第91回 嵯峨竹を越えて~紅葉の嵯峨野嵐山~その3

前回最後の写真天龍寺の北門前です。
紅葉の横に、竹林が待ち構えています。
今回は、天龍寺北門から外に出て嵯峨野竹林を散策します。
撮影日は、2012年11月23日金曜日の勤労感謝の日午後0時半。
少しずつ雨が上がってきました。

天龍寺の北門です。今からここを通り抜けます。

先ほどまでの場所を反対側から見ると、こうなります。
観光コースとしては右(西)側の北に抜ける道を進むのですが、
その前に左(東)に進みたいと思います。

天龍寺北門から東を向きました。この辺も、結構な人出です。
左の屋台は京漬物を売っていたのですが、
雨の間は閉めていて、晴れてきたので慌てて開けていました。
今からここを東に進みます。

天龍寺北門から50mほど東に進みました。
この辺りから急な下り坂になります。
ここは、開けていて明るいですね。

さらに50mほど東に進みました。まだ急な下り坂は続きます。
この辺りから、道の左右に竹林が目立ち始めます。
この辺りから竹が生い茂ってきて、少しずつ暗くなっていきます。
道の両脇の下の方に、電気燈籠が設置されてあります。
「花灯路」ももうすぐですね。

さらに、東に50m進みました。この辺りで道が平坦になります。
実際はもっと暗かったのですが、写真では明るく写っています。
この辺りの竹林は一人で歩くと結構寂しいのですが、
この日はかなりの人出でそういうことはありませんでした。

天龍寺北門から東に約200m進みました。
この道が突き当りになり、T字路になります。
実はこの写真はフラッシュをたいているのですが、
(それくらいここは暗かったのですが)
こうやって載せると、明るく写っています。
「野宮←」という看板があります。
この矢印のように、左(北)に曲がります。

T字路で、北を向きました。
今までもかなりの人出だったのですが、それを上回る人出です。
約70m先にJRの踏切があって、
知る人ぞ知る心霊スポットだったりするのですが、
もうそんな雰囲気ではないです。
(普段のこの辺りは、かなりそういう雰囲気があるところです)
ここに来たのもこの人たちと同じ目的なので、
今からこの人混みの一員になります。

先ほどの地点から30mほど北に向かい、今度は西を向きました。
ここは、野宮神社です。
もともとは、皇女が伊勢神宮の斎王になる際に潔斎を行った場所です。
(三条通の車折神社近くにあった斎宮神社と同じですね)
後醍醐天皇が斎王を廃止した後、神社になりました。
「源氏物語」にも出て来る縁結びの神社です。
本当は中に入りたいのですが、この人出では境内には入れません。
時間もないので、ここから参拝し先に進みます。

先ほどの場所から今度は西を向きました。
今からもと来た道を戻って、天龍寺の北門に向かいます。

またT字路に戻ってきました。フラッシュをたいて撮影しています。
シャッターを押してから露出時間が長いので、
目の前に人が横切るとブレた写真が出来上がってします。
これは4回撮り直しました。
ただ、こうやって載せてみると明るく写っています。
では、ここの真っ直ぐ西に進み天龍寺北門に戻ります。

先ほどとは反対に、急な上り坂を西に進んでいます。
この辺りの薄暗い竹林は、寂しい反面独特の情緒があります。

先ほどのT字路から約100m西に進みました。
この写真はそこそこ暗く写っていますが、
この場にいた感覚では、ずっとこんな感じでした。

さらに50mほど西に進みました。
この辺りは開けていて、実際も明るいところでした。
この辺りには、あまり竹が生えていません。
左(南)側の竹垣の向こうは天龍寺で、右(北)側は墓地です。

T字路から西に約200m進みました。天龍寺北門まで戻ってきました。
目の前の人混みは、天龍寺から出てきた方々です。
右(北)側の京漬物の屋台は、もう営業を再開させていました。
今からこのまま西に進み、この竹林を散策します。

天龍寺北門から今度は西に約20m進みました。
先ほどの写真では竹林の辺りは暗く写っていましたが、
ここも写真に載せると、だいぶ明るく写ります。
竹林はこの辺りが特に美しいので、
多くの方々がここで写真撮影をしていました。
この写真は、クリックすると拡大されます。

天龍寺北門から竹林の中を100mほど進みました。
この辺りの竹林も、なかなか情緒があります。
少し蛇行しますが、西に進みます。
この写真も、クリックすると拡大されます。

天龍寺北門から西に約200m進みました。
竹林沿いの道は急に細くなり、北を向きます。
この辺りの竹林は密度が濃いので、自分のお気に入りです。
このまま北に向かいます。

先ほどの角から、北に約50m進みました。
ここで道は広くなり、二手に分かれます。
右(北)側の道は、このまま竹林を抜けます。
左(北北西)側の道は、
鉄門扉があってその向こうが大河内山荘になります。
大河内山荘に向かう方々も多かったのですが、
今回は右側の道を進みます。

大河内山荘の三叉路から、北に約20m進みました。
ここは、小倉山の斜面になっています。
左(西)側に山があって、
右(東)側は数本の竹の向こうが崖になっています。

東側の崖の下をのぞいています。
下の方に線路が敷いてあり、駅のホームがあります。
この線路は観光用トロッコ列車のもので、
駅のホームは「トロッコ嵐山」駅です。
実は、ここはトンネルの真上に当たります。

トンネルの上の部分はちょうど陸橋のようになっており、
そこを越えると今度は右(東)に大きくカーブします。
今は東に進んでいます。
右(南)側のフェンスの向こうが、トロッコ列車の線路です。
そして、ここから急な下り坂になります。
この辺りも、竹林が続きます。

さらに東に約10m進みました。下り坂はかなり急になります。
駅が近づくにつれ、竹林から紅葉に変わっています。

東に約50mほど下ると、この道は平坦になります。
この辺りで、また人混みができます。
先ほどまでの竹林は姿を消し、辺りはまた紅葉に包まれます。

さらに、東に約5m進みました。ここは「トロッコ嵐山」駅です。
今回は列車には乗らないので、ここから離れます。

「トロッコ嵐山」駅から西に5m戻り、今度は北を向きました。
(実は、ここは四つ辻です)
目の前の池は小倉池です。平安時代から歌の題材にされてきました。
手前に、「御髪神社」の看板が出ています。
野宮神社に行けなかった分、こちらには行きたいと思います。

御髪神社は、小倉池の西岸にあります。
右手に小倉池を見ながら、御髪神社に向かいます。

池には、たくさんの渡り鳥が羽を休めていました。
こちらにも、鴨が数羽泳いでいました。

御髪神社の本殿です。
藤原采女政之いう最古の髪結い職人が、主神として祀られています。
ここは、かなり珍しい頭髪のご利益のある神社です。
薄毛など、頭髪祈願の方や
かつらや育毛の会社が熱心に寄進しています。
小さな神社ですが、参拝者が多い神社です。

本殿に、大きな猫が二匹居眠りをしていました。
毛並みが似ているので、親子か兄弟でしょう。
寒いのか、ハトのように毛を膨らませています。
何か可愛いので、撮りました。

では、本殿を出て元の道に戻ります。

御髪神社の前で、「トロッコ嵐山」駅の方を向きました。
左側に小倉池を見ながら、元の四辻に戻ります。

御髪神社から「トロッコ嵐山」駅前の四辻まで戻ってきました。
この辺りは、たくさんの人混みができています。
今度は、小倉池を左に見ながらここを北に進もうと思うのですが、
それは次回にします。
~次回は、常寂光寺に行きます~
スポンサーサイト