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第2回 深緑の東福寺周辺 ~紅葉以前~  前編

事実上初めての今回は、
8月31日の東福寺周辺です。
東福寺といえば「紅葉」が有名ですが、

紅葉前の東福寺も
とてもきれいです。


実は、この辺りは自分の高校時代の通学路で、
かつては毎日見ていました。
前編は、最寄駅から
自分のかつての通学路との分岐点までを紹介します。

2-1.jpg
JRと京阪電鉄の東福寺駅です。
改札口やホームは違いますが、駅舎は同じです。
東福寺駅は京都駅から1駅目で、
京都駅から歩いても約30分で着きます。
朝と夕方には大谷高校と中学の生徒でいっぱいになります。

004.jpg
さっきの改札口を出て、右に曲がったところ。
大谷の生徒はこの反対側の道を行きます。
向こうに見える高架は、九条通です。

2-3.jpg
九条の高架下です。薬局の角を左に曲がります。

2-4.jpg
薬局の左の道です。左に見えるのが、九条通です。
突き当りが、第一日赤病院です。そこまで行きます。

2-5.jpg
先ほどの突き当りを左に曲がったところ。
ここより左が九条通です。右が東大路です。
分かりにくいですが、ここは道の角です。

2-6.jpg
先ほどの写真の反対を向いたところ。
こちらは、小路になっています。
こちらを進むと……

2-7.jpg
突き当りに向かうほど、小さな寺院が近づきます。
さらにそこから左を向くと……

2-8.jpg
このように風景が一変します。
周囲はすべて東福寺の末寺です。

2-9.jpg
先ほどの道の突き当りを右に曲がったところ。
曲がりくねっていますが、この辺は一本道です。

2-10.jpg
更に進んだ角にあるカエデの木。
あと少ししたら、ここも赤く染まります。

2-11.jpg
その角を曲がると、急に道が広がります。
ここをまっすぐ行くと、自分の母校に行きます。
後編は、約50m先を右に曲がり、
東福寺に向かいます。

~後編に続く~

追記:
京都の紅葉は、10月の下旬からです。
9月上旬から2か月はないので、
「1ケ月前」と書いたのですが、
これでは9月末には紅葉に染まるようにも
解釈できます。
それではいけないので、
9月11日に訂正しました。

~お詫び~
2011年9月15日から9月18日にかけて、
写真が混乱していました。
訂正して、お詫びします。

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テーマ : 花の京都
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第3回 深緑の東福寺周辺 ~紅葉以前~  後編

017.jpg
さて、前編の続きです。
前編の最後の写真の道をまっすぐ行くと、
自分の母校への通学路になります。
今回はその通学路から外れ、
上の写真の道しるべに従い、
前編の最後の写真から約50m先を
右に(南に)曲がります。

3-2.jpg
道しるべが差し示した小路です。
この左側は(東側は)東福寺です。
今回のブログは、この小路を進みます。

3-3.jpg
約30mほど進んだところ。
ここも、周囲はすべてカエデの木です。
(ここもあと少しで、赤く染まります)

3-5.jpg
更に進んだところ。
先に見えるのは屋根の付いた橋「臥雲橋」です。

3-6.jpg
更に臥雲橋に近づいたところ。
右側の白い看板に書いてあるように、
この橋は重要文化財です。
(この写真だと、字が小さすぎますね)

3-7.jpg
臥雲橋から見た風景です。
この深緑が、あと少しですべて赤く染まります。

3-8.jpg
反対側は、こんな風景です。
向こうに見える橋は、東福寺の中になります。

3-9.jpg
上の写真と同じところから撮りました。
欄干が見えないように撮りました。
この辺りの深緑も、あと少しで紅葉に変わります。
個人的には、
ここが京都の屈指の
紅葉ポイントです。


029.jpg
臥雲橋を渡りきったところ。
東福寺の山門が近づくにつれ、
周囲の木々の楓の割合も高くなります。

031.jpg
更に進んだところ。
この辺りは、深緑でも深緑なりにきれいなカエデです。

3-13.jpg
東福寺の山門です。
今回はブログの趣旨から
中には入りません。

3-14.jpg
山門からさらに真っ直ぐ(南に)進むと、
カエデが鬱蒼と茂っています。
京都の中で、自分の最も好きな場所の一つです。

3-15.jpg
更に南に約20m進んだところ。
まるでカエデのトンネルのようです。

3-17.jpg
東福寺の端に来ると、この小路も突き当りです。

3-18.jpg
突き当りを左(東)に向くと、こんな風景です。
分かりにくいですが、この先は住宅地です。

3-19.jpg
今度は右(西)を向くと、こんな風景です。
ここを下っていくと、
前編の最初にいた道に戻ります。
右(北)に曲がって約1kmでもとの東福寺駅ですが、
左(南)に曲がって約200mで京阪電鉄「鳥羽街道」駅です。


~次回は、
ここから、伏見稲荷大社まで歩くか、
清水寺→八坂神社の道を歩くかどちらかです~

追記:
約二ヵ月後にまた東福寺を紹介します。
今度は、完全に紅葉に染まった東福寺です。

追追記:
「あと1か月」と書くと、
「9月末に紅葉」と解釈できることに気づきました。
京都の紅葉の初めは、
10月下旬です。
2か月先ではないので、
「あと1ヵ月」と書いたのですが、
事実と食い違うので、
9月11日に訂正しました。

~お詫び~
2011年9月15日から9月18日にかけて、
写真が混乱していました。
ここに訂正して、お詫びしておきます。

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テーマ : 京都道案内
ジャンル : 地域情報

第15回 紅葉の東福寺周辺 ~前編~

今年は紅葉に厳しい
なかなか染まらないし、
色合いも例年より劣る……

正直な感想です。
それでもまたやってきました。
なんだかんだ言っても、ここが一番のお気に入りです。

前に来た8月31日から約3カ月。
何とか紅葉に染まった東福寺です。
第2回と第3回のブログと比較してみてください。

撮影日は、2011年11月23日の祝日。
あまりの人手に、一部翌日に撮り直しました……


15-1.jpg
第2回ブログと最初と同じJRと京阪電鉄の「東福寺」駅です。
8月31日とは、駅にいる人数が違います。


15-2.jpg
駅から出たところです。
看板の指示通り
目の前にある本町通りを右(南)に曲がります。


15-3.jpg
「東福寺」駅前から本町通りを南に来ました。
第2回ブログでも同じ位置から写真を撮りました。
ただ、その時と人の数が違いすぎます。


15-4.jpg
駅前の本町通り沿いに食べ物屋さんが並んでいます。
いつも以上に満員でした。
帰りに、自分は「いづ松」に寄りました。
京風寿司(鯖寿司・箱寿司・巻き寿司など)と熱燗を頼みました。
京都は、握り寿司よりもこういうお寿司がおいしいです。


15-5.jpg
九条通りの高架下に来ました。
実は、この高架の上は観光バスで渋滞していました。
ですから、今回はこの薬局の前で曲がらずに
そのまままっすぐ進みます。
(こちらの方が観光で来るのに適した道です)


15-6.jpg
九条通の高架下を潜り抜け、
本町通りを南へ進みます。
いつもは静かな本町通りですが、
この日ばかりは人人人でいっぱいでした。


15-7.jpg
「東福寺」駅から本町通りを南に約100m進むと、
「東福寺交番」があります。
ここを目印に、左(東)に曲がります。


15-8.jpg
交番の前で左(東)を向きました。
この北大門から
東福寺の敷地内に入ります。
(まだ境内ではありません)


15-9.jpg
北大門を入ると、このお地蔵さんがいらっしゃいました。
こちらは、自分が高校生だった20年以上前には
既にここにいらっしゃいました。
お地蔵さんはこのブログの象徴なので、
撮らせていただきました。


15-10.jpg
この辺りで、
第2回ブログで通ったルートと再び合流します。
ただ、その時とは通行人の数が違います。
この日は、この辺りは自動車通行禁止になっていました。


15-11.jpg
先ほどの写真の道を突き当りまで進み、
右(南)を向きました。
この辺りから紅葉が見られるようになります。
(第2回ブログと比べると、よく分かります)


15-12.jpg
第2回ブログでも撮ったカエデの木です。
これは、この辺りでも特に美しい木のはずが、
今年はこんな感じです。

今年の紅葉は
★同じ木でも日当たりによって染まり具合が違う
★11月下旬でも、まだ緑色のところが多い
★葉が枯れても落葉しないので、脱色している葉もある
★脱色した葉が白っぽく見え、美観を損ねている

ここまでこうなったのは、かなり珍しいのですが……


15-13.jpg
先ほどの道を突き当りで左(東)を向きました。
ここで道が広くなります。
ここをまっすぐ行くと、
突き当りに自分が20年以上前に通っていた高校があります。
また、この道から泉涌寺に行くこともできます。


15-14.jpg
先ほどの写真から東に20mほど進み、左(北)を向きました。
ここは東福寺の末寺で、
老人ホームが併設されています。
ただ、この末寺の前にテントが張られ、
中でいろいろ土産物が売られていました。
東福寺周辺には、土産物屋が一切ないので、
このようなことになっているのでしょうか?


15-15.jpg
先ほどの末寺から反対を向きました。
ここからまっすぐ(南に)進むと、
東福寺の日下門に行けます。
今回も、この道を進みます。


15-16.jpg
先ほどの写真の位置の角にある看板です。
なぜか気に入ったので、
いつもプロフィール欄の写真にしています。
3カ月ぶりに来たら、
さすがに百合の花は枯れています……

この辺りで、前の「東福寺」編は後半になったのですが、
今回は、もう少し先まで前編です。


15-17.jpg
先ほどの道を南に20mほど進みました。
この辺りは、東福寺の末寺とカエデの木が続きます。
道が細くなった分、
人口密度がかなり濃くなりました。


15-18.jpg
ここも東福寺の末寺です。
ただ、境内で茶店をやっていました。
実は、向かいの末寺も
「精進料理」を3000円くらいで食べさせていました。
この辺りの末寺がこういうお店に早や変わりしているのが、
普段のこの辺りを知っているだけに
とても奇妙に感じます。


15-19.jpg
さらに20mほど進みました。
臥雲橋へ行く途中に
人だかりができていました。


15-20.jpg
ここでは、和菓子を売っていました。
この店が、一番人気があったような気がします。


15-21.jpg
臥雲橋が近づいてきました。
この辺りからでも、
橋の上の人口密度の濃さがよく分かります。


15-22.jpg
臥雲橋です。
この中で撮影をしようとしたのですが、
この写真からも分かるように
危険なくらいの混雑です。
橋の上で、警備員さんが
「橋の上では立ち止まったり、
撮影したりしないでください」

そう叫んでいました。

本当に危険な状態だったので、
この日の撮影はあきらめました。


15-23.jpg
臥雲橋から見た通天橋と紅葉の風景です。
この写真は、
翌11月24日(平日の木曜日)に撮影しました。
(つまり、この写真のために再訪しました)
この日も観光客でいっぱいでしたが、
23日のような危険な状態ではありませんでした。
前の日と同じ警備員さんが
この日は臥雲橋についてのガイドを
立ち止まった観光客に説明されていました。

第3回ブログでも書きましたが、
ここが京都一の紅葉スポットだと
自分は思っています。


15-24.jpg
今度は、少しズームアップしました。

実は警備員さんの一人に自分の高校の先輩がいらして、
意気投合して少しお話をしました。

東福寺がこのように観光客でいっぱいになったのは
自分が高校を卒業してしばらくたった
今から15年前からだそうです。
当時、NHKで臥雲橋から通天橋を見た
この景色を特番で放送したそうです。
それが評判になり、
このようなことになったということだそうです。


15-25.jpg
今度は少し後ろに引いて撮りました。
24日もこのように観光客でいっぱいでしたが、
前日はこの数倍の人でした。
(多くの人に京都へ来てもらえるのは、うれしいことです)


15-26.jpg
臥雲橋を渡ったところです。
この辺りから撮影日が11月23日に戻ります。
この辺りは日当たりがいいので、
紅葉も割と進んでいます。


15-27.jpg
ただよく見ると、
まだまだ深緑の葉におおわれているところも多いようです。
左(東)側の塀の向こうは、
東福寺の境内です。


15-28.jpg
さらに南に進みます。
東福寺の山門はもうすぐです。


15-29.jpg
近くの末寺で、焼きもちを売っていました。
ヨモギ入りのものが、おいしそうでした。
この寺院には保育園も併設されていて、
かわいらしい声がずっと聞こえていました。


15-30.jpg
東福寺の日下門です。
第3回ブログでは中に入りませんでしたが、
今回は入りました。
ただ、それは後半に書きます。
今回(前編)はここまでです。

~次回は東福寺境内と日下門より南側の外側の風景を載せます~

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第16回 紅葉の東福寺周辺 ~後編~

今回は東福寺の後編です。
実は、12月1日に追加撮影しに行ってきたのですが、
先週よりもだいぶきれいになっていました。
(例年よりは色合いもよくなかったですが)
そこで今回の紅葉の部分は、
12月1日のものに差し替えました。
(他は、11月24日撮影です)


16-1.jpg
東福寺の案内図です。
今回は、この地図の中央やや右(南)の日下門から
東福寺境内に入っていきます。
ただ、人が多くて通天橋には近づけませんでした……


15-30.jpg東大寺の正門である日下門です。
ここから中に入ります。


16-3.jpg
東福寺の境内に入りました。
平日でも、この人出です。
(11月24日撮影)


16-4.jpg
通天橋に向かう渡り廊下です。
この人出なので、
この中に入るのはあきらめました。


16-5.jpg
先ほどの場所から少し奥に入ったところです。
この方丈は、臥雲橋から通天橋越しに見えた建物です。
ここは、明治時代に建てられた比較的新しいものです。
個人的にかなりお気に入りなので、
400円払って中に入ってみました。
(中の撮影は、12月1日)


16-6.jpg
中に入り少し北に行くと、このような庭園に出ます。
縁側に何人か座っておられます。
午後になると、あの辺りは日当たりがよく
休憩するのには最高のところになります。
友人ときて、しばらくおしゃべりするのも一興です。
(まぁ、周りに邪魔にならないようにしないといけませんが)


16-7.jpg
先ほどのところに行く途中の渡り廊下です。
この廊下の両端に庭園があって
まるで砂の海の上にいるような気になります。


16-8.jpg
方状の縁側をさらに北に歩いていくと、ここに出ます。
ちょうど通天橋の真裏にあたります。
ここも、紅葉の絶景ポイントです。
通天橋の向こうに、よく見ると臥雲橋が見えます。


16-9.jpg
方丈から出ました。
目の前にある大きな建物が、仏殿(本堂)です。
正面は、この反対側(南側)です。
そちらに行く前に……


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方丈の南側から、少し奥に入っていきます。
この辺りも、12月1日に撮影しました。


16-11.jpg
ここに、さらに橋があります。
ここは、臥雲橋・通天橋よりさらに上流にかかっています。
ここの橋から見る紅葉も絶景なのですが、
うまく撮れなかったので、写真はなしです。


16-12.jpg
お金が底をつきかけたので、龍吟庵に入っていません。
その隣の即宗院に入りました。


16-13.jpg
ここから即宗院に入ります。


16-14.jpg
境内の中にこのようにイスが用意されていました。
ここに座って、庭園を見ることができます。


16-15.jpg
即宗院の庭園です。
池と紅葉の対比が見事です。


16-16.jpg
この辺りは、11月24日撮影です。
方丈や仏殿のある辺りに戻ってきました。
仏殿の東向かいで、末社が茶店になっていました。


16-17.jpg
面白いので、12月1日に入ってみました。
(写真は11月24日)
甘酒を注文したのですが、
なかなかおいしかったです。


16-18.jpg
東福寺南端の勅使門です。
今は閉ざされていますが、
江戸時代まではこちらが正門でした。


16-19.jpg
勅使門から少し入ったところにある
東福寺の大きな三門です。
正面の奥に仏殿(本堂)の正面が見えます。


16-20.jpg
臨済宗東福寺の仏殿(本堂)です。
こちらに本尊が安置されています。
また、天井に大きな龍の頭が描かれています。
こちらはよく見ないと見逃してしまいます。


16-21.jpg
一通り見て回ったので、日下門から外に出ます。


16-22.jpg
ここから12月1日撮影の写真です。
日下門からさらに南に行きます。
この辺りはあまり人通りも少ないですが、
実はここも紅葉ポイントです。


16-23.jpg
ここは、両側から紅葉が覆うように広がり、
まるで紅葉のドームのようになります。


16-24.jpg
この辺りはなかなか紅葉しなかったのですが、
ようやくここまで染まってきました。


16-25.jpg
この辺は11月23日の撮影です。
先ほどの道の最南端に来ました。
ここから西に向かい本町通りに向かい、
約1km北に向かうと、
前回ブログの「東福寺」駅に着きます。
いつもは静かな道も
ここのところ観光客でにぎやかになっています。


~次回から、しばらく松原通りを中心に書きます~

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第84回 本町通から芬陀院へ~月輪散策~その1

三条通編も一段落したら、11月に入ってしましました。
そこで紅葉見物だといそしんで、東福寺に出かけてみました。
ただ、時期的にちょこっと早かったようです!
まぁ、その分空いてましたし、
普段諦めていた所にも寄れましたが……
今回は隣の泉涌寺にも寄りました。


84-1.jpg
JRと京阪電鉄「東福寺」駅です。
ここから見ると、ちょうど京阪電鉄の普通電車が停まっています。
では、ここから長い長い道のりが始まります。
撮影日は、2012年11月8日木曜日午後1時半。
ここのところは、快晴が続いています。


84-2.jpg
駅の改札口から、東を向いています。
紅葉シーズン限定のお店は、この時点でも開いています。
この突き当りが、本町通です。


84-3.jpg
本町通に出て、右(南)を向きました。
最盛期ほどではありませんが、そこそこ混んでいます。
向こうに、九条通の高架が見えています。
では、本町通を南下していきます。


84-4.jpg
自分が東福寺観光の際にいつも寄っている
寿司屋「いづ松」が今日は閉まっています。
京寿司(鯖寿司や箱寿司)を楽しみにしていたのですが……


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九条通の高架下に来ました。
今回も、本町通をさらに南下します。
ちなみに、薬局を左(北)に折れても東福寺に行けます。
そちらは、自分の高校時代の通学路ですね。
(第2回ブログで進んだ道です)


84-6.jpg
九条通の高架を越えて、本町通をさらに南に進みました。
ここから右(西)側に商店が続きます。


84-7.jpg
その商店の一つです。
老舗和菓子屋の一つ「鶴屋」からのれん分けされたお店のようです。
この「鶴屋弦月」も、今となってはかなりの老舗です。


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「鶴屋弦月」から、南に約10m進みました。
ここで、清水焼の茶わんを売っていました。
実は、東福寺から東に行った辺りに陶工が多くいらっしゃいます。
ここも、その関係でしょうか?


84-9.jpg
清水焼の売店の前から、本町通を南に向いています。
目の前に「東福寺交番」があり、その脇に東大寺北門があります。


84-10.jpg
こちらが、東福寺北門です。
右(南)側に、先ほどの「東福寺交番」が見えます。
昨年の第15回ブログはこちらから行きましたが、
今回は、本町通をさらに南に進みます。


84-11.jpg
東福寺北門の辺りから、右(西)側に京阪電鉄の線路が見えます。
京阪電鉄はこのまま高架になって、JR奈良線をまたいでいきます。
左(東)側のオレンジ色のテントは、約10年前までお好み焼き屋でした。
実は、自分が高校生のころはここの常連でした。


84-12.jpg
そのお店から南に約10m先に、浄土宗禅林寺派「法性寺」があります。
平安時代には藤原氏の庇護のもと大伽藍を持った大きな寺院でした。
それが1467年の応仁の乱で焼失し、
今のこの寺院は江戸時代に再建されたものです。
ちなみに、11月はここの観音像の一般公開があるのですが、
それは撮影日の翌日(11月9日~)からでした……


84-13.jpg
「法性寺」の前から、本町通の南を向いています。
この辺りから、また右(西)側に商店が見えてきます。
目の前の八百屋さんはシャッターを閉めていますが、
おばあさんが果物を数個並べて売っていました。


84-14.jpg
本町通を南にさらに30mほど進みました。
右(西)側に京都の地酒専門店がありますが、
この日は閉まっていました。その南隣には、呉服店があります。


84-15.jpg
その呉服屋のウィンドウです。小物をいろいろ売っていました。
三条通でもそうでしたが、
最近はこういうかわいらしい小物が多いですね。


84-16.jpg
呉服屋から、本町通を南に向いています。
左(東)側に、緑地が見えます。そちらの方に向きます。


84-17.jpg
こちらは、「東山本町陵墓参考地」です。
皇室の陵墓の可能性が高いものの、だれの陵墓か特定できず、
かと言ってこのまま宅地化など開発されるのも問題なので、
宮内庁が買い上げた土地です。


84-18.jpg
宮内庁が建てた立札です。
これからも、ここが宮内庁の管理と分かります。


84-19.jpg
さらに南に本町通を約80m進みました。
こちらは、「京都市立月輪小学校」です。
実は教員らしき方が向こうからこちらを伺っていたので、
この角度しか撮れませんでした。
まぁ、あまり中を撮るのも良くないですし……


84-20.jpg
さらに本町通を南に進んでいます。
こちらから、仕出し屋さんの「木嶋」が見えます。
紅葉シーズンは、ここの前で焼き餅やだし巻きとかを売っています。


84-21.jpg
さらに本町通を南に進みます。
少し先に小さな川があり、そこに小さな橋がかかっています。


84-22.jpg
旧伏見街道第3橋です。鴨川の支流三ノ瀬川に架かった橋です。
ここから西に、約50mほどで鴨川です。
これは、上流(東)側を撮っています。
ここから上流に、臥雲橋・通天橋・偃月橋と並んでいます。
(東福寺に架かる橋ですね)


84-23.jpg
三ノ瀬川の南側に、東福寺の中門があります。
ここを東に進むと、東福寺の日下門の前に出ます。
中門は北門より大きいので、自動車の通行も多くなります。
そこで、ここには警備員が立っています。
では、ここで本町通から東に折れて日下門に向かいます。


84-24.jpg
ここに「東福寺中門」と書いてあったのですが、古くて読めません。
向こうに日下門が見えますが、その辺りは人がたくさんいます。


84-25.jpg
北門同様、中門のそばにもお地蔵さんがいらっしゃいます。
このブログの象徴なので、撮らせていただきました。


84-26.jpg
中門を越えると、周囲は東福寺の末寺で囲まれます。
緩やかな上り坂になっています。
松が多いので分かりにくいですが、
カエデは五分ほどの染まり具合です。


84-27.jpg
中門から東へ約50m進みました。ここは、東福寺の末寺の一つです。
次は、この「芬陀院」(ふんだいん)(雪舟寺)に入ります。


84-28.jpg
芬陀院の門をくぐりました。このまま南に進みます。
約10mで東に折れて、寺院の中に入ります。


84-29.jpg
ここから、芬陀院に入れます。
芬陀院は、一条氏(藤原氏から分かれた摂関家)の菩提寺です。


84-30.jpg
芬陀院の内部です。
屏風で囲まれたこの部屋で、ゆっくりくつろげます。
ここの本尊は阿弥陀如来ですが、
さすがにそちらは撮影を遠慮しました。


84-31.jpg
その部屋から庭を見ています。何人かの方が、くつろいでいます。
ここから、庭の「亀石」が見えます。
これを組み立てたのが雪舟だったので、雪舟寺と呼ばれています。


84-32.jpg
芬陀院の庭の南東端です。これも雪舟が組み立てた「鶴石」です。
決して暑い日ではなかったのですが、
日差しがポカポカして思わず上着を脱いでしましました。
こういう庭は、お昼時が一番きれいです。


84-33.jpg
こちらは、庭の南西端です。便所の前に手水がありました。
添えてあるお花がきれいですね。


84-34.jpg
芬陀院の本坊を出ました。
この道を戻って、外に出ていきます。


84-35.jpg
芬陀院の門を出ます。
ここを右折して、東にある東福寺日下門に向かいます。


84-36.jpg
芬陀院の前から、東に向いています。
この辺りの沿道は、自家用車の駐車場になっています。
東福寺日下門も、もうすぐです。


84-37.jpg
塀越しに、東福寺の末寺の一つ天得院の庭が見えます。
保育園を経営している寺院です。
この辺りのように日差しがよく当たるところは、
だいぶ紅葉が進んでいます。


84-38.jpg
塀の手前に、カエデの若木がありました。
こちらもだいぶ紅葉に染まっています。


84-39.jpg
ただ、日が全く当たらない所のカエデは、
まだまだ深緑のままです。
本当は、ここも紅葉の絶景ポイントの一つです。
あと10日すれば、だいぶ変わって来るでしょう。


84-40.jpg
東福寺の日下門です。東福寺には、ここから入れます。
そこそこ人でいっぱいですが、
最盛期にはこの数倍の人であふれます。
(今年は、紅葉の当たり年ですし)
ただ、この中は次回ブログで紹介します。

~次回は、東福寺の通天門と方丈に行きます~

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テーマ : 京都道案内
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第85回 東福寺の通天橋から方丈へ~月輪散策~その2

84-40.jpg
前回最後の写真東福寺の日下門前です。
今回は、ここから東福寺に入って通天橋と方丈に行きます。
紅葉シーズンはいつも通天橋に行くのは諦めていたのですが、
今年はゆっくり回れました。
撮影日は、2012年11月8日木曜日午後2時。
相変わらずの快晴です。


85-2.jpg
東福寺の日下門をくぐり、東福寺境内に入ってきました。
禅堂の手前に、カエデの木があります。
ある程度は染まって来ていますが、
紅葉」にはもう何日かかかりそうです。


85-3.jpg
先ほどの写真の向かい(南)側の様子です。
こちらのカエデも、上の方だけ紅葉していました。


85-4.jpg
日下門から東に約10mで、突き当りになります。
ここで、通天橋へ行けるチケットが買えます。
最盛期には3時間待ちなのですが、この日は待ち時間なしでした。


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通天橋は、チケット売り場の左(北)側にあります。
また、通天橋の横にもチケット売り場があります。
紅葉シーズン以外は、ここだけになります。


85-6.jpg
これが通天橋へのチケットです。500円払いました。
では、中に入っています。


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ここは、法堂と開山堂を結ぶ通路です。
通天橋は、この間にあります。
では、今から通天橋に向かいます。


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先ほどの場所から約20m北に進みました。
ここからいよいよ通天橋を渡ります。


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通天橋を渡っている途中で、西を向きました。
日向のところはだんだん紅葉が染まっていますが、
日陰のところはまだまだ深緑です。


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先ほどの地点で、望遠で撮りました。
通天橋は鴨川の支流三ノ瀬川に架かる橋です。
三ノ瀬川は写真の方向(西)側が下流で、
前回ブログの「旧伏見街道第3橋」を通り過ぎて、
鴨川に流れ込みます。
この写真は、クリックすると拡大されます。


85-11.jpg
さらに望遠で撮りました。
こちらは、三ノ瀬川に架かる臥雲橋です。
東福寺の外の一般道に架かる橋です。
実は、そちらからこの通天橋を見たほうが絶景です。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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今度は、上流(東)側を撮りました。
向こうに見える建物は、方状です。


85-13.jpg
通天橋から見る紅葉越しの方丈です。
後で寄りますが、こちらから見る通天橋もかなり絶景です。


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通天橋を渡り切りました。
このまま北に進めば開山堂なのですが、
時間の都合でここから西に折れます。
ちょっと三ノ瀬川沿いを散策します。


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ここは渓谷状になっていますので、
三ノ瀬川へ行くには、この石段を下りることになります。


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石段を下りると、今度は下り坂になります。
この辺りも、ところどころ紅葉に染まっています。


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下り坂の一番下に、三ノ瀬川をまたぐ小さな橋があります。
今からそちらに向かいます。


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小さな橋の上から、通天橋を見上げています。
この辺りのカエデは、まだまだ深緑ですね。
この写真も、クリックすれば拡大できます。


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今度は、下流(西)側を撮りました。カエデが生い茂っています。
臥雲橋の屋根が、かすかに見えます。


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三ノ瀬川の小さな橋を南側に渡りました。
今度は石段を上って、通天橋の辺りに戻ります。


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石段を上る途中です。通天橋を見上げています。
ここは紅葉に染まると絶景なのですが、深緑でも十分にきれいです。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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石段をほぼ上りました。ここから、平たんになります。
やはり、カエデは日向の方がよく染まっていますね。


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通天橋の辺りに戻ってきました。
ここから右(南)に折れて、ここを出ます。


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ここをまっすぐに行くと、法堂に行きます。
では、このまま進みます。


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ここは分かりにくいですが、四辻です。
このまま進むと、法堂に出ます。
右(西)に行けば最初の写真の日下門に行けます。
左(東)は、方状です。
では、ここの左折して方丈に行きます。


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四辻で、東を向きました。右(南)に法堂が見えます。
正面に見えるのが、方状です。


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東福寺の方丈です。今から、こちらに入ります。


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こちらが、方状のチケットです。500円払って、中に入りました。


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方丈内は、施設の撮影はできません。(庭園のみ撮影可です)
方丈に入ってすぐに、渡り廊下があります。
左右に石庭があって、まるで砂の海を渡っているようです。


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渡り廊下の東側にあるせまい石庭です。
石柱と砂の波のコントラストが面白いです。


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同じ場所から、西側を向きました。
ここは、東福寺方丈の南側石庭です。
(通天橋と並ぶ東福寺の象徴です)
南側を向いているので、縁側に座って休憩するのに最適です。
この庭を見てると、心が和みます。
この日も、日向ぼっこをしばらくしてから先に進みました。


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今度は、方状の東側庭園です。こちらは、だいぶ小さな庭です。


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方丈の北西角に、展望台があります。
ここからも、通天橋が見えます。


85-34.jpg
方丈展望台から西を向いた風景です。
通天橋がすぐそこにあります。よく見ると、小さく臥雲橋も見えます。
紅葉が、本当に近いです。
ここも、東福寺の隠れた絶景ポイントです。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


85-35.jpg
さらに、方状の北側庭園です。
苔と正方形の石とのコントラストがきれいです。
東福寺は鎌倉時代中期に建立されましたが、
実はこれらの方丈庭園は、ここ30年くらい前に造営されたものです。


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東福寺方丈の北東角です。
手前に小さな塚(お墓?)が並んでいて、向こうに偃月橋が見えます。
この橋も、三ノ瀬川に架かる橋です。


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東福寺方丈を一周しました。
では、ここを出て先に進みます。


85-38.jpg
東福寺方丈の南側に、細い道があります。
次はこの道を進んでいくのですが、それは次回とします。
今回は、ここまでです。

~次回は、龍吟庵や三門・法堂を見て東福寺を出ます~

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第86回 東福寺三門越しの法堂~月輪散策~その3

85-38.jpg
東福寺の方丈を出たところです。
その方丈の南側に、細い道が続いています。
先ずはそちらに向かい、次に南側の東福寺三門や法堂に向かいます。
撮影日は、2012年11月8日木曜日午後3時。
少しずつ日が西に傾いてきました。


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細い道を東に進み、突き当りまで来ました。
この先の龍吟庵は幕末に薩摩藩が接収していたので、
このような石碑が立っています。
では、ここを左折して北に進みます。


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方丈を迂回するように、この細い道が続きます。
この道を北に進み、その先の小さな橋を渡ります。
この辺りはまだ深緑のカエデですが、
11月半ばになれば十分に紅葉するでしょう。


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その小さな橋です。
この橋は、上の方に書いてある通り「偃月橋」といいます。
東福寺の三ノ瀬川に架かる橋は、
上流から「偃月橋」→「通天橋」→「臥雲橋」と並んでいます。
今から、ここを渡ります。


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偃月橋を渡る途中で、西を向きました。この先に方丈があります。
ちょうど前回ブログで方丈から見た光景の反対側なのですが、
この写真ではカエデが生い茂っていて、よく分からなくなっています。


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偃月橋を渡ると、その先に龍吟庵が見えます。
500円払って、この中に入っていきます。


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では、ここから龍吟庵の中に入っていきます。


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龍吟庵の中に入りました。
右が、重要文化財の庫裏です。
左が、国宝の方丈です。
京都市内で数少ない応仁の乱以前の建物です。
右は非公開なので、左の方丈に向かいます。


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龍吟庵の方丈は庭園の撮影は可能ですが、内部は撮影不可でした。
ここ方丈は、薩摩藩所縁の建物でもあります。
ここは、南側庭園です。平行な横波が、砂で表されています。


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次は、西側庭園です。荒々しい波に、石でできた龍がいます。


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西側庭園を見上げると、カエデの木々に囲まれていました。
ここも、もうすぐ絶景になります。


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龍吟庵の北側に、開山堂があります。
ここに、大明国師の霊廟があります。
大明国師は鎌倉時代に東福寺の住持になった禅僧で、
亀山上皇の支持のもと、南禅寺を建立した人物でもあります。
(そういえば、南禅院境内にも大明国師の霊廟がありました)
龍吟庵は、大明国師の住居跡です。


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こちらは、東側庭園です。赤い砂で造営されているのは、珍しいです。
その向こうに見えるのが、重要文化財の庫裏です。


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では、龍吟庵を出て先に進みます。


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龍吟庵の前で、東を向きました。
右側の偃月橋の前に、即宗院があります。
こちらの紅葉の庭がかなり絶景なのですが、
今年は非公開だそうです。(第16回ブログ参照)


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再び偃月橋を渡り、細い道の南の端まで行きます。


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先ほどの道の南側の端に来ました。
今度は、西に折れてこのブログの最初の地点まで行きます。
(方丈の前ですね)


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方丈の前に来ました。(このブログの最初の地点です)
今は、南を向いています。
右(西)側に法堂が見えます。その先は、三門ですね。
今から、そちらに向かいます。


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東福寺の方丈から南に約20m進みました。
左(東)側に、茶店がありました。ちょっとここに寄ります。


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この茶店は、紅葉シーズンのみ開いています。
昨年は甘酒を頼みましたが、
今年はおなかが空いていたので「善哉」にしました。
甘くてお餅がトロ~ンとして、来年もこれにしようかと思います。


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法堂を一旦通り過ぎ、三門の横に来ました。
こうしてみると、なかなか大きいですね。


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三門の東側に、末社の一つ「五社成就社」があります。
今度は、この鳥居が並ぶ石段を上ります。


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こちらは、「五社成就社」の手水舎です。
水は完全に枯れています。


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手水舎の横に、十三重石塔があります。
鎌倉時代に九条道家が建立したもので、重要文化財です。
後ろの祠は片方はお地蔵さんですが、
もう片方は末社で独立した神社です。


86-25.jpg
では、この石段を上って本殿に向かいます。


86-27.jpg
「五社成就社」の本殿です。
ここは、いろいろ(お稲荷さんとか天神さんとか)
5柱の神様がいらっしゃいます。
……ここでちょうどお賽銭の小銭がきれてしまいました。
こういうところに来るときは、
たくさん小銭を持ってくる必要があります。


86-28.jpg
では石段を下りて、三門の前に戻ります。


86-29.jpg
「五社成就社」の南側に、浴室があります。
鎌倉時代の浴室なので、サウナ風呂ですね。
(今は使われていません)
横のカエデの木がきれいです。
ちなみに、ここが東福寺最南端です。


86-30.jpg
東福寺の最南端に来た後は、右(西)に折れます。
東福寺の南西角に、勅使門がありました。
厳密にはここが正門で、天皇陛下など皇族専用の門です。
(今は、閉ざされています)


86-31.jpg
他の多くの禅寺同様に、東福寺も勅使門横に山門があります。
皇族が来られたら、勅使門から20mほど東に進み、
この写真のように北に向いて、三門から法堂に向かいます。
そのため通常の禅寺は、
勅使門→三門→法堂(本堂)が直線状に並んでいます。
(東福寺は、勅使門~三門間が少し曲がりますが)
まぁ、いづれにしてもこの写真の構図が
東福寺の「表の顔」になります。
この写真は、クリックすると拡大されます。


86-32.jpg
今度は東福寺の西側を北に進みます。
三門を通り過ぎ、法堂に向かいます。


86-33.jpg
東福寺の法堂の前に来ました。
ちょうど団体の観光ツアーが来られていて、
目の前を通り過ぎていきました。


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東福寺の法堂の中には、この日は入れませんでした。
そのため、ここから参拝します。
ご本尊は釈迦三尊像で、天井の雲竜図が見事です。


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法堂横から北に向かいます。
これで、東福寺を一周しました。


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また、東福寺の日下門前に来ました。
今からここから東福寺を出て、泉涌寺に向かいます。
実は、地元民しか知らない裏道を通りますが、
それは次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、勝林寺・悲田院に寄りつつ、泉涌寺に向かいます~

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第87回 東福寺から泉涌寺へ~月輪散策~その4

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ここは、東福寺の日下門です。
今回はここを出て、裏道を抜けて泉涌寺の方に向かいます。
途中、臥雲橋や勝林寺に寄ります。
撮影日は、2012年11月8日木曜日午後3時半。
急がないと、泉涌寺が閉まってしまいます。


87-2.jpg
東福寺の日下門を出て、北を向きました。
本来は、こちらが東福寺の観光コースです。
(今までの東福寺取材は、全てこちらを通っていました)
実は、ここは自分の高校時代の通学路です。今からここを通ります。


87-3.jpg
東福寺の日下門から北に約20m進みました。
日下門前の北西角の天得院の前で、焼餅を売っています。
東福寺保育園があるところですね。


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……で、焼餅を買いました。
これは米由来の「餅」ではなく生麩を焼いたものでした。
(小麦粉のグルテンを固めたものに、ヨモギが入っています)
表面が香ばしく、中はモチモチでした。
それが、中の小豆あんと合います。


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東福寺の土塀横に植えられたカエデの木が、
だんだん紅葉に染まっていました。
ここは、そこそこ染まっています。


87-6.jpg
東福寺西側の道をさらに北に進みます。
目の前に、だんだん臥雲橋が近づいてきました。
この臥雲橋も、偃月橋・通天橋同様三ノ瀬川に架かる橋です。
では、いよいよここを渡ります。


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臥雲橋から、三ノ瀬川を東に向いています。
向こうに見えるのは通天橋で、
その向こうに東福寺の方丈が見えます。
お気づきの方もいるでしょうが、
自分は「ブログ村」のアバターの代わりに、
この構図の写真を使っています。
この写真は、クリックすると拡大されます。


87-8.jpg
同じ位置で、ちょっと引いて撮りました。
人混みには程遠いですが、そこそこ混んでいました。
(紅葉最盛期にはたくさんの人で、立ち止まると危険になります)
ここを通る人は、自分と同じように写真を撮っていました。
幼稚園児くらいの女の子がここに来るなり、
「わぁ、きれいきれい」
を連発していました。
個人的には、ここが京都一の絶景だと思っています。


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臥雲橋の北側に来ました。
右(北)側は東福寺ですが、左(西)側は東福寺の末寺が続きます。
この道も、紅葉に染まります。


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臥雲橋から東に約100m進むと、右(東)側も末寺が続きます。
さらに北に約100m進むと、右(東)側に明暗寺が見えます。
ちょっとここに寄り道します。


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明暗寺の本堂には、「大弁財尊天」と書かれてありました。
ということは、ここの本尊は「弁天さん」でしょうか?
もともとこの寺院は、禅宗の一派普化宗の総本山です。
普化宗といえば、
尺八を吹きながら行脚する虚無僧で知られています。
ここは、尺八の根本道場でもあります。


87-12.jpg
本当はここの庭園は苔とか萩とかが綺麗なのですが、
枚数の都合で割愛します。
代わりに、こちらを撮りました。
この猫は、よく見ると片目が失明していて大きな傷がありました。
屋根から降りられなくて困っている様子でしたが……


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自分で塀伝いに降りてきました。
その姿を撮ろうとしたのですが、動きが速くて速くて。
結局、こんなブレた写真しか撮れませんでした。
野良ネコではなく、ここに住んでいる飼い猫のようでした。


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では、明暗寺を出て、さらに北に向かいます。


87-15.jpg
明暗寺の前で、北を向きました。
約50m先で、突き当りになります。
ずっと向こうに見える大きな建物は、「第一日赤病院」です。


87-16.jpg
東福寺の日下門の前から北に進む道も、
ここでT字路の突き当りになります。
その看板は、T字路の北東角にありました。
お気づきの方も多いでしょうが、
自分のブログのアバターは、この構図の写真を使っています。



87-17.jpg
このT字路で東に向きました。
元来の観光コースは、ここを西に「東福寺」駅方面に向かいます。
泉涌寺へ向かうコースもそちらに向かうのですが、
ここは地元民ならではの近道を通るために、東に進みます。
ここから急な上り坂になります。
ちなみに、自分の高校の通学路もこちらになります。
(母校は、この道の突き当りです)


87-18.jpg
さきほどのT字路から東に約100m坂を上りました。
この辺りから、周囲が少しずつ末寺に変わって住宅になります。
左(北)に向かう脇道に、このような看板がありました。
次は、この勝林寺に寄ってみます。


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細い道を北に、約100m進みました。
この石段を上って、勝林寺に入ります。


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勝林寺の門をくぐりました。
小さいながらも、紅葉がきれいな寺院です。


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勝林寺毘沙門堂前に小さな庭があります。
東福寺より日がよく当たる分、こちらは紅葉が進んでいます。
本当はとてもきれいなところなのですが、
枚数の関係でこれだけになります。


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勝林寺の毘沙門堂(本堂)です。
ここは、東福寺の北側に当たり北を守護する毘沙門天が本尊です。
他にもいろいろ秘仏があるのですが、
11月17日~12月9日に公開されているそうです。


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名残惜しくはありますが、ここ勝林寺を出て先に進みます。


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勝林寺の門を出ると、石段を降ります。
100mほど細い道を進むと突き当ります。
そこを左折(東に曲がり)して、急な坂道を上ります。


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勝林寺から南に進み、突き当りで左(東)を向きました。
ここは、急な上り坂です。あと150mほどで突き当ります。


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先ほどの角から、約50m進みました。
東福寺の僧堂には、こちらから入ります。
東福寺の僧侶の修行の場ですね。


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急な上り坂も、いよいよ突き当りです。
京都市立日吉が丘高校の校門は、この脇にあります。
ここも、紅葉がきれいになってきました。
ちょうど下校時間で、この直後にたくさんの生徒が出てきました。


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京都市立日吉が丘高校の校門前で、右(南)を向きました。
上り坂は、さらに急になります。
左側に日吉が丘高校を見ながら高校沿いに道を進みます。


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日吉が丘高校の校門前から、南に約50m進みました。
上り坂は続きますが、ここから急に左にカーブします。


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さらに南東に50mほど進みました。
分かりにくいですが、左側は京都市立日吉が丘高校です。
ちなみに、このままこの道を進むと稲荷山山中に入り、
さらに進むと四辻に到達します。


87-31.jpg
日吉が丘高校の校門前から、敷地沿いに約200m進みました。
日吉が丘高校の端まで来ました。


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先ほどの地点で、左を向きました。
ここは、京都市立日吉が丘高校の裏門です。
目の前に、体育館があってその横に運動場があります。
右手に石段があって、細い道が伸びています。
今度はここを進みます。


87-33.jpg
石段を上ると、今度は平坦になります。
左(北)に見えるのは、京都市立日吉が丘高校の体育館です。
ここは1Fが剣道場で、
2Fがバスケットボールなどができる体育館になっています。
ちょうど剣道部が活動をはじめていました。


87-34.jpg
さらにこの道を歩き続けると、
今度は左(北)側に運動場が見えてきました。
分かりにくいですが、この真北にピッチャーズマウンドがあります。
この辺りはアスファルトに落ち葉が敷き詰められていて、
この時期はとてもきれいになります。
昔からこの道は、自分のお気に入りでした。


87-35.jpg
この細い道は200mほどで終わり、
後は北へ急な石段を上ることになります。
「こんなん、山登りやわ」
と前を歩いていた二人連れの女性が息を切らせていました。
(自分は、高校時代ここを体育の時間に走っていたのですが)


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急な石段は、約50mで終わり、あとは平坦になります。
日吉が丘高校は、左(西)側のはるか下になります。
ちなみに、右(東)側は京都市立月輪中学校の運動場です。


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平たんな道は、約50mで突き当ります。
そこから右(東)に行くとすぐに泉涌寺ですが、
ちょっと左(西)を向いてみました。
ここから道が二手に分かれていて、
左の急な下り坂の先には京都市立日吉が丘高校の運動場があります。
(柵の先です)
このまままっすぐ行く道に、寄り道をします。


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先ほどの道を20mほど行くと、
突き当りに悲田院という寺院がありました。
ここにも寄っていくのですが、それは次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、泉涌寺に入っていきます~

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第88回 紅葉の泉涌寺~月輪散策~その5

泉涌寺は歴代天皇の菩提寺で、「御寺」と呼ばれています。
ちょうど紅葉が見ごろで、
天皇家の家紋でもある菊の花もあちこちで見られました。

実は、今回ブログは写真の枚数が最多になります。
本当は40枚を超えると二回分に分けるのですが、
そろそろ次の嵯峨野嵐山の分も溜まってきたので、
強引に載せることにしました。


87-38.jpg
前回ブログの最後の写真悲田院の門です。
今回は、まずはここに入っていきます。
撮影日は、2012年11月8日木曜日午後4時。
そろそろ夕方と言ってもいい時刻です。


88-2.jpg
悲田院の門をくぐりました。本堂は、この先にあります。


88-3.jpg
本堂に行く途中に、水かけ地蔵尊がいらっしゃいました。
「悲田院」だけに、子供を守っているのでしょうか?


88-4.jpg
本堂の手前の毘沙門堂です。一般人が入れるのはここまでです。
ここ悲田院は、他の地域の「悲田院」同様
もともとは孤児を養ったり、貧しい病人を見たりする施設でした。
初めは京都市街地にあったのですが、
室町時代半ばにここに移転しました。
現在は泉涌寺の末寺の一つで、
毘沙門天や本尊の阿弥陀仏を安置した寺院です。


88-5.jpg
毘沙門堂の北側が崖のようになっていて、
ここから京都市街地が一望できます。
もうこんなに高く上ってきました。


88-6.jpg
悲田院から見た京都市街地です。
第71回ブログの粟田神社と同じような景色です。
向こうに見えるのは、京都タワーですね。
その右(北)にある大きな建物は、修復中の東本願寺です。
この写真は、クリックすると拡大されます。


88-7.jpg
では、北側の自動車用通路から悲田院を出ます。


88-8.jpg
悲田院の門から東に約20m進みました。
前回ブログでは、右側の道からこちらに来ました。
(ここを進むと、日吉が丘高校や東福寺に着きます)
今回は、まっすぐ進み泉涌寺に向かいます。


88-9.jpg
先ほどの三叉路から、東に向かっています。
分かりにくいですが、左(北)側が京都市立月輪中学校です。
右(南)側は、その月輪中学校の運動場です。


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三叉路から東に約100mで、この道は突き当ります。
目の前の南北の道は、泉涌寺の参道です。
京都市街地からだいぶ高いところなので、
観光バスや自家用車で来られる方が多いですね。


88-11.jpg
参道を右に向いて南に進みます。ここも急な上り坂です。
泉涌寺までもう少しです。


88-12.jpg
三叉路から約100m上って、左(東)を向きました。
いよいよ「御寺」泉涌寺に入ります。


88-13.jpg
泉涌寺の門をくぐってすぐの様子です。
左右にいろいろ末寺があって本当はそこにも行ったのですが、
枚数の関係で省略します。
このまままっすぐ行くと、仏殿や舎利殿・本坊などがあります。


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門から東に真っ直ぐ50mほど進むと、泉涌寺の仏殿の前に出ます。
要するに、本殿ですね。


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泉涌寺の仏殿です。
本尊は、運慶作の釈迦如来・阿弥陀如来・弥勒如来です。
この建物自体は、応仁の乱で焼失後
江戸幕府第4代将軍徳川家綱が寄進したものです。
(建物も本尊も、重要文化財)

真言宗泉涌寺派総本山「御寺」泉涌寺は平安時代からありますが、
意外に沿革がはっきりしていません。
鎌倉時代の月輪大師俊芿(しゅんじょう)が事実上の開祖です。
(この辺りの地名月輪の語源になった方ですね)
俊芿は書家としても優れていて、
後鳥羽上皇など天皇家の支持を得ました。
そのため、この泉涌寺は天皇家の菩提寺になったのです。


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仏殿と舎利殿との間に、このようなお堂がありました。
この中に泉があって、それが「泉涌寺」の謂れとなっています。


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仏殿の東隣りに、舎利殿があります。
能楽の「舎利」のもとになったところです。
「舎利」という限りは、
ここにもお釈迦様の遺骨が安置されていることになります。
(寺伝では、お釈迦様の「歯」の骨があることになります)


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舎利殿の東隣りには、本坊があります。
ここは勅使門で、天皇陛下や皇族が来られない限り開門しません。


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皇族ではない自分は、
もう少し北側にあるこちらから入ります。


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本坊は中から外に向けての撮影はできるのですが、
内部の撮影は不可になります。
(内部は天皇陛下や皇族、侍従・女官の控室が並んでいました)
ここは、勅使門を裏から撮ったものです。
脇に、皇族の家紋である菊の花が飾ってありました。


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その本坊の屋根の一部です。やはり皇族の「菊の紋」がありました。


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こちらの寺院には、数年ごとに天皇陛下が来られます。
天皇陛下がくつろがれるための部屋を「玉座の間」というのですが、
こちらはその「玉座の間」から見た庭園です。
こちらの紅葉は、ちょうど見ごろでした。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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こちらは、さらに東側から見た庭園です。
(ちなみに、本坊の南側に庭園があります)
自分は、このくらいの染まり具合の方が好きです。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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では、泉涌寺の本坊から出ていきます。


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本坊を出て舎利殿を通りすぎ、西に向かっています。
左側に見えるのが、仏殿の裏側です。
右側のテントで、菊の花が飾ってありました。
コンクールがあったらしく、
「京都市長賞」などの表札が出ていました。
(枚数の関係で、菊の花の写真は省略しました)
では、向こうの上り坂を進み外に出ます。


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泉涌寺の門です。
ここをくぐって、「東福寺」駅に向かいます。


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泉涌寺の門を出たところに、駐車場がありました。
ここに入ろうとしたときは観光バスで一杯だったのですが、
今は一台だけになっています。
もうすぐ閉山の時間だからでしょうか?
(この時点で午後5時でした)


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先ほどの写真のところから右(北)を向きました。
この急な下り坂を進み、京都市街地に向かいます。


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泉涌寺の門から、北に約100m進みました。
もう夕暮れが始まっています。
先ほどは、左(西)側の道から来ました。
今度は、まっすぐ進みます。


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さらに30mほど急な坂道を下りました。
真東に脇道が見えます。
ここを進むと、今熊野観音寺や来迎寺・後堀川天皇陵に行けます。
(月輪の北側を今熊野といいます)
本当は、ここ以外にも孝明天皇陵や那須与一のお墓など
泉涌寺周辺にはたくさんの観光名所があります。
ただもう午後5時を回ってしまいましたので、どこも行けません。


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先ほどの位置から、この坂道は北西に折れ曲がります。
さらに200m進むと、京都市立月輪中学校の校門が見えます。


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泉涌寺から東大路まで約1kmあります。
その間、このような参道がずっと続きます。
左右には末寺が続き、急な坂道を下り続けます。
この先でまた左にカーブして、今度は西北西に進むことになります。


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泉涌寺の門から約700m下りました。
ようやく泉涌寺の山門が見えました。


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泉涌寺の山門をくぐると、こうなります。
時折末寺があるものの、もう住宅地の中に入りました。


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さらに西北西に約300m進みました。
ここは、泉涌寺道と東大路との交差点です。
ずっと向こうに、京都タワーが見えます。
この泉涌寺道は、このまま進むと
京阪電鉄の線路付近で北に折れ、
塩小路通と合流して最終的に京都駅前に行くことができます。


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泉涌寺道と東大路通との交差点で、左(南西)を向きました。
今度は、東大路を進みます。
交差点近くに、フライなどの揚げ物専門店があります。
ここはコロッケが名物で、
近くの日吉が丘高校や大谷高校の生徒がよく買いに来ます。
(自分も、学生時代によく通いました)


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昔のように、自分もここで買ってみました。
これ全部で、290円でした。
昔と変わらず甘いコロッケでした。


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東大路を南西に歩いています。
日がかなり傾いてきたので、レンズに日差しが入って撮りにくいです。


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泉涌寺道と東大路との交差点から、
東大路を南東に約200m進みました。
左側に、「第一日赤病院」が見えます。


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先ほどの写真から、さらに100m進みました。
左側は、まだ「第一日赤病院」です。
すぐ先に、「東福寺前」の交差点があります。
東大路はここで終わり、
右(西)にカーブして九条通になります。

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「東福寺前」交差点で、南を向きました。
ここは東福寺への観光ルートで、
第2回ブログではここを通りました。
もう夕方なので、ここから帰る方が多いようです。


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九条通はここから陸橋になり、
この橋は本町通・琵琶湖疏水・師団街道・鴨川などを越えて
河原町通へと向かいます。
そして陸橋とは別に、細い道が脇に続きます。
(この道も、九条通です)
細い方の道を下って、本町通に向かいます。


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細い方の九条通を西に進み、本町通まで来ました。
ここで北に向いて、「東福寺」駅の方に向かいます。


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九条通から、本町通を北に進んでいます。
だんだん観光客よりも、制服姿が目立つようになってきました。
この制服は、自分の後輩のようですね。


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JR奈良線と京阪電鉄の「東福寺」駅前です。
時刻は、午後5時半を回りました。
では、今回はここまでとします。

~次回から、新シリーズになります。
嵯峨野嵐山の紅葉見物を道順に書こうと思います。
かなり長い道のりなので、今年いっぱいかかります~

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第438回 芬陀院の雪舟庭園~月輪紅葉散策2016~その1

[芬陀院] ブログ村キーワード

京都市東山区の南西端を「月輪」(つきのわ)と呼びます。
今熊野(いまぐまの)の南隣で、
さらに南にいくと御山(稲荷山)のある京都市伏見区深草です。
泉涌寺を開山された月輪大師(がちりんだいし)に由来する通り、
泉涌寺と東福寺を含む地域です。

月輪には毎年紅葉散策には出かけていたものの、
2012年11月3日以来ブログには載せていませんでした。
この辺りは豊国神社や三十三間堂に次ぐウチの近所なので、
ついつい「いつでも取材できる」と思い、後回しにしていました。
気が付いたらここの紅葉散策は約4年取材しておらず、
(紅葉以外なら、約2年ぶり)
それで今年は近所のこちらを訪れました。


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……というわけで本当は徒歩圏内ですが、
京阪電鉄を一駅だけ乗って「東福寺」駅に着きました。
今回は本町通を南下して、東福寺中大門より境内に入り
芬陀院庭園を見ていきます。
撮影日は、2016年11月23日勤労感謝の日の水曜日午前10時半。
曇り空が、だんだん晴れていきました。


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先ほどまで乗っていた大阪の淀屋橋行きの準急が出発しました。
京都府内の京阪電鉄の準急は、各駅に停車します。
(この駅には、特急はもちろん急行も停まりません)
こうして見ると、今年(2016年)は月輪を訪れる方が少ないですね。
(例年なら、ホーム一杯に人が溢れて立錐の余地もありません)


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ホームから、東を向いています。
この先が改札口で、その先でJR来られた方と合流します。
(JR奈良線「東福寺」駅の様子は、第144回ブログ参照)


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京阪電鉄とJR奈良線の「東福寺」駅前から東に向いています。
こうしてみても、2011年11月23日よりも人が少ないですね。


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東福寺」駅前から本町通を出て、南を向きました。
(北側は、第221回ブログ参照)
やはり、今年(2016年)は空いています。
(例年ですと、そもそも自動車が通れる余地がありません)
では、こちらを進んでいきます。


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「東福寺」駅前から、本町通を約50m南下しました。
ここで本町通は九条通と交差するのですが、
この辺りの九条通は高架とその下の二つのルートに分かれます。


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本町通をさらに南下して、九条通の高架下に来ました。
よく見ると、こちらに川のない橋があります。
実は九条通の下には、暗渠となったかつての川が流れています。
旧伏見街道(本町通)には第1橋から第4橋までありますが、
今も橋として機能しているのは、
第3橋と第125回ブログに出てきた第4橋だけです。
(第3橋は、今回ブログに出てきます)


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九条通の高架をくぐり、左(東)を向きました。
この狭い1車線の道も、九条通です。
この先に第1日赤病院があって、その辺りが「東福寺」交差点です。
(第2回ブログのルートですね)


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九条通から、本町通を南に向いています。
東福寺へは、こちらからも行くルートがあります。
と言いますか、ここから南東部一帯が東福寺なので
適当なところで左(東)にいけば、即東福寺です。
この先に、ネパール味のカレー屋さんが見えます。
昨年(2015年)できたところですので、
まだ行ったことがありません。


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そのカレー屋さんの前で、本町通を南に向きました。
すぐ先に、「東福寺交番」が見えます。


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「東福寺交番」の北側で、本町通から東を向いています。
こちらが、東福寺の北大門(重要文化財)です。
第15回ブログでは、ここから東福寺境内に入っていきました。


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東福寺北大門の前で、本町通を南に向きました。
向こうのオレンジ色のテントは約20年前までお好み焼き屋さんで、
自分が高校生の頃によく通いました。
京阪電鉄の軌道がここから東に膨らむので、
本町通右(西)側の家屋の消えて代わりに線路がむき出しになります。
ここ以南の京阪電鉄の軌道は、
高架になってJR奈良線の軌道を乗り越えます。


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その元お好み焼き屋さんの南側に、こちらの寺院があります。
こちらは浄土宗西山壇林寺派法性寺です。
元々は、藤原野忠平が建立した浄土信仰(天台宗)の寺院でした。
平安時代には京都を代表する広大な寺院でしたが、
鎌倉時代に衰退し遂には東福寺に寺領を奪われてしまいました。
つまり、元々東福寺の位置にはこの寺院がありました。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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法性寺の前で、本町通を南に向きました。
ここからは右(西)側にも家屋が並びだします。
このダラダラした上り坂が、自転車のときは厳しいのです。
(今回は母と一緒なので、徒歩で移動しています)


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法性寺から、本町通を南に約50m進みました。
こちらは、宮内庁による陵墓推定地です。
この奥にある塚が古代人の墳墓と考えられるのですが、
それが皇族のものである可能性が高いため
誰の墳墓かはっきりするまで
宮内庁がこの土地を買い取って維持管理しています。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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さらに本町通を約100m南下しました。
ここに、一昨年(2014年)まで京都市立月輪小学校がありました。
第143回ブログのコメント内でその後を気にしていたのですが、
どうやら自分の母校京都市立日吉ヶ丘高校の一部になったようです。


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その京都市立日吉ヶ丘高校月輪学舎の向かい(西)側に、
竹細工のガレージセールをしていました。
箸や箸置きなどの小物や、一輪挿しの花瓶などがありました。
ウチの母のお店にでも飾れるものがあればと思ったのですが、
ちょっと希望のものは売っていませんでした。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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竹細工屋さんから、本町通を約50m南下しました。
こちらは、仕出し屋の木嶋さんです。
毎年この時期は、仕出し弁当や麩まんじゅうなどの販売で
かなり繁盛していましたが、
とうとうその右(北)隣に飲食店をオープンさせていました。
もっと時間的余裕があれば寄るのですが、
この後かなりあちこち回るので今回は入りません。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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仕出し屋の木嶋さんの前で、本町通を約50m南下しました。
こちらが、先述の旧伏見街道第3橋です。


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旧伏見街道第3橋の上で、西を向きました。
この橋は、本町通と交差する三ノ瀬川に架かります。
三ノ瀬川水源は御山(稲荷山)の薬力の滝で、(第371回ブログ参照)
そこから東福寺境内を東西に貫いて
ここから西に約200m先の琵琶湖疎水の下を通り抜けて
さらに西側の鴨川に流れ込んでいます。


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今度は旧伏見街道第3橋の上で、東を向きました。
この先の東福寺境内で、三ノ瀬川上に
偃月橋・通天橋・臥雲橋の「東福寺3橋」が架かります。


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旧伏見街道第3橋の上で、本町通を南に向いています。
東福寺に拝観される方はこれ以上南下されないので、
ここより南は人がだいぶ少なくなります。
ここをさらに南下すると、約150m先に東福寺南大門があります。
また、ここから約1㎞南下すると、伏見稲荷大社前に出ます。


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旧伏見街道第3橋の南側で、本町通から東に向きました。
こちらは、重要文化財の東福寺中大門です。
東福寺境内に入る日下門は、この道の先にあります。
ここから先の写真は、全てクリックすると拡大されます。


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本町通から、東福寺中大門をくぐり東に進んでいます。
門の脇に、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいました。
そう言えば、東福寺の北大門と南大門の脇にもいらっしゃいます。
何か意味があるのでしょうね。


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東福寺中大門をくぐり、東を向いています。
約150m先に、東福寺境内に入れる日下門が見えますね。
この道の右(南)側に、駐車場と臨時の駐輪場が並んでいます。


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本町通から東に、約100m進みました。
本町通~東福寺日下門の間に、東福寺の塔頭寺院が並んでいます。
この道の南側に、その中の1寺があります。
こちらは臨済宗東福寺派芬陀院です。
今回ブログのメインですね。


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先程の場所から、芬陀院の境内に入ってきました。
こちらの門を開けて、芬陀院の内部に入っていきます。


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先程の扉を開けると、すぐに玄関があります。
そこで一人300円支払うと、中を拝観できます。
玄関前で南を向くと、こちらの部屋が続きます。
芬陀院は、ご本尊など仏像の一切が撮影不可です。
ただ、仏像以外は屋内でも撮影ができます。
あちこちの部屋が凝っていて、
それぞれ休憩などができるようになっています。


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先程の位置から南に進み、東を向きました。
この廊下の左(北)側は仏間で、撮影不可です。
ただし、応接間は撮影が可能です。
柱に打ち付けられた板に「抹茶600円」と書かれていますが、
本当にその金額を拝観料と別に払えば、
その応接間で抹茶と茶菓子が頂けます。
右(南)側は縁側で、その先が石庭が造営されています。

ここのパンフレットに丸窓から見える石庭が写っていますが、
それはこの奥(東)にある茶室からの景色です。
本当はそちらも撮るつもりでしたが、
茶室内で中国人カップルが楽しそうに写真を撮っておられたので、
写真撮影はしていません。


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その丸窓の先が、こちらの景色です。
(向こうの石付近が、丸窓から見えます)
こちらは、あまり人がいらっしゃりませんね。
先程の中国人カップルと、英語で少し話しました。
(自分の中国語は、延々会話できるレベルではないので)
日本の茶道に興味があるようで、ちょっと質問されました。


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その後は、南側のメインの石庭に戻ってきました。
こちらが、芬陀院南側石庭の中央部分です。
左側の石が鶴が頭とは羽を伏した状態を表し、
右側は亀の甲羅を表しています。
合わせて「鶴石」「亀石」で、こちらを並べたのが雪舟です。
雪舟はこちらに住み着いていたのではなく、
こちらの住職に依頼されて石庭を造営しました。
(短期間ですが、石庭造営中はこちらに雪舟が居住したようですが)


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こちらは、南側石庭の東側です。
白い寒椿が咲いていて、辺りに花弁が散らばっていますね。


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石庭の西側には、便所があります。
そして、こちらがその前にある手水鉢(手洗い場)です。
こういうちょっとしたところに、ここの良さがありますね。


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その手水鉢の前で、北を向きました。
では、ここから向こうの玄関を通って外に出ます。


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そして靴を履いて、玄関の扉を開けました。
では、この先の石畳へと進みます。


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その石畳で、北を向きました。
次は、向こうの道に出ます。


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その道に戻り、芬陀院前から東を向きました。
約50m先に、東福寺の日下門が見えます。


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芬陀院の向かい(北)側に土塀が続いていて、
そこにカエデ並木が続きます。
こちらを見ていると、紅葉もちょっと盛りが過ぎています。
昨年(2015年)と比べて、
今年(2016年)は極端に紅葉が早いことが分かります。


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その土塀は、こちらの寺院のものです。
こちらも臨済宗東福寺派の1寺天得院です。
境内が「東福寺幼稚園」になっていて、
平日なら幼児の声がここから響いてきます。
(紅葉期間中は、ライトアップでも有名ですね)
また、こちらの名物が焼麩まんじゅうの屋台ですが、
それはこのずっと後の回のブログで紹介します。


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天得院の前で、東を向きました。
こちらが、臨済宗東福寺派本山東福寺の日下門です。
次はこの中に入っていくのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けたので、今回はここまでです。

~次回は、東福寺の通天橋と開山堂を散策します~

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第439回 落葉の通天橋~月輪紅葉散策2016~その2~

[通天橋] ブログ村キーワード

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東福寺日下門の前で、東を向いています。
今回は東福寺境内に入り、通天橋の周囲に入っていきます。
例年11月23日には人が多くて通天橋の中に入れなかったのですが、
今年(2016年)は待ち時間0分で中に入れました。
撮影日は、2016年11月23日勤労感謝の日の水曜日午前11時。
今回の写真は、クリックすれば全て拡大されます。


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東福寺日下門の前で、南を向きました。
左(東)にカエデ並木、右(西)に竹林が続きます。
この辺りは竹林が日照の邪魔をするので、
12月に入ってから紅葉が進みます。
……実は、この道は自分の高校時代の通学路の一部です。
(伏見区深草に当時住んでいた亡き祖父の家に行くときに
ここから本町通へよく自転車で通り抜けていました)
東福寺境内の紅葉もきれいですが、
自分はこの辺りの紅葉がお気に入りです。


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今度は、東福寺日下門前で北を向きました。
通常の観光ルートなら、
この道を通ってこの門に入っていきます。
この奥に「東福寺3橋」の一つ臥雲橋があるのですが、
そちらへはずっと後の回のブログで訪れます。


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では、東福寺日下門をくぐり東に進みます。
写真にはたくさんの方々が写っていますが、
これでも例年に比べればかなり少なめです。


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東福寺日下門をくぐり、東を向いています。
先ず目に入るのは、大きな法堂(本堂)ですね。
その左(北)側に回廊が見えますが、
これがそのまま通天橋に通じています。


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同じ場所で、南を見ています。
こちらに便所があるのですが、
どうしても男子に比べて女子は混んでしまします。
ちなみに、東福寺には本堂の反対側にも便所があります。


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さらに同じ場所で、北を向きました。
この先に、東福寺通天橋へ入るチケット売り場があります。
例年ならここに長蛇の列ができていたのですが、
今年(2016年)は待ち時間0分です。


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こちらが、その拝観用チケットです。
こちらで、東福寺の通天橋の周辺と開山堂に入れます。


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では、東福寺通天橋周辺に入っていきます。
今年(2016年)は、チケット売り場の脇に入り口があります。
ちょっと昔なら、ここの入り口の出口が同じ場所で
それがここが渋滞する一因だったのですが、
それが解消されています。
(もしかすると、それもここの待ち時間短縮の理由かもしれません)


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チケットを使って、通天橋周辺に入ってきました。
要するに、東福寺日下門から
北に広がる三ノ瀬川の両岸に入っていきます。
(そのさらに北に、東福寺の開山堂があります)
ここから一面に紅葉が広がります。
……ただ、今まで書いてきたように2016年は紅葉がよく進み
もうカエデの枝から紅葉が落ち始めています。


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ですから、葉がついていないカエデの枝を見て
がっかりしておられる方もいました。
(実際に、そのようなことを口に出しておられる方もいました)
ところが、こういう時は少し角度を変えると
全く違うものが見られます。
葉は落ちた後、カエデ並木の地面は
落葉が敷き詰められて「紅い絨毯」になります。
自分には、これが「究極の紅葉」です。
個人的には、京都での「落葉」はこの東福寺が「東の横綱」です。
ちなみに、落葉の「西の横綱」は常寂光寺です。
(第92回ブログ参照)


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東福寺通天橋庭園に入って、北に約30m進みました。
ここで最初の道が、三ノ瀬川に突き当たります。
……と言いましても、三ノ瀬川は崖の下の小川です。


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そのT字路で、東を向きました。
向こうに、通天橋を渡った方々がいらっしゃいます。
通天橋は、開山堂~法堂間を結んだ回廊上にあります。
ですから、廊下を歩いている感覚でいると
いつの間にか通天橋を通り過ぎていることがあります。


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そのT字路と通天橋の間に、下りの石段があります。
次はこちらを通り、三ノ瀬川が流れているところに向かいます。


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では、この石段を下りていきます。
石段の両側にカエデ並木が続くので、まるで紅葉のドームですね。


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石段を約10m下りてきました。
ここでテラス状になって、反対側の石段を合流します。


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そのテラス状のところから、東を向きました。
向こうに見える通天橋を背景に、
多くの方々が写真を撮られていました。


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そのテラス状のところから、北にさらに石段を下りていきます。
崖の一番下に小川が流れています。それが三ノ瀬川です。
三ノ瀬川の上に小さな橋が架かっており、
そこにたくさんの方々が集まって通天橋を撮られています。


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その小さな橋の上で、三ノ瀬川の上流(東)側を撮りました。
「紅い絨毯」の上に、十重二十重に紅が積まれていきます。
こちらが、東福寺の絶景ポイントの一つです。


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今度は、反対側の下流(西)側を撮りました。
カエデ並木の先に、重要文化財の臥雲橋が見えます。
こちらの眺めも、なかなか趣があります。


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同じ場所で、北を向きました。
三ノ瀬川の北岸を上っていく石段が見えます。
では、ここを上って三ノ瀬川北岸を進みます。


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三ノ瀬川北岸の石段を上っています。
右手の崖下を見ると、先程の「紅い絨毯」が見えます。


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さらに、石段を上っていきます。
だんだん向こうの通天橋がしっかり見えてきました。


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小さな橋から、石段を約20mの上りました。
ここで石段が終わり、次は三ノ瀬川北岸を歩いていきます。


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先程の写真にも写っていましたが、
三ノ瀬川の北側に、こちらの六角堂があります。
赤いお堂の周囲のカエデは、日陰にあるのでまだまだ碧です。


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その六角堂の東側から、回廊が伸びています。
ここを右(南)に折れると、そのまま通天橋なのですが……


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大半の方々は、回廊の中をこのまま東に進んでいきます。
ここをまっすぐ進むとすぐに北に折れ、
東福寺開山堂に到達します。


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その辺りで脇に反れて、写真を撮りました。
このすぐ先で、北に折れる上りの石段が見えます。
その先に、開山堂の山門が見えますね。


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では、その石段を上ります。
この辺りも、「紅い絨毯」が広がりますね。


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今度は石段を上りながら、先程の地点を見ています。
この先に、三ノ瀬川の崖があります。


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東福寺開山堂の山門から、北を向いています。
次はいよいよこの開山堂に入っていくのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けたので今回はここまでです。

~次回は、東福寺開山堂を散策します~

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第440回 紅葉の開山堂~月輪紅葉散策2016~その3

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東福寺日下門から北に進み、通天橋の北側に来ました。
(通天橋自体は、まだ渡っていないのですが……)
今回はこちらの東福寺開山堂を拝観して、通天橋を渡ります。
撮影日は、2016年11月23日勤労感謝の日の水曜日午後11時半。
今回も、クリックすればすべての写真が拡大されます。


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先程の場所から北上し、東福寺開山堂の境内に入ってきました。
普段と異なり紅葉シーズンは人が多いので、
境内は時計回りの一方通行です。


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では、先に左(西)側の普門院の脇を通って開山堂方面に向かいます。
普門院は東福寺の僧侶が日常的に座禅などの修行をする場で、
開山堂は2Fの回廊がある建物です。
その周囲に白い砂が敷き詰められている部分には、誰も入りません。
そちらはここの石庭の一部で、立ち入り禁止です。


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普門院の前で、開山堂を見ています。
開山堂の前から、南向きの石畳の道が伸びています。
その道が、開山堂庭園を縦断しているのが面白いですね。


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普門院の前で、向かい(東)側を見ています。
こちらの庭園は、ここから見るように造られています。
普段東福寺の僧侶が、座禅中に見ている風景ですね。
ただ、この紅葉シーズンは人が多くてまた違う眺めになります。


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普門院は中には入れませんが、
縁側にもたれて庭園を眺めることができます。
ただ、このシーズンではそれも難しいですね。
そのまま普門院の前を歩いていって、開山堂の前に到達します。


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普門院の前を通り過ぎ、開山堂の前に来ました。
開山堂の中には入れませんが、
格子の前から釈迦三尊像を拝むことはできます。
自分も順番が来たら、格子の前で手を合わせました。


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開山堂の格子の前で、南を向きました。
ここから通天橋経由で、
法堂(本堂)の前まで続く石畳の道が続いています。
東福寺で修業されている僧侶は、
毎朝この道を通って開山堂と法堂でお祈りをしています。
では、その道を今から辿ります。


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前述のように、この開山堂から伸びる石畳の道は
開山堂庭園を縦断しています。
この道の左(東)側は築山の周囲に池と苔の庭園です。
右(西)の石庭と対照的で面白いですね。


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その道から、普門院を見ています。
あちらの縁側に座って、修行僧が早朝に座禅を組まれます。


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東福寺開山堂庭園の築山の前で、南を向きました。
ここを進むと、楼閣の付いた開山堂の門をくぐれます。
(今回ブログ最初の地点ですね)


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開山堂庭園の南端に、こちらの手水鉢がありました。
落葉がだいぶ進んでいるので、
水底にカエデの葉がだいぶ溜まっていますね。
ちょっと第93回ブログの常寂光寺を思い出しました。


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では、東福寺開山堂の門をくぐります。
ここが、今回ブログ最初の地点です。


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東福寺開山堂の門をくぐりました。ここから急な石段が続きます。
ここから南に、屋根の付いた回廊が東福寺法堂まで続いています。
では、今度はその途中にある通天橋に向かいます。


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この下り階段の回廊は、約10m南に進んだ後右(西)に折れます。
その曲がり角にたくさんの方が立ち止まっておられました。
この角度からなら、通天橋とその周囲が見えます。


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こちらが、その角度から撮った写真です。
右(西)側の小屋根が通天橋のもので、正面が東福寺方丈です。
こうしてみると、方丈は紅葉の海に浮かぶ船ですね。


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西に向かう回廊の階段は約10mで南に折れ曲がります。
もしこのまま西に向かえば、
前回ブログで散策した通天橋の周辺に出ます。


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先程の地点から、西に約10m石段を下りました。
ここで南を向くと、回廊が一直線に続いています。
ここからは平坦になるので、本当に真っすぐな道ですね。


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では、この回廊を南へと進んでいきます。
ここを進んでいくうちに、通天橋の上に到達します。


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南へと続く回廊から、東に向いています。
この辺りの紅葉はまだまだ濃密なので、
たくさんの方々が携帯電話やデジタルカメラを
差し出しておられました。
その先に東福寺方丈が見えますが、
ここと方丈との間には三ノ瀬川があって、
あちらに行くには通天橋を渡る必要があります。


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その回廊を歩いていると
いつの間にか通天橋を渡ることになります。
この辺りは特に道に起伏がないので、
ぼんやり歩いていたら通天橋に気づかずに
歩いてここを出てしまいます。

……で、この瞬間に通天橋を渡っています。
とてもゆっくり写真を撮っている状況ではないので、
歩きながらそっと通天橋の西側を撮りました。
(前回ブログで散策した場所ですね)


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今度は、通天橋上で東を向きました。
三ノ瀬川の崖の上に、東福寺方丈が見えます。
次回ブログでは、あちら側からこちらの通天橋を眺めます。


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回廊をそのまま南へ進んでいくと、通天橋を渡り切りました。
ただ、回廊内の様子には変わりありません。
では、このまま南に進み拝観チケットの対象範囲から出ます。


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その辺りで、回廊の西側に向きました。
向こうに見えるのが、前回ブログで散策した地域です。
(「紅い絨毯」が、ここからでもよく見えますね)


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さらに回廊を南へと進みます。
右(西)側を見ると、正午になって参拝者がますます増えていきます。
まぁ、これでも例年よりは人出が少ないです。
(逆に考えれば、「例年」の人出の多さが物凄いのですが)


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さらにさらに回廊を歩いていって、木戸を越えました。
これで、有料拝観の地域を出ることになります。


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有料拝観の地域を出ても、回廊はまだまだ南に伸びています。
この先の法堂で、回廊は突き当たります。
そして、ここで東福寺日下門から東に伸びる道と交差します。


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回廊から、東を向きました。
普段とは違い、紅葉シーズンにはこの辺りに
土産物屋さんが建ち並びます。
(元々、東福寺周辺には土産物屋さんがほとんどありません)
次はその先に見える東福寺方丈に向かいます。

……ただ、今回もだいぶ写真を貼り付けましたので
ここから先に次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、東福寺方丈を散策した後
偃月橋の先にある即宗院と龍源庵を散策します~

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第441回 東福寺方丈庭園~月輪紅葉散策2016~その4

[東福寺] ブログ村キーワード
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東福寺通天橋を南に渡り、日下門の前で東に向きました。
普段はこの辺りには何もないのですが、
紅葉シーズンになると様々な土産物屋さんが並びます。
今回はここを素通りして、向こう(東)に見える方丈に向かいます。
撮影日は、2016年11月23日勤労感謝の日の水曜日の正午。
今回もクリックした写真は、全て拡大されます。


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実は、先ほどの建物は正確には方丈ではなく庫裏です。
方丈とはその寺院の最高位の僧侶が住んだ方状(正方形)の建物で、
庫裏とはその手前にあるその寺院の雑務を行うところです。
(寺務所を兼ねる寺院も多いですね)

庫裏でまた拝観料を払い、(通天橋とは別料金)
廊下を抜けると、方丈へと続く渡り廊下に出ます。
暗いところから明るいところに出てきてすぐに写真を撮ったので、
だいぶボケてしまいました……
ただ他にここを撮っていなので、こちらを載せます。


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その渡り廊下の東側を撮りました。
廊下の下に広がる石庭が波間を表し、
海の上を歩いているようにも見えますね。


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同じ場所で、西を向きました。こちらが、方丈です。
この辺りは庫裏と方丈内部が撮影できませんが、
周囲の廊下と方丈庭園の撮影は可能です。


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では、東福寺の方丈庭園を見て回ります。
通常方丈庭園は、南側庭園から時計回りに進みます。
こちらは、方丈南側庭園の東端部分です。
背後に、先ほど出てきた東福寺の庫裏が見えますね。
手前の石は、砂の波に浮かぶ船を表しています。


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今度は方丈南側庭園の西側を見ています。
石でできた船が砂の海を漂った末に
西方浄土に辿り着いた様子を描いています。
考え方次第では「迷った末に悟りを開く」ということでしょうか?


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では庭園の縁側に座って、ちょっと休憩です。
こういう石庭は、修行僧が座禅を組み瞑想する為に作られました。
とは言え、修行僧ではない自分たちにとって石庭は
座禅を組む代わりにちょっとおしゃべりをするのに向いています。
もちろん禅寺で大声ではしゃいではいけませんが、
そこそこの大きさの声で暫くくつろぐのが、ここの醍醐味です。
ちなみに、ここは梅雨時にはまた味のある景色に変わります。


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ウチの母と暫くお話した後、その場で西を向きました。
では、向こうの庭園を眺めに行きます。


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先程の扉を抜けて、方丈の縁側を西に歩いていきます。
こちらは、方丈西側庭園です。
その先に、前回ブログに出てきた通天橋が見えますね。


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方丈の北西角から、通天橋の方を見ています。
この場所で写真を撮られる方も多いですが……


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こちらは、先ほどの西側です。
東福寺方丈の北西角に、このような展望台があります。
ここは、通天橋を眺めるための場所です。


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方丈北西角の展望台から、南西を向いています。
こちらから、通天橋を眺めています。
通天橋が、紅葉の海の上に浮かんでいます。
本当は通天橋はそれ自体から周囲を見るよりも、、
周辺からこの橋を眺める方が絶景です。


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この位置から、方丈の床下を見ています。
棘の形状から柚子の木と分かりますが、
落ちている実はまだまだ小さいですね。


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そして、方丈北側庭園に進みます。
こちらの格子状の苔と石庭が、方丈庭園のもう一つの象徴ですね。


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ここの格子状の置石は、南西角が濃密で、北東角がまばらです。
石がない部分には、苔が敷き詰められています。
その先にカエデ並木があり、その先には三ノ瀬川の崖があります。


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方丈の東側に、回ってきました。
こちらの庭園は、先程写真に撮りました。


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東福寺方丈庭園の北東角を見ています。
カエデ並木の先に、偃月橋(えんげつきょう)が見えますね。


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東福寺方丈庭園をこれで1周しました。
では渡り廊下から庫裏に戻り、ここを出ます。


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庫裏を出て、東福寺境内で南を向きました。
目の前に、法堂(本堂)があります。
その西側の回廊を進むと、前回ブログの通天橋に出ます。


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同じ場所で、また東に振り返りました。
庫裏の南側に、抜け道があります。
こちらを通ると、前回ブログに出てきた開山堂の北側に行けます。


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次は、その抜け道を通ります。ここから看板が2枚見えます。
ここから東福寺の塔頭寺院2寺に着けます。


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東福寺庫裏の南東端で、北を向きました。
ここから庫裏の東側壁面を北上します。


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カエデ並木を北上すると、目の前に白壁が現れます。
その壁の向こうに、三ノ瀬川が流れています。
その先に、小さな橋が架かっていますね。


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こちらが、その小さな橋です。
「偃月(えんげつ)」と書かれた扁額が掛かっています。
「臥雲橋」「通天橋」と並ぶ東福寺3橋の一つ「偃月橋」ですね。
では、こちらを北に渡り三ノ瀬川北岸に再び行きます。


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偃月橋から、東を向きました。こちらが、三ノ瀬川の上流です。
三ノ瀬川は御山(稲荷山)の薬力の滝などの湧き水が集まって、
ここまで流れてきました。(第371回ブログ参照)


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今度は偃月橋から三ノ瀬川の下流側を向きました。
この先に、通天橋と臥雲橋が架かっています。
ほんとは左(南西)側に先ほどの方丈庭園があるのですが、
カエデ並木のせいで見えませんね。


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では、偃月共を渡り三ノ瀬川北岸に向かいます。
向こう側には、東福寺建中寺院が並んでいます。


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偃月橋を渡り、北を向いています。
目の前に、塔頭寺院の一つ龍吟庵があります。
こちらの方丈は、国宝に指定されています。
西郷隆盛は京都にいたころ、この寺院で暮らしたことがありました。


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同じ場所で、東を向きました。
こちらにも、塔頭寺院の一つ即宗院があります。
こちらの紅葉はこの辺りでも屈指の絶景なのですが、
普段は管理する方がいらっしゃらないので、閉まっています。
紅葉シーズンにここが公開されるのは、2011年以来5年ぶりです。
次はここにお邪魔するのですが、
今回ももうだいぶ写真を貼り付けました。
これ以降は、次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、即宗院と龍吟庵に訪れます~

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第442回 5年ぶりの即宗院~月輪紅葉散策2016~その5

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臥雲橋や通天橋といった「東福寺3橋」のうち、
いちばん上流側にある偃月橋(えんげつきょう)を北に渡りました。
こちら側には、東福寺の塔頭が2寺あります。
そのうち、こちらは東側の即宗院です。
東福寺塔頭のうち最も紅葉が美しい寺院ですが、
普段は非公開で今年(2016年)は5年ぶり公開です。
今回はこの寺院と、ここの北側の龍吟庵にお邪魔します。
撮影日は、2016年11月23日勤労感謝の日の水曜日午後0時半。
今回もクリックした写真は、全て拡大されます。


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では先ほどの写真に写っていた石段を上り、
臨時のチケット売り場に拝観料300円を支払いました。
チケット売り場の脇に門があって、
その脇には門番の仁王門像が立っています。
こちらは、「阿形」ですね。


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そして、こちらが「吽形」の仁王像です。
これらは、門と同じ慶長年間(豊臣秀吉の治世)に作られました。


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即宗院の門をくぐり、東に向いています。
ここでY字路になりますが、時計回りの順路なので左に向かいます。


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再び門をくぐり、即宗院の境内に入っていきます。
臨済宗東福寺派臥雲山即宗院は、
南北朝時代に建立された島津氏の菩提寺です。
その後も薩摩藩(島津藩)と関係が深く、
幕末に西郷隆盛が一時期この辺に住んでいました。
また、東福寺が立っている辺りは
平安時代には法性寺が建っていましたが、
当時の庭園が現在もここに残っています。


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門をくぐり、即宗院境内に入ってきました。
こちらは本堂などの建造物内部に入ったり
撮影したりすることが禁止されていますが、
境内での撮影は苔を破壊する三脚などを使わない限り撮影可能です。


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先程の写真にも写っていましたが、
即宗院の本堂には白いカーテンが掛かっており
中を見ることができません。
本堂の前に椅子が並んでいて、
そちらに座ってこちらの庭園を眺めることができます。


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母と二人でその椅子に座り、こちらを眺めていました。
即宗院の庭園は、カエデと杉苔で構成されています。
前回ブログの東福寺方丈庭園でも休憩しているので、
割と短時間で立ち上がりました。
では、ここから本格的に即宗院庭園を散策します。


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その椅子のある即宗院本堂から、南東へ道が伸びています。
では、こちらの庭園の絶景ポイントの南東端に向かいます。


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即宗院庭園南東端を起点に、
庭園の東側と南側に偃月(三日月)型の池があります。
こちらは、即宗院南東端から西に向いた写真です。
カエデの落葉が池に浮かび、
池と樹上に重なる紅葉がここを別世界に変えます。
残念なのは、今年(2016年)は紅葉が進みすぎて
カエデの葉が池に落ちていた時間が長く、
大半の葉が池の底に沈んでいまっていることです。
5年前に公開されていたときは、こんな感じでした。


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同じ場所でちょっとだけ北に向けて、偃月の池を撮りました。
池沿いに道があって、そこから多くの方が写真を撮られていました。
では、西に進みここを出て行きます。


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偃月の池の西端まで来て、東に振り返りました。
これはこれで……結構いい眺めです。
ここから見ると、細長い池が
途中左(北)に曲がっているのが分かりますね。


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偃月の池の最西端のさらに西側は、こうなっています。
杉苔の上に、マンリョウの小さな木々が並んでいますね。


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偃月の池の最西端から、さらに西を向いています。
では、ここを進んで即宗院を出ます。


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即宗院庭園を出ました。
この先はT字路で、南東と北西の道に分かれます。


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そのT字路で、南東を向きました。
こちらを進むと、西郷隆盛が立てた「東征戦亡の碑」があります。
ただ紆余曲折の後裏山(稲荷山)に入り、さらにその先にあります。
自分一人なら無理しますが、
母は3年前宝塔寺山山頂に登ったときにだいぶバテていました。
ですから、今回はここより先には行きません。


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そういう訳で、北西の方の道を進みます。
目の前のY字路は、先ほどに通った場所です。


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そのY字路から、西に向きました。
では、あちらの即宗臣山門に向かいます。


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即宗院山門から、西を向いています。
この石段の下が、今回ブログ最初の地点です。
左(南)側が前回ブログで渡った偃月橋で、
右(北)側が今から訪れる龍吟庵です。


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いったん即宗院前の石段を下りて、北を向きました。
次は、向こうの龍吟庵に向かいます。


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先程の石段を上って、テントで拝観料500円を払いました。
そして、こちらの門から龍吟庵に入っていきます。


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龍吟庵の門をくぐると、すぐに二手に道が割れます。
では、左手の方丈へと向かいます。
(右側は、龍吟庵の僧侶のプライベートスペースで非公開です)

臨済宗東福寺派筆頭塔頭龍吟庵は、
元々東福寺第3代住持無関普門の住宅でした。
こちらの方丈は室町時代初期に建立されたもので、
応仁の乱の戦乱でも焼け残った数少ない京都市街地の文化財です。
そのため、こちらの方丈は国宝に指定されています。


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先述の通り龍吟庵の方丈は国宝なので、撮影不可です。
さらに手前の手すりも含めて、
方丈内のものに触れることも禁止されています。
(うっかり触ったウチの母は、学芸員さんに叱られていました)
ただし、建物内部を撮らない限り撮影は可能です。

こちらは普段は非公開なのですが、毎年11月のみ公開されます。
その際、学芸員さんがここで解説もされます。
方状正面の南側に学芸員さんが陣取られるので、
(たくさんの人に邪魔になるといけないので)
方丈南側庭園の写真は撮影していません。
こちらは、ここの象徴である方丈西側庭園です。
いくつかの石が並ぶ石庭なのですが、
こちらの石が龍頭の形に並んでいます。


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こちらは、同じ方丈西側庭園の北側です。
大きなカエデからの落葉が、ここの自分のお気に入りです。


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龍吟庵方状の北側には、庭園がありません。
代わりに、こちらが建っています。
先述の無関普門の霊廟ですね。(要するに、お墓です)


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その霊廟の前で、東を向きました。
どこの方丈庭園も、通常時計回りで進みます。
この扉から方丈内部を覗けますが、写真撮影は不可です。


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こちらが、龍吟庵方状東側庭園です。
多少小さな坪庭ですが、砂が赤いのが面白いですね。


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では、こちらから方丈を出ます。
入るときに脱いだ靴をここでまた履きます。


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龍吟庵方状を出ました。
ここをまっすぐ進んで石段を下りれば、今回ブログ最初の地点です。


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その石段を下り南を向きました。ここが今回ブログ最初の地点です。
この左(東)側に、先にお邪魔した即宗院があります。
次は、目の前の三ノ瀬川に架かる偃月橋を渡ります。


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先程の場所から南進し、偃月橋を渡りました。
左(東)側は山側で、右(西)側の石垣は東福寺の庫裏のものです。
(前回ブログで訪れましたね)


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先程の道を南に着突き当たり、右(西)に向きました。
右(北)側に、東福寺の庫裏が見えます。
ではここを進み、東福寺境内に戻っていきます。


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先程の場所からさらに西に約20m進み、
東福寺庫裏入口前に戻ってきました。
(前回ブログ最初の地点ですね)
次はここから南に進み、東福寺境内を1周します。
ただ今回もだいぶ写真を貼り付けたので、後は次回です。

今回は、ここまでです。

~次回は東福寺塔頭の最勝金剛院と東福寺山門・法堂に向かいます~

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第443回 東福寺三門と法堂~月輪紅葉散策2016~その6

[東福寺] ブログ村キーワード
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三ノ瀬川に架かる「東福寺3橋」の一つ偃月橋を南に渡り、
東福寺の方状(正確には庫裏)の前で西を向いています。
目の前の回廊を右(北)に進むと、
第440回ブログ以来の通天橋に通じています。
今回は東福寺境内の南側を散策した後、
残りの「東福寺3橋」臥雲橋を渡ります。
撮影日は、2016年11月23日勤労感謝の日の水曜日午後1時。
今回もクリックされた写真は、全て拡大されます。


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先程の写真と同じ場所で、南を向きました。
では、ここから東福寺境内の東側を南下していきます。


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東福寺方丈(庫裏)から、東福寺境内を南進しています。
東福寺庫裏の南隣に宗務本院があるのですが、
その手前に普段は使われてない建物があります。
そちらが、紅葉シーズンは茶店に変わります。
(この南側が、便所です)


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その茶店は、超満員でした。
大半の方々が入りきれないので、その西側に縁台が並びます。
(東福寺法堂の東側です)
こちらも、お客さんでいっぱいですね。


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フレームから外れていますが、茶店(法堂)の前で南を向いています。
ずっと先に、東福寺山門が見えますね。
ただ、その前に左(東)に伸びる手前の道に立ち寄ります。


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その道の前で、東を向きました。
この緩やかな上り坂の先にも、寺院があるようです。
右(南)側の石碑には、「月輪殿下兼実公本墓」とあります。
「月輪殿下兼実」とは、九条兼実の別名です。
(平安時代や鎌倉時代の貴族は、住所で呼ばれていました)
つまり、この先に九条兼実のお墓がいらっしゃいます。
では、ちょっとこちらにお邪魔します。


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先程の地点から、東に約100m進みました。
では、この日下門をくぐって最勝金剛院に入ります。
ちなみに、この門より東は「京都市東山区月輪」から
「京都市伏見区深草」に変わります。


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最勝金剛院の日下門をくぐり、東に向いています。
境内は一本道で、その周囲が墓地です。
この寺院は東福寺の墓地という側面があるので、
ここの境内の大半がお墓です。
左(北)側の枯れ枝は桜と思っていたのですが、よく見れば梅でした。


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墓地を抜けても、まだ境内は東に伸びています。
この先に、最勝金剛院の本堂があります。


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その辺りで、南を向きました。
分別ごみ箱(京都市は割と細かく指示が出ます)の先に、
白い寒椿が咲いていました。


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その向かい(北)側に、最勝金剛院の本堂が建っています。
手前の枝垂桜は、皇族からの下賜品です。

鎌倉時代に東福寺が建立される前まで、
この辺りには法性寺が建っていました。
ですから、この辺りはその法性寺の東端に当たりました。
この寺院は元は藤原忠通の正室藤原宗子の発願で
1148年に建てられたお堂から始まっています。
その後、1205年に法性寺の塔頭寺院になりました。
その約50年後にこの地が法性寺から東福寺の寺領となったとき、
この最勝金剛院はそのまま東福寺の塔頭寺院になりました。
また、九条(藤原)兼実も一時期この辺りに住んでおり、
そのためこの寺院は九条氏の菩提寺でもあります。


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こちらが、最勝金剛院の最東端です。
こちらの霊廟が九条兼実のお墓でしょうか?
(確か、藤原宗子の霊廟もいらしたはずですし)


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その霊廟の前で振り返り、西を向いています。
では、今来た道を戻ります。


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最勝金剛院の日下門をくぐり、西を向いています。
ここでまた、「京都市東山区月輪」に戻ってきました。
次は、この坂道を下ります。


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先程の地点から西に約100m進み、東福寺境内に戻ってきました。
右(北)側の繁みの向こうに、東福寺法堂があります。
真正面には、東福寺僧堂が見えますね。


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東福寺境内の東側に戻り、南を向きました。
向こうに、東福寺三門が見えますね。


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先程の場所から約50m南下し、東を向きました。
この鳥居の先に、五社大明神がいらっしゃいます。
(第86回ブログを参照してください)
ただ、今回は時間の都合で素通りします。


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その南隣は、鎌倉時代の浴室です。
鎌倉時代からあるので、サウナ風呂ですね。
(現在のお風呂は、江戸時代以降にできました)
手前のカエデの紅葉が、きれいですね。


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その浴室は、東福寺境内の南東端にあります。
次は、そこから西を向きました。
ですから、左(南)側の塀の向こうはもう東福寺ではありません。
東福寺境内の南西端の勅使門へ向かう途中、
最南端中央に柵が付いています。
次は、そちらに向かいます。


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その柵の前で北を向きました。池越しに東福寺山門が見えます。
勅使門の先に大きな三門→法堂と続くのは、
南禅寺建仁寺大徳寺など臨済宗の各派本山に共通しています。
そしてここが絶景ポイントなのも、共通していますね。


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その場所から、西を向きました。あちらが、東福寺の勅使門です。
皇族などの貴賓が来られたときのみ、開かれます。
まぁ通常勅使門は、どの寺院も閉じられたままです。


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その勅使門の西側に、こちらの小さな門があります。
もし京阪電鉄「鳥羽街道」駅から東福寺北大門経由で来るなら、
こちらの門をくぐることになります。
ちなみに、自分が高校生の頃はこの門から境内に入っていました。


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その門から、東福寺境内を北に向いています。
右(東)側に東福寺三門が見えていますね。
そう言えば、いつの間にか晴れています。


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先程の地点から、東福寺境内を約100m北上しました。
東福寺法堂を南西角から見ています。
建仁寺同様こちらは特に撮影を禁じていませんが、
自分は本堂のご本尊は撮らないようにしています。
こちらのご本尊は釈迦三尊像で、天井画は堂本印象筆です。
この裏(北)から真っすぐ回廊が伸びており、
通天橋経由で開山堂に向かっています。
この回廊は、開山堂~法堂間の「朝のお務め」に利用されます。


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東福寺法堂の西側を北上しています。
向こうに通天橋へのチケット売り場が見えますが、
これでブログ5回使って東福寺を一周したことになります。


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東福寺法堂の北側まで進み、そこから西に向きました。
では向こうに見える日下門から、東福寺を出ます。


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東福寺日下門を出て、北を向きました。
この左(西)側の下り坂を進めば、
第438回ブログに出てきた芬陀院東福寺中大門があります。
とは言え、本当は今向いている道の方が
東福寺の通常観光ルートです。
(第3回ブログ第15回ブログ参照)
では、今度はこの道から「御寺」泉涌寺を目指します。


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東福寺日下門から、東福寺の土塀沿いに北上しています。
この辺りも、紅葉が濃いですね。
右(東)側の東福寺に対して、左(西)側は塔頭寺院の天得院です。
(入り口が、第438回ブログに出てきました)
天得院の前の大きな門は、マイクロバスの出入りが可能です。
といいますのも、ここは「東福寺保育園」を経営しており、
そのバスが平日ならここから出入りします。
そして、今年(2016年)もその門の前で
ヨモギの焼麩まんじゅうの屋台が出ています。
自分は、これ目当てで毎年ここに来ています。
だんだん東福寺といいますか、天得院の名物となってきましたね。


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もちろん今年(2016年)も2個買いました。(自分と母の分です)
そう言えば、ここ5年ほどお値段据え置きですね。
ちなみに、平日は保育園バスの邪魔にならないように
芬陀院の前で売っています。


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そのまんじゅうを半分に割りました。
中には粒あんが、ぎっしり詰まっています。


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紅葉の下で焼麩まんじゅうを立ち食いしながら、北側を向きました。
この先に、重要文化財の臥雲橋が見えます。


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いよいよこの東福寺最高の絶景ポイント臥雲橋に来ました。
ところが、今年(2016年)から橋の上での撮影が厳禁になりました。


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まぁ自分の場合以前から撮った写真のストックがありますので、
撮影が禁止されても昔の分を掲載できます。
(こちらは、第15回ブログ取材時の2011年11月24日撮影分です。
ちなみに、このブログで使用している自分のアバターです)
この橋の上から見た通天橋が京都で一番の絶景なのですが、
実はこの橋はとても狭くてここで誰かが立ち止まったら
あとから来た人に圧されて橋の下(崖の下)に転落の危険があります。
その意味で、ここの撮影禁止は致し方ないと思っています。
(自分も、何年か前に落ちそうになりましたし……)
ここは東福寺の外ですから、東福寺の開門時間に縛られません。
ですから、もしここの撮影をしたいなら早朝に来るといいでしょう。


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「東福寺3橋」の一つ臥雲橋を北側に渡ってきました。
ここからは道の両側に東福寺の塔頭寺院が並びます。
ではここから北にこの道を突き当り、東に折れて
京都市立日吉ヶ丘高校経由で「御寺」泉涌寺に向かいます。
ただ、今回はだいぶ写真を貼り付けたので、今回はここまでです。

~次回は、東福寺の塔頭寺院勝林寺に向かいます~

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第444回 紅葉の勝林寺毘沙門堂~月輪紅葉散策~その7

[勝林寺] ブログ村キーワード
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東福寺日下門前から北上し、臥雲橋を渡りました。
この辺りは道の両側に東福寺の塔頭寺院が並びます。
今回は、その東福寺塔頭北側の勝林寺に向かいます。
撮影日は、2016年11月23日勤労感謝の日の水曜日午後1時半。
今回もクリックした写真は、全て拡大されます。


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臥雲橋の北詰に、臨済宗東福寺派一華院があります。
こちらは紅葉シーズン中に、有料で抹茶と茶菓子を出します。
この辺りに飲食店はほぼありませんので、
こういう塔頭寺院がそういうお店になります。


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その一華院の北側で、土産物屋さんの屋台が出ています。
飲食店以外も、この辺りには店舗がありません。
ですから、塔頭寺院が土産物屋さんにもなります。


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一華院の前では、こちらが売られていました。
美味しそうなので、ついつい買ってしましました。
ただし、こちらは一華院が製造してるのではなく
別の土産物屋さんのものを売っています。
京都人は魚の乾物が大好物です。(縮緬雑魚とか身欠き鰊とか)
しかも、そこに山椒が入っていれば絶対おいしいですね。


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で、ご飯に乗っけてみました。
山椒の香りと乾物独特の食感がおいしですね。
本当はおにぎりがいいのですが、ちょっと面倒なので……


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一華院の前で、北を向きました。
右(東)側の石段を上がると、臨済宗東福寺派大機院です。
こちらも、精進料理を提供します。


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一華院から、北に約50m進みました。
こちらも、東福寺の塔頭寺院同聚院です。
やはり、精進料理を提供しているようです。


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臨済宗東福寺派同聚院の前で、北を向きました。
もう少し先でこの道は突き当たり、T字路になります。


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その同聚院のほぼ向かい(東)側に、明暗寺があります。
ただしこちらは臨済宗ではなく、普化宗の本山です。
普化宗とは禅宗の一派で、
尺八を演奏しながら旅をする虚無僧が特徴的です。
そのせいか、こちらは店舗にはなりません。


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明暗寺の前で、北を向いています。
この先は突き当りで、そこにある海蔵院は東福寺の塔頭です。
こちらは老人ホームも運営していますが、
紅葉シーズンになると門前で土産物を売るようになります。


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T字路の南東角に、こちらの看板があります。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、
こちらがこのブログの自分のアバターです。
2011年8月31日に撮ったものを使っていますので、
そちらには百合の花が咲いています。
(第3回ブログ参照)


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そのT字路で、西を向きました。
この下り坂を進むと、本町通で北大門の前に出ます。
(第438回ブログの途中に通りました)


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今度は、同じ場所で東を向きました。まだ少し上り坂が続きます。
観光ルートからは外れるので、こちらに回る方は少なくなります。


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T字路から東に進み、坂を上っています。
思えば、この道は自分の高校時代の通学路です。
先程のT字路から約70m先に、今度は北にT字路が伸びています。


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そのT字路で、北を向きました。
この狭い道の突き当りに、寺院が見えます。


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その道を約50m北上しました。
こちらは、臨済宗東福寺派勝林寺です。
紅葉シーズンは堂内が特別公開されるので、
向こうのテントで拝観料を支払います。


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勝林寺の門を入り、西を向きました。
この辺りに、こちらの庭園が広がります。
勝林寺のカエデは密集せずに、点在します。
実は、こういう並び方の方が紅葉は鮮やかになります。


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ですから、勝林寺のカエデはそれほど多くはありません。
ただ、その1本1本の紅葉が鮮やかですね。


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先程のテントの西側一帯に勝林寺の庭園が広がっていますが、
北側に石畳の道が続いています。


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その石畳の道を西に進み、突き当りまで進みました。
その先には……便所がありました。


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ちなみにここの庭園には苔が生えていて、
その関係で庭園内を歩き回ることができません。
(歩くと、苔を踏み荒らしてしまいます)
庭園の中央にこちらの塚があるのですが、
それが何かはここからでは分かりません。
何となく、第162回ブログに出てきた加茂大明神に似ています。


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勝林寺の毘沙門堂(本堂)の脇に、カエデの木があります。
こちらは日陰なので、まだ碧い部分もありますね。


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門から真北に進むと、勝林寺の毘沙門堂(本堂)があります。
普段は中に入れず外から参拝するのですが、
紅葉シーズン限定で堂内での参拝が可能です。


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堂内の撮影が不可なので、パンフレットを写しました。
臨済宗東福寺派勝林寺は、東福寺の北側に位置します。
ですから、こちらのご本尊は毘沙門天です。
(北を守護する神将ですね)
毘沙門堂の外から見ると、小さな毘沙門天像がいらっしゃって
元々はこちらがご本尊でした。
ところが東福寺法堂を修復した際、(1933年)
法堂内から大きな毘沙門天像が発見されて、
そちらが現在のここのご本尊です。
(体長が約2mの像です)
拝観料を払って中に入れば、
こちらを初め堂内の様々な仏さんにお参りできます。


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一通りお参りして、毘沙門堂を出ました。
では、勝林寺から出ます。


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勝林寺から南に約50m進み、元の道で東を向きました。
では、この緩やかな坂を上っていきます。


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その辺りで、南を向きました。
東福寺にはこちらからも入れます。
ただし、こちらは東福寺の僧侶専門の入り口で
一般の参拝者は立ち入り禁止です。


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東福寺僧堂の前で、東を向いています。
ここから、ほぼ平坦な道になりますね。


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その辺りに、こちらのお店があります。
自分が高校生のころからある窯元ですが、
いつの間にか喫茶店も経営しています。
ちなみに、ここより北側は清水焼の窯元が並んでいます。
実は清水焼は、清水寺近辺とこの辺りで製造されていました。


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そのお店の前で東を向くと、この道はすぐに突き当たります。
その先には、自分の母校京都市立日吉ヶ丘高校の校門があります。
次はこの高校の裏側に回って泉涌寺に向かうのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けたので今回はここまでとします。

~次回は、日吉ヶ丘高校の東側にある悲田院に向かいます~

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第445回 悲田院の展望台~月輪紅葉散策2016~その8

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東福寺北大門から東に続く道を突き当りまで進みました。
(東福寺最北端の道でもあります)
その突き当りに、わが母校京都市立日吉ヶ丘高校の校門があります。
今回は日吉ヶ丘高校の裏道(山道)を登って、
泉涌寺の塔頭寺院悲田院に向かいます。
撮影日は、2016年11月23日勤労感謝の日の水曜日午後1時25分。
前回ブログから急に晴れてきました。


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京都市立日吉ヶ丘高校校門の北側に、東に伸びる上り坂があります。
その坂の先に石段があってそこにたこ焼き屋があったのですが、
かつて自分も通ったその店は今もあるのでしょうか?
また、この道のずっと先に今回ブログのメイン悲田院があります。
ただ、今回は別のルートを通ります。


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その場所で、西に向きました。
こちらの下り坂はだんだん北に曲がっていき、
京都第一日赤病院の裏(東)側の道になります。
向こうに自動販売機が見えますが、
その辺りに自分が高校生の頃に駄菓子屋がありました。
当時は、よく通ってお店です。


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京都市立日吉ヶ丘高校の校門前で、南を向きました。
では、この道をこのまま登っていきます。


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京都市立日吉ヶ丘高校校門前から、南に坂を上っています。
左(東)側は、日吉ヶ丘高校の校門から続く沿道です。
その道は急な上り坂で、校舎もその沿道の先に並びます。


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京都市立日吉ヶ丘高校の沿道は約50m南下して、南東に曲がります。
この道は、日吉ヶ丘高校の運動場沿いに回り込みます。


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京都市立日吉ヶ丘高校の南東側を蛇行しながら、
校門から約250m進み北を向きました。
ここで、日吉ヶ丘高校の運動場と同じ標高まで来ました。
こちらの門をくぐると、日吉ヶ丘高校の運動場に入れます。
(もちろん、一般人は入れません)
その右(北東)の石段の先に、狭い路地があります。
高校の私有地にも見えますが、
こちらは地域住民が普段から利用しています。
次は、この路地を進みます。


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短い石段を上ると、日吉ヶ丘高校の体育館と崖下との間に
この路地が続きます。
この体育館の1Fは剣道場で、この時間帯も練習していました。
そのため、そちら側は写していません。


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路地に入って、体育館脇を北東に進みました。
体育館の通り過ぎると、左(西)側は運動場が見えます。
少しづつ道に落葉が積もりだしました。


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この路地も南東に約150m進むと、北北東に進路を変えます。
そして、ここから石段を上ります。


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石段を上りつつ、日吉ヶ丘高校の方を向きました。
この真下が、25mプールがあります。
その向こうが運動場ですが、この日は休日なので誰もいません。、
(休日で活動していたのは、剣道部くらいでしょうか)


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さらに石段を上がっていきます。
この辺りは落葉が敷き詰められて、結構絶景になります。
(自分の高校生時代のお気に入りの場所でした)


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石段の途中でさらに進路を変え、真北に向かています。
石段の頂上に登ると、右(東)側に土手が見えます。
その向こう側には、東山泉中学東学舎の運動場があります。


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石段を上り切ってから、北に約50m進みました。
ここで突き当たり、東西の道とのT字路に出ます。


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そのT字路で突き当たり、左(西)を向きました。
約30m先に、赤い門が見えます。
あちらが、今回ブログのメイン真言宗泉涌寺派悲田院です。
では、ここから北上してあちらの赤門をくぐります。
ここから暫く、クリックすれば写真が拡大されます。


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悲田院の赤門をくぐり、西を向いています。
ここから真っすぐ西に伸びる石畳の道があって、
その先に悲田院の本堂があります。


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先程の写真で写っていた銅像の西側に、
こちらのお地蔵さんがいらっしゃいました。
手前の手水舎で手を浄めて、先に進みます。


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石畳の道を西に約50m進むと、このようなお堂があります。
こちらは真言宗泉涌寺派悲田院本堂で、
この向こうにご本尊の阿弥陀仏がいらっしゃいます。

「悲田院」とは、元々聖徳太子が隋の制度を参考に設立した
貧しい人々や孤児のための宿泊施設のことです。
ただし、こちらの寺院とその悲田院との関連は不明です。
こちらは室町時代に御花園天皇が誓願寺としました。
戦乱でいったん衰退しましたが、
江戸時代に入って今の大阪府の高槻藩が資金を出して再興しました。


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悲田院本殿の前から、北西を向きました。
あちらに崖が見えますが、その場所が展望台になっています。


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先程の写真の先に屋根があって、その下のベンチに座ると
この風景が目に入ります。
京都タワーがはっきりと見えますが、
その先の山岳は第92回ブログに出てきた常寂光寺付近です。
(反対側からこちらを見たのがこの写真です)


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悲田院の展望台の脇で、東を向きました。
では、元来たこの道を戻ります。


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石畳の道を東に戻り、悲田院の赤い門まで戻ってきました。
では、ここから悲田院を出ます。


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悲田院の北側に、駐車場がありました。
その辺りに、この寺院唯一のカエデがあります。
この木の向こうが崖になっていて、
その下が日吉ヶ丘高校校門北側の道に通じています。


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悲田院の赤い門をくぐり、東に進んでいます。
目の前にT字路がありますが、
今度は東の方にまっすぐ進みます。


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そのT字路から、ずっと東に進みます。
左(南)側の向こうには東山泉中学校東学舎があって、
右(北)側にはその学校の運動場があります。


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この道は、先程のT字路から
東に約100m先の泉涌寺道で突き当たります。


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こちらがその泉涌寺道とのT字路です。
泉涌寺道とは本町通~泉涌寺間の参道です。


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T字路から、泉涌寺道を北に向いています。
この急な坂道を下れば、約500m先に「泉涌寺」交差点です。


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今度は泉涌寺道を南を向き、急な坂を上ります。
あと約100mで、この泉涌寺道が突き当たります。


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こちらは、泉涌寺道の突き当りです。
この辺り一帯が大きな駐車場です。
紅葉シーズンにはここに観光バスが1日に何台も来ました。


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その駐車場の東側に、こちらの真言宗泉涌寺派
「御寺」泉涌寺があります。皇族の菩提寺です。
ここから泉涌寺の境内に入れます。

ただ今回もだいぶ写真を貼り付けたので、
今回はここまでです。

~次回は、「御寺」泉涌寺を散策します~

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第446回 「御寺」泉涌寺~月輪紅葉散策2016~その9

[泉涌寺] ブログ村キーワード
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泉涌寺道の東の突き当り、東山の一つ日吉ヶ丘の中腹に
真言宗泉涌寺派本山泉涌寺があります。
鎌倉時代に月輪大師(がちりんだいし)が建立した
歴代天皇のお墓がある寺院です。
そのため、天皇陛下による京都ご訪問の際には
必ず立ち寄られる寺院でもあります。
今回は、こちらの寺院の紅葉庭園を散策します。
撮影日は、2016年11月23日勤労感謝の日の水曜日午後1時45分。
今回も、クリックした写真は全て拡大されます。


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では、拝観料500円を払って泉涌寺境内に入っていきます。
山門をくぐり、左(北)を向きました。
こちらには、楊貴妃観音がいらっしゃいます。


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先程の場所から、北に約50m進みました。
こちらにお堂があって、その中に楊貴妃観音がいらっしゃいます。
重要文化財ですが、中を撮っていません。


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楊貴妃観音堂の脇に、こちらがらっしゃいました。
お地蔵さんというよりは、石仏でしょうね。
こちらにも、お参りしていきます。


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楊貴妃観音に背を向け、南を向きました。大門が見えますね。
大門の南側に雲龍院があり、そちらも結構きれいな紅葉寺院です。
ただ、だいぶ時間がおしているので先に進みます。


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泉涌寺の大門から、東を向いています。
すると、一転落葉が敷き詰められた急な下り坂が現れます。
向こうに見える大きな建物が、重要文化財泉涌寺仏殿(本堂)です。
では、そちらに向かいます。


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その坂道の途中に、こちらがありました。
立札には「浴室」と書いてあったので、昔のサウナ風呂でしょうね。


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堂内は撮影が一切不可なので、こちらは仏殿を東に抜けて
南を向いたときの様子です。
仏殿にはご本尊の釈迦三尊像がいらっしゃりますが、
日本最大の涅槃図は普段は岡持に収納されています。
この東側が舎利殿ですが、その前に南側を覗きます。


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仏殿の南側に、こちらの泉があります。
つまり、こちらがこの寺院由来の「水が涌く泉」です。


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仏殿の東側には、重要文化財舎利殿が建っています。
……左端に移っているものは、ご愛嬌ということで。

「舎利殿」とは、仏教の開祖お釈迦様の遺灰を収めた建物です。
まぁ全世界に広まる仏教寺院のすべてに、
お釈迦さんの遺灰があるとは思えません。
実際はお釈迦さんのお墓のある祇園精舎の土が
遺骨として収められていることが多いです。
謡曲に「舎利殿」という演目がありますが、
こちらはそのモデルとなった建物です。


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舎利殿の裏(東)側に、いくつかの門が並んでいます。
そのうち最南端の門が、こちらです。


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こちらが、その門です。
こちらの唐門の奥には、霊明殿があります。
四条天皇像と明治天皇・大正天皇のご位牌が安置されています。
(明治天皇・大正天皇の御陵(お墓)は、ここにはいらっしゃいません)
こちらは非公開で、皇族の法要のときに関係者のみ入れます。


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霊明殿唐門の北隣に、こちらの門があります。
こちらが、御座所の勅使門です。
天皇陛下・皇族がこちらに来られたときには、ここから入られます。


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その勅使門の小屋根に、こちらの「菊花紋」が付いています。
こういうところからも、「御寺」(皇族の菩提寺)と分かりますね。


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御座所勅使門の前で、北を向きました。
左(西)側が先ほどの舎利殿で、右(東)側が御座所の白壁です。
では、向こうに見える御座所の一般人用の門に向かいます。


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こちらが、その門です。
この奥に庫裏があって、そこから御座所内部に入れます。


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……とその前に、「そば 500円」の看板が気になります。
母と二人分で、1,000円ですね。
御座所やそちらの庭園を回る前に、ちょっと寄り道します。


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庫裏の手前に小さな建物「御茶所」があり、そこで蕎麦が頂けます。
この日は「朝マクド」以外食べていなかったので、
これが昼食ということになります。
背後の紙かばんは、第444回ブログで買ったちりめん山椒です。


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こちらが、その蕎麦です。こちらは、この一択しかありません。
揚げが入っているので「きつねそば」にも見えますが、
小松菜も入っているので「しっぽく」(おかめ)でしょうか?
もちろんここは寺院なので、精進のお蕎麦です。


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では、こちらから御座所に入ります。
この庫裏で300円支払い、さらに中に入ります。


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泉涌寺の御座所に入っていきますが、屋内は一切撮影不可です。
こちらは、天皇陛下や皇族がこちらに来られたとき
ご休憩のために使われる施設です。
天皇陛下のための「玉座の間」や
随行された方々の控室が並んでいます。
そしてその部屋の襖を開けると、
南側の庭園を眺められるようになっています。
もちろん一般人である自分や母はそちらには入れず、
廊下から泉涌寺庭園に回り込みます。

この写真は、庭園西端のお手洗いの手水鉢です。
ここより東に、泉涌寺庭園が広がります。


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その手水鉢の東側は、こうなっています。
左(北)側は屋内で、撮影不可です。(「玉座の間」などがあります)
では、ここから泉涌寺の紅葉庭園を眺めていきます。


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その「玉座の間」の前で、南を向きました。
おそらく「玉座の間」からご覧なられた風景も、同じでしょう。
この日は2016年11月23日でしたが、もう落葉が進んでいます。
ただ、苔の上に敷き詰められた「紅い絨毯」が見事ですね。


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さらに、「女官の間」の前から見た風景がこちらです。
泉涌寺庭園の最東端が、見えています。
ちょっとここで縁側に座り、母と休憩しました。
ちなみに、向こうの白壁のさらに東が霊明殿です。


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泉涌寺御座所は、ほかの場所は全て撮影不可です。
屋内を一通り拝観して、出てきました。


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泉涌寺御座所を出て、今度は舎利殿や仏殿の南側を西進します。
仏殿の南側にテントがありますが、臨時の土産物屋さんですね。


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土産物屋さんのテントの西側にも、テントが続いています。
こちらには、様々な菊の花が並んでいます。
どうやら品評会が行われたようで、いくつか表彰されていました。


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泉涌寺仏殿の前で、西を向きました。
次は、この急な上り坂を進みます。


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泉涌寺仏殿の前から、西に約50m進みました。
では、この大門から泉涌寺を出ます。


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泉涌寺の大門を抜けました。
今回ブログの最初の場所で、反対(西)を向いています。
向こうの駐車場には、季節柄観光バスがたくさん停まっています。


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駐車場の脇に、いつの間にかネコが来ていました。
カメラを向けても逃げないので、撮り放題です。


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泉涌寺の前で、泉涌寺道を北に向きました。
ここから、泉涌寺の参道でもある「泉涌寺道」が始まります。
この道をずっと進むと、やがて西に折れ
JRや京阪電鉄の「東福寺」駅の近くに行けます。
普通に考えれば「帰り道」なのですが、
実はまだまだ見て回るところがあります。
ですからここからそちらに回りますが、
もうだいぶ写真を貼り付けたので、
今回はここまでです。

~次回は、今熊野観音寺の紅葉祭りに行きます~

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第447回 観音寺の紅葉祭り~月輪紅葉散策2016~その10

[今熊野観音寺] ブログ村キーワード
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「御寺」泉涌寺の前で、泉涌寺道を北に向いています。
今回はここからこの急な坂道を下り、今熊野観音寺に向かいます。
撮影日は、2016年11月23日勤労感謝の日の水曜日午後2時半。
今回も、クリックした写真は全て拡大できます。


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前回ブログでも泉涌寺駐車場前で寝そべっていた三毛猫です。
普段はカメラを向けるだけでネコには逃げられていたのですが、
よく眠っているせいか本当に撮り放題でした。


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泉涌寺から、泉涌寺道を北に約100m進みました。
こちらから左(西)側に、脇道が伸びています。
こちらを進むと、第445回ブログの悲田院に戻ります。


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そのT字路から、泉涌寺道をさらに約30m北上しました。
観光バスが停まっている辺りで、今度は東に脇道が伸びています。


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その東に伸びる脇道も、南に伸びる道と東に伸びる道に分岐します。
そのうち、こちらは南に分岐する道です。
こちらの山道を登ると、月輪陵に辿り着きます。
そちらには、後堀川天皇陵や孝明天皇陵がいらっしゃいます。


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東側の道は、一転して下り坂です。
こちらには、今回ブログのメイン今熊野観音寺の看板が出ています。


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泉涌寺道から、東に約50m進みました。
ここで、道が放射状にいくつも分岐します。
これらの道のうち、真っすぐそのまま東に進むと
今熊野観音寺に辿り着きます。


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放射状に広がる道のうち、1本がこちらです。
このまま進むと、来迎寺に向かいます。
ただ、今回はそちらには向かいません。


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カエデ並木をそのまま東に向かっています。
この辺りは、この日(2016年11月23日)が見ごろでした。
その先に朱塗りの橋が見えますね。


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こちらが、その朱塗りの橋です。
この橋の下は川ではなく、放射状に伸びた道の1本が通ります。
そこを進めば、この北にある泉涌寺霊園に向かえます。


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その朱塗りの橋を渡っています。
こちらの周囲にはカエデがドーム状に並んでいるので、
この季節になるとそれはそれは絶景になります。


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朱塗りの橋を渡りました。
その先に、今熊野観音寺の入り口が見えますね。


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朱塗りの橋から、東に約50m進みました。
では、ここから今熊野観音寺に入っていきます。


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今熊野観音寺の入り口を入ると、すぐに駐車場がります。
そして、その先に今度は北向の石段があります。
こちらの本堂へ行くには、延々石段を上ります。
まぁ山の中のお寺なので、こういう感じになります。


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石段を上っても、すぐに石段があります。
とは言え、一つ一つは短いので
70代のウチの母も軽々上っていました。


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石段を北に約20m登ったところで、少し広いところに出ます。
こちらには、「子まもり大師」がいらっしゃいます。
先ずは、こちらにお参りです。


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「子まもり大師」の脇に、手水舎があります。
こちらは、この寺院で湧いている泉の水ではありません。


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「子まもり大師」の北側に、最後の石段が伸びています。
この辺りから、紅葉が濃くなってきます。


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先程の石段を約10m上れば、こちらに出ます。
目の前が今熊野観音寺の庫裏で、お守りなどはこちらで求めます。
縁台が周囲にあるのは、この脇に茶店があるからです。


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今熊野観音寺の庫裏の前で、西を向きました。
石段の北側に茶所があって、
その辺りの紅葉がここ最大の絶景ポイントです。


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茶所は参拝者用の休憩所ですが、普段は閉まっています。
ただ、その前から朱塗りの欄干越しに遠景を見ることができます。
この辺りの東山の斜面からの一面のカエデが、絶景ですね。


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同じ場所から、西を向きました。
朱塗りの欄干の向こうは崖で、その下が先ほどまでいた場所です。


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同じ場所で、東を向きました。
向こうに見える紅白の垂れ幕が、茶店です。
では、庫裏の方に戻っていよいよ今熊野観音寺本堂に向かいます。


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こちらが、今熊野観音寺の本堂です。
脇に多宝塔が見えるこの角度が、撮影ポイントです。


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今熊野観音寺の本堂内も、撮影不可です。
そこで、代わりにこちらの拝観チケットを載せます。
本堂内は無料拝観ですが、有料でご本尊の近くまで寄れます。
今熊野「観音」寺だけに、こちらのご本尊は十一面観音です。

こちらは、800年ごろに空海が
熊野権現の夢のお告げによって建立したと寺伝にあります。
前回ブログ登場の「御寺」泉涌寺が鎌倉時代に建立されているので、
こちらの方が古い寺院ということになります。
ですから同じ真言宗寺院ですが、泉涌寺の塔頭ではありません。


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今熊野観音寺の本堂を出て、北東を向いています。
この脇から急な山道を登ると、あちらの多宝塔に向かえます。
ここから100mもない距離ですが、
何しろ急な上り坂なので今回はここから眺めるだけにします。


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本堂の前で、東を向きました。
向こうに、こちらの開基でもある空海を祀った太子堂があります。
その手前が、ボケ封じ観音です。
今熊野観音寺は「頭」にご利益がある寺院で、
頭痛・痴呆・合格祈願のお守りが売られていました。


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こちらが、ボケ封じ観音です。
ブロンズ製で、それほど古いものではありません。


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本堂の西側に、こちらの井戸があります。
こちらはなかなかの名水だそうで、(つまり、おいしい水)
さらに頭がよくなるご利益もあるそうです。
これで境内を一通りお参りしましたので、こちらから出ます。


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どんどん石段を下りています。
「子まもり地蔵」周辺のカエデが濃いので、
この辺もなかなか絶景ですね。


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朱塗りの橋まで、戻ってきました。
気のせいか、往きよりも帰りの方が紅葉が鮮やかに見えます。


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さらに西に進み、泉涌寺道まで戻ってきました。
向こうの祠は自分が生まれる前からあるのですが、
どちらを祀っているのか分かりません。


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今熊野観音寺への参道と交差したT字路で、
泉涌寺道を北西に向いています。
(泉涌寺道はここで少し折れ曲がります)
この道を進んでJR・京阪電鉄「東福寺」駅へ向かいますが、
ここからはその途中にある泉涌寺の塔頭寺院に立ち寄ります。
ただ、今回ももうだいぶ写真を貼り付けましたので
今回はここまでです。

~次回は、泉涌寺道沿いの寺院を回ります~

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第448回 泉涌寺道の寺院~月輪紅葉散策2016~その11

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前回ブログで訪れた今熊野観音寺から約100m西進し、
泉涌寺道を北西に向いています。
今回は、ここから市街地へ向かう途中にある泉涌寺の塔頭寺院
新善光寺・丈六戒光寺・法音院を訪れます。
撮影日は、2016年11月23日午後3時。
今回も、クリックした写真は全て拡大されます。


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そのT字路から、泉涌寺道を北西に約70m進みました。
すると、今度は右手に伸びるT字路が現れました。


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そのT字路で、泉涌寺道から北東を向きました。
この道は約20mほどで突き当たり、そちらに新善光寺があります。


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T字路から北西に、新善光寺へ向けて歩いています。
すると、左(北)側にこちらの建物が見えてきました。
こちらは泉山幼稚園です。
普段は幼児の大声などが聞こえてくるのですが、
この日(2016年11月23日)は祝日なので、誰もいません。


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泉涌寺道から、北西への脇道を約20m進みました。
ここから、新善光寺に入っていきます。


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新善光寺に入ってきました。目の前は、たぶん庫裏です。
こちらは境内は自由に撮影できますが、屋内は入れません。

真言宗泉涌寺派新善光寺は、1243年に値願念西が
後嵯峨天皇の勅命で開基しました。
寺号は、ここのご本尊阿弥陀如来が善光寺のものと
全く同じ作りだったのが、由来です。
(第109回ブログに出てきた富小路沿いの新善光寺と同じ由来です)
ただ、創建当時は「一条大宮」交差点付近に建っていました。
それが1467年の応仁の乱で全焼し、江戸時代初期に再興した際
泉涌寺の塔頭となりこちらに移転してきました。


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新善光寺の庫裏の南側に、こちらの門があります。
では、こちらをくぐり新善光寺の庭園に向かいます。


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その門をくぐり東を向くと、こちらが広がります。
この新善光寺には、知る人ぞ知る紅葉庭園があります。


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その庭園の東端にお堂があり、愛染明王がいらっしゃいます。
毎年1月第2月曜日(成人の日)の8時~午後4時に
泉涌寺の塔頭で泉山七福神巡りが行われます。
愛染明王は御仏の1体で七福神ではありませんが、
「番外」として七福神にカウントされています。
その横に、石塔が建っています。
一時期、こちらに良純親王が居住されていたので
多分そのお墓と思います。


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石塔の脇にベンチがあって、そこから南を向くと紅葉が絶景です。
そのベンチに座り、暫し休憩です。


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先程の写真に写っていた朱色のお堂の前から、北を向いています。
(先ほどの写真と反対を向いています)
こちらからの眺めも、なかなかですね。


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こちらは、庭園中央の池です。
カエデの木と相まってこの庭園を絶景に変えていますが、
水面を見ると錦鯉の数が相当ですね。


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では、こちらの門を出ます。
とは言え、庫裏の脇にもこの寺院の見どころがあります。


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先程の門をくぐり、庫裏の前に戻ってきました。
そこから南を向くと、こちらの枝垂桜があります。
この寺院は、泉山七福神めぐり以外にもこの桜で有名です。


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その枝垂桜の前で、南西を向きました。
向こうから何人か来られていますが、
自分の周囲にも数人いらっしゃいました。


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新善光寺の前で、南西を向きました。
右側の塀の向こうは、先ほどの泉山幼稚園です。
では、この坂を上り泉涌寺道に戻ります。


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新善光寺から南西に約20m進み、泉涌寺道を北西に向きました。
では、この坂道を下っていきます。


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先程の地点から、泉涌寺道を北西に約50m進みました。
こちらは、京都東山泉中学校の校門です。
数年前まで京都市立月輪中学校だったのですが、統廃合されました。


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京都東山泉中学校校門前から、泉涌寺道を北西に約10m進みました。
こちらの脇道を進むと、第445回ブログの悲田院の前に出ます。


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先程のY字路から、泉涌寺道を北西に約30m進みました。
こちらにも、小さな寺院が見えますね。


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泉涌寺道から北東に短い石段を上ると、丈六戒光寺に入れます。
こちらが、次の訪問先です。


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門をくぐると、丈六戒光寺境内の最南端でした。
境内のあちこちにテントや縁台が並んでいて、
どうやらこちらでバザーを開いていたようでした。


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丈六戒光寺境内の最北端に、朱塗りの鳥居があります。
向こうに小さな池があり、橋を渡ると弁財天がいらっしゃいます。


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もちろんこちらの弁財天は、
新善光寺でも紹介した「泉山七福神めぐり」の1柱です。
祠脇の提灯を横から撮りました。
こちらは、弁財天の神文ですね。
弁財天は女神さまですが、蛇神で水神でもあります。


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弁財天の祠の前で、南を向きました。
向こうに見えるのが、丈六戒光寺の本堂です。


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バザーのテントの向こう側には、庫裏があります。
そちらに、この生け花が飾ってありました。
ちょっと、そちらを撮ってみました。


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いよいよ、本堂を拝観します。
……ただ、ここも撮影不可です。

真言宗泉涌寺派丈六戒光寺は、新善行寺建立と同時期に
後堀川天皇の勅命で建立されました。
こちらも初めは「八条猪熊」交差点にありましたが、
応仁の乱などで今の京阪電鉄「三条」駅などに次々移転し、
最終的に泉涌寺の塔頭となってここに移転しました。

こちらのご本尊は重要文化財釈迦如来立像ですが、
「丈六」(約4.85m)の高さがあります。
とにかく、とても大きいですね。
そう言えば、以前大阪の毎日放送というTV局で
こちらのご本尊を特集されていました。
(「ちちんぷいぷい」という番組だったと思います)


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では、こちらの門から丈六戒光寺を出ます。
ここからさらに、市街地に向けて進みます。


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丈六戒光寺の前で、泉涌寺道を北西に向きました。
約20m先に、また寺院の門が見えます。
次は、こちらを訪れます。


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こちらが、その寺院です。
では、真言宗泉涌寺派法音院に訪れます。


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法音院境内に入ってすぐに、庫裏があります。
ただ、この時点で庫裏が閉まっていました。
実は、こちらで自分の脇に
写経希望の日本人カップルがいたのですが、
自分が境内を撮影している間にあきらめて帰られました……

その庫裏の北側に、こちらのお堂があります。
中には、寿老人がいらっしゃいます。
こちらも、「泉山七福神めぐり」の1柱です。


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報恩寺の裏手(北側)に回ると、小さな祠と本堂があります。
うまく写っていませんが、この辺りの紅葉も結構きれいでした。


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こちらの朱い祠には、牡鹿がいらっしゃいます。
牡鹿は、寿老人の眷属です。


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こちらは、真言宗泉涌寺派法音院の本堂です。
ご本尊は、不空羂索観音です。

こちらは、1326年に無人如導によって建立されました。
創建当初は泉涌寺境内に立っていたのですが、
こちらも応仁の乱で焼失後1665年にこの地に再建されました。
まぁ、もともと泉涌寺境内にあったくらいですから、
初めから泉涌寺の塔頭寺院でした。


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では、本音院本堂前から庫裏の前に戻ります。
この辺りが、この寺院一番の紅葉ポイントです。


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法音院の庫裏の前で、北東を向いています。
では、ここから法音院を出て泉涌寺道に戻ります。


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法音院の前で、泉涌寺道を北西に向きました。
ここから、またこの緩やかな坂道を下って京都市街地に向かいます。
約50m先でさらに左にカーブして、だんだん真西に進路を変えます。


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そのカーブから、真西に進路を変えてすぐにこちらの門が見えます。
こちらは、泉涌寺の一の門です。
ここを抜けた途端、京都市街地に変わります。


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泉涌寺の山門を抜けたすぐ先に、こちらの寺院があります。
那須与一のお墓と、極楽浄土を現した本堂が有名ですね。
ここからこの浄土宗即成院にお邪魔するのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回は、ここまでです。

~次回はこの即成院を訪れた後、
京阪電鉄「東福寺」駅に戻ります~

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第449回 極楽浄土の寺院~月輪紅葉散策2016~その12

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泉涌寺の総門から、泉涌寺道を西に向いています。
泉涌寺への参道から京都市街地に入ったところに
こちらの真言宗泉涌寺派即成院があります。
今回はこちらに参拝した後、JR京阪電鉄「東福寺」駅に戻ります。
撮影日は、2016年11月23日勤労感謝の日の水曜日午後3時半。
今回で、2016年の紅葉散策が終わります。


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即成院の山門をくぐりました。
こちらは、東西に伸びる細長い境内です。
山門のある最西端に、こちらの地蔵堂があります。
毎年10月に、本堂からこちらまで花道が作られ
「二十五菩薩供養」が行われます。
即成院境内の写真は、クリックすれば全て拡大されます。


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地蔵堂の前で、東を向きました。
このずっと先に、即成院の本堂が見えますね。


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本堂の北側に、こちらの花が生けてありました。
そう言えば、前回ブログの丈六戒光寺でも生けてありましたね。


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靴を脱いで、即成院の本堂に入ってきました。
この左(東)側に、ご本尊がいらっしゃいます。
こちらは、ご本尊以外は撮影可能です。
(「防犯上の理由」とここの寺院の方がおっしゃっていました)


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即成院のご本尊は撮影不可なので、拝観チケットを撮りました。
阿弥陀仏と25体の菩薩像が、「極楽浄土」を表しています。
このうち11体が平安時代後期に定朝が彫ったもので、
残りが江戸時代に焼失分を定朝の作風で復元したものです。
(如来像と菩薩像のすべてが、重要文化財です)
1体1体がとても大きく、極楽浄土が「復元」されたかのようです。

真言宗泉涌寺派即成院(そくじょういん)の創建には諸説ありますが、
定説では11世紀後半に橘俊綱が建立したとされています。
もともとは伏見(現京都市伏見区南部)の方にあったようですが、
豊臣秀吉が伏見城の築城のために大亀谷に移転しました。
(京阪電鉄「墨染」駅前。第122回ブログの散策地点です)
ところが、明治時代の1868年に廃仏毀釈の影響で廃寺になりました。
その際阿弥陀仏と菩薩像は、泉涌寺預かりとなりました。
それが、この寺院がこの地で復活した最大の理由です。


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即成院の阿弥陀仏を参拝した後、本堂の北側を向いています。
ここから、本堂のさらに裏(東)側に行くことができます。


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先程の写真の脇に扉があって、そこからこちらに進めます。
頭上にある通り、この先に那須与一のお墓があります。
右(南)側に石仏が並んでおり、その塀の向こうが泉涌寺道です。


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先程の上り坂を約50m進みました。こちらが那須与一のお墓です。
では、こちらにもお参りします。


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では、即成院本堂に戻ります。
手前に小さな小屋が見えますが、あちらは便所です。


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即成院の本堂に戻ってきました。
この背後に、ご本尊がいらっしゃいます。
では、このまま左側から即成院本堂を出ます。


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境内を一通り回り、即成院の山門まで戻ってきました。
ではここを出て、泉涌寺道に戻ります。


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……とその前に、山門の屋根の上に注目します。
こちらの天頂に、鳳凰が模られています。
こちらも、「極楽浄土」の象徴ですね。


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即成院を出て、泉涌寺道を東に向きました。
こちらが、泉涌寺の総門です。前回ブログでも出てきましたね。
クリックすれば拡大されるのは、この写真までです。


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泉涌寺総門の前で、西を向きました。
ではこの坂道を下り、東大路を目指します。


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即成院のすぐ脇に、北に伸びる石段があります。
ここを下りしばらくして右(東)に曲がると、
第447回ブログに出てきた朱塗りの橋の下をくぐります。
ちなみに、この辺りは自分が高校生の頃の
体育の授業中のマラソンコースの一つでした。
(他には、「お山」稲荷山の四辻まで行って帰るコースでした)


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下りの石段の向かい(南)側には、こちらのお店があります。
こちらで、清水焼の陶磁器が売られています。
実は、第444回ブログの勝林寺がある辺りとこの辺りは
直線距離ではかなり近く、
この一帯に清水焼の陶工さんがたくさんおられます。
その関係で、この近くに陶器屋さんや窯元も多くなります。


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その陶器屋さんの前で、泉涌寺道を西に向いています。
もう完全に、京都市街地のただ中です。
そして、向こうに信号が見えているのが、
東大路と交差する「泉涌寺道」交差点です。


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その辺りに、こちらの交番があります。
そして、この辺りで坂道が終わり道は平坦になります。


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即成院の前から、泉涌寺道を西に約300m進みました。
こちらが、「泉涌寺道」交差点です。
向こうに京都タワーが見えるのは、
この泉涌寺道が正確には北北西を向いているからです。
泉涌寺道は、西に約250m先の本町通で突き当たります。
(第144回ブログ参照)


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「泉涌寺道」交差点で、東大路を北に向いています。
約200m先に大きな薮が見えますが、
あちらが新熊野神社(いまぐまのじんじゃ)ですね。
もしさらに約200m進むと、塩小路と交差します。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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今度は、「泉涌寺道」交差点で東大路を南西に向きました。
このまま泉涌寺道を進んでも駅まで行けるのですが、
今回も第88回ブログ同様、東大路を南下します。


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「泉涌寺道」交差点南西角に、「泉涌寺道」バス停があります。
この日(2016年11月23日)も、バス待ちの方々がいらっしゃいます。
向こうに、「コロッケ京亭」の看板が見えます。
自分が高校生の頃はここでコロッケを買ったものですが、
この日は祝日なので閉まっていました。
(こちらでは、こんなコロッケを売っています。
味もおいしいのですが、とにかく安いのが魅力です)


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「泉涌寺道」から、東大路を南西に約150m進みました。
こちらは、京都第一日赤病院です。
向こうに信号が見えますが、あちらが「東福寺」交差点です。


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第一日赤病院の前から東大路を南西に約50m進み、
「東福寺」交差点まで来ました。
この交差点から大通りは真西に曲がり、陸橋となります。
東福寺の駐車場がに入りきれない観光バスが、
陸橋付近に停まっていますね。
東大路はこの交差点までで、陸橋から九条通に変わります。


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「東福寺」交差点の北西角に、臨済宗東福寺派万寿寺があります。
今は東福寺の塔頭寺院ですが、
1434年の大火以前は東福寺と同格の「京都五山」の1寺でした。
(第406回ブログ参照)
この写真は、クリックすると拡大されます。


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万寿寺から、九条通を西に進んでいます。
陸橋の上が九条通ですが、その外側のこの狭い道も九条通です。
向こう(西)に京阪電鉄の特急車両が見えますが、
「東福寺」交差点から西に約100m先に踏切があります。


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その途中で、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいました。
この裏手(北)は、万寿寺の境内です。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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「東福寺」交差点から九条通を西に約80m進むと、
九条通は本町通と交差します。
ここで南に進むと、第438回ブログと同じルートになります。


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今度は九条通から、本町通を北に向いています。
この日(2016年11月23日)は祝日なので、
レコード屋さんのナカバヤシが閉まっています。
向こうに見える電車のマークの看板がJR京阪電鉄「東福寺」駅で、
そこから帰宅します。

……ただその手前に、京寿司屋さんの「いず松」の看板も見えます。
現時点で2016年11月23日午後4時です。
晩御飯には早いですが、母と相談して寄り道することにしました。


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「いず松」さんのお許しを得て、店内を撮影しました。
屋内に坪庭があって、
壁には祇園や先斗町の芸妓さんの団扇が並んでいます。
「いず松」店内とお寿司の写真は、クリックすると拡大されます。


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こちらは頼めば握りずしも作ってくれますが、
何といってもこちらの名物は京寿司です。
大阪寿司同様、木箱で押し固めたものや海苔巻きが中心です。
自分が強く勧めたので、母も京寿司のセットにしました。
他に赤だしと熱燗も頼みました。いつも通りのメニューです。


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赤だしには、湯葉と紅葉麩・なめこが入っていました。
そうそう、ここでお寿司を食べたのは晩秋でした。
ブログ更新が撮影日から1ケ月ずれているので、感慨深いですね。


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そして、こちらが京寿司セットです。
手前が左からバッテラ(鯖寿司)・キュウリの巻き寿司・
とろろ昆布の巻き寿司・海苔の巻きずしが並んでします。
どれも、京都ではよく食べられているものです。


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京寿司セットの後ろ半分は、木箱で押し固めた箱寿司が並びます。
左から、ハモ箱(鱧のそぼろ煮が載っています)、エビと卵の箱寿司・
鯛の酢締・鮭の昆布締の箱寿司です。
一番右は稲荷寿司なので、箱寿司ではありません。
もちろん、中には芥子の実がきちんと入っています。
写真をクリックすると拡大されるのは、ここまでです。


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「いず松」を出て、本町通を北に向いています。
JR京阪電鉄「東福寺」駅は目の前ですね。


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帆奈mり通から、JR京阪電鉄「東福寺」駅を見ています。
この路地の左奥に進むとJRの駅へ進む陸橋の下に出ます。
京阪電鉄へは、目の前の改札口をくぐります。
では、今回は京阪電鉄に乗って家に帰ります。
家には、午後5時ごろ着きました。
よく考えたら徒歩で帰っても似た時間なのですが、
まぁそれはご愛嬌ということで……

これで、「月輪紅葉散策2,016年編」の連載を終了します。

~次回から、初詣を連載します。また、伏見稲荷大社を訪れます~

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第702回 ちょっと東福寺へ

今回ブログは、前回ブログの追記に載せる予定でした。
それが取材時に撮った写真が膨大になりまして、
いろいろ考えた結果、独立させて1回分消費させていただきます。
今連載中の「岡崎紅葉散策」は2019年11月23日に訪れましたが、
元々は数日後の2019年11月28日に行く予定でした。
そこで、その日に大石橋の中国茶店に普洱茶を買いに行くついでに
東福寺に寄りました。


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昼食を摂って、自宅から本町通を南下して約10分。
こちらは、京阪電鉄&JR奈良線「東福寺」駅前です。
紅葉観光のピーク11月23日から数日遅れで、
しかも平日ですから、観光客もそれほど多くありません。
撮影日は、2019年11月28日木曜日午後0時半。
ダイジェスト版なので、散歩感覚で進みます。


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同じ場所で、本町通を南に向いています。
2016年と比べて、観光客数が戻っていますね。
平日でこのくらいですから、祝日の11月23日は
本町通は自動車も通れない状態だったでしょうね。
ここから九条跨線橋がかかる九条通よりも、さらに南下します。


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京阪電鉄&JR奈良線「東福寺」駅前から
約600m南下して、東に向きました。
では、こちらの中大門から東福寺境内に入っていきます。
(この門は、重要文化財です)


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東福寺中大門から、東福寺境内を約100m東に進みました。
こちらは、臨済宗東福寺派分陀院です。
2016年は芬陀院まででブログ1回使いましたが、
今回はダイジェスト版なので写真4枚で済ませました。
また、今回ブログでは有料な場所には全く行っていません。
ですから、今回は芬陀院には参拝せずに先に進みます。


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こちらは、芬陀院向かいの天得院沿いのカエデ並木です。
この辺のカエデは、もう完全に紅葉に染まっていますね。



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先程の位置から約10m東に進み、北を向きました。
臨済宗東福寺派天得院の入り口から、境内を眺めています。
奥のコンクリート製の建物は、東福寺幼稚園です。
こちらは、毎年ライトアップが行われるくらい
東福寺塔頭寺院の中でも紅葉が見事なのですが、
表の看板によると、2019年はご住職にご不幸があったそうで
それが原因でここ(入口付近)以外非公開になっていました。
ですから、毎年売られていたよもぎ饅頭の露店も出ていません。


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天得院の東側には、南北に貫く道が伸びています。
そちらの南側に向いています。
紅葉と竹林に囲まれた道で、自分のお気に入りの場所です。


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同じ位置で東を向きました。こちらが東福寺の日下門です。
東福寺へ来られた観光客は、通常こちらから入られます。


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東福寺日下門から中に入って約50m東に進み、南を向きました。
通天橋付近の紅葉が盛りのようでしたが、
2019年は有料の施設には向かいません。


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同じ位置で、東を向きました。
繰り返しますが2019年は有料の施設には入りませんので、
この先の庫裏・方丈や偃月橋経由の即宗院と龍吟庵には寄りません。


702-11.jpg
通天橋と庫裏・法堂(本堂)の間の広場は、
この時期限定で土産物屋さんの露店が並びます。
そのうち、こちらは笹屋伊織の露店ですね。
毎月21日限定販売のどら焼きが売られています。


702-12.jpg
そして、こちらは産寧坂横が本店の七味家の露店ですね。
この辺りのお土産屋さんは、京都市街地の各名物が並んでいます。


702-13.jpg
東福寺法堂の裏(東)側に回り込んできました。
こちらは普段は茶所と便所があるだけですが、
この時期限定でその茶所が茶店に変わります。
自分はよくここで甘酒の飲むのですが、
2019年はダイジェスト版なので、ここは通過します。


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その茶店の脇に、桜の木が1本立っていました。
2019年の桜の木は、12月を回っても紅葉が残っていますね。
(例年は、11月半ばで落葉します)


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茶店から東福寺境内を一気に南下して、境内の南東端に来ました。
こちらは、鎌倉時代の浴室です。
時代背景から、サウナ風呂であることが分かります。
この脇の紅葉が、きれいですね。


702-16.jpg
東福寺最南端から、北を向いています。
南から北へ、放生池→三門→法堂(本堂)が一列に並んでいます。
臨済宗の本山に、よくある形式ですね。
こちらの三門は国宝なのですが、
内部は非公開なので入ることはできません。


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東福寺境内の南西端に、大銀杏の木が聳えています。
こちらも、紅葉の盛りですね。


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三門の北側に、東福寺法堂(本堂)が建っています。
例年と異なり照明が付いていたので、天井がはっきり見えました。
こちらの龍図を見た後、こうおっしゃる方がいらっしゃいました。
「この絵、大したことないわ。妙心寺の方が見ごたえあるし」
確かに妙心寺の狩野探幽の雲龍図は
ウチの母も暫く無言で見惚れているほどの傑作ですが、
こちらの「蒼龍」も堂本印象による国宝です。
それ程見劣りしているとは、思えないのですが……


702-19.jpg
東福寺法堂の真裏(北側)から、通天橋への通路が伸びています。
つまり、これで東福寺境内を1周しました。
という訳で、こちらから東福寺日下門を出ます。


702-20.jpg
東福寺日下門を出て、北を向きました。
左(西)側が先程の天得院で、右(東)側が東福寺です。
相変わらず、この辺の紅葉は「濃い」ですね。
では、こちらを北上していきます。


702-21.jpg
先程の位置から、天得院と東福寺との間の道を北上しています。
先述しましたが、この辺は紅葉が濃いですね。
実は、この辺は自分の高校時代の通学路です。
高校から西に進んだ後こちらを南下して、
その後東福寺南大門から本町通に出て北上して帰っていました。
(U字型の変な道順ですが……)
では、さらに北上していきます。


702-22.jpg
東福寺日下門から、こちらを約100m北上しました。
ここから、重要文化財で「東福寺三橋」の一つ臥雲橋を渡ります。


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臥雲橋は東福寺屈指の紅葉の名所なのですが、
普段は安全のため撮影が厳禁です。
ただ、この日は盛りの11月23日は過ぎていて、
しかも平日なのでそれほど人が多くありません。
ですから、この時期には珍しく撮影が可能でした。

こちらは、臥雲橋から西を見た様子です。
この先は本町通ですが、紅葉が濃くてよく見えません。


702-24.jpg
こちらが、普段撮影禁止の「臥雲橋から見た通天橋」です。
自分こと「ぴのぴな」のアバターの一つで、京都で一番の絶景です。
ちなみに背後の屋根は、東福寺方丈のものです。


702-25.jpg
先ほどの写真から、約2m北にズレてまた同じものを撮りました。
こちらは紅葉シーズンに撮影禁止になりますが、
このように平日に来るか、早朝に来ると、
このように撮り放題でこちらの撮影が可能なことがあります。


702-26.jpg
東福寺臥雲橋を渡り切り、北を向いています。
臥雲橋以北は東福寺の塔頭寺院が並んでいて、
この時期限定で土産物屋になったり、飲食店にもなっています。


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東福寺臥雲橋から、約50m北上しました。
こちらに、臨済宗東福寺派一華院が建っています。
この時期は、抹茶を中心とした茶店としても機能しています。


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先程の位置から約10m北にも、一華院の門があります。
こちらの前で、ちりめん山椒が売られていました。
2016年にこちらでちりめん山椒を買ったのですが、
ちょうどたくさんの方々が買い求められている最中だったので、
購入は諦めました。


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一華院から、こちらの道を北上しています。
この時期は東福寺の塔頭寺院のカエデが、
紅葉の盛りを迎えていました。
この辺りから、小雨が降りました。


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一華院から約50m北上しました。臨済宗東福寺派同聚院です。
門前で湯葉が売られていて、紅葉庭園に茶店の縁台が並びます。
とは言えこの雨の中、縁台には誰もいらっしゃいませんでした。


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その同聚院の前で、北を向きました。
この辺から、さらに紅葉が濃くなっていますね。


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東福寺の塔頭寺院が並ぶ中、普化宗本山明暗寺が建っています。
普化宗だけに、門前に虚無僧がいらっしゃいます。


702-33.jpg
明暗寺の北側で、今まで北上してきた道が突き当たります。
その脇の看板も、自分こと「ぴのぴな」のもう一つのアバターです。


702-34.jpg
その位置で、東を向きました。
この道をまっすぐ進めば、第444回ブログと同じ道になります。
(勝林寺や日吉ヶ丘高校に向かいます)


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今度は同じ場所で、西に向きました。
では、こちらを進んでいきます。
(第2回ブログを進んだルートを逆行します)


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先程の道を最先端まで進み、北を向きました。
この周囲も、東福寺の塔頭寺院が並びます。
では、さらにここを北上します。


702-37.jpg
先程の道を最北端まで進み、西を向きました。
この辺の道は、蛇行していますね。
ただここを約150m進むと、東福寺北大門をくぐり本町通に出ます。
ここでは、この道を約50mだけ西に進みます。


702-38.jpg
先程の位置から約50m西に進み、北を向きました。
ここを約70m北上すると、「東福寺前」交差点です。
この位置以北は、もう東福寺境内ではありません。
そこから西側の九条跨線橋を渡り、
「大石橋」交差点に向かいました。

~次回は、京都市動物園散策の後編です~

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第793回 12月2日の東福寺

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2021年11月21日の深草紅葉散策では紅葉もまだまだでしたので、
2021年は12月に入ってからも
ブログ1回だけ紅葉散策しようと思っていました。
そういう訳で近所の東福寺に訪れましたが、
思ったよりも紅葉が進んでいました。
紅葉の盛りは過ぎて、ぼちぼち落葉していました。


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京都駅からJR奈良線に乗って、1駅。
こちらは、JR奈良線「東福寺」駅です。
京阪電鉄「東福寺」駅でもあります……
という設定ですが、本当はウチから本町通を南下してきました。
では、こちらから東福寺を散策します。
撮影日は、2021年12月2日木曜日午後2時。
今回はダイジェスト版なので、道の写真はだいぶ削りました。


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JR奈良線「東福寺」駅を背にして、東を向いています。
ここから、目の前の本町通に移動します。


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JR奈良線「東福寺」駅から本町通に移り、南に向きました。
人が空いたタイミングで撮影したのですが、
それでも11月と比べて東福寺への参拝者は約半分でした。
左(東)側のように開いているお店もありましたが、
いづ松などは定休日なので閉まっていました。
次は、この本町通を南下します。


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先程の位置から、本町通を約300m南下しました。
九条通の高架をくぐり京阪電鉄の線路が見えるようになると、
左(東)側に東福寺交番が見えます。


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東福寺交番のある角で本町通から東を向くと、
東福寺北大門(門自体が、重要文化財)があります。
2021年は、この門から東福寺境内に入っていきます。


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東福寺北大門から、東福寺境内を東に進んでいます。
この辺りには東福寺の塔頭寺院が並びますが、
この左(北)の道を北上すると
東大路と九条通が交差する「東福寺」交差点に出ます。
右(南)側は塔頭寺院の退耕庵ですね。
先ずは、このまま東福寺境内を突き当りまで東に進みます。


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その突き当りまで歩いて、東福寺境内を南に向きました。
左(東)側は霊源院で、右(西)側が先程の退耕庵です。
どちらも、東福寺の塔頭です。
この辺りから、徐々に紅葉並木が見受けられます。


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先程の位置から、東福寺境内を約50m南下しました。
左(東)側の龍眠庵から、カエデが張り出していますね。
右(西)側は、まだ退耕庵が続きます。


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先程の位置から、東福寺境内をさらに約50m南下しました。
ここで東福寺参道は、また東に折れます。
この位置ですと、龍眠庵のカエデがよく見えます。
まだまだ紅葉が残っていますが、落葉もそこそこ進んでいます。
おそらくですが、2021年は12月5日日曜日までが紅葉の見頃です。


793-10.jpg
先程の位置から、東福寺境内を東に約50m進みました。
ここより東は勝林寺がある他は住宅地で、
突き当りに京都市立日吉ヶ丘高校があります。
要するに、この辺りは自分の高校時代の通学路でした。


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同じ位置で、東福寺境内を南を向きました。
東福寺日下門は、こちらを約200m南下したところにあります。


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まだ同じ位置で、あちこち撮影しています。
こちらの標識は、この角にあります。
自分のブログのアバターに使っています。
(要するに、サイドバーのいちばん上に貼り付けています)


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東福寺の標識の前で、東福寺境内を南に向いています。
この参道沿いに東福寺の塔頭が集中しますが、紅葉並木も集中します。
ここからは、この参道を南下します。


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東福寺参道を南下すると、普化宗本山明暗寺があります。
要するに、こちらは東福寺塔頭寺院ではありません。
普化宗ということは、虚無僧の本山ですね。


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普化宗本山明暗寺の向かい(西)側に、同聚院が建っています。
こちらは、東福寺の塔頭寺院ですね。
紅葉シーズン中は、こちらの寺院内で飲食店が開かれています。
また、ちりめん山椒などお土産物も販売されています。


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先程のT字路から、東福寺境内を約100m南下しました。
こちらから、重要文化財の臥雲橋を渡ります。


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臥雲橋に渡りながら、東側の通天橋を撮りました。
京都の紅葉では、こちらがいちばん絶景だと思います。
自分が使用するブログアバターも、こちらです。
だいぶ落葉が進んでいますが、まだ通天橋周辺は紅葉の見頃です。
臥雲橋・通天橋・偃月橋は、「東福寺三橋」と呼ばれています。
「お山」(稲荷山)の薬力社を水源とする三ノ瀬川に架かる橋ですね。
(薬力社の様子は、第371回ブログ参照)


793-18.jpg
臥雲橋を渡り、南を向いています。
臥雲橋上の紅葉が東福寺いちばんの絶景ですが、
紅葉シーズン中に混雑すると、安全上の理由から撮影禁止になります。
(転落事故などの可能性があります)
とは言え、平日や少し時期をずらせば撮影は可能です。
取り敢えず、臥雲橋から東福寺境内を南下します。


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臥雲橋から、東福寺境内を南下しています。
左(東)側は、東福寺の塀です。
東福寺境内の紅葉は、三ノ瀬川周辺がいちばん有名ですね。


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臥雲橋から、東福寺境内を約50m南下しました。
右(西)側に、東福寺幼稚園が見えます。
ただし東福寺ではなく、塔頭寺院の天得院が経営しています。
よく見ると、幼稚園は閉まっていて中は臨時の飲食店です。


793-21.jpg
毎年紅葉シーズンになると天得院は焼麩まんじゅうを売り出していて、
結構名物なのだったのですが、この日は売っていませんでした。
(その様子は、第443回ブログ参照)
ちょっと抹茶と生麩まんじゅうにしようと考えたのですが、
結局がっつり食事にしました。
そう言えば同じ場所に天得院以外のお店も出ていましたが、
中に京つけもの西利の露店も出ていました。
京漬物寿司点心も、この場所で戴けました。


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生湯葉うどんとマツタケご飯(1100円)のうち、マツタケご飯です。
よく考えたら、2021年の初マツタケでした。
(2020年は、一度もマツタケ戴いていません……)
写真撮影の時点で、マツタケの香りが強いですね。


793-23.jpg
そして、こちらの生湯葉うどんですね。
紅葉麩(紅葉型の生麩)も入っていますが、
京都では生麩生湯葉をうどんによく入れます。
実は、最近鴨川製麺所の生湯葉うどんに凝っています。


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先程の食事を戴いて、天得院を出ました。
そして天得院の前で、東福寺境内を南に向きました。
では、東福寺紅葉散策を続けます。


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天得院から、東福寺境内を約50m南下しました。
こちらに、東福寺日下門が見えます。
通常でしたらこちらから東福寺に入るのですが、
今回はまだ塀の外をうろつきます。


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東福寺日下門の前で、東福寺境内を南に向きました。
第3回ブログ以来、このまま南下します。


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東福寺日下門をくぐらず、そのまま南下しています。
自分が高校生時代、この辺りもお気に入りでした。
この辺りは、三ノ瀬川沿いと並ぶ東福寺境内で紅葉が濃い地域です。


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先程の位置から、さらに東福寺境内を南下しています。
この辺りを見ていると、まだ完全に紅葉していません。
もうちょっと先まで、この辺りの紅葉は続くようです。


793-29.jpg
ただ、こちらの若木は完全に紅葉しています。
と言いますか、こんな若い気もしっかり紅葉するのですね。


793-30.jpg
とうとう東福寺境内の参道の最南端まで来ましたが、
こちらのカエデは今が紅葉の盛りのようです。
これを見ていると、今週末の2021年12月5日までは
東福寺はあちこちの紅葉が残っていそうです。


793-31.jpg
東福寺境内最南端まで歩いて、西を向きました。
このまま進むと約100m先の東福寺南大門を出て、
本町通に至ります。(こちらも、重要文化財です)
第4回ブログの最初の道順ですね。


793-32.jpg
同じ位置で、今度は東を向きました。
約30m先に、東福寺勅使門が見えます。
天皇陛下など、一定以上の身分の方専用の門ですね。
通常は、このように閉じられています。


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東福寺勅使門の南側から、さらに東に伸びる小路があります。
これより東は東福寺境内ではなく、高級住宅地です。
ちょっとした邸宅が並んでします。


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東福寺勅使門の北側に、開いている門がありました。
今回は、ここから中に入ります。


793-35.jpg
先程の門をくぐり、東福寺境内を北に向いています。
写真のフレームからは見切れていますが、
この右(東)側に方丈池があり、その北側から写真にあるように
三門、法堂(本堂)と大きな建造物が並びます。
これは、京都市内の臨済宗の大寺院の一般的な伽藍配置です。


793-36.jpg
国宝の東福寺山門の脇に、このような看板が立っていました。
ここ10年こちらは非公開だったのですが、
法堂(本堂)込みで拝観ができるようになっていました。
しかも、この時期限定のようです。
ただ、う~ん拝観料1000円ですか。
懐が厳しいので、今回は諦めました。
(この日は、給料日数日前でした)


793-37.jpg
そして、こちらが臨済宗東福寺派本山東福寺の法堂(本堂)です。
こちらも、国宝です。
ご本尊は釈迦牟尼(お釈迦様)で、天井の龍図は堂本印象筆です。
鎌倉時代の建立ですが、室町時代には京都五山の1寺となりました。


793-38.jpg
東福寺法堂(本堂)の北側から、僧堂へ渡り廊下が伸びています。
この渡り廊下の途中に、通天橋が架かっています。
そちらの方から紅葉が見えますが、今回はそちらには寄りません。


793-39.jpg
その渡り廊下から東を覗くと、土産物を売るテントが出ていました。
まだまだ東福寺境内は、紅葉シーズンモードですね。


793-40.jpg
その辺りで、東福寺境内を西に向きました。
この先に、先程の東福寺日下門が見えますね。
今回はこのまま日下門をくぐり、帰宅しました。

今回は、ここまでです。

~次回は、深草紅葉散策の続きです。
伏見稲荷大社本殿に参拝した後、さらに南下します~

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第897回 臥雲橋へ~東福寺紅葉散策2022~その1

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京都駅北側市バスターミナルから
東へ進む208系市バスに乗って、約15分。
こちらは、「東福寺」バス停です。
南5系市バスの「東福寺道」バス停は、全然違う場所にあります。
今回は、このバス停から東福寺に近い臥雲橋まで進みます。
撮影日は、2022年11月27日日曜日午後2時。
W杯カタール大会で、日本vsコスタリカ戦があった日です。


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東福寺」バス停から、東大路を南に向いています。
自分が乗っていた208系市バスが、南下しています。
京都駅から出た208系市バスは「東山七条」交差点で右(南)に折れ、
そのまま九条通と交差する「東福寺」交差点まで来ました。


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東福寺」バス停から、東大路を約50m南下しました。
ここで東大路は突き当り、代わりに九条通が右(西)に伸びています。
つまりこの「東福寺」交差点は東大路最南端で、九条通最東端です。
そして九条通は、東大路から河原町通まで陸橋の上です。


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「東福寺」交差点北西角に、大きな寺院が建っています。
こちらは東福寺ではなく、臨済宗東福寺派万寿寺です。
元は京都五山の一角で東福寺治とは同格の寺院でしたが、
1434年に焼失した後はどんどん衰退しました。
そして安土桃山時代にこの地に移り、東福寺の塔頭となりました。
五条通の1本北に万寿寺通がありますが、
もともとその辺りに万寿寺がありました。
(万寿寺の詳細は、第406回ブログ参照)


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九条通の陸橋の南側に、逆に下り坂があります。
こちらも九条通で、本町通など陸橋の下と繋がっています。
第2回ブログではJR奈良線「東福寺」駅から
この坂を上ってこちらに来ました。


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「東福寺」交差点を南に向いていますが、
この道は東大路ではありません。
次は、この道を突き当たりまで南下します。


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「東福寺」交差点から、小路を約50m南下しました。
このビルの1Fは普段駐車場なのですが、
紅葉シーズン限定で露店が立ちます。
この日(2022年11月27日)は結構混んでいました。


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その露店から、南を向いています。
この小路はさらに約50m南下すると、突き当たります。
すると、急に住宅街から雰囲気が変わります。


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露店から約50m南下して、突き当たりました。
そちらに、臨済宗東福寺派退耕庵が建っています。
応仁の乱で焼失しましたが、安土桃山時代に再興されました。
鳥羽伏見の戦いでは長州藩の本陣が置かれました。


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退耕庵の前で、西を向いています。
約100m先に、東福寺北門が見えます。
要するに、いつの間にか東福寺境内に入っていました。


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今度は退耕庵から、東福寺境内を東に向きました。
約70m先で突き当たりますが、さらに南に道が続きます。
東に進む道が上り坂なのは、既に東山の稜線に入っているからです。


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退耕庵から約70m東に進んで、突き当りを南に向いています。
この辺の壁は、すべて東福寺の塔頭寺院のものです。


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先程の位置から、東福寺境内を約20m南下しました。
臨済宗東福寺派霊源院には、こちらから入ります。
普段は非公開寺院なのですが、紅葉シーズン限定で入れます。


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霊源院の門前から、東福寺境内を南に向いています。
左(東)側が霊源院で、右(西)側が退耕庵です。
霊源院から、カエデ並木が見えますね。
この日(2022年11月27日)が、紅葉の盛りのようですね。


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すぐに先程の道が突き当たり、今度は東に進路が変わります。
この辺りだけ、道幅が広いですね。
実は、右(南)側に東福寺の駐車場があります。
霊源院の紅葉は、この角度から撮るのがお勧めです。


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霊源院の紅葉の脇で、東福寺境内を東に向いています。
東福寺駐車場の東側から、さらに南に伸びる道があります。


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その南に伸びる道の脇で、東福寺境内を東に向いています。
約100m先に、東福寺の塔頭寺院勝林寺が建っています。
さらに約100m東に進むと、自分の母校が建っています。


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このT字路の脇に、こちらの表札が立っていました。
このブログのサイドバーにあるauther欄のアバターが、この標識です。


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そのT字路で、東福寺境内を南に向いています。
ここからは、こちらを南下します。


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先程のT字路から、約10m南下しました。
こちらは、臨済宗東福寺派栗棘庵です。
普段は非公開寺院なのですが、紅葉シーズン限定で
こちらで精進料理を有料で提供しています。
実はこの辺りには商業施設が全くないのですが、
その分紅葉シーズンには各塔頭寺院が
土産物店や飲食店を兼ねていきます。


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栗棘庵の前で、東福寺境内を南に向いています。
ここから南下すると東福寺日下門があるので、
この道が通常の観光ルートです。


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栗棘庵の南隣に、普化宗本山明暗寺が建っています。
東福寺境内に建っていますが臨済宗寺院ではないので、
こちらは東福寺の塔頭寺院ではありません。
普化宗はもともと臨済宗から分かれた宗派ですが、
この宗派の修行僧である虚無僧で知られています。


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明暗寺の前で、東福寺境内を南に向いています。
この辺りは、道の両脇に東福寺の塔頭寺院が並びます。


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明暗寺から、東福寺境内を約50m南下しました。
こちらは、臨済宗東福寺派同聚院が建っています。
紅葉庭園でも有名ですが、紅葉シーズンになると
こちらの境内に茶店と土産物店が設置されます。


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同聚院の南側に、西へ伸びる道が続いています。
このまま西に進むと、臨済宗東福寺派霊雲院が建っています。
こちらの庭園は公開されていますが、今回は立ち寄りません。
またこの東側も、臨済宗東福寺派大機院です。
そちらも公開寺院ですが、今回は立ち寄りません。


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そのT字路で、東福寺境内を南に向いています。
左(東)側が、先述の大機院です。
ここからも、そのままこの道を南下します。


897-27.jpg
先程のT字路から、東福寺境内を約30m南下しました。
こちらは、臨済宗東福寺派一華院です。
こちらでは、ちりめん山椒が売られていました。



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2016年にこちらに訪れたとき、ちりめん山椒を買いました。
ウチの母の大好物なので、母が衝動買いしていました。


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ちりめん山椒をご飯に振りかけています。
いろいろ食べ方があるのですが、通常はふりかけですね。
あとは、おにぎりの具として使います。


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ちりめん山椒の売店から、東福寺境内を約20m南下しました。
一華院へは、こちらの門から入れます。
こちらの紅葉庭園が有名ですが、
紅葉シーズンになると境内に茶店が設置されます。


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一華院の門前から、東福寺境内を南に向いています。
目の前に、重要文化財臥雲橋が架かっています。
東福寺境内にはお山(稲荷山)から三ノ瀬川が流れていて、
その川に架かる橋ですね。


897-30.jpg
臥雲橋を渡っている途中で、三ノ瀬川を東に向いています。
こちらから、通天橋が見えますね。
個人的には、この眺めが京都で
いちばんきれいな紅葉スポットと思っています。
ちなみに、こちらがウチのブログのアバターです。
この後はここからさらに南下して、
東福寺法堂(本堂)に向かいますが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は、東福寺三門や法堂に向かいます~

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第898回 門前の紅葉並木~東福寺紅葉散策2022~その2

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897-30.jpg
前回ブログで東福寺」交差点から南下して、
東福寺境内に入ってきました。
現在は重要文化財臥雲橋から東を向いて、
三ノ瀬川上流の通天橋を見ています。
(このブログのアバターでもあります)
今回はこの臥雲橋からさらに南下して、
東福寺境内最南端から三門と法堂(本堂)を見て回ります。
撮影日は、2022年11月27日日曜日午後2時半。
数日ぶりの快晴でした。


898-2.jpg
通天橋を写した位置から、臥雲橋の上で東を向いています。
ここ臥雲橋の上は、通天橋を撮影するベストスポットでもあります。
そこそこの方々がいらっしゃいますが、超満員ではありません。
数日前の11月23日なら「立錐の余地がない」状態で、
おそらく橋の上からの撮影は禁止されていたでしょう。
(人身雪崩以外にも、橋からの転落もあり得ます)
ただこれくらいの人混みなら、普通に撮影が可能です。


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先程の位置から南下して、臥雲橋を渡り切りました。
左(東)側の白い壁の向こうに通天橋へ進める庭園があり、
その壁際に紅葉並木が続きます。
今回ブログでは、東福寺境内のこの小路を最南端まで進みます。


898-4.jpg
臥雲橋から、東福寺境内の小路を約20m南下しました。
この先に、臨済宗東福寺派天得院が建っています。
「東福寺幼稚園」を経営されている東福寺の塔頭寺院です。


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こちらが天得院の入り口ですが、普段は東福寺幼稚園の入り口です。
(この広場に、普段は幼稚園バスが停まります)
ちなみに、天得院の本堂や紅葉庭園はこの南側にあります。
その天徳院境内の広場に縁台が並び、周囲に様々な露店が立ちます。
天得院自身が経営する露店もありますが、
様々なお店がこちらに露店を出しています、


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その露店の手前で、焼き餅が売られていました。
こちらは、天得院と言いますか東福寺幼稚園の直営です。


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こちらが、その焼き餅の看板です。
「東福寺名物」と書かれていますが、
天得院では毎年紅葉シーズンに焼き餅を売ります。
まぁ自分が毎年東福寺に来るのも、
半ばこの焼き餅が目当てです。


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例年でしたらこのまま焼き餅を戴きながら進むのですが、
今回はせっかくなので縁台に座って戴きました。
ですから、ここからは天徳院境内に移動します。


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縁台に座り、焼き餅を戴きます。
まぁ「餅」と言いましても、こちらは麩饅頭です。
要するに、小豆餡を生麩で包んだものを焼いています。


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焼き餅を半分に割りました。
ヨモギ入りの生麩餅の中に、小豆餡が入っています。
生麩は、焼いた方がモチモチします。
それが小豆餡と絡んで、独特の甘みを演出します。


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昨年(2022年)12月2日には、こちらを別の露店から戴きました。
先程の焼き餅の露店の西側の露店は、幼稚園直営のうどん屋さんです。


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そのうどん屋さんからは、先ずはこちらを戴きました。
こちらは、マツタケご飯ですね。
思えば、この日(2021年12月2日)以来マツタケを戴いていません。


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そして、こちらは生湯葉うどんです。
京都では、よくあるうどんメニューです。
紅葉麩と生湯葉は、うどんによく合います。
(その際の様子は、第793回ブログ参照)


898-11.jpg
では焼き餅を戴いたので、天得院を出ます。
その入り口付近も、若いカエデの木が紅葉に染まっています。


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天得院の門前から、東福寺境内の小路を南に向いています。
では、ここからはこの道を南下します。


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天得院門前から、東福寺境内の小路を約50m南下しました。
左(東)側に、東福寺日下門があります。
こちらに入るとすぐに通天橋の前に出られますが、
今回はこちらからは入りません。


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東福寺日下門前で、西を向いています。
このまま進めば、約200m先に東福寺中大門があります。
この周囲に、東福寺の塔頭寺院芬陀院が建っています。
また、天得院の本堂と紅葉庭園へもこちら側から入れます。


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東福寺日下門の前で、東福寺境内の小路を南に向いています。
今回は、こちらを通ります。


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東福寺日下門をくぐらず、そのまま南下しています。
こちらは日当たりが良く、紅葉も美しく染まります。
実は、この辺りも自分のお気に入りの場所です。


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東福寺境内の小路をそのまま南下しています。
参拝者の大半が日下門をくぐられるので、
こちらはそこまで混み合いません。
ただ紅葉が見事なので、皆さんカメラやスマートフォンを
紅葉に向けておられます。


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東福寺日下門をくぐらず、東福寺境内の小路を約150m南下しました。
こちらで、前回ブログから南下して来た小路が突き当たります。


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その突き当りから、東福寺境内を西に向いています。
約200m先に、東福寺南大門が立っています。


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今度は、その突き当りから東を向きました。
多くの方々同様、自分もこちらを進みます。


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先程の位置から、約50m東に進みました。
こちらは東福寺の勅使門ですが、閉じられています。
まぁ勅使門は天皇や皇族がくぐるための門なので、
どの寺院でも一般人は通行不可です。


898-22.jpg
東福寺勅使門の右(南)側に、さらに東へ進む道が伸びています。
こちらは一見山道ですが、約150mで突き当たります。
そして、この辺りが京都市東山区屈指の高級住宅街です。


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今度は東福寺勅使門前で、南を向きました。
こちらを約150m南下すると、臨済宗東福寺派光明院が建っています。
紅葉庭園で有名な塔頭寺院ですね。
またこの道を約1㎞南下すると、
第713回ブログの産場稲荷社がいらっしゃいます。


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東福寺勅使門の西側に、東福寺六波羅門が北に向いています。
では、ここから中に入ります。


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東福寺六波羅門をくぐり、東福寺境内を北東に向いています。
手前に見える巨大な建造物が、国宝の東福寺三門です。


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先程いた位置から東へ移動して、放生池前に回り込みました。
目の前の国宝三門は、とても大きな建造物です。
京都にある臨済宗の本山の多くは、放生池→三門→法堂(本堂)と並びます。
この臨済宗東福寺派本山東福寺も、同じ構造ですね。


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東福寺三門の西側に、また戻ってきました。
普段は非公開施設なのですが、紅葉シーズン限定で公開されています。
ただ……三門の拝観料が1,000円します。
本当は昇りたかったのですが、予算の都合で諦めました。


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東福寺三門の北側に、国宝の東福寺法堂(本堂)が建っています。
ご本尊は釈迦如来で、臨済宗の寺院の大半と同じです。
この辺りに平安時代は藤原氏の菩提寺の法性寺があったのですが、
1236年にその法性寺をこの西に追いやって建立されました。
(現在の法性寺は、第438回ブログに出てきます)
ちなみに天井画の蒼龍図は、堂本印象が描きました。


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東福寺法堂(本堂)の西側に、東福寺禅堂が建っています。
こちらは、重要文化財に指定されています。
東福寺で修行される僧侶が、ここで座禅を組まれます。


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東福寺禅堂の前で、北を向いています。
法堂(本堂)の北側から回廊が伸びていて、
そこを進むといつの間にか通天橋の上に移動します。
ただ今回は通天橋自体には訪れず、
東福寺方丈などから通天橋を眺めています。
ただもうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は東福寺方丈庭園から、通天橋を眺めます~

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第899回東福寺方丈庭園~東福寺紅葉散策2022~その3

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前回ブログで六波羅門から、東福寺境内を北上してきました。
右(東)側に東福寺法堂(本堂)が見えますが、
この先を左(西)に進むと東福寺日下門です。
今回は東福寺法堂(本堂)の北側を東に進み、
国宝の東福寺方丈庭園に向かいます。
撮影日は、2022年11月27日日曜日午後3時。
この日は、一日快晴でした。


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先程の位置から東福寺境内を約20m北上し、西に向きました。
この先に、東福寺日下門がありますね。


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その位置で、東福寺境内を北に向きました。
通天橋に入るには、この先で拝観料を納めます。


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さらにその位置で、東福寺境内を東に向いています。
法堂(本堂)の北側から、回廊が伸びていますね。
では、その辺りまで移動します。


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東福寺法堂(本堂)を背に、東福寺境内を北に向いています。
目の前から北に伸びる回廊は、東福寺最北端の開山堂まで続きます。
その途中の三ノ瀬川に、通天橋が架かっています。
ただ、今回はそちらへは向かいません。


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その回廊の上から、東福寺境内を東に向いています。
東福寺法堂(本堂)の北側は、土産物屋さんの露店が並びます。
実は東福寺周辺はJR奈良線「東福寺」駅周辺にしか、
飲食店や土産物店がありません。
そのため紅葉シーズンになると、
塔頭寺院やこの辺りに臨時にお店ができます。


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その露店の中に、笹屋伊織がお店を出していました。
こちらの露店は、大半が京都の有名店です。
毎月21日限定販売のどら焼きも、売られていました。


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露店が並ぶ場所から、東福寺境内を東に向いています。
この先に、臨済宗東福寺派本山東福寺の庫裏が見えますね。
庫裏は禅宗寺院の寺務所なのですが、
大きな寺院では方丈に通じています。


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こちらが、東福寺庫裏の入り口です。
この中を通過して、東福寺方丈庭園に向かえます。
以前は午後3時に閉まっていたのですが、
ここ数年午後4時まで受付が延長されています。


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東福寺庫裏の前に、こちらが置かれていました。
では、こちらで手指消毒をして庫裏の中に入ります。


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東福寺庫裏に入り、拝観料を納めました。
(東福寺は、施設ごとに拝観料を納めます)
ただ、東福寺庫裏内部は撮影禁止です。
庫裏を北に抜けると、渡り廊下の先に方丈が建っています。
(方丈は、周辺の庭園が撮影可能です)


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その渡り廊下を北上しながら、右(東)に向いています。
この辺りは、枯山水の石庭です。
砂で描かれた海が、この渡り廊下の下まで続きます。
つまり渡り廊下の東側と西側で、一つの大きな石庭を形成します。


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今度は、渡り廊下を左(西)側に向きました。
こちらは、方丈の南側庭園です。
つまり、東福寺方丈庭園の正面です。
渡り廊下の右(東)側から続く砂で描かれた海が、
きれいな波紋を作っています。

東福寺方丈庭園は、重森三玲の代表作です。
全体的に象徴的で、メッセージ性があるのが特徴です。


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東福寺方丈内部の仏様にお参りして、
東福寺方丈を背後(北側)に南側庭園に座ります。
方丈の縁側は修行僧が座禅を組む場ですが、
僧侶ではない自分たちには一緒に来た方々とおしゃべりする場です。
南側なので日がよく当たり、休憩にはちょうどいいですね。


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東福寺方丈南側庭園はかなり長いので、
写真2枚に分けて掲載します。
ますは、中央から左(東)側を撮りました。
こちらは、砂の海に石の船が浮かぶ姿を描いています。
荒波を渡る船が、補陀落へ向かう姿を象徴しています。


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今度は、東福寺方丈南側庭園の右(西)側を写しました。
こちらの築山は補陀落を象徴しており、
先程の船が結局補陀落に到達したことを表しています。


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今まで座っていた場所から、西に向いています。
では方丈南側の縁側から、西に進みます。


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東福寺方丈の縁側を西に移動し、南西角から北を向きました。
左(西)側にも低木を整形した庭園が広がりますが、
その庭園の北側から通天橋が見えます。
ここからは、そちらに向かいます。


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東福寺方丈の北西角がせり出ていて、テラス状になっています。
臥雲橋同様、こちら側からも通天橋を眺めることができます。


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そのテラスから、通天橋を見ています。
こちらから見ると、紅葉の海に通天橋が浮かんでいるようですね。
個人的には通天橋から三ノ瀬川沿いの紅葉を眺めるよりも、
遠くから紅葉に囲まれた通天橋を見る方がお気に入りです。


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東福寺方丈北西端のテラスから、東を向きました。
こちら側から、東福寺方丈北側庭園に進みます。


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東福寺方丈庭園は、この北側がいちばん有名です。
スギゴケと正方形の石が並んだ市松模様が、
奇妙で抽象画にも見えます。
方丈北側庭園の北側は崖になっていて、
その先に三ノ瀬川が流れています。
(通天橋より、上流部分です)
そしてその三尾瀬川沿いに、紅葉並木が続きます。
つまり、方丈北側庭園のさらに北側にも、
紅葉並木が続きます。
ですからこの方丈北側庭園は、
紅葉シーズンがいちばん絶景になります。


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東福寺方丈縁側の北側で、東を向いています。
縁側の下に灯籠がありますが、夜間にこちらが灯ります。
ここからは、この縁側をさらに東に進みます。


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東福寺方丈の北東端で、さらに北東に向いています。
三ノ瀬川沿いの紅葉並木から、落葉が始まっていました。
さらに先に、偃月橋が見えます。
通天橋と臥雲橋と並ぶ三ノ瀬川に架かる「東福寺三橋」の一つですね。
次回ブログでは、そちらも渡ります。


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東福寺方丈の北東端から、縁側で南を向きました。
この左(東)側は、参拝者用のトイレです。
ここで南下すると、東福寺方丈の周囲を1周することになります。


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東福寺方丈の縁側を移動して、南東端まで来ました。
これで、東福寺方丈の数位を1周しました。
次は、目の前の渡り廊下に移動します。


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では、この渡り廊下を南下します。
この先は撮影不可の東福寺庫裏で、
その庫裏から東福寺境内に出ます。


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東福寺庫裏を出て、東に振り返りました。
東福寺庫裏の南側に、さらに東に進む通路があります。


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東福寺庫裏の南側の通路に、こちらの看板が立っていました。
この先に、東福寺の塔頭寺院である即宗院が建っています。
2022年は、この即宗院の紅葉庭園に向かいます。


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東福寺庫裏の南側の通路を約30m進んで突き当たり、
その場で北を向きました。
この左(西)側が、先程の東福寺庫裏です。
ここからは、この通路を北上します。


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先程の位置から、東福寺境内を約50m北上しました。
この先に三ノ瀬川に架かる偃月橋が見えますが、
その橋の先に、臨済宗東福寺派即宗院が建っています。
ですからここから偃月橋を渡るのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は、その即宗院の紅葉庭園を散策します~

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第900回 紅葉の即宗院~東福寺紅葉散策2022~その4

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前回ブログ東福寺方丈庭園を散策し、
その方丈の北側に回り込みました。
今回はこの先の偃月橋を渡り、
臨済宗東福寺派即宗院にお邪魔します。
撮影日は、2022年11月27日日曜日午後3時半。
以前は午後3時で閉まっていましたが、
最近は午後4時過ぎまで庭園内に入れます。


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先程の写真に写っていた偃月橋には、こちらの扁額が掛かります。
東福寺境内を流れる三ノ瀬川は、お山(稲荷山)から鴨川に至ります。
(薬力の滝が水源です)
東福寺境内には上流から偃月橋・通天橋・臥雲橋が架かり、
こちらを「東福寺三橋」と言います。



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三ノ瀬川に架かる偃月橋を北に渡りながら、左(西)を向いています。
東福寺境内の三ノ瀬川沿いは、紅葉並木が続きます。
よく見ると、左(南)側に前回ブログの東大寺方丈が見えます。
さらにその先に、通天橋も見えますね。


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三ノ瀬川に架かる偃月橋を渡り切りました。
この先は、偃月橋北詰ですね。


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三ノ瀬川に架かる偃月橋を渡り、東福寺境内を北に向きました。
こちらは、臨済宗東福寺派龍吟庵です。
中央の方丈が国宝で、重森三玲作庭の方丈庭園が有名です……
とは言え、ここから先は修復中で進めません。
そのため、2022年は龍吟庵には立ち寄りません。
(龍吟庵庭園の様子は、第422回ブログ参照)


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今度は、龍吟庵から東福寺境内を右(東)に向きました。
こちらに、臨済宗東福寺派即宗院が建っています。
第898回ブログに書いたように、東福寺の位置には
平安時代に藤原氏によって建てられた法性寺がありました。
(現在の法性寺は、京阪電鉄「東福寺」駅から
約100m南の京阪電鉄沿線にあります)
この即宗院には、平安時代から存在する庭園があります。


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即宗院の拝観料は、この左にある料金所で納めます。
即宗院は普段は非公開寺院ですが、
紅葉シーズン限定で公開寺院になります。
門をくぐると、境内の小径が左右に分かれます。
ここからは、地面に置かれた矢印に従い進みます。


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先程の門から左の道を進むと、こちらの門に辿り着きます。
右側の道は、そのまま日吉ヶ丘中腹に進みます。


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先程の門をくぐると、網の目状に小径が伸びています。
ですから、地面に置いてある看板の通りに進みます。


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いくつかある矢印に従って進むと、即宗院の本堂へと続きます。
例年は屋外の庭園に入れてもこちらには入れなかったのですが、
2022年はこちらに入れる代わりに、庭園には入れません。


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こちらは、臨済宗東福寺派即宗院の玄関です。
では、こちらから即宗院屋内を東に進みます。


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先程の玄関にあった衝立の裏に、こちらがありました。
実物はもっと色鮮やかなのですが、
写真ではなぜかくすんで見えます。


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玄関から、即宗院屋内を東に進んでいます。
もう土足ではないのですが、なぜかブルーシートが敷いてあって
その上にイスが並んでいます。


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こちらが、ブルーシートの上のイスです。
こちらの左(北)側に、即宗院のご本尊がいらっしゃいます。
そしてこちらから、即宗院庭園を眺められます。


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先程のイスに座って、即宗院庭園を眺めてます。
ただ、この位置だとあまりカエデがありません。
こちらの紅葉は、もっと東にあります。


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ただ、こちらの本堂(?)より奥(東)にも部屋があります。
こちらから、そちらに進みます。


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先ほどの本堂(?)の東側は、短い渡り廊下です。
その奥の部屋にも、ブリーシート上にイスが並びます。


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その奥の部屋に入ってきました。
ブルーシート上のイスの北側は、床の間です。
掛け軸には、「日々これ好日」と書かれています。


900-19.jpg
そのイスに座って、即宗院庭園の南東端を見ています。
紅葉並木の奥に、細長い池があります。
カエデが落葉すると、こちらの池に紅葉が層を成して積もります。
実はそれが絶景なのですが、2022年はそちらに行けません。


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2016年11月23日に、即宗院庭園にお邪魔しました。
紅葉並木に近付くと、その脇に池があるのが分かります。
紅葉並木と池の様子が、こちらの見所です。


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2022年11月27日に戻って、先程の部屋から東を向きました。
先程のイスからは、東側と南側の紅葉庭園が見えます。
こちらの紅葉庭園は池が近いので、
この部屋からも池が見えますね。


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2016年11月23日には、こちら側の紅葉庭園も撮っています。
池の畔まで進むと、池の中に層を成して落葉しているのが分かります。
これが、即宗院の紅葉庭園最大の魅力ですね。
(2016年11月23日の即宗院は、第442回ブログ参照)


900-21.jpg
ブルーシート上のイスから立ち上がり、西に向きました。
では、ここから即宗院の玄関に戻ります。


900-22.jpg
即宗院の屋内を西入進みました。
この衝立の向こうが、即宗院の玄関です。
では、こちらから即宗院の外に出ます。


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即宗院の玄関から、外に出ました。
すると、こちらの門があります。


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即宗院境内で、先程の門をくぐりました。
このまま進むと最初の門に到達しますが、
道順ではここから左(南)に向いています。


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先程の道順通り進むと、こちらで突き当たります。
ここを左(北東)に進むと、薩摩藩の戦没碑が立っています。
実は、幕末に東福寺が薩摩藩の拠点だったことがあります。
その際、西郷隆盛は即宗院の隣に建つ龍吟庵で寝泊まりしていました。
その際西郷隆盛と月照などと密会していたのが、
この即宗院の境内でした。
ただ、今回は右(南西)に進み偃月橋の前に進みます。


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先程の道標の前で、南西を向いています。
この先に、即宗院の料金所が見えます。


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即宗院料金所の脇で、南を向いています。
石段を降りると、偃月橋北詰に戻ります。


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即宗院の石段を降りて、東福寺境内を南に向きました。
ここからは、三ノ瀬川に架かるこの偃月橋を渡ります。


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三ノ瀬川に架かる偃月橋上を南下しています。
他の通天橋や臥雲橋ほど幅が広くないのですが、
そのせいかそこまで混み合いません。


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偃月橋を渡り、三ノ瀬川の南側に辿り着きました。
左(西)側に、東福寺庫裏が見えますね。
ここからゆっくり帰途に就きますが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は臥雲橋を渡って、「東福寺」交差点に向かいます。
次回が、2022年最後のブログです~

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第901回 日下門から帰路へ~東福寺紅葉散策2022~その5

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東福寺三橋のいちばん上流に架かる偃月橋を背後(北側)に、
東福寺境内を南に向いています。
右(西)側に、東福寺庫裏が建っています。
今回はこのまままっすぐ日下門をくぐって「東福寺」交差点まで進み、
そのまま「東福寺」バス停から208系市バスに乗って帰ります。
撮影日は、2022年11月27日日曜日午後4時。
今回が、2022年最後のブログです。


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先程の突き当りまで南下して、右(西)に進みました。
この右(北)側が、東福寺庫裏です。
ここからは、日下門まで東福寺境内を西に進みます。


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先程の位置から、東福寺境内を約30m西に進みました。
この背後(東側)に東福寺庫裏が建っていて、
左(南)側に建つ法堂(本堂)のために、
この辺りは少し明度が低いですね。
東福寺周辺には土産物屋街がないため、東福寺境内や塔頭寺院に
紅葉シーズン限定で土産物の露店が建ち並びます。
「京の店 今日のお品」の中では、笹屋伊織土井紫葉漬け本舗
立ち並んでいました。


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東福寺境内の土産物屋街を西に抜けました。
この左(南)側に東福寺法堂(本堂)が建っていて、
右(北)側の先に、通天橋が架かります。
今回は、目の前の日下門から外に出ます。


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先程の位置から、さらに西に進みました。
こちらが、臨済宗東福寺派本山東福寺日下門です。
こちらに来られる参拝者は、通常この門から入って来られます。
左(南)脇の紅葉の中に、公衆トイレがあります。


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東福寺日下門をくぐり、そのまま西を向いています。
約200m先に東福寺中大門があって、
そのさらに西側に本町通が伸びています。


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今度は日下門門前で、東福寺境内を北に向きました。
東福寺の紅葉は臥雲橋から見た通天橋が有名ですが、
この周囲も結構な紅葉スポットです。


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東福寺日下門をくぐって、東福寺境内を約50m北上しました。
左(西)側に、臨済宗東福寺派天得院が見えます。
なかなか見事なお紅葉庭園でも有名ですが、
紅葉シーズンは様々なお店の入ったフードコートでもあります。
第898回ブログでは、こちらで焼き餅を戴きました。


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天得院の門前に、こちらの看板が出ていました。
右上のうどん2品は天得院直営のお店ですが、
前田珈琲など京都市内の有名店がこちらにテナントを出しています。


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天得院の門前から、東福寺境内を北に向いています。
左(西)側は先程の天得院で、右(東)側が通天橋脇の紅葉庭園です。
この右(東)側の土塀から伸びる紅葉並木が、結構な絶景ポイントです。


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天得院門前から、東福寺境内を約50m北上しました。
目の前に、東福寺三橋の一つ臥雲橋が架かっています。
東福寺三橋のうち、いちばん下流の需要文化財に指定された橋ですね。


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三ノ瀬川に架かる臥雲橋を渡りながら、左(東)に向きました。
この先に、三ノ瀬川上流に架かる通天橋が見えます。
今回ブログ最初に出てくる偃月橋は、さらに上流に架かります。
「臥雲橋から見る通天橋」が東福寺随一の紅葉の絶景ポイントですが、
第898回ブログですでに撮っているので、
今回はこの構図からのみ掲載します。
11月23日など多くの方々が来られたら、ここは撮影禁止になります。
(人身雪崩とか、橋からの転落の危険があります)
とは言え、このくらいでしたら普通に撮影は可能です。


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臥雲橋を渡り、東福寺境内を北に向いています。
左(西)側は旧京都市立月輪小学校跡で、
右(東)側の塀の向こうが
東福寺の通天橋脇の紅葉庭園です。
ここからは、このまま北上します。


901-15.jpg
臥雲橋から、東福寺境内を約100m北上しました。
こちらは、臨済宗東福寺派同聚院です。
この辺りは東福寺の塔頭寺院が並びますが、
それらの寺院には紅葉シーズン限定で茶店や売店が入ります。
中には精進料理を出す飲食店になる塔頭寺院もあります。


901-16.jpg
同聚院の前で、東福寺境内を北に向いています。
この先で、こちらの道が突き当たります。


901-17.jpg
同聚院の前から、東福寺境内を約50m北上しました。
この先で、今まで北上していた道が突き当たります。
左(西)側の生け垣の向こうは、東福寺の駐車場です。
修学旅行などはこちらから散策されるのですが、
紅葉シーズンはここまで観光バスは上がれません。
(「東福寺」交差点付近で、駐車されています)


901-18.jpg
その突き当りで、東福寺境内を西に向いています。
この辺りは、第897回ブログのルートを逆行します。


901-19.jpg
先程の位置から、東福寺境内を約50m西に進みました。
この辺りから、この道は北に曲がります。
そうそう、こちらの紅葉はこの角度か見るのがいちばんです。


901-20.jpg
先程の角で、北を向いています。
こちらから、約50m先の突き当りまで北上します。


901-21.jpg
先程の角から、東福寺境内を北上しています。
左(西)側が退耕庵で、右(東)側が霊源院です。
どちらも、東福寺の塔頭寺院です。


901-22.jpg
先程の角から、東福寺境内を約50m北上しました。
実はこの突き当りに、臨済宗東福寺派盛光院が建っています。
見事な紅葉庭園があるので、紅葉シーズン限定で公開寺院になります。


901-23.jpg
盛光院の前で、東福寺境内を西に向いています。
左(南)側の土塀の向こうが、退耕庵です。
ここからは、このまま西に進みます。


901-24.jpg
盛光院の前から、約50m西に進みました。
左(南)側から、臨済宗東福寺派退耕庵に入れます。
このまま西に進むと、東福寺北大門が立っています。
そこをくぐると、本町通が伸びています。
JR奈良線や京阪電鉄に乗るならこちらへ進むのですが、
今回は市バスルートなので、こちらには進みません。


901-25.jpg
退耕庵の門前で、北を向いています。
ここから北には、周囲に寺院が並びません。
ですから、退耕庵以北はもう東福寺境内ではありません。
ここからはこちらを北上し、「東福寺」交差点を目指します。


901-26.jpg
退耕庵の門前から、北上しています。
左(南)側の赤いテントのあるビルの1Fは、普段駐車場です。
ただ紅葉シーズンは、小さな屋台村になります。
時たまそちらに立ち寄っていますが、
2022年はこちらを素通りします。


901-27.jpg
退耕庵から、約50m北上しました。
この先は、東大路と九条通が交差する「東福寺」交差点です。


901-28.jpg
「東福寺」交差点から、九条通を西に向いています。
この交差点より西の九条通は、「九条跨線橋」と言う陸橋です。
(河原町通~東大路間に架かる陸橋です)
参拝者で溢れた東福寺駐車場に観光バスが入れないので、
この陸橋上で観光バスの乗客が降りられます。
ですから、この辺は団体のツアー客で溢れます。
ちなみに、この位置から橋の脇を進むと
このまま本町通まで進みます。
そちらを進んでもJR奈良線や京阪電鉄に乗れますが、
今回は市バスルートで帰るので、そちらへは進みません。


901-29.jpg
今度は「東福寺」交差点で、北を向きました。
左(西)側に、臨済宗東福寺派万寿寺が建っています。
今回ブログでは、目の前の横断歩道を渡ります。


901-30.jpg
「東福寺」交差点から、東大路を北に向いています。
目の前に、「東福寺」バス停が立ってます。
ここから京都駅に向かう208回市バスが出ていますが……
たった今出発してしまいました。
仕方がないので、暫くしてから208系市バスに乗って帰宅しました。

~これで、「東福寺紅葉散策2022編」が終了です~

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生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
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松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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