第349回 秋の渉成園特別公開

第298回ブログ以来4回目の京都駅中央改札を出たところです。
今回は、ここから東洞院通経由で渉成園に向かいます。
撮影日は、2015年11月1日日曜日午後0時52分。
この日から11月3日の祝日まで、渉成園は特別公開します。

京都駅北側中央改札から、京都駅舎を出ました。
では、ここを東に塩小路を進みます。

京都駅中央改札前から、塩小路を東に約100m進みました。
北を向くと、ここから北に烏丸通が伸びています。
手前のタクシー乗り場には、たくさんの方々が並んでいます。
京都も、秋の観光シーズン突入です。

その場所から、塩小路を北東に向いています。
京都駅前の東端にある「メルパルク京都」と
「セレマビル」(旧「ルネッサンスビル」)が見えていますね。

さらに塩小路を東に進み、「塩小路東洞院」交差点まで来ました。
ここまでが、「京都駅前」ですね。
ここから塩小路を東に進むと、
第298回ブログの「桜の小径」や三十三間堂に辿り着きます。
今回は交差点の南西角からスクランブル交差点を渡り、
交差点の北東角に進みます。

塩小路から、東洞院通を北に向いています。
写真では自転車が家の中に入っていくように見えますが、
実はその辺りに狭い道があって
そこを東に進むと京都ホワイトホテルがあります。
では、東洞院通を北に進んでいきます。

塩小路から、東洞院通を北に約80m進みました。
こちらは、京都屈指の蕎麦屋さん「丸福」です。
この時は営業中でしたが、先を急いでいるので今回は諦めます。

「丸福」から、さらに東洞院通を北に約100m進みました。
こちらは、「七条東洞院」交差点です。

七条通から、東洞院通を北に向いています。
七条通以北の東洞院通は、このくらいの道幅で落ち着きます。
では、さらにここを北上します。

七条通から、東洞院通を約100m北上しました。
こちらは、下珠数屋町通との辻です。
左(西)側は一見京町屋ですが、浄土真宗大谷派閑昌寺です。
右(東)側に旅館が見えますが、この辺りは特に多いですね。

下珠数屋町通から、東洞院通を約50m北上しました。
こちらの京町屋も、旅館ですね。
京都駅成立以前の江戸時代から、
この周辺は東本願寺の門前町として栄えました。
元々は日本全国からやって来る真宗門徒のために、
これらの旅館は建てられました。
(今は、修学旅行生や観光客の方がメインのようですが……)
この写真は、クリックすれば拡大されます。

さらに東洞院通を約50m北上しました。
こちらは、正面通との辻です。

東洞院通から、正面通を東に向いています。
次は、この突き当りまで進んでいきます。

正面通は、東洞院通から東に約50m先の間之町通で突き当たります。
そして、その先に渉成園への入り口があります。

普段は手前の事務所に受付があるのですが、
今回はその少し奥に臨時のテントが出ていました。
「真宗門徒の方ですか?」「京都市民ですか?」など
いつもの質問はいつも通りでした。
ここで500円を納めて(普段は300円)、中に入っていきます。

受付の脇に、こちらの枝垂桜が立っていました。
こちらは、ここの象徴とも言える木ですね。
そろそろ葉も紅く染まりだしていますね。
この写真から、ずっとクリックすれば拡大されます。

枝垂桜の東側に石垣があって、そちらにカラタチの木がありました。
ここ渉成園を、京都市民は「枳殻邸」(きこくてい)と呼んでいます。
「枳殻」を訓読みで読むと、「カラタチ」です。

そのカラタチの木の前で、右(北)を向きました。
では、順路に従い渉成園に入っていきます。

先ほどの写真で写っていた駐車場の手前で、
さらに右(東)に向きました。
目の前に細い桜の木がありますが、
その向こうの庭園北口に向かいます。

こちらが、渉成園庭園北口です。
ここは「出入り口」ですが、両脇は塀ではなくて細長い廊下です。
右(南)側の廊下は、特別公開されていた園林堂から続いています。
(拝観後は、ここから帰ることになります)
先ずはこの北口から渉成園庭園に入ります。

渉成園庭園北口から入ると、すぐにこの看板があります。
先ずは、この矢印の先の「お茶席」を目指します。

こちらは、渉成園庭園北西端の臨池亭です。
(第111回ブログでも訪れました)
いつもは屋内には入れないのですが、
今回はこちらにお茶席が設けられていました。

600円支払って、臨池亭内部に上がりました。
臨池亭内部は撮影不可だったのですが、
外に向けた撮影は許可されていました。
せっかくなので、屋内から外の池を撮りました。

臨池亭内部は撮影不可だったので、
お茶そのものは撮影できませんでした。
そこで茶菓子だけ持ち帰り、(亀屋良長の落款が見えます)
家で抹茶を点てたものを撮影しました。
茶菓子は、小豆入りの焼き菓子(要するにクッキー)です。

お茶をいただいて、臨池亭を出ました。
こちらは、臨池亭の東側にある代笠席という茶室です。
手前にあるカリンの木が果実を付けています。

代笠席から南に進み、「印月池」の前に出ました。
この辺のカエデは、まだまだ碧々としています。

先ほどの位置から、東を向きました。
池の北岸には、カエデ並木が続いています。
ただ、この日(2015年11月1日)はまだ紅葉には早かったようです。

カエデ並木を通り抜け、池の東端まで来ました。
次は、こちらの「回棹廊」という橋を渡ります。

「回棹廊」を渡り、印月地に浮かぶ築島に辿り着きました。
ここから西に進み、「侵雪橋」を目指します。

「侵雪橋」の袂まで来ました。
向こうに、京都タワーが見ますね。
渉成園は京都市街地の中心にあるので、
こういう建物と日本庭園が混在しているのが
ここの魅力の一つです。

「新月橋」の袂から、北を向きました。
橋を渡る前に、石段を上って茶室の方に進みます。

築山の頂上に、「縮遠亭」という茶室があります。
形状は違うのですが、
何となく高台寺の一番奥にある時雨亭に雰囲気が似ています。

石段を下りて、「侵雪橋」まで戻ってきました。
では、ここを渡りながら「印月池」を眺めます。

「印月池」に連なる浮島の間に、たくさんのカモがいました。
ここは、こういう鳥たちの楽園でもありますね。

今度は「新月橋」から「印月池」を南西に眺めています。
右端に、特別公開の「閬風亭」(ろうふうてい)が見えます。
さらに向こうには、京都タワーをはじめとする
京都駅前の高層ビル群が見えます。
それが、面白いですね。

「侵雪橋」を渡りました。
では、この「閬風亭」前の芝生を南下します。

「閬風亭」の前から、芝生越しに浮島を見ています。
第111回ブログでも書きましたが、これらの浮島は御土居跡です。
実は京都市街地のあちこちに、御土居の「切れ端」が残っています。

「閬風亭」前の芝生から、南を向きました。
塀の向こうに、NTTのビルが見えますね。
では、ここから最南端まで進みます。

渉成園の南東端まで来て、西を向きました。
では、向こうの門をくぐっていきます。

その門をくぐって、すぐに北を向きました。
こちらが、「閬風亭」の玄関です。
ここで靴を脱いで、袋に入れて屋内(南から北へ)を移動します。
ここともう一つの特別公開「園林堂」は廊下でつながっています。

ここからは撮影不可なので、このチラシを載せます。
チラシの下にある井上武彦筆の屏風は、
玄関から入ったところに展示されていました。
本業は漫画家のためか一幅の絵でもストーリーがあって、
今にも動き出しそうな躍動感がありました。
「閬風亭」の北側にある「蘆庵」(ろあん)と「園林堂」には
棟方志功筆の襖絵がありました。
園林堂の仏間にあった「印月池」を描いたものが
とてもきれいでしたね。

左(南)側の廊下から、外に出てきました。
渉成園庭園北門まで戻ってきました。
では、この門から渉成園庭園を出ます。

渉成園北門をくぐり、西を向きました。
目の前の桜の木の裏を通り抜け、渉成園の出口を目指します。

枝垂桜の前まで戻ってきました。では、ここから渉成園を出ます。
クリックすれば拡大されるのは、この写真までです。

渉成園を出て、間之町通から正面通を西に向いています。
ここを西に約100m進めば、東本願寺の御影門の前に出ます。
(第214回ブログで進んだ道です)

正面通から、間之町通を南に向いています。
東洞院通よりも道幅が広いのは、
昔はここに路面電車が通っていたからです。

正面通から、間之町通を南に約200m進みました。
間之町通は、ここ七条通で突き当たります。
途中で下珠数屋町通を通り抜けたりしたのですが、
今回は無理やり一回でブログを収めたので、省略です。

間之町通から、七条通を西に向きました。
往きは約50m先に見える東洞院通から来たのですが、
帰りはさらに西に進み、「七条烏丸」交差点まで行きます。

間之町通から七条通を西に約130m進み、
「七条烏丸」交差点に来ました。
では、目の前の階段から地下道に進み、
そこから京都駅に戻ります。
今回は、ここまでです。
~次回は、京都北野商店街から北野天満宮を目指します。
また、「千本通編」に戻ります~
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