第306回 松尾祭 神輿巡行

西京極でのJリーグ観戦直後、七条通まで南下して東に進みました。
こちらは、「七条御前」交差点で東を向いた写真です。
商店街に、「松尾祭」の幟(のぼり)が立っていますね。
今回は、この近くにある松尾大社西七条御旅所まで進む
神輿巡行を取材しました。
撮影日は、2015年4月26日日曜日午後5時。
今月一番の快晴でした。

七条通から、御前通を南に向きました。
前回ブログとは違い、道沿いに露店が並んでいますね。

七条通から、御前通を南に約50m進みました。
こちらは、時宗松尾山西蓮寺です。
京都で時宗の寺院は珍しく、このブログでも2軒目です。
こちらは、浄土信仰の空也上人が開祖の寺院です。

その南隣は、武御前神社です。
前回ブログとは、また違った雰囲気になっています。

さらにその南隣に、松尾大社西七条御旅所がいらっしゃいます。
普段は閑静な神社ですが、この日は賑やかですね。

一の鳥居から、西に約20m進んだところが本殿です。
先ずはここにお参りですが、この日は扉が開いていました。
(理由は、この後でわかります)

本殿前に灯籠が2本立っていますが、そのうち1本がこちらです。
「正徳二年」と言えば、江戸時代の新井白石が政治をした頃ですね。

本殿の前で、北を向きました。
今露店が並んでいる方から、外に出られます。

松尾大社西七条御旅所から北に出て、東を向きました。
実は露店が出ているのはかなり狭い範囲だけなのですが、
地元民中心にたくさんの方々で賑わっていました。

先ほどの道を東に進み、御前通で北を向きました。
では、ここからまた「七条御前」交差点に戻ります。

西京極で屋台の弁当やたこ焼きを食べたので、結構満腹でした。
ただ何か1品くらいはと思い、みたらし団子を露店で買いました。
団子のしっかりしたモチモチ感は、
下鴨神社の「賀茂みたらし茶屋」とはまた違った食感です。

再び「七条御前」交差点まで来ました。
左(西)側のテントは、「肉の大川」というお肉屋さんです。
こちらの「揚げ物」も、この辺の名物です。

七条通に出て、お肉屋さんの西隣はお酒屋さんです。
立ち飲みのお店でもあって、
半被を着た氏子さんがたくさん飲んでおられました。
(……ということは、もう少し時間がかかりそうです)

予定より40分遅れて午後5時40分ごろ。
ようやくお祭りの行列が、「七条御前」交差点にやって来ました。

銭湯は、軽トラックに乗った榊(さかき)です。
旗には、「下嵯峨」と書かれていますね。

その次は、お稚児さんです。
伴を引き連れていますが、徒歩なのですね。

さらに、「月読神社」と書かれた旗と唐櫃がやって来ました。
この中に、ご神体がいらっしゃるのでしょうね。

そして、ここから御神輿の登場です。
先ずは、「四之社」と書かれた旗が現れます。
そして神輿の登場ですが、ここでいったん休憩です。

この日(2015年4月26日)は晴れているせいか気温も高く、
担ぎ手の氏子さんもだいぶ疲れておられました。
そのため小刻みに休憩が入るのですが、
その間に市バスが何台も通過していきました。

市バスが通り過ぎた後、担ぎの方々が神輿の下に入られます。
そして掛け声の下、一斉に全身を始めました。

「ほいっと、ほいっと」の掛け声の中、
神輿が「七条御前」交差点に入ってきました。

「七条御前」交差点で、神輿が静止しました。
すると、担ぎ手全員で神輿を持ち上げられました。

そして神輿を元の高さまで戻すと、
今度は御前通を南下し松尾大社西七条御旅所に向かいます。

七条通から、御前通を南下中です。
たくさんの方が、神輿を追いかけていきます。

神輿は休憩することなく、御前通を約100m南下し続けています。
お疲れなのか、だんだん神輿の左側が下がってきましたね。

とは言え、その神輿も御旅所の中に入っていきました。
自分も、その後をついていきます。

御旅所境内に、お神輿が入ってきました。
神輿巡行も、もう少しですね。

境内北側に、神輿を普段入れてある倉庫があります。
神輿は、ここで下されます。

神輿が下ろされると、本殿の方から神官二人が来られました。
神事が行われる間、担ぎ手の氏子さんは頭を垂れています。

神官の一人が神輿の中に手を入れ、中から箱を取り出しました。
こちらに、ご神体がいらっしゃいます。

ご神体を取り出した神官が振り返りました。
そして、ご神体をもう一人の神官に手渡します。

ご神体を抱えた二人の神官は、無言で走り出しました。
そして、本殿の中へ消えていかれました。
(これが、本殿が開いていた理由ですね)

ご神体が本殿にいらした後、
残った氏子さんが手拍子と「ほいっと」の掛け声をあげて、
この場は解散となりました。
一見すると、これで終わりなのですが……

……こちらは、午後6時を回った「七条御前」交差点です。
実は、松尾大社から来られる神輿は計4基です。
残りの3基が、ようやく到着しました。

先頭(正確には2基目)の「宗像社」の神輿は、
こちら(南)側歩道の前で、巡行していきます。
目の前で進まれると、結構迫力がありますね。

宗像社の神輿の後ろから、櫟谷社の神輿が迫ってきます。
こちらは、一回り小さな御輿ですね。
北側歩道の前を通過しますので、ほぼ並行して進みます。
宗像社の後ろには、大宮社の神輿が迫ってきました。
3基同時に動くと、なかなか壮観ですね。

ただ、さすがに「七条御前」交差点には1基づつ入っていきます。
宗像社の神輿は高く持ち上げられてから、御前通を南下しました。

一回り小さな櫟谷社の神輿は、
いったん東の方(七本松通付近)に移動してから
再び「七条御前」交差点に入ってきました。
そして、御前通を南下していきます。

ところが、ここでまた30分以上の中断がありました。
1基づつ御旅所で神事を終えてから次の神輿が進むのですが、
ようやく最後の大宮社動き出したのですが、
この時点で午後7時を回ってしまいました。
もう完全に日が暮れて、ウチのカメラではこれが限界です。
(フラッシュが弱いのです)
ですから、御旅所の様子は写していません。
では、これで2015年松尾大社神幸祭を終えます。
今回は、ここまでです。
~次回は、この御旅所から西塩小路を突き当ります~