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第406回 町の洋食屋「ますや」~高倉通南から北~その10

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万寿寺通から、高倉通を北に向いています。
ここから先にも、小さな神社や寺院、京町家が建ち並びます。
撮影日は、2016年6月30日木曜日午後4時。
曇ってはいましたが、この日は最後まで雨が降りませんでした。


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「万寿寺高倉」の辻北西角に、こちらの石塔が立っていました。
だいたい高さが、50cmくらいでしょうか?
ここから西に、今から約600年前に臨済宗の万寿寺がありました。
(万寿寺通の由来になった寺院ですね)
建仁寺東福寺天龍寺相国寺と合わせて
室町時代の臨済宗本山「京都五山」の1寺でした。
(この場合、南禅寺は別格で筆頭になります)
室町時代半ばの1434年に火災により焼失し、その後衰退しました。
(1467年の応仁の乱より前です)
その後安土桃山時代の16世紀末(天正年間)に、
現在の「東福寺」交差点に移転しました。
現在も万寿寺はこの位置にあり、東福寺の塔頭となっています。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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万寿寺通から、高倉通を北上しています。
左(東)側に、京町屋の商店舗が見えます。
こちらは、寸法直し業も兼ねた洋品店です。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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その町屋の向かい(西)側に、こちらの銭湯があります。
個人的にこういう建築物も大好物なのですが、
最近ここが開いているところを見たことがありません。
もう経営していないのなら、とても残念です……
この写真も、クリックすると拡大されます。


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銭湯の南側から、西に路地が伸びています。
自動車で見えにくいですが、突き当りに赤い鳥居が見えます。
ちょっと寄り道してみましょう。


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路地は、高倉通から約100m続きます。
だんだんはっきりと、赤い鳥居と祠が見えてきました。


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路地の突き当りに、末広大明神がいらっしゃいました。
こちらは、鳥居や祠の形状から稲荷神社ですね。
実際いろいろなサイトでも、「末広稲荷神社」と書かれています。
この路地周辺の鎮守社で多くの方々の信仰を集めていますが、
沿革や来歴はよくわかっていません。
高倉通沿いには、そういう神社がたくさんいらっしゃいますね。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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末広大明神の前で、南を向きました。
約20m先に、万寿寺通が見えます。
この辺りには間之町通がありませんので、
「東洞院東入」と書かれていますね。


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末広大明神に背を向け、路地を東に向いています。
では、高倉通に戻ります。


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路地から高倉通に戻り、北を向きました。
では、ここから高倉通をまた北上していきます。


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路地から、高倉通を約30m進みました。
左(西)側の京町家と京町家の間に、
広場になっているところがあります。
自動車に停まっているので、駐車場に見えますが……


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こちらに、そこそこ大きな寺院があります。
門の脇に、「浄土宗常照山長香寺」と書かれています。
ここから、長香寺境内の写真はクリックすると拡大されます。


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長香寺の門をくぐりました。
門から西に約50m進むと、庫裏や本堂があるようです。


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長香寺の門から約50m進み、庫裏の前に来ました。
こちらに句碑が立っていますが、後半部分がよく読めません……


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句碑の前で、右(北)を向きました。
長香寺境内に、小さな稲荷神社がいらっしゃいます。


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こちらが、その福増稲荷神社の祠です。
脇にいらっしゃる神使の狛狐が、とても可愛いですね。
こちらにお参りして、先に進みます。


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福増稲荷神社に背を向け、長香寺境内で南を向いています。
手前の庫裏の向こうに本堂があって、いちばん奥は鐘楼ですね。


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句碑の真下に苔が生えていて、そこにキノコも生えていました。
少しヒラタケに似ていますが、食べられるでしょうか?


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長香寺境内の最南端に来ました。
こちらには、小さな鐘楼があります。


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鐘楼の許には、こちらおの地蔵さんと墓石が並んでいます。
その背後の白い塀の向こうは、墓地です。
その墓地が、長香寺全面積の約40%を占めます。


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墓地を背に、長香寺境内で西を向きました。
こちらが、浄土宗常照山長香寺の本堂です。
ご本尊は、伝定朝作とされる阿弥陀仏です。
長香寺の由来は、徳川家康の側室於古知也(おこちや)の法号(戒名)
「長香院」からと考えられています。
こちらは於古知也の本願で創建が始まりました。
現在は知恩院の塔頭寺院ですが、
江戸時代はもっと大きな寺院だったようで
長香寺自体がこの近くに塔頭寺院を2寺ほど有していたそうです。


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では、この長香寺を出ます。
クリックすると写真が拡大されるのは、ここまでです。


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長香寺の前から、高倉通を北に向いています。
ここから約50m先に、松原通との辻があります。


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高倉通から、松原通を西に向いています。
この辺りに、京都の繊維関係の問屋が集中します。
ここを直進すると、第24回ブログの後半部分を進むことになります。


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今度は高倉通から、松原通を東に向きました。
第24回ブログ取材時には、歯医者さんの東隣に
地域スーパーがありましたが、今はなくなっています。


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松原通から、高倉通を北に向いています。
駐車場の先に「手作りお弁当」の看板が見えますが、
あちらは有名な洋食店です。


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こちらが、その洋食屋「ますや」です。
自分が子供のころからあるお店で、
自分が中学生時代たまにお邪魔しました。
店の前を通り過ぎようとすると、パタパタと
ハンバーグの生地から空気を抜く音がしました。
その音に誘われて、ここに入ります。
「ますや」店内の写真は、クリックすると全て拡大されます。


406-28.jpg
「ますや」の店内はとても狭く、6人入れば満員です。
全てカウンター席で、それは昔から変わりません。
店内には店を切り盛りされているご夫婦と
自分より10歳ほど若い男性のお客さんがいらっしゃいました。
自分がここの取材を申し込んだところ、
「ネガティヴな記事を書かないなら」
とおっしゃって、ブログに書くことを快諾されました。

さて、ここで何を食べるかということですが、
自分がここに誘われたのはハンバーグを作る音でした。
というわけで、600円のAランチを注文しました。


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ここはナイフとフォークではなく、割りばしで食べます。
こちらは、Aランチのおかずの方の皿です。
後ろは左からスパゲッティナポリタン・コールスロー・
焼きリンゴ・ポテトサラダです。
前には左からハンバーグ!・ハム・魚のフライです。
ちなみに700円のBランチは、魚のフライがエビフライになります。


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初見では1品1品が小さく見えたのですが、
実際に食べてみるとかなりの量でした。
少々の大食漢でも、満腹になるでしょうね。
(自分は、時間をかけてゆっくり完食しました)
ハンバーグには御手製のデミグラスソースが掛かっています。
ハンバーグをご飯に載せて食べると、
ご飯にそのソースが付いて、その部分がまた格別ですね。
(相変わらず、意地汚い食べ方をします)


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そのハンバーグを箸で切り、断面を載せています。
中には、牛ミンチ肉と玉ねぎのみじん切りが見えます。
皿に置いておくと、透明な肉の油が浸み出してきました。
ここはフライパンで焼くだけで加熱しているので、
しっかりと硬い食感がします。
最近は柔らかいハンバーグが全盛ですが、
これはこれでしっかりと「肉」を食べている感じがします。
クリックすると写真が拡大されるのは、ここまでです。


406-32.jpg
「ますや」の前で、高倉通を北に向いています。
ずっと先に、佛光寺の白壁が見えますね。


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この辺りも、京町屋が集中します。
ただ看板によると、この町家は解体・取り壊しが確定しています。
かなり良い状態で残っているだけに、勿体ないですね。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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先程の町家の脇に、お地蔵さんがいらっしゃいました。
お参りをして横に回ったところ、こんなものが書いてありました。
どうやら「おみくじ」みたいですが、どうやって引くのでしょうね?


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そのお地蔵さんの前で、高倉通を北に向きました。
目の前の高辻通で、高倉通は佛光寺に突き当たります。


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高倉通から、高辻通を西に向いています。
右(北)側に、浄土真宗佛光寺派本山佛光寺が見えます。
さらにその先(西)に、日航プリンセスホテルが見えます。
この辺りは、第388回ブログで通った道ですね。


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今度は、高倉通から高辻通を東に向きました。
目の前に、交差点の信号があります。次は、そちらに向かいます。


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高辻通の信号で、北を向きました。
佛光寺の東側にも、北に道が伸びています。
ここは、佛光寺の関係で筋違いになった高倉通です。


406-39.jpg
高辻通から、筋違いの高倉通を北に向いています。
目の前に、佛光寺の阿弥陀門が見えますね。
ただ、この時点で2016年6月30日午後4時半を回りました。
すると、さらに北側の御影門が閉まってしまいました。
もう閉山時間のようです。
では、ここから先は別の日に回ります。

今回は、ここまでです。

~「高倉通編」は、ここから暫く休載します。
次回以降は、いよいよ「祇園祭特集」を連載していきます~

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「嵯峨野嵐山」
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「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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シリーズごと読むなら、こちらから
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