第230回 長刀鉾から錦小路へ~祇園祭前祭2014~その1
2014年から、
祇園祭が前祭と後祭に分裂しました。
今まで通りの7月17日に巡行するのが前祭、
1週間後の7月24日に巡行するのが後祭です。
(宵山は、その3日前から始まります)
今までの山鉾が立っていた位置の南半分が前祭、
北半分が後祭に参加します。
(大船鉾だけ南にありますが、後祭に参加します)
そこで今年(2014年)は、前祭の模様を取材します。
(後祭は、来年ですね)

地下鉄烏丸線「四条」駅です。
いつもは一駅北の「烏丸御池」駅から出発していましたが、
前祭はこの駅からが便利です。
今回は、長刀鉾から烏丸通沿いを北上します。
撮影日は2014年7月14日木曜日午後2時。
分厚い雲が覆う一日でした。

では、こちらのエスカレーターに乗ります。
先ずは、改札口に向かいます。

こちらが、地下鉄烏丸線「四条」駅の北側改札口です。
次は、ここを北に抜けて四条烏丸交差点の地下に向かいます。

地下鉄烏丸線「四条」駅の北側改札口を抜けました。
この階段を北に上ったら、四条烏丸交差点の地下です。

ここが、四条烏丸交差点の真下です。
阪急電車「烏丸」駅の改札口が見えます。
では、ここから少しだけ東に進みます。

この地下道は、阪急電車「烏丸」駅~「河原町」駅間に伸びています。
この「20」は、最東端の木屋町通(高瀬川)から数えて
「20番目の地上への出入り口」という意味です。
(ちょうど四条東洞院交差点に出ます)
今回は、ここから地上に出ます。

階段を上り、地上に出ました。
ここは、正確には烏丸通と東洞院通との中間くらいです。

「20番出口」から四条通に出て、四条通を東を向きました。
すぐ目の前に、長刀鉾が立っています。

こちらが、長刀鉾のほぼ全景です。
先端部の「長刀」は、木でできています。
前祭では巡行の先頭をいつも進むので、
この祇園祭を代表する鉾と言えます。

同じ場所で、四条通を西を向きました。
目の前に、四条烏丸交差点があります。

こちらは、四条烏丸交差点の北東角です。
ここで、団扇を配られていました。
向こうに函谷鉾が見えますが、先に烏丸通を北上します。

自分も1枚団扇をもらいました。
祇園祭の地図になっているのが面白いですね。
赤い山鉾が前祭で、緑の鉾が後祭に立ちます。
大船鉾を除くと、南北で別れているのが分かりますね。

四条烏丸交差点から、北を向いています。
まだまだ昼間なので、大通りには露店は出ません。
(露店は午後5時からです)
この辺りで、京都市下京区から京都市中京区に変わります。

四条通から、烏丸通を北に約120m進みました。
こちらは、錦小路との交差点です。
南東角の和菓子店「鼓月」が、祇園祭用に露店を出しています。
祇園祭になると、このように老舗が露店を出すのが面白いです。

ここから錦小路を西に進むのですが、ちょっと北の方に寄り道です。
向こうの方に、提灯が見えますね。そちらの方に、行ってみます。

こちらは、第208回ブログにも出てきた御手洗井です。
普段は閉まっているのですが、
祇園祭の時期(7月10日~7月24日)限定で開いています。

ご存知ない方はそのまま通り過ぎられるのですが、
ここは京都市街地に数ある井戸の中で、
一番おいしいとされる水です。(まぁ、諸説あるでしょうが)
お賽銭を入れて、自分も一口いただきました。
~2014年7月17日23時半に追記~

ウチの会社が休みになる木曜日(2014年7月17日)に
再び御手洗井に寄りました。
今度はペットボトルを用意して、水をいただきました。

そして、こちらがコップに入れた御手洗井の水ですが……
写真では水道水と区別がつきません。
先ずはこのように飲んで、その後はお茶にして……
結構おいしくいただきました。
~ここまで、2014年7月17日23時半に追記~

御手洗井の前から、四条通を南に向いています。
では、ここから約70m先の錦小路に向かいます。

四条通から、錦小路を西に向いています。
目の前の提灯からも分かるように、すぐ先に占出山が立っています。
ただ、その前に……

四条錦小路交差点南西角に、孟宗山が立っています。
孟宗とは中国の三国時代の文官で、陸遜などに使えました。
その人物が母親のためにタケノコを採る姿を模っています。
要するに、親孝行を象徴した山です。
(竹の一種孟宗竹は、この故事から来ています)
……ただ、この時間は大通りの山がまだ会所を開いていません。
ここを寄らずに、立ち去ります。

四条通から、錦小路を西に向いています。
目の前に、占出山が立っています。

占出山が立っている場所の南に居酒屋さんがありますが、
その隣に占出山の会所があります。

その会所の門に、こちらが張られていました。
どうやら今年の山一番は、この占出山になったらしいです。

では、占出山の会所に入っていきます。
「うなぎの寝床」というように、入り口が狭く奥が広くなっています。

こちらが、占出山の胴掛です。
各会所には、このように山鉾に掛かる装飾品が展示されます。
この写真は、クリックすると拡大されます。

こちらが、胴掛の上の方をアップにしたものです。
36歌仙とその和歌が書かれていますね。
この会所に来れば、必ず見ておきたいのがこれですね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。

会所の一番奥に、
こちらの祠と(お地蔵さんではありません)土蔵がありました。
この土蔵に、普段は占出山の装飾品が安置されています。

土蔵の西隣に、見送りと一緒にこの御太刀が展示されています。
こちらは、国宝に指定されています。

こちらが、占出山の会所内で粽(ちまき)を売っている所です。
普段は町内の小学生が売り子をしているのですが、
平日の昼間ではそれは無理です。

では、会所から出ます。
また錦小路に戻ります。

占出山の会所の前にいます。
占出山の西側で、吉兆鮎という期間限定の和菓子が売られています。
占出山は、神功皇后が朝鮮半島に攻め込むときに
神功皇后がアユを使って占いをしたことに由来します。
この和菓子は、それを模ったものです。

占出山を背に、錦小路を西に向いています。
次は、ここから西に進みます。

占出山から錦小路を西に進み、室町通との辻に出ました。
この辺りにここから北の山伏山と南の菊水鉾、西の霰天神山と
たくさんの山鉾が集中します。
ただ、そちらに行くのは次回とします。
今回は、ここまでです。
今回ブログでは、長刀鉾→孟宗山→占出山と回りました。
~次回は錦小路を西に進み、さらに新町通に向かいます~
祇園祭が前祭と後祭に分裂しました。
今まで通りの7月17日に巡行するのが前祭、
1週間後の7月24日に巡行するのが後祭です。
(宵山は、その3日前から始まります)
今までの山鉾が立っていた位置の南半分が前祭、
北半分が後祭に参加します。
(大船鉾だけ南にありますが、後祭に参加します)
そこで今年(2014年)は、前祭の模様を取材します。
(後祭は、来年ですね)

地下鉄烏丸線「四条」駅です。
いつもは一駅北の「烏丸御池」駅から出発していましたが、
前祭はこの駅からが便利です。
今回は、長刀鉾から烏丸通沿いを北上します。
撮影日は2014年7月14日木曜日午後2時。
分厚い雲が覆う一日でした。

では、こちらのエスカレーターに乗ります。
先ずは、改札口に向かいます。

こちらが、地下鉄烏丸線「四条」駅の北側改札口です。
次は、ここを北に抜けて四条烏丸交差点の地下に向かいます。

地下鉄烏丸線「四条」駅の北側改札口を抜けました。
この階段を北に上ったら、四条烏丸交差点の地下です。

ここが、四条烏丸交差点の真下です。
阪急電車「烏丸」駅の改札口が見えます。
では、ここから少しだけ東に進みます。

この地下道は、阪急電車「烏丸」駅~「河原町」駅間に伸びています。
この「20」は、最東端の木屋町通(高瀬川)から数えて
「20番目の地上への出入り口」という意味です。
(ちょうど四条東洞院交差点に出ます)
今回は、ここから地上に出ます。

階段を上り、地上に出ました。
ここは、正確には烏丸通と東洞院通との中間くらいです。

「20番出口」から四条通に出て、四条通を東を向きました。
すぐ目の前に、長刀鉾が立っています。

こちらが、長刀鉾のほぼ全景です。
先端部の「長刀」は、木でできています。
前祭では巡行の先頭をいつも進むので、
この祇園祭を代表する鉾と言えます。

同じ場所で、四条通を西を向きました。
目の前に、四条烏丸交差点があります。

こちらは、四条烏丸交差点の北東角です。
ここで、団扇を配られていました。
向こうに函谷鉾が見えますが、先に烏丸通を北上します。

自分も1枚団扇をもらいました。
祇園祭の地図になっているのが面白いですね。
赤い山鉾が前祭で、緑の鉾が後祭に立ちます。
大船鉾を除くと、南北で別れているのが分かりますね。

四条烏丸交差点から、北を向いています。
まだまだ昼間なので、大通りには露店は出ません。
(露店は午後5時からです)
この辺りで、京都市下京区から京都市中京区に変わります。

四条通から、烏丸通を北に約120m進みました。
こちらは、錦小路との交差点です。
南東角の和菓子店「鼓月」が、祇園祭用に露店を出しています。
祇園祭になると、このように老舗が露店を出すのが面白いです。

ここから錦小路を西に進むのですが、ちょっと北の方に寄り道です。
向こうの方に、提灯が見えますね。そちらの方に、行ってみます。

こちらは、第208回ブログにも出てきた御手洗井です。
普段は閉まっているのですが、
祇園祭の時期(7月10日~7月24日)限定で開いています。

ご存知ない方はそのまま通り過ぎられるのですが、
ここは京都市街地に数ある井戸の中で、
一番おいしいとされる水です。(まぁ、諸説あるでしょうが)
お賽銭を入れて、自分も一口いただきました。
~2014年7月17日23時半に追記~

ウチの会社が休みになる木曜日(2014年7月17日)に
再び御手洗井に寄りました。
今度はペットボトルを用意して、水をいただきました。

そして、こちらがコップに入れた御手洗井の水ですが……
写真では水道水と区別がつきません。
先ずはこのように飲んで、その後はお茶にして……
結構おいしくいただきました。
~ここまで、2014年7月17日23時半に追記~

御手洗井の前から、四条通を南に向いています。
では、ここから約70m先の錦小路に向かいます。

四条通から、錦小路を西に向いています。
目の前の提灯からも分かるように、すぐ先に占出山が立っています。
ただ、その前に……

四条錦小路交差点南西角に、孟宗山が立っています。
孟宗とは中国の三国時代の文官で、陸遜などに使えました。
その人物が母親のためにタケノコを採る姿を模っています。
要するに、親孝行を象徴した山です。
(竹の一種孟宗竹は、この故事から来ています)
……ただ、この時間は大通りの山がまだ会所を開いていません。
ここを寄らずに、立ち去ります。

四条通から、錦小路を西に向いています。
目の前に、占出山が立っています。

占出山が立っている場所の南に居酒屋さんがありますが、
その隣に占出山の会所があります。

その会所の門に、こちらが張られていました。
どうやら今年の山一番は、この占出山になったらしいです。

では、占出山の会所に入っていきます。
「うなぎの寝床」というように、入り口が狭く奥が広くなっています。

こちらが、占出山の胴掛です。
各会所には、このように山鉾に掛かる装飾品が展示されます。
この写真は、クリックすると拡大されます。

こちらが、胴掛の上の方をアップにしたものです。
36歌仙とその和歌が書かれていますね。
この会所に来れば、必ず見ておきたいのがこれですね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。

会所の一番奥に、
こちらの祠と(お地蔵さんではありません)土蔵がありました。
この土蔵に、普段は占出山の装飾品が安置されています。

土蔵の西隣に、見送りと一緒にこの御太刀が展示されています。
こちらは、国宝に指定されています。

こちらが、占出山の会所内で粽(ちまき)を売っている所です。
普段は町内の小学生が売り子をしているのですが、
平日の昼間ではそれは無理です。

では、会所から出ます。
また錦小路に戻ります。

占出山の会所の前にいます。
占出山の西側で、吉兆鮎という期間限定の和菓子が売られています。
占出山は、神功皇后が朝鮮半島に攻め込むときに
神功皇后がアユを使って占いをしたことに由来します。
この和菓子は、それを模ったものです。

占出山を背に、錦小路を西に向いています。
次は、ここから西に進みます。

占出山から錦小路を西に進み、室町通との辻に出ました。
この辺りにここから北の山伏山と南の菊水鉾、西の霰天神山と
たくさんの山鉾が集中します。
ただ、そちらに行くのは次回とします。
今回は、ここまでです。
今回ブログでは、長刀鉾→孟宗山→占出山と回りました。
~次回は錦小路を西に進み、さらに新町通に向かいます~
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