
こちらは、京阪電鉄「墨染」駅です。
普通しか停まらないのですが、本数が多いのですぐに着きました。
今回は、いったん墨染寺に寄った後藤森神社の鳥居前まで行きます。
撮影日は2013年4月25日木曜日午後1時半。
ぽかぽか陽気を通り越し、少し暑い日でした。

こちらが「墨染」駅のホームです。
ちょうど反対側ホームに出町柳行普通電車が入ってきました。
では、ここから改札口に向かいます。

「墨染」駅の改札口を抜けました。
目の前に、東西に伸びる墨染通が見えます。
この突き当りに京料理の仕出し屋さんが見えますが、
前回ブログの最後はちょうどあの店の前から撮りました。

その仕出し屋さんの前から、墨染通を西に向きました。
前回ブログ最後の写真と同じ構図です。
今回は本町通にすぐには戻らずに、
このまま師団街道のある西の方に向かっていきます。

ここは、京阪電鉄「墨染」駅前にある駄菓子屋さんです。
約40年前に何回かここに来て、
飴やらノシイカやら買って食べた記憶があるのですが、
残念ながらもう辞めてしまっているみたいですね。

その駄菓子屋だったところから、墨染通を西に向いています。
目の前に、琵琶湖疏水の橋が架かっています。

墨染橋の上から、琵琶湖疏水を南に向いています。
ずっと向こうに、
第121回ブログで紹介した浄水場と桜が見えます。

墨染橋の上から、墨染通を西に向きました。
駅前なので飲食店や商店が多いのですが、
その一方で約200m先の師団街道まで急な下り坂になっています。
ここをもう少しだけ進みます。

墨染橋から、墨染通を西に約100m進みました。
飲食店に挟まれるような感じで、墨染寺があります。

こちらが、日蓮宗深草山墨染寺です。
今から、こちらに入っていきます。
……しかし、道を見るとここの急勾配がよく分かります。

墨染寺の門をくぐりました。
すると、急に風景が鬱蒼とした木々に囲まれます。
この辺りはもう葉桜なので、この日は特に強くそう感じました。

実は、門を入るとすぐにこちらの柴犬がいて、写真を撮ろうとすると
ちゃんとこちらを向いてポーズをとってくれました。
あんまり可愛いので抱きつきにいったのですが、
すると大声で鳴かれて奥からお坊さんが出てきてしまいました……
嫌われてしまったようです。

気を取り直して、寺院の奥に向かいます。
こちらがこの寺院の象徴ともいえる「墨染桜」です。
もうほとんど葉桜ですね。
上野岑朝臣がこの地に葬られた藤原基経を悼み
「深草の 野辺の桜し 心あらば 今年ばかりは 墨染に咲け」
と詠み、この桜の木の花が墨色に変わったされる故事が
この辺りの地名「墨染」の由来になっています。
(この歌は、「古今和歌集」に収められています)

その墨染桜をアップで撮りました。
よく見ると、まだまだ花が咲いているところがあります。
少し萎びていますが、華やかというより力強い気がします。

墨染桜から少しずれて撮りました。
こちらの木瓜と(ボケ)と小さいながらも椿(ツバキ)の花は、
まだまだ盛りのようです。
実は、少し離れたところのツツジももう咲き始めていました。
ゆっくりですが、次の季節に移ってきています。

せっかくの日蓮上人像が桜の枝で隠れていますが、
こちらが墨染寺の本堂です。
よく見ると、こちらの桜の木も花が残っています。
ご本尊の鬼子母神像は、この日は公開されていませんでした。
墨染寺は、平安時代初期にはもう建立されていました。
時代が下がってくると一旦荒廃しますが、
関白の最初である藤原基経の墓所だったこともあって、
関白太政大臣であった豊臣秀吉の庇護を受けて再興しました。
その際に、日蓮宗に改宗したようです。

では、墨染寺を出て先を進みます。
……しかし、ここから見ても道が斜めに傾いています。

墨染寺から、墨染通を東に向いています。
今から、ここを東に進み本町通に戻ります。

墨染寺から、墨染通を東に約100m進みました。
右(南)側に八百屋さんがあって、その向こうに先ほどの墨染橋、
さらに向こうに京阪電鉄の踏切が見えます。
ずっと向こうに小さく信号が見えますが、
それがこの墨染通と本町通との交差点です。

墨染橋の上から、今度は墨染通を東に向いています。
左(北)側に先ほどの駄菓子屋だったところがあり、
その向こうが今回の最初の地点京阪電鉄「墨染」駅です。
さらに東へ50mほど先に、本町通との交差点があります。
今から本町通まで進み、そこから北に向かいます。

こちらは、墨染通と本町通との交差点の北西角にある
「ムーラン」というパン屋さんです。
伏見区内に何店舗かあるのですが、
京阪電鉄「伏見稲荷」駅前の支店には時々行きます。
こちらの支店には久しぶりなので、寄ることにしました。

「ムーラン」では、こちらのパンを買いました。
これは帰宅後に家で撮りました。
バケットの方は、中にハムとチーズが挟んでありました。
(カスクートですね)
ブールの方は、表面に蜂蜜がたっぷり塗ってありました。
(菓子パンの一種です)
どちらも、自分の大好物です。
後ろのイギリス食パンは、翌日以降にサンドイッチにして
何日かに分けて食べました。

墨染通から、本町通を北に向いています。
前回ブログよりもここからの本町通は道幅が広いですが、
やはり北向き一歩通行が続いています。
この辺りも駅前ということで賑やかですね。
今度は本町通を北に向かいます。

墨染通から、本町通を北に約50m進みました。
こちらは、地元密着型のスーパーです。
その北隣に木蓮の木があり、今が盛りと花が咲いています。

そのスーパーの西向かいに、お地蔵さんがいらっしゃいました。
本当に、本町通はお地蔵さんがたくさんいらっしゃいます。

そのお地蔵さんの前から、本町通を北に向きました。
こちらの宇治茶のお店は、抹茶スイーツを出すカフェもあります。
街灯で見えにくいですが、その向こうに京都銀行墨染支店があります。

京都銀行墨染支店から、本町通を北に約50m進みました。
ここでT字型の交差点にぶつかりました。

交差点付近に古い酒屋さんがあり、その南隣に寿司屋さんがあります。
この交差点周辺は飲食店が多く、また細かい路地がたくさんあります。

交差点の北東角に、銭湯がありました。
まだ昼下がりなので、今は閉まっています。
藤森神社への順路が書いてありますが、
神社には本町通から入る予定です。
ちょっと喉が渇いたので、この自動販売機の前で休憩しました。

銭湯の前から、東を向きました。
この道をずっと東に進めば、京都教育大学を通り過ぎ
約500m先にJR奈良線の「藤森」駅があります。
向こうに見えるのは、京都市立藤森小学校です。
第121回ブログでも紹介したとおり本町通の少し西に(師団街道周辺)高層マンション群があるので、
ここは京都市内屈指のマンモス校です。

T字型交差点から、本町通を北に向きました。
この辺りは閑静な感じですが、
藤森祭があるGW後半には、この辺の風景が一変します。

T字型交差点から、本町通を北に約80m進みました。
こちらは、米蔵と昔ながらの米屋さんです。
ただ、いつ来てもここは閉まっています。
もう辞めてしまったのでしょうか?

そのお米屋さんの北隣にお地蔵さんの祠が2体並んでおられて、
さらにその北側に小さな門があります。
今度は、こちらの栄真寺に入っていきます。

寺院の中に入ろうとしたら、一匹の猫に出会いました。
カメラを向けると、きちんとこちらを向いてくれました。
もう子猫ではないですが、まだ成猫になりきっていません。
ただ、こちらも近づこうとすると走って逃げられてしまいました。
この日は犬だけではなく、猫にも嫌われてしましました。

栄真寺の門の前で、ツツジが咲き始めていました。
京都でツツジといえば
嵯峨野の天龍寺が有名ですが、
最近は京都市内のあちこちで見かけるようになりました。

栄真寺の境内に入ってきました。こちらは、無縁仏のようです。
実は、こういう場合京都ではお地蔵さんにすることが通例なので、
(それが京都にお地蔵さんが多い理由)
こういう明確な墓石の形をとるのは珍しいですね。

そして、こちらが栄真寺の本堂です。
(プライベートスペースでもあるようです)
ここより先には、入れません。
いろいろ調べたのですが、
栄真寺の沿革どころか宗派すらもわかりませんでした……
とりあえず、ここを出ます。

栄真寺の前から、本町通を北に向いています。
向こうに見える古い民家は製麺所で、
うどんやラーメンの麺などを製造しているようです。
(そういう看板が出ていました)

製麺所の前から、本町通を北に向いています。
ずっと向こうに「藤森神社」という看板が見えます。
そちらの方に向かいます。

先ほどの製麺所から、本町通を北に約100m進みました。
先ほど見えた看板はフレームの外になってしましましたが、
こちらが藤森神社の鳥居前です。
京都でも屈指の古い神社で、この辺の土地神様でもあります。
ただ、この中に入るのはまた別の日とします。
今回は、ここまでです。
~次回は、いよいよ藤森祭の取材です~
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