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第146回 三十三間堂の門前~七条通散策~その1

伏見から本町通を北上して、七条通まで来ました。
(本町通最北端まで、あと2kmくらいです)
今回は、七条通沿いの三十三間堂に行きます。
これまでもいろいろ寄り道しましたが、
ここから暫らく七条通ばかり歩いていくので、
今回から「本町通編」を休ませて、「七条通編」を書いていきます。


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約4か月ぶりの京阪電鉄「七条」駅です。
今回はここから七条通沿いに東に進み、
三十三間堂に向かいます。
撮影日は、2013年8月13日火曜日午後1時半。
京都は、連日炎天下の猛暑です。


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京阪電鉄「七条」駅のホームです。
特急電車が、大阪方面に走っていきます。
ここから約200m先で、京阪電鉄の路線は地上に出ます。
(線路が地上に出るあたりは、前回ブログに出てきます)


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京阪電鉄「七条」駅の改札口を出ました。
次は、この階段から地上に向かっていきます。


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階段を上がって、踊り場まで来ました。
この辺りから、強い日差しを感じるようになります。


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京阪電鉄「七条」駅から、地上に出ました。
ここは、七条川端交差点の南東角です。

本当に、この時期の京都は青空の色が違います。
とにかく空の「青」が濃くて、まるで南欧ですね。
昨年撮影したときも、強く感じたことですが。


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七条川端交差点から、七条通を西に向きました。
柳の向こうには、鴨川が流れています。
その向こうに行くと、京都駅や東本願寺の方に行けます。
(ここは、第115回ブログでも紹介しました)


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七条川端交差点から、七条通を今度は東に向きました。
今回ブログでは、こちらに進んでいきます。


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七条川端交差点南東角にあるマクドナルドの東隣りに、
インド料理屋の「RAJU」があります。
そう言えば、第83回ブログでも同じ名前の店があったのですが、
チェーン店か何かでしょうか?今回は、ここに入ってみます。


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近年、京都では安くておいしいインド料理屋さんが増えてきました。
ここもそのうちの一軒です。(近所では、かなりの人気店です)
本当は、1200円のタンドリーチキンセットが食べたかったのですが、
どうやら昼間はチキンを焼く窯を休めているようです。
そこで、サモサと〈コロッケみたいなものです〉
チーズとほうれん草のカレー(ナンが付いてきます)
ビールを頼みました。(全部で、1500円くらい)
サモサはケチャップ味で、ビールに合いました。
ちなみに、ここのカレーはこれが一番おいしいです。
(チーズが豆腐みたいで、食感がいいのです〉


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食後はチャイを頼むつもりでした。
ここのチャイは、様々な香辛料を入れた本格派なのですが、
「今日はありません」と言われました。
(要するに、自分はここの常連だったりします)
そこで、このマンゴラッシを注文しました。
マンゴの果汁とヨーグルトが、
とても甘くカレーの辛味の後には最高でした。


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「RAJU」を出て、七条通を東へ約100m進みました。
今はコンビニエンスストアですが、元々は酒屋さんでした。
そのため、今でもここはお酒に特化したお店になっています。
(アルコール類は、ここで一番多く買います)
その東隣りは、「INOUE」というパン屋さんで
手作りサンドイッチがメインのお店です。


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こちらが、その「INOUE」で買ったパンです。
これで600円しません。
帰ってから、ウチの母と食べました。
(だから、コーヒーカップが二つあります)
中央の唐揚げサンドと後ろのバナナケーキは、半分づつ食べました。
母はハム卵サンドを、自分はカツサンドをいただきました。
とても丁寧に作られていて、「手作り感」がうれしいですね。


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さらに、七条通を東に約50m進みました。
「義定」という刃物屋さんの向こうに、本町通との交差点があります。
前回ブログでは、ここを北上して七条通まで来ました。
今回は、このまま素通りします。


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本町通よりも東は、七条通は急な上り坂になります。
少しづつ東山に近づいているのが分かりますね。


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本町通から、七条通を東に約30m進みました。
ここはもとは「かわぐち」という地域スーパーでした。
ウチからも近くてけっこう便利だったのですが、
数か月前に突然閉店してしまいました。


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さらに七条通を約100m東に進みました。
こちらは、「つるき餅本舗」という和菓子屋さんです。
席は少ないですが、中で食べることもできます。


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こちらが、その「つるき餅本舗」で買った和菓子です。
手前がわらび餅で、奥がはぎ餅です。
こちらは、サンドイッチの後に頂きました。


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さらに20mほど七条通を東に進みました。
こちらのうどん屋さんは、自分が子供のころからあります。
その向こうに、七条大和大路の交差点があります。


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七条通から、大和大路を北に向いています。
ここから約300mだけ大和大路は4車線になります。
右(東)に見えるのは、京都国立博物館です。
その北隣が第7回ブログで出てきた豊国神社と方広寺です。


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今度は七条通から、大和大路を南に向きました。
一部を除けば、大和大路はこのくらいの道幅です。
左(東)に見えるのが、三十三間堂の塀です。
この大和大路は、次の次に特集する道です。
(先に、寺町通を特集します)


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さらに、大和大路から、七条通を東に向きました。
ずっと先に、七条通の最東端智積院が見えます。
ここに三十三間堂の入り口が見えますが、
徒歩用の入り口はもう少し東の方です。


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三十三間堂の北向かいは、京都国立博物館です。
こちらは、パリのルーブル美術館を意識して
このような赤レンガの塀を造りました。


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大和大路から七条通を東に約50m進むと、
「三十三間堂・博物館前」という長い名前のバス停があります。
この日はお盆前ということもあり、
たくさんのバス待ちの方がいらっしゃいました。


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バス停から、七条通を東に約50m進みました。
この横断歩道がある辺りで、南に折れます。


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先ほどの角で、七条通を南に折れました。
ずっと向こう(塩小路通沿い)にも山門が見えますが、
この土塀で囲まれた一帯が、元は後白河上皇の離宮でした。
つまり、三十三間堂は元々後白河上皇の離宮の一部でした。
現在この辺りには三十三間堂以外にも
様々な寺院と病院やホテルが建っています。


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その角から南に約50m進みました。
左(東)側に、赤十字病院京都支部があります。
京都の赤十字病院は、ここ以外に
第88回ブログに出てきた第一日赤病院と
京都府庁横の第二日赤病院の二か所あります。


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赤十字病院京都支部の前で東を向き、三十三間堂の門をくぐりました。
大きな駐車場の左(南)側に、切符売り場があります。


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600円払うと、このチケットとパンフレットがもらえます。
パフレットには、28部衆の風神・雷神が写っていますね。


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チケットを提示すると、三十三間堂の境内に入れます。
いよいよこちらから三十三間堂の本堂に入っていくのですが……


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ここから先は、撮影禁止です……(パンフレットで代用します)
三十三間堂は、文字通り三十三間(約121m)の長さを持つお堂です。
正式には、「蓮華法院」と言います。
堂内には、1001体の千手観音がいらっしゃいます。
こちらの観世音菩薩は後白河上皇の命で
平安時代末期に作られたものですが、
戦災でたびたび何体が焼かれていくうちに、
各時代の名だたる仏師たちが追加で製作していきました。
(湛慶など慶派が多いですね)
中でも中央の本尊は、巨大であるにもかかわらず
威圧感がない優しい顔立ちをしておられます。


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本尊がいらっしゃる中央付近の東側に出入り口があって、
そこからこの踊り場に出られます。
ここでは、たくさんの方が休憩されていました。


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その踊り場の上から、三十三間堂東側の庭園を眺めています。
柳の木のそばに、手水舎があります。
本当ならこちらの方にも散策していくのですが、
この日差しと気温では熱中症になってしまいます。


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では、こちらからまた本堂に入っていきます。
実は、冷房がなくても本堂は涼しかったです。


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再び三十三間堂の中に入ってきました。
1001体の千手観音の手前に、28部衆が並んでいらっしゃいます。
28部衆とは、ヒンドゥー教などの神様28体を仏教で祭ったものです。
(多神教である仏教には、他宗教の神様がよく「仏」として登場します)
シヴァ・ブラフマン・帝釈天のようなヒンドゥー教三大神や
ガルーダ・阿修羅・キンナラのような神様もいらっしゃいましたが、
自分のお気に入りは婆籔(ばす)仙人です。
なかなか写実的な老人の像です。


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三十三間堂を出て、赤十字病院京都支部の前まで戻ってきました。
七条通の向こうに、京都国立博物館の正門があります。
ちょうど現在開催中の催し物の看板が見えます。


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三十三間堂から七条通に戻ってきて、東を向きました。
七条通最東端智積院の山門がだいぶ近くになってきました。
では、さらに東に向かっていきます。


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三十三間堂前交差点から、七条通を東に約100m進みました。
こちらは、ハイアットリージェンシー京都というホテルです。
以前こちらでいただいたコーヒーとチーズケーキが
かなりおいしかったことを覚えています。
(某企業の説明会で、サービスとして出されたものです)


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「三十三間堂・博物館前」バス停から
まだ150mほどしか東に移動していないのですが、
もう次の「東山七条」バス停が見えてきました。
もうすぐ七条通の最東端になります。


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そして、七条東大路の交差点に着きました。
ここは、4車線同士のT字路です。
(七条通はここで終わりですが、東大路通はまだまだ続きます)
次の目的地智積院の山門も近づいてきました。


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そして、こちらが七条通の最東端智積院の山門です。
とは言え、ここはいつも閉まっていて
普段の出入り口はもう少し南の方になります。
ここからそちらに向かいましたが、それは次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、智積院の境内を散策します~

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第147回 暑い日の智積院~七条通散策~その2

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こちらは七条通最東端にある真言宗智山派総本山智積院です。
今回は、ここを散策します。
ただ出入り口はここではなく、もう少し南の方にあります。
撮影日は、2013年8月13日火曜日午後3時。
まだまだ炎天下が続きます。


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智積院の総門から後ろを振り返りました。
ここから西に、七条通が伸びています。


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七条通最東端から、東大路通を南に向いています。
東大路通は、九条通以北の京都市街最東端の幹線道路です。
(九条通以南は、本町通が最東端の幹線道路になります)


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七条通から、東大路通を約50m南に進みました。
智積院には、こちらから入っていきます。


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先ほどの門をくぐると、カエデ並木をどんどん奥に入っていきます。
(秋には、この辺は絶景になります)
沿道には、キキョウが植えてあります。


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東大路通から東に約100m進むと、智積院金堂(本堂)が見えてきます。
ただ、そちらに行く前に先に左折します。


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先ほどの地点で、左(北)を向きました。
こちらは、智積院の講堂(方丈)と大書院庭園です。
ただそちらに向かう前に、手前の宝物殿に入ります。


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拝観料を支払い、このチケットをもらいました。
ここ智積院の障壁画が、長谷川等伯と長谷川久蔵父子の代表作です。


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先に、庭園の前にある宝物殿に寄ります。
こちらには、大書院にあった
長谷川等伯・長谷川久蔵父子の障壁画が
保存目的で移されていました。


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宝物殿から出ました。中は冷房が効いていました。
これは拝観者のためというよりは、絵画の保存目的でしょう。


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では、こちらの庭園に入っていきます。
先ずは、ここの講堂の前を通ります。


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門をくぐると、講堂の正面が見えます。
こちらの本尊周辺の障壁画が素晴らしいのですが、
残念ながら撮影不可です。


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門の脇に、このような句碑があります。
こちらは高浜虚子がここを訪れて歌ったもので、
「ひらひらと つくもをぬひて 落花かな」
というような俳句です。
では講堂を回り込んで、庭園の方に向かいます。


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講堂の北側に大書院があります。
次は、大書院に併設されている「利休好みの庭」に向かいます。


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大書院は、土足禁止です。
ここで靴を脱いで上に上がります。


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靴を脱いで、すぐに庭園の方に向かいます。
この部屋中に、長谷川等伯の障壁画のレプリカが貼られていました。
(元々、長谷川等伯の障壁画はこの部屋を飾っていました)
部屋の縁側で、数名の男子学生が座り込んでいます。
あの辺りが絶景ポイントなのですが、先を越されてしまいました……


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縁側の先は、池が広がっています。
さらにその向い岸に、大きな築山があります。
これが、ここの風景の大きなアクセントになっています。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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こちらは、縁側の真下です。
この建物は寝殿造のように縁の下にも水が張ってあります。
(放射冷却で、この部屋を涼しくしています)
大きな鯉が何尾もいて、人を見ると大きな口を開けています。
(餌が欲しいのでしょうか?)


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築山の北側を見ています。
この辺りはカエデがたくさん植わっています。
サイトには、「5~6月が絶景」とありましたが、
多分11月がここの見頃でしょうね。
この写真もクリックすると拡大できます。


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庭園を眺めていると、白人の中年女性がやって来ました。
(遅れて彼女の子供らしき小学生二人も来ました)
席を譲るべきかと思い、庭園を立ち去りました。

こちらは、大書院の反対側の庭園です。
一転して、枯山水の石庭です。


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その石庭の北側に、大書院から講堂に向かう渡り廊下があります。
ここを西に進み、講堂に向かいます。


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講堂内は、撮影不可になっています。
ご本尊の他に、障壁画が見事でした。
こちらは長谷川等伯など歴史上の人物ではなく、
田渕俊夫画伯が数年前に描いたものですが、
四季を墨の濃淡だけで表した水墨画でした。
このような作品が、数百年後に「歴史」になるのでしょうね。

こちらの写真は、総門越しに講堂の西側から七条通を見た構図です。
今回ブログの最初の写真の真裏になります。


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こちらは、講堂の西側庭園です。
カエデが多いので、ここも秋には絶景になるでしょうね。


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講堂と大書院を一通り回りました。
では、ここを出て次に進みます。


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そして、ここを出ます。
先ほどの学生さんはここから出た後帰ってしまわれましたが、
自分にはもう一ヶ所目的地があります。


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それが、こちらの金堂(本堂)です。
せっかくなので、中に入ろうと思います。


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東大路通から金堂に向かう道沿いには、キキョウが植えられています。
今がちょうど花の盛りですね。もちろん、それには訳があります。


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遂に、智積院金堂に着きました。
両脇に、キキョウの紋章が付いています。
要するに、キキョウは智積院の象徴なのです。
実は他にも5名ほど参拝者がいらっしゃたのですが、
自分以外は遠慮されて中に入られませんでした。
というのも、ちょうど午後4時になって
堂内で読経が始まったからです。
普段から声を出される方は、きれいな声をしています。


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読経の声を背景にして、金堂を後にしました。
ここを100mも進めば、東大路に行き当たります。


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先ほどの道をまっすぐに進み、智積院の入り口付近に戻ってきました。
ここの前の通りが、東大路通です。
では、ここ智積院を出て東大路を北上します。


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東大路通を北上しています。
東大路は、九条通以北の京都市街地最東端です。
ですから、この通りの東側に大谷本廟八坂神社知恩院などがあり、
観光シーズンともなるとここはかなりの渋滞になります。


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東大路通を約50m進み、七条東大路のT字路に戻ってきました。
(今回ブログ最初の地点ですね)
右(東)側に見えるのは、智積院の石垣です。
実は、智積院の周辺にはたくさんの神社仏閣があるのですが、
この時点で午後4時15分です。
もうこれ以上回るのは、限界のようです。
とは言え、もう写真をだいぶ貼り付けましたし
ここから先は次回とします。

~次回は、この辺りをうろうろします~

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第148回 西日の七条通~七条散策~その3

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智積院の前で、七条東大路の交差点で北を向いています。
この辺には他にも妙法院や豊国廟などあるのですが、
そろそろ日が西に傾いてきました。
撮影日は2013年8月13日火曜日午後4時20分。
この日は終日暑かったです……


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東大路通をさらに50mほど北に進みました。
智積院の最北端の北側から、さらに東に進む道が続いています。
そのさらに北側に見えるのは、智積院と同じ天台宗の妙法院門跡です。
三十三間堂を管理している寺院ですね。
なかなか見事な寺院ですが、普段は非公開です。
(紅葉シーズンに、公開)


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先ほど紹介した東へ伸びる道の方に向いています。
石碑に、「新日吉神宮」(いまひえじんぐう)と書かれています。
ここから500mほど東にある神社ですが、
もうこの時間なので今回は参拝を諦めます。


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東大路通から、先ほどの道を東に向いています。
ずっと向こうに、「新日吉神宮」の鳥居が見えます。
手前の右(南)側は、イルパッパラルドという石窯ピッツァの店ですね。
人気があるので、ランチでも予約しないと入れません。

実は、この道は「女坂」とか「乙女坂」と呼ばれています。
と言いますのも、石製鳥居付近に「京都女子学園」があり
普段は幼稚園児から大学生まで女子学生であふれます。
(撮影日前後は、夏休みです。
普段は監視員がいて、カメラを持っていたら不審者扱いされます)


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「女坂」を北に渡り切り、西を向きました。
この東大路七条交差点の北側横断歩道を渡ります。
向こう側は、京都国立博物館ですね。


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これは、東大路七条交差点北西角にある標識です。
ここから南に行けば三十三間堂、北に行けば清水寺(徒歩約20分)、
西に行けば京阪電鉄「七条」駅です。


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東大路通から、七条通を西を向いています。
ここから見ると、この辺りが割と急な坂道だと分かります。
(実は、本町通以東は上り坂です)
右(南)側の鉄柵の先に、京都国立博物館があります。


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東大路から、七条通を約50m進みました。
駐車場がある辺りで鉄柵がなくなったので、右(北)を向きました。
こちらが、京都国立博物館本館です。
パリのルーブル美術館をモデルに建てられたので、
このような赤レンガになりました。


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さらに100mほど七条通を西に進みました。
こちらは、京都国立博物館入り口です。
この期間は、夏休み用の面白そうなものを開催していました。
(写真にある通り、更新日には終わっています)


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京都国立博物館入り口から、南を向きました。
向こうに見えるのは、三十三間堂への入り口です。
第146回ブログでここを通りました。


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京都国立博物館入り口から、七条通を西に向いています。
赤レンガの塀が残っているのは、もうこの辺りだけになりました。
ここは、自分のお気に入りの場所の一つです。


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赤レンガの塀は、約100m続きます。
京都国立博物館の南西角に、「大仏前交番」があります。
ちなみに、この近くに「大仏前郵便局」もあります。
さて、この「大仏」とは何を指すでしょうか?
答えは、次回ブログに書きます。


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「大仏交番」の前から、七条通を西に向いています。
ここは、七条大和大路の交差点です。
大和大路通は、三十三間堂と京都国立博物館最西端の道です。


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七条通から、大和大路通を北に向いています。
ちょうど百日紅(さるすべり)が見頃ですね。
実は、この辺りはずっと百日紅並木が続くのですが、
それは次回ブログで特集します。


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大和大路を渡り、七条通を西に進みます。
交差点の北西角に、甘春堂 七条本店があります。
ここは和菓子販売だけでなく、中で食事もできます。


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大和大路通から、七条通を約100m西に進みました。
八つ橋屋さんとカレー店が並んでいます。
このカレー店は、10年ほど前までは「8番らーめん」でした。
野菜がたくさん入っていて、結構通っていたのですが……


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さらに七条通を50mほど西に進みました。
ここが本町通との交差点です。
ここのところ本町通をずっと特集してきましたが、
次回ブログからまたここを北に進みます。


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本町通から、七条通を西に約30m進みました。
こちらは、「大黒湯」という銭湯です。
ここはお婆さんが一人で切り盛りされていて、
「桜湯」が休みの日は自分はこちらに入ります。


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「大黒湯」の中を覗くと、お地蔵さんがいらっしゃいます。
ちょっと入ってみましょう。


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こちらは、「大黒湯」内にいらっしゃる「空豆地蔵」です。
左の器には空豆のお菓子が入っていて、
自由に持って帰っていいのですが、
この日は全てなくなっていました。


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「大黒湯」から七条通を西に向きました。
約30m先に、鞘町通との交差点があります。


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その七条鞘町交差点の北東角に、喫茶店「Amazon」があります。
コーヒーとサンドイッチがおいしいお店なのですが、
この日は寄りませんでした。
第146回ブログ散策中に買ったサンドイッチと和菓子を
これから帰って食べるつもりなので。


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鞘町通から、七条通を西に向いています。
京阪電鉄「七条」駅も、もうすぐです。


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京阪電鉄「七条」駅の手前に、小さな本屋さんがあります。
もちろん本も買えますが、ここで切手やはがきも買えますし
さらに京都国立博物館のチケットや前売券も買えます。


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そして、川端通(鴨川東岸)まで来ました。
七条川端交差点の四隅に、京阪電鉄「七条」駅への階段があります。
では、ここから帰ろうと思います。
今回は、ここまでです。

~次回は、豊国神社と方広寺に行きます~

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第487回 智積院は紫陽花の楽園

[智積院] ブログ村キーワード
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ウチから「七条本町」交差点に出て、
コンビニエンスストアで熱中症対策のジュースを買って、
そこからとぼとぼと東へ進み七条通を突き当りました。
こちらは、七条通の突き当り真言宗智山派本山智積院です。
元来「上立売通」編の続きで千本釈迦堂を書くはずだったのですが、
(その分の写真も、もう撮ってあります)
最近よく自分がお邪魔しているSPさんのブログに
こちらの紫陽花が載っていて、それで試しに覗きに来ました。
春の桜が有名ですが、紫陽花でも京都を代表する絶景になります。
撮影日は、2017年6月22日木曜日午後2時半。
昨日は雨でしたが、この日はまた快晴でした。


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七条通の東端「東山七条」交差点から、
東大路を南に約100m進み、東を向きました。
では、ここから智積院境内に入ります。
今回ブログの写真は、クリックすれば全て拡大されます。


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智積院境内のこの辺りの参道には、キキョウが植えられています。
満開までは、もう少し先のようですね。
そういえば、この寺院の寺紋が「桔梗」でした。


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キキョウが植えてある参道から、石段を上り東に進みます。
この石段を上り切ったところに、T字路があります。


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そのT字路で、北を向きました。
こちらを進めば、有料で長谷川等伯の襖絵が飾ってある宝物殿や
利休好みの庭園・堂本印象の襖絵が飾ってある宸殿を見られます。
(宸殿は通常非公開です)
ただ、今回はこちらには寄りません。
(こちらの様子は、第285回ブログを参考にしてください)


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そのT字路で、東を向きました。
突き当りに、智積院の本堂があります。
先ずは、あちらにお参りです。
こちらのご本尊は、大日如来です。

この辺りには豊臣秀吉が鶴松の菩提を弔うために建立した
臨済宗の祥雲寺がありました。
(長谷川等伯の襖絵や庭園は、その寺院の遺構です)
ところが徳川家康は江戸幕府樹立後にその寺院を廃寺にして、
豊臣秀吉に滅ぼされた真言宗根来寺の塔頭寺院にここを与えました。
それが、この智積院の縁起です。


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智積院本堂の前で、北を向きました。
では、いったんそちらに向かいます。


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智積院本堂の南側に、紫陽花が群生しています。
一部青い花が見えますが、この辺りは一面の紅ですね。


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その紫陽花の周辺には、何人か観光客がいらっしゃいました。
最近あちこちのブログでこちらを紹介しているからでしょうが、
「うん、思ったよりひっそりと咲いているね」
自分の目の前の二人連れの若い女性が、
そんなことをおっしゃっていました。
……ただ、こちらは智積院の紫陽花の約1割にしかすぎません。
今度は、智積院本堂の南側に移動していきます。


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本堂の南側に、智積院の明王殿があります。
こちらには、不動明王がいらっしゃいます。


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明王殿の前で、北を向いています。
本殿と明王殿との間に、10mほどの幅が空いています。


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本殿と明王殿との間で、東を向いています。
ここから本殿の裏(東)側に回り込むことができます。
実は、こちらが今回ブログのメインです。


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こちらは、明王殿の北側です。
こちらは池に見えますが、東から西に流れる小川です。
蓮がたくさん浮かんでいますが、花はもう1カ月くらい先ですね。


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同じ場所で、東を向きました。
向こうに見える青い点々のすべてが、紫陽花です。
智積院の紫陽花は、約9割がこちらに集中しています。


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先程の位置から、約100m東に移動しました。
では、ここから智積院の紫陽花庭園を散策します。


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こちらは、その智積院紫陽花庭園の紫陽花です。
紫陽花の茎は2mを越えるものも多く、
場所によっては、紫陽花の迷路状になっています。


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先程から歩いていた道は、そのまま東に抜けていきます。
先程の写真に写っていた小川を越えて上りの石段となりますが、
その周囲にもアジサイが咲き誇っています。


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小川に架かる橋の上から、左(北)を向いています。
この辺りは、小川の両岸も紫陽花でいっぱいです。


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ここから、上りの石段が始まります。
紫陽花が、ずっと上の方まで続いていますね。
ただこの上まで行くのは体力的に厳しいので、
ここから平坦な北の小径に向かいます。


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その辺りで、南を向きました。
この辺りの紫陽花が特に背が高いです。
また青は青でも「原色の青」は、紫陽花としては珍しいですね。


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次は、同じ場所で北を向きました。
では、ここからこの石畳の道を進みます。


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この石畳の道は北に直進しておらず、わりと蛇行しています。
それがこの辺を迷路のような錯覚にさせて、面白いですね。


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その蛇行する北へ伸びる石畳の道は、こちらで突き当たります。
こちらは……智積院の墓地のようです。


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その墓地に背を向けています。つまり、ここは墓地の西側です。
その墓地と智積院本堂との間が、紫陽花が一番濃いですね。
では、この紫陽花の迷路を散策します。


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智積院の墓地と本堂の間にある紫陽花庭園を散策しています。
本当は10人前後の方々がいらっしゃるのですが、
紫陽花は人間の身長より高いので、それが分かりません。
ここの紫陽花は青いものや青紫が多いのですが、
この辺り一帯は紅いですね。


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こちらは、智積院本堂の陰になっている部分です。
この辺りの紫陽花は、つぼみのものが多かったですね。
桔梗や蓮だけでなく、紫陽花も最盛期はまだ先のようです。


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紫陽花の迷路を抜けだしました。
ここは、智積院本堂の南東端に位置します。
ではここから西に進み、智積院を出て行きます。


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智積院本堂から真西に伸びる石畳の道を通ってもよかったのですが、
その南側のウチの道を西に進んでいます。
こちらには桜やカエデの並木が続いており、
そのシーズンには絶景になります。


487-70.jpg
桜とカエデ並木を西に歩いていくと、こちらに出ます。
目の前にあるのは、鐘楼ですね。
写真がちょっと傾いているのは、ご愛嬌ということで……


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鐘楼の脇を通り抜け、もうだいぶ西に進んできました。
もうすぐ、東大路が見えてきます。


487-73.jpg
その土の道の最先端に出ました。すると、こちらがあります。
こちらは「智積院会館」という宿坊の
1Fにある「桔梗」という食堂です。
こちらの「京湯葉御膳」が絶品なのですが、
時間とお金の問題で素通りします……


487-74.jpg
その店の前で、西を向きました。目の前に東大路が見えますね。
では、ここから「東山七条」交差点経由で、歩いてウチに帰ります。

今回は、ここまでです。

~次回こそ、千本釈迦堂にお邪魔します。
こちらも、一面の紫陽花でした~

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第671回 桔梗咲く智積院

前回ブログで「五辻通編」も完全に終わり、
祇園祭までちょっと遠出はお休みです。
こんな時は近所の「東山七条」交差点付近を掲載するのが常ですが、
今回も母の散歩に同行して智積院に訪れました。


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京都駅市バスターミナルから東回りの206系市バスに乗って、
「東山七条」バス停に来ました……
という設定ですが、こちらは京都駅方面のバス停です。
つまり、反対車線のバス停です。設定に無理がありますね。
本当は自宅から「七条本町」交差点に出て、
そのまま東に400m進みました。
どうしても七条通の東端智積院総門を撮りたくて、
このような場所から始めます。
撮影日は、2019年7月4日木曜日午前11時。
曇り空ですが、雨は降りませんでした。


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先程の位置から、さらに七条通を東に約50m進みました。
「東山七条」交差点東端に智積院総門が建ちますが、
一般人はここからは入れません。


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「東山七条」交差点の信号が、青に変わりました。
ではこちらの横断歩道を渡り、七条通東端に進みます。


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「東山七条」交差点で、七条通から東大路を南に向いています。
次は、こちらを進みます。


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「東山七条」交差点から、東大路を約50m南下しました。
こちらが、京都駅発208系市バス用の「東山七条」バス停です。
本来なら、こちらから今回ブログを始めるべきでした。


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先程のバス停から、東大路をさらに約100m南下しました。
東大路から左(東)に道が伸びていますが、
智積院へは一般人はこちらから入ります。


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七条通から東大路を約150m南下して、東を向きました。
真言宗智山派本山智積院へは、こちらから入ります。
ちなみに芝生をはさんで左(北)側が歩道で、右(南)側が車道です。


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その歩道の脇に、こちらの案内板があります。
今回ブログでは講堂付近を回り、次回ブログで本堂付近を回ります。


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その歩道を東に進むと、智積院境内に入っていきます。
参道の周囲で、桔梗が満開です。
桔梗は、この智積院の寺紋でもあります。


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この参道は、少し蛇行しながら東に進みます。
石段を上りきると、さらに東に参道が続きます。
その先に、桔梗紋が目立つ智積院本堂が見えます。
今回は、手前のT字路で左(北)に進みます。


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そのT字路で、北を向きました。
では、この先の講堂に向かいます。


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T字路から約10m北上し、東を向きました。
ここより先に(北)に進むには、
右(南)側の詰め所で500円納めないといけません。
また、左側は宝物殿です。
中には長谷川等伯長谷川久蔵の襖絵が展示されています。
(いずれも、国宝です)


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宝物殿の前で、北を向きました。
では、こちらを進み智積院講堂の方を回っていきます。


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先程の門をくぐり、右(東)を向きました。
では、高浜虚子の句碑の脇を講堂沿いに東へ進みます。


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こちらの小径は、講堂沿いに北に進路を変えます。
すると左(西)に講堂が見え、右(東)に庭園が広がります。
この先の池越しに宸殿が見えますが、こちらには普段は入れません。


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先程の小径は約50mで突き当たり、その位置で西を向きました。
左(南)側が先ほどの講堂で、右(北)側が大書院です。
では、こちらを突き当りまで進みます。


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その突き当りで、北を向きました。
こちらは、大書院の下足場(玄関)ですね。
この左側が一面の靴を入れる棚で、目の前にもそれが並んでいます。
では、こちらで靴を脱いで大書院に入っていきます。


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智積院大書院に入ってきました。
金箔が貼られた襖絵が豪華ですが、
元々長谷川等伯の障壁画で飾られていました。
こちらの障壁画は、国宝に指定された直後に
先程の宝物殿に移動されました。
(つまり、こちらのものは全てレプリカです)
目の前の床の間は、元来は豊臣秀吉のために作られました。

智積院は元々鶴松の菩提寺である祥雲寺でしたが、
徳川家康がその祥雲寺を廃寺にした後、
豊臣秀吉が攻め滅ぼした真言宗智山派の根来寺を
(元々は今の和歌山県にありました)
この位置に復興させました。
それが真言宗智山派総本山智積院の興りです。


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大書院で、東を向きました。
こちらが縁側なので、陽の光が入って明るいですね。
縁側の向こうは、池が広がっています。
こちらは「利休好みの庭」と言われていて、
こちらの庭が造営された当時、
本当に千利休がこちらを絶賛されていたようです。


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こちらの縁側に腰掛けて、同行した母と暫く休憩します。
池の向こう(東)側に、大きな築山が見えます。
この周囲に様々な花が植えてあって、
季節ごとにそれぞれ目を楽しませてもらえます。


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その池の水面を取りました。
普段は錦鯉が泳いでいる姿が見えるのですが、
この日はなぜか魚類の姿は見えず、
代わりにアメンボが優雅に泳いでいました。
確かアメンボは肉食で小魚やオタマジャクシを食べるはずですが、
アメンボが多いということは
そういう餌になる生物がここには多いのでしょうね。


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智積院大書院の縁側で、北を向きました。
向こう(北側)に見える宸殿には、
堂本印象の代表作「喫茶夫人」が飾ってありますが、
普段は非公開です。(数年に1回特別公開されています)
では縁側を廊下のように北上し、目の前の角で西に折れます。


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智積院大書院の縁側を廊下のように歩き、西に進んでいます。
続いて、この先の角を南に折れます。


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先程の角を南に折れると、智積院大書院の西側に移動できます。
大書院の西側は、こちらの坪庭です。
砂の波が、きれいな流紋を形作っていますね。


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その坪庭の脇に渡り廊下があって、さらに西に進めます。
その突き当りから南下すると、智積院講堂に入れます。
ただし、ここから講堂までは一切撮影が禁止されます。
(本当は、外側の庭などを撮るのは可能です)
この先屋内には、古今の画家の作品が多く展示されているからです。
中には有名な画家の作品もありますが、
まだ無名の画家の絵画や障壁画も多いですね。
個人的には講堂内の田淵敏夫画伯の障壁画が、お気に入りです。
枝垂桜や柳の木が水墨画で描かれているのですが、
無いはずの花の色が見えるのが不思議ですね。


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渡り廊下から智積院講堂を回り、下足場に戻りました。
距離にして、約200mほど移動しました。
ではこちらで靴を履いて、智積院境内に戻ります。


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靴を履いて下足場を出て、東を向きました。
左(北)側が大書院で、右(南)側が講堂です。
では、この先の曲がり角で右(南)に折れます。


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その曲がり角で、南に折れました。
右(西)側に、智積院講堂が見えますね。
さらにこの先の曲がり角で、右(西)に曲がります。


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先程の曲がり角で、西に折れました。
では、智積院講堂の正面まで西に進みます。


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その小径を西に進み、智積院講堂正面を背に南に向きました。
では、こちらを出て目の前の小径を突き当りまで進みます。


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桔梗が植えてある智積院参道に戻り、東を向いています。
この先に、智積院本堂の桔梗紋が見えますね。
ここから智積院本堂周辺へ進みその周辺の紫陽花を見物しますが、
今回ももうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は、智積院の紫陽花の迷路を散策します~

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第672回 智積院は紫陽花の迷路

671-31.jpg
前回ブログからウチの近所の智積院を訪れています。
前回ブログではいつもよく行く北側の大書院を庭園を訪れましたが、
今回は目の前(東側)に見える本堂の周囲を散策します。
撮影日は、2019年7月4日木曜日正午。
ずっと曇ってましたが、最後まで雨は降りませんでした。
最近、こんな天候が続きます。


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東大路から参道をずっと東に進むと、智積院本堂があります。
その参道の前で、北を向きました。
先に、こちらを散策します。


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智積院本堂の北側に、紫陽花が一面に咲いています……
と書きたいのですが、ちょっと少ないですね。
まぁこの辺りの紫陽花は智積院全体の1割程度なのですが、
それにしても少ないです。
(第487回ブログと比べてみてください)


672-4.jpg
その紫陽花を大写しにしました。
この辺の紫陽花は、赤いものが多い気がします。
まぁ紫陽花の色は、時間帯で変わるのですが……


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その紫陽花畑の北側に、東に伸びる小径があります。
こちらを進むと新日吉神社や京都女子大学など、
鳥辺山中腹の方に抜けられます。


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その赤い紫陽花の前で、智積院境内を南に向きました。
次は、先程の智積院本堂に向かいます。


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こちらが、真言宗智山派総本山智積院本堂です。
真言宗ですから、ご本尊は大日如来です。
寺紋の「桔梗」が映えますね。

こちらは、元々金剛峰寺のある高野山の近隣にあった
根来寺の塔頭寺院でした。
それが紀州征伐で豊臣秀吉にいったん根来寺が焼き討ちされた際、
こちらもいったん焼き討ちされました。
江戸時代に入ってから徳川家康が鶴松の菩提寺祥雲寺を廃寺にし、
(前回ブログの智積院大書院は、その祥雲寺の遺構です)
その地にこの智積院を再興させました。
それが、この寺院の沿革です。


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智積院本堂では、ご本尊の大日如来にお祈りをしました。
その本堂から出ると、真西に参道が伸びています。
こちらを進むと帰宅コースですが、今回は先に行く所があります。


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本堂を出て、南を向きました。
こちらにも参道が続いていて、その先には明王堂があります。
では、目の前の十字路を目指します。


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その十字路で、東を向きました。
智積院本堂と明王堂の間に、東に伸びる小径があります。
ここからそちらに進んでいきますが、
実はここが今回ブログのメインだったりします。


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その小径と明王堂の間に、こちらの池があります。
もう少ししたら、蓮とか綺麗でしょうね。


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その池と小径の東側を撮りました。
池には、その東側から小川の水が流れ込んできていますね。
では、その小川沿いにさらに小径を東に進みます。
この先が、青紫色に染まっていますね。


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先程の十字路から、この小径を約50m東に移動しました。
小径の両側が、一面の紫陽花です。
……とは言え、これで普段の半分程度です。
ちなみに、普段はこんな感じです。(第487回ブログ参照)


672-14.jpg
さらに、小径の東側の見ています。
先程の位置から、小径沿いにずっと紫陽花が咲いています。
では、この小径なりに暫く東に進みます。


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この小径は、やがて上りの石段へと変わります。
その石段沿いにも、紫陽花が咲き誇ります。


672-16.jpg
その石段を東に上り続けます。
この辺りは立派に東山山中ですので、
東に進むほど標高は高くなります。
石段を上り始めて約30mで、いったん石段が途切れます。


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石段を上りきり、北を向きました。
どうも、この先にもさらに上りの石段が続くようです。


672-18.jpg
もう少しだけ石段は東に上っていますが、
その先は住宅地に入っていきます。
こちらに、京都女子大学の校舎が並びます。
ですから、この小径と石段は
京都女子大学と東大路(市バスのバス停)を結ぶ近道でもあります。
そして、ここから東にはもう紫陽花は植えてありません。
ですから、これ以上東には進みません。


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最初の石段に戻り、西を向いています。
では、こちらの石段を下りていきます。


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その石段を下りています。
紫陽花が、ずっと並んでいますね。
紫陽花は青紫色が多いですが、
この石段付近には様々な色が見られますね。
それは、以前こちらに訪れたときから変わりません。
(第487回ブログを参照)


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先程の位置から西に進み、石段を下り切りました。
この辺りが、紫陽花がいちばん濃いですね。


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その位置で、北を向きました。
ここからこの紫陽花畑の中心に向かっていくのですが……
実はこの周囲に植木職人さんが何人もいらして、
紫陽花を引っこ抜いては手前のブルーシートに並べられています。
「萎れてきた紫陽花を処分されているのと違う?」
同行してきたウチの母がそう言っていましたが、
あながち外れていないような気がします。


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先程の位置から、智積院境内を北上しています。
この辺りの紫陽花は例年もっと背が高くて、
まるで迷路のような錯覚を覚えるのですが、
紫陽花の背が低いので遠くまで見渡せます。
では、この小径の先まで進みます。


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その小径の突き当りまで来ました。
おそらくこの先は、智積院の墓地です。
こちらの紫陽花園は、智積院本堂と墓地の間にあります。


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智積院墓地を背にして、紫陽花園で西を向いています。
では、向こうの智積院本堂近くまで移動します。


672-26.jpg
こちらの小径は、だんだん南下していきます。
今年(2019年)の紫陽花は少し背が低くて先まで見えますが、
例年はもっと背が高いのでもっと迷路のようです。
(例年の様子は、第487回ブログ参照)


672-27.jpg
さらに小径を進むと、先程の本堂と明王堂の間に戻ってきました。
では、この紫陽花園を出て先程の十字路に戻ります。


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再び十字路に戻ってきました。
この先に見えるのは、智積院の鐘楼です。


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智積院鐘楼の屋根を大写しにしました。
その上に、京都タワーが見えますね。
第591回ブログでは、京都タワーから智積院を見ていました。


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その十字路で、南を向きました。
次は、この先の智積院明王堂に向かいます。


672-31.jpg
こちらが、智積院明王堂です。
その名の通り、こちらには不動明王がいらっしゃいます。
真言宗では、智積院のご本尊大日如来とこちらの不動明王は
同じ仏様と考えられています。
そのため、こちらの不動明王も一種のご本尊なのでしょうね。


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智積院明王堂への参拝を終え、その明王堂を背に西に向いています。
目の前の蝋燭立てに、お賽銭を納めて蝋燭を建てます。


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その蝋燭立ての前で、北を向きました。
では、何度か通過している十字路をまたまた目指します。


672-34.jpg
今度はその十字路で、西を向きました。
(この背に、先程の紫陽花園があります)
では、こちらを蛇行しながら西に進んでいきます。


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十字路から蛇行sながらも、全体的には西に進んでいます。
こちらが、智積院鐘楼です。
秋にはこの辺りが紅葉の絶景ポイントになるのですが、
この時期でも碧紅葉がきれいですね。


672-36.jpg
智積院鐘楼から、西を向いています。
この辺は、緩やかな下り坂が続きます。
碧紅葉を眺めながら、ゆっくり散策します。


672-37.jpg
碧紅葉の小径を抜けると、急に辺りが開けてきます。
この先は東大路で、智積院の外です。


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先程の位置で、南を向きました。
昨年(2018年)こちらに訪問した際、
第610回ブログではこの位置に智積院会館が建っていました。
こちらの食事は結構好評だったのですが、どうなるのでしょうか?


672-39.jpg
その位置から、さらに西に向いています。
向こうの壁は、東大路沿いの養源院です。
では智積院を出て、東大路に向かいます。


672-40.jpg
智積院を出て、北を向いています。
では目の前のバス停から京都駅に戻り、帰宅します。
……という設定ですが、
このバス停で市バスに乗ったら東福寺に着いてしまいます。
本当は、このまま歩いて帰宅しました。

今回ブログは、ここまでです。

~次回以降、祇園祭関連の記事を連載します~

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ぴのぴな

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ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
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本当に京都に来たような
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実際に回るときの
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あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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