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第35回 建仁寺の桜 ~祇園で花見~その1

前回の予告通り、松尾散策に行く前に今回は花見をします。
……ところが、なかなか桜が咲いてくれないので、
更新日が少し遅れてしまいました……
京都では3月中は桜のつぼみも固かったのですが、
4月3日の暴風雨以来急に開花ペースが上がってきました。

やっと五分咲きになった4月5日に撮影を決行しました!
今年(2012年)は、祇園へ行ってきました。
では、始まり始まり


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3カ月ぶりの京阪電鉄の「祇園四条」駅です。
今回は、ここから出発です。
時刻は、ご覧のとおり午後3時。天候は、「狐の嫁入り」でした。
晴れているのに、しっかり雨量はありました。


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そして、いつも通り南座前から地上に出ます。
地面は濡れていますが、この瞬間は晴れていました。
とりあえず、四条通を東に向かいます。


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四条通を30mほど東に移動しました。
大和大路との交差点です。


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四条通から大和大路を南に見ています。
ここをまっすぐ行けば、第23回ブログのゑびす神社に着きます。
今回はこちらへは進みません。


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大和大路を越えて四条通をさらに東に進みます。
この辺りは、土産物屋さんや飲食店などが並んでいます。


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大和大路から5mほど東に行ったところにある
浄土宗「仲源寺」です。
平安時代の半ばに、定朝が地蔵菩薩を安置したのが
この寺院の縁起です。
この地蔵菩薩は、もともと水難除けのためのものだったのですが、
(昔はそれだけ近くの鴨川が氾濫しました)
目の病にご利益があるといわれるようになってからは、
「目疾地蔵」(めやみじぞう)で親しまれるようになっています。
ちなみに、中の千手観音は重要文化財です。


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仲源寺の間から四条通を東に向いています。
また、ここを東に向かいます。


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「都路里」の本店です。
中の茶寮に入ろうとする人で、
四条通にまで行列が並んでいました。
ちなみに、約2時間後ここを通ったときも
まだ行列が途切れずに続いていました。


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大和大路から約200m東に来ました。ここは花見小路との交差点です。
向こうに見える藪は、八坂神社です。そこで、四条通が終わります。
今回は、ここで南に折れます。


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四条通から花見小路を南に向いています。
平日でも、観光客でごった返していました。


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四条通を折れ、花見小路を南に進んでいます。
石畳の道の周りに、高級料亭や芸妓さんの置屋が並んでいます。
産寧坂と並んで、京都らしい町並みですね。


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その高級料亭の中でも最上級の「一力」です。
一食の費用が、自分の月給分に相当します!
「菊の井」「中村楼」など他にもそういう料亭はありますが、
それらの店は、東山山中にあります。


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「一力」の前から花見小路を南に向いています。
桜のシーズンとあって、いつもよりたくさん混み合っています。
この道をさらに南に進みます。


35-14.jpg
四条通より200mほど南に来ました。
花見小路の南端が近づいてきました。
左(東)側に大きな建物が見えてきました。


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先ほどの場所から、左(東)を向きました。
ここは、祇園甲部歌舞練場です。
少しこの中に入ってみましょう。


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祇園甲部歌舞練場では、現在「都おどり」を上演中です。
祇園の舞妓さんが日舞を踊り、
普段の練習の成果を見せてくれます。
ここの桜は、ほぼ満開ですね。


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祇園甲部歌舞練場から、10mほど南に来ました。
花見小路は、ここ建仁寺で終わります。
この辺りの桜もちょうど見ごろですね。


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建仁寺の山門をくぐったところにも桜の木が生えていました。
下の方はほぼ満開ですが、上の方はまだつぼみです。


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この宗務本院から拝観料をを払って中に入ります。
臨済宗「建仁寺」は、鎌倉時代に栄西が建立した
京都で最初の禅寺です。
禅宗の一派臨済宗は、鎌倉幕府・室町幕府の庇護を受け、
京都で最も栄えた宗派でした。


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建仁寺の中は、現在修復中で方丈庭園もこんな感じでした。
(約2年後に完成だそうです)
法堂の雲竜図は見事でしたが、さすがに撮影は遠慮しました。


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ただ、この本坊中庭は見事でした。
ここの桜は、まだつぼみでした。
この先に、俵屋宗達による「風神雷神図」の複製があります。
(本物は、現在京都国立博物館で展示中)


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宗務本院から出ました。
右(西)側に見えるのは、法堂です。
今度は、その周りを回っていきます。


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桜越しに見る法堂です。
満開なら、さらに絶景なのですが……


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法堂の周囲は、このように桜の木が並んでいます。
まだ五分咲きですが、十分見頃ですね。


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法堂の北東側に、「茶碑」が立っていました。
宋から帰国した栄西は、
ここ建仁寺に持ち帰った茶の種子を植えました。
それが、日本最古の茶木になります。


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「茶碑」の南側にあった「浴室」です。
昔からあるなら、「サウナ風呂」なのでしょう。
(昔の禅寺には、「サウナ風呂」が設置されていました)
南側に、枝垂桜が咲いています。


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禅寺の絶景ポイントの一つ「三門越しの法堂」です。
建仁寺は右に桜左に松が並んで、さらに絶景です。
写真をクリックすると、全景が見えます。


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建仁寺を一通り回ったので、山門を出ます。
急に晴れてきて、日差しが強くなってきました。


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建仁寺の山門を出ます。
今度は、右(東)側の安井通を進みます。
ただ、それは次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、安井金比羅宮で花見です~

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第36回 安井から八坂神社へ~祇園で花見~その2

35-29.jpg
前回ブログの最後の写真建仁寺の山門の前です。
今回は、ここから安井通、東大路へと移動し、
安井金比羅宮の桜見物を中心に書きます。

撮影日は、2012年4月5日木曜日の午後4時前。
相も変わらずの「狐の嫁入り」の天候です。

先ずは、この山門をくぐって建仁寺の外に出ましょう。


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建仁寺の山門を出て、すぐに東に向きました。
ここから、安井通が伸びています。
左(北)側は、前回歩いてきた花見小路です。
だいぶ日差しが強くなってきました。
安井通を進み、この坂道を上ります。


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建仁寺山門から安井通を10mほど東に進みました。
古い民家を利用した蕎麦屋がありました。
この辺りは、高級料亭以外にも
このようなちょっとした雰囲気のある飲食店が時折姿を見せます。
(特に、細い路地に多くあります)


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さらに安井通を東に進みます。
だんだん急な坂道になってきました。
左(北)側は、前回ブログにも登場した祇園甲部歌舞練場です。


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建仁寺の山門から、安井通を東に約50mほど進みました。
右(南)側にこのような石製の鳥居が現れました。
こちらの方に寄り道をします。


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石製の鳥居から南へ約30m移動しました。
今度は、赤い木製の鳥居が現れました。
今から、ここ安井金比羅宮に入っていきます。


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鳥居をくぐってすぐ南側に末社がありました。
カメラを向けると、1匹の猫が現れました。


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シャッターを切ろうとすると、
狙ったようにこんな表情を見せてくれました。


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安井金比羅宮の桜です。
境内は小さいのですが、所狭しと桜の木々がありました。
こちらは、ほぼ満開でした。


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神社の南側は、社務所です。
左(東)側の藤棚の向こうに、
絵馬の博物館のようなものがありました。


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ここが本殿です。
安井金比羅宮は、香川県の「金比羅さん」同様
大物主神がご祭神として祭られております。
他にも、崇徳上皇と源頼政を祭神として祭っています。
(いずれも、非業の死を遂げた方ですね)

京都では、縁結びと縁切りの神社として知られています。
今は桜の名所ですが、もともとは藤の名所でした。
(今も立派な藤棚があります)


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縁切り縁結びの碑です。
この穴をくぐると、悪縁を切り良縁に恵まれるそうです。
実は、この神社は若い女性の参拝者が多く
この日も、何人かがこの穴をくぐっていました。


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では、そろそろこの安井金比羅宮を出て、
安井通に戻りましょう。


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安井金比羅宮から北に約30m進み、
安井通に戻ってきました。
また、この急な坂道を東に上っていきます。


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先ほどの場所から東に約50m進みました。
ここは、東山安井(東大路安井)の交差点です。


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交差点から、南を向いて東大路を見ています。
約10m先に「東山安井」バス停があるのですが、
この写真では分かりにくいですね。

……しかし、すごい渋滞です。
平日でも、観光シーズン真っ盛りですしね。


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東大路の交差点を東に渡って、今度は北を向きました。
よく見ると、この先で少し左にカーブしています。
ここからは安井通に別れを告げ、
東大路を北上し、八坂神社を目指します。


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東山安井の交差点から20mほど北に進みました。
ここにも、お地蔵さんがいらっしゃいました。
久しぶりに撮ります。


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いったん左にカーブした東大路は、
ここで右にカーブして、また北に進路をとります。
そして、この辺りから急な下り坂になります。


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東大路の西側に、「亀屋清永」がありました。
ここは、京都屈指の和菓子屋です。
ここの名物は、「清浄歓喜団」です。
奈良時代に伝わった最古の饅頭の形状をそのまま再現したものです。
普通の常用饅頭とは違い、こちらは油で揚げてあります。
硬いので食べるのにコツがいりますが、自分は大好物です。


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東大路が再び真北に向くと、道も平坦になりました。
「祇園石段下」(東大路四条)の交差点も、もうすぐです。
目の前に、「祇園」バス停が見えます。


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「祇園石段下」(東大路四条)の交差点です。
ここから西に四条通が伸びており、
約500mで前回ブログに登場した京阪電鉄「祇園四条」駅で、
さらに鴨川を越えると、「四条河原町」の交差点になります。


36-23.jpg
先ほどの地点から、東を向きました。
ここは文字通り八坂神社の石段の下です。

このまま石段を上れば八坂神社に入れますが、
それは次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は八坂神社を越え、円山公園の桜見物です~

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第37回 雨の円山公園 ~祇園で花見~その3

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前回の最後の写真の「祇園石段下」です。
今回はここから八坂神社に入り、円山公園に行きます。
撮影日は、2012年4月5日午後4時半。
だんだん雨(時々あられ)が強くなってきました。


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石段を上がり、八坂神社の山門をくぐりました。
正面の森の周囲に、いくつかの末社があります。
先ずは目の前の疫神社に行きますが、
その前にその横にある「タケノコ田楽」の屋台で食事です。
これが、ここのお楽しみです。


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先ほどの写真でも写っていた疫神社です。
名称から疫病の神様なのでしょうが、
八坂神社自体「天然痘」除けの神社だったような……


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疫神社の南隣で、
太田神社と白髭神社が合祀されていました。
こちらもお参りしました。


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八坂神社の本殿には、南回りで向かいます。
ただその前に、まだまだ末社回りは続きます。


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八坂神社の末社の一つ「北向蛭子神社」です。
そういえば、ここだけ森から離れて「北向き」です。
写真には写っていませんが、
祠の脇に恵比須神の銅像が安置されていました。


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「北向蛭子神社」の向かいの末社です。
大国主命と少彦名命(スクナヒコナノミコト)を祭っています。
八坂神社の主神素戔嗚命(スサノオノミコト)と関係が深い神様ですね。


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八坂神社の舞台です。
第12回ブログでは、ここで神楽を踊っていました。

この辺りで急に雨足が強くなりました。
辺りの人も、ほぼ全員が傘を差しています。


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ちょっと斜めになりましたが、八坂神社の本殿です。
雨足が強いだけでなく、風も強くなってきました。
傘が斜めになっている人もいます。


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八坂神社の本殿を通り過ぎます。
東にある目の前の鳥居を抜けたら、
いよいよ円山公園内に入っていきます。


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円山公園に入ってきました。
露店の周囲の桜は、五分咲きのものもあります。
(4月5日段階です)
このまま東に向かいます。


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先ほどの位置から、左を向きました。
ちょうど「枝垂桜」の西側に当たります。
こちらの桜は、まだまだ3分咲きでした。

ここは、例年花見客が特に集中する場所です。
ただ、この時間は急に雨足が強くなってきたので、
バタバタと傘を差したり、大変そうでした。


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東山魁夷画伯の絵で有名な「祇園の枝垂桜」です。
数年前に枯れかけて(寿命でした)、
接ぎ木したところなので、
まだまだ以前の情緒はありません。

ちなみに、この「枝垂桜」が
円山公園のちょうど中央になります。


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円山公園中央広場の時計です。
もうすぐ午後5時のようです。
この辺りの桜は、まだつぼみのものもあります。
(どうも山沿いになるほど咲いていません)


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円山公園の中央広場で西を向いています。
この写真の左に枝垂桜があり、右に先ほどの時計があります。
このまま西に向かうと、知恩院に行きます。
(この辺も、第12回ブログで紹介したところです)

結構な雨量になってきました。
いろいろ厳しくなってきたので、ここで引き返します。


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第12回ブログでも紹介した茶店です。
昨年の11月3日と違って、この日はにぎわっていました。


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先ほどの茶店の西隣の店です。
こちらも、にぎわっています。
どうも、雨を避けて
屋根のあるこちらに来られている方が多いようです。


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円山公園を八坂神社に向かって西に歩いています。
相変わらず強い雨が降っています。
茶店とは違い屋根のない露店の客足は、さっぱりでした。
自分が毎年行っている「アユの塩焼き」の露店も
開店休業状態でした。(それでも自分は寄りましたが)


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ここで一気に飛んで、八坂神社の山門です。
帰りの八坂神社の境内は、撮影しませんでした。
雨が強くなってきたことと、
帰りに通った道にお化け屋敷の小屋があって
さすがにそれは撮影しにくいからです。
(小屋の方に撮影許可を取るのも面倒ですし)


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八坂神社の山門から「祇園石段下」交差点を見下ろしています。
(ちょうど今回のブログの最初の写真の反対側ですね)
ここから見ると、四条通がここから伸びている様子がよく分かります。

それにしても、雨は降り続いています。
ここから見える歩行者は、大半の方が傘を差しています。


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八坂神社の石段を下り、横断歩道を渡りました。
ここは、「祇園石段下」交差点の南西角です。
ほぼ四条通を西に向いています。
左側に見える赤い街灯は、「祇園石段下派出所」のものです。
この辺りはアーケードの下なので、傘を差す方はいません。


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四条通の北側に、このようなお店がありました。
ここは、和傘専門店です。
かなり有名なお店で、土産物として買われる方も多いようです。
東隣りには、簪(かんざし)の専門店があります。
この辺は、祇園ならではです。


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さらに西に進みました。
ここは、四条花見小路の交差点です。
第35回ブログでは南に折れましたが、
今回はこのまま西に進みます。


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さらに西に進み、四条大和大路の交差点まで来ました。
この写真は、第35回ブログに出てきた
仲源寺の前から撮っています。


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さらにさらに西に進み、南座前に来ました。
大きな提灯の横にある階段を下りると、
京阪電鉄「祇園四条」駅に行くことができます。

今回は、ここまでです。

~次回は、阪急電車「上桂」駅から松尾に向かいます。
とりあえずは地蔵院、鈴虫寺ですね~

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第576回 大雨の建仁寺

2018年7月5日より降り続けた大雨は、
西日本でも大きな爪痕を残しました。
被災地の皆々様には、
お見舞い申し上げます。

ウチは京都市街地で鴨川沿いなのですが、
まぁ鴨川も何とか決壊までは免れて、
7月8日現在ウチの周辺は平常に戻りつつあります。
(ウチの約2㎞上流で遊歩道が急流に削り取られましたが、
負傷者は一切出ていません)
大堰川(桂川)が気になるところですが、
また後日の様子を近々このブログで掲載します。

前回ブログで「釜座通編」も終了しました。
いよいよ2018年も祇園祭の始まりです……
と言いたいところですが、前祭宵山まで少し日があります。
そこで、ちょっと半夏生直後に、祇園へ行ってまいりました。


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いったん京都駅に戻り、東回りの206系市バスに乗りました。
七条通を東端まで進み東大路を北上し、
祇園南部の「東山安井」バス停で降りました。
今回は、ここから祇園南端にある建仁寺に向かいます。
撮影日は、2018年7月5日木曜日午後1時。
この雨が、後に豪雨になりました。


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「東山安井」バス停の前で、東大路を北に向きました。
自分たちの乗っていた206系市バスが、
安井通との交差点に差し掛かっていますね。
では、今からそちらに向かいます。


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東大路から、安井通を東に向いています。
第458回ブログでは、あちらから東大路に向かいました。


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今度は東大路から、安井通を西に向きました。
では、この下り坂を進んでいきます。


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東大路から、安井通を西に約100m進みました。
南側に、こちらの石製鳥居が立っています。
ここから南は、安井金毘羅宮の境内です。(第36回ブログを参照)


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安井金毘羅宮の鳥居の前から、安井通を西に約120m進みました。
ここ花見小路で、安井通が突き当たります。


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安井通最南端は、花見小路最南端でもあります。
その位置で南を向くと、そのままこちらの寺院に入れます。
では、ここから臨済宗建仁寺に入ります。


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建仁寺北大門をくぐると、すぐに西に曲がります。
このまま進むと、建仁寺を西に抜け大和大路に出ます。
(第536回ブログを参照)


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先程の道の一つ目の角で、北を向きました。
では、ここから建仁寺庫裏経由で
建仁寺方丈や法堂(本堂)に入っていきます。


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建仁寺庫裏に入ると、すぐに受付があります。
そこで500円納めて、中を拝観します。
「こちらは触るのは不可ですが、全て写真撮影が可能です」
こうおっしゃっているので、屋内もどんどん写真を撮ります。


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半年前に来たときと比べて庫裏内部の土間が小さくなっていて、
代わりに板の間が広くなっていました。
その位置が玄関で、そちらから西に向きました。
手前の部屋に風神雷神図屏風のコピーがあります。
(本物は、京都国立博物館で保存されています)


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その部屋の西側で、廊下を北に向きました。
左(西)側は土産物屋さんが並ぶ部屋で、
右(東)側が先程の「風神雷神屏風図」の部屋です。
では、その間の廊下をまっすぐ北上します。
(勝手知ったる場所なので、順路を逆行します)


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その廊下を少し北上し、西に向きました。
先程の土産物屋さんの部屋の北隣に、坪庭があります。
こちらは「〇□△の庭」で、この寺院唯一の石庭です。
それぞれ〇と□と△の形をした部分があるそうです。


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その坪庭の北側には、こちらの小書院があります。
こちらは中心に襖があって、その南側と北側で風景が変わります。


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建仁寺小書院南側の床の間です。
こちらは、南側に面した「〇□△の庭」を表す掛け軸ですね。


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そして、こちらが小書院南側の襖絵です。
石庭の一種である「〇△□の庭」に面した側が、
このように水墨画であるのが面白いですね。


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小書院東側の廊下に戻ってきました。
ではまたここを北上して、最北端の大書院に向かいます。


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その廊下の突き当り最北端の大書院に辿り着きました。
先述の「風神雷神屏風図」は、元々こちらにありました。
……のですが、先客がいらしてこれ以上撮影ができません。
こちらのお坊さんが案内をされていて、会話の内容から
岡山県から来られた団体さんのようです。
問題が無いようでしたので、自分たちもその団体さんに混じって
こちらのお坊さんの話に聞き入りました。


576-19.jpg
こちらは、その大書院と小書院に囲まれた「潮音庭」です。
石も並んでいますが、石庭ではなく苔や桜・楓の木々による庭です。
これらの石が潮のように渦を巻いていて、
その形状が「潮音庭」の名の由来だそうです。
(こちらのお坊さんの受け売りです)


576-20.jpg
ですからそのお坊さんがおっしゃるには、
潮音庭には正面が特になくて、自分が気に入った角度が
この庭の正面だそうです。
そうは言っても、潮音庭の一応の正面は
大書院から見たこの角度だと思います。
(パンフレットにも、通常この角度が載っていますし……)


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こちらは、この大書院から方丈を抜けて法堂まで続く廊下です。
では、こちらを南下して小書院に戻ります。


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大書院から、その廊下を南下しています。
また、小書院が近づいてきました。
次は、潮音庭に面する小書院の北側に入ります。


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こちらが、小書院北側の襖絵です。
ちなみに、こちらが先ほどの水墨画の襖絵の裏側です。
潮音庭に面している側の襖絵は一面の青です。
それぞれ面した庭と合致させて襖絵が描かれていますが、
絵の構図そのものは同じものです。
なかなかの野心作で、自分の結構お気に入りです。


576-24.jpg
そして、こちらが小書院から見た潮音庭です。
自分は小書院に座り込み、こちらの庭と先程の絵を
交互に見比べるのが大好きで、
つまり建仁寺ではこの位置がいちばんのお気に入りです。


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廊下をはさんで、小書院の東側にも小部屋があります。
さらに、こちらを覗きます。


576-26.jpg
部屋はだいたい4畳半くらいで、掛け軸が一幅掛かっています。
こちらは、中国人の子供の壁画が特徴的ですね。
こちらは文字通り「唐子の間」と呼ばれています。


576-27.jpg
この部屋は、床の間以外にも壁や襖の全てに
中国人の子供が描かれています。
これらは江戸時代初期に描かれた絵で、
「唐子遊戯図」と呼ばれています。


576-28.jpg
小書院と唐子の間にはさまれた廊下を南に向きました。
この南側が方丈です。次は、そちらにお邪魔します。


576-29.jpg
建仁寺の方丈はいくつかの小部屋に分かれているのですが、
こちらは方丈の南東端の部屋です。
襖絵が、海北友松の雲龍図のコピーです。
建仁寺のもう一つの「寺宝」ですね。


576-30.jpg
その雲龍をアップで撮りました。コピーでも相当の迫力ですね。
この絵を描いて以降、雲龍が海北友松の象徴になりました。
徳川家康が朝鮮との国交回復に難航していた際、
海北友松による同じ構図の雲龍図を朝鮮国王に送ったところ、
それまで頑なだった朝鮮国王が話し合いに応じたそうです。
それが後の朝鮮通信使につながります。
つまり、この絵が歴史を動かしたのですね。


576-31.jpg
その雲龍図の南側が、建仁寺方丈庭園です。
先程の潮音庭同様、縁側に座って談笑するのに向いています。


576-32.jpg
建仁寺方丈庭園の東側に、先ほどの廊下がさらに南に続いています。
この廊下は、写真に写っている法堂まで続いています。
では、そちらに向かいます。


576-33.jpg
建仁寺法堂(本堂)も、写真撮り放題です。
とは言え、さすがにご本尊の釈迦三尊像は撮れません。
こちらは、その天井画の双竜図です。
2006年製作と、かなり新しい作品です。
半年前より窓が開け放たれていた分、明るさが違います。


576-34.jpg
法堂から、建仁寺方丈に戻ってきました。
この左(西)側が、建仁寺方丈庭園です。
では、ここでスリッパを脱いで上に上がります。


576-35.jpg
スリッパを脱いで、東を向きました。
この背後が、海北友松の雲竜図です。
左側が土産物さんのある部屋で、
その先が「風神雷神図」の部屋です。
これで建仁寺内部を1周しました。
このずっと先が、建仁寺庫裏の玄関です。


576-36.jpg
こちらが、建仁寺庫裏の玄関です。
では、ここから建仁寺庫裏を出ます。


576-37.jpg
建仁寺庫裏を出て、南を向いています。
ここをまっすぐ進むと、八坂通側の建仁寺勅使門前に出ます。
(第538回ブログを参照)


576-38.jpg
建仁寺境内で先程の道を約10m南下して、東を向きました。
向こうに看板が出ていますが、
あちらに半夏生で有名な両足院の看板が出ています。
ただ今回はだいぶ写真を貼り付けましたので、ここまでとします。

~次回は、建仁寺塔頭寺院両足院の半夏生を散策します~

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第577回 両足院の半夏生

[両足院] ブログ村キーワード

576-38.jpg
前回ブログで建仁寺の庫裏を出て、約20m南下しました。
その位置で、東を向いています。
建仁寺境内の東西端にはそれぞれ塔頭寺院が並んでいますが、
今回はその中の一寺両足院にお邪魔します。
撮影日は、2018年7月5日午後2時。
この辺りから、だんだん豪雨になってきます。


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先程の位置から、東に約20m進みました。
この先が建仁寺の塔頭寺院西来寺です。
この西来寺から南に、塔頭寺院が並んでいます。


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その位置で、南に向きました。
看板の位置が、建仁寺の塔頭寺院西来寺の南隣にある両足院です。


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その看板の前で、東を向きました。
この石段の上が、今回ブログのメイン臨済宗建仁寺派両足院です。


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両足院の石段を上がり、北を向きました。
では、こちらにいらっしゃる毘沙門堂にお参りまします。
こちらには、狛犬の代わりに虎の石像がいらっしゃいます。
しかも、それぞれ「阿形」と「吽形」です。
両足院は通常非公開寺院なのですが、
この毘沙門堂までは普段でも公開されています。


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両足院境内で、毘沙門堂の前で東を向きました。
この奥(東)へ進むと、両足院の中に入れます。
ここから先は普段非公開なのですが、
毎年6月下旬~7月上旬の間、公開されます。
自分は、なぜかW杯期間中にお邪魔しています。
(前回は4年前です。第227回ブログ参照)


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600円納めると、庫裏内部の下足場に来られます。
こちらで靴を脱いで、両足院屋内を南下します。


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下足場の南側に、こちらの坪庭があります。
小さいながら、見事な石庭ですね。


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坪庭の先で、すぐに東に折れます。
この辺りは両足院の方丈なのですが、その内部は撮影不可です。
方丈内には学芸員がいらして、
この寺院の沿革を詳しく解説してくださいました。
その後に、こちらのご本尊にお参りしました。


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両足院の方丈でお参りをした後、方丈南側の廊下を東に進みました。
そして、その廊下を東端まで行った後その場で北を向きました。
向こうに見える木戸の先が、半夏生の庭です。


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先程の木戸より北側に、池が張ってあります。
その周囲に、白い半夏生が「咲いて」います。
半夏生は、72節気の一つ(夏至の11日後)で
2018年は7月2日に当たります。(京都では、タコを食べる日です)
それとは別に、この時期に半夏生という植物が最盛期に入ります。


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その半夏生という植物をアップで撮りました。
よく見ると白いのは花ではなく、草の葉先です。
この植物は、この時期限定で白く染まります。
それを遠くから見ると、まるで花が咲いたように見えます。


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両足院では、この庭自体に足を踏み入れることはできません。
参拝者は、方丈の縁の廊下を進みその北側の庵に入ります。
この庵は半夏生の庭に面していて、
参拝者はこの庵の中から半夏生を眺めることができます。


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また池の周りの半夏生をアップで撮りました。
こうして見ると、白く染まっているのは上の葉だけと分かります。


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この池の北側に、小さな茶室があります。
4年前に訪れたときは、この茶室にもお邪魔しました。
そこで、抹茶を頂きました。
2018年は、6月のみこの茶室が公開されていました。


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同行していたウチの母とこの庭を眺めていると、
だんだん雨が強くなり、池の水面が揺れてきました。
この時間くらいから、参拝者のスマホが鳴りだしました。
北区の加茂川流域や右京区や西京区の大堰川(桂川)流域、
右京区の大原野(大原ではありません)、伏見区の稲荷山など山間部に
避難準備指示が出始めたときでした。


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両足院の庵から、また違う角度で撮りました。
池の北側に、先ほどの茶室があります。
では、そろそろ雨足が強くなってきましたのでここを出ます。


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この庵の西側が、先ほどの下足場です。
では、こちらで脱いだ靴をまた履きます。


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下足場を出て、両足院境内を西に向いています。
この右(北)側が、先ほどの毘沙門堂です。
ではこのまま西に進み、石段を下りて両足院を出ます。


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両足院を出て、北に向いています。
こちらは、建仁寺境内の東端の道沿いです。
次は、ここを北上していきます。


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両足院の前から、建仁寺境内を約50m北上しました。
ここで、この道は突き当たり東に折れていきます。


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今まで進んできた道は、すぐにまた北に折れます。
その先に、建仁寺の北大門が見えます。
では、この北大門から建仁寺を出ます。


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建仁寺北大門をくぐって、東に向きました。
この位置から東に、安井通の上り坂が続きます。
前回ブログでは、向こうにある「東山安井」交差点から
建仁寺の方にやって来ました。


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今度は、建仁寺北大門の前で北を向きました。
ここから北に、花見小路が伸びています。
「そう言えば、花見小路を通ったことがない」
母がそう言っていたのを思い出し、帰りはこちらを通ります。


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花見小路最南端の桜並木を通り抜け、約50m北上しました。
ここから花見小路の左(西)に、小路が伸びていますね。


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花見小路から西を向き、その小路を見ています。
こちらは団栗通で、第458回ブログで祇園をうろうろしたときに
最後に通って京阪電鉄「祇園四条」駅に向かった道です。
また、この団栗通は10日ゑびすの帰りに通る道でもあります。


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団栗通から、花見小路を北に向いています。
では、ここから四条通まで北上していきます。


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その辺りで、花見小路を右(東)に向きました。
こちらがギオンコーナーで、要するに祇園の歌舞練場です。
こちらには、修学旅行生や外国人ツアー客がよく来られます。


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そのギオンコーナーから、花見小路を北に向いています。
ここ以北は、多くの人がイメージする「祇園」の町並みが続きます。
では、ここを北上しつつ「祇園」の街並みを散策していきます。


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ギオンコーナーから、花見小路を北上しています。
石畳の道の左右に料亭や置屋が軒を連ねますが、
料亭ではない飲食店や雑貨屋が増えてきました。
そういうお店は多くの人が想像する価格よりは割安で、
観光客中心ににぎわっています。


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さらに、花見小路を北上しています。
すると、右(東)側に小路が伸びていました。


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花見小路から、その小路を東に向いています。
第458回ブログでは、この小路から花見小路に来ました。


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その小路から、さらに花見小路を北上しています。
皆さん傘を差していらっしゃいますが、
だんだんさらに雨足が強くなってきていました。
この雨は次の日(2018年7月6日)にも降り続け、
西日本に未曾有の大災害をもたらしました。


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建仁寺北大門から、花見小路を約300m北上しました。
右(東)側に赤い壁の料亭が見えますが、「一力」ですね。
八坂神社南側の「中村楼」東山山中の「菊の井」と並ぶ
祇園を代表する料亭ですね。
多分、自分の月給が1食分の食費になります。


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一力の前で、花見小路を北に向いています。
ここで、花見小路は四条通と交差します。


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花見小路から、四条通を西に向いています。
ここから祇園の商店街が続き、
約300m先に京阪電鉄「祇園四条」駅があります。


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今度は、花見小路から四条通を東に向きました。
右(南)側の赤い壁は、一力のものです。
次は、ここを進んでいきます。


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花見小路から、四条通を東に約70m進みました。
「あれ、いつの間にここ、スターバックになってるの?」
そうウチの母が言っていました。
では、このまま四条通を東に進みます。


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さらに四条通を東に約70m進みました。
ここで四条通が突き当たり、東大路と交差します。
つまり、ここが「祇園」交差点です。
突き当りに、第455回ブログでお邪魔した八坂神社が見えます。


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「祇園」交差点の東大路を東側に渡り、南を向きました。
目の前に「祇園」バス停があって、
ちょうど101系市バスが停まっています。
ちょっと急いだら、何とか乗れました。
では、ここから京都駅に戻りそのまま帰宅します。

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第641回 正伝永源院の方丈庭園

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相国寺の塔頭寺院の慈照院に訪れたのが、
約2カ月前の2019年1月24日でした。
こちらは、その時渡されたスタンプラリーです。
(慈照院は、上の段左から2番目に載っています)
今年(2019年)から、「京都冬の旅」の神社仏閣に
3ヶ所訪れると記念品か飲食券がもらえるようです。
2019年「京都冬の旅」企画も、3月18日に終了です。
ですから、ちょっと慌てて建仁寺の塔頭寺院を数カ所回りました。


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最近よく来る京阪電鉄「祇園四条」駅です。
「京都冬の旅」のパンフレットを見て、
一瞬妙心寺や大徳寺方面も考えましたが、
近所で手早く回れて、スタンプ対象店舗に近い
祇園にある建仁寺がいちばん手っ取り早いので、
こちらを急いで散策します。
撮影日は、2019年3月10日日曜日午後2時50分。
このくらいの小雨の方が、却って花粉症がひどくなります。


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先程まで自分が乗っていた車両が、出町柳方面に去ります。
京都の京阪電鉄は、「七条」駅~出町柳」駅間が地下鉄です。


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京阪電鉄「祇園四条」駅ホームに、こちらの階段があります。
では、こちらからコンコースに上がります。


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先程の階段を上がって、コンコースに来ました。
次は、目の前の改札口を出ます。


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京阪電鉄「祇園四条」駅改札を出て、東を向きました。
祇園の中心に向かうなら、こちらが便利です。
「スターバック」の先から階段を上がると、
「南座」の脇から地上に上がれます。
(第629回ブログを参照)


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京阪電鉄「祇園四条」駅改札口の左(東)側に、
狭い通路が長々と南へ続いています。
今回は南座側ではなく、こちらの通路を通ります。


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この通路は蛇行しながらも結構長く、約200m続きます。
こちらは祇園の南端に向かうには都合の良い道で、
祇園からの帰り道によくこちらを利用します。


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先程の位置で、左(東)を向きました。
では、こちらの階段で地上に上がります。


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階段を上ると、団栗橋東詰の「団栗川端」交差点南東角に出ます。
この日は(2019年3月10日)小雨が降っていましたが、
特に傘を必要と思わない程度でした。


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鴨川東岸の川端通から、団栗通を東に向いています。
今回ブログは、この団栗通を東進するのがメインです。


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川端通から、団栗通を約50m東に進みました。
こちらは、京都では珍しいジンギスカン専門店です。
(詳細は、第282回ブログの最後の方参照)
その東側に、ゑびす神社の裏手に通じる道があります。


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そのジンギスカン専門店の前から、団栗通を東に向いています。
向こうの大和大路で団栗通が突き当たっているように見えますが、
実は道幅が狭くなってまだまだ東に伸びています。
(この辺の様子は、第228回ブログ参照)


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大和大路まで東進し、団栗通から大和大路を北を向いています。
このまま進むと、約200m先で四条通に出ます。


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今度は団栗通から、大和大路を南に向きました。
ここから約150m先にゑびす神社があります。
ですから、10日ゑびすの際はここに露店が並びます。


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さらに、大和大路から団栗通を東に向きました。
では、だいぶ狭くなったこの団栗通を東に進みます。


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大和大路から団栗通を約50m東に進み、南に向きました。
地図上は建仁寺塔頭寺院の興雲庵と書かれていますが、
陀枳尼尊天」と書かれた碑があるように、
実際には豊川稲荷社が建っています。
とは言え、豊川稲荷社は仏教寺院の中にいらっしゃることが多く
(宇迦御霊神をご祭神とする伏見稲荷社とは、ここが異なる点です)
こちらも興雲庵に合祀されています。
(こちらの詳細は、第625回ブログ参照)


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本当は先程の豊川稲荷社にもお邪魔したいのですが、
どうやらお目当ての寺院の閉門時間まで微妙になっているので、
目的地以外は今回は立ち寄りません。

豊川稲荷社の前で、団栗通を東に向いています。
左(北)が今回ブログのメイン正伝永源寺で、右(南)が建仁寺です。
建仁寺北端にいらっしゃるの豊川稲荷社は、
この建仁寺の鎮守社という性格も持っています。


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豊川稲荷社の門前から、団栗通を東に約50m進みました。
では、この角を左(北)に折れます。


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団栗通から、こちらの道を北に向いています。
では、左(西)側の正伝永源院の塀沿いに北上します。


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団栗通から、先程の道を約30m北上しました。
では、こちらから正伝永源院に入っていきます。
正伝永源院は通常非公開寺院ですが、
2019年の「京都冬の旅」の期間中のみ公開されていました。


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先程の門をくぐってすぐに庫裏があるのですが、
そちらの方には一般の参拝者は入れません。
その庫裏の前で、左(南)を向きました。
では、こちらから正伝永源院境内を進みます。


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その門をくぐると、墓地に出ます。
いちばん手前に、こちらがいらっしゃいました。
織田有楽斎のお墓です。
織田信長の弟でいろいろ武勲も立てていますが、
どちらかと言えば茶人として名を遺した方です。
この正伝永源院を江戸時代初期に再興させたことでも有名ですね。


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正伝永源院境内の石畳の道は、墓地の中で左(西)に曲がります。
そして、その先に正伝永源院の方丈が建っています。
今回の散策のメインですね。


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正伝永源院の方丈では、仏間や一部の部屋を除き撮影可能でした。
こちらは、方丈の南側庭園の東端部分です。
まだつぼみが固いですが、枝垂桜が見事です。
もう1ヵ月したら、さぞかし絶景になるでしょうね。


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こちらは、方丈庭園の中央部分です。
池の周囲の松が、立派な枝振りです。
よく見ると、イロハモミジも見えます。
つくづく、そういう季節にここに来られないのが残念ですね。


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さらに、こちらが方丈庭園の最西端です。
こちらの茶室が、織田有楽斎が建てた如庵という茶室です。
実物は国宝なのですが、そちらは愛知県に移築されました。
こちらは元あった場所に、後に再建されたものです。


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続いて、こちらの杉戸絵です。桜を描いていますね。
確か当時のものではなく、後の世の新作です。


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そして、こちらも対になる杉戸絵です。
こちらは……鴛鴦(おしどり)でしょうか?


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そして、こちらの襖絵も撮影可能でした。
自分の脇で、動画撮影されておられる方もいらっしゃいました。
一見すると墨絵なのですが、小さな満月が黄色く描かれています。
確か元内閣総理大臣の細川護熙氏の作品です。
(後述しますが、こちらは細川氏の菩提寺でもあります)


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撮影不可の仏間から、外側の西側庭園を撮っています。
大きな南側庭園と異なり、小じんまりとした趣のある庭園です。


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その庭園に、こちらの庭石がありました。
見ていると、赤ん坊のように見えますね。


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これで、方丈の周囲を一通り見てきました。
では、こちらを出て行きます。


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正伝永源院方丈から、墓地に戻ってきました。
北を向くと、周囲に大きなお墓が並んでいるのが分かります。
この中に、先程の織田有楽斎のお墓もいらっしゃいます。


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その一角に、こちらの墓石が立っていました。
どうやら、細川氏歴代のお墓のようです。

正伝永源院は、元々織田有楽斎所縁の「正伝寺」と
細川氏の菩提寺「永源庵」という2寺が合わさったものです。
神仏分離令直後の京都では、
大きな禅寺の塔頭寺院の多くが廃寺になりました。
永源庵がその余波で廃寺となって正伝寺が引っ越してきたのですが、
(どちらも、建仁寺の塔頭寺院です)
ところが、当時の細川伯爵が自分たちの菩提寺の廃寺を憂えられて
何とか「永源庵」の名前の残そうとされたのが、
この「正伝永源庵」という名称の由来です。


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正伝永源院を出て、南を向きました。
では、約30m先の団栗通まで戻ります。


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正伝永源院の前から団栗通に戻り、東を向きました。
団栗通は、約50m先の花見小路で突き当たります。


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団栗通から、花見小路を北に向いています。
ここから四条通までの約200mが、
多くの方がイメージされる「祇園」の花街です。
(第624回ブログを参照)


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今度は団栗通から、花見小路を南に向きました。
この突き当りに、臨済宗建仁寺派総本山建仁寺の北門があります。
ただ今回も、もうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は建仁寺塔頭寺院の両足院に向かいます~

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第642回 両足院 特別公開

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こちらは、祇園花見小路の最南端建仁寺北門の前です。
今回は、この建仁寺の塔頭寺院両足院に参拝します。
撮影日は、2019年3月10日日曜日午後3時半。
小雨が降っていますが、傘は必要ない程度です。


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その位置で、東を向いています。
こちらは安井通で、花見小路最南端とつながっています。
こちらを進むと、安井金毘羅宮への近道です。


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建仁寺北門をくぐり、境内に入ってきました。
南下していた道は、すぐに東に折れます。


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そこで東進すると、臨済宗建仁寺派総本山建仁寺の庫裏があります。
本来なら、ここから建仁寺の方丈や小書院・大書院
さらには法堂(本堂)に向かえますが、
建仁寺の塔頭寺院はこの期間午後4時で閉門します。
時間の都合で、今回は建仁寺自体には立ち寄りません。
(建仁寺の詳細は、第624回ブログ第625回ブログ参照)


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その建仁寺庫裏よりも手前(東)、
鐘楼の脇に建仁寺最東端の道が伸びています。
次は、こちらを南下します。


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鐘楼を通り過ぎた辺りで、建仁寺境内東端の道を西に向きました。
この辺りに桜並木が続きますが、
この建仁寺は京都でも屈指の桜の名所です。
(第35回ブログ参照)
ずっと向こうに、建仁寺法堂(本堂)が見えますね。
(双頭の飛龍の天井図で、有名ですね)
この道と法堂との間に伸びる道が、第625回ブログで通った道です。


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同じ位置で、南を向きました。
では、こちらを南下していきます。


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先程の位置から、建仁寺境内最東端の道を約30m南下しました。
そこで東を向くと、臨済宗建仁寺派両足院が立っています。
半夏生のころに毎年公開されますが、普段は一応非公開寺院です。
(半夏生の両足院は、第577回ブログ参照)
今回は、2019年3月18日日曜日までの
「京の冬の旅」企画による特別公開です。


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先程の石段を上り、左(北)を向きました。
こちらに、両足院の毘沙門堂がいらっしゃいます。
「北」に鎮座される守護神ですね。
こちらには狛犬の代わりに、「狛虎」がいらっしゃいます。
確か、この辺りまでは非公開期間でも参拝が可能です。


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両足院毘沙門堂の前で、東を向きました。
この奥の建物に受付があって、そちらで写経などができます。
もう1寺回るには時間もないですし、
こちらで拝観料(600円)を納めてこの奥に向かいます。


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いちばん奥に、こちらの下駄箱がありました。
では、こちらで靴を脱いで両足院庭園を拝観していきます。


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先程の下駄箱から、廊下を約10m南下しました。
こちらの坪庭は、個人的に相当お気に入りです。


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先程の坪庭の南側に両足院方丈があって、
こちらはその方丈の南側の庭園です。
この時点で小雨が降っていたのですが、
こういうところの苔は雨水に濡れると色が映えますね。
第227回ブログの際は、大雨の中この庭の端を歩いて
向こうに石段から茶室に向かいました。

この左側が両足院の方丈なのですが、
襖が一新されて新しく墨絵の仏画が描かれていました。
お釈迦様と羅漢の阿難と舎利弗が描かれていましたが、
自分の今までのイメージとは違って、新鮮でした。


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そして、こちらが方丈東側庭園です。
こういう庭園は、この時期いちばん苔がしっかりしていますね。


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両足院方丈の東側廊下の前で、北を向きました。
次は、この先の棟に向かいます。


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先程の位置から北上して、北側の庭園に入ってきました。
向こう(北)側に見える茶室はたまに開放されており、
半夏生の時期にあちらで抹茶が頂けることもありました。
(第227回ブログを参照)


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両足院方丈の北側にある棟の中から、茶室のある庭園を見ています。
要するに、作ほどの下足場のあった棟の東側にいます。
(おそらくこちらが庫裏だと思います)

こちらが、有名な「半夏生の庭」です。
梅雨のころに葉が白く染まるハンゲショウという草で、
この庭一面が白く輝きます。
(詳細は、第577回ブログ参照)
早春の今頃のハンゲショウは、地中に根が残っているものの
地上には何もありません。(写真内にハンゲショウは写っていません)

そして、こちらの屋内に様々な絵画が特別に公開されていました。
(その一切が、撮影不可です)
いちばんの注目は、伊藤若冲筆の掛け軸です。
降りしきる雪を背景に、紅梅と鶏を描いています。
(鶏は、伊藤若冲がもっとも多く描いた画題ですね)
雪と鶏の羽の「白」と、紅梅と鶏冠の「紅」が、
とても対照的な傑作でした。
さらに、長谷川等伯筆の襖絵も飾ってありました。
それらと庭を眺めつつゆっくりと過ごしたかったのですが、
現在2019年3月10日午後3時50分です。
もう1寺回りたいので、泣く泣く先を急ぎます。


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両足院屋内を1周して、下足場に戻ってきました。
では、こちらで靴を履き直します。


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下足場で靴を履いて西に進み、受付の前に戻ってきました。
この右(北)側に、先程の毘沙門堂がいらっしゃいます。
では、こちらから両足院を出ます。


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両足院を出て、建仁寺境内最東端の道で南を向きました。
では、こちらを南下していきます。


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両足院の前から、建仁寺境内最東端の道を約50m南下しました。
この道は、目の前の建仁寺開山堂の石段で突き当たります。


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同じ場所で、西を向きました。
この先に、第625回ブログでも南下した道が見えます。
次は、この道を利用します。


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先程の道を西進して突き当たり、南を向きました。
左(東)側に、茶碑が立っています。
日本で初めて茶の木が植えられた場所ですね。
(陀625回ブログを参照)
では、こちらを南下していきます。


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その辺りで、建仁寺境内を西に向きました。
ずっと向こうに、建仁寺三門が大きく見えますね。


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建仁寺境内の道を南下して、ここで突き当たりました。
次の散策ポイント建仁寺の塔頭霊源院のポスターが、見えますね。


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その位置で、建仁寺境内を東に向きました。
ずっと先に、建仁寺の塔頭寺院の禅居庵が見えます。
毎年1月10日に例祭が行われますね。
(第631回ブログを参照)


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その位置で、南を向きました。
ここから、建仁寺境内から外の八坂通に出られます。
本当はこのまま東に進んだ方が霊源院に近いのですが、
「写真映えする」という理由で、このまま建仁寺を出ます。


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建仁寺を出て、八坂通を南に向いています。
この辺りの八坂通は、急な坂道の途中です。
八坂通は、約200m先の京都市立新道小学校跡で突き当たります。


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同じ場所で、八坂通を東に向いています。
ずっと先に、法観寺の「八坂の塔」が見えますね。
この辺りは第103回ブログで進んだ道ですが、
今回は途中まで同じ道を辿ります。


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こちらは、この辺りの京町家です。
八坂通は祇園の最南端の道で、
この八坂通にも高級な飲食店がいくつも並んでいます。
こちらも、そのようなお店の1軒です。


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その京町家の東側にも、このように飲食店の京町家が並びます。
この辺りのお店は夜に行くと相当高かったりするのですが、
ランチメニューなら意外とお手軽価格で頂けます。
ですからお昼時は結構混むのですが、
夕方近いこの時間帯はあまり人通りがありません。

実は霊源院まで約100mの距離なのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回もここまでです。

~次回は霊源院に参拝した後、ジュバンセルに寄ります~

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第643回 ジュバンセルに寄り道

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臨済宗建仁寺派総本山建仁寺境内を南に抜け、
八坂通を東に向かっています。
この辺りは「京都市東山区祇園」の最南端部分で、
結構高級な飲食店や京町家が軒を並べます。
今回は、この先の建仁寺の塔頭寺院霊源院にお邪魔した後、
祇園の町並みを散策しつつジュバンセルに立ち寄ります。
撮影日は、2019年3月10日日曜日午後4時。
小雨は、ほぼ止んできました。


643-2.jpg
先程の写真の京町家の町並みにタバコ屋さんがあったのですが、
その角から南に道が伸びています。
こちらを進むと、松原通に出ます。
(その松原通り沿いに、地域スーパーハッピー六原があります)

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その角で、八坂通を東に向いています。
ずっと上り坂が続き、その先に法観寺の八坂の塔が見えます。
この辺りは、高級な飲食店が続きますね。
(第103回ブログを参照)


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先程の角から八坂通を東に約50m進み、北を向きました。
高級な飲食店の間に、小路が見えます。
次は、この小路を進みます。


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八坂通からその小路を約20m北上して、東を向きました。
こちらは、臨済宗建仁寺派霊源院です。
室町時代初期に中厳偃月が建仁寺の住持に就任した際、
その中厳偃月が万寿寺に造っていた妙喜世界(浄土の一種)を
建仁寺の脇に移築したのが、こちらの創建です。
その後火災や廃仏毀釈で建仁寺塔頭が統廃合を繰り返し、
現在の姿になりました。
普段は非公開寺院なのですが、よく特別公開が行われます。
今回の特別公開では創建者の中厳偃月像の他、
ご本尊の千手観音像などに参拝が可能で、
所縁のある今川義元の書や様々な絵画が展示されていました。
(更新時現在、今回の特別公開は終了しています)


643-6.jpg
霊源院を一通り拝観しました。(こちらは、完全に撮影不可です)
では、霊源院を出ます。


643-7.jpg
霊源院の前で、北を向きました。
突き当りに東西に伸びる路地が見えますが、
そちらを西に進むと建仁寺境内に入れます。


643-8.jpg
今度は同じ位置で、南を向きました。
すぐ先に八坂通が伸びていますが、
その先に六道珍皇寺の北門が見えます。
(こちらの門は、通常閉じています)
では、八坂通に戻ります。


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八坂通に戻り、東を向いています。
左(北)側に、臨済宗建仁寺派大統院が見えます。
実は霊源院にいらした学芸員さんに、
「こちらに、『出水千本』近くにある玉蔵院所蔵だった
円山応挙の掛け軸があるはずなのですが……」
そう質問してしまったのですが、
よく考えればその掛け軸はこの大統院所蔵でした。
勘違いだったのですが、それを伝える術はありません。
どうも、申し訳ありません……
(第347回ブログを参照)


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先程の位置から、八坂通を約150m東に進みました。
こちらで八坂通は、東大路と交差します。
このまま八坂通を進むと、やがて二年坂経由で三年坂に出ます。
(第103回ブログを参照)


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八坂通から、東大路を北に向いています。
今度は、こちらを進んでいきます。


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八坂通から、東大路を約50m北上しました。
ここで東大路は、霊山前通と交差します。


643-13.jpg
東大路から、霊山前通を東に向いています。
こちらは文字通り霊山観音への参道で、
約250m先に第621回ブログ冒頭の位置があります。


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同じ位置で、西を向きました。
こちらは、安井金毘羅宮の一の鳥居です。
自分はいつも安井通側から入っていますが、
本当はこちらが安井金毘羅宮の正門です。
(第36回ブログ参照)


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安井金毘羅宮一の鳥居前から、東大路を北に向きました。
では、さらにこちらを進んでいきます。


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安井金毘羅宮一の鳥居前から、東大路を約150m北上しました。
ここで、「東山安井」バス停前に出ます。
第576回ブログは、ここから始まりました。


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「東山安井」バス停前から、東大路を北に向いています。
この少し先で、東大路は安井通と交差しています。


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東大路から、安井通を西に向いています。
約250m先に、建仁寺北門があります。(前回ブログ参照)


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今度は東大路から、安井通を東に向きました。
安井通は約70m先の下河原通で突き当たっています。
次は、こちらに向かいます。


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東大路から、安井通を東に約50m進みました。
こちらに、獣医さんが開業されています。
こちらは、ウチのネコのかかりつけのお医者さんです。
(正確には以前飼っていたネコで、今のウチのネコではありません)
約15年前に飼っていたネコが糖尿病になったとき、
そのネコは死にかけましたが、
こちらの適切な処置でさらに6年生き延びることができました。
(そのネコの享年は、21歳でした)


643-21.jpg
本当は安井通の突き当り付近の写真があったのですが、
自動車のナンバープレートがはっきり写っており、掲載できません。
(撮影中には、気づきませんでした)
そのため、安井通の突き当りから
下河原通を南に向いた写真を貼り付けます。
この下河原通は、法観寺の八坂の塔がある八坂通まで伸びています。


643-22.jpg
今度は、同じ位置で北を向きました。
右(東)に、石塀小路と書かれた看板が見えます。
石塀小路はこの下河原通から東の「ねねの道」まで続く路地で、
このまま東に進むと高台寺の石段下に出ます。
(第625回ブログの初めの方です)
ではこの下河原通を北上します。


643-23.jpg
安井通から、下河原通を約100m北上しました。
この下河原通は、約50m先の八坂神社の南楼門で突き当たります。


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その位置で、下河原通を東に向いています。
この辺りは東山山中ですので、急な上り坂です。
こちらの小路を進むと、京町家の街並みの先に
龍池山大雲院があります。
この写真の左(北)に、その大雲院にある銅閣の頂点部が見えます。


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今度は同じ場所で、西を向きました。
辻の南西角に、緑色の暖簾が見えますね。
こちらは、今回ブログメインのジュバンセルです。
小豆や抹茶など和菓子の原材料を使った洋菓子店です。


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こちらが、「京の冬の旅」企画のスタンプラリーです。
第641回ブログの正伝永源院、前回ブログの両足院を回って、
スタンプも3つ貯まりました。
こちらを使うと、ジュバンセルの紅茶が無料になります。


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ジュバンセル店内は割と混んでいましたが、
20分くらい待つと、こちらがやって来ました。
こちらの「ケーキセット」は税込みで1,000円くらいですが、
紅茶が無料なのでケーキのみの料金500円弱でこちらを戴きました。
ちなみに、紅茶単品なら600円くらいします。


643-28.jpg
こちらが、今回戴いたケーキです。
一見すると栗が載ったチョコレートケーキですが、
実はこちらはホールケーキ状の生チョコレートです。
おそらく、メレンゲ(卵白)や小麦粉は使われていません。
生チョコレートの中に栗や小豆が練り込まれており、
それらが食べているうちに口の中で溶けていきます。
この店にはいろいろ名物があるのですが、
これからはこちらを注文していこうと思います。
今まで食べたことのある洋菓子の中でも、
個人的にはこれがいちばん美味しかったですね。


643-29.jpg
生チョコレートを約30分楽しんだら、もう午後5時半を回りました。
では、ジュバンセルを出ます。


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ジュバンセルの前で、下河原通を北に向いています。
約50m先に八坂神社南楼門が見えます。
八坂神社は「祇園」交差点の西楼門の方が有名ですが、
本当はこちらが八坂神社の正門です。


643-31.jpg
同じ位置で、下河原通から西を向きました。
次は、こちらの小路を進んでいきます。


643-32.jpg
ジュバンセルの前から、こちらの小路を西に約100m進みました。
こちらで、また東大路に戻ってきました。


643-33.jpg
その位置から、東大路を北を向きました。
では、こちらを進んでいきます。


643-34.jpg
先程の位置から、約100m北上しました。
東大路はこちらで四条通と交差する「祇園」交差点となります。
では、こちらの「祇園」バス停から206系市バスに乗って
自宅に帰ります。

これで、今回の祇園散策を終了します。

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生まれたときから50数年
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中2のころから
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「京都紅葉散策」
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「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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