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第885回 紅葉の蚕の社~下嵯峨紅葉散策~その1

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2022年も、紅葉シーズンとなりました
今回(2022年)は、2020年に企画していたコースを散策します。
その2020年はコロナ禍で「蜜」を防ぐ意味で梅小路公園を散策し、
翌2021年も人混みが少ない伏見区深草地区を訪れました。

今回の紅葉散策は、歴代10か所と異なる回り方をしています。
今回は嵐電(京福電車)を利用して、各観光地を移動しました。
京都駅前地下の市バス・地下鉄案内所で、こちらを購入しました。
地下鉄・嵐電1デイチケット(1200円)ですね。
こちらを使えば、地下鉄と嵐電(京福電車)が一日乗り放題です。
地下鉄で京都駅から「太秦天神川」駅まで進み、
そこから嵐電(京福電車)に乗って3か所以上利用すれば、
あとはこちらの方がお得になります。
今回はこちらを利用して、下嵯峨地区中心に回りました。
ちなみに右京区下嵯峨地区は、
右京区太秦地区と右京区嵯峨野嵐山地区との間にあります。
という訳で、先ずは右京区太秦地区から回ります。


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京都駅から国際会館行きの市営地下鉄烏丸線に乗って、3駅。
「烏丸御池」駅で市営地下鉄東西線に乗り換え、
終点の「太秦天神川」駅まで来ました。
今回は、この駅から蚕の社木嶋神社に向かいます。
撮影日は、2022年11月23日勤労感謝の日の水曜日午前11時。
TV報道とは異なり、まだ結構青紅葉でした。


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地下鉄東西線「太秦天神川」駅ホームを移動し、
こちらの階段の前まで来ました。
では、こちらを上がります。


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先程の階段から、「太秦店川」駅コンコース階まで上がりました。
次は目の前の改札口から、地下鉄東西線「太秦天神川」駅を出ます。


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市営地下鉄東西線「太秦天神川」駅を出ると、
真正面にエスカレーターがあります。
では、このエスカレーターに乗って地上に上がります。


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地下鉄東西線「太秦天神川」駅から。地上に出ました。
この日(2022年11月23日)は、結構雨が激しい時間帯がありました。
目の前が広場になっていて、その先(南)側はサンサ右京です。
右京区役所や保健所、右京中央図書館などの複合施設ですが、
一部はマンションや商業施設にもなっています。
その右(西)側は、三条通が伸びていますね。
この辺りの様子は、第54回ブログを参照してください。


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地下鉄東西線「太秦天神川」駅の前で、三条通を南東に向きました。
この辺りの三条通は、北西~南東に伸びています。
約30m先の横断歩道を渡って、
多くの方々が三条通上の中央分離帯に向かっています。
こちらが、嵐電(京福電車)「嵐電天神川」駅です。
ただ直後にこの近所の「蚕の社木嶋神社」に向かいますので、
今回はこの先から嵐電(京福電鉄)に乗ります。
そうそう、「嵐電天神川」駅向かいのarrows
この日(20022年11月23日)も営業中でした。


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その位置で、三条通を北西に向いています。
今回は、こちらを進みます。


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地下鉄東西線「太秦天神川」駅から、
三条通を約100m北西に進みした。
ここで三条通は、御池通と交差します。
つまり、ここはある意味奇妙な「三条御池」交差点です。
(三条通と御池通はどちらも通常東西に伸びる通りですが、
それがこの辺り限定で三条通が曲がっているので、
このような交差点が存在します)


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「三条御池」交差点南東角から、
「三条御池」交差点北東角への横断歩道に向いています。
では青信号に変わりましたので、こちらを渡ります。


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横断歩道を渡り、三条通から、御池通を東に向いています。
右(南)側に、先程のサンサ右京が見えますね。
こちらをずっと進むと、精肉店のやまむらやに辿り着きます。


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御池通から、三条通を北西に向いています。
この先のマンションに、しまむらがテナントで入っています。
ここからは、三条通をそのまま北西に進みます。


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御池通から、三条通を北西に約50m進みました。
この位置で、三条通から真北に木島大路が伸びています。
このまま約50m三条通を進むと、
嵐電(京福電車)「蚕の社」駅があります。


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三条通から、木島大路を真北に向いています。
ここからは、この木島大路を北上します。


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三条通から、木島大路を約250m北上しました。
ここで木島大路は、太子道と交差します。


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木島大路から、太子道を東に向いています。
右(南)側に見えるコンビニエンスストアは、10年前にもありました。


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今度は太子道から木島大路を北に向いています。
約700m北上すると、JR嵯峨野線「花園」駅に出ます。


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さらに木島大路から太子道を西に向いています。
では、この先の鳥居の脇のカエデ並木に向かいます。


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こちらは、木島坐天照御霊神社です。
自分は、通常「蚕の社」木嶋神社と呼んでします。
実は、古すぎて創建時代が不明の神社です。
弥生時代まで遡る説があるほどです。
こちらにはこのブログで何度も訪れていますが、
そのたびにカエデの木が多いことに気付いていました。
ですから紅葉シーズンに訪れれば絶景になると思ったのですが、
予想通り結構な状態になっていました。


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木製の鳥居をくぐり、「蚕の社」木嶋神社境内に入ります。
左(西)側の紅葉は、約半分紅く染まっています。
2022年の京都は11月半ばから「紅葉見頃」と報道されていましたが、
少なくともこの神社は見頃がもう少し先のようです。


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木製鳥居をくぐると境内は南北に細長く、
石畳の道を約100m北上した先に本殿がいらっしゃいます。
木製鳥居から「蚕の社」木嶋神社境内を約10m北上すると、
この神社の社務所があります。
自分と母の周囲には参拝者が数人いらしたのですが、
社務所内には誰もいらっしゃいませんでした。
実はこの神社の周囲に「このしま保育園」があるので、
(「蚕の社」木嶋神社が経営する保育園です)
園児たちの声でかなり賑やかなのですが、
日曜日や祝日はかなり静かな場所になります。


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その社務所脇に「かいこの社」と書かれた
石碑のようなものがありますが、
こちらがこの神社の手水舎です。
また、その脇に風水版のような形の石像があります。
こちらの神社は何かと謎めいた神社かのように紹介されますが、
こういう石盤があるからでしょうね。


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「蚕の社」木嶋神社社務所の前で、境内を向いています。
この先に「蚕の社」木嶋神社拝殿がありますが、
その周囲もカエデが密集しています。
またこちらと拝殿との中間点に、
左(西)に伸びる石畳の道があります。

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その石畳の道のT字路で、境内を西に向きました。
こちらに石製鳥居があり、両脇にキツネ像が並びます。
明らかに、稲荷社がいらっしゃる印ですね。
「蚕の社」木嶋神社は大きな森に囲まれていますが、
こちらは「元糺の森」と呼ばれています。
下鴨神社南側に広がる糺の森と似た名称ですが、
この糺の森が平安京遷都(794年)直後はこちらにありました。
元糺の森は19世紀後半の明治時代に削られて
だいぶ宅地化されてしまいましたが、
今でもそこそこの面積が残されています。
では、その今も残る元糺の森の最南端にいらっしゃる
こちらの稲荷社に向かいます。


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石製鳥居をくぐり境内に流れていた小川跡に架かる橋を渡って、
その稲荷社に入ってきました。
こちらは、複数の社と祠が点在されています。
そちらを1柱ずつお参りします。


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では、祠の稲荷社にお参りします。
木々に隠れていますが、左(西)側にもう1柱いらっしゃいます。
6年前に訪れたときと異なり、祠が立派な囲いに覆われていました。


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その祠の前で、左(西)を向きました。
目の前に洞穴があってその奥に社がいらっしゃいますが、
先に右(北)側をお参りします。


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その北側の道の先は、この辺りです。
先ずは、右(東)側の稲荷社にお参りします。
こちらも、だいぶ立派になっていました。


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その稲荷社の脇に、こちらの石碑が立っています。
「白塚」と書かれていますが、
おそらく後述の洞穴の社のもともとの名称でしょう。


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石を組み上げた小山に奥へ通じる洞穴があって、
その奥に白清社がいらっしゃいます。
中にはキツネが描かれた板が釘で打ち付けてあり、
そちらがこちらのご神体です。
賽銭箱の真下が少し掘られていて、
状況からもともとこちらに石棺があったと思われます。
要するに、こちらはもともと古墳(古代のお墓)です。
ご神体が「キツネ」ですから稲荷社の一種ですが、
どちらを稲荷神と考えても「死霊神」の側面があります。
(人を殺す「死神」ではありません。
死者の魂を鎮める神様です)
ですから古いお墓の周囲に稲荷社が多いですね。

初めてこちらを訪れた際にこちらが気になり、
相当調べてこちらの出自を知りました。
元糺の森が宅地化されていく明治時代以前は、
この辺は鬱蒼とした森でこの古墳の存在は忘れられていました。
こちらが見つかって考古学者が発掘して、
さらに破壊することになっていたのですが、
近所の右翼団体の方々がこれに抗議して
近くの蛇塚古墳の賽銭箱を持ち込み、
「ここは神社だ。発掘と破壊は許さん」
そうおっしゃって、こちらを守られたようです。
以来こちらは白清社となりました。


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白清社に背を向き、境内を東に向きました。
では石製鳥居をくぐり橋を渡って、T字路まで戻ります。


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「蚕の社」木嶋神社境内のT字路に戻り、約50m北上しました。
こちらが、この神社の拝殿です。
この先(北側)に、木嶋神社と蚕養神社の本殿がいらっしゃいます。


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「蚕の社」木嶋神社拝殿の前で、左(西)を向きました。
この先に休憩所があって、この辺りが紅葉の絶景ポイントです。
……のですが、2022年11月23日段階ではまだ5分の染まりです。
ここが絶景になるのは、11月末日くらいでしょうね。


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「蚕の社」木嶋神社拝殿の西側を北側に向いています。
本殿のさらに西側に赤く染まった木々が並びます。
本殿にお参りする前に、そちらに向かいます。


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そちらは、竹垣で囲まれています。
その先にはもう涸れてしまった泉があって、
その水源部分に三角鳥居があります。
こちらは京都御苑内の厳島神社(旧九条邸)の破風鳥居、
北野天満宮の末社「伴氏社」の鳥居と並ぶ「京都三珍鳥居」です。


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その三角鳥居を竹垣の隙間から撮りました。
あちこちの本に「三角鳥居は、ここにしかない」と書かれていますが、
実はそこそこ三角鳥居は日本全国に点在します。
三角鳥居の中心に紙垂が立っていますが、
かつて紙垂の位置から地下水が湧いていました。
「謎の三角鳥居」と呼ばれていますが、
湧水を神様として信仰する場所に、こちらが置かれるようです。


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三角鳥居の前から、境内を北東に向きました。
この先に、「蚕の社」木嶋神社本殿がいらっしゃいます。


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こちらが、木嶋坐天照御霊神社(「蚕の社」木島神社)本殿です。
主神の天之御中主神他、5柱がご祭神です。
右京区太秦地区の始まりは、秦酒公
雄略天皇に「うず高く」献上した絹織物に対する返礼として、
この地を賜ったことによるものです。
(「うず高く」→「うじまさ」→「うずまさ」と訛っていきました)
もともとこちらには別の豪族がいたのですが、
天皇家に反乱を起こし一族皆殺しにされて、
その直後に秦酒公がこの地を賜りました。
そして太秦に秦酒公が入植した際に、
この地にこの神社を創建したのが定説です。
ちなみに、ここは元々滅亡した豪族の宗教施設でした。
ただ元の宗教施設も遡ってみると、
こちらの創建はさらに古いと考えられます。
ちなみに、こちらの東隣にも「蚕養神社」がいらっしゃいます。
こちらは末社ではなく、
「蚕の社」木嶋神社と対等な関係です。

ここから嵐電(京福電車)「蚕の社」駅に向かい、
さらに別の神社仏閣に参りますが、
今回もだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は、太秦広隆寺に向かいます~

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第886回紅葉の広隆寺~下嵯峨紅葉散策~その2

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前回ブログで紅葉シーズンの木嶋坐天照御霊神社本殿にお参りました。
要するに、「蚕の社」木嶋神社ですね。
今回はこちらから嵐電(京福電車)「蚕の社」駅に向かい、
「太秦広隆寺」駅まで進んで、広隆寺を散策します。
撮影日は、2022年11月23日勤労感謝の日の水曜日午前11時半。
今回の散策では、広隆寺がいちばん見頃でした。


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木嶋坐天照御霊神社本殿の脇に、こちらが置かれていました。
小さな石がくっついて、大きな石になっています。
要するに、細石(さざれいし)ですね。
「君が代」にも、歌い込まれています。


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さらに本殿脇に、こちらが貼られていました。
こういうことをする方が、いらっしゃるのですね。
何か怪しい儀式のようですが、多分神社の木材が傷みます。


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木嶋坐天照御霊神社拝殿まで南下して、
この神社の境内を南に向きました。
では、このまま鳥居の方に南下します。


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木嶋坐天照御霊神社拝殿から、約50m南下しました。
鳥居の向こう(南側)に、「このしま保育園」が見えます。
ではこの鳥居をくぐり、太子道を出ます。


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木嶋坐天照御霊神社の前で、太子道を西に向いています。
こちらを約500m進むと、太秦広隆寺に辿り着きます。
そちらは、第420回ブログと同じコースになります。
ただ今回は嵐電(京福電車)を利用するので、
南側にある「蚕の社」駅を目指します。


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今度は同じ位置で、太子道を東に向きました。
この先で、太子道は木島大路と交差します。


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太子道から、木島大路を南に向いています。
ここからは、木島大路を南下します。


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太子道から、木島大路を約250m南下しました。
石製鳥居をくぐると、木島大路は三条通と交差します。


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木島大路から、三条通を北西に向いています。
ここからは、三条通を北西に進みます。


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木島大路から、三条通を南西に約50m進みました。
目の前の横断歩道から先の三条通は、
約500m先の広隆寺前まで「三条太秦繁栄会商店街」です。


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この横断歩道の先に、嵐電(京福電車)「蚕の社」駅があります。
ではこの横断歩道を渡り、「蚕の社」駅に向かいます。


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その横断歩道を渡りました。
こちら側は、四条大宮行き(嵐電天神川行き)のホームです。
ですからこちらの踏切を渡り、あちら側のホームに進みます。


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踏切を渡り、北西に向いています。
嵐電(京福電車)の各駅は、ほぼ無人駅で構成されています。
また、現在(2022年11月23日)は「蚕の社」駅は拡張工事中です。
ですから、このような鉄パイプ製の階段でホームに上がります。


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こちらが、嵐電(京福電車)「蚕の社」駅ホームです。
手前の「嵐電天神川」駅とは、約300mしか離れていません。
ちなみに、「太秦広隆寺」駅とは約500m離れています。


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嵐電(京福電車)各駅には、最寄りの観光地の写真が貼られています。
「蚕の社」駅には、木嶋坐天照御霊神社の三角鳥居ですね。
この写真にあるように、約10年前まで三角鳥居の中心から
滔々と水が湧いていました。


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自分と母がこちらに来て、約3分経ちました。
すると、嵐山行の車両がやって来ました。
嵐電(京福電車)には急行がなく、すべて各駅電車ですが
その分発射する間隔が短く、約10分おきに電車が来ます。


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嵐山行の嵐電(京福電車)の車両が停車しました。
こちらは、2両編成ですね。
自分が子供のころは1両編成が多かったのですが、
最近は2両編成が多いです。
多分乗客が増えているのでしょうね。


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自分と母が嵐電(京福電車)に乗り込むと、電車が動き出しました。
嵐電(京福電車)は各駅が無人なので、
降車時に車内で運賃を払います。
ほとんど京都市バスと同じシステムですので、
自分が降りたい駅が近づくと、このボタンを押す必要があります。


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次の目的地「太秦広隆寺」駅は1駅先なので、約2分で到着しました。
通常はこちらに運賃を入れるのですが、
自分と母は先に1デイパスを購入しているので、
機械の上の方にそのパスを入れます。
するとパスに日付が記録されて、
このパスはその日だけどこまでも使用できるようになります。


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「蚕の社」駅から、1駅先の「太秦広隆寺」駅に着きました。
嵐電(京福電車)の駅は通常無人で改札口がないのですが、
「太秦広隆寺」駅のホームは民家に直結しています。
不動産屋さん風に言えば、「駅まで徒歩0分」の物件です。


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自分と母が今まで乗っていた嵐電(京福電車)の電車が、
次の駅の「帷子の辻」駅に向かっています。
先述の通り、こちらの駅には改札口がありません。
ですから、電車内で運賃を支払います。
(自分と母は、1デイパスを使いました)
この先に、今回ブログの目的地広隆寺が見えますね。


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嵐電(京福電車)「太秦広隆寺」駅ホームで、反対(北)側を向きました。
「太秦広隆寺」駅ホームに、うどん 京冨がテナントに入っています。
一見すると安価な立ち食いそば屋ですが、
個人的には鴨川製麺所と双璧の京都随一のうどんの名店です。
ただ先がありますので、今回は素通りです。


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嵐電(京福電車)「太秦広隆寺」駅を出て、三条通を西に向きました。
目の前に、「太秦」交差点があります。
ここからは、そのまま三条通を西に進みます。


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「太秦」交差点で、三条通を西に向いています。
三条通はこのまま右に反れていきますが、
左にも分かれ道ができます。
この辺りにかつて大映の撮影所があったため、この通りは
嵐電(京福電車)「帷子の辻」駅前まで大映通商店街を形成します。


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「太秦」交差点南西角で、北を向いています。
では横断歩道を渡り、太秦広隆寺に入っていきます。


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太秦広隆寺の山門をくぐり、境内を北に向いています。
2022年11月23日は太秦も下嵯峨も
大半の神社仏閣の紅葉が5分染めでしたが、
広隆寺の紅葉だけは7分染めでした。


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広隆寺三門から、石畳の道を北に向いています。
こちらでは、この石畳の道を順路に北上します。


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石畳の道から、この辺りの紅葉を写しました。
もう完全に赤く染まっていますね。
その紅葉並木の裏(北側)には、重要文化財の講堂が建っています。
ただ2022年11月23日現在、こちらは修復工事中です。


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とは言え広隆寺講堂脇から伸びているカエデは、
下半分がまだまだ青紅葉です。
紅葉に染まるのは、気温の降下と日差しの強さです。


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広隆寺講堂の西側から、広隆寺境内を北に向いています。
この先(北側)に、重要文化財広隆寺太子殿があります。
広隆寺の事実上の本殿です。
堂内には、こちらのご本尊聖徳太子像がいらっしゃいます。
そして広隆寺太子堂の手前(南側)で、石畳が四つ辻になっています。


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その四つ辻で、東を向きました。
こちらに手水舎がありますが、ご時世からか涸れていました。


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手水舎の奥(東側)に、太秦殿の祠がいらっしゃいます。
こちらのご祭神は、秦河勝です。
聖徳太子に仕えた渡来人で、
右京区太秦地区一帯を支配した豪族でもあります。


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広隆寺太子堂にお参りして、その四つ辻に戻り西を向きました。
このずっと先に、太秦広隆寺の駐車場があります。
修学旅行など観光バスでこちらに来ると、
こちらから広隆寺境内に入ります。


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広隆寺境内で先程の四つ辻を西に約10m進み、北を向きました。
広隆寺講堂周辺とともに広隆寺境内最北端の霊宝殿周辺が、
2022年11月23日段階ではいちばん紅葉に染まっていました。


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またこの辺りは、広隆寺太子殿の西側でもあります。
石畳の道の左(西)側の白壁と太子殿の辺りにも、
しっかり紅く染まったカエデ並木が続きます。


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その白壁は、太秦広隆寺庫裏のものです。
ここから先は広隆寺の僧侶のプライベートスペースですので、
広隆寺庫裏には観光客は入れません。


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広隆寺庫裏の脇に、広隆寺霊宝殿の拝観料を納める場所があります。
その場所から、広隆寺境内の石畳の道を北に向きました。
この先に広隆寺霊宝殿が建っていますが、
中の仏像の何体かが国宝です。
ですから、ここから北はまた撮影不可の地域になります。


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広隆寺霊宝殿が撮影禁止地域なので、
こちらのパンフレットの写真で代行します。
こちらは、自分の分と母の分を重ねて掲載しています。
広隆寺霊宝殿には、こちらにいらっしゃる仏像のうち
重要文化財と国宝を納められてます。
全部で、50体ほどでしょうか。
太秦広隆寺と言えば、この弥勒菩薩像が有名です。
こちらは、中学校や高校の歴史の教科書に載っていますね。
ちなみに広隆寺霊宝殿収蔵の弥勒菩薩像が、国内の国宝第1号です。
ただ霊宝殿内の仏像では、弥勒菩薩像の向かいにいらっしゃる
巨大な千手観音像(重要文化財)が自分のお気に入りです。

では一通り広隆寺を散策しましたので、
次は嵐電(京福電車)「太秦広隆寺」駅経由で車折神社に向かいます。
ただもうだいぶ写真を貼り付けましたので、今回はここまでです。

~次回は、車折神社を散策します~

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第887回 紅葉の車折神社 前編~下嵯峨紅葉散策~その3

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前回ブログで太秦広隆寺の霊宝殿に向かい、
弥勒菩薩像を初め多くの国宝や重要文化財の仏像を拝みました。
現在はその霊宝殿を背に、広隆寺境内を南に向いています。
今回はここから嵐電(京福電車)に乗り、
右京区下嵯峨地区にいらっしゃる車折神社に向かいます。
撮影日は、2022年11月23日勤労感謝の日水曜日の正午。
この辺りから、雨足が弱まってきました。


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広隆寺霊宝殿を出て、左(東)を向いています。
広隆寺太子堂の西側の紅葉がきれいですね。
この日(2022年11月23日)は、
この辺りの紅葉がかなり紅く染まっていました。


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そしてカエデ並木の南側に、寒椿が満開でした。
……と言いますか、もしかすると山茶花かもしれません。
自分は、この違いがよく分かりません。


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広隆寺霊宝殿から、境内を約50m南下しました。
ここで石畳の道が、左右(東西)に分かれます。


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石畳の道のT字路で、東を向いています。
この背後(西側)には、広隆寺の駐車場があります。
この先に、広隆寺の手水舎があります。
(そちらには、前回ブログでお邪魔しました)


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その手水舎の脇で、広隆寺境内を南に向いています。
この背後(北側)に、広隆寺太子堂があります。
事実上の広隆寺本堂ですね。
目の前には、広隆寺講堂が建っています。
(こちらは、現在修復中です)
では、広隆寺講堂の西側を南下します。


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広隆寺講堂の周辺も、カエデ並木が紅く染まっていました。
では広隆寺講堂前を南下して、山門から広隆寺を出ます。


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その三門から広隆寺を出ると、すぐ南側が「太秦」交差点です。
では広隆寺三門をくぐり、目の前の横断歩道を南に渡ります。


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「太秦」交差点南西角から、三条通を東に向いています。
ここからは、三条通を東に進みます。


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「太秦」交差点から、三条通を約50m東に進みました。
ここで三条通沿いに、嵐電(京福電車)「太秦広隆寺」駅があります。
嵐電(京福電車)の各駅は、無人なので改札口がありません。
ですから、このまま「太秦広隆寺」駅に入ります。


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嵐山行きの嵐電(京福電車)「太秦広隆寺」駅ホームで、
約5分待ちました。
すると、「蚕の社」駅方面から嵐電(京福電車)の車両が到着しました。
嵐電(京福電車)は急行電車が存在しない分、
10分おきに次々電車がやって来ます。
ですから少々乗り遅れても、すぐに次の電車に乗れます。


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嵐電(京福電車)の車両が、「太秦広隆寺」駅に停まりました。
では、この車両に乗り込みます。


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2022年紅葉散策では嵐電(京福電車)をほぼ各駅で降りますが、
ここからは3駅この電車に乗り続けました。
「太秦広隆寺」駅の次は、「帷子の辻」駅でした。
嵐電(京福電車)北野線とのターミナル駅です。
この駅の東側の三条通上に踏切があるのですが、
そこが右京区太秦地区と右京区下嵯峨地区との境目です。
ですから、ここから本当の意味で「下嵯峨紅葉散策」です。

「帷子の辻」駅の次は、「有栖川」駅でした。
実際に、駅の近くに有栖川が流れています。
有栖川は、北嵯峨の大沢の池から
桂川に架かる上野橋(かどのはし)まで流れています。
駅の近くに姫ノ木弁財天がいらっしゃるのですが、
車窓から撮ろうとして失敗しました……

そして、さらに次の「車折神社」駅に到着しました。
ではこの駅で降りて、厳密な意味で下嵯峨紅葉散策を始めます。


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「車折神社」駅で、嵐電(京福電車)の車両を降りました。
嵐電(京福電車)は降車時に運賃を支払うシステムですが、
自分と母は1デイパスを先に購入しているので、
パスを提示するだけで降りました。
「車折神社」駅にも改札口がありませんので、
目の前の石段から「車折神社」駅を出ます。


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嵐電(京福電車)「車折神社」駅の石段から、南を向いています。
駅から小路1本隔てて、車折神社です。


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嵐電(京福電車)「車折神社」駅の石段を下りて、
駅と神社の間の小路を西に向きました。
この先に持ち帰り用のカフェと居酒屋があります。
居酒屋の方は食事メニューも充実していて、
ランチタイムから開いていますね。
この日(2022年11月23日)は結構お客さんが入っていて、
カフェの方は行列ができていました。


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嵐電(京福電車)「車折神社」駅の石段を下りて、南を向いています。
では、こちらから車折神社に入ります。


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石製鳥居をくぐり、車折神社北端から境内を南下しています。
車折神社の北側は、結構紅葉が染まっていました。


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車折神社は、南北に約300mととても細長い境内を有しています。
今回ブログでは、取り敢えず最南端の三条通まで進みます。
10年前に来たときよりも、樹木がだいぶ減っていますね。
ここから、車折神社の末社をそれぞれお参りします。


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先ずは、こちらの地主神社にお参りします。
要するに、この辺りの土地神様ですね。


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地主神社の前で、車折神社境内を南に向いています。
では、このまま周囲の末社にお参りしつつ南下します。


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そして、こちらは滄海神社です。ご祭神は、弁財天です。
水神の弁財天がご祭神ですから、水に関係ある神社です。


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滄海神社から、車折神社境内を南に向いています。
だんだん車折神社本殿が、近づいてきました。
では、さらに車折神社境内を南下します。


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こちらは、車折神社末社の「清めの社」です。
目の前の円錐形の石が、ご神体です。
確か縁切り・縁結びのご利益があります。


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「清めの社」の向かい(東)側に、さらに東に抜ける小径があります。
その奥に、天満天神社と神明神社がいらっしゃいます。
神明神社は徳川吉宗の新田開発の際に多く創建された神社で、
ご祭神は天照大神です。


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「清めの社」から、車折神社境内を南に向いています。
この左(東)側が車折神社社務所で、右(西)側が本殿です。
ただ今回はさらに南下して、車折神社境内末社を先にお参りします。
車折神社本殿へは、次回ブログで参拝します。


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車折神社北端から境内を貫いた石畳の道は、
こちらの枝垂れ桜で突き当たります。
車折神社は紅葉だけでなく、桜並木でも有名ですね。
ここからは、枝垂桜の右(西)側に進みます。


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その枝垂桜から、車折神社境内を南西に向いています。
この辺りから、神社に寄付された方々の名前を記した
赤い木札があちこちに貼られていきます。


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車折神社の枝垂れ桜から境内を南西に約10m進み、
石畳の道を南に向きました。
こちらから三条通まで、この道が約100m続きます。
ではここから南下して、この辺りの末社にお参りします。


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先程の位置から車折神社境内を約10m南下して、東を向きました。
こちらは、芸能神社です。ご祭神は、天宇受売命です。
ご利益は、芸事の上達です。
そのせいか、芸能人の守護神としても祀られています。
いつの間にか車折神社自身よりも、有名になりました。


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芸能神社の周囲に、赤い木札が多いです。
こちらに書かれているのは、映画俳優やタレントさんが多いです。
こちらの方々が実際に芸能神社に寄付されて、
この札を掲げてもらっているようです。
10年前と比べて、何倍もこの札が増えています。
その分、紅葉をはじめとした木々が何本か切られてしまっていますね。


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芸能神社の向かい(西)側に、こちらの祠がいらっしゃいます。
ご祭神は、清少納言です。
車折神社のご祭神は清原頼業で、清少納言の親戚です。
その縁で、こちらの神社に清少納言が祀られています。


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その祠の裏(西)側に、葵忠社がいらっしゃいます。
ご祭神はよく知りませんが、おそらく清原氏の誰かでしょう。


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葵忠社の南隣に、祖霊社がいらっしゃいます。
車折神社歴代神主の祖霊神が、こちらのご祭神です。


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芸能神社の前で、車折神社境内を南に向いています。
両脇に、寄付された芸能人の名前が書かれた赤い木札が並びます。
では、この石畳の道を南下します。


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芸能神社の前から、車折神社境内を約100m南下しました。
では、こちらからいったん車折神社境内を出ます。


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先程の門をくぐり、石畳の道を南に向いています。
両側に、車折神社最南端の末社が並びます。
この左(東)側に、車折神社の駐車場があります。


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車折神社最南端のうち、こちらが左(東)側の末社です。
愛宕神社なのですが、嵯峨野嵐山だけでなく下嵯峨の氏神様です。


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愛宕神社の向かい(西)側に、龍神様が祀られています。
このすぐ南に伸びている三条通のすぐ南に西高瀬川が流れており、
さらに南に大堰川(桂川)が流れています。
実は、この辺りは昔から氾濫が多くて
水害除けにこちらの神社が創建されました。


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その2柱の末社から、石畳の道を南に向いています。
この道は、約50m先の三条通で突き当たっています。
ですから、これ以上は南下しません。
さてここからは逆に北上して車折神社本殿に向かうのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は車折神社境内を北上して、嵐電(京福電車)に乗ります~

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第888回紅葉の車折神社 後編~下嵯峨紅葉散策~その4

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前回ブログで、車折神社境内を最北端から最南端に南下しました。
約50m先に三条通が見えますが、
今回はここから車折神社境内を北上して、
嵐電(京福電車)「車折神社」駅を目指します。
撮影日は、2022年11月23日水曜日午後0時半。
ここから、雨足が強くなります。


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先程の位置で、車折神社境内で北を向きました。
この左(西)側に、前回ブログで通った石畳の道が伸びています。
そしてこのまま北上すると、車折神社駐車場が広がります。
10年前に訪れたときはもっと周囲に紅葉並木が続いたのですが、
何本か切られていてその分芸能神社の赤い木札が並びます。


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こちらが、車折神社駐車場の様子です。
結構、乗用車が停まっていますね。
周囲の赤い木札には、様々な芸能人の名前が書かれています。
いずれも芸能神社に寄付された方々なのですが、
修学旅行シーズンにはその名前を見に来る方々がいらして、
この駐車場にも人が溢れます。
ただ紅葉シーズンには、やはり紅葉目当ての方が多いですね。
この駐車場の中心にいらっしゃる愛宕社の周囲に、
カエデ並木が続きます。
では先程いた地点から、石畳の道を北上します。


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車折神社駐車場から境内を西にズレて、
石畳の道まで戻り北を向いています。
ここからは、この門をくぐり車折神社境内を北上します。


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車折神社の南側の門をくぐり、石畳の道を北に向いています。
両脇に、芸能神社の赤い木札が並びます。
赤い木札には、俳優さんやタレントさんの名前が書かれています。
前述しましたが、すべて芸能神社に寄付された方々です。
まぁ、芸能人の守護神ですから……


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先程の門から、車折神社境内を約50m北上しました。
この左(西)側に清少納言を祀る祠がいらして、
右(東)側には芸能神社がいらっしゃいます。
どちらも前回ブログで参拝しましたので、今回は素通りします。


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清少納言を祀る祠と芸能神社の前で、車折神社境内を北を向きました。
目の前の鳥居をくぐるとすぐに車折神社本殿なのですが、
通常鳥居下の門が閉じられているので、
そちらからは本殿に進めません。


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その鳥居の前で、右(東)を向いています。
この先に、立派な枝垂桜が建っていますね。
こちらに、本殿の東側を進む道が続いていますね。
ここからは、こちらの石畳の道を進みます。


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その枝垂桜の前で、車折神社境内を北に向いています。
ここからは、この石畳の道を北上します。


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枝垂桜の前から、車折神社境内を約10m北上しました。
石畳の道の右(東)側に、車折神社社務所があります。
車折神社は以前からパワースポットして有名で、
こちらのお守りがよく求められていました。
また芸能神社に貼られる赤い木札は、
こちらでお金を納めると今からでも名前を書いてもらえます。


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車折神社社務所の向かい(西)側に、車折神社手水舎があります。
ここからはそちらに向かいますが、さらに雨足が強くなりました。


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こちらが、車折神社の手水舎です。
10年前は声優プロダクションの青ニプロの柄杓があったのですが、
コロナ禍以降は柄杓はすべて取り去られています。


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車折神社手水舎を背に、境内を北に向いています。
では約5mだけですが、突き当りまでここを北上します。


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その突き当りで、車折神社境内を左(西)側に向きました。
ではこの鳥居をくぐり、車折神社本殿前に向かいます。


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先程の鳥居をくぐり、車折神社本殿前に入ってきました。
本殿にお参りする前に、本殿の南側に向きます。


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車折神社本殿の南側に、護摩壇が組まれていました。
おそらくこの後護摩焚きがあるのでしょうが、
次の場所に行かなければならないので、護摩焚きを待ちません。


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そして、こちらが車折神社本殿です。
ご祭神は、平安j代の儒学者清原頼業です。
嵯峨天皇がこの地まで牛車でやって来た際、
牛車の車輪が壊れたことがありました。
それが特別なことと考えた清原頼業が、こちらを創建しました。
車折神社本殿前にカエデ並木があるのですが、
この日(2022年11月23日)は5分染まりでした。


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車折神社本殿の前で、境内を右(東)に向いています。
鳥居の先に、手水舎と社務所が並びますね。


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車折神社社務所の前で、境内を北に向きました。
では、こちらを北上していきます。


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車折神社社務所の前から、境内を約100m北上しました。
目の前に、車折神社末社の地主神社が見えます。
両脇に車折神社の末社が並ぶのですが、
そちらには前回ブログで参拝しました。
ですから、この辺りはすべて素通りします。


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車折神社の末社地主神社の前で、境内を北に向いています。
ではこのまま北上して、車折神社を出ます。


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車折神社最北端の門をくぐると、
目の前に嵐電(京福電車)「車折神社」駅です。
車折神社は、駅から徒歩0分の距離ですね。


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嵐電(京福電車)「車折神社」駅には、こういう時計がありました。
嵐電(京福電車)は急行がない分、10分おきに電車が出ています。
次の電車は2分後ですね。


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ですから、駅ホームに着いてすぐに電車が来ました。
駅ホームには、自分と母以外にも10人ほどいらっしゃいます。


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嵐電(京福電車)「車折神社」駅に、電車が停車しています。
扉が開き、乗客の皆さんが乗り降りされます。


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そして自分たちは、最後尾から電車に乗ります。
嵐電(京福電車)各駅は、大半が無人です。
ですから市バスと同じように、後ろから乗って
前から降りるときに運賃を支払うシステムです。


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嵐電(京福電車)に乗りましたが、次の駅で降ります。
今回は1デイパスを購入しているので、何度も乗り降りしています。


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嵐電(京福電車)「鹿王院」駅で降りました。
「車折神社」駅はたくさんの乗降がありましたが、
こちらの駅は自分と母以外は目の前の女性のみでした。
近くの鹿王院は紅葉がかなり美しい寺院ですが、
あまり有名ではないので観光客は少ないです。


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すると、嵐電(京福電車)が出発しました。
あと2駅先が、終点の「嵐山」駅です。


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嵐電(京福電車)「鹿王院」駅ホームで、東に向いています。
では、こちらを進んで嵐電(京福電車)「鹿王院」駅から出ます。


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嵐電(京福電車)「鹿王院」駅も、拡張中です。
駅を出ると目の前の道から臨済宗鹿王院へ行く前に、
近くのの神社で紅葉を楽しみます。
ただもうだいぶ写真を貼り付けましたので、
今回はここまでです。

~次回は斉明神社に立ち寄った後、鹿王院を目指します~

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第889回紅葉の斉明神社~下嵯峨紅葉散策~その5

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前回ブログで、嵐電(京福電車)「車折神社」駅から、
1駅先の嵐電(京福電車)「鹿王院」駅に到着しました。
そして、嵐電(京福電車)鹿王院」駅ホーム最東端に移動しました。
目の前に南北に伸びる道があって、こちらが鹿王院への参道です。
今回は臨済宗鹿王院に行く前に、三条通まで寄り道します。
三条通に近いその神社はあまり有名ではありませんが、
自分のお気に入りの紅葉スポットです。
撮影日は、2022年11月23日勤労感謝の日の水曜日午後1時。
また、雨足が弱くなってきました。


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嵐電(京福電車)「鹿王院」駅から目の前の道に出て、南を向きました。
目の前の水たまりを見ると、雨が止んでいることが分かります。
この辺りは商店街なのですが、この日は祝日ですので
多くのお店が閉まっていました。
今回は、この道を三条通まで南下します。


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ただ嵐電(京福電車)「鹿王院」駅の前の道を南下すると、
すぐに住宅街に変わります。
嵐電(京福電車)「鹿王院」駅を約150m南下して、
目の前の脇道に向かずにそのまま南下すると、
角から2軒目に「豆繁」という豆腐屋さんがあります。
帰り道にこちらに寄りますので、ここは素通りです。


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その豆繁から、約50m南下しました。
看板の通り、ここで右(西)に曲がると鹿王院です。
ただ今回は鹿王院に進む前に、この道をさらに南下します。


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その十字路から、南を向いています。
では、このまま突き当りまで南下します。


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先程の十字路を南下すると、すぐに浄土宗徳林寺があります。
こちらも後で訪れますが、先にこの道を南下します。
すると、すぐにこの道は三条通で突き当たります。


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今まで南下してきた道から、三条通を東に向いています。
このまま約300m進むと、前回ブログで訪れた車折神社です。


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今度なその道から、三条通を西に向きました。
背後(西側)の嵐山が、煙っていますね。
約600m先が、観光地の渡月橋です。
今回の紅葉散策では、その渡月橋が最終地点です。


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先程の位置から、三条通を約30m西に進みました。
この辺りで、左(南)に進む道が伸びています。


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三条通から、南に抜ける小路に向いています。
では西高瀬川に架かる斉明橋を渡り、そのまま南下します。


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斉明橋の上で、西高瀬川を西に向いています。
西高瀬川は大堰川(桂川)から東に流れる運河で、
三条通沿いに御前通まで流れて、
その後は南下して鴨川に流れ込みます。
支流はもっと複雑で、網の目のように広がります。
そうして、京都盆地西部の洪水対策として機能しています。


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斉明橋を渡って、南に向いています。
では、このまま南下します。


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斉明橋から、約20m南下しました。
すると、右(西)側に鳥居が見えます。
こちらが、今回ブログのメイン斉明神社です。


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こちらが、その斉明神社です。
ただ鳥居脇のカエデを見ると、まだまだ5分の染まりです。
上の方が紅葉ですが、下半分はまだ青紅葉でした。


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神明式鳥居をくぐり、斉明神社境内に入ってきました。
先程のカエデの木は半分青紅葉でしたが、
境内は落ち葉が敷き詰められていました。
この手水舎は水が涸れているので、利用できません。


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こちらは、京都市指定文化財の斉明神社拝殿です。
ただ危ないので、近づいて触ることができません。


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斉明神社境内最西端に、勧請された末社が並びます。
ただ何も書いていないので、
どちらの社がどの神様を祀っているのかが、分かりません。


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そして、こちらが京都市指定文化財の斉明神社本殿です。
ご祭神は、天照大神です。
室町時代のここ右京区下嵯峨地区は、天龍寺の境内でした。
ですから、前回ブログの車折神社や嵐電(京福電車)「帷子の辻」駅舎も
かつては天龍寺の敷地内でした。
ですから、この場所も元々は天龍寺の塔頭寺院が建っていました。
この斉明神社は、その寺院の鎮守社でした。
ところが1467年から始まった応仁の乱で焼失したその塔頭寺院は、
その後復興されることなく廃寺となりました。
(その際、天龍寺の寺域も現在のものまで縮小されました)
そこから暫くこの斉明神社も歴史から消えるのですが、
江戸時代半ばにこの辺りの地主が斉明神社を再興されました。
(どうも地主の子孫が、現在も神社の南側にいらっしゃいます)


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斉明神社本殿から、境内を東に向いています。
では目の前の鳥居をくぐり、斉明神社を出ます。


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斉明神社の前で、北を向きました。
ここからは、こちらを北上します。


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斉明神社から、目の前の道を約20m北上しました。
では西高瀬川に架かる斉明橋を渡り、突き当りの三条通まで進みます。


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西高瀬川に架かる斉明橋を渡り、三条通を西に向きました。
この先に、嵯峨中山児童公園が見えます。
ちなみに斉明橋から三条通を約100m西に進むと、
京都市バスと京都バスの「下嵯峨」バス停が立っています。


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今度は斉明橋から、三条通を東に向きました。
この先の白い壁の家屋は、10年前は喫茶店でした。
もし開いているようでしたら立ち寄るつもりでしたが、
だいぶ前に辞められていました。


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そのかつて喫茶店だった家屋まで東に移動し、
三条通から北に向いています。
こちらは、先程まで南下していた道です。
今度は、こちらを北上します。


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三条通から、その道を約20m北上しました。
駐車場越しに、浄土宗徳林寺が見えますね。


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こちらが、浄土宗徳林寺です。
こちらは本堂の中には入れませんが、境内は参拝可能です。


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10年ぶりに浄土宗徳林寺境内に入りました。
こちらは、おそらくこちらの住職さんのプライベートスペースです。
ですから、中には入れません。


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浄土宗徳林寺の門をくぐり、境内を北に向きました。
こちらは、お地蔵さんがたくさんいらっしゃる寺院ですね。


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徳林寺境内の方東端に、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいます。
先ずは、こちらにお参りしました。


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その西側に、こちらの子安地蔵尊がいらっしゃいます。
次は、こちらにお参り増しました。


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子安地蔵尊の脇に、こちらの石碑が立っていました。
子安地蔵尊のことを歌ったようですが、
こちらの履歴はよく分かりません。


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こちらが、浄土宗徳林寺の本堂です。
浄土宗ですから、多分ご本尊は阿弥陀如来です。
境内の様子から由緒のある寺院と思うのですが、
10年間調べてみても沿革は全然分かりません。


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浄土宗徳林寺本堂の前で、南を向いています。
では、この門から浄土宗徳林寺を出ます。


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浄土宗徳林寺の前で、北に向きました。
ここからは、この道を北上します。


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浄土宗徳林寺の前から、約30m北上しました。
こちらに、先程の十字路が再登場します。


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その十字路で、西を向いています。
ここからは、こちらを進みます。


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その十字路から、約20m西に進みました。
こちらに、公衆浴場が建っています。
鹿王湯は、夕方から開店されるようです。


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その鹿王湯の前で、西に向いています。
この辺りは住宅街ですが、右(北)側に白壁が見えます。
そちらが、臨済宗鹿王院です。


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鹿王湯から、約100m西に進みました。
こちらに、白壁の方(北側)に脇道が伸びます。


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その脇道を北に向いています。
こちらが、臨済宗の単立寺院鹿王院です。
つまり臨済宗ではありますが、他の寺院からは独立しています。
天龍寺など嵯峨野嵐山の寺院ほど有名ではありませんが、
こちらも京都屈指の紅葉の名所です。
ここからこちらに参拝しますが、もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

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第890回 紅葉の鹿王院 前編~下嵯峨紅葉散策~その6

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前回ブログで嵐電(京福電車)「鹿王院」駅周辺を散策して、
臨済宗の単立寺院鹿王院の門前にやって来ました。
今回は、鹿王院の境内を散策します。
こちらは全国的には有名ではありませんが、
京都屈指の紅葉庭園を有します。
撮影日は、2022年11月23日勤労感謝の日の水曜日午後1時。
一時的に雨が止んできました。


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臨済宗覚雄山鹿王院山門をくぐると、
すぐにこちらの小屋が建てられています。
こちらで拝観料を納めて、鹿王院境内に入っていきます。
ちなみに紅葉シーズンでないときは
この奥の庫裏内部で拝観料を納めます。


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拝観料を納めると、こちらを戴けます。
独特の経緯を辿った沿革や、主な文化財が書かれています。


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拝観料を納めた小屋の前で、鹿王院境内を北に向いています。
個人的にはこの位置から北に続く紅葉トンネルが、
鹿王院の最大の絶景ポイントと思っています。


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鹿王院の紅葉トンネルに入ってきました。
鹿王院総門まで、石畳の道の両側にカエデ並木が続きます。


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ただ、この日(2022年11月23日)の紅葉は5分の染まりでした。
日陰になっている部分は、まだまだ青紅葉でした。


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まぁ青紅葉は青紅葉で、結構きれいです。
こちらは、12月初旬に紅く染まっていたのでしょうね。


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さらに鹿王院境内の石畳の道を北上すると、
カエデ並木は紅く染まってきます。
山門から約50m北上すると、
石畳の道が左(西)に枝分かれしています。


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今まで進んできた石畳の道から、境内を西に向きました。
この先に、鹿王院の鎮守社が並びます。


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先程の位置から、鹿王院境内を約10m西に進みました。
こちらが鹿王院の鎮守社なのですが、
周囲に文字が一切ありません。
どのような神様がいらっしゃるのかは分かりませんが、
こちらにお参りします。


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鎮守社の社の北側にも、こちらの鎮守社がいらっしゃいます。
こちらも文字がありませんが、
鳥居の形状から稲荷社と分かります。
室町時代成立の臨済宗寺院の鎮守社ですから、
豊川稲荷社が勧請されたものなのでしょうね。


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その稲荷社の前で、鹿王院境内を東に向きました。
では、先程から北上してきた石畳の道に戻ります。


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鹿王院境内で元の石畳の道に戻り、北を向きました。
……のですが、先程の車折神社と比べても
この後の天龍寺と比べても、参拝者が少ないですね。
まぁ、それらの神社仏閣より有名ではありませんので……


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先程の位置から、鹿王院境内を約20m北上しました。
では、ここで鹿王院総門をくぐります。


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鹿王院総門をくぐり、境内を北に向いています。
右(東)側の道は、鹿王院の僧侶の皆さんの
プライベートスペースに続きます。
ですから、ここからは左(西側)の道を北上します。


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先程の同じ写真で、西を向きました。
こちらにスギゴケが生えた日本庭園がありますが、
白壁の向こう(西)側が鹿王院の方丈庭園です。


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鹿王院総門から石畳の道を北上しましたが、
すぐにまた石畳の道が枝分かれします。
このまま進むと庫裏の中に入れますが、
先に左(さらに西)側の道を先に進みます。


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その道の突き当りは、こちらの庵です。
「庵」と言いましても独立した家屋ではなく、
庫裏や方丈と同じ建物の一部です。
こちらには、この直後に屋内から入ります。


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その庫裏の脇に、こちらのカエデが伸びています。
日の光を浴びて、しっかり紅く染まっていますね。


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さらに庫裏の入り口付近に、菊が植えられていました。
こちらの菊は満開でしたが、背後の嵯峨菊はまだ蕾です。
なお嵯峨菊は大覚寺でよく栽培されています。


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そして、こちらが鹿王院庫裏の入り口です。
紅葉シーズンでない時期は、この中で拝観料を納めます。
今回は先に拝観料を納めていますので、
このまま玄関から庫裏に入り靴を脱ぎます。


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臨済宗覚雄山鹿王院は、屋内でも撮影が可能です。
(こちらの職員の方々に、質問して答えて戴きました)
鹿王院庫裏に入ると、すぐに西側に進みます。
そのまま廊下を南下した後、さらに西に進みます。


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その廊下を西に進むと、南側に6畳1間があります。
結構寛げる部屋ですが、縁側にいらっしゃる方から許していただき、
縁側から外を撮影しました。


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こちらが、縁側から外を撮った写真です。
要するに、先程「庵」と表現した場所がこちらです。
こちらから紅葉越しに先程の日本庭園を見ると、かなりの絶景ですね。


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それが、こちらの眺めです。
自分と母は畳の上に座って、こちらを眺めながら少し休憩しました。


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その畳張りの部屋を出て、鹿王院庫裏の廊下をさらに西に進みました。
この先で、鹿王院庫裏から鹿王院方丈に移動します。


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先程の位置から、さらに西に移動して鹿王院方丈に入ってきました。
方丈の内部は拝観できませんが、この位置から南を向くと
鹿王院屈指の絶景ポイント方丈庭園が見えます。


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こちらが、臨済宗覚雄山鹿王院の方丈庭園です。
京都屈指の紅葉庭園なのですが、
残念ながら絶景の一部でもあった舎利殿が修復中です。
こちらは数年前から始められているのですが、
修復が完了するまでさらに数年を要するそうです。


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鹿王院方丈庭園の紅葉は、完全に色づいて落葉していました。
紅い落ち葉がスギゴケの上に敷き詰められていて、絶景でした。

ちなみに先程の舎利殿の話は、この庭園を眺めたおられた
鹿王院の事情通の方からお聞きしました。
この方は様々な「うんちく」を周囲の方々に語っておられましたが、
人相風体から自分はこの鹿王院のご住職とお見受けしました。
まぁこの鹿王院の文化財のかなりの部分が
この舎利殿に安置されているのですが、そちらを拝観するのも
もう数年先になるそうです。


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鹿王院方丈から、境内をさらに西を向いています。
ここでスリッパを履くとさらに境内の西側に進めますが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は鹿王院本殿に参拝した後、
嵐電(京福電車)「鹿王院」駅を目指します~

続きを読む

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第891回 紅葉の鹿王院 後編~下嵯峨紅葉散策~その7

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前回ブログで臨済宗覚雄山鹿王院の方丈まで進み、
現在その方丈から境内を西に向いています。
ここを右(北)に曲がるとお手洗いがあって、
この時点でウチの母がそちらに向かっています。
(女性ばかり数人が、順番待ちしています)
今回はこの鹿王院を出て、嵐電(京福電車)「鹿王院」駅に戻ります。
撮影日は、2022年11月23日勤労感謝の日の水曜日午後1時15分。
この時間帯は、雨が完全に止んでいました。


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数分後、ウチの母が戻っていました。
ここからスリッパを履いて、鹿王院境内をさらに西に進みます。


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先程のお手洗いの北側が、こちらの僧侶のプライベートスペースです。
そして、いま歩いている回廊と僧侶のプライベートスペースの間が、
苔生した紅葉庭園が広がります。
こちらの紅葉も、この日(2022年11月23日)が見頃でした。


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鹿王院方丈から、鹿王院回廊を約20m西に進みました。
こちらが、臨済宗覚雄山鹿王院の法堂(本堂)です。
臨済宗寺院ですから、ご本尊は釈迦如来像です。
ただ、この中は様々な仏像や僧侶の像がいらっしゃいます。
中で参拝しましたが、さすがにそちらの写真は撮っていません。
(屋外で露出していない限り、信仰の対象は撮影しません)

臨済宗覚雄山鹿王院は、もともとは臨済宗大福田宝幢禅寺でした。
そちらは1380年室町幕府3代将軍足利義満の命を受けた
春屋妙葩が開山した京都十刹の臨済宗寺院でした。
その大福田宝幢禅寺は、1467年の応仁の乱で焼失して
そのまま廃寺となりました。
この鹿王院は、もともと大福田宝幢禅寺の塔頭寺院でした。
ただその大福田宝幢禅寺の開山堂を有しており、
そのため大福田宝幢禅寺の後継寺院としてこの地に再興されました。


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鹿王院法堂から、鹿王院回廊を南に向きました。
この先に、鹿王院舎利殿が建っています。
ただ数年前から修復中なので、こちらには入れません。


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……という訳で、これ以上鹿王院の奥には入れません。
鹿王院本堂前で、鹿王院回廊を東を向いています。
では、ここから鹿王院方丈へと戻ります。


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こちらは、鹿王院境内最西端の白壁です。
その辺りも、カエデ並木が見頃でした。


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鹿王院法堂から東に進み、鹿王院回廊最東端まで来ました。
ここからはスリッパを脱ぎ、鹿王院方丈に上がります。


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鹿王院方丈に上がって、南に向きました。
こちらが、鹿王院の方丈庭園です。
京都屈指の紅葉庭園なのですが、
残念ながら舎利殿が修復中です。
こちらは、あと数年かかるそうです。


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鹿王院方丈から廊下を東に向いています。
ここからは、この廊下経由で鹿王院庫裏の屋内を移動します。


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鹿王院方丈の東隣に、庵のような6畳1間があります。
こちらは、その部屋から南側の縁側から外を撮っています。
この部屋からも、結構な紅葉庭園が見えます。


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鹿王院の方丈から庫裏に続く廊下を進み、
玄関から自分たちの靴を履いて鹿王院庫裏を出ました。
ここから続く石畳の道に、カエデが落葉していました。
こういうのも、風情がありますね。


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鹿王院庫裏から鹿王院境内を約20m南下すると、
鹿王院総門が立ってます。
次はこの総門をくぐり、さらに境内を南下します。


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鹿王院総門から、境内を南に向いています。
右(西)側に鹿王院の鎮守社が並びますが、
このまま石畳の道を南下すると、
鹿王院の象徴紅葉トンネルに辿り着きます。


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鹿王院総門から石畳の道を南下すると、
すぐに鹿王院の紅葉トンネルに辿り着きます。


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鹿王院の紅葉トンネルの中をくぐっています。
石畳の両脇にカエデ並木が続き、この時期は紅葉が迫っています。


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鹿王院総門から、境内を約50m南下しました。
ではこの鹿王院山門をくぐり、臨済宗覚雄山鹿王院を出ます。


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鹿王院山門をくぐり、南を向いています。
駐車場の南側に、東西に伸びる道がありますね。


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鹿王院山門の前で、西を向きました。
ずっと先に、嵐山が見えます。
右(北)側に大きな遊戯が見えますが、こちらは保育園です。


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今度は鹿王院山門の前で、東を向きました。
ここからは、こちらの道を進みます。


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鹿王院の山門前から、東へ約100m進みました。
ここでこの道が突き当たっているように見えますが、
よく見るとこちらは筋違いの十字路です。


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その十字路で、北を向きました。
この背後(南側)を約70m南下すると、
第889回ブログで訪れた斉明神社がいらっしゃいます。
今回は、このまま北上します。


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その十字路から、約50m北上しました。
こちらに、お豆腐屋さんの豆繁があります。


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今回ブログ取材後、帰宅してこの写真を撮っています。
この豆繁さんでは、こちらを買いました。


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豆繁さんでは、こちらを購入しました。
この日(2022年11月23日)の晩御飯は、おでんでした。
ちょうどW杯カタール大会の日本vsドイツ戦があったので、
そちらを見ながらの母との「おでんパーティー」でした。

ちなみに、その試合の様子は第885回ブログの追記に書いています。
(巻末の「続きを読む」をクリックすると、表示されます)
実は最近は、本編記事よりW杯を書いた続きの方が
文字数が多かったりします)


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豆腐屋さんの豆繁の店頭から、北を向いています。
この辺りは、完全に住宅街ですね。
では、このまま北上します。


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豆腐屋の豆繁から、約150m北上しました。
この踏切の左(西)側に嵐電(京福電車)「鹿王院」駅がありますが、
ここでちょっと寄り道します。


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先程の踏切を渡ったところに、パン屋さんのパンドリがあります。
この後に行く嵯峨野嵐山の飲食店は満員で入れないと予想して、
ここで幾つかパンを購入しました。


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パンドリを出てそのまま西を向くと、
目の前に嵐電(京福電車)「鹿王院」駅が見えます。
ここから嵐電(京福電車)に乗って終点の「嵐山」駅まで進みますが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は「嵐山」駅から、天龍寺に向かいますー

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第892回 紅葉の天龍寺~下嵯峨紅葉散策~その8

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前回ブログで鹿王院に参拝して、その鹿王院より約150m北の
パンドリで昼食を買って、店の外に出ました。
パンドリの西側には、嵐電(京福電車)「鹿王院」駅があります。
今回はこちらから嵐電(京福電車)「嵐山」駅に向かい、
近くの臨済宗天龍寺派本山天龍寺まで進みます。
撮影日は、2022年11月23日水曜日午後1時半。
ここ暫くは、雨は止んでいます。


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パンドリの店頭から、南を向いています。
パンドリの前にある「鹿王院」駅行きホームは四条大宮行きなので、
そのまま乗ってしまうと目的地には着きません。
そのため、いったんこの踏切を渡って反対側ホームに向かいます。


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嵐電(京福電車)の踏切を南に渡り、右(西)を向きました。
ではこちら側から、嵐電(京福電車)「鹿王院」駅ホームに進みます。


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嵐電(京福電車)「鹿王院」駅ホームに上がってきました。
実はパンドリを出た途端に電車が1本出てしまっていて、
この時点では暫く電車が来ないと思っていました。


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こちらが、嵐電(京福電車)「鹿王院」駅ホームです。
目の前にイスがありますが、自分と母以外に誰もいませんので
こちらに2人で座りました。


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パンドリでは、こちらを買いました。
翌日の朝食用もありますが、取り敢えずはホームで昼食です。
(この後進む嵐山では飲食店がすべて満員と予想して、
「鹿王院」駅ホームで急いで戴きます)


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パンドリで購入したもののうち、この場ではこちらを戴きました。
サンドイッチはウチの母が、残りは自分が戴きました。


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……と思ったら、もう次の電車が来てしまいました。
実はどこでパンを戴くか2人で相談しているうちに、
数分経っていました。
嵐電(京福電車)は普通電車がない分、
等間隔で10分おきに次の電車が来ます。


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嵐電(京福電車)車両が、「鹿王院」駅に到着しました。
自分と母はまだ朝食を半分も戴いていなかったのですが、
パンを片付けてこちらに乗車しました。
残りのパンは、帰宅後に戴きました。


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今回は、嵐電(京福電車)を2駅乗りました。
「鹿王院」駅の次は、「嵐電嵯峨」駅です。
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅の最寄り駅です。

そしてその次が、写真の終点「嵐山」駅です。
嵐電(京福電車)各駅は無人ですが、
「嵐山」駅など終点やターミナル駅には駅員さんがいらっしゃいます。
ただ常設の改札口はありませんので、
駅ホームにもたくさんのテナントの飲食店が入っています。


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先述の通り、「嵐山」駅には改札口がありません。
他の無人駅では電車の運転手さんに運賃を支払うのですが、
「嵐山」駅ではこのように電車の前に、
臨時の改札口が設置されます。
通常は、この機械に運賃を投入します。
ただ自分と母は京都駅地下の市バス・地下鉄案内所で、
地下鉄・嵐電案内チケット(1200円)を購入しました。
そういうパスを買っている方も、この機械にそのパスを通します。


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嵐電(京福電車)「嵐山」駅に設置された臨時改札口を出て、
駅ホームを電車の進行方向(西側)に向いています。
先ずは「嵐山」駅ホームを突き当りまで進みます。


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先程の位置から「嵐山」駅ホームを突き当りまで進み、
右(南)を向いています。
次は、「嵐山」と書かれた駅の看板の真下まで進みます。


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さらにその看板の真下で、左(西)を向きました。
この位置から西側が、嵐電(京福電車)「嵐山」駅の駅ビルです。
駅ビルの1F部分は通り抜けが可能ですが、
駅ビルの北側を南側は露店形式の飲食店が並びます。
そして1F中央にソファが並んでおり、
この部分全体がフードコートになっています。
ただ自分と母は、先を急いでいるのでここを通り抜けます。


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嵐電(京福電車)「嵐山」駅ビルを通り抜けて、西を向いています。
目の前に、長辻通が南北に伸びていますね。
この辺りの長辻通は、清水寺参道と並ぶ京都随一の土産物屋街です。


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嵐電(京福電車)「嵐山」駅から、長辻通を南に向いています。
この辺りは飲食店や土産物屋さんが建ち並び、
どちらのお店も賑やかでした。
約150m先の「渡月橋」交差点に琴きき茶屋が建っていて、
その南側に京都随一の観光地渡月橋が架かっています。
今回の散策ではこの周辺を先に散策して、
渡月橋にはその後から回ります。


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今度は嵐電(京福電車)「嵐山」駅から、長辻通を北に向きました。
今回ブログでは、このまま長辻通を北上します。


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嵐電(京福電車)「嵐山」駅から、長辻通を約50m北上しました。
右(西)側を見ると、「天龍寺」と書かれた看板があります。


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その位置で、長辻通を西に向いています。
こちらに「天龍寺」と書かれていますが、この先は駐車場です。
ですから、自分と母はここから入ることができません。


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先程の位置から、長辻通をさらに約50m北上しました。
ここで、長辻通に横断歩道が見えます。
ここから北側もたくさんの人々で賑わっていますが、
今まで通った場所ほどではありません。


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実は、この横断歩道の脇にこちらの看板が立ってました。
道理で、長辻通沿いに自動車が通行していなかったわけです。


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長辻通の殴打歩道を西に渡ると、
臨済宗天龍寺派本山天龍寺総門が構えています。
ではこちらをくぐり、天龍寺境内に入ります。


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臨済宗天龍寺派本山天龍寺総門から、境内を西に向いています。
約50m先に、臨済宗天龍寺派本山天龍寺中門があります。
毎年5月になると、中門周辺のツツジがきれいですね。


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この辺りの天龍寺の生け垣を撮りました。
一面というわけではありませんが、あちこちに寒椿が満開でした。


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臨済宗天龍寺派本山天龍寺中門から、境内を西に向いています。
ここから天龍寺庫裏まで、約200m西に石畳の道が伸びています。
その周辺にカエデ並木が続き、
この日(2022年11月23日)が紅葉の見頃でした。


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臨済宗天龍寺派本山天龍寺中門から、約50m西に進みました。
こちらに、臨済宗天龍寺派弘源寺が建っています。
第828回ブログではこちらを拝観しましたが、
セット料金になっている宝厳院が満員で入れないと思って、
こちらも素通りしました。


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臨済宗天龍寺派弘源寺の前で、天龍寺境内を西に向いています。
この辺りは左(南)側にカエデ並木が続き、
右(北)側に天龍寺の塔頭寺院が並びます。


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臨済宗天龍寺派弘源寺の西隣は、
臨済宗天龍寺派慈済院が建っています。
慈済院の本堂は非公開なのですが、
境内東側の弁財天社は公開されています。


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臨済宗天龍寺派慈済院の唐門をくぐると、
この先(北側)に弁財天社がいらっしゃいます。
その手前の紅葉が、とても綺麗ですね。


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臨済宗天龍寺派慈済院の弁財天社にお参りして、
南側を向いています。
唐門の先のカエデ並木が鮮やかに色付いています。


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臨済宗天龍寺派慈済院の唐門を出て、境内を南に向きました。
この辺りのカエデ並木が色鮮やかで、
多くの方が自分のようにカメラ片手に撮影会を始めておられました。


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先程と同じ位置で、大写ししました。
カエデが見頃ですが、あちこち落葉もしています。
とは言え、落葉しているくらいが自分の好みです。
まぁ、鹿王院や天龍寺以外はこの時期はまだ5分の染まりでしたが……


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また天龍寺の境内には、様々な草木が植えてあります。
ですから、紅葉以外にも見頃な花々もあります。
こちらは寒椿ですが、そろそろ落花しているようです。


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臨済宗天龍寺派慈済院の唐門の前で、境内を西に向いています。
だんだん天龍寺の庫裏が、はっきり見えてきました。
そのせいか西に進めば進むほど、参拝者が増えてきました。


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臨済宗天龍寺派慈済院から、境内を西に約100m進みました。
天龍寺境内では、この辺りがいちばん絶景でした。


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目の前のカエデの木をさらに西側に、神社が見えます。
ここからは、先にそちらに訪れます。


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こちらが、その神社です。
八幡社なので、ご祭神は応神天皇です。
こちらも天龍寺境内屈指の絶景ポイントなので、
多くの方々がここで撮影会を開いていました。


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では、その八幡社に参拝します。
ただ撮影された方々の多くは、
こちらまで上がって来られませんでした。
先に近くの天龍寺庫裏や方丈に、行かれるのでしょう。


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八幡社の前で、天龍寺境内を西に進みました。
ここを西に進むと、すぐに天龍寺庫裏です。


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目の前の石段を上ると、天龍寺の庫裏です。
その奥に、書院や方丈も建っています。
ただ、もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は、天龍寺の方丈庭園を散策します~

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第893回 紅葉の曹源池庭園~下嵯峨紅葉散策~その9

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前回ブログで嵐電(京福電車)「嵐山」駅から、
臨済宗天龍寺派本山天龍寺庫裏の前まで来ました。
今回は天龍寺境内にある世界遺産
曹源池周辺に広がる紅葉庭園に向かいます。
要するに、第829回ブログと同じコースを辿ります。
ただ、約半年違うと風景は一変します。
撮影日は、2022年11月23日勤労感謝の日水曜日午後2時。
暫くしたら、また雨が降ってきました。


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ちょっと先に進む前に、天龍寺境内を南に向いています。
こちらに、電話ボックスが立っています。
公衆電話自体だいぶ少なくなりましたが、
ボックス状のものはさらに減りました。


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こちらが、臨済宗天龍寺派本山天龍寺庫裏です。
屋内で、大書院と小書院、方丈と繋がっています。
ただ今回は屋内には参拝せず、その周辺を散策します。


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天龍寺庫裏の前で、右(北)を向きました。
なかなか見事なカエデ並木が続きますが、この先は天龍寺僧堂です。
天龍寺で修行される僧侶のプライベートスペースなので、
この先には進めません。


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今度は天龍寺庫裏の前で、左(南)に向きました。
先ずは、この先の小屋で拝観料を納めます。


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こちらが、天龍寺のパフレットと拝観チケットです。
こちらの拝観パターンは、屋内のみの散策と庭園のみの散策
その両方が可能な3種類あります。
今回は庭園散策のみなので、500円納めました。
(屋内も含めた両方散策は、第45回ブログを参照してください)


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では、こちらから天龍寺の方丈庭園に入ります。
ここから入ると、再入場はできません。


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天龍寺方丈庭園に入って、南を向いています。
右(北)側に、天龍寺方丈が建っています。


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こちらが、天龍寺方丈です。
もともと「方丈」は各寺院最高位の僧侶の個人部屋だったのですが、
現在は一般の参拝者に公開されており、
特に臨済宗人の方丈の周囲は見事な庭園を形成します。
(東福寺とか龍安寺とか)


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先程の「方丈」と書かれた扁額の前で、東を向いています。
と言うことは、こちらが天龍寺方丈の東側庭園です。
こちらはこちらで見事な枯山水庭園ですが、
世界遺産の曹源池庭園は反対(西)側の庭園です。


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その位置で、天龍寺方丈庭園を南に向きました。
では、こちらを突き当りまで進みます。


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その突き当りから、天龍寺境内をさらに南に向いています。
この先に、精進料理店の篩月が建っています。
年中無休ですが午後2時までの営業なので、
少し前にこちらは閉まってしまいました。


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天龍寺方丈の南側を西に向いています。
この左(南)側に先程の篩月が建っているので、
どちらかと言うと庭園ではなく「通路」です。
ただ、こちらのカエデ並木もきれいですね。


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せっかくなので、そのカエデ並木を撮りました。
この奥(南)側に見える建物は、公衆トイレです。
その辺りは、次回ブログで立ち寄ります。


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そのカエデ並木の辺りで、天龍寺境内を西に向きました。
この先(北側)に、大きな池が広がります。
そちらが、世界遺産の曹源池です。


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こちらが、世界遺産の曹源池です。
天龍寺自体は、1339年に建立された
後醍醐天皇の墓所から始まります。
ただ、この曹源池はそれ以前からあります。
もともとこの地は、平安時代初期に嵯峨天皇の皇后
壇林皇后が建てた寺院でした。
この曹源池はかつてはその寺院の池で、
こちらは平安時代の様相をそのまま残しています。


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その写真を撮った位置で、天龍寺境内を北に向きました。
方丈の真下に長椅子があって、多くの方々が座っておられます。
自分もそちらに座り、先程の写真を撮りました。
方丈にいらっしゃる方々を含めると、かなりの方がいらっしゃいます。


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天龍寺方丈の北側に、小書院が建っています。
こちらにも、長椅子が並んでいます。


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天龍寺小書院真下の長椅子に座って、こちらを撮りました。
世界遺産の曹源池北側から、南側を撮っています。
こうすると、大堰川越しに嵐山や岩田山が借景になります。
実は、こちらの方が自分のお気に入りの角度です。


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先ほどの写真を撮った位置から、境内を西に向いています。
取り敢えず、この突き当りまで西に進みます。


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その突き当りで、南側に向いています。
この角度からの曹源池も、なかなかですね。


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そしてその突き当り(西側)に、こちらが咲いていました。
天龍寺は紅葉やツツジが有名ですが、
実は相当の種類の花が咲いています。


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さらにその突き当りから、北を向きました。
この背後(南側)に、曹源池があります。
今回ブログは、このまま天龍寺境内を北上していきます。


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曹源池北端から天龍寺境内を約10m北上し、左(西)に向きました。
ここで小書院から北西に、渡り廊下が伸びています。
屋内からの拝観でしたら渡り廊下を進んでいくのですが、
今回ブログのような庭園散策の場合は、
渡り廊下沿いに伸びるこの道を進みます。


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渡り廊下も渡り廊下沿いの道も、ここで上り坂に変わります。
実は天龍寺は亀山の麓にあって、
この辺りから天龍寺境内が亀山に少しだけ入ってきます。
そうすると、この辺りでまた強い雨が降ってきました。


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渡り廊下沿いに道を北西に上っていると、紅葉が濃くなってきました。
やはり亀山に入ると、カエデの割合が増えます。


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その辺りで、北を向きました。
枯れ枝となった枝垂桜越しに、天龍寺多宝殿が見えます。


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こちらが天龍寺多宝殿です。渡り廊下が辿り着く先でもあります。
こちらは、後醍醐天皇の霊廟です。
要するに、この地下に後醍醐天皇の遺骨が安置されています。

南北朝の騒乱で後醍醐天皇と対立した足利尊氏は
1339年に後醍醐天皇の京都での霊廟を建立しました。
それが、この臨済宗天龍寺派本山天龍寺です。
高校の日本史の教科書に載る「天龍寺船」は、
足利尊氏がこの天龍寺を建てる資金を集めるために建造した
元との交易船です。


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天龍寺多宝殿の西側を北上しました。
さらに北側に、小さな池をお堂が見えますね。


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こちらが、小さな池の前の前のお堂です。
Googleの地図上には、「平和観音と愛の泉」と書かれています。


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平和観音の右(東)側に藤棚があって、そちらに近付きました。
この辺りから北側の天龍寺境内は、「百花苑」と呼ばれています。
様々な花々に囲まれた場所なのですが、
この時期は紅葉並木が延々と続く場所に変わります。


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藤棚の前で、北向きました。
ここからは目の前の道を北上して、
天龍寺境内の北東端を目指します。


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藤棚から、天龍寺境内をそのまま北上しています。
右(東)側に塀が見えますが、
その向こう(東側)はもう天龍寺境内ではありません。
つまり、ここがこの辺りの天龍寺最東端です。


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天龍寺境内を北上しています。
紅葉がさらに濃くなるにつれて、さらに上り坂になります。
だんだん亀山を登っています。


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藤棚から、天龍寺境内を約100m北上しました。
ここで三叉路になりますが、右(北)側の道を進みます。


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さらに天龍寺境内を北上しています。
雨が強くなっていますが、そのせいか紅葉が鮮やかです。


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この辺りにも、あちこち脇道があります。
そちらに向いても、紅葉が濃いですね。


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先程の藤棚から、天龍寺境内を北に進んでいます。
三叉路から約30mで、この道が左(西)に曲がります。
つまり、この辺りが天龍寺境内北東端です。


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天龍寺境内北東端から、そのまま西に進んでいます。
この先に、何か小屋のようなものが見えますね。


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小屋のようなものの正体は、天龍寺北門です。
天龍寺北門の外は、嵯峨野の竹林に出ます。
ただ今回の散策ではここまでとは別ルートを辿って、
天龍寺方丈に戻ります。
とは言え、もうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は、曹源池の西側を散策します~

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第894回 紅葉の天龍寺庭園~下嵯峨紅葉散策~その10

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こちらは、臨済宗天龍寺派本山天龍寺北門です。
ここを抜ければ、嵯峨野の竹林に進めます。
ただ、今回はここから天龍寺方丈経由で天龍寺を出ます。
撮影日は、2022年11月23日勤労感謝の日の水曜日午後2時半。
雨足は弱まりましたが、雨は続きます。


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天龍寺北門を背後(北側)に、天龍寺境内を南に向いています。
この辺りは天龍寺境内であると同時に、亀山山中でもあります。
そのためか、カエデ並木がずっと続きます。
この辺りは、この日(2022年11月23日)が紅葉の盛りでした。


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天龍寺北門から、天龍寺境内を約50m南下しました。
この辺りに、硯(すずり)型の大きな石像が建っています。


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その硯型の石像の正面に、回り込みました。
実は、こちらは本物の硯です。

臨済宗天龍寺派本山天龍寺は何度か焼失しているのですが、
1864年の禁門の変でほぼ全焼して
天龍寺のすべての建物が焼けました。
そのため現在の法堂(本堂)は、1899年に再建されたものです。
そのとき天井画の龍図を描いた鈴木松年が
この場所に龍図を描くために使用した硯を置いていきました。
現在この石像(大きな硯)は書画向上のご利益があるとされて、
多く方々から参拝を受けています。


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その大きな硯型の石像を背後(北側)に、天龍寺境内を南に向きました。
では、天龍寺境内をそのまま南下します。


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その石像から、約50m南下しました。
ここに、前回ブログでお参りした平和観音がいらっしゃいます。
その先に、後醍醐天皇の霊廟である天龍寺多宝殿が建っています。


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天龍寺多宝殿の西側を南下しています。
この辺りは、前回ブログと逆のコースを進んでいます。


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天龍寺多宝殿の南西端まで移動しました。
ここを左(東)の道を進めば、前回ブログを逆行します。
つまり、すぐに世界遺産の曹源池に出ます。
今回は右(西)に進み、亀山山中のコースを進みます。
第830回ブログと同じコースを進みますが、
半年前と全然違う風景に一変しています。


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先程の三叉路で、山の方(西)に向いています。
こちらの方は山道なのですが、
天龍寺境内ではいちばん紅葉が濃くなります。


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天龍寺境内の先程の道をそのまま西に進んでいます。
実はこの辺りから石段があって、
その石段をさらに西に進むと亀山登山に変わります。
ただ今回は、これ以上西には進みません。
すると、この道はだんだん左(南)へとカーブしていきます。


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先程の道をそのまま進んでいますが、
この時点で天龍寺境内の亀山山中を南下しています。
左(東)側の崖の下は、世界遺産の曹源池です。
右(西)側を登ると亀山ですが、ここからは道はありません。
(要するに、登れません)
道の脇に小川のようなものが見えますが、こちらは細長い池です。
またこの先にベンチがあって普段ならそこで寛げますが、
この時点で雨が降っていますので、それは難しいですね。


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さらに、その道を南下しています。
この辺りのカエデ並木が、天龍寺境内でいちばんきれいでした。
右側のカエデが既にある程度落葉していて、
カエデの葉が斜面に敷き詰められています。


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さらにさらに、その道を南下しています。
小川に見えた細長い池も、約50進むとここで途切れます。
第830回ブログでは池の中に何か水棲生物がいましたが、
11月下旬ともなれば何もいません。


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その池の最南端を大写しにしました。
しっかり落葉していますが、池の水面にはカエデの葉がありません。


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その池より、さらに南下しています。
ここからは左(東)側も、カエデ並木が続きます。


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先程の池から、約50m南下しました。
この先に見える生け垣が、天龍寺境内最南端です。


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天龍寺境内の道が生け垣に突き当たり、左(東)に向きました。
ここからは、この生垣沿いに東に進みます。
そして、ここから一気に下り坂です。


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生垣沿いに道を約50m東に進みました。
ここに、天龍寺の東司(公衆トイレ)があります。
今度は自分がトイレに行きたくなり、母に少し待ってもらいました。


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その東司から、天龍寺境内を東を向いています。
生け垣は、この先で途切れます。


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その辺りの脇道で、北を向きました。
そちらに進むと、前回ブログの曹源池に戻ります。


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その脇道で、天龍寺境内を東を向いています。
この先の右(南)側に、建物が見えますね。


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こちらは、その建物の門です。
こちらは、精進料理店の篩月です。
天龍寺の厨房が発展して、独立した飲食店になりました。
午後2時閉店なので、この時点(午後3時)には閉まっていました。


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精進料理店篩月の店頭から、天龍寺境内を北に向きました。
目の前に、天龍寺方丈が見えます。



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その天龍寺方丈の東側で、北を向いています。
ここからは、このまま方丈の東側を北上します。


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天龍寺方丈の東側を北上すると、
天龍寺庭園の出口が見えます。
ちなみにここを出ると、もう再入場できません。
ただ一通り庭園を散策しましたので、ここを出ます。


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天龍寺庭園出口から出て、北を向いています。
この位置が、前回ブログの冒頭の位置です。
目の前(北側)が僧堂(僧侶の修業の場)で、
左(西)側に庫裏が建っています。
庫裏の中を移動すれば、大書院や小書院、方丈に行けます。


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同じ位置で、天龍寺境内を東に向いています。
この背後(西側)側が、天龍寺の庫裏です。
第892回ブログでは、向こう(東)側からこの位置に向かっていました。
右(南)側に見えるのは、天龍寺の絵馬殿と寺務所兼休憩所です。


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先程どの位置から天龍寺境内を約10m東に進み、南に向きました。
左(東)側に見える天龍寺事務所と右(西)側の生け垣との間に、
このような小径があります。


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先程の位置から、天龍寺境内を約20m南下しました。
方丈からの回廊の先に、天龍寺法堂(本堂が)建っています。
先述の鈴木松年による天井の龍図は、かつてここにありました。
(現在は経年劣化で破損して、加山又造の龍図に変わっています)
ただ第829回ブログで自分も母も拝観しましたので、
今回はそちらには進みません。


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先程の回廊の中間に、このようなくぐれる場所があります。
ここから南下すると、臨済宗天龍寺派本山天龍寺から出られます。
ただもうだいぶ写真を貼り付けましたので、
今回はここまでです。

~次回は、天龍寺から大堰川の川原に進みます~

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第895回 天龍寺から大堰川へ~下嵯峨紅葉散策~その11

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前回ブログで臨済宗天龍寺派本山天龍寺の庭園を一通り見て回り、
現在は天龍寺法堂(本堂)と方丈を結ぶ回廊前にいます。
今回はこの天龍寺を出て、近くの大堰川(桂川)に向かいます。
撮影日は、2020年11月23日水曜日午後3時。
雨足は、強いままです。


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先程の回廊をくぐり、天龍寺境内を南に向いています。
周囲に自動車が並んでいるのは、この辺りが駐車場だからです。
この石畳の道の先は、関係者以外入れません。
ですから、この駐車場で左(東)に向きます。


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先程の位置から約10m南下して、東を向きました。
天龍寺の駐車場は、約200m東の長辻通まで細長く続きます。


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先程の位置から、天龍寺境内をさらに約5m進みました。
目の前の並木の左(北)側が先述の駐車場ですが、
右(南)側はもう天龍寺境内ではありません。
ですから目の前の側溝が、天龍寺と外との境界です。


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その側溝の上に乗り、南を向いています。
ですから、ここから先はもう天龍寺ではありません。
ここから今回ブログの最後まで、この道を南下します。


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先程の位置から、約10m南下しました。
こちらに、臨済宗天龍寺派宝厳院があります。
当初は、こちらは順番待ちの行列が
長々とできていると思っていたのですが……


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先程の位置から、約10m南下しました。
この辺りは普通の道路なので様々な方々が歩いていますが、
南側に見える紅葉に染まる岩田山が借景で、なかなかの絶景ですね。


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先程から、蛇行しながら南下しています。
この辺りから、右(西)側に紅葉がきれいな寺院が見えますね。


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こちらが、その寺院の出入口付近です。
この辺りはもう少し賑やかだと思っていたのですが、
雨足が強くて、人通りが減っています。



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先程から近づいている寺院は、臨済宗天龍寺派宝厳院です。
天龍寺の塔頭寺院の中では、随一の紅葉庭園があります。
こちらは出口ですので、ここから宝厳院に入ることはできません。


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宝厳院出口から、この辺りを南に向いています。
では、この道をまた南下します。


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宝厳院出口から、この道を南下しています。
左(東)側に十六羅漢像が並び、
右(西)側の宝厳院から見える紅葉が見事ですね。


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宝厳院の生け垣沿いに、小さな灯籠が並んでいます。
おそらく夜になると、ライトアップされるのでしょうね。


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宝厳院出口から、約100m南下しました。
こちらが、臨済宗天龍寺派宝厳院入り口です。
10年前にこちらに来たときは超満員で、
約200m行列ができていました。
そのため今回もそうなっていると予想して、
セット料金で割安となる臨済宗天龍寺派弘源寺の
紅葉庭園も拝観していません。
(第892回ブログ参照)
ところがこれだけ雨足が強いと、こちらん拝観される方が
自分の予想以上に少なくなっていました。
ですからここからこちらに拝観することが可能なのですが、
実は時間的にこちらを回らないことを前提で予定を組んでいます。
(ウチの母も、お店を日没までには開ける予定でした)
そのため、今回は宝厳院には立ち寄りません。


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臨済宗天龍寺派宝厳院の前で、南を向いています。
次は、ここからこのまま南下します。


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臨済宗天龍寺派宝厳院の前から、南下しています。
右(西)側の土塀の向こうは、その宝厳院です。
この道より左(東)側には、老舗旅館や高級料亭が並んでいます。
(中には安価な飲食店も並びますが……)


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宝厳院入り口から、約100m南下しました。
左(東)側のカエデが、きれいに紅葉しています。
右(西)側に、宝厳院ではない別の建物が見えますね。


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こちらが、その別の建物です。
嵯峨嵐山文華館という小倉百人一首を中心に展示する博物館ですが、
競技かるたの大会も実施できる施設でもあります。
こちらも時間がないので、今回も素通りします。


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その辺りで、今まで南下してきた道は突き当たります。
右(西)側は、前述の嵯峨嵐山文華館です。
ここから左(東)に、三条通が伸びています。
つまり、こちらが三条通最西端です。


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その三条通最西端で、さらに西を向きました。
こちらはかつて高級料亭の嵐亭だったのですが、
現在は京都センチュリーホテルがこちらを買い取って、
系列店の料亭となりました。
とは言え元があの「嵐亭」ですから、
お食事代もそれなりには掛かります。


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京都センチュリーホテル嵐亭の前で、三条通を東に向いています。
こちらをそのまま進むと、第47回ブログと同じコースです。


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京都センチュリーホテル嵐亭から、南西に抜ける道があります。
この先に、大堰川が見えますね。
ここからはこの小径を抜けて、大堰川の川原に出ます。

ちなみに、大堰川と桂川は同じ川です。
桂川はこれより上流の保津峡より上流を保津川と呼び、
保津峡から松尾橋(四条通)までを大堰川と呼びます。
そして、松尾橋より下流を桂川と呼びます。


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その小径から、大堰川の川原に下りてきました。
右側の生け垣は、京都センチュリーホテル嵐亭です。
この辺りは、嵐山や岩田山の紅葉がいちばんよく見えます。
ですからこの川原も観光地なのですが、
何しろだいぶ雨足が強くなっています。
そのため、祝日でも(2022年11月23日)人が少ないですね。


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先程の位置から、大堰川の川原を西に向いています。
こんな気象でも、大堰川でボート遊びをされている方々が多いですね。
この道を進むと、すぐに亀山公園に入ります。
要するに、そこから亀山山中に入ります。
嵯峨野嵐山でも屈指の紅葉スポットですが、
時間の都合でそちらには向かいません。


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同じ位置で、大堰川を南に向きました。
大堰川越しに、岩田山が見えますね。
岩田山は、嵐山の西隣の山です。
どちらの山も、この日(2022年11月23日)が紅葉の盛りでした。
この辺りはそれらの山のいちばんよく見える位置なので、
大堰川沿い自体も観光地ですね。

ここからは大堰川(三条通)を渡月橋まで東に進み、
長辻通を北上して嵐電(京福電車)「嵐山」駅に戻り帰宅します。
ただし、次回ブログとのバランスから今回はここまでです。

~次回は渡月橋まで進み、帰宅します。
つまり、次回で「下嵯峨紅葉散策編」が終わります~

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第896回 紅葉の渡月橋~下嵯峨紅葉散策~その12

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嵐電(京福電車)「嵐山」駅に降りてから、
天龍寺経由で三条通最西端に辿り着きました。
そこからさらに南下して、大堰川の川原にいます。
今回は渡月橋まで三条通を東に進み、
長辻通を北上して嵐電(京福電車)「嵐山」駅経由で帰宅します。
半年前の第832回ブログと同じコースですが、
秋になったのでそのときとは違う風景です。
撮影日は、2022年11月23日水曜日午後3時20分。
今回で、「下嵯峨紅葉散策編」は終了です。


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先程と同じ位置で、大堰川畔で東を向いています。
先ずは、こちらを歩いていきます。


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先程の位置から、大堰川畔を約20m東に進みました。
嵐山や岩田山の紅葉も見事ですが、
左(北)側のカエデもきれいですね。


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そのカエデから、約30m東に進みました。
すると目の前に、こちらの小屋が現れます。


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その小屋の東側に回り込んでみました。
こちらは、大堰川上のボート遊びの受付です。
11月も下旬ともなれば気温もだいぶ下がっていて、
しかも結構強い雨が降っていますが、
この日(2022年11月23日)は結構の方々が
ボートで遊んでおられました。


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その脇に、こちらの看板が立っていました。
ボートが1,800円だそうですが、
これは1艘借りればこの値段なのか、
ボートを借りる方一人につきこの値段なのか、
そもそもどのくらいの時間借りられるのか、
これだけでは分かりません。


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貸しボート屋さんの小屋の脇に、こちらの時計塔が立っています。
こちらは左(北)側の三条通沿いからも、見えるようになっています。


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そしてこの辺りで今まで歩いてきた大堰川畔の道が、
左(北)側の三条通と合流します。
つまりここから東は、三条通が大堰川畔の道になります。


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先程の道と三条通との合流点で、北を向いています。
こちらは、嵐山随一の最高級料亭京都吉兆です。
お庭の紅葉が、ちょうど見頃ですね。


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京都吉兆の前で、三条通を東に向いています。
約250m先に、嵐山随一の観光地渡月橋が見えます。
だんだん雨が強くなってきたせいか、
大堰川畔を歩く方々が、ここ数日の半分もいらっしゃいません。


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三条通をさらに、東に進んでいます。
こちらは……多分福田美術館の一部だと思います。
人力車が立ち止まって、記念写真を撮られています。


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大堰川畔から合流して、三条通を東に約150m進みました。
こちらは、%ARABICA京都嵐山に並ぶ行列です。
雨が強いせいか、数日前より並ばれる方が半分くらいです。
これなら、10分もすれば最後尾の方も注文されるでしょう。


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%ARABICA京都嵐山の東側で、三条通から北を向いています。
ここから北に、小路が伸びています。
%ARABICA京都嵐山の北隣から、福田美術館に入れます。
またこの辺りには飲食店が多く建ち並びますが、
時折かなり高級なお店も並んでいます。


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そのT字路で、三条通を東に向いています。
だいぶ渡月橋が、近づいてきました。
まだ午後3時半ですが、雨足が強くてだいぶ暗いです。
そこで、街灯が点き始めました。


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先程のT字路から、三条通を約100m東に進みました。
左(北)側に、蕎麦屋さんの嵐山よしむらが建っています。
こちらも超満員と予想していたのですが、
そこまで長い行列はできていませんでした。
行列の最後尾も、30分以内に入れたでしょうね。
(例年なら、紅葉シーズンは時期はこの2倍は並びます)
やはり強い雨足が、影響していますね。


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嵐山よしむらの店頭で、三条通を東に向いています。
あと約50mで、渡月橋の北詰に辿り着きます。


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嵐山よしむらの2軒東に、車折神社嵐山頓宮がいらっしゃいます。
車折神社が、渡月橋前に勧請されました。
ちなみに毎年5月第2日曜日が、こちらの例祭です。
後述の琴きき茶屋も、同時期に車折神社から引っ越されました。


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その車折神社嵐山頓宮から、渡月橋を撮りました。
個人的には、この角度の渡月橋がいちばんのお気に入りです。


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車折神社嵐山頓宮の前で、三条通を東に向いています。
ここで三条通は、長辻通と交差します。
その南側から大堰川に架かる渡月橋が伸びているため、
そちらを「渡月橋」交差点と呼びます。
三条通と比べて、長辻通はかなりの人混みです。


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三条通から、長辻通を南に向いています。
こちらを南下すると、渡月橋の上です。
渡月橋の上から見る嵐山もなかなか絶景なのですが、
ここで、さらに雨足が強くなりました。
いい加減視界も狭くなり、撮影も厳しいので
橋の上からの撮影を断念しました。


896-19.jpg
今度は三条通から、長辻通を北に向きました。
この約100m先に、嵐電(京福電車)「嵐山」駅があります。
ここからは、その駅に向けて歩きます。


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「渡月橋」交差点北西角に、琴きき茶屋直営の食堂があります。
その北隣が、桜餅専門店の琴きき茶屋です。
かなり雨足が強いので、店先で多くの方々が雨宿りされています。


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こちらは、帰宅後に撮影しました。
今回も、琴きき茶屋で桜餅を買い求めました。


896-22.jpg
先程の箱のふたを開けました。
今回は、桜餅のみ3個入り(540円)を買いました。



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帰宅直後に、桜餅を戴きました。
お茶が切れていたので、コーヒーを淹れました。


896-24.jpg
こちらが、琴きき茶屋の桜餅です。
もち米を蒸したものを桜の葉で包んでいます。
ですから、小豆餡を一切使っていません。
その代わり、もち米自体が砂糖などで甘くなってます。


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琴きき茶屋の前で、長辻通を北を向いています。
かなり雨足が強いので、様々なお店に多くの方が入られて
そのまま雨宿りをされています。
ですから、見た目以上に長辻通沿いは賑わっています。


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琴きき茶屋の北隣は、湯葉チーズのお店です。
元来こちらは屋台で、食べ歩きが前提です。
ただこの雨ですから、順番待ちの行列は庇の下に潜っておられます。
その場で宇多田涸れる方もいらっしゃいますが、
大半の方々はそのまま店内に入られました。


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この辺りの長辻通には食べ歩き用の露店が多いのですが、
この大雨では店内飲食ができないお店は一時的に閑古鳥です。
ちなみにこの雨は、このあと1時間くらい降り続けました。


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「渡月橋」交差点から、長辻通を約50m北上しました。
左(西)側に、嵐山スクエアが建っています。
元は「美空ひばり記念館」でしたが、
現在は飲食店を中心としたテナントビルです。


896-29.jpg
嵐山スクエアから、長辻通を北に向いています。
あと約50m北に嵐電(京福電車)「嵐山」駅があるので、
そちらに向かわれる方々で大雨でも結構な人出でした。


896-30.jpg
嵐山スクエアから、長辻通を約50m北上しました。
目の前に、横断歩道が伸びていますね。


896-31.jpg
その横断歩道から、長辻通を東に向いています。
横断歩道の先に、嵐電(京福電車)「嵐山」駅の駅ビルが建っています。
このビルの中はほとんど飲食店のテナントですが、超満員でした。
どうも雨宿りついでに、こちらに立ち寄られています。
自分と母はそちらには立ち寄らす、嵐電(京福電車)に乗りました。
そして1デイチケットを使って地下鉄に乗り換え、帰宅しました。
これで、2022年「下嵯峨紅葉散策編」は終了です。

~次回から、東福寺の紅葉散策です~

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ぴのぴな

Author:ぴのぴな
ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
そんな気分を
味わってください。

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サイドバーの説明をします。
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「京都桜100景」
ブログ用に
今まで撮った写真に
新たに撮ったものを加え
独断と偏見で桜の名所を
100選びました。
少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
ポイントを書きました。
実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
これで分かります。

「京都市バス検索」
系統(「5系」とか)別に
市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
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そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
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沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
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リンクさせて
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「ひまわりパパの
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こちらも
許可をいただいて
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「アマランサス☆
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こちらも、
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「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
許可をいただいて、
リンクさせて
いただきました。

「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
観光ブログです。
「幼児連れで
便利な店と
不便な点」を
詳しく
書かれています。
こちらは、
自分がお願いして
リンクさせて
いただきました。

「京都パワースポット
体験」
京都の様々な情報を
連載されています。
こちらも、
許可を頂いて
リンクをしました。

「京都散歩
日々の出来事と
三毛猫ブログ」
飼い猫と京都観光地の
様子を書かれた
ブログです。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

「京都に夢中!
古都・京都
お祭りナビ」
これから始まる
京都のお祭りや
イベントの
情報が載っています。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

布袋山保存会
祇園祭前祭の布袋山の
サイトです。
宵山でここに訪れて、
ここの方と親しくなって、
そのまま相互リンク
することにしました。

One-Shot Photo Blog
北関東と東京の下町の
写真ブログです。
自分の大ファンの
写真家さんが
運営されています。
こちらからお願いして、
リンクさせて
いただきました。

「春夏秋冬 京のくらし」
京都の季節の様子や
ご自身が経営されている
カフェの様子を
書かれたブログです。
この度、相互リンクさせて
いただきました。

☆カテゴリ
これまでの記事を
テーマ別に分けました。
記事は順番通り
並んでいますので、
観光コースをそのまま
追いかけられます。

「京のお店 今日のお品」
緊急事態宣言後の
京都市街地で
コロナ騒動下でも
頑張っておられる
さまざまなお店と
その商品を
紹介して宣伝します。

「未分類」
京都を書いては
いるのですが、
他の「道ブログ」とは
趣旨が違うものが
入ります。

「ここって、
何のブログなの?」
このブログの説明です。
記念すべき第1回です。

「限定公開」
パスワードがないと、
閲覧できません。
うちの家族の
個人情報満載なので、
こうなりました。
京都サンガの応援に、
東京に行った記事です。
(国立競技場と明治神宮)

「京都」
どのカテゴリにも
入らない記事です。

「京都サンガ」
Jリーグクラブの
京都サンガの 試合観戦や
イベントの様子を
記事にしました

「東福寺と泉涌寺」
ウチの近所なので、
一番よく行きます。

「伏見稲荷大社」
ウチの氏神様です。
初詣など
こちらも多くなります。

「ゑびす神社」
毎年参拝しているので、
独立させました。

「清水寺から平安神宮」
京都の東山周辺です。
京都観光の
一番有名なコースです。
これから京都観光を
考えておられる方は、
ここをご覧ください。

「京都紅葉散策」
紅葉の季節にあちこち
散策してきました。
毎年11月23日に行く
紅葉散策は含まれません。
そういうものに含まれない
短いものを集めました。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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シリーズごと読むなら、こちらから
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