隣に地下鉄「丸太町」駅2番口があります。
(第397回ブログで利用しました)


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丸太町通から、烏丸通を南に向いています。
約50m先に、地下鉄「丸太町」駅3番口が見えます。
前回ブログでは、こちらから地上に出ました。
つまり、これで御所南周辺を1周回ったことになります。
ではこちらから、地下鉄に乗って帰宅します。

~次回から、新しい道を新連載します~

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第717回 宮川町の西側~宮川町散策~その1

前回ブログで「宵えびす」散策を終えましたが、
第714回ブログで通過させていただいた花街宮川町の全体像を
まだ散策していないことに気づきました。
まぁ以前10日ゑびす直後に
近隣の八坂通編を短期連載したこともありましたが、
今回もゑびす神社近隣の花街宮川町を散策します。


717-1.jpg
約2週間ぶりの京阪電鉄「清水五条」駅です。
途中までは第714回ブログと全く同じルートです。
今回は京都五大花街の一つ宮川町を東端から徐々に西へ蛇行します。
撮影日は、2020年1月23日木曜日午後2時10分。
雨上がりの曇り空でした。


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そうこうしている間に、自分が乗っていた京阪電鉄の準急電車が
「清水四条」駅から「祇園四条」駅に向かいます。
「清水五条」駅は、急行や特急が停まりません。


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こちらは、京阪電鉄「清水五条」駅ホームのエスカレーターです。
では、こちらからコンコース階に上がります。


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京阪電鉄「清水五条」駅のコンコース階に、上がってきました。
こちらは、駅の休憩所です。
木製のテーブルとイスの脇に、自動販売機が並んでいます。
中央部分に何人か座っておられるので、そちらは写していません。


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その休憩所を背に、東を向きました。
では、こちらの改札口から経変電鉄「清水五条」駅を出ます。


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京阪電鉄「清水五条」駅の改札を出て、北を向いています。
この真上が、「五条川端」交差点です。
第714回ブログでは北側の地下通路を突き当りまで進みましたが、
今回は、切符売場の右(東)側の方に向かいます。


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京阪電鉄「清水五条」駅改札の前で、東を向きました。
では、こちらから地上に出ます。


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先程の通路のすぐ先に、地上に上がる階段があります。
そちらを上ると、すぐに地上に通じています。


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京阪電鉄「清水五条」駅4番出口から、五条通を東に向いています。
先程までの雨の影響で、地面が濡れていますね。
第238回ブログではこちらから「五条坂」交差点まで、
陶器祭を散策しました。


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その位置で西に向きました。こちらは「五条川端」交差点です。
横断歩道を渡った先が、鴨川の東岸です。
ですから、川端通周辺を「鴨東」(おうとう)とも呼びます。
(ここをまっすぐ進むと、第155回ブログのコースを進みます)


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五条通から、川端通を北に向いています。
この交差点が、花街宮川町の南西端です。
では、こちらから川端通を北上します。


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五条通から、川端通を北上しています。
今から約30年前には、ここから松原通までずっと
置屋が並んでいましたが、(芸妓さん・舞妓さんの詰め所ですね)
今は大半が空き家か住宅です。(こちらは、マンションですが)


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五条通から、川端通を約50m北上しました。
左(西)側に、京阪電鉄「清水五条」駅5番出口が見えます。
第714回ブログでは、こちらから地上に上がっていました。


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京阪電鉄「清水五条」駅5番出口から川端通東側歩道に移り、
川端通を北に向いています。
これらの京町家は約30年前は置屋だったのですが、
(芸妓さんや舞妓さんの源氏名が、表札に書かれていました)
表札を見る限り、大半が普通の住宅として機能されているようです。


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先程の位置から、川端通を約50mほど北上しました。
こちらは第714回ブログでは和装雑貨屋さんと紹介しましたが、
通常はどうやら店舗ではないようです。


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その位置で、さらに川端通を北に向いています。
この辺の家屋は一見最近の建物ですが、
よく見ると犬矢来や格子窓が付けられていた跡があります。
ですから、この辺りの建物は京町家の看板建築と分かります。


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川端通沿いに、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいました。
では、お参りして先を進みます。


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京阪電鉄「喜四図五条」駅5番出口から、約100m北上しました。
こちらで、川端通は六波羅裏門通と交差します。


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「六波羅裏門川端」交差点南東角に、漬物屋さんが建っています。
店構えからかなりおいしそうですが、
現在自分は塩気の多い漬物を食べることを禁じられています。
ですから、ここは泣く泣く素通りです。


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川端通から、六波羅裏門通を東に向いています。
ここは花街宮川町ですが、約150m先から「六原」地区に入ります。
かつて京都で墓所だった場所ですね。
(鳥辺野蓮台野化野と同様です)


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六原裏門通から、川端通を北上しています。
左(西)側に桜並木が続きますが、こちらは鴨川沿いの桜並木の一部で
毎年春になるとここ宮川町も絶景になります。


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六波羅裏門通から、川端通を約150m北上しました。
ここで川端通は、松原通と交差します。


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川端通から、松原通を西に向いています。
松原通は、ここから鴨川に架かる松原橋(旧五条大橋)を渡ります。
(第24回ブログで進んだルートです)


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今度は川端通から、松原通を西に向きました。
左(北)側には飲食店が並びますが、
右(南)側には児童公園があります。
いつもはたくさんの幼児や児童がいらっしゃるのですが、
先程まで結構強い雨が降っていたので誰もいません。
第714回ブログとコースが重なるのは、ここまでです。


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川端通から松原通を約20m進み、南を向きました。
先程の児童公園の東側に、松原通から南に小径が伸びています。
こちらは、第684回ブログの最後の方にも出て来た問屋町通です。
つまり問屋町通は、松原通~正面通間の道です。
松原通以南は、地面がアスファルトから石畳に変わります。
次は、こちらを南下します。


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松原通から、石畳の問屋町通を南下しています。
辺りには京町家が建ち並び、その大半が飲食店やお茶屋です。
まだ日中の営業時間でないせいもあって閑散としていますが、
夕方6時も回れば様相は一変します。
(ウチのデジタルカメラは夜間撮影不可なので、
この時間帯に撮影しています)


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さらに、問屋町通を南下しています。
この辺りに、京町家が数軒並んでいますね。
それほど大きくないので自分は置屋だと思っていたのですが、
1軒1軒表札を見ると全てお茶屋でした。


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その辺りに、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいました。
消火器の鉄箱に「宮六」と書かれていますが、
これはこの辺りの町内「宮川筋6丁目」を表しています。
京都市街地では町内に1体お地蔵さんがいらっしゃいますので、
こちらは宮川筋6丁目のお地蔵さんです。
(地蔵盆には大活躍されるのでしょうね)
では、こちらにお参りして先に進みます。


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松原通から、問屋町通を約150m南下しました。
ここで問屋町通は、六波羅裏門通と交差します。


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問屋町通から、六波羅裏門通を東を向いています。
六波羅裏門通は約20m先で突き当たっていますが、
あの辺りで六波羅裏門通は、川端通と交差しています。
つまり、あちらが先程通過した地点です。


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今度は六波羅裏門通から、問屋町通を南に向きました。
ここからまた、石畳だった道がアスファルトに戻ります。
では、さらに問屋町通を南下します。


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六波羅裏門通から、問屋町通を南下しています。
こちらにタバコ屋さんのカウンターがありますが、
店の様子と商品が置かれていないことから、
もうだいぶ前に閉められているのでしょうね。
また奥に飲料水用の冷蔵庫もあることから、
多分ここは元々お好み焼き屋さんなのでしょう。


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また六波羅裏門通以南の問屋町通には
お茶屋さんなど花街独特の店舗が姿を消します。
代わりに、古い京町家が並ぶようになります。
門の形状や格子窓の形式から、京町家と思われます。


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その家屋の小屋根の上に、こちらがいらっしゃいました。
縁起物の鍾馗像ですが、こちらも京町家によくおられます。


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さらに、問屋町通を南下しています。
お茶屋さんなど花街独特の様子ではなくなっており、
完全に古い京町家の住宅街に見えます。


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さらにさらに、問屋町通を南下しています。
古い京町家があちこち並んでいますが、
時折飲食店も点在しています。


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さらに問屋町通を南下していると、
お地蔵さんの脇に、酒樽が積まれていました。
どうやらお酒を出すのがメインの飲食店のようですが、
時間帯の関係でこの辺りの飲食店はほぼ閉まっています。


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そのお店の前で、問屋町通を南に向きました。
この先で、問屋町通は五条通と交差します。


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五条通から、問屋町通を南に向いています。
この先に、半兵衛麩本店の看板が小さく見えますね。
問屋町通は、約400m先の正面通で突き当たります。


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問屋町通から、五条通を西に向いています。
この先に、京阪電鉄「清水」駅4番出口が見えますね。
つまり、これでこの辺を1周したことになります。
これで、花街宮川町のおよそ西半分を回りました。
後の花街宮川町東半分はこの後に回りますが、
今回もだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、ここまでとします。

~次回は、宮川筋を北上します~

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第718回 宮川筋散策~宮川町散策~その2

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鴨川沿いの川端通から1本東の問屋町通から、
五条通を東に向いています。
前回ブログで花街宮川町の西半分を散策しましたが、
今回は東半分の宮川筋を北上します。
撮影日は2020年1月23日木曜日午後2時半。
雨上がりなので、地面が濡れています。


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問屋町通から、五条通を約50m東に進みました。
ここで五条通は、鞘町通と交差します。
第149回ブログで七条通沿いの喫茶店AMAZONに入った通りです。
なお、ウチのブログでは五条通以北の鞘町通を
特に「宮川筋」と呼称します。
要するに、花街宮川町の中心です。


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宮川筋から、五条通を東に向いています。
毎年8月上旬に、この辺りで陶器祭が開催されます。
また約800m先に大谷本廟が建っており、
さらに約1㎞先に清水寺が建っています。


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五条通から、宮川筋を北に向いています。
左(西)側は京都中央信用金庫の支店で、
右(東)側は八百屋さんと言いますか地域スーパーの横側です。
では、こちらから宮川筋を散策目的で北上します。


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五条通から、宮川筋を北上しています。
左(西)側の住居は犬矢来や格子窓の跡から、京町家だと分かります。
右(東)側は漬物屋さんの老舗ですが、
基本的にはこの辺りは住宅街です。


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漬物屋さんの老舗の北側に、お地蔵さんがいらっしゃいました。
こちらをお参りして、先を進みます。


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そのお地蔵さんの前で、宮川筋を北へ向いています。
この辺りはだんだんマンションが増えていますが、
売家もいくつかあります。
宮川筋は五条通から約180m北で、六波羅裏門通と交差します。


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宮川筋はこの六原裏門通で突き当たっているように見えますが、
近づいてみると筋違いでまだまだ北に伸びていることが分かります。
宮川筋は、六波羅裏門通以北が花街宮川町です。


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宮川筋から、六波羅裏門通を西に向いています。
六波羅裏門通は、約70m先の川端通で突き当たります。
(前回ブログ参照)


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今度は宮川筋から、六波羅裏門通を東に向きました。
約50m先が森下通(本町通)最北端で、
そこから東は第151回ブログを参照してください。


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六波羅裏門通から、宮川筋を北に向いています。
ここから宮川筋の地面が、アスファルトから石畳に変わります。
つまりここ以北が、花街宮川町です。


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六波羅裏門通から、宮川筋を北上しています。
その六波羅裏門通から約10m北に、お豆腐屋さんがあります。
こちらの「千代豆腐」は、京都でも屈指の老舗豆腐屋です。


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千代豆腐の店内に入ると、ちょうど木綿豆腐を揚げておられました。
そこで、その油から上げた直後のものをその場で買いました。
約30年前、祇園の南座の南隣に(川端通沿いです)
「道楽」というおでん屋さんがありました。
当時自分はその店の常連だったのですが、その「道楽」の
おでん種のうち豆腐由来のものはここで仕入れられていました。


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まぁ厚揚げですからおでんが普通なのですが、
何しろ「揚げたて」ですので、揚げ出汁豆腐にしてみました。
(店を出てから、約2時間後の調理です)


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さらに千代豆腐で汲み上げ湯葉も買いました。
その祇園のおでん屋「道楽」で、出されたものそのものです。


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汲み上げ湯葉は、このように刺身状にして食べます。
「刺身状」ですので通常はワサビ醤油で頂くのですが、
その「道楽」の常連だった金子信夫氏
「ワサビ醤油で食べると、湯葉から漂う大豆の香りが消えてしまう」
そうおっしゃって以来、
その店では醤油数滴だけで出されていたそうです。
自分は何も掛けないほうが、大豆の甘さが前面に出て好きです。


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千代豆腐の前で、宮川筋を北に向いています。
この辺りは完全に花街ですので、お茶屋さんが建ち並んでいます。


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千代豆腐から約50m北に、こちらの京町家が建っています。
店頭からは分かりにくいですが、こちらは和菓子店です。


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宮川町の和菓子店名月堂で、こちらを買いました。
約20年前に、花びら餅を買い求めて以来の入店でした。



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包装紙を外して、皿に並べました。
四角形ですが、求肥の饅頭です。
中は味噌餡ですね。(味噌が入った小豆餡のことです)
緑色は草餅で、焦げ茶色は黒糖風味です。


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名月堂の前で、宮川筋を北に向きました。
相変わらず、お茶屋さんが並んでいます。
この先で、宮川筋は松原通と交差します。


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宮川筋から、松原通を西に向いています。
約50m先に、鴨川東岸の川端通が見えますね。
あの辺りが、花街宮川町最西端です。(前回ブログ参照)


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今度は宮川筋から、松原通を東に向きました。
第714回ブログではここから松原通を約150m進んで、
大和大路を北上しました。(「10日ゑびす」の参道です)


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そして松原通から、宮川筋を北に向いています。
またお茶屋が建ち並びますが、ここから道幅が狭くなり
この辺りがいちばん花街らしい町並みになります。

辻の北東角の京町家は、チョコレート専門店です。
喫茶スペースもありイートインもできますが、
ウィンドウショッピングや「冷やかし」は厳禁です。
(表の張り紙に、そう書かれていました)
価格はスマートフォンで分かるそうですが、
自分は携帯電話を一切使用していません。
中に入って買えない価格だと困るので、
ここは泣く泣く素通りします。


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松原通から、宮川筋を北上しています。
両脇の京町家は、全てお茶屋などの飲食店です。
まぁこの辺りが、宮川町でいちばん花街らしい町並みですね。


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宮川筋を北上していますと、こちらの路地が見えてきました。
この奥に、フレンチレストランがあるようです。
(まだ開店時間ではないので、閉まっていました)


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その路地から、宮川筋を北に向いています。
左(西)側のお酒屋さんはこの時は開いていませんでしたが、
この宮川町各店のお酒を卸しているのでしょうね。
では、右(東)側の広場状になっている場所に向かいます。


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こちらが、その広場状になっていた宮川町の歌舞練場です。
宮川町の舞妓さんが、こちらで日本舞踊などの練習をしています。
また毎年4月に京おどりがここで開催されていて、
舞妓さんたちが1年の修練の成果を見せる日本舞踊を舞われます。

宵ゑびす参拝直後の第715回ブログでは、
最後の写真でこの歌舞練場の裏側が写っていますが、
歌舞練場の中に入るにはこちらが椀回り込まないといけません。


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その宮川町歌舞練場の前で、西を向きました。
ここに約50m先の川端通まで伸びる道があって、
自動車がこの近くまで入れるようになっています。
(この辺りの宮川町筋は道幅が狭いので、
自動車が一切入れないようになっています)


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宮川町歌舞練場の前で、宮川町筋を北に向いています。
左(西)側に蕎麦屋さんが見えますが、
まだまだ午後3時を回ったところなので開いていません。

目の前に和装の集団がいらっしゃいますが、
多分観光客が貸衣装を着こまれたものです。
実は途中で舞妓さんや芸妓さんらしき集団に何度か出会いましたが、
ウチのブログでは舞妓さんや芸妓さんの日常は
なるべく写さないようにしています。
まぁ、一種のマナーですね。


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さらに宮川町筋を北上しています。
宮川町歌舞練場から約50m北に、改築中の建物が見えます。
その北側に、右(東)に伸びる路地が見えます。


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宮川町筋から、その路地を東に向いています。
この路地は、約50m先の新道通で突き当たります。
よく見ると、そこにゑびす神社の裏門が見えますね。
(第716回ブログの冒頭ですね)


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その路地から、宮川町筋を約50m北上しました。
この先で、宮川町筋は宮川町東西通と交差します。


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宮川町筋から、宮川町東西通を西に向いています。
この道は、約30m先の川端通で突き当たります。
この辺の道は少し斜めなので、
道と道の距離が場所によって大きく違います。


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今度は宮川町筋から、宮川町東西通を東に向きました。
こちら側は、約100m先の大和大路で突き当たります。
(第716回ブログでは露店が並んでいた通りです)


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さらに宮川町東西通から、宮川筋を北に向いています。
では、こちらを北上します。


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宮川町東西通から、宮川筋を北上しています。
右(東)側にはまだまだ飲食店が続きますが、
左(西)側にはマンションが建ち並びます。
おそらくですが、このマンションは宮川筋というよりも
さらに西側の川端通(鴨川東岸)に建てたのでしょうね。


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宮川町東西通から、宮川筋を約120m北上しました。
ここで宮川筋は、団栗通で突き当たります。
団栗通は、花街宮川町の最北端です。


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宮川筋から、団栗通を東に向いています。
この辺りは花街宮川町と花街祇園の境目で、
ちょっと安めの飲食店や呑み屋さんが建ち並びます。
約50m東の新道通との角に、
ジンギスカン屋の「錦キムラ」が建っています。
(第282回ブログでこちらに立ち寄りました)


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今度は宮川筋から、団栗通を西に向きました。
目の前で、団栗通は川端通と交差しています。
さらにその先の団栗橋で鴨川を渡って、
団栗通は高瀬川沿いの木屋町通まで続きます。


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その団栗通と川端通との交差点に、
京阪電鉄「祇園四条」駅への地下通路があります。
では、こちらから京阪電鉄「七条」駅経由で帰宅しました。

~次回は、いよいよ節分ですね~

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第725回 「花の御所」大聖寺

2020年はコロナウィルスによる肺炎が流行し、
2月3月と次々と各スポーツのリーグ戦や
イベントが中止になりました。
そんなご時世ですから、
「京都 冬の旅」企画が中止している可能性も感じて
取りあえず予定の寺院に行ってきました。
いろいろ防疫体制が整っていましたが、
一応どの寺院も開門されていました。
そのような訳で、ある程度厳戒態勢ではありますが
2020年3月上旬の上京区散歩に出かけます。
今回の散策は、門跡寺院の尼寺中心に回ります。

なおコロナウィルスによる肺炎への対応は、
日々刻々と変わっています。
2020年3月1日時点で開催されていた
各寺院の公開もその後拝観休止になっているかもしれません。
もしこちらへの拝観を希望の方は、
必ず事前にホームページなどで確認してください。



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約10カ月ぶりの地下鉄烏丸線「今出川」駅です。
(自分が脳卒中を患う以前ですね)
今回は、駅前の大聖寺に入っていきます。
今まで第195回ブログ第660回ブログで大聖寺に訪れていますが、
実際に屋内を覗いたのは今回が初めてです。
撮影日は、2020年3月1日日曜日午後1時45分。
今回ブログは、第660回ブログとほぼ同じ道順です。


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自分が乗っていた国際会館行きの車両が、
「鞍馬口」駅方面に発車しました。
車両に京都サンガ応援広告が貼り付けてありましたが、
現在Jリーグは休止中です。


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こちらは、地下鉄烏丸線「今出川」駅ホームから、
コンコース階へ上る階段です。
では、こちらを利用して上の階に上がっていきます。


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先程の階段をのぼり、コンコース階にまで来ました。
次は目の前の北側改札口を通り抜け、
その先のコンビニエンスストアの前に向かいます。


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地下鉄烏丸線「今出川」駅北側改札口北側にある
コンビニエンスストアの前で、南を向いています。
左(東)側は、先程の「今出川」駅のコンコース階です。
では、この通路の先にある「今出川」駅2番出口に続く
階段を上っていきます。


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階段をのぼり、「今出川」駅2番出口に辿り着きました。
では、ここから地上に出ます。


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「今出川」駅2番出口の前で、東を向いています。
烏丸通越しに、同志社大学今出川キャンパスが見えますね。
赤レンガの建物は、その同志社大学の象徴です。


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「今出川」駅2番出口の前で、烏丸通を南に向いています。
約150m先に、「今出川烏丸」交差点が見えますね。


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今度は「今出川」駅2番出口の前で、烏丸通を北に向きました。
烏丸通から西に、「五辻通」が伸びています。
そしてその径の向こう(北側)に、
今回ブログのメイン臨済宗大聖寺があります。
カメラ片手のマスク姿の方が、多いですね。


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「五辻烏丸」交差点北西角に、臨済宗大聖寺があります。
こちらは数少ない現存する「花の御所」の遺構で、
かつての室町幕府がこの辺りにあった証拠です。


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先程の門をくぐって、大聖寺境内に入ってきました。
こちらの境内は、烏丸通沿いに北に伸びていますね。
大聖寺庫裏の向こうに、赤レンガの同志社大学寒梅館が見えます。


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大聖寺の境内には、松の木が多く植えてあります。
そのうち1本の脇に、「花の御所」と書かれた石碑が立っています。
「花の御所」とは室町第とも呼ばれており、
14世紀初めから約200年間こちらに室町幕府が置かれていました。
つまり、ここはかつて室町幕府が置かれていた場所です。
(詳細は、第670回ブログ参照)


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「五辻烏丸」交差点にあった門から、
臨済宗大聖寺境内を約100m北上しました。
では、こちらから大聖寺の屋内に初めて入ります。


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大聖寺庫裏の前に、靴袋が置かれていました。
まぁ、これは今まで通りなのですが……


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こちらは、返却した靴袋を入れる場所です。
使い終わった靴袋は、もう使いまわしはされないようです。


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では、庫裏から臨済宗大聖寺屋内に入っていきます。
「京都冬の旅」企画の寺院は、通常屋内撮影禁止です。
ですから、ここから実物ではなく
入場券などの写真の下に、寺院の紹介文を書きます。

元々こちらは室町第の中にあった寺院なのですが、
桃山時代に再興されて以降は、皇女のための尼寺でした。
ですから、歴代天皇との関連した品々が多く展示されていました。
チケットの写真は、明治天皇下賜の御所人形です。
元々和装だったそうですが、「洋装の方がよく似合う」とのことで
こちらはいつもイブニングドレス姿なのだそうです。


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こちらは、有料のパンフレットの中の大聖寺のページです。
写真を撮れない分、こちらで中の様子を代用します。
庫裏から南下すると本堂が細長く伸びており、
西に進むと歴代皇女がお住まいになった部屋が続きます。
(そちらに、歴代天皇が下賜された物が展示されていました)
その間に庭が広がるのですが……
苔生す石庭に見えて、結構花盛りでした。
この時点ではまだまだ早春だったのですが、
温暖なせいか椿がもう満開でした。
また苔の下にはさまざまな種が植えてあり、
これからそれらが徐々に芽生えていくそうです。
ですから、こちらは文字通り「花の御所」です。


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大聖寺の屋内を一通り拝観して、庫裏から外に出ました。
では、あちらの門に向かいます。


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臨済宗大聖寺境内を南下して門を出ました。
「五辻烏丸」交差点に戻り、南を向いています。
烏丸通の左(東)側は同志社大学今出川キャンパスの校舎で、
右(西)側はココ一番屋が建っています。
こちらは、自分が学生だった約30年前からあります。


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烏丸通から、「五辻通」を西に向いています。
左(南)側は先程のココ一番屋で、
右(北)側が今まで訪れていた臨済宗大聖寺の土塀です。
次は、こちらを進みます。
ここから先は、第660回ブログと同じ道順で進みます。


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大聖寺の塀越しに、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいます。
プラスチック製の屋根の上に、紅い花が落ちています。
おそらく、大聖寺内で咲いていた椿の落花でしょうね。


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そのお地蔵さんの向かい(南)側に、同志社大学の駐輪場があります。
ただ、こちらは2020年3月1日日曜日は閉鎖されていました。
この時点で同志社大学今出川キャンパスは、
コロナウィルスを原因とする肺炎の影響で休校中でした。


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その同志社大学今出川キャンパスの駐輪場から、
「五辻通」を西に向いています。
では、この突き当りまで進みます。


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烏丸通から、「五辻通」を約100m西に進みました。
ここで「五辻通」はいったん突き当たり、
その場所で室町通が南北に伸びています。


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「五辻通」から、室町通を南に向いています。
室町第は、烏丸通からこの室町通の間にありました。
こちらから約150m南下すると、今出川通にぶつかります。


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同じ位置で、「五辻通」から室町通を北に向いています。
室町代の南端は現在の今出川通で、
北端は約150m先の上立売通までです。
目の前に食堂がありますが、
その左(西)側からまた「五辻通」が伸びています。


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室町通から、「五辻通を」西に向いています。
ここは同志社大学今出川キャンパスと新町キャンパスとの中間点で、
普段なら日曜日でも学生の姿をたくさん見掛けます。
ただ現在同志社大学は休校中ですから、
人影はほとんど見られません。


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室町通から、「五辻通」を約80m西に進みました。
ここで「五辻通」はまた突き当たり、衣棚通と交差します。


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「五辻通」から、衣棚通を北に向きました。
衣棚通は約10m先で突き当たっていますが、
実はここより東側でさらに北に伸びています。
取りあえず、この角まで北上します。


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衣棚通の突き当りから、西に向きました。
ここから、また新たに「五辻通」が伸びています。
約70m先に、同志社大学新町キャンパスが見えますね。
ここから新町通まで進み少しずつ北上していくのですが、
今回もだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は、三時知恩寺の屋内に初めて訪問します~

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第726回 三時知恩寺の蕗の薹

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衣棚通から、「五辻通」を西に向いています。
約50m先に、同志社大学新町キャンパスが見えますね。
今回は、その校舎の東脇に建つ三時知恩寺に向かいます。
撮影日は、2020年3月1日日曜日午後2時15分。
この辺りの寺院は、普通に拝観できました。


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衣棚通から、「五辻通」を西に約50m進みました。
ここで「五辻通」は、新町通と交差します。
「五辻新町」交差点北西角に、
同志社大学新町キャンパス正門が見えますね。


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「五辻新町」交差点北西角に、
同志社大学新町キャンパスが建っています。
2020年3月いっぱい、同志社大学は
コロナウィルスによる肺炎の流行により閉鎖されています。
普段の同志社大学の今出川キャンパスと新町キャンパス周辺は、
移動する学生で結構賑やかな場所なのですが、
ご時世がご時世だけに人影はまったくありません。
(この辺の普段の様子は、第660回ブログ参照)


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「五辻通」から、新町通を南に向いています。
新町通は、蛇行しながら約150m先で今出川通と交差します。
この写真の左(東)側に、約30年前まで
プラモデル屋さんの「ヴォークス」があったのですが、
多分そちらは現在「塩小路西大路」交差点に移転しています。
(そちらの方は、第307回ブログ参照)


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今度は「五辻通」から、新町通を北に向いています。
約50m先の右(東)側歩道に、今回ブログのメイン
三時知恩寺の門が見えますね。


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「五辻通」から、新町通を約30m北上しました。
この日(2020年3月1日)は、三時知恩寺の門が開いていました。
右脇に、「京都 冬の旅」の看板が出ています。
では、こちらに入っていきます。

浄土宗三時知恩寺は浄土宗の尼寺で、阿弥陀仏がご本尊です。
14世紀の南北朝時代末期に、
見子内親王(北朝の後光厳天皇の皇女)が建立されました。
南北朝合一後も、こちらには歴代内親王が帰依されています。
(詳細は、第661回ブログの冒頭)


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三時知恩寺の門をくぐり、すぐに南に向きました。
では、庫裏から屋内に入る前にこちらの庭園を散策します。


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三時知恩寺の前庭の南東端に、こちらの地蔵堂があります。
確かこちらのお地蔵さんは
三時知恩寺と接する玉姫稲荷社付近にいらっしゃいました。

今から約300年前のことです。
玉姫稲荷社近くで家屋の新築の際、
その地面からこちらのお地蔵さんが発掘されたそうです。
ただその年にこの辺りで疫病が流行したため、
当時の三時知恩寺のご住職(おそらく尼僧です)が
こちらのお地蔵さんを地蔵堂に移し、御祈祷されると
その疫病が平癒したとのことです。
(第475回ブログ取材時に、近所の方に聞きました)


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その地蔵堂の前を撮りました。
この庭園はさまざまな植物が植えてあり、
どの季節でも草花を楽しめるのですが、
この季節は蕗の薹がたくさん芽を出していました。


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その周辺をさらに撮っていきます。
すると、こちらにも蕗の薹が芽を出しています。
よく見ると、苔を突き破って土の一部が盛り上がっています。


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さらに、三時知恩寺前庭周辺を撮りました。
こちらにも、蕗の薹が芽を出していますね。
……しかしこれだけ大きいものがいくつも芽を出しているのに、
こちらの方はこちらを放置されているようです。
天ぷらにしたらおいしいと思うのは、
自分が俗世にまみれているからでしょうか?


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では三時知恩寺の前庭を一通り散策しましたので、
こちらの庫裏から三時知恩寺屋内に入っていきます。
2020年3月上旬は京都市内の大きな寺院や有名な寺院が、
どこも参拝するのは難しくなっています。
そこで、こちらの寺院などは
ちょっと多めの参拝者を抱えていました。


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多少ぼけてしまいましたが、こちらが三時知恩寺のチケットです。
こちらも屋内が撮影不可なので、
中の様子はこの写真で代用します。

庫裏から三時知恩寺屋内に入り北上すると、本堂に行き当たります。
ご本尊の阿弥陀如来など周囲の仏様にお参りしましたが、
さらに北側の仏壇にまた別の仏様がいらっしゃいました。


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そして、こちらは有料のパンフレットです。
さらに、こちらも屋内撮影の代用品とします。
いったん庫裏に戻った後、今度は東に進みます。
そちらは方丈で、代々こちらに住まわれた
皇女が使用されていたようです。
前回ブログで拝観した大聖寺同様、
こちらの寺院にも歴代天皇から下賜された品々が並んでおりました。
また、こちらの障子や扉には
狩野派円山応挙の障壁画や杉戸絵が並びます。

また本堂と方丈の間には、こちらにも庭園が広がります。
メインは枯山水の石庭なのですが、周囲の椿が満開でした。


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これで、三時知恩寺を一通り参観し、屋外に出ました。
では、向こうの門から三時知恩寺を出ます。


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三時知恩寺の門前から、新町通を北に向いています。
左(西)側が同志社大学新町キャンパスで、
右(西)側が先程まで訪れていた三時知恩寺です。
では、こちらを進んでいきます。


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三時知恩寺の北隣にこちらのお店があるのですが、
この日(2020年3月1日)は日曜日なので閉まっていました。
こちらはだし巻き卵と天ぷらのおいしいお店で、
本当は買って帰りたかったのですが……残念です。


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そのお店から、新町通を北に向いています。
新町通は、約30m先で上立売通と交差します。


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上立売通から、新町通を北に向いています。
新町通は約200m先の寺之内通で突き当たりますが、
ここから約50m西の上立売通から、別の新町通が北に伸びています。


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今度は新町通から、上立売通を西に向きました。
約50m先に、また別の新町通が北に伸びています。
ここから向こうの新町通を北上し光照院に向かいますが、
ちょうど切りがいいので今回はここまでです。

~次回は、光照院を散策します~

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第727回 光照院の桜はつぼみ

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新町通から、上立売通を西に向いています。
今いる新町通は約200m北の寺之内通で突き当たりますが、
この上立売通を約50m進むと、
また別の新町通が上立売通から西賀茂の辺りまで北に伸びています。
今回は西側の新町通を北上し、尼寺の光照院に訪れます。
撮影日は、2020年3月1日日曜日午後3時。
これで、「京の冬の旅」企画の門跡寺院3寺目ですね。


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先程の位置から上立売通を西に約50m進み、北を向きました。
こちらが、先述の西側の新町通です。
こちらの新町通は、この上立売通から
約2,500m先の北区の上賀茂橋西詰まで続きます。
次は、こちらを北上します。


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上立売通から、西側の新町通を北上しています。
この辺りは、京町家よりも
だんだん新築の住宅の方が増えてきています。
ただ、左(西)側のような京町家もいくつか残っていますね。


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こちらが、その京町家です。結構大きい建物ですね。
一見飲食店にも見えますが、また別のお店です。
(たぶんフォトスタジオ)
ただ日曜日は定休日なので、これ以上は分かりません。


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上立売通から、西側の新町通を北100m北上しました。
(先程の京町家の北隣でもあります)
こちらに、今回ブログのメイン浄土宗光照院の門が見えます。


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光照院の門の北側に石製鳥居が立っています。
ただ、この先(西側)は木戸で閉ざされています。
地図上は豊川稲荷社(陀枳尼尊天)がいらっしゃるのですが、
光照院の本殿拝観の際こうお聞きしました。
「門の北側の鳥居の向こうには毘沙門天もいらっしゃいますが、
この期間中は特別に本堂で公開されています」


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光照院の門前に、こちらの碑が立っています。
「持明院仙洞御所」とのことですが、
仙洞御所とは上皇の御所のことですよね。

浄土宗の単立派寺院光照院は室町時代は将軍の親族、
江戸時代以降は天皇の内親王が入信された典型的な門跡寺院で、
そのため「常盤御所」とか「持明院仙洞御所」とも呼ばれています。


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浄土宗光照院の門をくぐり、西を向いています。
アスファルトの地面に何本も線引きがあったり、
たくさんの自動車が停まっていたりします。
光照院は通常非公開寺院なので中は覗けず、
代わりにこの広大な駐車場が目に付いて、
この駐車場が自分の持つこの寺院のイメージです。


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先程の写真に写っていましたが、
駐車場の中央にこちらの柑橘類の大きな木が立っています。
多分ミカンなのでしょうが、時節柄たくさん果実が生っています。
その背後もさらに大きな駐車場ですが、
この寺院の南半分が近所で最大の月極駐車場です。


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では臨時に作られた料金所でお金を収めて、
生まれて初めて光照院の屋内に入っていきます。

ただ、光照院はいくつかのお堂に分かれています。
先ずは、光照院の門の西に立っている常盤会館に向かいます。
(先程の写真の正面に移っていました)
その前に、こちらに靴を置いていきます。
そのため、こちらは靴袋を使用しません。


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では、こちらの光照院常盤会館に入っていきます。
こちらは、元々は昭和天皇御大典で使用された建物を
東京から移築されたものです。


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こちらは第725回ブログの大聖寺で買ったガイドブックの一部です。
光照院のページで下半分を占めているのが
この常盤会館の内装を写したものです。
こちらは許可をもらえれば催し物などに使用可能です。
奥に舞台があって、全体的に赤い絨毯が敷き詰めてあります。
明治時代の鹿鳴館のように、舞踏会とかできそうですね。
ただ2018年台風21号の甚大な被害がまだ残っており、
現在常盤会館は屋根の修理が終わっていません。
そのため、現在光照院では5,000円の御朱印帳が販売されています。
5,000円は一見価格が高いのですが、
この御朱印帳には仕掛けがありまして……
こちらを開けると、中のクラフトが起き上がって
常盤会館の形状になります。


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常盤会館の北側に、光照院の本堂や書院が建っています。
こちらの庭園が、外側からでも見えます。
上の方に、まだつぼみの桜の木々が並びます。
2020年の桜の開花は、京都市は3月22日ごろでしょうか?


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では、こちらから光照院の本堂や庭園・書院へ参ります。
先ずは、庭園の西側にある本堂に向かいます。



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こちらが、光照院に入るために必要なチケットです。
大きく写っているのは、本堂の中の様子です。
こちらは浄土宗なので、ご本尊は阿弥陀如来像です。
今ではほとんど木目が見える状態ですが、
まだ着衣の辺りには金鍍金が残っています。
また先程の神社(石製鳥居の先)にいらした毘沙門天も、
この時期限定でこの本堂で公開されていました。

さらにその後北側の書院も拝観しました。
こちらには歴代天皇の贈り物や
天皇の姉妹や娘である尼僧の所有品が展示されていました。


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書院の北側に、光照院寺務所があります。
ここ光照院も内部の撮影が禁止なので、
駐車場(撮影可能な場所)からこちらを撮りました。
こちらで、ご住職(もちろん尼僧です)にお伺いを立てました。
先述の御朱印帳のネット販売があるかどうか尋ねたのですが、
「そんな予定はない」旨のご返事を頂きました。
インターネットに否定的というよりは、
そんなアイデア自体考えていなかったそうです。
ですから、その御朱印帳を求めるには
この光照院に来訪される必要があります。


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光照院を一通り拝観し、駐車場で東を向いています。
ではあちらの門から光照院を出て、新町通に戻ります。


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浄土宗光照院の前で、西側の新町通を北に向きました。
では、ここをこのまま北上します。


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光照院の前から、西側の新町通を約100m北上しました。
京町家も多少残っていますが、とにかくマンションが多いですね。
ちょっと先で、この新町通が寺之内通と交差します。


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西側の新町通から、寺之内通を東に向いています。
約50m先で東側の新町通が突き当たっており、
その辺りの桜並木が今は枯れ枝並木ですね。
(もう数週間で、あちらも絶景になります)
寺之内通までで東側の新町通が突き当たりますので、
これ以降はこちらの道を「西側の新町通」ではなく、
ただの「新町通」と呼称します。


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今度は新町通から、寺之内通を西に向きました。
寺之内通は、ここから約50mだけとても狭くなります。
小型車がやっと1台通れるくらいの道幅ですね。
この寺之内通は今出川通と鞍馬口通との中間で、
この辺の幹線道路として役立っています。
実はここだけ道幅が狭いので、大型車が通れないことがあります。
そしてこの狭い寺之内通をさらに西に進むと、
この辺の風景が一変します。
それがこの辺最大の特徴なのですが、
今回もこの辺りが切りがいいので、
今回はここまででとします。

~次回は、宝鏡寺の「お雛様」を拝観します~

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第728回 「人形寺」宝鏡寺のひな祭り

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新町通から、寺之内通を西に向いています。
前回ブログでは、光照院の周囲は住宅街でしたが、
ここから西はまた違う風景になります。
今回は寺之内通を堀川通まで西に進み、
「人形寺」宝鏡寺の「春の人形展」を拝観します。
撮影日は、2020年3月1日日曜日午後3時15分。
午後3時半で、宝鏡寺の拝観受付は終了します。


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新町通から、寺之内通を約50m西に進みました。
道幅が約5mを越え、一方通行なら
トラックも通行が可能になりました。
ここから左(南)側は古い家屋が並び、
右(北)側には寺院の白壁が続きます。


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先程の位置から、寺之内通を約20m西に進みました。
すると、先程の白壁を持つ日蓮宗の泉妙院の門が見えます。
元々は近隣の日蓮宗本山の妙顕寺の塔頭寺院だったのですが、
日蓮宗のほとんどの寺院が本山と末寺の上下関係を解消しており、
(これを「日蓮宗本末解消」と言います)
こちらの泉妙院も妙顕寺と「本末解消」している可能性が高いです。

ただ、こちらは尾形光琳の菩提寺ということで有名です。
とは言え、こちらは天明の大火で一度焼失しており、
そのとき尾形光琳の墓石は行方不明になっています。
ですから、現在はお墓の代わりに供養塔が置かれています。
尤も、こちらは非公開寺院なので、供養塔への参拝はできません。

そういえば、尾形光琳以外にも本阿弥光悦など、
「琳派」の大半が日蓮宗門徒です。
安土桃山時代~江戸時代、京都在住のインテリ層(学者・芸術家)は
実は日蓮宗門徒が多かったのです。
……と言いますか、当時の日蓮宗門徒のインテリ層が
京都に移住して鷹峯やこの辺りに共同体を形成しました。


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日蓮宗泉妙院の西隣に、こちらが建っています。
室町通から約300m以上西にズレますが、
こちらは「室町変電所」と呼ばれています。


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さらに室町変電所の西隣へ進むと、
日蓮宗本山の妙顕寺の三門が見えます。
三門の両脇に、桜の木々が並びます。
上立売通から寺之内通は桜の名所が多く、
本当はこちらにも参拝したいのですが、
急がないと宝鏡寺の拝観に間に合わないので
今回は泣く泣く素通りです。
(こちらには、近日中に参拝の予定です)


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妙顕寺三門前で、寺之内通から南を向きました。
こちらから、上立売通まで約200m伸びています。
ちなみに第477回ブログでは、上立売通側からこちらを見ています。
要するに寺之内通以南は普通の住宅街ですが、
寺之内通以北のこの辺りは日蓮宗の大きな寺院が建ち並びます。


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さらに妙顕寺の門前で、寺之内通を西に向いています。
目の前に幼稚園の看板が見えますが、
その先は警察車両が停車しているので先が見えません。


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その警察車両を避けて、その西側から寺之内通を西に向いています。
右(北)側に茶道具のお店が見えますが、
実は左(南)側も茶道具のお店が並んでいます。
(この日は日曜日だったので、どこも閉まっています)
つまり、ここから西は茶道関連の施設が並びます。
妙顕寺門前から約50m西で、小川通と交差します。
次は、そちらに向かいます。


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寺之内通から、小川通を南に向いています。
約100m南下すると、第477回ブログで出て来た
浄土宗鳴虎報恩寺が建っています。
そして、その周辺に西陣織の工房が建ち並びます。
(西陣織は、京都市上京区でさかんですね)


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南に伸びる小川通から、寺之内通を西に向いています。
約30m西で、今度は北に伸びる小川通と交差します。


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こちらは、その辺りの京町家脇にいらっしゃるお地蔵さんです。
ではこちらにお参りして、先に進みます。


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南側に伸びる小川通のT字路から、寺之内通を約30m西進しました。
ここから右(北)側に、また小川通が伸びています。
寺之内通は、約80m西で堀川通と交差します。


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寺之内通から、北側に伸びる小川通を北に見ています。
ここから小川通は、約250m先の上御霊前通まで
桜並木と石畳の道の落ち着いた道になります。
さらに上御霊前通から約250m北上すると、
鞍馬口通と交差して、この道も油小路と名前を変えます。
実は、上立売通以北は同じ道でも時折名前が変わります。
(詳細は、第477回ブログを参照)
またこの辺りの小川通は、日蓮宗本山の1寺本法寺や
茶道の表千家・裏千家の庵が建っていたりします。
まぁ京都でも屈指の観光地なのですが、
宝鏡寺拝観の受付締め切り時間が押しているので、
今回はこちらの通りも素通りします。
(この辺りは、近日中に散策予定です)


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そのT字路で、南を向きました。
先述の通りこちらは茶道の表千家・裏千家の中心地ですので、
茶道具屋さんや茶道関係のお店が、特に集中します。
こちらは、和菓子匠の俵屋吉富の小川店ですね。
まぁこちらも、茶道の関連でしょうね。


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北側に伸びる小川通から、寺之内通を西に向いています。
左(南)側に茶道具のお店がありますが、
右(北)側は寺院の土塀が続きます。
ここから、さらに寺之内通を西に進みます。


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北側に伸びる小川通から、寺之内通を西に約50m進みました。
右(北)側に、小さな寺院の門がありますね。


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こちらが、その小さな寺院臨済宗宝鏡寺の門です。
「京の冬の旅」企画は2020年2月末日までで、
3月以降は毎年恒例の「春の人形展」を開催しています。
またこちらは人形供養などを行う「人形寺」として有名ですが、
通常は非公開寺院です。


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宝鏡寺の門をくぐり、庫裏前の庭園を東を向いています。
お地蔵さん越しに、方丈庭園のカエデ並木が見えますね。


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同じ位置で、北側を向きました。こちらは、待合所ですね。
ご時世だけに、ここに人が集まるほどは参拝されていません。


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では、こちらから宝鏡寺の庫裏へと入っていきます。
現時点で2020年3月1日日曜日午後3時半。
どうやら、自分がこの日にここに拝観した最後の1人となりました。

臨済宗西山宝鏡寺は、南北朝時代の
14世紀に建立された門跡寺院の尼寺です。
そのようなわけで歴代天皇からの贈り物が多く奉納されており、
(第725回ブログの大聖寺や第726回ブログの三時知恩寺・
前回ブログの光照院などと事情が似ています)
こちらは特に人形が多いことから、「人形寺」と呼ばれています。


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宝鏡寺の屋内は、公開期間中でも撮影禁止です。
ですから、ここからは チケットなどで代用します。
この期間の宝鏡寺公開は
明らかに桃の節句であるひな祭りを意識しており、
屋内の展示も大半がひな人形です。
1960年代(高度経済成長期)まで、
ひな人形はお内裏様とお雛様の2体のみで飾られていました。
(三人官女や五人囃子は、近年の風習です)
ですから、こちらのひな人形も2体のみで飾られていました。
また、ひな人形以外の展示も何体かいました。
孝明天皇の趣味が、市松人形の収集であることを
ここで初めて知りました。


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2020年2月末まで、宝鏡寺も「京の冬の旅」企画対象寺院でした。
ですから、第525回ブログで購入した有料パフレットにも
臨済宗宝鏡寺を載せたページが存在します。
宝鏡寺は庫裏や本堂を初め、
いくつかの建物が境内中央に隣接し、
境内外側がいくつかの庭園に分裂した造りでした。
そのためいくつかの建物を蛇行して進むことになり、
実際よりも広いイメージを持ちます。
こちらも尼寺の門跡寺院なので、
障壁画や杉戸絵も優しいイメージがあります。
特に円山応挙の犬の杉戸絵が見事でした。


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他の尼寺の門跡寺院と異なり、宝鏡寺の撮影禁止は屋内のみで
庭園撮影など屋外の撮影は認められています。
こちらは、南側の日本庭園です。
敷き詰められた苔の先に、イロハモミジ並木が続きます。
先程見えたお地蔵さん越しのカエデ並木と同じ木々です。
こちらは秋になると絶景になるせいか、
宝鏡寺の人形展は毎年11月にも開催されます。


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こちらは、南側の宝鏡寺庭園の東側です。
花は咲いていませんが、さまざまな木々に碧い葉が付き始めました。


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さらに、こちらは東側の宝鏡寺庭園です。
この辺りの枯れ枝並木は、桜の木々でしょうか?


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ただよく見ると、開花した桜の木々もありました。
おそらく早咲きの河津桜だとは思いますが、
3月1日の開花は相当早いですね。


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宝鏡寺はいくつかの建物が隣接していますが、
それらはすべてこのような廊下でつながっています。
ではこの廊下を伝って、北側の宝鏡寺庭園に回り込みます。


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こちらは、宝鏡寺の幾つかの建物に囲まれた坪庭です。
木々がだんだん碧碧としてきましたが、
3月1日現在花などはまだまだのようです。


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宝鏡寺の坪庭経由で、境内北側に回り込んできました。
この廊下より北に、宝鏡寺北側庭園が広がります。


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こちらが、宝鏡寺北側庭園です。
築山の上のイロハモミジ並木が大きいですね。
本当は右から撮ったほうがきれいな写真が撮れますが、
そちらは元々歴代内親王がいらした部屋で、
その辺りからの撮影は禁止されています。


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これで、宝鏡寺を一通り拝観しました。
ではこちらから宝鏡寺を出て、寺之内通に戻ります。


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宝鏡寺の門前で、寺之内通を西に向いています。
約30m先で、寺之内通は堀川通と交差します。


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こちらは、堀川通上の寺之内通です。
堀川通は6車線の京都でいちばん広い道ですが、
この辺の中央分離帯は細長い公園になっています。


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堀川通から、寺之内通を西に向いています。
ここから約200m先に、日蓮宗本山の1寺妙蓮寺が建っています。
(堀川通側からでも入れます)
さらに約300m進むと、第484回ブログに出て来た
大黒町の西陣織工房街の北端に辿り着きます。


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今度は寺之内通から、堀川通を北に向きました。
一見するとオフィスビル街ですが、
よく見ると約250m先に水火天満宮の白壁が見えますね。


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さらに、寺之内通から堀川通を南に向いています。
約200m先で、堀川通は上立売通と交差しています。
(第481回ブログを参照。ただし、歩道橋は現在撤去されています)


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寺之内通から、堀川通を約30m南下しました。
こちらに、南行きの「堀川寺之内」バス停が立っています。
こちらから9系市バスに乗って、京都駅経由で帰宅しました。

~次回ももう一回分だけ、「京の冬の旅」企画の記事を書きます~

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第729回 今年もジュバンセルへ

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2019年~2020年の「京の冬の旅」企画も終了しましたが、
それぞれの寺院に訪問した際に、今回もスタンプをためていました。
写真9番が第725回ブログで訪れた大聖寺の分で、
10番が第726回ブログ三時知恩寺11番が第727回ブログ光照院です。
2019年はこれらを集めてジュバンセルに行きましたが、
2020年も悩み悩んで結局祇園のジュバンセルで
このスタンプの景品である紅茶を頂きます。
……という訳で2020年の「京の冬の旅」企画の締めくくりは、
また祇園を散策してジュバンセルで寛ぎます。


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京都駅北側市バスターミナルから、ということにしていますが
本当は「京阪七条駅」バス停から、206系市バスに乗って
「祇園」バス停より手前の「東山安井」バス停で降りました。
(このバス停も祇園地区内にあります)
今回は、このバス停からジュバンセルに向かいます。
撮影日は、2020年3月15日日曜日午後3時半。
この日は雨の中、日が照っていました。


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「東山安井」バス停から、東大路を北に向いています。
はっきり決まってはいませんが、
約70m南の八坂通以北が祇園地区と言えます。
ですから、この辺りは「祇園地区南部」と考えられます。
先ずは、この東大路を北上します。


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先程のバス停から、約80m北上しました。
標識が光って写っていませんが、ここが「東山安井」交差点です。
「東山安井」交差点を約300m北上すると、
八坂神社前の「祇園」交差点に辿り着きます。


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「東山安井」交差点の歩道に、こちらの銅板が埋まっていました。
東大路から安井通を西に進むと、建仁寺北門があります。


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実際に東大路から、安井通を西に向いています。
こちらを約250m西に進めば、建仁寺に辿り着きます。


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今度は東大路から、安井通を東に向きました。
ここで東大路の東側歩道に渡りますが、
この辺りから雨足が強くなってきました。


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東大路を東側歩道に渡って、
東大路から安井通を東に向いています。
ではこの上り坂を進み、安井通の突き当りに向かいます。
雨足は相変わらず強いのですが、
空を見上げるとだんだん晴れてきました。


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安井通の東端で、下川原通を南に向いています。
約300m先に聳え立つ八坂の塔が、よく見えますね。
(八坂の塔の詳細は、第103回ブログ参照)


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今度は安井通から、下川原通を北に向きました。
レンズに雨粒が付くほど雨足が強いのですが、
だんだん青空が目立つようになり、遂に日が差してきました。


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先程の写真にも写っていましたが、
下川原通から北に、こちらの石塀小路が伸びています。
ウチのブログでも、いずれは特集したいですね。


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石塀小路南端から、下川原通を北に向きました。
約200m先に、八坂神社楼門前の鳥居が見えますね。
次は、こちらを北上します。


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石塀小路から、下川原通を北上しています。
この辺りは近代的なビルも多少並んでいますが、
京町家の飲食店や様々な小売店舗が軒を並べます。
いかにも祇園らしい町並みですね。


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こちらは、先程の写真に写っていた店のショウウィンドウです。
時期的なことで陶磁器よりも、ひな人形が前面に出ます。


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楽焼のお店の前で、下川原通を北に向いています。
八坂神社の石製鳥居が、だんだん近づいてきました。
では、さらに下川原通を北上します。


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楽焼のお店から下川原通を北上jして、すぐに東を向きました。
小路の左(北)側に、和菓子匠若菜屋の高台寺店があります。
京町家が建ち並ぶ東に伸びる小路は、ねねの道まで続きます。


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若狭や高台寺店から下川原通を約30m北上して、東を向きました。
この小路は、約100m東でねねの道と交差します。


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今度は同じ位置で、下川原通から西へ向きました。
この小路をそのまま進むと、東大路と交差します。
写真の左(南)側に、今回ブログの目的地ジュバンセルがあります。
では、こちらの緑色の暖簾をくぐります。


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先程の緑色の暖簾をくぐり、坪庭を抜けます。
目の前で、ジュバンセルの看板が床に置かれています。


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その看板の脇に、こちらのエレベーターがあります。
ジュバンセルと書かれた緑色のシールが貼られていますね。
ジュバンセル本店は、このビルの2Fのテナントです。
次は、このエレベーターを上がります。


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エレベータから2Fに上がると、ジュバンセル本店です。
最近のコロナウィルス騒動で飲食店はどこも厳しいのですが、
こちらはそこそこ満員でした。
まぁ、15分待ちでしたからいつもよりは早くテーブルに就きました。
昨年(2019年)戴いた生チョコのケーキを希望していたのですが、
クーポン券で無料になった紅茶と「さがの路」を頼みました。
こちらは、期間限定の抹茶味です。


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期間限定「さがの路」抹茶味の笹の葉を開けました。
抹茶で染まった求肥に
抹茶味で緑色の生チョコレートがサンドイッチされています。


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こちらが、「嵯峨の路」抹茶味の断面図です。
ナイフがないのでケーキ用のフォークで切ったため、
だいぶ崩れてしまいました……
求肥に挟まれているのは抹茶味の生チョコレートがメインですが、
栗の粒や中に小豆餡が入った葛の玉なども入っていますね。


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ジュバンセルは2Fにあるので、窓の外はこういう風景です。
修復中の京町家の脇に、八坂神社の石製鳥居が見えますね。


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ジュバンセルでは、約30分寛いでいました。
そろそろ2020年3月15日日曜日の午後4時半です。
ではエレベーターから降りて、ジュバンセルを出ます。


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ジュバンセルの前で、下川原通を北に向いています。
では、ここを北上して八坂神社に向かいます。


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下川原通を北上して、もうすぐ八坂神社です。
ご時世がご時世ですから参拝者はだいぶ減少していますが、
それでもある程度の参拝者がいらっしゃいますね。


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その辺りで、下川原通を東に向きました。
この辺りから、大谷御廟の参道が伸びています。
大谷御廟自体は、この先の東山山中に広がっています。


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その位置で、下川原通を北に向きました。
この石製鳥居の先が、八坂神社楼門です。
八坂神社楼門は四条通東端の「祇園」交差点側の方が有名ですが、
本当はこちらの方が正門です。
(ですから、こちらをそのまま北上すれば、本殿前です)
ここからコロナウィルス対策中の八坂神社に参拝しますが、
今回もだいぶ写真を貼り付けましたので、
今回はここまでとします。

~次回は、2020年3月の八坂神社を取材します。
コロナウィルス対策中でも、ある程度参拝者がいらっしゃいました~

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ぴのぴな

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ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
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味わってください。

リンク・カテゴリの説明
いい加減複雑になったので、
サイドバーの説明をします。
☆リンク
「京の天気」
京都市内の今の天気と
天気予報が分かります。

「京都桜100景」
ブログ用に
今まで撮った写真に
新たに撮ったものを加え
独断と偏見で桜の名所を
100選びました。
少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
ポイントを書きました。
実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
これで分かります。

「京都市バス検索」
系統(「5系」とか)別に
市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
いただきました。

「ひまわりパパの
ときたま日記」
ご家族のことを書かれた
ブログです。
こちらも
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「アマランサス☆
だいあり~」
いろいろなことを
書かれたブログです。
こちらも、
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
許可をいただいて、
リンクさせて
いただきました。

「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
観光ブログです。
「幼児連れで
便利な店と
不便な点」を
詳しく
書かれています。
こちらは、
自分がお願いして
リンクさせて
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「京都パワースポット
体験」
京都の様々な情報を
連載されています。
こちらも、
許可を頂いて
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「京都散歩
日々の出来事と
三毛猫ブログ」
飼い猫と京都観光地の
様子を書かれた
ブログです。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

「京都に夢中!
古都・京都
お祭りナビ」
これから始まる
京都のお祭りや
イベントの
情報が載っています。
こちらも許可をいただいて
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布袋山保存会
祇園祭前祭の布袋山の
サイトです。
宵山でここに訪れて、
ここの方と親しくなって、
そのまま相互リンク
することにしました。

One-Shot Photo Blog
北関東と東京の下町の
写真ブログです。
自分の大ファンの
写真家さんが
運営されています。
こちらからお願いして、
リンクさせて
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「春夏秋冬 京のくらし」
京都の季節の様子や
ご自身が経営されている
カフェの様子を
書かれたブログです。
この度、相互リンクさせて
いただきました。

☆カテゴリ
これまでの記事を
テーマ別に分けました。
記事は順番通り
並んでいますので、
観光コースをそのまま
追いかけられます。

「京のお店 今日のお品」
緊急事態宣言後の
京都市街地で
コロナ騒動下でも
頑張っておられる
さまざまなお店と
その商品を
紹介して宣伝します。

「未分類」
京都を書いては
いるのですが、
他の「道ブログ」とは
趣旨が違うものが
入ります。

「ここって、
何のブログなの?」
このブログの説明です。
記念すべき第1回です。

「限定公開」
パスワードがないと、
閲覧できません。
うちの家族の
個人情報満載なので、
こうなりました。
京都サンガの応援に、
東京に行った記事です。
(国立競技場と明治神宮)

「京都」
どのカテゴリにも
入らない記事です。

「京都サンガ」
Jリーグクラブの
京都サンガの 試合観戦や
イベントの様子を
記事にしました

「東福寺と泉涌寺」
ウチの近所なので、
一番よく行きます。

「伏見稲荷大社」
ウチの氏神様です。
初詣など
こちらも多くなります。

「ゑびす神社」
毎年参拝しているので、
独立させました。

「清水寺から平安神宮」
京都の東山周辺です。
京都観光の
一番有名なコースです。
これから京都観光を
考えておられる方は、
ここをご覧ください。

「京都紅葉散策」
紅葉の季節にあちこち
散策してきました。
毎年11月23日に行く
紅葉散策は含まれません。
そういうものに含まれない
短いものを集めました。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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