第30回 壬生から西院へ 後編~松原通東から西へその11

前回の最後の写真松原御前の交差点です。
今回はこの御前通から松原通の西の果てまで行きたいと思います。
撮影日は、前回同様二・二六の雪の日です。
やっと長いシリーズも一区切りです。

松原通から御前通を南に向きました。
右(西)側に見える建物は
マンションに見えますが、京都市立病院です。
左(東)側にはさまざまな飲食店が並んでいます。
実は、この辺りは美味しいお店が多くあります。

松原御前の北西角にいらっしゃったお地蔵さんです。
歯科医院の隣にいらっしゃいました。

御前通から少し西に進みました。
左(南)側には、京都市立病院の北側入り口が見えます。
気のせいか、また少し道幅が太くなりました。

ただその太くなった道幅も、
西土居通より西に行くと、また1車線の細い道になります。
向こうに小さく見える信号は、
西大路通との交差点のものです。
そしてこの辺りから中京区壬生に別れを告げ、
右京区西院に入っていきます。

いよいよ西大路との交差点まで来ました。
京都中心街の東の端が東大路通なら、
西の端は西大路通となります。
ちなみに、東大路通より東を「洛東」
西大路通よりも西を「洛西」といいます。
(中心街は「洛中」といいます)

松原通から西大路通を南に向きました。
実は、先ほどの御前通とこの西大路通に
隠れたおいしいお店が数多くあります。
ここからもう少し南に行くと工場が多く、
そこの従業員目当ての店が多いのです。
(ですから、安いお店ばかりです)
ただ、店が多すぎて競争が激しくなり
淘汰されておいしい店だけが残ったというわけです。
しかもこの辺りは絶対に観光ガイドに載らないので、
(観光地から遠く離れていますので)
どこも穴場中の穴場になっています。

今度は、北を向きました。
ちょうど「西大路松原」バス停に
205系市バスが止まろうとしています。
ここから約500m先に「西大路四条」バス停があり、
その近くに阪急電車「西院」駅もあります。

西大路通を越えました。
ここからは最後までこの道幅になります。

西大路通から20mほど西に進みました。
目の前で交差している通りは、佐井東通です。

佐井東通から10mほど進みました。
レンガ造りのお店は、洋菓子店です。
実はこの辺に個人経営の洋菓子店が何軒かあります。
ここに入ったことはありませんが、
実はかなりおいしいお店もあります。
(京都は和菓子だけでなく、洋菓子も名店が多いのです)
~2012年3月4日訂正~
次回のブログ撮影の帰りに、この店に寄りました。
中はフィナンシェやマカロンなどの焼き菓子と
プリンなどの生菓子を売っていました。
お客さんの大半は、近所の人です。
丁寧に作られたおいしいお店です。
京都は、何気ないところに名店が並んでいます。

さらに50mほど西に進みました。
佐井通との交差点に来ました。

松原通から南に向いて、佐井通を見ています。
五条通よりも向こうに、たくさんの工場があります。
佐井も西院も「さい」と読みます。
要するに、語源は同じです。
さて、ここで久しぶりに問題です。
この「さい」の語源は、この場所のかつての姿によります。
では、もともとこの辺りはどういう場所だったのでしょうか?
次から選んでください。
1.賭博場(要するにサイコロばくちの場所)
2.神祇官の役所
3.葬儀場と死体置き場(埋葬せずに放置します)
正解は、次回ブログで発表します。

松原佐井の南西角に、このようなお店がありました。
ここはファミコンショップですね。
約20年まえは京都にもたくさんあったのですが、
今では数軒しかありません。
(その多くが寺町にあります)

松原通をさらに西に進みます。
ずっと向こうに、突き当りが見えてきました。
松原通のいよいよ端が近づいてきました。
この辺りは、古い商店が軒を並べます。

さらに50mほど西に進みました。
佐井西通との辻です。
周辺には、何軒かマンションがあります。

松原通から佐井西通を南に向いています。
細い道ですが、七条通くらいまで続きます。
wikiには、「松原通の西の端は、佐井西通」と書いてあります。
ただ、実際にはここからもう少しだけ西に続きます。

佐井西通から20mほど進みました。
左(南)側に、このような建物が見えました。
この建物は、イオンモール京都HANAというショッピングモールです。
もともとここには、大きな工場がありました。

HANAの向かい(松原通の北側)には、保育園があります。
「西院保育園」と書いてあります。

HANAの北西端に来ました。
ちょうどHANAの駐車場の入口前なので、
警備員が交通整理をされていました。
ここが松原通の西の端です。
目の前の路地は私有地なので入れません。
(しかも、すぐに行き止まり)
よって、このシリーズもここまでです。
第18回の清水寺の前からずっとつなげてきました。
連続で見ていくと、京都の街並みの変化が大体わかります。
今回は、ここまでです。
~次回は、ここから万寿寺通にずれて
桂川を越えていこうと思います~
スポンサーサイト