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第230回 長刀鉾から錦小路へ~祇園祭前祭2014~その1

2014年から、
祇園祭が前祭と後祭に分裂しました。

今まで通りの7月17日に巡行するのが前祭、
1週間後の7月24日に巡行するのが後祭です。
(宵山は、その3日前から始まります)
今までの山鉾が立っていた位置の南半分が前祭、
北半分が後祭に参加します。
(大船鉾だけ南にありますが、後祭に参加します)
そこで今年(2014年)は、前祭の模様を取材します。
(後祭は、来年ですね)


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地下鉄烏丸線「四条」駅です。
いつもは一駅北の「烏丸御池」駅から出発していましたが、
前祭はこの駅からが便利です。
今回は、長刀鉾から烏丸通沿いを北上します。
撮影日は2014年7月14日木曜日午後2時。
分厚い雲が覆う一日でした。


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では、こちらのエスカレーターに乗ります。
先ずは、改札口に向かいます。


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こちらが、地下鉄烏丸線「四条」駅の北側改札口です。
次は、ここを北に抜けて四条烏丸交差点の地下に向かいます。


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地下鉄烏丸線「四条」駅の北側改札口を抜けました。
この階段を北に上ったら、四条烏丸交差点の地下です。


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ここが、四条烏丸交差点の真下です。
阪急電車「烏丸」駅の改札口が見えます。
では、ここから少しだけ東に進みます。


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この地下道は、阪急電車「烏丸」駅~「河原町」駅間に伸びています。
この「20」は、最東端の木屋町通(高瀬川)から数えて
「20番目の地上への出入り口」という意味です。
(ちょうど四条東洞院交差点に出ます)
今回は、ここから地上に出ます。


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階段を上り、地上に出ました。
ここは、正確には烏丸通と東洞院通との中間くらいです。


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「20番出口」から四条通に出て、四条通を東を向きました。
すぐ目の前に、長刀鉾が立っています。


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こちらが、長刀鉾のほぼ全景です。
先端部の「長刀」は、木でできています。
前祭では巡行の先頭をいつも進むので、
この祇園祭を代表する鉾と言えます。


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同じ場所で、四条通を西を向きました。
目の前に、四条烏丸交差点があります。


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こちらは、四条烏丸交差点の北東角です。
ここで、団扇を配られていました。
向こうに函谷鉾が見えますが、先に烏丸通を北上します。


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自分も1枚団扇をもらいました。
祇園祭の地図になっているのが面白いですね。
赤い山鉾が前祭で、緑の鉾が後祭に立ちます。
大船鉾を除くと、南北で別れているのが分かりますね。


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四条烏丸交差点から、北を向いています。
まだまだ昼間なので、大通りには露店は出ません。
(露店は午後5時からです)
この辺りで、京都市下京区から京都市中京区に変わります。


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四条通から、烏丸通を北に約120m進みました。
こちらは、錦小路との交差点です。
南東角の和菓子店「鼓月」が、祇園祭用に露店を出しています。
祇園祭になると、このように老舗が露店を出すのが面白いです。


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ここから錦小路を西に進むのですが、ちょっと北の方に寄り道です。
向こうの方に、提灯が見えますね。そちらの方に、行ってみます。


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こちらは、第208回ブログにも出てきた御手洗井です。
普段は閉まっているのですが、
祇園祭の時期(7月10日~7月24日)限定で開いています。


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ご存知ない方はそのまま通り過ぎられるのですが、
ここは京都市街地に数ある井戸の中で、
一番おいしいとされる水です。(まぁ、諸説あるでしょうが)
お賽銭を入れて、自分も一口いただきました。


~2014年7月17日23時半に追記~
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ウチの会社が休みになる木曜日(2014年7月17日)に
再び御手洗井に寄りました。
今度はペットボトルを用意して、水をいただきました。


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そして、こちらがコップに入れた御手洗井の水ですが……
写真では水道水と区別がつきません。
先ずはこのように飲んで、その後はお茶にして……
結構おいしくいただきました。

~ここまで、2014年7月17日23時半に追記~



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御手洗井の前から、四条通を南に向いています。
では、ここから約70m先の錦小路に向かいます。


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四条通から、錦小路を西に向いています。
目の前の提灯からも分かるように、すぐ先に占出山が立っています。
ただ、その前に……


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四条錦小路交差点南西角に、孟宗山が立っています。
孟宗とは中国の三国時代の文官で、陸遜などに使えました。
その人物が母親のためにタケノコを採る姿を模っています。
要するに、親孝行を象徴した山です。
(竹の一種孟宗竹は、この故事から来ています)
……ただ、この時間は大通りの山がまだ会所を開いていません。
ここを寄らずに、立ち去ります。


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四条通から、錦小路を西に向いています。
目の前に、占出山が立っています。


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占出山が立っている場所の南に居酒屋さんがありますが、
その隣に占出山の会所があります。


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その会所の門に、こちらが張られていました。
どうやら今年の山一番は、この占出山になったらしいです。


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では、占出山の会所に入っていきます。
「うなぎの寝床」というように、入り口が狭く奥が広くなっています。


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こちらが、占出山の胴掛です。
各会所には、このように山鉾に掛かる装飾品が展示されます。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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こちらが、胴掛の上の方をアップにしたものです。
36歌仙とその和歌が書かれていますね。
この会所に来れば、必ず見ておきたいのがこれですね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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会所の一番奥に、
こちらの祠と(お地蔵さんではありません)土蔵がありました。
この土蔵に、普段は占出山の装飾品が安置されています。


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土蔵の西隣に、見送りと一緒にこの御太刀が展示されています。
こちらは、国宝に指定されています。


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こちらが、占出山の会所内で粽(ちまき)を売っている所です。
普段は町内の小学生が売り子をしているのですが、
平日の昼間ではそれは無理です。


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では、会所から出ます。
また錦小路に戻ります。


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占出山の会所の前にいます。
占出山の西側で、吉兆鮎という期間限定の和菓子が売られています。
占出山は、神功皇后が朝鮮半島に攻め込むときに
神功皇后がアユを使って占いをしたことに由来します。
この和菓子は、それを模ったものです。


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占出山を背に、錦小路を西に向いています。
次は、ここから西に進みます。


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占出山から錦小路を西に進み、室町通との辻に出ました。
この辺りにここから北の山伏山と南の菊水鉾、西の霰天神山と
たくさんの山鉾が集中します。
ただ、そちらに行くのは次回とします。

今回は、ここまでです。
今回ブログでは、長刀鉾→孟宗山→占出山と回りました。

~次回は錦小路を西に進み、さらに新町通に向かいます~

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第231回 錦小路の山鉾~祇園祭前祭2014~その2

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占出山を背に、錦小路を西に向いています。
目の前に、室町通との辻があります。
右(北)に行くと山伏山、左(南)に行くと菊水鉾、
このまま(西に)進むと霰天神山です。
今回は、この錦小路を西に進みつつ
四条通以北の山鉾の残りを全制覇します。
撮影日は、2014年7月14日月曜日午後2時半。
だんだん雨足が強くなりました。


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錦小路室町の辻で、北に向きました。
この少し先に、山伏山があります。


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錦小路から、室町通を北に約10m進みました。
この辺りの問屋さんは、このように表を飾ります。
祇園祭はこの辺りの住民のお祭りですが、
大昔から近隣の企業のお祭りでもあります。
(つまり、各企業も氏子として参加しています)


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さらに室町通を北に約50m進みました。すぐ先に、山伏山です。
左(西)側に明倫幼稚園があり、反対側はかつての明倫小学校です。


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かつての京都市立明倫小学校は「京都芸術センター」になっています。
この日も、しっかり開いていました。
また、中はカフェも開いていてそこに訪れた方も多かったようです。


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京都市立明倫小学校の前から、室町通を北に向きました。
目の前に、山伏山が立っていますね。


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山伏山が立っていた所の北側に、ここの会所があります。
こちらは1Fで山の装飾品が飾ってあって、
2Fにはご神体の木像が安置されています。
保昌山や後祭の橋弁慶山などが同じ構造の会所を持っています。


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こちらは、山伏山の会所の1Fです。
胴掛や見送りが並んでいますね。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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こちらは、会所の2F部分です。
ご神体は、浄蔵貴所を模ったものです。
平安時代の有名な山伏で、法観寺の八坂の塔が傾いたとき
念力で修復したという伝説がある方です。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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山伏山から、室町通を南に向いています。
では、また錦小路の方に戻っていきます。


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錦小路室町の辻に戻ってきました。
右(西)に進むと霰天神山で、左(東)に進むと占出山です。
次はこのまま真っ直ぐ南に室町通を進み、
目の前に見えている菊水鉾に向かいます。


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こちらが、菊水鉾です。鉾の先端が菊水紋です。
(写真には、写っていません)
この辺りにあった「菊水の井」という井戸に由来します。
1864年の禁門の変によるどんと焼けで焼失しましたが、
戦後に復活しました。
(どんと焼けは、大船鉾が長い間休み山になった理由でもあります)


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菊水鉾の東側に、このような場所がありました。
会所と思って上がったところ、有料の茶席だったそうです。


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菊水鉾から、北を向いています。
では、ここから北上し錦小路に戻ります。


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菊水鉾の脇にある呉服問屋が、このように飾ってありました。
人形や小物の隣に、檜扇(ひおうぎ)が生けられています。
こちらは、祇園祭に鉾町で生ける風習があります。


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またまた錦小路室町の辻にやって来ました。
右(東)に進むと占出山で、左(西)に進むと霰天神山です。
このまま室町通を北に進むと、山伏山です。
南西角の呉服問屋は、毎年この時期にバーゲンセールをしています。


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室町通から、錦小路を西に向いています。
では、向こうに見える霰天神山に向かいます。


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こちらが、霰天神山の会所です。先ずは、こちらに入っていきます。
この周辺を電気会社の方が巡回されていました。
山鉾が電線に引っ掛かっていないかチェックされていました。


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会所の中に入ると、こちらの扇が目を引きました。
この霰天神山では、今年見送りの龍図が新調されて
それを記念してこちらが売られていました。


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こちらが、霰天神山(あられてんじんやま)のご神体の祠です。
こちらも、クリックすれば拡大できます。
山のいくつかは、近所の神社のご神体をそのまま使用しています。
室町時代後期の大火の際、この天神さんの周囲にあられが降って
この辺りだけ火災を逃れたそうです。
それ以来、ここを「火除け天神」とも呼んで
「火災除け」のご利益があるとして、多くの信仰を集めてきました。
ただ、普段ここは閉まっていてお参りすることができません。


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では、霰天神山の会所を出ます。
ここも、典型的な「うなぎの寝床」になっています。


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霰天神山の会所の西隣に、こちらの中華料理屋さんがあります。
やはり、今年も「浸みだれ肉まん」の露店を出していました。
平日の日午後なのに、もう行列ができていました。
だんだんと祇園祭の名物になりつつありますね。
自分も空腹だったのですが、この日(7月14日)は給料日前で、
お金が無くて買うのをあきらめました。
ちなみに、2年前に買ったものがこちらです。


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さらにその西側に、霰天神山が立っています。
巡行の際はこちらの上に、先ほどの祠が乗っかります。


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こちらは、この辺りの錦小路にある呉服屋さんです。
2年前に来たときは、ショウウィンドウのかわいらしい人形を
撮影させていただきましたが、
入り口の方もけっこう渋いので今年(2014年)はここを撮りました。


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その店の前から、錦小路を西に向いています。
目の前に、新町通が見えます。


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錦小路から、新町通を北に向きました。
今までならここから南観音山が見えるはずだったのですが、
今年からここから北に山鉾は立ちません。
……そう書くと南観音山が廃止されたみたいですが、
単に山が立つ時期が変わっただけです。
南観音山・北観音山・八幡山などは、
後祭の方に立つことになります。



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新町通から、錦小路を西に向いています。
この辺りは、自動車の交通量がいつも多いので大変です。
ここを真っ直ぐ進むと蟷螂山への近道になるのですが、
今回は別の道を進みます。


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錦小路から、新町通を南に向いています。
だんだん雨が強くなってきて、傘がさらに目立ってきました。
向こうに、放下鉾が見えます。次は、そちらに向かいます。


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錦小路から、新町通を南に約50m進みました。
放下鉾の脇に、町家を改装したイタリア料理店があります。
ここは露店でワインを売っていて、自分もこの後仕事がなければ
(さらに給料前でなければ)ここで1杯やっているところでした。


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こちらから放下鉾の会所に入ることができ、
さらに放下鉾の内部に入ることもできます。
鉾の内部には放下僧(放下を行う僧)の像が安置されています。
それが、この鉾の由来です。


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放下鉾の南側に出ました。
右(西)側にマンションのエントランスを利用して、
伏見の酒造メーカーによる露店が今年も出ています。
その南隣が、絹織物の展示会場ですね。


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その展示会場の南隣に、こちらの町家が並んでいます。
この日はまだ7月14日ですので、
店内の美術品展示はまだ行われていませんでした。


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錦小路から新町通を約100m南下して、四条通にまで来ました。
この四条通にもたくさんの山鉾が立ちますが、
この続きは次回にします。

今回は、ここまでです。

~次回は、四条通から西洞院通に向かいます~

今回は、山伏山→菊水鉾→霰天神山→放下鉾と回りました。

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第232回 蟷螂山とその周辺~祇園祭前祭2014~その3

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新町通から南を向き、四条通を見ています。
ずっと向こうに、船鉾が小さく見えますね。
今回はここから四条通を西に進み、蟷螂山を目指します。
2年前と変わったところ、変わらないところ、両方ありました。
撮影日は、2014年7月14日月曜日午後3時。
この辺りから、少しずつ雨が止んできました。


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新町通から、四条通を東に向きました。
室町通の手前に月鉾、室町通と烏丸通との間に函谷鉾が立っています。
長刀鉾は、函谷鉾の陰になっていて、見えませんね。
ただ、ここには第235回ブログで訪れます。


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今度は、新町通から四条通を西に向きました。
ずっと先に見えるのは、郭巨山(かくきょやま)です。
今回ブログでは、そちらに向かいます。


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新町通から、四条通を西に約30m進みました。
こちらは、日本最古のジャズ喫茶「こぐま」です。
今年も、郭巨山の手拭いが張り付けてありますね。
日曜日だった13日や宵山なら満員なのでしょうが、
この日はそこそこ空いていました。
ただこの日は給料日前なので、中に入るお金を工面できません……


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数喫茶「こぐま」から、四条通を西に向きました。
目の前に、郭巨山があります。


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こちらが、郭巨山です。今、正面を向いています。
見送りはまだですが、胴掛はもう付いています。
2年連続「山一番」でしたが、今年は逃しました。
(今年は、占出山が「山一番」です)
こちらの山は、郭巨という中国人男性による親孝行譚を描いています。


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四条通の向かい(南)側歩道に、郭巨山の会所があります。
まだ歩行者天国ではありませんので、
そちらへは横断歩道を渡らないと行くことができません。


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ウチは、毎年この郭巨山の粽(ちまき)を買っています。
今年も買って、軒先に飾り付けました。
こちらは、紙製の千両小判が入っているのが特徴です。
金運が上がる御利益があるそうです。


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郭巨山から、四条通を西に向いています。
ずっと向こうに見えているのが、四条傘鉾です。
次は、その手前の西洞院通を目指します。


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郭巨山から西洞院通へ行く途中の文房具店に、
こちらの手拭いが飾ってありました。
なかなか面白いデザインでしたが、
ここで売られているわけではなさそうです。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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郭巨山から四条通を西に進み、西洞院通に来ました。
向こうに四条傘鉾が立っていますが、先に西洞院を北上します。


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四条通から、西洞院通を北に向きました。
提灯に「蟷螂山」(かまきりやま)と書いてあります。
次は、こちらに向かいます。


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四条通から西洞院通を北に約100m進みました。こちらが蟷螂山です。
時折小雨が降ったりした日だったので、
山の周囲にビニールシートが掛けてありました。


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蟷螂山の上部をアップにしました。
この山は、牛車の上にカマキリが乗っています。
カマキリの鎌は、「魔を払う」縁起物でもあります。
このカマキリはからくり人形で、頭・腕・羽根が動きます。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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2年前に来たときの会所がなくなって、マンションになっていました。
その代わりこちらにショウウィンドウができて、
そこに胴掛や見送りなどが展示されていました。


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会所がなくなっているので、粽などは山の北側で売られていました。
ただ、今年からこの山では「かまきりおみくじ」が始まっていました。
前にいらっしゃるリュックを背負った男性が、
からくりの下の方にある木のハンドルを回しています。
すると、カマキリのからくり人形が赤い箱から木の玉を一つ出して、
その玉に書かれた番号のおみくじがもらえる寸法です。
かなり人気があるようで、平日の昼間だったのですが
「最後尾10分待ち」の状態でした……


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蟷螂山から、西洞院通を南に向いています。
では、こちらから四条通に向かいます。


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西洞院通を南下して、四条通との交差点にまで来ました。
次は、四条通を西に進みます。


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西洞院通から、四条通を西に向いています。
いよいよ目の前の市場傘鉾に向かいます。


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こちらが、四条傘鉾です。
一応「鉾」なのですが、他の山鉾とは明らかに形状が違います。
祇園祭が今の形になったのは室町時代後期なのですが、
こちらは祇園祭が始まった平安時代の形式を残したものです。
ですから、平安時代の形式をそのまま残す葵祭にも、
こういう傘が参列しました。


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四条傘鉾の前で、四条通を東に向いています。
もう雨が止んでいて、傘を差さない人の方が大半です。
では、西洞院通に戻ります。


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四条通を東へ進み、四条傘鉾から西洞院通に戻ってきました。
では、ここから南に進み、京都市下京区の山鉾へ参ります。


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四条通から、西洞院通を南に向いています。
四条通より南に来ると、京都市中京区から京都市下京区になります。
この西洞院通が2車線なのは、
1977年までここに市電(路面電車)が通っていたからです。
(今は、市バスが通っています)
向こうのコンビニエンスストアで、今年も露店が出ています。
実は沿道のコンビニエンスストアの大半が
唐揚げやビール・ジュースを屋外で販売します。


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四条西洞院交差点の南東角に、「化粧水」と書かれた石碑があります。
ここは平安時代に小野小町の邸宅があったそうで、
小野小町が洗顔などに使った井戸水が
今もここから湧いて出ているようです。
この建物は老舗和菓子屋「若狭屋」なので、
今はここが利用しているのでしょうか?


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四条通から、西洞院通を南に約100m進みました。
こちらは、綾小路との交差点です。


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綾傘鉾を背に、西洞院通から綾小路を西に向いています。
次はこの先の芦刈山を目指しますが、それは次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、西洞院以西の山を回ります。
実は、自分の一番お気に入りの地域です~

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第233回 油小路の山鉾~祇園祭前祭2014~その4

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西洞院通から、綾小路を西に向いています。
伯牙山を背に、向こうに芦刈山を見ています。
今回は西洞院通より西の山を油小路をメインに回ります。
この辺りが一番牧歌的で、自分の一番のお気に入りです。
撮影日は、2014年7月14日月曜日午後3時半。
もう完全に晴れてきました。


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西洞院通から、綾小路を西に約20m進みました。
こちらの町家で2年前は立派な屏風と檜扇を飾っていましたが、
14日段階ではまだそれらは飾っていません。


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その町家から、さらに綾小路を西に20m進みました。
こちらは、典型的な京町家ですね。
京都では大屋根に鬼瓦を置く代わりに、
小屋根に鐘馗様を魔よけに安置する習慣があります。


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その町家の前に、芦刈山が立っています。
貧しさから離縁した芦刈を生業とする男性が、
年老いてからかつての妻と出会い復縁する故事を取材しています。
ですから、ここは「夫婦円満」のご利益があります。


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芦刈山の西側に、この山の会所があります。
中にパイプいすが並んでいて、少し休むことができます。


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会所の手前の方に、見送りと布製の芦が並んでいました。
さすがに生の芦は使いません。


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そして、こちらがご神体の老人像です。
右側に昔使われていた老人の頭部が置かれています。
こちらは鎌倉時代のもので、慶派の一人康運によるものです。


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芦刈山の前から、綾小路を西に向いています。
では、約50m先の油小路との辻に向かいます。


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油小路から、綾小路を西に向いています。
約100m先に、大通りの堀川通が見えます。


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こちらは綾小路油小路の北東角です。
レンガ造のなかなか雰囲気のある理髪店ですね。
ただ、撮影日は月曜日です。ですから、定休日ですね。

~2014年7月27日追記~
実はこの日、この理髪店に髪を切りに行きました。
整髪2500円は、京都市街地の相場としてはかなり安いです。
(通常は4,000円~5,000円)
ただ満員だったので、入れませんでした。
ここは、予約が必要なくらいの人気店でした。


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今度は、綾小路油小路の南東角です。(つまり、理髪店の南向かいです)
「天神山」と書かれた提灯の許に、小さな神社がありますね。


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ここがその小さな神社「火尊天満宮」(ひみことてんまんぐう)です。
別名、「油天神」(あぶらてんじん)です。
要するに、油天神山はここの祠を山に乗せたものです。
「天神さん」ではありますが、ここのご利益は「火災除け」です。
元々こちらには愛宕神社の分社がいらしたのですが、
この辺りの大地主である風早氏が
菅原道真像を持ち込んでご神体としました。


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火尊天満宮の前から、油小路を南に向いました。
向こうに油天神山があって、その手前に会所があります。


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こちらが油天神山の会所です。ご神体の祠はこちらに移っていました。
実は、こちらで変わった手拭いが売られていました。
普通は各山鉾を描いたものなのですが、
こちらのは各山鉾の位置を指した地図が書かれていました。
結構いいものだったのですが、お金がなくて買えませんでした……


233-15.jpg
この辺りに、このような標札がありました。
山鉾町の町名は通常山鉾の名前をそのまま使うのですが、
こちらはここに天満宮を置いた風早氏の名前が町名になっています。


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こちらが油天神山です。
と言いましても、この日は宵山2日前ですからまだ骨組みだけです。


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油天神山から、油小路を南に向きました。
次は、約50m先の仏光寺通を目指します。


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油小路から、仏光寺通を西に向きました。
気のせいか、堀川通が先ほどより近い気がします。


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今度は、油小路から仏光寺通を東に向きました。
次は、この先の木賊山(とくさやま)に向かいます。


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油小路から、仏光寺通を東に約50m進みました。
この「鈴木医院」が木賊山の会所になります。
木賊(とくさ)は漢方薬になる植物なので、
それでお医者さんが会所なのかと思いましたが、
別にそういうわけではないそうです。
(この辺は、会所の方に聞きました)


233-21.jpg
こちらが会所内の様子です。粽などは、ここの屋外で売っています。
これもここにいらした方に聞いたのですが、
見送りと水引・胴掛を新調されたそうです。


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会所の表で粽などが売られていたのですが、
その中でこちらも売られていました。(100円くらいでした)
これは、木賊(とくさ)という植物の切れ端です。
地面に差すと、運がいいとこのまま芽が出るそうです。


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そして、こちらが成長した木賊です。
ちなみに、こちらは綾傘鉾の前に生えていました。
(実は、京都市街地のあちこちに生えています)


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そして、こちらが木賊山です。
実は仏光寺通にある山鉾は、この木賊山だけです。
1本北の綾小路には、芦刈山・伯牙山・綾傘鉾が立ちますが……


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木賊山の会所前から、仏光寺通を西に向いています。
では、油小路に戻ります。


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仏光寺通から、油小路を南に向きました。
次は、この太子山に向かいます。


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仏光寺通から、油小路を南に約10m進みました。
こちらに、太子山の会所があります。
こちらは昔の薬屋さんですが、
今は京都市の指定建築物になっています。


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会所の明り取りのガラス窓に、こちらの電話番号が書いてありました。
「下(京区)二五六五番」と書かれていますが、
恐らく今から100年以上前のものでしょうね。


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会所内はかなり人でごった返していたので、
中を撮ることができませんでした。
その入り口付近にこちらが置いてありました。
毎回見かけますが、これが何なのか自分には分かりません。


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会所の南側に、太子山が立っています。
こちらは「学問の神様」でもあって、
受験祈願の絵馬が山の周囲の格子にたくさん結び付けられています。
ちなみに、この丸太に座ると頭が良くなると言われています。
この北側の縁台とよく間違われるので、要注意です。


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こちらが太子山です。
ご神体は、まだまだ上に乗りません。


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太子山の南から、油小路を南に向きました。
ここから南には、もう山鉾はありません。


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太子山から、油小路を南に約20m進みました。
「太子山」と書かれた表札がありますが、
普段はここにご神体や胴掛・見送りなどが安置されています。


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「太子山」と書かれたところの北隣に、
陶器などを売っているお店があります。(先程の写真にも写っています)
ショウウィンドウに、山鉾のミニチュアが並んでいますね。
先頭は長刀鉾ですが、太子山自体はないようです。


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先ほどの所から、油小路を南に約30m進みました。
ようやく高辻通との交差点に来ました。


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高辻通から、油小路を南に向いています。
松原通くらいまでは八坂神社の氏子なのですが、
この辺りにはもう山鉾は立ちません。


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油小路から、高辻通を西に向きました。
このまま堀川通を越えると、
京都でも屈指の蕎麦屋さんがあるのですが、
今回はそちらには寄りません。


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今度は油小路から、高辻通を東に向きました。
約1時間前は結構雨が降っていたのですが、
もう地面が乾いてきています。
祇園祭前祭の山鉾23基のうちまだ9基見ていませんが、
そちらは次回以降とします。

今回は、ここまでです。

~次回は菅大臣神社に参拝した後、
新町通の山鉾のうち、まだ見ていない残り2基を見ます~

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第234回 菅大臣神社から船鉾~祇園祭前祭2014~その5

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油小路から、高辻通を東に向いています。
2日前の曇り空から、一転晴れ空の猛暑日です。
今回は新町通まで東に進み、そこから北にある山鉾を見て回ります。
また、その途中にある神社にも寄っていきます。
撮影日は、2014年7月16日水曜日宵山の午後1時。
歩いているだけで、汗が出ます。


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油小路から、高辻通を東に約50m進みました。
今まで特に上り坂ではなかったのですが、
ここから西洞院通に向かって急な下り坂になります。


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その辺りの高辻通で、北を向きました。
この路地は東中筋通と言い、北は仏光寺通まで続きます。
(南は意外と長く、七条通より南の木津屋橋通まで続きます)
古い町家と石畳の雰囲気のある道ですね。


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東中筋通との南側角に、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいました。
こちらにお参りしてから、また高辻通を東に進みます。


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そのお地蔵さんの向かい(北)側に、こちらの碑が立っています。
曹洞宗の開祖道元はここで亡くなりました。


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油小路から、高辻通を東に約100m進みました。
急な下り坂の一番下で、西洞院通と交差します。


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高辻通から、西洞院通を北に向いています。
ここから約400m北に、第232回ブログに出てきた蟷螂山が立ちます。


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今度は高辻通から、西洞院通を南に向きました。
ここから約400m先に五条通があって、
さらに約1km南に進むと、京都駅前の下京区役所があります。


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高辻西洞院交差点の北西角に京料理屋さんがあるのですが、
宵山になるとこちらのお店が露店を出していました。
惣菜とビールを売っています。
しかし、アユの塩焼き350円はとても安いですね。


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西洞院通から、高辻通を東に向いています。
今度はここから、急な上り坂になります。


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西洞院通から、高辻通を東に約20m進みました。
ここは本当は夕方から営業する餃子屋さんですが、
この日(宵山)は、昼からずっと開いています。
ここは結構知られている名店で本当は入りたいのですが、
夕方から仕事なのでさっさと先に急ぎます……


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その餃子屋さんから、高辻通をさらに東に約30m進みました。
高辻通北側歩道に、菅大臣神社があります。
では、ちょっとこちらに寄ってみます。


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菅大臣神社の一の鳥居を抜けて、北を向きました。
ここから二の鳥居まで、細い路地になっています。
左(西)側にお地蔵さんがいらっしゃって、その先に民家が並びます。


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先ほどの場所から北に進み、二の鳥居を抜けました。
すると、桜並木が続くようになります。
春には、ここは絶景になりますね。


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桜並木は、約20m続きます。
石畳の道が十字路になっていて、
左(西)を向くと手水舎とこちらの道が伸びています。
ここを約50m進むと、西洞院通に出ます。


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手水舎の北側に、末社の稲荷神社がいらっしゃいました。
先ずは、こちらにお参りです。


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稲荷神社の北側は、こうなっています。
京町家の先に鳥居があって、その先は仏光寺通です。


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同じ場所で、東を向きました。
こちらが菅大臣神社の本殿です。
周囲に、様々な末社や各神社の分社がいらっしゃいます。
「菅大臣」とは菅原道真公のことで、この方が御祭神になります。
ですから、こちらは「天満宮」の一種ということになります。
この脇の由緒書によりますと、
ここは元々菅原道真公の邸宅跡で生誕の地だそうです。
ただ、この神社と似たような由緒書が
第200回ブログ菅原院天満宮にも書いてありました。


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菅大臣神社の本殿前から、南を向きました。
では、この桜並木を抜けて高辻通に戻ります。


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菅大臣神社の一の鳥居の前から、高辻通を東に向きました。
山鉾は立ちませんが、この辺りも八坂神社の氏子になります。
ですから、各問屋や商店は「祇園祭」の提灯を立てます。
約70m先に、新町通との交差点があります。
では、次はこの通りの山鉾を目指します。


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菅大臣神社から、高辻通を東に約50m進みました。
北側歩道に、こちらの問屋がありました。
こちらは閉まっていましたが、きれいに飾ってあります。


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こちらは、京阪電鉄「清水五条」駅前の半兵衛麩の施設のようです。
閉まっていましたが、この屏風が飾ってありました。
どうやら「洛中洛外図屏風」ですね。
以前は山鉾町ではよく見かけましたが、最近は珍しいです。


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高辻新町交差点の北西角に、
こちらのコンビニエンスストアがありました。
山鉾を見て回る前に、こちらに寄っていきます。


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コンビニエンスストアでは、こちらを買いました。
やはり熱中症対策は、ソルティーライチが必須ですね。


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高辻通から、新町通を北に向いています。
では、新町通を北上して山鉾を見て回ります。


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高辻通から、新町通を北に約20m上がりました。
こちらは、老舗の団扇屋さんです。
2年前に宵山に来たときは、こちらの団扇を買いました。


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その団扇屋さんから、新町通を北に向いています。
では、この岩戸山に向かいます。


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岩戸山の東側に、会所があります。
次は、そちらに向かいます。


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こちらは、会所内に安置されている岩戸山の見送りとご神体です。
岩戸山は、天照大神が弟の素戔嗚尊の悪行三昧から逃れるために
岩戸に隠れられた「天岩戸」の故事から作られました。
素戔嗚尊(スサノオノミコト)は八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の故事以外は
通常「根の国」(死の国)の厄病神として描かれます。
そんな岩戸山の見送りが、
インドの「タージマハル」が描かれたものなのも面白いですね。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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その会所から、岩戸山を見ています。
岩戸山は「鉾」のように大きく、上に上がることができます。
今回は上がることなく、先を急ぎます。


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岩戸山から、新町通を北に向いています。
目の前に仏光寺通との辻がありますが、
この辺の仏光寺通には山鉾は立ちませんので、
ここを素通りして北に進みます。


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仏光寺通から、新町通を北に約20m進みました。
こちらは、醍醐正という反物問屋です。
最近は家宝の美術品展示をやめたり、
写真撮影を禁止したりするところが多いのですが、
こちらのお店はむしろ積極的に見せてもらえます。


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檜扇の後ろに控えるのが、ここ醍醐正の家宝の屏風です。
確か竹の中にカタツムリがいたはずなのですが、よく分かりません。
(2年前にも、ここに来ました)
この写真も、クリックすると拡大されます。


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その脇に、大黒さんの銅像がいらっしゃいました。
(2年前にはいらっしゃいませんでした)
こちらにお賽銭を置いて、先を急ぎます。


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醍醐正の店頭から、新町通を北に向いています。
次は、こちらの船鉾に向かいます。


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船鉾の東側に会所があって、その2Fから船鉾の上に上がれます。
ですから、そちらが人でいっぱいなので近づけません……
仕方がないので、西側から通り抜けます。


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2年前は前から撮ったので、今年(2014年)は後ろから撮りました。
今気づいたのですが、大船鉾の胴掛は縦縞で船鉾は横縞です。
また大船鉾の舵は赤い漆塗りですが、船鉾は黒い漆塗りですね。


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船鉾を背に、新町通を北に向いています。
ずっと向こうに、第231回ブログで訪れた放下鉾が見えます。
この少し先にある大船鉾は後祭に立ちますので、
この日(7月16日)は大船鉾町には、何も立ちません。


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先ほどの場所から、新町通を10mほど北に進みました。
こちらは、ワインをメインに出す飲食店です。
普段は夕方からの営業ですが、
この日(宵山)は昼間から露店を出しています。
紙コップ1杯が、500円均一になっていいるようです。


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そのワインバーの露店の前から、新町通を北に向きました。
ここは、綾小路との辻です。
ここから綾小路に立つ伯牙山に寄って
その後四条通に出るのですが、それは次回以降とします。

今回は、ここまでです。

~次回は伯牙山に寄った後、四条通の月鉾と函谷鉾に寄ります~

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第235回 杉本家から函谷鉾へ~祇園祭前祭2014~その6

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新町通を北上して、綾小路との辻に来ました。
「晴れた宵山」だけあって、かなりの人出です。
今回は伯牙山とその隣の杉本家邸宅に寄った後、
四条通に立っている月鉾と函谷鉾にまで行きます。
撮影日は、2014年7月16日宵山の水曜日午後1時半。
熱中症対策のソルティライチも、2本目に突入です。


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新町通から、綾小路を西に向きました。
この東側に綾傘鉾が立ていますが、今回はこの西側を進みます。


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新町通から、綾小路を西に約80m進みました。
こちらに、伯牙山が立っています。


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伯牙山の北側に、会所があります。なかなか味のある京町家ですね。
では、ここに入っていきます。


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こちらが、伯牙山の見送りです。
こちらは胴掛や水引なども、「中国」色を前面に出しています。
ご神体の伯牙像の苦悶の表情は、ここからでは分かりませんね。

「伯牙」は中国一と言われた箏(こと)の名手でしたが、
友人の死後その悲しみのあまり愛用の箏を破壊して
二度と演奏することがなくなりました。
こちらは、その故事を山にしたものです。

この写真は、クリックすると拡大されます。


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伯牙山の会所の東隣に、重要文化財の杉本家邸宅があります。
毎年宵山になると、1,500円払えば中に入れます。
次は、こちらに訪問します。


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杉本家邸宅は重要文化財なので、ここから撮影不可になります。
そのため、こちらの絵ハガキで代用します。
(床の間に飾ってあった伯牙山の掛け軸と金屏風です)

こちらは、江戸時代から続く「奈良屋」という呉服問屋で
経営者でもあった杉本家の邸宅でもありました。
1864年のどんど焼け後に再建され、
今も残る数少ない伝統的な京町家の一つです。
今は杉本家の方々は隣接する家屋に住まわれているのですが、
毎日きちんと管理されているようで、
細々とした気配りがとてもありがたかったです。
こういう家は風通しをよく考えているので、
エアコンなどが一切無くても快適でした。
自分の家でもないのに、縁側に座って暫らくくつろいでしまいました。


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その杉本家邸宅の前から、綾小路を東に向いています。
では、また新町通に戻っていきます。


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杉本家邸宅から、綾小路を東に約80m進みました。
こちらは、新町通との角です。
向こうに綾傘鉾が立っていますが、そちらには次回ブログで寄ります。


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綾小路から、新町通を北に向いています。
四条通より北に第231回ブログで訪れた放下鉾が立っていますが、
その間にあるはずの大船鉾は後の祭りに立ちますので、
この辺りは山鉾が何も立っていない状態になります。


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綾小路から新町通を北上し、約50m進みました。
2年前にもこちらにアユの塩焼きの露店が立ちましたね。
本当にこの後仕事でなかったら、立ち寄るのですが……
ちなみに、ちょうどこの辺りに後祭で大船鉾が立ちます。


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こちらは、大船鉾の会所になる場所の北隣にいらしたお地蔵さんです。
こちらにお参りをしてから、先に進みます。


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新町通をさらに約50m北上し、四条通との交差点に出ました。
ちょうど第231回ブログの最後の地点になります。


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新町通から、四条通を西に向いています。
向こうに、郭巨山が見えますね。
ここを進むと、第232回ブログと同じ順路になります。


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今度は新町通から、四条通を東に向きました。
ちょうど正面に、月鉾が見えます。
次は、そちらに向かいます。


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月鉾の先端をアップにしてみました。
月鉾の名の通り、見事な三日月ですね。


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四条通を東に進んで月鉾に近づこうとしているのですが……
この人出ではなかなか厳しいです……
まだ歩行者天国になる時間ではないですし、
月鉾自体が人気のある鉾ですしね。


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ですから、月鉾の会所も立ち止まることなく
一瞬で撮影をして通り過ぎました。
会所から入って鉾に上がろうとしている方々が、
相当数いらっしゃいました。
自分は入ったことがないのですが、月読命が祀られているらしいです。


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月鉾を通り抜けると、急に歩きやすくなりました。
どうやらこの辺りは一方通行になっています。
(四条通を西に進みたいときは、北側歩道に渡る必要があります)
もう目の前に、室町通との交差点が見えてきました。
向こうに見えるのは、函谷鉾ですね。


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四条室町交差点の南西角に昔ながらのタバコ屋さんがあるのですが、
祇園祭期間中はこのように「お祭り仕様」になっています。


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室町通と烏丸通との間に、こちらの函谷鉾が立っています。
祇園囃の優雅な曲調が、そちらから聞こえてきました。
(祇園囃は、こちらのものが特に有名ですね)
函谷鉾は、中国の長安と洛陽の中間点にある函谷関という関所を
勇猛な武将が越えようとする故事から作られました。
そう書くと「三国志演義」が元になっていると思われがちですが、
実は「史記」の方を元にしています。


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四条通から、室町通を北に向いています。
この先に見えるのは、第231回ブログで訪れた菊水鉾ですね。


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今度は四条通から、室町通を南に向いています。
この辺りが一番露店が集中していて、人も混んでいます。
向こうに鶏鉾が見えますが、そちらへは次回ブログで訪れます。

今回は、ここまでです。

~次回は、室町通の山鉾を見て回ります~

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第236回 大原神社の綾傘鉾~祇園祭前祭2014~その7

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四条通から、室町通を南に向いています。
この辺りが、祇園祭で一番露店が出る所です。
ただまだ自動車が通れる時間帯なので、大渋滞していますね。
今回は、大原神社の綾傘鉾と室町通の山鉾を見て回ります。
撮影日は、2014年7月16日宵山の水曜日午後2時半。
熱中症になりそうなので、さらにソルティライチを買い足しました。


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池坊短大の正面付近は、室町通が2車線と広くなります。
これは短大の向かい(西)側にある京都産業会館1Fに、
京都市バスのターミナルがあるからです。
そして、この辺りには向こうに見える鶏鉾が立っています。
この辺りは祇園祭の期間中最も賑やかになるところなので、
この鉾にもたくさんの方が訪れます。


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こちらが、鶏鉾です。人が多くて、これ以上近づけません。
2年前はこの鉾の故事はよく分からなかったのですが、
いろいろなブログを読んでいたら
ここの故事が書いてある記事をいくつも見つけました。
どうやら「古事記」の故事を元にしているようですね。


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室町通を南下して鶏鉾を通り過ぎると、すぐに綾小路に出ます。
この少し先に、白楽天山が立っています。


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室町通から、綾小路を東に向いています。
元来綾小路はとても細い道なのですが、この辺りは2車線になります。
(ここも、市バスターミナルとの関係です)
こちら側は、今から露店の設営のようです。
まぁ、本格的に混みだすのはこの後ですしね。


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今度は室町通から、綾小路を西に向きました。
これでも、綾小路としては広い道幅です。
この辺りは昔から遊戯系の露店が並んでいて、
自分も10代のころはここでスマートボールや射的をよくしました。


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室町通から、綾小路を西へ約50m進みました。
こちらに、綾傘鉾が立っています。


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こちらが、綾傘鉾です。
四条通に立つのが「四条傘鉾」で、綾小路に立つのが「綾傘鉾」です。
同じ「傘鉾」でも、「四条傘鉾」とはだいぶ形状が違います。


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綾傘鉾の南側に、このような碑が立っていました。
ということは、ここで本居宣長は賀茂真淵に会ったのでしょうか?


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綾傘鉾から綾小路を西に約20m進むと、会所があります。
次は、こちらに寄ります。


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綾傘鉾の会所の脇に、こちらの標札が立っていました。
ここは今は独立していますが、
元々は京都府福知山市三和の「大原神社」の出張所でした。


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大原神社(会所)の左(西)側に、手水舎がありました。
先ずは、こちらで手を清めます。


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神社の右(東)側には、稲荷大神の祠がありました。
次は、こちらにお参りです。


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境内の一番奥(北)に、大原神社本殿が建っています。
福知山の方と同じ御祭神のはずなので、
ここの御祭神も伊弉諾命(イザナギノミコト)他3柱のはずです。
ちなみに京都府には南丹市美山にも大原神社があるのですが、
こちらも伊弉諾命が祀られています。
どちらも安産のご利益があります。


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境内の西側にある社務所が、まるまる綾傘鉾の会所になります。
手前の仮面は、綾傘鉾が巡行する際に稚児がかぶり
棒を振って踊るときに使います。
後ろの掛け軸に描いてある綾傘鉾は、
現物よりよりも大規模で車輪も付いています。
これが元来の形の「綾傘鉾」ですが、
現在寄付金を募ってこの形に戻そうとしています。
(これも、どんど焼けの傷痕です)


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その左(南)側に、「牛頭天王」の掛け軸が祀られています。
再三このブログでも書きましたが、
この「牛頭天王」が八坂神社の御祭神です。
習合の結果素戔嗚尊(スサノオノミコト)と同一視されている
「天然痘」を振りまく疫神です。


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では、大原神社を出て先に進みます。
ここからさらに西に進むと前回ブログの伯牙山が立っていますが、
今回は東側の室町通に戻ります。


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大原神社の前から、綾小路を東に向いています。
では、目の前の綾傘鉾を通り抜けて室町通を目指します。


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大原神社から、綾小路を東に約70m進みました。
室町通との辻が見えます。
先程通り過ぎた射的やスマートボールの露店が見えますね。


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綾小路から、室町通を南に向いています。
次は、いよいよ白楽天山に向かいます。


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綾小路から、室町通を南に約10m進みました。
右(西)側にあるコンビニエンスストアが、露店の準備に大忙しです。
とりあえず店内に入って、ソルティライチを買い足します。


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そのコンビニエンスストアの前から、室町通を南に向いています。
目の前に白楽天山が立っています。


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こちらが、白楽天山です。
日差しが強くて、角度によってはフレームに日光が入ってしまいます。


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白楽天山の左(東)側に、会所が立っています。
こちらにも、寄っていきます。


236-25.jpg
見送りの横に、ご神体の白楽天像と道林禅師像がいらっしゃいます。
この山は、唐の三大漢詩人の一人白居易(白楽天)が
仏法について問答した故事に基づいています。
後ろの掛け軸には、「八坂大明神」と書かれています。
こちらも、「牛頭天王」の別名ですね。
(「南無 祇園牛頭天王」
聖護院の修験者は、役行者山でこう唱えます)


236-26.jpg
さらに室町通を南に進み、仏光寺通との辻に来ました。
祇園祭前祭の山鉾は残りあと1基だけなのですが、
これが他の山鉾とだいぶ離れたところにあります。
そちらに進むのにだいぶ写真を使ったので、この先は次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は保昌山に向かい、前祭全制覇します~

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第237回 保昌山で前祭制覇~祇園祭前祭2014~その8

236-26.jpg
室町通から南を向き、仏光寺通との辻を見ています。
今回は、いよいよ最後に残った保昌山(やすまさやま)に向かいます。
標識通りだとここを右折ですが、
今回は室町通を南下するルートをたどります。
撮影日は、2014年7月16日宵山の水曜日午後3時。
2014年の祇園祭の記事は、今回で終わりです。


237-2.jpg
室町通から、仏光寺通を東に向いています。
向こうの赤茶色のビルがある辺りが、烏丸通との交差点です。
今回ブログの最終地点でもあります。


237-3.jpg
今度は室町通から、仏光寺通を西に向きました。
この仏光寺通には、第233回ブログで登場した
木賊山(とくさやま)しか立ちませんので、
ずっと向こうまで見渡すことができますね。


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仏光寺室町の辻の南東角に、小さな神社がいらっしゃいます。
先ずは、こちらの日吉神社に寄ってみます。


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神社に入ってすぐに、こちらの手水舎がありました。
とは言っても、水が枯れています……


237-6.jpg
こちらは、手水舎の右(東)側にいらっしゃる三ツ森稲荷です。
かつてこの辺りは森だったのでそれが由来という説もありますが、
実はその辺がはっきりしていません。


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その三ツ森稲荷と向かい合うように、
拝殿の脇にこちらの扁額が置いてありました。
かつて、ここは「山王宮」とも呼ばれていたのでしょうか?
ちなみに、この辺りを現在は「下京区山王町」と呼びます。
大昔はこの辺り一帯が「山王の森」でした。


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そして、こちらが、拝殿越しの日吉神社本殿です。
左に(北)に三ツ森稲荷が、右(南)に「山王宮」の扁額が見えますね。
こちらの御祭神は、大己貴命(オオナムチノミコト)他2柱です。
平安時代後半の1100年ごろ、滋賀県の日吉神社にいた僧兵が
内裏に強訴(恐喝)しに行った帰りに、
持ってきた神輿を山王の森のこの辺りに放置して帰りました。
その後その神輿があった場所に社殿を建てて、
大元の日吉神社から勧請したのが、この神社の始まりです。


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日吉神社から室町通を南に向いています。
右(西)側に見える問屋さんが繊維製品の安売りをしています。
これも、祇園祭のもう一つの姿です。


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日吉神社の前から、室町通を南に約50m進みました。
こちらの問屋さんでも美術品を並べておられましたが、
ここには一般の人は入れなくなっていました。


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さらに室町通を南に約50m進みました。
いよいよ高辻通の交差点です。


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高辻通から、室町通を南に向きました。
ここから先にも問屋さんは続きますが、ここには山鉾は立ちません。


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今度は室町通から、高辻通を西に向きました。
約20m先に、「繁盛の宮」があります。次は、そちらに寄ってみます。


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高辻通を一歩入ると、もう「繁盛の宮」の本殿です。
こちらは、ハーリーティー(鬼子母神)を御祭神としています。
この「ハーリーティー」が訛って「繁盛」と呼ばれています。
もちろん金運や商売繁盛のご利益がある神社です。


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こちらは、「繁盛の宮」の社務所に陳列されていた屏風です。
二条城のもののレプリカですが、祇園祭期間中だけここに置かれます。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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「繁盛の宮」の前から高辻通を東に向いています。
では、ここを進んでいきます。


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今度は室町通まで戻って、高辻通を東に向いています。
左(北)側の喫茶店は自分が中学生のころからある店ですが、
この日は超満員でした。


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室町通から、さらに高辻通を東に約100m進みました。
こちらは、高辻烏丸交差点です。
北東角と南西角が、京都銀行本店になります。


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高辻通から、烏丸通を北に向いています。
ここの北西角がガソリンスタンドで、その北隣が下京警察署です。


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横断歩道を渡って、今度は高辻通から烏丸通を南に向いています。
ここに来るのも、約2か月ぶりです。
ずっと向こうに、京都タワーが見えますね。


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烏丸通から、高辻通を東に向いています。
約250m先に、浄土真宗仏光寺が見えます。


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烏丸通から、高辻通を東に約30m進みました。
こちらは、約2か月ぶりの匂天神です。ここも、お参りしました。


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匂天神から、高辻通を東に約70m進みました。
「ホテル日航プリンセス京都」は、東洞院通との交差点にあります。


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高辻通から、東洞院通を南に向いています。
ようやく、保昌山の提灯が見えてきました。


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高辻通から、東洞院通を南に約50m進みました。
こちらが、保昌山(やすまさやま)です。


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保昌山の東側に、会所がありました。
こちらの方にも、お邪魔します。


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こちらは、会所の中の風景です。
祠の周囲に、お神酒と売り物の団扇が並んでいますね。


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会所の奥には、こちらの見送りが飾ってありました。
外に面していてエアコンが効かないので、扇風機が回っています。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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会所の2Fに、ご神体の平井保昌像がいらっしゃいます。
会所の2Fにご神体を並べるのは、山伏山・橋弁慶山などがあります。
恋人の和泉式部のために紫宸殿の桜の花を盗んだ
平井保昌の故事に由来する山です。


237-29.jpg
保昌山を囲む格子に、たくさんの絵馬が結び付けてありました。
この山は、祇園祭でも珍しく恋愛譚を故事にしています。
そのため、いつしかここは「恋愛成就の山」として
多くの方の信仰を集めるようになりました。
今では多くの方がここに絵馬を結びつけ、
恋愛成就を願うようになりました。


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保昌山の前から、東洞院通を北に向いています。
では、ここから高辻通に戻ります。


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東洞院通から、高辻通を西に向いています。
次は、ここから烏丸通を目指します。


237-32.jpg
東洞院通から高辻通を西に約100m進みました。
また高辻烏丸交差点に戻ってきました。


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高辻通から、烏丸通東側歩道を北に向いています。
今度はここを北上し、地下鉄の駅を目指します。


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高辻通から、烏丸通東側歩道を北に約70m進みました。
こちらは、八坂神社大政所御旅所です。
元々山鉾巡行の後の神輿神事の神輿は、こちらにありました。


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八坂神社政所御旅所の前から、烏丸通東側歩道を北に向きました。
もう30mで仏光寺通との交差点で、
こちらに地下鉄烏丸線「四条」駅5番出口があります。


237-38.jpg
こちらが、仏光寺烏丸交差点北東角にある
地下鉄烏丸線「四条」駅5番出口です。
ここに「サイゼリア」の看板がありますが、
地下にあるせいで祇園祭期間中でもすぐには満員になりません。
(祇園祭期間中に、他が満員のときに便利です)
今回は、ここから地下鉄に乗って帰ります。

これで、2014年祇園祭前祭宵山の模様は終了です。
後祭は、来年に取材しようと思っています。

~次回は、五条坂で行われる清水焼の陶器市の模様を取材します~

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生まれたときから50数年
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「京都紅葉散策」
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「京都のお祭り」
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京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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