第224回 六原から祇園へ~大和大路南から北~その5

天台宗方広寺の前から、大和大路を北に向いています。
正面通周辺は大和大路の道幅が広いですが、
すぐにまた自動車1台分の道幅になります。
今回はここから大和大路を北上し、
六原を通り抜け祇園にある建仁寺の末寺禅居庵に向かいます。
撮影日は、2014年6月15日午後3時。
梅雨真っ最中ですが、だんだん日差しが強くなってきました。

方広寺の前から大和大路を北に進むと、
旧大仏殿の石垣がなくなった辺りから、急に道幅が狭くなります。
歩道がなくなって、2車線から北側一方通行の1車線になります。

大和大路が狭くなると、まるで約100m西にある本町通のようですね。
目の前に「亀廣光」という和菓子屋さんがありますが、
京都では大きな神社仏閣の近くには必ず和菓子屋さんが並びます。

方広寺の前から、大和大路を北に約200m進みました。
右(東)側の「音羽屋」は、東山区に多い和菓子チェーン店です。
左(西)側には、春日湯という銭湯があります。
(自分は、数回だけ入ったことがあります)
その先に、渋谷街道(府道116号線)との辻があります。

大和大路から、渋谷街道を西に向いています。
このまま下っていくと、本町通で突き当ります。

今度は大和大路から、渋谷街道を東に向いていました。
この急な上り坂の約300m先に、(南東に蛇行します)
東大路との馬町交差点があります。
この渋谷街道は山科に抜ける古代からある道で、
一部国道1号線に混じりながら
山科区の地下鉄「東野」駅前に辿り着きます。

渋谷街道から、大和大路を北に向いています。
約100m先に、かすかに五条通が見えていますね。

渋谷街道から、大和大路を北に約50m進みました。
こちらの理髪店には、今までに数回だけ通いました。
(ここは、ウチより少しだけ遠いので)
その時店内に、京都府知事による「老舗認定証」が飾ってありました。
これは創業100年を超えたお店を表彰するものなので、
ここは少なくとも大正時代には営業していたのでしょうね。

その理髪店の前から、大和大路を北に向きました。
目の前に、五条通との交差点が見えてきました。
交差点の南西角に、京都東山郵便局があります。
中京郵便局や下京区の京都中央郵便局同様に、区の中央郵便局です。

大和大路から、五条通を西に向いています。京都で一番広い道です。
目の前に、東山郵便局が見えますね。
ずっと先にの鴨川を越えた辺りから、オフィスビル街になっています。
(第115回ブログ参照)

今度は、大和大路から五条通を東を向きました。
ここから東に五条通の中央が高架になっていき、
そのまま東山の乙羽トンネルをくぐり、山科に至ります。
このルートは、大阪~東京間の国道1号線の一部です。
名神高速道路から京都市街地に向かうメインストリートなので、
真夜中でもかなりの交通量です。

長い横断歩道を渡りながら、
大和大路から五条通北側歩道を見ています。
この辺りの町家もビルも、大半が清水焼の販売店です。
京都で焼き物を求めるときは、たいていはここになります。

こちらは、五条大和大路交差点北東角です。
毎年8月上旬に近くの若宮八幡宮社の例祭があって、
その時にはこの周辺一帯に陶磁器の露店が並びます。

五条通から、大和大路を北に向いています。
この辺りから北が、六原になります。
では、ここを進んでいきます。

五条通から、大和大路を北に約70m進みました。
右(東)に見えるのは、扇の製造販売店です。
その先から東に伸びる道があり、T字路になっています。

そのT字路から、大和大路を北に約5m進みました。
こちらのタイル張りの建物は、内科の医院です。
見ていて、「昔ながらのお医者さん」という感じがします。

そこから、大和大路をさらに100m北に進みました。
こちらは、六条裏門通との交差点です。

大和大路から、六波羅裏門通を西に向いています。
この道は川端通で突き当りますが、
鴨川を越えた辺りでまた同じ位置に通りが復活します。
実は、この道は元々は万寿寺通の一部でした。

今度は大和大路から、六波羅裏門通を東に向きました。
ここを約150m進むと、六波羅蜜寺に到達します。
ただ、今回はそちらには寄りません。

六波羅裏門通から、大和大路を北に向いています。
この辺りから「建松商店街」になっていきますので、
商店が少しずつ増えていきます。

六波羅裏門通から、大和大路を北に約70m進みました。
左(西)側に、京都大和大路郵便局が見えてきました。
小さいですが、周辺の商店が利用しています。

その郵便局から、大和大路を北に向いています。
約50m先に、松原通との辻が見えます。
この辺りから、さらに商店が増えてきます。

そして、ここが松原大和大路の辻です。
「建松商店街」の中心なので小売店が並んで賑やかなのですが、
この日は休日なので大半のお店は閉まっています。

大和大路通から、松原通を東に向いています。
ここから約200m先が「六道の辻」で
幽霊子育て飴のお店や西福寺があります。
さらに東に進むと六道珍皇寺があって、
東大路より東に行くと清水寺で突き当ります。
(第18回ブログと第19回ブログ参照)

今度は大和大路から、松原通を西に向きました。
ここを真っ直ぐ進んだのが第21回ブログです。
辻の北西角にあった淡水魚専門の魚屋さんが更地になっています。
その更地の前から南に伸びる大黒通が始まります。
ここを進むと、第153回ブログの寿延寺へと進みます。

松原通から、大和大路を北に向いています。
ここから北に向かうと、十日ゑびす参拝のコースです。
毎年1月10日前後は、この辺りはこのようになります。

松原通から、大和大路を北に約50m進みました。
ここでT字路になって、ここから東に八坂通が伸びています。

大和大路から、八坂通を東に向いています。
ここから東大路を越えて、二年坂や産寧坂に至ります。
ちなみに、この辺りから北が祇園です。
この少し先に禅居庵摩利支天堂があり、
そのさらに先に臨済宗建仁寺勅使門があります。
今回は、その禅居庵に向かいます。

大和大路から、八坂通を東に約50m進みました。
では、こちらから禅居庵摩利支天堂に入っていきます。

禅居庵摩利支天堂の境内に入ってきました。
門の右(東)側に、狛犬の代わりに猪像がいます。
摩利支天の「お遣い」ですね。
こちらは口が開いているので、「阿形」です。

一方、左(西)側も猪です。
こちらは口が閉じているので、「吽形」です。

境内の北側に、手水舎があります。
やはり、猪を模っていますね。
さらに北側に入り口がありますが、
こちらから禅居庵の本堂や建仁寺境内に向かえます。
(ただ、今回はそちらには向かいません)

摩利支天堂の前に、線香が並んでいます。
こちらに寸志を払えば、ここに線香を立てることができます。

こちらが、禅居庵摩利支天堂です。
禅居庵は建仁寺の末寺ですので、
元来は建仁寺境内から入っていきます。
ただ、この摩利支天堂だけは外側から入れるようになっています。
(ちなみに、禅居庵本堂は、原則非公開です)
この中には、体長50㎝ほどの小さな摩利支天像がいらっしゃいます。

摩利支天堂の前から、西を向いています。
ここから、大和大路に抜けられます。
向こうに見えるのは、京都市立新道小学校です。

大和大路側の禅居庵摩利支天堂の入り口の前から、
北を向いています。
この先に、ゑびす神社が見えますね。
ただ、そろそろだいぶ写真を貼りつけたので、
この続きは次回とします。
今回は、ここまでです。
~次回はゑびす神社に参拝した後、建仁寺にも参拝します~