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第349回 秋の渉成園特別公開

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第298回ブログ以来4回目の京都駅中央改札を出たところです。
今回は、ここから東洞院通経由で渉成園に向かいます。
撮影日は、2015年11月1日日曜日午後0時52分。
この日から11月3日の祝日まで、渉成園は特別公開します。


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京都駅北側中央改札から、京都駅舎を出ました。
では、ここを東に塩小路を進みます。


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京都駅中央改札前から、塩小路を東に約100m進みました。
北を向くと、ここから北に烏丸通が伸びています。
手前のタクシー乗り場には、たくさんの方々が並んでいます。
京都も、秋の観光シーズン突入です。


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その場所から、塩小路を北東に向いています。
京都駅前の東端にある「メルパルク京都」と
「セレマビル」(旧「ルネッサンスビル」)が見えていますね。


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さらに塩小路を東に進み、「塩小路東洞院」交差点まで来ました。
ここまでが、「京都駅前」ですね。
ここから塩小路を東に進むと、
第298回ブログの「桜の小径」や三十三間堂に辿り着きます。
今回は交差点の南西角からスクランブル交差点を渡り、
交差点の北東角に進みます。


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塩小路から、東洞院通を北に向いています。
写真では自転車が家の中に入っていくように見えますが、
実はその辺りに狭い道があって
そこを東に進むと京都ホワイトホテルがあります。
では、東洞院通を北に進んでいきます。


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塩小路から、東洞院通を北に約80m進みました。
こちらは、京都屈指の蕎麦屋さん「丸福」です。
この時は営業中でしたが、先を急いでいるので今回は諦めます。


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「丸福」から、さらに東洞院通を北に約100m進みました。
こちらは、「七条東洞院」交差点です。


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七条通から、東洞院通を北に向いています。
七条通以北の東洞院通は、このくらいの道幅で落ち着きます。
では、さらにここを北上します。


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七条通から、東洞院通を約100m北上しました。
こちらは、下珠数屋町通との辻です。
左(西)側は一見京町屋ですが、浄土真宗大谷派閑昌寺です。
右(東)側に旅館が見えますが、この辺りは特に多いですね。


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下珠数屋町通から、東洞院通を約50m北上しました。
こちらの京町屋も、旅館ですね。
京都駅成立以前の江戸時代から、
この周辺は東本願寺の門前町として栄えました。
元々は日本全国からやって来る真宗門徒のために、
これらの旅館は建てられました。
(今は、修学旅行生や観光客の方がメインのようですが……)
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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さらに東洞院通を約50m北上しました。
こちらは、正面通との辻です。


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東洞院通から、正面通を東に向いています。
次は、この突き当りまで進んでいきます。


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正面通は、東洞院通から東に約50m先の間之町通で突き当たります。
そして、その先に渉成園への入り口があります。


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普段は手前の事務所に受付があるのですが、
今回はその少し奥に臨時のテントが出ていました。
「真宗門徒の方ですか?」「京都市民ですか?」など
いつもの質問はいつも通りでした。
ここで500円を納めて(普段は300円)、中に入っていきます。


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受付の脇に、こちらの枝垂桜が立っていました。
こちらは、ここの象徴とも言える木ですね。
そろそろ葉も紅く染まりだしていますね。
この写真から、ずっとクリックすれば拡大されます。


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枝垂桜の東側に石垣があって、そちらにカラタチの木がありました。
ここ渉成園を、京都市民は「枳殻邸」(きこくてい)と呼んでいます。
「枳殻」を訓読みで読むと、「カラタチ」です。


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そのカラタチの木の前で、右(北)を向きました。
では、順路に従い渉成園に入っていきます。


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先ほどの写真で写っていた駐車場の手前で、
さらに右(東)に向きました。
目の前に細い桜の木がありますが、
その向こうの庭園北口に向かいます。


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こちらが、渉成園庭園北口です。
ここは「出入り口」ですが、両脇は塀ではなくて細長い廊下です。
右(南)側の廊下は、特別公開されていた園林堂から続いています。
(拝観後は、ここから帰ることになります)
先ずはこの北口から渉成園庭園に入ります。


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渉成園庭園北口から入ると、すぐにこの看板があります。
先ずは、この矢印の先の「お茶席」を目指します。


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こちらは、渉成園庭園北西端の臨池亭です。
(第111回ブログでも訪れました)
いつもは屋内には入れないのですが、
今回はこちらにお茶席が設けられていました。


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600円支払って、臨池亭内部に上がりました。
臨池亭内部は撮影不可だったのですが、
外に向けた撮影は許可されていました。
せっかくなので、屋内から外の池を撮りました。


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臨池亭内部は撮影不可だったので、
お茶そのものは撮影できませんでした。
そこで茶菓子だけ持ち帰り、(亀屋良長の落款が見えます)
家で抹茶を点てたものを撮影しました。
茶菓子は、小豆入りの焼き菓子(要するにクッキー)です。


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お茶をいただいて、臨池亭を出ました。
こちらは、臨池亭の東側にある代笠席という茶室です。
手前にあるカリンの木が果実を付けています。


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代笠席から南に進み、「印月池」の前に出ました。
この辺のカエデは、まだまだ碧々としています。


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先ほどの位置から、東を向きました。
池の北岸には、カエデ並木が続いています。
ただ、この日(2015年11月1日)はまだ紅葉には早かったようです。


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カエデ並木を通り抜け、池の東端まで来ました。
次は、こちらの「回棹廊」という橋を渡ります。


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「回棹廊」を渡り、印月地に浮かぶ築島に辿り着きました。
ここから西に進み、「侵雪橋」を目指します。


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「侵雪橋」の袂まで来ました。
向こうに、京都タワーが見ますね。
渉成園は京都市街地の中心にあるので、
こういう建物と日本庭園が混在しているのが
ここの魅力の一つです。


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「新月橋」の袂から、北を向きました。
橋を渡る前に、石段を上って茶室の方に進みます。


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築山の頂上に、「縮遠亭」という茶室があります。
形状は違うのですが、
何となく高台寺の一番奥にある時雨亭に雰囲気が似ています。


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石段を下りて、「侵雪橋」まで戻ってきました。
では、ここを渡りながら「印月池」を眺めます。


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「印月池」に連なる浮島の間に、たくさんのカモがいました。
ここは、こういう鳥たちの楽園でもありますね。


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今度は「新月橋」から「印月池」を南西に眺めています。
右端に、特別公開の「閬風亭」(ろうふうてい)が見えます。
さらに向こうには、京都タワーをはじめとする
京都駅前の高層ビル群が見えます。
それが、面白いですね。


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「侵雪橋」を渡りました。
では、この「閬風亭」前の芝生を南下します。


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「閬風亭」の前から、芝生越しに浮島を見ています。
第111回ブログでも書きましたが、これらの浮島は御土居跡です。
実は京都市街地のあちこちに、御土居の「切れ端」が残っています。


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「閬風亭」前の芝生から、南を向きました。
塀の向こうに、NTTのビルが見えますね。
では、ここから最南端まで進みます。


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渉成園の南東端まで来て、西を向きました。
では、向こうの門をくぐっていきます。


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その門をくぐって、すぐに北を向きました。
こちらが、「閬風亭」の玄関です。
ここで靴を脱いで、袋に入れて屋内(南から北へ)を移動します。
ここともう一つの特別公開「園林堂」は廊下でつながっています。


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ここからは撮影不可なので、このチラシを載せます。
チラシの下にある井上武彦筆の屏風は、
玄関から入ったところに展示されていました。
本業は漫画家のためか一幅の絵でもストーリーがあって、
今にも動き出しそうな躍動感がありました。
「閬風亭」の北側にある「蘆庵」(ろあん)と「園林堂」には
棟方志功筆の襖絵がありました。
園林堂の仏間にあった「印月池」を描いたものが
とてもきれいでしたね。


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左(南)側の廊下から、外に出てきました。
渉成園庭園北門まで戻ってきました。
では、この門から渉成園庭園を出ます。


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渉成園北門をくぐり、西を向きました。
目の前の桜の木の裏を通り抜け、渉成園の出口を目指します。


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枝垂桜の前まで戻ってきました。では、ここから渉成園を出ます。
クリックすれば拡大されるのは、この写真までです。


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渉成園を出て、間之町通から正面通を西に向いています。
ここを西に約100m進めば、東本願寺の御影門の前に出ます。
第214回ブログで進んだ道です)


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正面通から、間之町通を南に向いています。
東洞院通よりも道幅が広いのは、
昔はここに路面電車が通っていたからです。


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正面通から、間之町通を南に約200m進みました。
間之町通は、ここ七条通で突き当たります。
途中で下珠数屋町通を通り抜けたりしたのですが、
今回は無理やり一回でブログを収めたので、省略です。


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間之町通から、七条通を西に向きました。
往きは約50m先に見える東洞院通から来たのですが、
帰りはさらに西に進み、「七条烏丸」交差点まで行きます。


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間之町通から七条通を西に約130m進み、
「七条烏丸」交差点に来ました。
では、目の前の階段から地下道に進み、
そこから京都駅に戻ります。

今回は、ここまでです。

~次回は、京都北野商店街から北野天満宮を目指します。
また、「千本通編」に戻ります~

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第350回 京都北野商店街~千本通南から北~その27

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第348回ブログ以来の「中立売千本」交差点です。
(写真の標識は、「千本中立売」ですが……)
今から50年ほど前は、
「四条河原町」交差点と並ぶ京都で最も賑やかな場所でした。
今回は、ここから北野天満宮まで進みます。
撮影日は、2015年11月5日木曜日午後3時。
そういえば、最近千本通そのものはほとんど進んでいません。


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千本通から、中立売通を西に向いています。
ここから西に京都北野商店街が続いています。
牛丼屋「すき家」屋上の時計が、午後3時を指しています。


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千本通から、中立売通を西に進んでいます。
ここに、明治時代から昭和時代にかけて
日本初の市電(路面電車)が走っていました。
それが、中立売通が下立売通出水通よりも道幅が広い理由です。
ここから北野天満宮に向かい、
その後この商店街経由で「下立売千本」交差点に戻ってきます。
ですから、行きも帰りも左(今回は南)側歩道中心に取材します。


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千本通から、中立売通を西に10mほど進みました。
こちらは、エビフライ専門店です。
お肉屋さんがカツやフライを売っていることはあっても、
こういう専門店は珍しいですね。


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面白そうなので、ちょっと寄ってみました。
エビフライだけではなく、
カキフライやとんかつ・コロッケなども売っていました。
とは言えせっかくなので、ここはエビフライを買いました。
ただ……1尾380円とは言え大きいですね。
「1尾500円したの?もっと高かった?」
帰ったら母が、そう聞いてきました。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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エビフライ専門店「かどわき」の西側に、
こちらのパン屋さんがあります。
京都市街地には手作りのパン屋さんがかなり多いのですが、
この商店街にはここの他にはありません。
さらに、このパン屋さんの西は閉まっている店舗が増えます。
実は、この商店街の大半の店舗は木曜日が定休日でした……


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千本通から、中立売通を西に約100m進みました。
六軒町通との交差点で、中立売通は南西に進路を変えます。
この中立売通は「今出川御前」交差点北野天満宮に向かって
蛇行していきます。


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こちらが、六軒町通との交差点です。
手前の洋品店は開いていますが、その西側は閉まっていますね。
やはり、木曜日に来たためでしょうか?


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中立売通から、六軒町通を南に向いています。
ここを約100m南に進むと、
第348回ブログに出てきた報土寺があります。


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今度は、中立売通から六軒町通を北に向きました。
この六軒町通は今出川通も通り抜け、
最終的には千本釈迦堂の東側で途切れます。


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六軒町通から、中立売通を北西に約80m進みました。
こちらは、公設市場の「メッサ北野」です。
(第291回ブログに出てきたエビスクと同じ経営形態です)
たくさんのお店が、この中に入っています。


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「メッサ北野」の北西側に、こちらのお店がありました。
みたらし団子がお目当ての一つだったのですが、定休日でした……
気を取り直して、先に進みます。


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商店街の歩道に、こちらのタイルが埋められていました。
この市電(路面電車)が、この商店街の象徴ですね。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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六軒町通との交差点から、中立売通を北西に約200m進みました。
今度はこちらで、七本松通と交差します。


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中立売通から、七本松通を南に向いています。
この交差点から約100m先に、
第348回ブログに出てきた日蓮宗立本寺の看板が出ています。


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今度は、中立売通から七本松通を北に向きました。
約300m先に、今出川通との「上七軒」交差点があります。
今出川通以北は、祇園宮川町島原と並び称される
京都を代表する花街の一つ上七軒が広がります。


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「中立売七本松」交差点の西側に、こちらの中央分離帯があります。
左(西)側に木が1本立っていますが、
かつてはここに松の木が7本立っていました。
それが、「七本松」通の由来です。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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中立売通は、七本松通より西で大きく左折し
また真西に進路が変わります。
そして、ここで中立売通は一条通と合流します。
ここから西に150mほど、中立売通でもあり一条通でもあります。
(その先は、再び別々の道になります)


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この辺りの歩道にも、市電(路面電車)のイラスト入りタイルです。
ただよく見ると、先ほどと電車の向きが違いますね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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中立売通と一条通の合流点から、西を向いています。
目の前に乾物屋さんがあります。
身欠き鰊とか心惹かれますが、予算もないので先に進みます。


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その乾物屋さんから、西に約50m進みました。
こちらは、京都こども文化会館です。
子供向けの映画上映や、発表会に使われる一種の公民館ですね。
その向こう(西)の3F建ての建物は、別の施設です。


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こちらが、その寺院「本門佛立宗本山宥清寺」です。
本門佛立宗は、明治時代初期に日蓮宗から分裂した宗派ですね。
今回は素通りしますが、別の回に覗きます。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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宥清寺の前で、一条通(中立売通)を西に向きました。
ここで一条通が狭くなり、
また中立売通はここから北北西に伸びて別の道になります。
「京都北野商店街」は、ここが最西端です。


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中立売通から、一条通を西に向いています。
目の前に「妖怪ストリート」ののぼりが立っていますが、
ここから西大路までの約500mが「一条商店街」です。
一条通はこのまま進むと妙心寺の北側を西進し、
その後北西に進路をとって仁和寺の前きぬかけの道と合流します。


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今度は一条通から、中立売通を北に向きました。
ここから中立売通は、北野天満宮に向かって直進します。
目の前に、七味唐辛子のお店があります。
ウチの山椒が切れていたので、ここで10g買いました。
(ウチでは、山椒を焼き肉や麻婆豆腐によく入れます)


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その七味唐辛子屋さんの前から、中立売通を北北西に向いています。
八百屋さんの向こうに藪が見えますが、その辺りが警察署です。


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こちらが、その上京警察署です。
よくテレビドラマで出てくる「京都の警察署」は、
この警察署をロケに使っています。
この角度から見るとそうでもないのですが、
個人的には日本有数の外観がきれいな警察署と思います。
自分が一番好きな外観は七条署なのですが、
2年前(2013年)に無くなりました。


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その上京警察署の前で、中立売通は突き当ります。
ここは、「北野天満宮前」交差点(「今出川御前」交差点)です。
つまり、中立売通は千本通以西は北野天満宮への参道です。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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中立売通から、今出川通を北東に向いています。
ここから約250m先に、「上七軒」交差点があります。


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今度は中立売通から、今出川通を南西に向きました。
目の前に、御前通が見えます。
ここ「北野天満宮前」交差点は、五叉路になっています。


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「北野天満宮前」交差点から、御前通を南に向いています。
左(東)側は上京警察署ですが、右(西)側は飲食店が並んでいます。
ここは、北野天満宮の門前町です。


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今度は「北野天満宮前」交差点から、御前通を北に向きました。
御前通は北野天満宮の東側を貫いています。
また御前通より東が、先述の上七軒です。


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御前通から、今出川通を南西に向いています。
目の前にとようけ茶屋があって
バス停前に粟餅の澤屋があります。
ただ、どちらも木曜日は定休日でした。
(普段の様子は、第112回ブログを参照してください)


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では、この横断歩道を使って今出川通を北に渡ります。
ここからは、第112回ブログと同じ道を辿ります。


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こちらが、北野天満宮一の鳥居です。
11月と言えば、時期的に七五三と紅葉ですね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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北野天満宮一の鳥居をくぐり、境内に入ってきました。
石畳の参道は、少しずつ真北に進路を変えていきます。


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「天満宮」の境内には、お約束の牛の像です。
ここのものを撫でてもご利益があるでしょうが、
この奥にはまだまだたくさんいます。


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参道の東側は駐車場ですが、手前の木々は紅葉に染まっています。
北野天満宮は紅梅・白梅で有名ですが、紅葉もなかなかです。


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参道の西側に、こちらの寺院がありました。
こちらは、宮寺の一つ東向観音寺です。
今回は素通りでしたが、第112回ブログでは中を参拝しています。


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一の鳥居を抜けてすぐに、北野天満宮二の鳥居があります。
ここをくぐると、すぐに北野天満宮三光門です。
ただもうだいぶ写真も張り付けたので、ここから先は次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、北野天満宮に参拝します~

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第351回 北野天満宮のもみじ宛~千本通南から北~その28

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北野天満宮の参道を北上し、二の鳥居をくぐりました。
目の前にあるのは、三の鳥居ですね。
今回はこのまま北野天満宮に参拝し、
その後もみじ宛に行きます。
撮影日は、2015年11月5日木曜日午後3時半。
「千本通編」なのに、今回も千本通が登場しません!


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三の鳥居付近に、こちらの神社がいらっしゃいました。
こちらは、伴氏社です。菅原道真公の母君が御祭神です。


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北野天満宮三の鳥居をくぐりました。
すると、その先が開けて北野天満宮楼門が見えました。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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三の鳥居をくぐったところで、左(西)側を向きました。
牛の銅像の向こうに、梅の木々が見えます。
こちらが、北野天満宮の象徴でもある梅園です。
毎年2月~3月、ここが紅梅白梅で染まります。


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北野天満宮楼門前に来ました。
では、石段を上り境内に入っていきます。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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楼門をくぐり、北野天満宮境内に入ってきました。
いつもなら、ここを進んで紅梅・白梅見物と洒落込むのですが
11月では、ただの枯れ枝ですね。


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先ほどの写真と同じ場所で、右(東)を向きました。
こちらが、北野天満宮の手水舎です。
中央に牛の像があるのが「天神さん」らしいですね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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北野天満宮楼門から、本殿東側を北に見ています。
いつもならここで本殿の周囲を1周するのですが、
今回のメインは本殿の西側ですので、そちらの方へ行ってみます。


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さらに同じ場所で、左(西)を向きました。
約20m先に、北へと延びる道が見えます。次は、そちらに進みます。


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楼門の前から西に約20m進み、北を向きました。
こちらは、本殿へと続く北野天満宮三光門です。
見事な彫刻を施した権現造で、重要文化財です。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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三光門をくぐると、その中に社務所と本殿があります。
こちらは、本殿前の灯籠です。(奥に社務所が見えます)
この神社のご加護で鬼女「茨木童子」退治を成功させた
渡辺綱が寄進したと伝えられています。


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本殿の前に、こちらの菊が奉納されていました。
その奥には、伏見の清酒も奉納されていました。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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そして、こちらが国宝北野天満宮本殿です。
日光東照宮などと並ぶ、日本を代表する権現造の神社ですね。
通常は本殿前に「左近の桜 右近の橘」なのですが、
この神社は「左近の梅 右近の松」ですね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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本殿の西側にも、出入り口があります。
今回は、ここから出てさらに神社の西側に向かいます。


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北野天満宮本殿の西側に回り、北を向いています。
本来ならこの辺の梅林が見事なのですが、
11月ではただの枯れ枝ですね。


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その同じ場所で、さらに西を向きました。
入苑料700円を支払えば、ここから御土居後に行けます。
実は、ここが今回ブログ最大のお目当てです!


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入苑料を支払い、鉄門扉をくぐります。
こちらの石段の上が、御土居の頂上になります。


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こちらが、その御土居の頂上です。
第349回ブログで登場した渉成園の築島など、
御土居の切れ端は京都市街地のあちこちに現存します。
ただ、この北野天満宮の御土居跡は
そんな中でも最大規模のものです。
豊臣秀吉存命中から御土居周辺には
さまざまな植物が植えられていました。


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その御土居のさらに西側には、紙屋川が流れています。
(「鞍馬口通編」の第252回ブログにも出てきました)
この御土居と紙屋川周辺には、カエデがたくさん植えられています。
この時点(2015年11月5日)時点ではまだまだ青葉ですが、
もう2週間もするとこの辺りは一面の紅に変わります。
北野天満宮は紅梅・白梅が有名ですが、
京都を代表する紅葉の名所でもあります。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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石段を下りて、御土居の頂上から紙屋川のほとりに降りてきました。
ここに朱塗りの「鶯橋(うぐいすばし)」があるのですが、
その袂に寒椿が咲いていました。
紅葉シーズンが盛りの花ですね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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こちらが、その「鶯橋」です。
2月になると、ここで本当にウグイスが鳴きます。
この写真も、クリックすれば拡大されます。

ここを撮ろうとしたら、中国人の若い女性グループが
モデルとカメラマンに分かれてずっと「撮影会」をされていました。
こちらが写真を撮れなかったので、そのようにこちらが言うと
「すいません」と一言謝られて場所を譲っていただきました。
自分の経験上、中国の方々は割とはしゃいで撮影されるのですが
こうやって口に出すとむしろ日本人以上に素直に動いてくれます。


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「鶯橋」を渡り、紙屋川西岸で南を向きました。
こちらは、ずっとカエデ並木が続きます。
では、ここを進んでいきます。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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「鶯橋」から、紙屋川畔を南下しています。
辺りにはカエデ並木が続き、公園のようになっています。
入苑料がもう少し安いともっと来れるのですが……
ただ11月下旬になれば、ここは一面深紅の絶景に変わります。
それと後の茶店を考えれば十分に安いのですが……


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暫く紙屋川沿いを南下すると、こちらの三又のカエデが現れました。
こちらがここで一番見事な木なのですが、
大きすぎて幹しかフレームに入りません。
この写真も、クリックすれば拡大されます。

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紙屋川西岸から、東岸にある御土居を見ています。
よく見ると、日に当たっている部分は少しずつ紅く染まっています。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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紙屋川のカエデ並木は、約100mで終わります。
そのカエデ並木の最南端に、小さな橋が架かっています。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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こちらが、その橋です。
橋に張り付くようにプラスチック製の塀があって、
そこより南には行けないようになっています。
(と言いますか、南側からここに入れないようになっています)
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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橋を渡って紙屋川東岸に移り、北を向きました。
ここから北は、紅梅・白梅並木が続きます。
この「もみじ宛」は、春になると「梅園」になります。
(第113回ブログでも紹介しました)


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橋から、紙屋川東岸を約50m北上しました。
また、御土居の頂上に上る石段が見えてきました。


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その石段を上っていきます。この先が、御土居の頂上です。
標高は、だいたい10mくらいでしょうか。


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石段を上り切りました。
よく見ると、地面に竹の形をした灯りが置いてあります。
おそらく、11月下旬になるとライトアップが始まるのでしょうね。


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ここで「もみじ宛」は一通り見たのですが、もう少し寄り道します。
こちらには、「茶店」と書かれた看板があります。


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その鉄門扉をくぐりしばらく歩くと、この茶店に出ます。
(第112回ブログでも出てきました)
では、ちょっとここに寄っていきます。
(ここから暫く、写真をクリックすると拡大されます)


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こちらが、その茶店のお品書きです。
ここの名物は「七軒だんご」と書かれていますが、
要するにみたらし団子です。
ただ、下にある券を使えばこちらで茶菓子がもらえます。
(茶菓子代は、入苑料の700円に含まれます)


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こちらが、その茶菓子です。お茶は番茶で、セルフサービスです。
では、菓子の袋を破って中を食べます。


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その茶菓子を袋から出しました。
こちらは、見たままの三笠饅頭です。
卵がたくさん入っていて、皮がフワフワでした。


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こういう場所で、茶菓子をいただきました。
周囲は梅園で、第112回ブログに訪れたときは絶景だったのですが、
今は改装中で梅園の奥は閉鎖されていました。
写真をクリックすれば拡大されるのは、ここまでです。


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ゆっくりくつろいだ後、茶店を出ました。
では、また散策を続けます。


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再び鉄門扉をくぐり、御土居に戻ってきました。
茶店へ続く鉄門扉の北側に、別の鉄門扉があります。
(最初にここに入ってきた鉄門扉よりは南にあります)


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では、こちらから北野天満宮「もみじ宛」」を出ます。
ここから北野天満宮を出て京都北野商店街経由で
千本通に戻りますが、
もうだいぶ写真を貼りましたので、
今回ブログはここまでとします。

~次回は、本門佛立宗宥清寺に向かいます~

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第352回 宥清寺に寄り道~千本通南から北~その29

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北尾天満宮の御土居跡「もみじ宛」から東を向いています。
今回はここから北野天満宮境内を通り抜け、
本門仏立宗宥清寺経由で「中立売千本」交差点を目指します。
撮影日は、2015年11月5日木曜日午後4時半。
秋の陽は、本当に「つるべ落とし」ですね。


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御土居跡「もみじ宛」から、北野天満宮境内に戻ってきました。
すると、黒い猫が1匹目の前を横切りました。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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自分はどうも猫を撮るのが苦手でして……
あれこれカメラをいじっているうちに、
だいぶ遠くに行ってしまいました。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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実は、この辺りは末社が並んでいます。
ただ、どうも修復中だったらしく
辺りは垂れ幕に包まれてお参りできなくなっていました。
では、この鳥居をくぐり東に進みます。


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先ほどの鳥居をくぐると、こちらの絵馬殿の前に出ます。
小倉百人一首の絵馬が、奉納されていますね。


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絵馬殿の前から、北を向いています。
ここを北に進むと、また北野天満宮本殿に着いてしまいます。


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絵馬殿から東に進むと、すぐに楼門前です。
では、ここから北野天満宮境内を出ます。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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北野天満宮楼門をくぐりました。
次は石段を下りて、ここから参道を南下します。


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……とその前に、楼門の石段を下りたところで
左(東)を向きました。
駐車場の向こう(東)に御前通があって、
その先に「京都五大花街」の一つ上七軒があります。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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北野天満宮参道を南下しています。
三の鳥居をくぐると、その先の二の鳥居も見えます。


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二の鳥居のすぐ先に、北野天満宮一の鳥居があります。
目の前の大通りは今出川通で、
ここから南東に中立売通が始まります。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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北野天満宮一の鳥居をくぐると、
目の前に「北野天満宮前」交差点が広がります。
今出川通・御前通・中立売通が交差する五叉路ですね。
南西角に、「上京警察署」が見えます。
京都市の中でも一番きれいなロケーションを持つ警察署で、
恐らくこの角度がベストショットです。
京都関連のドラマで出てくる警察署の大半が、
この警察署の外観を使っています。


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先ほどの写真の地点で、東を向きました。
先ずは、ここ御前通を渡ります。


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御前通を渡って、南を向きました。次はこの今出川通を渡ります。
目の前に、滋賀銀行と上京警察署が見えます。


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「北野天満宮前」交差点から、今出川通を渡り東を見ています。
向こうに、比叡山が見えますね。
11月に入って、日が沈むのが本当に早くなりましたね。


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今出川通から、中立売通を南東に向いています。
今度は、こちら側の歩道を通って中立売通を歩いていきます。


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滋賀銀行の前に、こちらの碑が立っていました。
かつての市電北野線は、ちょうどこの辺りに終着駅がありました。
(京都駅~北野天満宮間を結んでいました)


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滋賀銀行前を通り過ぎ、中立売通を南東に向きました。
京都町屋の脇に咲いているのは、バラでした。
その向こうに見える塀は、宥清寺のものです。


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「北野天満宮前」交差点から中立売通を南東に約200m進みました。
中立売通は、ここ一条通でいったん突き当たります。
この交差点から、右(西)は一条通商店街で
左(東)は京都北野商店街です。


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中立売通が一条通を交差しているところで、左(東)を向きました。
ここから暫く、ここは中立売通でもあり一条通でもあります。
交差点に、大きな寺院が見えます。


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こちらが、その大きな寺院本門仏立宗宥清寺です。
では、こちらに寄っていきます。
この寺院の境内の写真は、クリックすると全て拡大されます。


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山門に入ってすぐ左(西)に、こちらの六角堂が見えます。
その脇は、鬼瓦でしょうか?


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六角堂の北側に、日扇の立像がいらっしゃいました。
日蓮宗の寺院にはよく日蓮の立像がいらっしゃいますが、
ここ本門仏立宗も日蓮宗の分派なので、
似たことをするのでしょうか?


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そして、宥清寺境内の脇に大きな枝垂桜の木が立っていました。
第348回ブログに出てきた立本寺など、
この辺りには桜の名所が多いですね。


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こちらが、本門佛立宗本山宥清寺の本堂です。
この寺院は1308年藤原定家の孫が日蓮宗に帰依した後、
その藤原定家の旧宅を改築して建立されました。
ご本尊は、十界大曼荼羅図です。
江戸時代末期にいったん廃寺寸前になったのですが、
明治時代初期に日扇によって再興されました。
日扇は日蓮宗から分派して、本門仏立宗を起こしました。
ですから、ここがその宗派の本山となります。


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では、宥清寺を出ます。
クリックすれば拡大されるのは、この写真までです。


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宥清寺の前から、東を向いています。
宥清寺の東隣は、京都子ども文化館です。
ここにも、見事な枝垂桜があります。
(第350回ブログにも出てきました)
この辺りは中立売通であると同時に、一条通でもあります。


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ただこの辺りにも商店が並んでおり、
ここも中立売通沿いの京都北野商店街の一部です。
目の前の自転車屋さんに「修理承ります」と書いてあったので、
次に取材に来たときはタイヤを交換してもらいます。
さらに東を見ると、七本松通の安全地帯が見えました。


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七本松通の安全地帯の北側に、こちらのお店がありました。
のれんを見ると、生麩・生湯葉を売っているようです。
寄っていこうとも思いましたが、
この日(2015年111月5日)の夕食はエビフライなので
立ち寄るのはまた別の機会にします。


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七本松通から、中立売通を南東に向いています。
ここで中立売通は、一条通と分岐します。
ここは第350回ブログでも通った道です。
その回では右(南)側を通ったので、今回は左(北)側を東に進みます。


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七本松通から、中立売通を南東に進んでいます。
交差点からすぐに、こちらのたこ焼き屋さんがありました。
結構の方々が店内に入っていかれましたが、
誰も写らないタイミングでこちらを撮りました。


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そのたこ焼き屋さんの向かいにも、たこ焼き屋さんがあります。
と言いますか、この近辺にはたこ焼き屋さんがたくさんあります。
この商店街全体に、たこ焼き屋さんが点在しています。


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そのたこ焼き屋さんから、さらに中立売通を南東に進みます。
こちらは、京もなか 美福軒という和菓子屋さんです。
そういえば、この商店街は和菓子屋さんも多いですね。


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「京もなか 美福軒」に立ち寄って、豆大福を買いました。
(緑色なのは、ヨモギが入っています)
餅の部分もおいしかったのですが、
餡の滑らかな食感が気に入ったので、またこちらに立ち寄ります。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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七本松通から、中立売通を南東に約200m進みました。
六軒町通との交差点で、中立売通は真東に曲がります。


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六軒町通から、中立売通を東に向いています。
木曜日は大半のお店が定休日なので、
まるでシャッター商店街ですね。


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六軒町通から、中立売通を東に進んでいます。
木曜日でも、こちらのお店が開いていました。
ソシアルダンスのための衣装や小道具を売っているお店のようです。


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さらに中立売通を東に進んでいます。
この辺りは商店だけでなく、このような京町屋も並んでいます。


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六軒町通から、中立売通を東に約100m進みました。
こちらに、千本中立売交番があります。
その東隣は、日蓮宗愛染寺です。
なかなか由緒がある寺院なのですが、
非公開なのでここは通過します。


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日蓮宗愛染寺の前から、中立売通を東に向きました。
もう目の前に、「中立売千本」交差点があります。
といいますか、やっと千本通に戻ってきました。
またここから千本通を北に向かうのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けたので、
ここから先は次回とします。

~次回は、浄福寺や智恵光院に向かいます~

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第353回 紅葉の浄福寺~千本通南から北~その30

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快晴から一転、曇り空の「中立売千本」交差点です。
京都北野商店街は、ここが最東端です。
ここからまた千本通を北上……と行きたいところですが、
今回もまた違う道に逸れて、浄土宗浄福寺を訪れます。
撮影日は、2015年11月19日木曜日午後3時半。
前回ブログ撮影日以降、京都はずっと曇っています。
(時々雨が降ります)


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中立売通から、千本通を南に向いています。
このブログで、いままで進んできた道です。
また第348回ブログ以来の千本西陣商店街に戻ってきました。


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今度は中立売通から、千本通を北に向きました。
右(北)側のパチンコ屋など「繁華街」をイメージする店と
左(西)側のガス器具店といった
地域住民密着のお店とが混在しており、
それがこの商店街の最大の特徴ですね。


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中立売通から、千本通を北に進んでいます。
千本西陣商店街では、道の由来の看板があります。
中立売通は、もともとは「正親町通」だったのですね。
(この近辺に、「正親」という地名が多く残っています)
その後ろに、立ち飲み屋さんの「神馬」が見えます。
こちらは、たびたびTVに出ていますね。


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こちらは、その「神馬」のほぼ向かい(東)側です。
スーパーのイズミヤの脇に西陣京極商店街と書かれた
看板が掲げられた路地が東に伸びています。

「西陣京極」とは、かつてこの辺りにあった繁華街のことです。
1977年の市電廃止後に衰退しましたが、
21世紀に入ってまた復活しつつあります。
「千本中立売」交差点周辺には
かつて映画館が10館ありましたが、
今は第348回ブログに出てきた「千本日活」のみとなっています。


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「神馬」の前で、千本通を北に向いています。
こちらには、「朱雀大路」(今の千本通)の看板がありますね。
「千本中立売」バス停の前に、50系市バスが停まっています。
西側歩道にある時計屋さんの先に、またパチンコ屋さんがあります。


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「千本中立売」バス停の前から、千本通を北に向いています。
ここからだと、パチンコ屋さんがよく見えますね。
そのパチンコ屋さんの北側に、信号が見えます。
そちらが、一条通との交差点です。


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千本通から、一条通を西を向いています。
パチンコ屋さんと、京町屋が並ぶ不思議な世界ですね。


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今度は、千本通から一条通を東に向きました。
いつもより遅い時間帯で、しかも曇っているので
辺りはだいぶ暗くなっています。
では、ここを渡ってしばらく一条通を進みます。


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「一条千本」交差点南東角は、
そのパチンコ屋さんの駐車場です。
この狭い道に駐車場の自動車も合流するので、
この道は結構な渋滞になります。


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ただ、パチンコ屋さんの駐車場より東は渋滞もなくなります。
交差点の渋滞は、信号待ちの自動車と駐車場の自動車が
同時に一条通に集合したときのみに起こります。


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さらに一条通を東に進んでいます。
この京町屋は、1F部分がガレージになっています。
第345回に出てきた下立売通にもありましたが、
この辺りでよく見かけますね。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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千本通から、一条通を約100m東に進みました。
ここから南に、土屋町通が伸びています。
つまり、一条通は土屋町通の最北端です。


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一条通から、土屋町通を南に向いています。
こちらに、「西陣京極商店街」の看板が出ています。
かつてはここから中立売通との間に5館ほど映画館がありましたが、
今は赤ちょうちんが並ぶ「飲み屋街」です。


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今度は、土屋町通から一条通を東に向きました。
ブリキ製の表札の向こうに、一条通から北に行く道が見えます。


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こちらが、その北に伸びる道です。
道の先に寺院の山門が見え、
その脇に「浄福寺参道」と書かれた碑が立っています。
次は、こちらに向かいます。


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その道を一条通から約50m進み、黒門前に来ました。
では、浄土宗浄福寺に入っていきます。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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浄福寺の黒門をくぐると、すぐ西側に末社の鳥居がありました。
先ずは、こちらの弁財天にお参りします。


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こちらは弁財天がいらっしゃるのですが、
提灯には「天満宮」「稲荷大明神」の銘もあります。
大蛇の絵柄が描いてあるのは、弁財天ならではでしょうか?
この写真も、クリックすると拡大されます。


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提灯がぶら下がっている拝殿の後ろに、
弁財天の本殿がいらっしゃいます。
そして、その右(北)脇に天満宮の祠もいらっしゃいます。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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そして、弁財天の本殿の左(南)脇には稲荷大明神です。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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さらにその北側には、地蔵堂がいらっしゃいました。
さらにその北側から、墓地に入れるようです。


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最初の山門から真っ直ぐ北に進むと、浄福寺本堂に出ます。
こちらには阿弥陀如来がいらっしゃいますが、
普段は非公開で拝観できません。

浄土宗浄福寺は平安時代初期の800年ごろ建立されましたが、
たびたびの火災で細かい沿革がよく分かっていません。
室町時代に浄土宗となり、
今の位置には江戸時代半ばに移転してきました。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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浄福寺本殿の右(東)側に釈迦堂がいらして、
そちらに向けて石畳の道が伸びています。
では、そちらに向けて歩いていきます。


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本殿の東側のカエデも、そろそろ紅葉に染まってきました。
ここは桜で有名ですが、紅葉もなかなかですね。


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その紅葉を背に、こちらの休憩所があります。
この辺りにはさまざまな桜の木が並んでいるのですが、
季節ではないので写真は撮っていません。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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その休憩所から、東を向きました。
石畳の道がずっと続き、その両脇に小さな寺院が続いています。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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では、その石畳の道沿いの寺院やお堂を西から東に回ります。
最西端は、釈迦堂です。こちらに釈迦如来像がいらっしゃいます。
こちらはもともと平安宮の鬼門封じの寺院で、
浄土宗になる以前は、こちらの釈迦如来が御本尊でした。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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その釈迦堂の向かい(南)に、浄福寺幼稚園があります。
何か催し物をされているようでしたが、
ちょっと入り辛いので素通りです。


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こちらは、釈迦堂の東隣の薬師堂です。
右(東)側の祠の中に、千体薬師如来と
日光菩薩・月光菩薩がいらっしゃいます。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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その東隣には、末寺の松聲寺があります。
こちらのお堂が面白いので、撮りました。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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さらにその東には、御法大権現がいらっしゃいます。
こちらにも、お参りしました。


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御法大権現の前から、石畳の道を東に向きました。
そして、こちらが浄福寺の東側にある赤門です。


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浄福寺通から、浄土宗浄福寺赤門を見ています。
実は、こちらが正門だったりします。
まぁ、この赤門が浄福寺の象徴ですしね。
今度は向かい(東)隣の日蓮宗慧光寺に寄った後、
智恵光院に向かうのですが、
それはまた次回にします。

今回は、ここまでです。

~次回は、慧光寺や智恵光院に立ち寄ります~

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第354回 慧光寺の大銀杏~千本通南から北~その31

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浄土宗浄福寺赤門の前から、浄福寺通を北に向きました。
左(東)に浄福寺末社の御法大権現への入り口が
右(西)に日蓮宗慧光寺の山門が見えます。
今回は慧光寺に立ち寄った後、
智恵光院経由で「一条千本」交差点に戻ります。
撮影日は、2015年11月19日木曜日午後4時。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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浄福寺の末社「御法大権現」の入り口から、また中に入りました。
「御法大権現」の本殿は、前回ブログで参拝しましたので、
今回はその脇にいらしたこちらの祠にお参りします。
こちらには、弁財天がいらっしゃいます。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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「御法大権現」の入り口から、浄福寺通を見ています。
では、ここから外に出ます。


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「御法大権現」の入り口を出て、東を向いています。
向かい側に、日蓮宗慧光寺の山門があります。
この寺院の写真は、全てクリックすると拡大されます。


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慧光寺の山門脇にお堂があって、そこに桜の木があります。
この辺りは、きれいな桜が本当にたくさんありますね。



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山門から東を向いて、日蓮宗慧光寺境内を眺めています。
本堂はこの突き当りを左(北)にあって、
突き当りには末社の七面宮がいらっしゃいます。
第171回ブログに出てきた宝塔寺山頂上にもいらっしゃいました。
日蓮宗寺院に、よくいらっしゃいますね。
そして、右(南)側には大銀杏が立っています。
ちょうどこの時期が、一番の見ごろですね。


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大銀杏の向かい(北)側に、日蓮宗智照山慧光寺本堂です。
ご本尊は、三方尊です。
こちらは、16世紀後半に野本輝久の菩提寺として建てられました。
野本輝久は室町幕府13代将軍足利義輝の家臣でしたが、
松永久秀が足利義輝を暗殺した際主君と共に討ち死にしました。
その後、野本輝久の正室伊佐がこの寺院を建てました。

この寺院の大銀杏は昔から有名で、
江戸時代の京都観光案内本にも掲載されています。


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慧光寺境内の七面宮前から、西を向いています。
では、ここから向こうの山門をくぐり慧光寺を出ます。
クリックすれば拡大されるのは、この写真までです。


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日蓮宗慧光寺の前から、浄福寺通を北を向いています。
右(東)の土塀は、慧光寺のものです。
では、ここを北上していきます。


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慧光寺の前から、浄福寺通を北に約50m進みました。
この辺りは、京町屋が軒を並べています。
左(西)側の町屋では、屋根の葺き替えが行われていました。
こちらで、笹屋町通と交差します。


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浄福寺通から、笹屋町通を東に向いています。
この辺りも、京町屋が並んでいますね。
では、ここから東に進んでいきます。


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浄福寺通から、笹屋町通を東に進んでいます。
こちらのような京町屋が、この辺りに点在しています。
ちなみに地面が斜めになっていますが、
それはここが緩い坂道だからです。
では、お地蔵さんにお参りしてから先を進みます。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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浄福寺通から、笹屋町通を東に約50m進みました。
智恵光院通の手前に左(北)に小さな寺院が、
右(南)に大きな児童公園があります。



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こちらが、その小さな寺院浄土真宗本願寺派長圓寺です。
こちらの詳しい沿革は、見つけられませんでした。
ただ、こちらの過去帳には新撰組隊士島田魁が載っています。


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そして、こちらが南側の「橘児童公園」です。
遊具はほとんどないのですが、
その分面積が広くボール遊びには最適です。
時間帯の関係で、小中学生がたくさん遊んでいました。


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智恵光院通から、笹屋町通を東に向いています。
この笹屋町通は、約150m先の大宮通で突き当たります。


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笹屋町通から、智恵光院通を南に向いています。
智恵光院通はちょうど道路工事中で1車線になっていて、
アスファルトの貼り替えをされていました。
右(西)側の「橘児童公園」の入り口には
たくさんの自転車が停まっていますが、それを見るだけで
如何にたくさんの小中学生がここにいるか分かります。


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事実上駐輪場になっていた「橘児童公園」入り口付近に、
こちらのお地蔵さんがいらっしゃいました。
こちらにもお参りして、先を進みます。


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さらに智恵光院通を南に進んでいます。
「橘児童公園」の南側は
ビルなどの建物が並んでいるように見えますが、
目の前のブロック塀の向こうに
大きな寺院に向かって伸びる参道があります。


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智恵光院通から、こちらの寺院を見ています。
こちらは、浄土宗智恵光院平等寺です。
智恵光院通の由来となった寺院です。
鎌倉時代後期の1294年鷹司兼平が建立しました。
たびたびの焼失の後、江戸時代末期にこちらに移転してきました。
ご本尊の阿弥陀如来像は快慶作と伝えられ、
小野篁作と伝えられている六臂地蔵尊像もいらっしゃいます。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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智恵光院の鉄門扉の脇に、こちらの看板がありました。
こちらは単に非公開というだけでなく、
観光による参拝を拒絶しています。
実は意外に京都ではそういう寺院が多くあります。
(二尊院の北隣にある日蓮宗久遠寺などもそうですね)


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智恵光院の前で、智恵光院通を南に向きました。
もう目の前に、一条通が見えますね。


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一条通から、智恵光院通を南に向いています。
約700m先に第345回ブログに出てきた山中油店があります。
その店から南にさらに約200m進むと、
丸太町通で智恵光院通は突き当たります。


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智恵光院通から、一条通を東に向いています。
ここから東に約400m進むと晴明神社と一条戻り橋があって、
さらに600mほど進むと第196回ブログに出てきた京都御苑の乾門や
和菓子屋さんの虎屋がある烏丸通で突き当たります。


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今度は、智恵光院通から一条通を西に向きました。
では、ここから千本通に向かって進みます。


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智恵光院通から、一条通を西に進んでいます。
住宅地の一角に、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいました。
千本通が広くなった三条通以北では
お地蔵さんがあまりいらっしゃいませんでしたが、
今回ブログでは何体かに出会っています。
ここよりずっと北の鞍馬口通にはたくさんいらっしゃるのですが……


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そのお地蔵さんの前で、一条通を西に向いています。
この道から左(南)に、裏門通が伸びています。
この道は、約600m先の松林寺で突き当ります。
ところで、この「裏門」って何を指すのでしょうか?


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「一条裏門」の辻に、こちらの表札がありました。
千本通周辺には、これらの看板が特に多いですね。


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裏門通より西は、一条通沿いにまた京町屋が並びます。
裏門通より約50m西に、浄福寺通との辻があります。


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一条通から、浄福寺通を北に向いています。
ここから約100m先に、浄土宗浄福寺赤門があります。
つまり、今回ブログ最初の地点ですね。


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浄福寺通から、一条通を西に向いています。
だんだん京町屋の密度が濃くなってきました。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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その建ち並ぶ京町屋の一角に、こちらの店がありました。
では、この「カフェ1001」に立ち寄ります。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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お店の方に許可をもらって、店内を撮影しています。
こちらは、洛中に増えつつある「京町屋カフェ」です。
お店の手前が土間で、奥が座敷です。
さらに奥には、坪庭も見えますね。
(典型的な京町屋です)
他のお客さんがいらっしゃらないのをいいことに、
座敷を独り占めにして撮影しています。
床の間には1980年前後に出版されたマンガが多数並んでいました。
よく調べると、宮崎駿氏のマンガシュナの旅がありました!
この写真も、クリックすると拡大されます。


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ここの紅茶はストレートとミルクティーしかありませんが、
(つまり、茶葉の選択肢はなし)
茶葉をしっかり開けた丁寧なお茶でした。
こういうものは、砂糖をたくさん入れて甘くして飲みます。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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さらに、こちらは柚子風味のガトーショコラです。
単に甘いだけではなく、柚子の香りがこの時期には合いますね。
お皿の猫足模様は、チョコレートで描かれていました。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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「カフェ1001」の前で、一条通を西に向いています。
結局寛いでいたため、ここを出たら午後5時を回っていました。
もうすぐ日が暮れそうです。


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浄福寺通から、一条通を約100m進みました。
この右(北)側に、前回ブログでも浄福寺黒門があります。
この先のT字路以南に、西陣京極商店が続いています。
そして、ここから1300mほど先の竹屋町通まで
土屋町通が続きます。
(第343回ブログの大宮姫稲荷大神付近です)
ただ、これくらい暗くなるとどうしても写真がボケてしまします。


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一条通を西に進み、とうとう千本通に戻ってきました。
もう午後5時を回り、日も暮れてしまいました。
これ以上先には進めませんね。
この後は第350回ブログに出てきたカドワキに寄って、
エビフライとカキフライを買って帰りました。

今回は、ここまでです。

~次回から年末まで、また紅葉散策の特別編成になります~

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テーマ : 京都道案内
ジャンル : 地域情報

第355回 インクラインから見下ろす

今年も、紅葉の季節になりました。
今年(2015年)は地下鉄東西線「蹴上」駅から、
哲学の道を経由して銀閣寺を目指します。
無鄰菴や南禅寺は何回か掲載しているのですが、
永観堂禅林寺以北はこのブログ初掲載です。
ですから、「千本通編」はしばらく休載します。



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約2か月ぶりの地下鉄東西線「蹴上」駅のホームです。
今まで乗っていた六地蔵行きの車両が、出発しようとしています。
今回はこのまま地上に上がり、インクラインを散策します。
撮影日は、2015年11月23日勤労感謝の日の月曜日午前10時半。
曇り空でしたが、結局傘は必要ありませんでした。


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地下鉄東西線「蹴上」駅のホームから、コンコースに上がります。
自分たちが乗る車両から、相当数の方々が下車されました。
恐らくお目当ては、南禅寺と永観堂でしょうね。


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長い長いエスカレーターと階段を上り、改札口の前に来ました。
(地下鉄東西線「蹴上」駅は、相当地下深くにあります)
コンコースでは、お弁当がよく売れていました。
(飲食店が、満員の可能性もありますしね)
また、駅員が道案内に追われていました。
ここは、京都市立動物園最寄り駅でもあります。
(実は、動物園も紅葉が絶景です)


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さらに階段を上り、地上に出てきました。
ここは、地下鉄東西線「蹴上」駅1番出口です。
ここに来られた大半の方々は、右(北西)方向に流れて行かれます。


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地下鉄東西線「蹴上」駅1番出口の前から、
三条通を北西に向きました。
たくさんの方々が、この道を進みます。
ここから約100m先の「ねじりまんぽ」というトンネルをくぐり、
北に向かうと南禅寺への近道です。
(第73回ブログのルートですね)


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一方、こちらは第77回ブログのルートです。
三条通をこのまま南東に進むと、東隣の山科盆地に到達します。
ただ、あえて今回はこの道を辿ります。


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第77回ブログでは彼岸花が咲いていたところに
コスモスが咲いていました。
恐らく京都市が、季節ごとに花を植え替えているのでしょうね。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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三条通を南東に進み、東山を登っています。
町屋の間に、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいました。
お参りをして、また先に進みます。


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地下鉄東西線「蹴上」駅から、三条通を南東に約100m進みました。
目の前にご近所さんのごみが青いネットの中にありますが、
その辺りで左(東)に向いてみます。


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三条通から、東を向きました。
こちらの石段を上れば、これらの神社仏閣に辿り着きます。
ただ、今回はそこまでは行かずに約50mだけ進みます。


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三条通から神明式の鳥居をくぐると、上りの石段が続きます。
それぞれの京町屋が様々な花々を植えられていて、
それがとてもきれいですね。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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その石段は、約50mで終わります。
目の前の橋を渡ると、約50m先に安養寺があります。
ただ今回は、他にも行くところがありますので
これ以上は先に進みません。


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先ほどの橋の上から、南東に向きました。
約100m先のトンネルから、川が流れ出しています。
こちらは琵琶湖疎水で、ここから京都盆地全域に流れていきます。
ここから先の写真は、しばらくクリックすると拡大されます。


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今度は、橋の上から北西を向きました。
橋の下をくぐると、疎水の水が急に枯れてしまいます。
今は使われなくなった小舟が置かれていますね。


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橋を下りて、先ほどの写真の左隅(北西)に移動しました。
こちらには、慰霊碑が立っています。
琵琶湖疎水を造営したとき、特に長いトンネルを建設した際
多くの方が事故で亡くなりました。
こちらは、その方々を弔うためのものです。
さらに左側に、大日如来のお地蔵さんがいらっしゃいます。
源義経関連の銘が書かれていました。


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慰霊碑と大日如来の右(東)側は、
水が枯れた疎水の中に入れるようになっています。
では、ここからそちらに向かいます。


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先ほどの地点から東に進み、
写真に写っていた柵の向こう側を撮っています。
このトンネルから再び琵琶湖疎水の水が流れています。
こちらの水は先ほどの疎水とは合流せずに、
南禅寺の水路閣経由で京都盆地北部の生活用水になります。


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その柵から振り返ると、
先ほどの写真に写っていた舟の辺りが見えます。
では、その舟の辺りから北西に向いてみます。


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こちらが、その様子です。
ここを起点に、ずっと下までレールが敷かれています。
かつて琵琶湖疎水で荷物の運搬を行っていたころ
滋賀県から来た小舟はここでトロッコに載せられ、
この先の平坦な場所まで運ばれていました。
このような施設をインクラインと言い、
この「蹴上インクライン」は桜並木や
京都市街地を一望できるロケーションから
京都屈指の絶景ポイントとして有名です。

では、このインクラインを今回ブログでは
端から端まで歩いてみます。


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……と言いながら、ここでちょっと休憩です。
インクライン頂上から約50m進むと、
噴水の周りにベンチがありました。


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こちらが、そのベンチです。
実はこの時点でウチの近所のコンビニエンスストアで買った
おにぎりが何個か持っていて、それをここで頂きました。
「もう休憩するの?」
同行したうちの母はそう言いましたが、先は長いもので……


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こちらは、そのベンチに座って眺めていた風景です。
桜の葉は落ちて、カエデの色合いも微妙です。
今年(2015年)の紅葉は、微妙ですね。


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では、またインクラインをゆっくりと下りていきます。
桜の葉が少しでも残っていればまた違うのでしょうが、
この時期は完全な枯れ枝です。
ただ、向こうに見える京都市街地(おそらく岡崎周辺)は
なかなかの絶景ですね。
左(北西)側は三条通で、
この辺りが地下鉄東西線「蹴上」駅の真上です。


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インクラインの頂上から、北西に約250m下りて来ました。
左(西)の三条通から
このインクラインをくぐる「ねじりまんぽ」が見えました。
駅から来られた方々は、大半がここを通ったのでしょうね。


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今度は「ねじりまんぽ」の反対側を見ています。
いつもは東山高校の生徒くらいしか通らないのですが、
観光シーズンになるとこの人出です。
この時期限定で、焼きそばの屋台も出ています。
予想通り何有荘紅葉は、
この日(2015年11月23日)が見ごろでした。
また、この道をずっと進んで左(北)を向くと
第341回に出てきた大寧軒があります。


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「ねじりまんぽ」から、またインクラインを下りていきます。
すると、この辺りだけにナラ並木が続いています。
この下に、ドングリがたくさん落ちていました。


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「ねじりまんぽ」から、インクラインを北西に約50m進みました。
左(西)に、「蹴上」交差点が見えます。
インクラインはここまで三条通沿いでしたが、
ここからは仁王門通沿いになります。


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こちらは、「蹴上」交差点南西角のウェスティン都ホテルです。
小川治兵衛作庭の日本庭園があるのですが、
なかなか機会がなくて最近行っていません。


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一方、「蹴上」交差点北西角には、
関西電力蹴上第二水力発電所があります。
現在はもう稼働していませんが、
京都市指定文化財として保存されています。
(第72回ブログに出てきました)


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インクラインのなら並木を抜けると、こちらの小舟があります。
レールの上に載っていますが、しっかりと固定されています。
往時には、このような感じで運ばれていたのでしょうね。


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この辺りのインクラインから、仁王門通を見ています。
インクラインもだいぶ下りてきたので、
そろそろ地面と同じくらいの高さになりました。
インクラインを短く体感するなら、ここから入るのがお勧めです。
向こうに見えるのは、関西電力蹴上第三水力発電所です。
日本初の発電所蹴上第一水力発電所はここに建っていましたが、
この発電所を建設するために取り壊されました。
(この発電所は現役で、今も稼働しています)


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とは言え、インクラインはあと150mほど続きます。
ここからは地面より下になって、
「南禅寺前」交差点横の橋の下で終わります。


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「南禅寺前」交差点横の橋の下から、北西を見ています。
インクラインはここで終わり、
噴水の向こうからまた水が滔々と流れます。
(その間、水はインクライン脇の側溝を流れていました)
噴水の向こうには、京都市立動物園が見えます。
ここから、石段が2か所あります。
左は仁王門通に向かい、無鄰菴などの近道です。
右は白川通に向かい、琵琶湖疎水記念館や
京都市立動物園に向かいます。
クリックすれば拡大するのは、この写真までです。


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今回は、左の石段を利用します。
右の道の琵琶湖記念館に寄っていたら、
銀閣寺の拝観時間に間に合いそうもないので……


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さらに石段を上り、仁王門通に出ます。
次の目的地は、無鄰菴ですね。


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石段を登り、仁王門通に出ました。
仁王門通はここで大きくカーブし、真西を向きます。
左の白壁は、無鄰菴のものですね。


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「南禅寺前」交差点を渡り、仁王門通の反対側歩道に来ました。
では、この白壁沿いに歩いていきます。


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仁王門通を歩きながら、琵琶湖疎水側を見ています。
京都市立動物園も、紅葉は今が盛りのようです。
その向こうに、小さく宝塔が見えます。
初めは永観堂禅林寺のものと思いましたが、
方向から考えると、真如堂のものでしょうね。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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仁王門通を約150m進むと、無鄰菴の白壁が途切れます。
無鄰菴の入り口も、近くなりました。


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その角で、左(南)を向きました。
この先に、無鄰菴の入り口があります。
ここから無鄰菴の紅葉散策になるのですが、
今回はだいぶ写真を貼り付けました。

今回は、ここまでです。

~次回は、この無鄰菴を散策します。
ここの紅葉は、この日が盛りでした~

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第356回 秋深し 無鄰菴の 紅と碧

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インクラインから仁王門通を通り、無鄰菴の入り口に来ました。
今回は、この無鄰菴を散策します。
撮影日は、2015年11月23日勤労感謝の日の月曜日午前11時。
無鄰菴内の写真は、全てクリックすれば拡大されます。


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入り口を入ってすぐに、受付があります。
そこで、410円払って無鄰菴に入っていきます。


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こちらが、無鄰菴のチケットです。
無鄰菴はもともと山県有朋の別荘でしたが、
山県の死後遺族が京都市に寄付したために、
今では京都市指定史跡となっています。


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では、こちらから無鄰菴に入っていきます。
先ずは、この先の小さな戸をくぐります。


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その戸をくぐり中に入ると、この景色が目に入ります。
真ん中に大きな池があり、その周りを散策するような形状です。
このような形式を「池泉式回遊庭園」と言い
禅寺に多い「石庭」とは対極にある日本庭園です。
そして、この「池泉式回遊庭園」こそが
7代目小川治兵衛が最も得意とした庭園です。
この無鄰菴は、小川治兵衛の最高傑作の一つとされています。


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先ほどの写真の左(北)側に小さな庵がありまして、
これはそこの座敷に上がって、撮ったものです。
先ずは寛ぎながら、この眺めを堪能します。


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その庵を出ると、さらに北側にまた庵があります。
こちらでは、追加料金を払えば抹茶を堪能できます。
ただ、時間がないので先に進みます。


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ではこちらの小川を渡り、庭園内部を散策します。
散策していくにつれ、風景が変わっていくのが
「池泉式回遊庭園」最大の魅力ですね。


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無鄰菴庭園を歩きながら、周囲を眺めています。
この辺りは、だいぶ紅葉に染まってきました。


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無鄰菴庭園の中央付近にある池の上には、
つがいのカモが2羽いました。
仲良さそうに、連れ添って泳いでいます。


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無鄰菴庭園のだいぶ奥まで来ました。
あちらの白壁の向こうが、仁王門通です。


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さらに、北東に進みました。
この辺りの木々もだいぶ紅葉が進んでいます。


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さらにさらに奥に進みました。
この辺りが、無鄰菴の最深部です。


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無鄰菴最深部には、このように泉があります。
南禅寺や蹴上一帯の別荘群は、
全て琵琶湖疎水の水を引いています。
無鄰菴などこの辺一帯の別荘群は、
明治時代の政財界の方々が小川治兵衛などに作庭を依頼しました。
ちなみに、この裏手が「南禅寺前」交差点です。


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その泉の前から、無鄰菴庭園全体を撮りました。
先ほどとは、だいぶ違う眺めになります。
これが、「池泉式回遊庭園」最大の魅力ですね。


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無鄰菴最深部から、入り口付近に戻ってきました。
ここで、道が二手に分かれます。
先ほどは右(西)の道を辿ってきましたので、
次は(東)左の道を進みます。


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通り道から少し外れると、周囲は無数の苔に囲まれています。
こちらに紅葉が落ちて、なかなか風情があります。


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無鄰菴庭園の東端を南に歩いています。
こちらに、山県有朋愛用の茶室があります。
山県有朋は事実上大日本帝国軍を整えた人物ですが、
その一方で漢詩や茶道を愛好する風雅な方でもありました。


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その茶室の南側に、小さな洋館があります。
ここに滞在していた山県有朋は、
この洋館で日々を過ごしておりました。
また、この洋館は1903年の無鄰菴会議が開かれた舞台でもあります。
ただ、この洋館は公開されていますが、撮影は不可です。


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その洋館の前に、小さな戸があります。
無鄰菴庭園に、初めに入ってきたところですね。
では、こちらから無鄰菴から出ていきます。
クリックすれば写真が拡大されるのは、ここまでです。


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無鄰菴入り口の前から、北を向いています。
(今回ブログ最初の地点です)
では、ここから目の前の仁王門通に出ます。


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仁王門通に出て、右(東)を向きました。
右(南)側の白壁の向こうに、無鄰菴庭園の木々が見えます。
では、ここを東に進んでいきます。


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無鄰菴の入り口から仁王門通に出て、
無鄰菴の白壁に沿って約100m東に進みました。
こちらは、「南禅寺前」交差点です。


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「南禅寺前」交差点は、山科へ行く自動車と
南禅寺に向かう自動車で大渋滞です。
では、この信号を渡っていきます。


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「南禅寺前」交差点を渡り、北側を覗きました。
この辺りの琵琶湖疎水はインクラインなので、
水が流れていない代わりにレールが敷かれています。


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インクラインの上の橋を渡り、
「南禅寺前」交差点で東を向きました。
ここを東に直進すれば、南禅寺に向かえます。


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「南禅寺前」交差点を北に向きました。
ここから、白川通が始まります。


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橋の袂に、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいます。
南禅寺にお参りに行く際に、いつもここをお参りします。


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そのお地蔵さんの前で、東を向きました。
ここから先は、湯豆腐の飲食店が並んでいます。
では、ここを進んでいます。


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「南禅寺前」交差点から東に約50m進み、北を向きました。
ここから約30m先に、蕎麦屋の「一休亭」があります。
この辺りに来たときは必ず寄った店なのですが、
今回は素通りします。
(「一休亭」の様子は、第75回ブログに掲載しています)
さらにこの道の突き当りには西福寺があります。
こちらには、上田秋成のお墓があります。


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その地点で、東を向きました。
ちょうどお昼時で、湯豆腐屋さんに
たくさんの方々が入っていきます。
この写真から最後まで、クリックすれば拡大されます。


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さらに南禅寺参道を東に進んでいきます。
南禅寺に向かう車線が、かなりの大渋滞です。
毎年この日(11月23日)が一番混むのでしょうね。


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さらに、南禅寺参道を東に進んでいきます。
そろそろ向こうに、南禅寺の門が見えてきました。


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南禅寺参道の左(北)側に、こちらの神社がいらっしゃいます。
第75回ブログ以来あちこち探しているのですが、
どうしてもこの神社の許に行けません。
とりあえず、ここからお参りです。


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「南禅寺前」交差点から、南禅寺参道を東に約300m進みました。
南側に、金地院の山門が見えます。
このすぐ先に金地院があって、そこをさらに南へ進むと
第341回ブログで出てきた大寧軒や何有荘と言った別荘が
建ち並んでいます。
さらに「ねじりまんぽ」まで進むと、
地下鉄東西線「蹴上」駅1番出口はすぐです。


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「南禅寺前」交差点から、南禅寺参道を東に約400m進みました。
ようやくの南禅寺の門です。
この後自動車は、右(南)側の駐車場に向かいます。


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南禅寺山門をくぐり、北を向きました。
この辺りは南禅寺境内であると共に、
永観堂禅林寺などここから北に向かうための道でもあります。


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南禅寺山門の北側に、南禅寺勅使門があります。
普段は閉まっていますが、皇族・国賓などはこちらから入られます。


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南禅寺の境内には、たくさんのカエデが植えられています。
今年(2015年)の紅葉2011年以来の不作ですが、
それでもここ南禅寺はそれなりには絶景となっています。


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南禅寺勅使門から、東に向いています。
臨済宗寺院の配列は、勅使門→山門→本堂が直線状に並びます。
次は、いよいよ南禅寺を散策します。
ただ、今回もだいぶ写真を貼りましたので
ここから先は次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、南禅寺を散策します~

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第357回 紅葉咲く 曇り空から 水路閣

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南禅寺の勅使門から、東にある山門に向かっています。
この辺りのカエデ並木は、人、人、人であふれています。
今回は南禅寺法堂を参拝した後、水路閣に向かいます。
撮影日は、2015年11月23日勤労感謝の日の月曜日午前11時半。
今回ブログは、全ての写真がクリックすれば拡大されます。


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こちらが、南禅寺山門の下の部分です。
では、ここをくぐってさらに東に進みます。


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こちらの山門は、上の方に上れます。
(かつて石川五右衛門が「絶景かな」と言った場所ですね)
ただ、この行列では時間がかかりそうです。
銀閣まで遠いので、ここは諦めて先を急ぎます。
(第74回ブログで一度上に登りました。)


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南禅寺山門をくぐり、東を向きました。
では、このカエデ並木をくぐり抜けて南禅寺法堂に向かいます。


~2015年12月11日追記~
番外-2
2015年12月10日に再訪しました。
先ほどの写真と同じ角度から撮りました。
今年(2015年)の紅葉は、約2週間遅れです。


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南禅寺境内のカエデ並木です。
……ただ、今年(2015年)はなかなかカエデが上手く染まりません。


~2015年12月11日追記~
番外-4
こちらも、2015年12月10日に再訪したときのものです。
先ほどの写真と同じカエデの木を撮りました。
もうすっかり紅く染まりました。


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先ほどの写真から、反対側の南を向いています。
こちらも、紅と翠のまだら模様ですね。


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ところが、全てのカエデが不作なのではありません。
日当たりが良い木々は、このようにしっかり紅く染まっています。
そういうところには、カメラを持った方々が集まってきます。


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南禅寺山門から、東に約100m進みました。
こちらは、南禅寺法堂です。
1895年に焼失後、1909年に再建されました。

臨済宗南禅寺派大本山南禅寺は、
1291年亀山上皇によって建立されました。
元々は、臨済宗の京都五山の筆頭でしたが、
室町幕府3代将軍足利義満の政策で、
(相国寺を京都五山に入れた関係で)
鎌倉五山と京都五山とは別格の寺院となりました。
応仁の乱後は一時荒廃しましたが、
江戸時代に以心崇伝が入山すると、また隆盛しました。


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法堂の前に、こちらの香炉があります。
こちらに100円入れて、線香を立てました。


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南禅寺法堂の前で、右(南)を向きました。
ここから方丈に向かうのですが、その前に寄り道します。


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南禅寺法堂の南側にも、東西に伸びる道があります。
(中門から本坊間を貫きます)
ここから約50m先に本坊や方丈が見えますが、
ここではさらに南に進みます。


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南禅寺法堂南側の道をさらに約30m南に進むと、
赤レンガでできたアーチ状の水道橋が姿を現します。
こちらが、南禅寺の絶景ポイントの一つ「水路閣」です。


~2015年12月11日追記~
番外-13
こちらも、2015年12月10日に再訪した写真です。
ここは2015年11月23日段階でもしっかり染まっていました。


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水路閣のアーチの隙間から、南へと道が伸びています。
ここから石段を上った先に、南禅院の白壁が見えます。
では、そちらに向かいます。


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石段を上り、南禅院の白壁で突き当たりました。
そこから右(西)を向くと、さらに上れるようになっています。


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石段を上りきると、たくさんの方々がいらっしゃいました。
ここから、水路閣の上部を歩くことができます。


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水路閣の上に乗り、北を向きました。
水路閣は、琵琶湖疎水の水を京都市北部に運んでいます。
実はこの水路閣は、「遺構」ではなく今も「現役」です。
この水は、この後の回で出てくる「哲学の道」を通った後
高野川の下をくぐって、松ヶ崎の浄水場経由で
京都市北部の家庭用水になります。
(こちらのルートを特に「白川疎水」と言います)


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今度は、水路閣の上部で南を向きました。
水路閣の上部は、このように歩くことができます。
ここをずっと進めば、第355回ブログのインクライン頂上部に
近づくことができます。
ただ、インクライン直前に鉄柵があるので、
ここからインクラインに行くことはできません。


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では、水路閣上部から南禅院脇に戻ります。
次は、この南禅院に入っていきます。


357-20.jpg
400円払って、南禅院境内に入ってきました。
こちらは、南禅院方丈越しに庭園を見ています。
この南禅院は今では南禅寺の末寺ですが、
1292年に最初に南禅寺が建立された場所です。


357-21.jpg
南禅院方丈から南側に回り込み、方丈庭園を見ています。
池の周囲をカエデの木々が囲んでいます。
方丈内は立ち入り禁止ですが、
内部から見るとおそらくこのような眺めとなります。


357-22.jpg
方丈庭園の東側に、さらに南へ進み山の中に入る道があります。
そちらに向かう前に、このカエデの左(東)側に行きます。
こちらに、南禅寺開山の僧侶大明国師のお墓があります。


357-23.jpg
ただ、大明国師のお墓の前はこのような状態でした。
まぁ、この辺りからの構図もなかなかの絶景でした。


357-24.jpg
これが、その「絶景」です。
手前の紅葉をフレームの上から垂れさせるのがポイントですね。


357-25.jpg
では、山の中(と言っても、池の反対側限定ですが)に入ります。
こちらが、南禅院の泉です。
そういえば、2年半前にここに来たとき、
この上からカエルやらヘビやらが降ってきました。
食うか食われるかの追いかけっこをしていたようでした……


357-26.jpg
山の中に入り込み、先ほどと反対の構図で撮りました。
個人的には、この角度が南禅院ベストポジションと思っています。


357-27.jpg
そして、南禅院方丈の西側から南禅院から出ます。
ここを出ると、また目の前に水路閣が見えます。


357-28.jpg
では、南禅院脇の石段を下ります。
向こうから、黒い犬がやってきますね。
何となくかわいいので撮りました。


357-29.jpg
石段からさらに北に進み、水路閣を下をくぐっています。
カエデ並木の向こうに、南禅寺法堂が見えますね。


357-30.jpg
ただ、南禅寺法堂の前に東西を貫く道があります。
ここから、右(東)を向きます。


357-31.jpg
その場所で、東を向きました。
すると、南禅寺本坊が見えます。
北側に、国宝南禅寺方丈が隣接しています。
ここから南禅寺方丈庭園を眺めに行くのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は南禅寺方丈を散策した後、永観堂禅林寺に向かいます~

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「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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