第35回 建仁寺の桜 ~祇園で花見~その1
前回の予告通り、松尾散策に行く前に今回は花見をします。
……ところが、なかなか桜が咲いてくれないので、
更新日が少し遅れてしまいました……
京都では3月中は桜のつぼみも固かったのですが、
4月3日の暴風雨以来急に開花ペースが上がってきました。
やっと五分咲きになった4月5日に撮影を決行しました!
今年(2012年)は、祇園へ行ってきました。
では、始まり始まり

3カ月ぶりの京阪電鉄の「祇園四条」駅です。
今回は、ここから出発です。
時刻は、ご覧のとおり午後3時。天候は、「狐の嫁入り」でした。
晴れているのに、しっかり雨量はありました。

そして、いつも通り南座前から地上に出ます。
地面は濡れていますが、この瞬間は晴れていました。
とりあえず、四条通を東に向かいます。

四条通を30mほど東に移動しました。
大和大路との交差点です。

四条通から大和大路を南に見ています。
ここをまっすぐ行けば、第23回ブログのゑびす神社に着きます。
今回はこちらへは進みません。

大和大路を越えて四条通をさらに東に進みます。
この辺りは、土産物屋さんや飲食店などが並んでいます。

大和大路から5mほど東に行ったところにある
浄土宗「仲源寺」です。
平安時代の半ばに、定朝が地蔵菩薩を安置したのが
この寺院の縁起です。
この地蔵菩薩は、もともと水難除けのためのものだったのですが、
(昔はそれだけ近くの鴨川が氾濫しました)
目の病にご利益があるといわれるようになってからは、
「目疾地蔵」(めやみじぞう)で親しまれるようになっています。
ちなみに、中の千手観音は重要文化財です。

仲源寺の間から四条通を東に向いています。
また、ここを東に向かいます。

「都路里」の本店です。
中の茶寮に入ろうとする人で、
四条通にまで行列が並んでいました。
ちなみに、約2時間後ここを通ったときも
まだ行列が途切れずに続いていました。

大和大路から約200m東に来ました。ここは花見小路との交差点です。
向こうに見える藪は、八坂神社です。そこで、四条通が終わります。
今回は、ここで南に折れます。

四条通から花見小路を南に向いています。
平日でも、観光客でごった返していました。

四条通を折れ、花見小路を南に進んでいます。
石畳の道の周りに、高級料亭や芸妓さんの置屋が並んでいます。
産寧坂と並んで、京都らしい町並みですね。

その高級料亭の中でも最上級の「一力」です。
一食の費用が、自分の月給分に相当します!
「菊の井」「中村楼」など他にもそういう料亭はありますが、
それらの店は、東山山中にあります。

「一力」の前から花見小路を南に向いています。
桜のシーズンとあって、いつもよりたくさん混み合っています。
この道をさらに南に進みます。

四条通より200mほど南に来ました。
花見小路の南端が近づいてきました。
左(東)側に大きな建物が見えてきました。

先ほどの場所から、左(東)を向きました。
ここは、祇園甲部歌舞練場です。
少しこの中に入ってみましょう。

祇園甲部歌舞練場では、現在「都おどり」を上演中です。
祇園の舞妓さんが日舞を踊り、
普段の練習の成果を見せてくれます。
ここの桜は、ほぼ満開ですね。

祇園甲部歌舞練場から、10mほど南に来ました。
花見小路は、ここ建仁寺で終わります。
この辺りの桜もちょうど見ごろですね。

建仁寺の山門をくぐったところにも桜の木が生えていました。
下の方はほぼ満開ですが、上の方はまだつぼみです。

この宗務本院から拝観料をを払って中に入ります。
臨済宗「建仁寺」は、鎌倉時代に栄西が建立した
京都で最初の禅寺です。
禅宗の一派臨済宗は、鎌倉幕府・室町幕府の庇護を受け、
京都で最も栄えた宗派でした。

建仁寺の中は、現在修復中で方丈庭園もこんな感じでした。
(約2年後に完成だそうです)
法堂の雲竜図は見事でしたが、さすがに撮影は遠慮しました。

ただ、この本坊中庭は見事でした。
ここの桜は、まだつぼみでした。
この先に、俵屋宗達による「風神雷神図」の複製があります。
(本物は、現在京都国立博物館で展示中)

宗務本院から出ました。
右(西)側に見えるのは、法堂です。
今度は、その周りを回っていきます。

桜越しに見る法堂です。
満開なら、さらに絶景なのですが……

法堂の周囲は、このように桜の木が並んでいます。
まだ五分咲きですが、十分見頃ですね。

法堂の北東側に、「茶碑」が立っていました。
宋から帰国した栄西は、
ここ建仁寺に持ち帰った茶の種子を植えました。
それが、日本最古の茶木になります。

「茶碑」の南側にあった「浴室」です。
昔からあるなら、「サウナ風呂」なのでしょう。
(昔の禅寺には、「サウナ風呂」が設置されていました)
南側に、枝垂桜が咲いています。

禅寺の絶景ポイントの一つ「三門越しの法堂」です。
建仁寺は右に桜左に松が並んで、さらに絶景です。
写真をクリックすると、全景が見えます。

建仁寺を一通り回ったので、山門を出ます。
急に晴れてきて、日差しが強くなってきました。

建仁寺の山門を出ます。
今度は、右(東)側の安井通を進みます。
ただ、それは次回とします。
今回は、ここまでです。
~次回は、安井金比羅宮で花見です~
……ところが、なかなか桜が咲いてくれないので、
更新日が少し遅れてしまいました……
京都では3月中は桜のつぼみも固かったのですが、
4月3日の暴風雨以来急に開花ペースが上がってきました。
やっと五分咲きになった4月5日に撮影を決行しました!
今年(2012年)は、祇園へ行ってきました。
では、始まり始まり

3カ月ぶりの京阪電鉄の「祇園四条」駅です。
今回は、ここから出発です。
時刻は、ご覧のとおり午後3時。天候は、「狐の嫁入り」でした。
晴れているのに、しっかり雨量はありました。

そして、いつも通り南座前から地上に出ます。
地面は濡れていますが、この瞬間は晴れていました。
とりあえず、四条通を東に向かいます。

四条通を30mほど東に移動しました。
大和大路との交差点です。

四条通から大和大路を南に見ています。
ここをまっすぐ行けば、第23回ブログのゑびす神社に着きます。
今回はこちらへは進みません。

大和大路を越えて四条通をさらに東に進みます。
この辺りは、土産物屋さんや飲食店などが並んでいます。

大和大路から5mほど東に行ったところにある
浄土宗「仲源寺」です。
平安時代の半ばに、定朝が地蔵菩薩を安置したのが
この寺院の縁起です。
この地蔵菩薩は、もともと水難除けのためのものだったのですが、
(昔はそれだけ近くの鴨川が氾濫しました)
目の病にご利益があるといわれるようになってからは、
「目疾地蔵」(めやみじぞう)で親しまれるようになっています。
ちなみに、中の千手観音は重要文化財です。

仲源寺の間から四条通を東に向いています。
また、ここを東に向かいます。

「都路里」の本店です。
中の茶寮に入ろうとする人で、
四条通にまで行列が並んでいました。
ちなみに、約2時間後ここを通ったときも
まだ行列が途切れずに続いていました。

大和大路から約200m東に来ました。ここは花見小路との交差点です。
向こうに見える藪は、八坂神社です。そこで、四条通が終わります。
今回は、ここで南に折れます。

四条通から花見小路を南に向いています。
平日でも、観光客でごった返していました。

四条通を折れ、花見小路を南に進んでいます。
石畳の道の周りに、高級料亭や芸妓さんの置屋が並んでいます。
産寧坂と並んで、京都らしい町並みですね。

その高級料亭の中でも最上級の「一力」です。
一食の費用が、自分の月給分に相当します!
「菊の井」「中村楼」など他にもそういう料亭はありますが、
それらの店は、東山山中にあります。

「一力」の前から花見小路を南に向いています。
桜のシーズンとあって、いつもよりたくさん混み合っています。
この道をさらに南に進みます。

四条通より200mほど南に来ました。
花見小路の南端が近づいてきました。
左(東)側に大きな建物が見えてきました。

先ほどの場所から、左(東)を向きました。
ここは、祇園甲部歌舞練場です。
少しこの中に入ってみましょう。

祇園甲部歌舞練場では、現在「都おどり」を上演中です。
祇園の舞妓さんが日舞を踊り、
普段の練習の成果を見せてくれます。
ここの桜は、ほぼ満開ですね。

祇園甲部歌舞練場から、10mほど南に来ました。
花見小路は、ここ建仁寺で終わります。
この辺りの桜もちょうど見ごろですね。

建仁寺の山門をくぐったところにも桜の木が生えていました。
下の方はほぼ満開ですが、上の方はまだつぼみです。

この宗務本院から拝観料をを払って中に入ります。
臨済宗「建仁寺」は、鎌倉時代に栄西が建立した
京都で最初の禅寺です。
禅宗の一派臨済宗は、鎌倉幕府・室町幕府の庇護を受け、
京都で最も栄えた宗派でした。

建仁寺の中は、現在修復中で方丈庭園もこんな感じでした。
(約2年後に完成だそうです)
法堂の雲竜図は見事でしたが、さすがに撮影は遠慮しました。

ただ、この本坊中庭は見事でした。
ここの桜は、まだつぼみでした。
この先に、俵屋宗達による「風神雷神図」の複製があります。
(本物は、現在京都国立博物館で展示中)

宗務本院から出ました。
右(西)側に見えるのは、法堂です。
今度は、その周りを回っていきます。

桜越しに見る法堂です。
満開なら、さらに絶景なのですが……

法堂の周囲は、このように桜の木が並んでいます。
まだ五分咲きですが、十分見頃ですね。

法堂の北東側に、「茶碑」が立っていました。
宋から帰国した栄西は、
ここ建仁寺に持ち帰った茶の種子を植えました。
それが、日本最古の茶木になります。

「茶碑」の南側にあった「浴室」です。
昔からあるなら、「サウナ風呂」なのでしょう。
(昔の禅寺には、「サウナ風呂」が設置されていました)
南側に、枝垂桜が咲いています。

禅寺の絶景ポイントの一つ「三門越しの法堂」です。
建仁寺は右に桜左に松が並んで、さらに絶景です。
写真をクリックすると、全景が見えます。

建仁寺を一通り回ったので、山門を出ます。
急に晴れてきて、日差しが強くなってきました。

建仁寺の山門を出ます。
今度は、右(東)側の安井通を進みます。
ただ、それは次回とします。
今回は、ここまでです。
~次回は、安井金比羅宮で花見です~
スポンサーサイト