第413回 役行者山の護摩焚~2016後祭宵山散策~その1

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下鴨神社から河合神社に戻って自転車に乗った時点で、
午後1時20分でした。
自転車でこのまま山鉾町に行っても午後2時には間に合わないので、
鞍馬口通まで戻って西に進み、烏丸通から地下鉄に乗りました。
こちらは、地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅です。
今回は、ここから鈴鹿山と役行者山に向かいます。
撮影日は、2016年7月23日午後1時50分。
梅雨明けの快晴の猛暑日でした。


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自分が乗ってきた竹田行の地下鉄が、「烏丸御池」駅から出ます。
ただ、毎年ここに来るときは京都駅(反対方向)から来ます。
ですから、間違えて北寄りのホームで降りてしましました。
ここから、ホーム南端の方まで約3分掛かりました。
さて、午後2時までに役行者山に辿り着けるでしょうか?


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地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅ホームの南端から改札を出て、
何とか6番出口に辿り着きました。
ここから、烏丸通に出ます。


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地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅6番出口で、左(北)を向きました。
では、ここから烏丸通を北上します。


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地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅6番出口から、
烏丸通を約50m北上しました。
ここは、「姉小路烏丸」交差点です。
ここから約70m先に、「烏丸御池」交差点があります。
この交差点の南西角に、鈴鹿山が立っています。
三重県の鈴鹿山脈に住まう女神鈴鹿権現が、
その辺りに住む悪鬼を退治した伝説をもとにしています。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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こちらは、鈴鹿山の会所です。
第407回ブログでは、ここは閉まっていました。
では、こちらに入って行きます。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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こちらが、鈴鹿山の会所の中です。
粽やお守り、御朱印などは、こちらで求めます。
また、前掛けや胴掛など山の装飾品も展示されています。
多くの会所には、「祇園 牛頭天王」の掛け軸が掛かっています。
「牛頭天王」は牛鬼の王で、
天然痘などの病気をばら撒き多くの人を殺す疫病神です。
一方で、自分を信仰する人には無病息災を約束します。
神仏分離令以前は、祇園祭を仕切る八坂神社の御祭神でした。
(八坂神社の現在の御祭神は、素戔嗚尊です)
また、頭上の額には「瀬織津姫神」と書いてあります。


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今度は会所内で、北を向きました。
この先に、鈴鹿権現のご神体がいらっしゃいます。
「祇園祭の山鉾で一番美しいご神体」と呼ばれておりますが、
ここと大船鉾の神功皇后像は、何となく撮影を遠慮しています。
では、その向こうの姉小路通に出ます。


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鈴鹿山の会所を出て、姉小路を西に向いています。
では、ここを進み役行者山に急ぎます。


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鈴鹿山会所から、姉小路通を西に約100m進みました。
「姉小路室町」の辻に、大きな京町屋があります。
この町家の一部が、役行者山会所になっています。
町家の北側に、手拭屋さんの永楽屋がお店を出しています。


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姉小路を少しだけ西に進み、室町通に出ました。
ここから少し南に行ったところに役行者山の会所があるのですが、
自分がここに着いた瞬間に通行止めとなりました。
2013年は約30分遅れで、今回もそれくらいだと思っていました。
……読みが甘かったですね。


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そうこうしているうちに、ほら貝の音が聞こえてきました、
聖護院の修験者が、到着です。


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修験者の行列は、15人ほどでした。(法螺貝奏者は2名)
これは、1203年と同じ人数です。


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聖護院の修験者は姉小路を経由して、
いったん役行者山の会所に入って行かれました。
ここから、ご神体への祈祷が始まります。
(一般の方々には、非公開です)


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室町通から、姉小路を東に向きました。
修験者が祈祷されている間に、ここを走ります。
ここから約50m先の両替町通で、南に折れます。


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両替町通を南下して、三条通を西に折れます。
そして、約50m先で三条通から室町通を北上します。
これで、役行者山の南側に辿り着きました。
役行者山ご神体への祈祷は、まだ続いています。
役行者山護摩焚きには、どうやら間に合ったようです。


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……ただ、もう結構な人数が護摩焚きを待ち構えています。
この祭事をご存じなくても、たまたま通りかかって
それで興味を持たれた方も大勢いらっしゃるようです。


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そうこうしているうちに、聖護院の修験者が
役行者山のご神体への祈祷が終わったようです。
会所の方から、こちらに出て来られました。
ここから最後まで、クリックした写真は全て拡大されます。


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ところが、途中で修験者の行列が途切れます。
先行した修験者装束の方が、聖護院の修験者を制止して質問します。
「修験道の開祖はだれか」
「では、その役小角(役行者)はどのような教えを伝えたのか」
「汝が身につけているそれは何か」など詰問の形式ですが、
本当は見物人に修験道を教えているようです。


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「よし、汝らは本物のようだ。通って良し」
その一言の後、修験者がこちらに入ってきます。
法螺貝を先頭に、手前の座席に就いていきます。


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先程の場所を少し引いて撮ります。
今回は2013年とは角度や距離が違うだけでなく、
周りに背が高い方が多くその方々の後頭部ばかり写ってしまいます。


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修験者全員が、席に着きました。
ただ、まだまだ護摩焚きは始まりません。
その前に、護摩壇の周辺を浄めていきます。


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修験者の一人が矢筒を背負い、口上を述べます。
先ずは、護摩壇の四方に破魔の矢を放ちます。


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と言え、本当にこの方向に矢を放てば大惨事になります。
ですから、故意に矢を落として失敗させます。
ただ、最後にマンションの屋上に向けて渾身の一矢を放たれました。
(つまり、人がいない場所に矢を放たれました)


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四方に矢を放たれた後、今度は斧を持ってきて
護摩壇の四方に振り下ろします。
……とは言え、上手く撮れませんでした。


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護摩壇には、松葉が溢れています。
そちらに向かって、松明の火が移されます。


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護摩壇の松場に、火が付きました。
ただ、松葉はなかなか火が付きません。
とは言え、とにかく祈祷が始まりました。


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少し時間を空けて、松葉が燃え出しました。
時間がかかる反面、松葉はいったん燃え出すと煙がよく出ます。


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松葉は、本当によく燃えます。周りは、何も見えません。
まぁ、自分は2013年のここの祈祷と節分の壬生寺で経験済みです。
ただ、そうでない方々はだいぶ驚いておられました。


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ただ、それは最初の10分だけです。
松葉が燃え尽きると、それほどの煙は出ません。


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年長の修験者が、右手に小刀を持っておられます。
この時、左手には封をした護摩木を持たれています。


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この角度では分かりにくいのですが、
小刀で封を切られた後、護摩木を次々と
火の点いた護摩壇に投げ込まれています。


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そして、この辺りから様々なお経を唱えだされました。
自分の知っている般若心経も、唱えておられました。


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2013年では何度も唱えられていらした般若心経も、
今回は1度のみで繰り返されることはありませんでした。
次に「南無祇園牛頭天王」を繰り返され、
最後に「南無神変大菩薩」と繰り返されました。
祇園牛頭天王は祇園祭を仕切る八坂神社のかつての御祭神で、
神変大菩薩は役行者の神様としてのお名前です。


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そして2人の修験者が立ち上がり、法螺貝を吹かれました。
これで護摩焚祈祷は、終了です。


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すると修験者の方々は席を立ち、
役行者山の会所方面に向けて立ち去って行かれます。


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聖護院の修験者の方々が立ち去り、道路封鎖も終わります。
たくさんの方々が、また移動を始めます。


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修験者の方々が座っていいた椅子には、
このように松葉が敷かれています。


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そのような松葉は持って帰っても、
自分のように護摩壇に行って燃やした煙を浴びても、
ご利益があると言われています。


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今年はその松葉を求められる方が多かったので、
役行者山会所の方が余った松葉を配られていました。

この後役行者山の会所を回るのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けましたので、今回はここまでとします。

~次回は役行者山の会所に訪れた後、鷹山を目指します~

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第414回 永楽屋 手拭い美術館~2016後祭散策~その2

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室町通姉小路下るの役行者山の前に立っています。
前回ブログで、聖護院の修験者による護摩焚き供養は終わりました。
今回は、ここから三条通の鷹山に寄っていきます。
途中、老舗手拭い問屋の永楽屋さんに寄りました。
撮影日は、2016年7月23日土曜日午後3時。
猛暑の中、先へ進みます。


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役行者山の南側に、御神酒が飾ってありました。
伏見の清酒月桂冠は分かるのですが、
もう一つが新潟県のお酒八海山です。
確かに八海山はおいしいですが、
敢えて役行者山がお神酒にしているのに、理由があるのでしょうか?


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こちらが、役行者山です。ご神体は、まだ乗られていません。
水引と胴掛が、真新しいですね。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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役行者山の会所には、ここから入ります。
先ほどまで修験者さんたちが祈祷されていて、立入禁止でした。
そのため、とても混んでいました。


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この会所も、会所の中は「ウナギの寝床」です。
つまり、細長い土間が続きます。


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役行者山の会所に入ってきました。
こちらが、元々の水引と胴掛、さらに見送りです。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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こちらが、役行者山のご神体です。
左から一言主神、神変大菩薩(役行者)、葛城神です。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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役行者山の前で、室町通を南に向いています。
では、ここを進んでいきます。


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前回ブログの護摩壇の前に来ました。
アスファルトの上ですから、鉄鍋の上に松葉を並べていたようです。
今は、護摩木が全て炭になっています。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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護摩壇脇のマンションの前に、修験者さんがいらっしゃいます。
役行者町の町衆の方々と、談笑されていますね。


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役行者山の前から、室町通を南に進んでいます。
後祭の宵山だけあって、いつもよりも混んでいます。


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役行者山から、室町通を南に約30m進みました。
左(東)側に、手拭い問屋の永楽屋本店があります。
今年も、こちらに寄らせていただきます。


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永楽屋本店に入ると、すぐに階段があります。
そこを上ると、2Fで布製のカバンが売られています。
その売り場の奥から、こちらに入れます。
こちらは、「町家手拭いギャラリー」つまり手拭いの美術館です。
この写真からしばらく、クリックすれば拡大されます。


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こちらは、永楽屋の昔の広告ですね。
こういうものも、手拭いですとなかなかお洒落です。


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ギャラリーの入り口付近の様子です。
これらすべてが、手拭いでできています。


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展示場の中央には、テーブルがあります。
こちらには、昔の手拭いの資料が置かれています。


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一つ目の部屋の奥に、こちらが展示されていました。
祇園祭の山鉾や馬上の生稚児さんが描かれています。
こうすると、手拭いも単なるタオルではなく壁を飾る装飾品ですね。


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こちらは、昭和初期に作られた手拭い版「京都観光案内」です。
中央下には、第103回ブログに出てきた文之助茶屋が載っています。


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さらに奥の部屋に入ってきました。(ギャラリーは、この2部屋です)
手前は正真正銘の屏風で、手拭いではありません。
その奥の「京都の夏」を描いた手拭いは、
タペストリーとしても使えますね。


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奥の部屋から、「町家手拭いギャラリー」全体を撮りました。
(これで、2部屋です)
そこそこの方々が、こちらに入られています。
このギャラリーは常設なのですが、
祇園祭期間中に特に多くの方々が訪れます。
自分も、毎年ここに来るのを楽しみにしています。


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奥の部屋のさらに奥に、こちらが展示されていました。
もうこうなると、完全に絵画ですね。
そう考えると、山鉾町の会所で売られている手拭いとかを
壁に貼り付けたりタペストリーにしたりして飾るのも、
装飾品として面白いでしょうね。


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その脇に、手拭いに混じって粽が置かれていました。
気のせいか、いつも自分が買っている郭巨山の粽より
多少大きいかもしれません。
ちなみに、中央の赤い札には「蘇民将来之子孫」と書いてあります。


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一通り見ましたので、「町家手拭いギャラリー」を出ました。
永楽屋の2F布製かばんの売り場に、こちらがありました。
JUKI製のミシンですね。
ウチの母も、「ミシンはJUKI製がいちばん」と言っていました。
永楽屋とウチの母愛用のミシンが同じ会社の製品というのも、
なんだかおもしろいです。


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永楽屋の1Fに戻ってきました。
入り口付近にも、役行者山の粽がありました。
こちらのものは、先ほどのものよりもさらに大きいように思えます。
クリックすれば写真が拡大されるのは、ここまでです。


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永楽屋本店の前で、室町通を南に向きました。
ずっと向こうに見える赤いテントの辺りが、三条通です。


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前回ブログでも、一瞬写っていたコンビニエンスストアです。
このように竹が植えてあると、涼しげですね。


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今回ブログ最初の役行者山から、室町通を南に約100m進みました。
ここで室町通は、三条通と交差します。
このまま進むとすぐに黒主山ですが、
そちらには次回ブログで立ち寄ります。


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室町通から、三条通を東に向いています。
三条通はここから約130m先で烏丸通と交差して、
烏丸通の信号を渡った先に「烏丸御池」駅5番出口があります。


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今度は、室町通から三条通を西に向きました。
右(北)側の大きな建物は、京都医健専門学校です。
屋内で美術品の展示をしていますが、一般には公開されていません。


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室町通から、三条通を西に約30m進みました。
こちらの眼鏡屋さんが、鷹山の会所です。


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会所に入るとすぐに、鷹山のご神体がいらっしゃいます。
鷹山は、後祭唯一となった「休み山」です。
(前祭の布袋山も「休み山」です)
「休み山」とは、何らかの事情で損壊して
巡行に参加できない山鉾のことです。
鷹山は、江戸時代半ばの水害で胴掛や前掛け・見送りを失いました。
もっとも、自分が小学生の頃は山鉾の半分以上が「休み山」でした。
確か1980年前後に一気に復元されたように覚えています。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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こちらが、鷹山の復元模型です。
これを見ると、鷹山は神輿に近い形の担ぎ山ではなく
車輪の付いた大きな曳山と分かります。
江戸時代の記録によると、鷹山は祇園祭最大の曳山だったようです。
今(2016年)から10年計画で、
こちらの鷹山は復活を目指しております。
こちらの写真も、クリックすれば拡大されます。


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鷹山の前から、三条通を西に向いています。
では、こちらを進んでいきます。


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鷹山の会所から、三条通を約50m進みました。
衣棚通との辻の北西角にある問屋さんの前の駐車場に、
白くて大きなテントが立っています。
こちらも、鷹山の会所です。
こちらでは、粽や関連商品を販売されていました。
また、寄付金も募っておられました。


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鷹山の会所の前から三条通を西に約100m進むと、
新町通との交差点にぶつかります。
三条通をさらに300m西に進むと、堀川通の交差点があって
そこから西が三条会商店街です。
もしその道を進むと、第59回ブログを逆行することになります。
右(北)に、個人的に京都で一番おいしい洋菓子屋さんと思っている
トゥレ・ドゥーがあります。
以前は露店を出されていたのですが、ここ数年は出されていません。
ここから新町通を南へ下がっていくのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けたので、それは次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、新町通の屏風や生け花を眺めて散策します。
……その前に、向こうのコンビニエンスストアで
熱中症対策の「ソルティーライチ」を補充しないといけません~

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第415回 八幡山の屏風祭~2016後祭散策~その3

[屏風祭] ブログ村キーワード

祇園祭宵山では、屏風祭というものも開かれています。
山鉾町の中心である問屋さんや旧家が、家宝の絵画や屏風などを
沿道の方々に見えるように展示する一種の催し物です。
バブル崩壊やリーマンショックを経て大半が辞めてしまいましたが、
それでも新町通沿いを中心に、まだまだ何軒かは続けておられます。
そして、これが新町通を中心に開催される後祭宵山の
自分にとっては最大の楽しみでもあります。


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三条通から、新町通を南に向いています。
八幡山の山町である京都市中京区三条町は、後祭宵山期間中
このようにつがいのハトを描いた幕で仕切られます。
(つがいのハトは、八幡社の象徴です)
この写真は、クリックすれば拡大されます。
今回は八幡山を通り過ぎ、六角通を東に進み
黒主山と浄妙山も見ていきます。
撮影日は、2016年7月23日土曜日午後3時半。
まだまだ日差しが強い日でした。


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三条通から、新町通を南へ約30m進みました。
こちらは、第407回ブログでも出てきた問屋さんです。
前祭のときとは違い、だいぶ周囲が賑やかになっています。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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さらに新町通を約20m南に進みました。
八幡山が、だんだんはっきりと見えてきました。
新町通の両脇に、たくさんの方々が集まっておられます。
ちょっと混じって、一緒に眺めてみます。


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左(東)側の格子越しに屋内を見ると、こうなっています。
蒼い御座に箏を置き、左右に金と雲龍の屏風で
シンメトリーのコントラストを作られています。
そして、中央には祇園祭の象徴檜扇が生けてあります。
装飾品一つ一つも見事ですが、
それらの配置、色遣いに「町衆の心意気」を感じます。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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右(西)側の町屋には、錦絵を貼り付けた屏風ですね。
確か昨年(2015年)は、書写を書いた屏風が展示されていました。


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さらに新町通を南下しています。目の前に八幡山が立っています。
八幡山の左(東)側に、たくさんの方々が集まっておられます。
そちらに、ちょっと立ち寄ってみます。


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こちらが、八幡山の会所です。
この奥に、ご神体でもある八幡社の社がいらっしゃいます。
前祭の2柱の天神山同様、こちらは、
神社の祠がそのままご神体となられた山です。
……ところが、今年(2016年)は八幡社の会所がいっぱいでした。
仕方なく、中に入らず先を急ぎます。


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八幡山会所の上部を撮りました。
南隣の京町家に、ブリキの表札が貼ってありました。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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八幡山会所から、新町通を南に約50m進みました。
呉服問屋さんの安売りなのですが、
たくさんの方々が立ち寄られていました。


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こちらは、その問屋さんの向かい(西)側のお店です。
店は閉店されていますが、大きな金屏風が置いてあります。
昨年(2015年)も、こちらの金屏風はここに飾ってありました。
こちらは、尾形光琳の代表作のレプリカです。
ただ、そのレプリカ作者が円山応挙となれば話が変わります。
若かりし円山応挙が、練習のために書いたものです。


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その円山応挙の金屏風の前で、新町通を南に向きました。
この先の「つがいのハト」の幕の辺りで、
八幡山の山町京都市中京区三条町が終わります。
その外側に、東西を貫く六角通が伸びています。


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「つがいのハト」の幕をくぐり新町通から六角通を東に向きました。
では、こちらを進んでいきます。


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新町通から、六角通を東に約10m進みました。
六角通の右(南)側に、こちらのお店があります。
昨年(2015年)のブログにも出てきていますね。
こちらの屏風と檜扇も見事なのですが、
今年(2016年)は商品の衣服が邪魔でよく見えません……


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新町通から六角通を東に約50m進み、北を向きました。
ここから北に、衣棚通が伸びています。


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衣棚通から、六角通を東に約70m進みました。
この辺りで、また室町通と交差します。


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六角通から、室町通を北に向きました。
この先に、黒い山が見えますね。「黒」が象徴なのは、黒主山です。


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室町通を北上し、黒主山を見上げています。
黒い山に、造花の桜が映えますね。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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黒主山の北側に、帯問屋の誉田屋源兵衛ががあります。
店頭の登り鯉は、2008年の創業270周年記念に製作されました。
こちらは木村英輝画伯の作品で、毎年1匹ずつ増えているそうです。
祇園祭後祭期間中に、毎年展示されています。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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誉田屋源兵衛の前で、室町通を南に向きました。
黒主山脇の提灯が飾ってある辺りが、ここの会所です。
次は、そちらに向かいます。


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黒主山の会所に入ってきました。
こちらがご神体で、桜を見上げる大友黒主像です。
六歌仙の一人で、このような歌が「古今和歌集」に残されています。

春雨の 降るは 涙の桜花 散るを惜しまぬ 人しなければ

こちらの山は、この歌を題材にしています。
(その歌を歌う様子は、謡曲「滋賀」に出てきます)
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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黒主山の会所では、様々なものが売られていました。
面白いのは、扇子も粽もたいていが黒く染め挙げられています。
昨年(2015年)黒胡麻を練り込んだ生八つ橋を買いましたが、
今年(2016年)は何も買いませんでした。

黒主山の会所を出て、室町通を南に向いています。
ここで、また六角通と交差する辻に戻ります。
このまま南に進むと、鯉山に行くことができます。
左(東)側には浄妙山がいらして、右(西)は八幡山から来た道です。


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室町通から、六角通を東に向いています。
次は、こちらの浄妙山に向かいます。


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室町通から、六角通を東に約50m進みました。
(烏丸通まで、あと50mほどです)
こちらに、浄妙山が立っています。


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浄妙山の手前(西)に、浄妙山の会所があります。
こちらも、昨年(2015年)と比べて人出が多いですね。
ただ、こちらは何とか中に入れそうですね。


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会所の中に、ご神体の一来法師(左)と浄妙(右)の像です。
こちらの山の沿革は、第329回ブログに詳細が載っています。


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浄妙山の会所前で、六角通を西に向いています。
次は室町通の鯉山に向かうのですが、だいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでとします。

~次回は、鯉山と橋弁慶山を回ります~

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第416回 鯉山と橋弁慶山~2016後祭宵山散策~その4

[鯉山] ブログ村キーワード
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浄妙山会所の前で、六角通を西に向いています。
今回はこの先の室町通を南下して人気の鯉山に向かった後、
蛸薬師通を散策します。
撮影日は、2016年7月23日土曜日午後4時。
まだまだ日が高いですね。


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浄妙山会所より2軒西隣に、小物屋さんがありました。
宵山のときには、こういうお店にも人が集まります。


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こちらは、先程のお店よりほぼ向かい(北)にある自転車屋さんです。
祇園祭期間中は、注連縄(しめなわ)をされているようですね。


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浄妙山会所の前から、六角通を西に約30m進みました。
ここで室町通と交差します。
左(南)を進むと鯉山が立っています。
右(北)に進むと、前回ブログで訪れた黒主山が立っています。


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六角通から、室町通を南に向いています。
左(東)側に、「そうめん」の幟が見えます。
鯉山にちなんで、「出世そうめん」ということだそうです。
では、こちらを進んでいきます。


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六角通から、室町通を南に約80m進みました。
こちらに、鯉山と鯉山会所があります。


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……で、こちらから鯉山会所に入っていくのですが、
「ウナギの寝床」の土間部分どころか、
その先の室町通の路上にまで順番待ちの行列が続きます。
今年(2016年)は諦めようかとも思ったのですが、
少しずつですが人の流れもあったので、
ちょっとこの行列に並んでみることにしました。


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案の定、10分ほどで室町通の路上から
「ウナギの寝床」に入ってきました。
ここを抜けたら、いよいよ鯉山の会所内部です。


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鯉山会所の脇に、坪庭がありました。
その坪庭に、こちらの瓦が置いてありました。
「鯉」をモチーフにした京都市中京区鯉山町の紋が入っていますね。
この写真からしばらく、クリックしたら拡大されます。


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こちらが、鯉山の会所です。
鯉山ではお守りやお札以外にも手拭いや扇子も売っていますが、
特に手拭いのデザインがいいんですよね。
昨年(2015年)ここで買った手拭いも良かったですが、
今年(2016年)のものもなかなかですね。


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会所の奥に、鯉山のご神体の鯉像がいらっしゃいます。
こちらは、左甚五郎作の重要文化財です。
さらに奥に展示されている見送りは18世紀ベルギー産で、
大きなタペストリーを箟で切り取ったものです。
こちらも、重要文化財です。
クリックすれば写真が拡大するのは、ここまでです。


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鯉山会所から、室町通に出てきました。
鯉山の南側に、役行者山同様御献酒が飾ってありますね。


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鯉山の前で、室町通を南に向きました。
京都市中京区鯉山町の沿道には、提灯が並んでいますね。
では、ここを進んでいきます。


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鯉山から、室町通を南に約20m進みました。
こちらに、先ほどの鯉山への御献酒神蔵の出店があります。
今年(2016年)も昨年(2015年)同様、ここでコップ酒を買います。


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こちらが、今年(2016年)買った神蔵のコップ酒です。
昨年(2015年)同様、これで500円です。
甘くてフルーティーですが、実は微炭酸です。
お米独特の香りがいいですね。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


416-16.jpg
ではここから左手に神蔵、右手にカメラで歩いていきます。
つまり、ここから一杯やりながらべろべろになって歩いていきます。
神蔵の出店の前で、室町通を南に向いています。
ここで室町通は、蛸薬師通と交差します。


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室町通から、蛸薬師通を東に向きました。
向こうに、祇園祭の山が見えます。次は、あちらの方に向かいます。


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室町通から、蛸薬師通を東に約70m進みました。
こちらは、橋弁慶山です。


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橋弁慶山の東側に、橋弁慶山の会所があります。
会所の2F部分から、橋弁慶山のご神体が見えます。
左が武蔵坊弁慶で、右が牛若丸です。
こちらは、五条大橋上の両者の決闘を模しています。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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橋弁慶山の前から、蛸薬師通を東に向いています。
前田コーヒーの先は、烏丸通との交差点です。
ここより先に、祇園祭後祭の山鉾は立ちません。


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橋弁慶山の会の前から、蛸薬師通を西に向きました。
では、今度はこちらを進んでいきます。


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橋弁慶山会所の前から、蛸薬師通を約50m進みました。
こちらの京町家は、小間物屋さんです。
こちらには祇園祭期間中、多くの方が訪れます。


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さらに、蛸薬師通を西に進みました。
ここで、室町通に戻ってきました。


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蛸薬師通から、室町通を南に向いています。
前祭ではここから南に山伏山が立ちますが、
後祭期間中は何も立ちません。


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室町通から、蛸薬師通を西に向きました。
これで、室町通以東の後祭の山鉾は全て見ました。
次は、ここを西に進みます。


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室町通から、蛸薬師通を西に約30m進みました。
こちらは、本門仏立宗の誕生寺です。
……なのですが、現在本堂を修復中です。
実は前祭中はこちらから工事車両が出てきて、
少しひやりとしました。


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誕生寺の前から、蛸薬師通を西に向いています。
もう目の前に、新町通が見えます。


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さらに蛸薬師通を西に進み、新町通まで来ました。
今年(2016年)は、布袋山が後祭には立たないようです。


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新町通から、蛸薬師通を西に向いています。
ここから蛸薬師通は急に狭くなり、
西の突き当りの後院通までこの狭さのままです。


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今度は蛸薬師通から、新町通を北に向きました。
目の前に、北観音山が立っています。
次はあちらに向かうわけですが、もうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでとします。

~次回は、北観音山と南観音山に向かいます~

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第417回 南北観音山の屏風祭~2016後祭散策~その5

[屏風祭] ブログ村キーワード

姉小路からあちこち散策して、新町通に戻ってきました。
第415回ブログでも書いたように、
新町通は祇園祭山鉾町でもいちばん屏風祭が多い地域です。
ですから、今回もその屏風祭に向かいます。


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蛸薬師通から、新町通を北に向いています。
今回は向こうの北観音山に寄った後、この新町通を南下します。
撮影日は、2016年7月23日土曜日午後4時半。
今年(2016年)は、まだまだ日が高いようです。


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蛸薬師通から新町通を北に約20m進み、
西側にある呉服問屋さんの中を覗きました。
店先から奥の坪庭まで、左右に金屏風が並びます。
中央には、北観音山の模型と檜扇が飾ってあります。
こちらには、2012年にお邪魔しました。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


417-3.jpg
こちらは、その呉服問屋さんの北隣です。
どうもこちらも、先ほどの呉服問屋さんの同じお店のようです。
こちらにもたくさんの方々が訪れておられるので、覗いてみます。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


417-4.jpg
こちらがその店内です。こちらには昨年(2015年)にも訪れましたね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


417-5.jpg
同じお店の北側は、このようになっています。
金屏風の絵柄と檜扇が、見事なバランスで配置されています。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


417-6.jpg
呉服問屋の前で、新町通を北に向きました。
青空に、北観音山が映えますね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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こちらが、北観音山です。
後祭には大船鉾しか「鉾」が立ちませんが、
その分「山」の中でも大きな「曳山」がたくさん立ちます。
そう言えば、復活を目指す鷹山も「曳山」でした。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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北観音山の南側で、新町通を南に向きました。
次は、蛸薬師通より南に見える南観音山を目指します。


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新町通と蛸薬師通との辻の北西角に、こちらの呉服問屋があります。
この日(2016年7月23日)は、こちらで大安売りをされていました。
たくさんの方が、こちらに立ち寄られていました。


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今度は蛸薬師通から、新町通を南に向きました。
次は、向こうに見える南観音山に向かいます。


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新町通と蛸薬師通との辻の南西角から2軒南に、
こちらの小間物屋さんがありました。
くまモンのグッズがたくさん並んでいますね。
祇園牛頭天王が「天災の神様」である側面もあるので、
祇園祭保存会と熊本市は互いに交流があるようです。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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さらに新町通を3軒ほど南に進みました。
こちらの小間物屋さんには、
前祭と後祭の山鉾のミニチュアが飾ってありました。
こちらには、昨年(2015年)も訪れました。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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その小間物屋さんの向かい(東)側に、こちらの飲食店がありました。
店頭で、飲み物を販売していますね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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そのお店でこちらを買いました。紙コップに抹茶が入っています。
もうソルティーライチが切れていたので、ここで水分補給です。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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そのお店の前で、新町通を南に向きました。
目の前に、南観音山が見えます。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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前祭で立ち寄った南観音山会所の前に
南観音山の大きな曳山が立ちます。
有料ですが、この2Fから南観音山に上がることができます。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


417-17.jpg
こちらが南観音山です。
都合により、今年(2016年)も山には上がりません。
水引の天人図が、新調されて真新しいですね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


417-18.jpg
南側に回って、南観音山を見ています。
提灯の「百」は、京都市中京区百足屋町を表しています。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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同じ場所で、新町通を西に向きました。
こちらのお店も、大安売りをされていました。
こちらは、傘と暖簾を売っておられました。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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南観音山の南側に、こちらの展示がありました。
色とりどりの団扇が飾ってありますね。
こちらは、自分が子供のころには毎年恒例になっていました。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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こちらが、その展示されている団扇です。
製作される作家さんごとに枠組みが作られているようですね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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南観音山から新町通を南下すると、すぐに錦小路との辻に出ます。
この辺りは、後祭でも結構な賑わいです。


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新町通から、錦小路を西に向きました。
前祭のときは、ここを進み、蟷螂山へ向かいました。


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今度は新町通から、錦小路を東に向きました。
前祭のときはこの先に霰天神山が立っていました。
その前の中華料理屋さんは、
後祭には名物の浸みだれ肉まんを販売していません……


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錦小路から、新町通を南に向いています。
前祭のときはここから南に放下鉾が立ちますが、
後祭中には何もありませんね。
では、ここを南下していきます。


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こちらは、放下鉾会所脇に立ってるお店です。
4年前にこちらに来たときはイタリア料理店でしたが、
今は韓国料理屋さんに変わっていました。
ただ、ワインの豊富な種類は当時と変わりません。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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その韓国料理屋さんで、こちらの海鮮チジミを買いました。
前回ブログ神蔵の肴にしたら最高でしょうね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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放下鉾会所の前から、新町通を南に向いています。
四条通が間もなくですね。
さらに南の大船鉾が、かすかに見えますね。


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その辺りの新町通の地面を撮りました。
アスファルトに、4つの石が埋まっています。
この石の辺りに、前祭中に放下鉾が立っていました。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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その辺り(四条通と錦小路の中間の新町通沿い)に、
こちらのお店がありました。
割烹と居酒屋さんの中間のようなお店です。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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その「いち」というお店で、こちらを買いました。
先程の写真に写っていた店先の席に座って、頂けます。
こちらは、鱧フライのハンバーガーです。
ハモ以外には、トマトと梅肉入りタルタルソースが入っています。
「祇園祭と言えば、ハモ」
そう言われるくらいこの時期の定番の魚ですが、
ハンバーガーで食べるのは初めてです。
一見単なる白身魚なのですが、そこはハモの食感が残っています。
ただ、ハモ独特の小骨はありませんでした。
自分は知らなかったのですが、もう何年も出しているそうです。
放下鉾前のため前祭中にも出しているそうで、
来年(2017年)もここに寄ろうと思います。
(こちらも、祇園祭名物になりそうですね)
この写真も、クリックすれば拡大されます。


417-32.jpg
その「いち」の向かい(東)側に、こちらのはんこ屋さんがあります。
店頭に祇園祭の山鉾のミニチュアを販売しているので、
たくさんの方々が訪れています。
こちらにも、昨年(2015年)に立ち寄りました。


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新町通を南下してきて、ようやく四条通との交差点に来ました。
信号が変わると、多くの方々が一斉に四条通を横断します。
ここを渡ると、京都市中京区放下鉾町から
区境を越えて京都市下京区四条町に変わります。


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新町通から、四条通を東に向きました。
向こうに、月鉾の会所があります。
前祭とは異なり、後祭では静かなものです。


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四条通から、新町通を南に向ています。
すぐ先に、大船鉾が見えますね。
昨年(2015年)とは異なり、ここに来ても日が高い時間帯です。
「現在大船鉾見物の順番待ちは、約1時間です」
大船鉾が立つ四条町の町衆の方がそうおっしゃいました。
それでもまだ日の高い(撮影可能な)時間なので、
順番待ちに参加して今年(2016年)は
大船鉾に上がってみようと思います。
ただ、今回もだいぶ写真を貼り付けたので
その場面は次回に掲載します。

今回は、ここまでです。

~次回は大船鉾に上り、綾傘鉾に立ち寄って帰宅します~

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第418回 大船鉾に登る~2016後祭宵山散策~その6

[大船鉾] ブログ村キーワード
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四条通から、新町通を南下しています。
この京都市下京区四条町に、大船鉾が立っています。
この時点で、2016年7月23日土曜日午後5時です。
日没までに、まだ2時間近くあります。
ですから、諸々の事情で昨年(2015年)は諦めた大船鉾拝観を
今年(2016年)は順番待ちをした後に行います。


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大船鉾は、北側に向いた船の形をした鉾です。
「鉾」の名前はありますが、槍状の矛を装着していません。
船首には木製の龍頭が装着されています。
これは昨年(2015年)のものとは、大きく異なります。
この写真から、暫くクリックすれば拡大されます。


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祇園祭後祭屈指の人気のある大船鉾ですから、
鉾に登ろうとする方は相当数いらっしゃいます。
この辺の交通整理をされている町衆によると
だいたい1時間待ちなのだそうですが、
思ったよりも人の流れは早いようです。
船首下から船腹下までだいたい15分掛かりました。
見上げると、大船鉾に町衆が20人ほど乗られていました。
そこで、祇園囃がまた響いてきます。


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大船鉾の下の方を見ています。
車輪の軸に、こちらの紋章が見えます。
これが、大船鉾が立つ京都市下京区四条町の紋なのでしょうね。


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さらに約10分かけて行列が進み、大船鉾の船尾に回ってきました。
黒漆塗りの舵を持つ前祭の船鉾に対して、
この大船鉾は朱塗りの舵を有しています。
大船鉾の後掛けの飛龍図をこのブログに載せるのは、
そう言えば今回が初めてですね。
この時点で祇園囃も終わり、また大船鉾に登れるようになりました。


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大船鉾の船尾から、西側に回り込みます。
こちらの町屋の2Fから渡り廊下を伝って、
大船鉾に乗り込むことができるようですね。


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最初に大船鉾の拝観の行列に並びだしてから、約30分が過ぎました。
(結局、思っていた時間の半分で入れました)
では、この注連縄のある門から大船鉾に向かいます。
家の奥まで続く細長い土間は、京町屋の典型ですね。


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土間から上がり、表の間の奥にある細長い急な階段を上ります。
この「箱階段」も、京町屋の典型ですね。


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この京町屋の2Fに上がってきました。
奥の神棚に、こちらの掛け軸が祀ってありました。
中央に八坂神社の主神「祇園 牛頭天王」の名があります。
左の「水将(水晶)弁財天王」が、妻の頗梨采女でしょうね。
となると、右の「八大王子」も息子たちの八王子のことでしょうね。


418-10.jpg
こちらは、階段を上ったところにある胴掛や水引です。
だいぶ古いものなので、今は使われていないようです。


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その脇には、前掛と後掛が展示されていました。
こちらも古いもので、今は使われていません。


418-12.jpg
2Fで、外側に向きました。
人が何人も通れるくらい大きな窓が付いています。
右側に大きな紙垂が置いてありますが、
こちらが昨年(2015年)までの大船鉾の船首でした。
今年(2016年)から、大船鉾の船首は
先程の龍頭とこちらの紙垂と交互に装着されるそうです。
(少しずつ、どんどん焼け以前の状態に戻っていきます)


418-13.jpg
その窓の端に、渡り廊下が取り付けられています。
こちらから、大船鉾の上に向かいます。


418-14.jpg
その渡り廊下の上で、北を向きました。
ここは新町通上で、ずっと先に四条通が見えます。
2016年も祇園祭後祭宵山は、とても賑やかですね。


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同じ場所で、大船鉾の船首を撮りました。
後で知ったのですが、
こちらは滝尾神社龍の彫刻を彫られた彫刻家の末裔が
製作されたそうです。
この後こちらの龍頭は彩色されるそうで、
2018年にはまた違った大船鉾になることでしょうね。


418-16.jpg
では、大船鉾内部に上がります。
10人も入れば満員だと思うのですが、
祇園囃の囃手さんは数十人はいらしたように思います。
(つまり、それくらいぎゅうぎゅう詰めになるということです)


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大船鉾に上がりました。こちらは、大船鉾の床の部分です。
場所を間違わないためでしょうか、
墨できちんと番号が書かれていますね。


418-18.jpg
大船鉾の船首側に回り込みました。
先程から出てきている龍頭の背後を撮りました。


418-19.jpg
こちらが、大船鉾の天井部分です。
よく見ると、金箔を施してあります。


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大船鉾の船尾部分に回ってきました。
この先に神棚がありますが、
こちらにご神体の神功皇后が入られるのでしょうね。


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では、大船鉾内部を一通り見て回ったので
渡り廊下から町家の方に向かいます。


418-22.jpg
渡り廊下の先に、先ほどとは別の少し大きな階段があり
そちらから1Fに下ります。
下りたところが細長い土間の奥で、初めに脱いだ靴を受け取ります。


418-23.jpg
奥の土間は、台所になっていました。
これも、典型的な京町屋の形式ですね。
台所には、火災除けの愛宕神社のお札が貼ってありました。
(ウチは、霰天神山のお札が貼ってあります)


418-24.jpg
大船鉾に上がれる町家を出ました。
その南隣の町屋が、大船鉾の会所です。
こちらの奥にご神体の神功皇后がいらっしゃるのですが、
こちらと鈴鹿山のご神体鈴鹿権現は何となく写真に撮るのが憚られて
この位置から撮るだけにします。
クリックすると写真が拡大されるのは、ここまでです。


418-25.jpg
大船鉾から、新町通を南に向いています。
目の前で、東西に伸びる綾小路が交差しています。
前祭ではここより南に船鉾が、綾小路の西に伯牙山が立ちますが、
後祭期間中はとても静かなものです。


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新町通から、綾小路を東に向いています。
すぐ先に、綾傘鉾の会所が見えます。
綾傘鉾は前祭の山鉾ですが、後祭も会所だけ開けておられます。


418-27.jpg
その綾傘鉾の会所は、こちらの大原神社境内になります。
こちらは、京都府福知山市にいらっしゃる大原神社の分社です。
これ以降、暫く写真をクリックすると拡大されます。


418-28.jpg
先ずは、こちらの手水舎で手を浄めます。
なんだかんだで、ここには毎年来ていますね。


418-29.jpg
手水舎の脇に、こちらの稲荷社がいらっしゃいます。
先ずは、こちらからお参りです。


418-30.jpg
これはうっかりなのですが、大原神社本殿を撮っていません。
(しっかりと、お参りはしました)
本殿の西側に、八坂神社御祭神の牛頭天王の掛け軸があります。
おそらく、これ自身がご神体です。
次は、こちらにお参りです。
その脇に、綾傘鉾の模型が飾ってあります。
こちらは現在の綾傘鉾と大きく異なりますが、
近年中にこの模型の形になっていくそうです。
クリックすれば写真が拡大されるのは、ここまでです。


418-31.jpg
綾傘鉾会所である大原神社の前で、綾小路を東に向きました。
では、ここを進んでいきます。


418-32.jpg
大原神社から、綾小路を東に約50m進みました。
こちらは、焼肉屋さんの「はやし」です。
第317回ブログに」出てきた大香園、
第399回ブログに出てきた水月亭と並ぶ
個人的に選んだ「京都3大焼肉」の1軒です。
ただし、ここの本店は近鉄「東寺」駅前です。


418-33.jpg
この辺りで、綾小路は室町通と交差します。
前祭では賑やかでも、後祭中はとても静かですね。


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綾小路から、室町通を北に向いています。
前祭中は、こちらに鶏鉾が立ちます。


418-35.jpg
今度は綾小路から、室町通を南に向きました。
前祭中は、こちらに白楽天山が立ちます。


418-36.jpg
さらに、室町通から綾小路を東に向いています。
では、こちらを進んでいきます。


418-37.jpg
室町通から、綾小路を東に約100m進みました。
ここで室町通は、烏丸通と交差します。


418-38.jpg
室町通から、烏丸通を北に向きました。
約100m先に、京都屈指の繁華街「四条烏丸」交差点があります。
この辺りはたくさんの商業施設が並び、
京都でも一番二番の賑やかな場所ですね。


418-39.jpg
烏丸通の横断歩道を東に渡り、
「綾小路烏丸」交差点北東角に来ました。
ここから階段を利用して、地下鉄烏丸線に乗ります。
お酒を飲んでいるので、自転車は鞍馬口に放置して
いったん帰宅します。
(自転車は、翌日回収しました)

これで、2016年祇園祭関連の記事のすべてを終えます。

~次回は、まだ高倉通には戻りません。
夏休みを利用して、母を太秦に案内してきました~

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プロフィール

ぴのぴな

Author:ぴのぴな
ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
そんな気分を
味わってください。

リンク・カテゴリの説明
いい加減複雑になったので、
サイドバーの説明をします。
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「京の天気」
京都市内の今の天気と
天気予報が分かります。

「京都桜100景」
ブログ用に
今まで撮った写真に
新たに撮ったものを加え
独断と偏見で桜の名所を
100選びました。
少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
ポイントを書きました。
実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
これで分かります。

「京都市バス検索」
系統(「5系」とか)別に
市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
いただきました。

「ひまわりパパの
ときたま日記」
ご家族のことを書かれた
ブログです。
こちらも
許可をいただいて
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いただきました。

「アマランサス☆
だいあり~」
いろいろなことを
書かれたブログです。
こちらも、
許可をいただいて
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いただきました。

「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
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「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
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「幼児連れで
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不便な点」を
詳しく
書かれています。
こちらは、
自分がお願いして
リンクさせて
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「京都パワースポット
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京都の様々な情報を
連載されています。
こちらも、
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「京都散歩
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飼い猫と京都観光地の
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こちらも許可をいただいて
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「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。
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