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第222回 三十三間堂回り~大和大路南から北~その3

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大和大路を北上して、塩小路との辻にやって来ました。
目の前に、三十三間堂の土塀が見えますね。
今回は、この三十三間堂とその周辺寺院を散策します。
撮影日は、2014年6月12日木曜日午後3時。
ちなみに、この地域を合わせて「三十三間堂回り」と言います。


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大和大路から、塩小路を西に向いてます。
この坂道の先に本町通があって、その辺りから少しずつ道幅が広がり
約800m先で京都駅に至ります。


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今度は、大和大路から塩小路を東に向きました。
この上り坂は、東大路で突き当ります。
その辺りに智積院があって、そちらへの近道になります。
約100m先に三十三間堂の南大門が見えます。
今回は、そちらの方に向かいます。


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大和大路から、塩小路を東に約100m進みました。
こちらが、三十三間堂の南大門です。今からここに入っていきます。


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三十三間堂の南大門をくぐりました。
とは言え、ここは三十三間堂の境内ではありません。
三十三間堂は左(西)側だけで、右(東)側はそれぞれ別の寺院です。
三十三間堂の周辺なので、「三十三間堂回り」と呼ばれています。
また、平安時代はこの辺一帯が法住寺の境内でした。
そのため、この辺りを「法住寺殿跡」とも言います。


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こちらは、南大門の右(東)脇です。
この門をくぐってすぐに、こちらのアパートが目に入ります。
南大門をくぐっても、こういうふうに民家や病院が並んでいます。

……そう言えば、以前は一般車両が普通にこの門を通っていました。
数十年前にこの門に大型トラックが衝突して、
それ以来大型車両の通過が禁止されました。


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そのアパートの北隣に、こちらの門があります。
中国風の門ですが、こちらは黄檗宗の寺院ではありません。
「旧御陵正門」と書かれた石碑がありますが、
この裏に後白河天皇陵があります。


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中国風の竜宮門を抜けて、天台宗 法住寺境内に入ってきました。
北側の枝垂桜が目立ちますが、この日は赤いツツジがきれいですね。
現在の境内はこのくらいの大きさですが、
元々は西隣の三十三間堂もこの法住寺の一部でした。


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竜宮門の北側に、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいます。
先ずは、こちらにお参りです。


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竜宮門から入ってすぐ前に、法住寺本堂があります。
988年(藤原氏の摂関政治全盛期)に、藤原為光がここを建立しました。
「法住寺殿跡」の名の通り、当時はこの辺一帯が法住寺境内でした。
三十三間堂だけでなく、新日吉神社(いまひえじんじゃ)や、
新今熊野神社や、さらに豊国神社までもこの法住寺の一部でした。
最盛期は平安時代末期で、後白河上皇がこの寺院に帰依し
この寺院に住み、ここで院政を行ったときです。
この後白河上皇のお墓がこの寺院の裏手に作られて、
それ以降は「天皇陵を守る寺院」として、勢力を保ちました。
ただ、明治時代以降の「神仏分離政策」の一環で
天皇陵を守る役割が終了しました。


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ではこの竜宮門をくぐって、いったん法住寺を出ます。
三十三間堂南大門からの道を、また北上します。


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竜宮門から北に約10m進みました。
実は、こちらが天台宗法住寺の正門です。


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その正門から、再び法住寺境内に入ってきました。
まぁ、先ほどと同じ場所になります。
先ほどは枝垂桜が北側に見えましたが、今は同じ木が南側に見えます。


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法住寺の北側に、こちらの末社があります。
こちらは、たぶん吉祥天と弁財天を祀っています。
(メモを残さなかったので、忘れてしましました……)
では、こちらにお参りしてこの法住寺を出ます。


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法住寺の北側に、このような抜け道があります。
右(南)側の土塀が法住寺のもので、左(北)側が養源院のものです。
ちなみに、ここは平日の昼間だけ開いていて
日祝日はこのように門は閉じています。
では、ちょっとここに立ち寄ってみます。


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抜け道を東に少し蛇行して約80m進みました。
先ほどの法住寺の裏手で、この道は突き当ります。
そのカエデに囲まれたきれいな場所に、後白河天皇陵があります。
平安時代末期に上皇になった後院政を行い、
平清盛と協調と対立を繰り返し、
ある意味鎌倉幕府を開くきっかけを与えた人物ですね。

ここにお参りをした後、先ほどの道に戻ります。


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三十三間堂南大門から北に伸びる道に戻ってきました。
6月ということもあるのでしょうか、観光タクシーがたくさん並び
そこから修学旅行生が何人も降りてこられます。
(ここは、京都の中でも人気がある場所ですからね)


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先ほどの場所から、北に約30m進みました。
西側はずっと三十三間堂ですが、
東側にはこちらの養源院が見えてきます。
次は、こちらに入っていきます。


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門をくぐってすぐ右(南)側に、こちらの末社がいらっしゃいます。
こちらは、「白衣弁財天」です。
「白蛇」ならともかく、「白衣」は初めてお会いしました。


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そちらから約10m東に進むと、北側にこちらのお堂があります。
こちらには、毘沙門天がいらっしゃいます。
北方の守護神ですね。


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その毘沙門天のお堂の前から、東を向きました。
ここから上り坂になっていて、約50m先に養源院の本堂があります。
右脇に「大聖歓喜天」とありますが、
こちらに豊臣秀吉由来の歓喜天(聖天)がいらっしゃいます。


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その坂道を上ってきました。
この辺りはカエデ並木が見事で、秋には絶景になります。
この先が養源院の本堂なのですが、
その辺りは修学旅行生やタクシードライバーがたくさんいらして、
ここに載せられる写真が撮れません。

養源院は元々天台宗なのですが、数十年前に浄土真宗に改宗しました。
ここは、1594年に豊臣秀吉の側室淀君が
父親である浅井長政の菩提を弔うために建てました。
ここの襖絵は俵屋宗達筆で、鴬張廊下は左甚五郎の手によるものです。
また、1600年の伏見城の闘いで自刃した鳥居元忠などの鎮魂のため、
切腹した場所の廊下をそのままここの天井に使っています。
(これが、「血天井」と呼ばれるものです)
そのようなことで、近年ここは人気の観光地になってきました。


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本堂の南側に歓喜天堂がありますが、ここから先は侵入不可です。
通常どこの歓喜天も秘仏なので、公開されてはいないのですが……


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そして、歓喜天堂からさらに南に進むと
こちらのお地蔵さんがいらっしゃいます。
もしかすると、お地蔵さんではなく石仏(古いお墓)かもしれません。
ともかく、こちらにもお参りします。


222-25.jpg
今度は本堂の前を通り過ぎ、養源院の最北端に来ました。
どうやらコケモモの木自体がご神体のようで、
注連縄と鳥居がこちらにありました。


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養源院の法堂を背に、西を向いています。
では、この坂道を下り養源院から出ます。


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石畳の下り坂の右(北)側は、このように広場になっています。
そして、その中央にこちらの桜の木があります。
こちらも、春になるとなかなか見事な花を咲かせます。
こういうのも、ここの人気が高い理由なのでしょうね。


222-28.jpg
養源院の門前で、三十三間堂南大門から続く道を北に向きました。
だいぶ北上したので、七条通がはっきり見えるようになってきました。
突き当りに見えるのは、京都国立博物館ですね。


222-29.jpg
さらにこの道を北上します。もう七条通も目の前ですね。
右(東)側に、日本赤十字社京都支部が見えます。
先述の通り、この辺には寺院以外にもいろいろなものが建っています。
左(西)側に、三十三間堂の入り口が見えてきました。


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ほとんど七条通沿いに、三十三間堂の入り口があります。
では、こちらから中に入っていきます。


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中に入ると観光バスが何台も停まれる大きな駐車場があり、
その南側に受付があります。
では、こちらで600円払って中に入っていきます。


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このブログでは、約1年ぶりに三十三間堂に入ってきました。
その日は炎天下で正直熱中症も心配だったので外は回りませんでした。
この日は曇りで気温もそこまで高くなかったので、境内を散策します。
(それでも30℃近いのですが……)


222-33.jpg
三十三間堂の外側を北から南に撮りました。
ここは細長いので、面白く撮れました。(一回やってみたかったのです)
約40年前の映画「宮本武蔵」の決闘場面で、結構有名になりました。
(まぁ、今の方はほとんど知らないのでしょうが……)
毎年1月の「成人の日」に通し矢が行われるのも、
この細長さが理由の一つでしょうね。


222-34.jpg
では、三十三間堂東側の庭園を散策します。
やや北寄りの場所に、大きな池があります。
池の上には大量のアメンボが浮かんでいたのですが、
上手く撮れなかったので写真はありません。
背後の赤い柱と浮島の緑が対照的で、
隣に偶然いらした中国人の若い女性グループが
「きれい。きれい」
とおっしゃって、はしゃいでおられました。


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その池から南に約50m進みました。こちらが三十三間堂の正面です。
(前回来たときの写真は、内側から撮ったものです)
この奥に、一番大きな千手観音がいらっしゃいます。

ここは本当は「蓮華法院」と言い、「三十三間堂」は通称です。
後白河上皇のために、平清盛が法住寺南側に建てたお堂が始まりです。
白河上皇と対立した木曽義仲による放火などたびたび焼失しましたが、
その度に再興されて現在に至ります。
特に鎌倉時代初期の修復が有名で、
その際に観音像を作り直したのは湛慶です。(運慶の子です)
京都の彫像の最高傑作は三十三間堂と六波羅蜜寺が双璧ですが、
どちらも「慶派」(運慶の一派)の手によるものです。


222-36.jpg
では、こちらから三十三間堂内部を拝観してきます。
実はここには約1時間いましたが、撮影不可なので写真はありません。
もちろん自分のお気に入りの婆籔仙人も堪能させていただきました。
(二十八部衆の一体です)
徹底した写実主義が、「まさに慶派」と言えますね。
本当は千手観音にろうそくの寄進とかもしたかったのですが、
お金がなくて十円の賽銭を数回にわたって納めるだけになりました。


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三十三間堂を一通り見まわって帰ろうとしたとき、
中に売店ができているのを見つけました。
(昨年8月には、そんなものはありませんでした)
祇園の亀屋清長が経営しているお店で、
名物の清浄歓喜団は売っていませんでしたが、
この落雁を売っていました。
こちらは家に帰ってから、抹茶を点ててそのお菓子を撮りました。
ちなみに、茶わんは夷川の家具屋街で先日買いました。


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落雁をアップにして撮りました。
色とりどりですが、こちらは三十三間堂の紋を模っています。


222-39.jpg
三十三間堂を出て、北を向いています。目の前に七条通がありますね。
この道の突き当りが、京都国立博物館の正面入り口になります。


222-40.jpg
ただ、今回は「大和大路編」の一環なので、
ここからいったん南大門を抜けて塩小路に戻ります。
そこからまた北上して、大和大路最北端を目指します。

とは言え、そろそろ写真もたくさんはったので今回はここまでです。

~次回は、塩小路から大和大路を北上し、豊国神社を目指します~

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「花園散策」
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かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
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