第440回 紅葉の開山堂~月輪紅葉散策2016~その3

東福寺日下門から北に進み、通天橋の北側に来ました。
(通天橋自体は、まだ渡っていないのですが……)
今回はこちらの東福寺開山堂を拝観して、通天橋を渡ります。
撮影日は、2016年11月23日勤労感謝の日の水曜日午後11時半。
今回も、クリックすればすべての写真が拡大されます。

先程の場所から北上し、東福寺開山堂の境内に入ってきました。
普段と異なり紅葉シーズンは人が多いので、
境内は時計回りの一方通行です。

では、先に左(西)側の普門院の脇を通って開山堂方面に向かいます。
普門院は東福寺の僧侶が日常的に座禅などの修行をする場で、
開山堂は2Fの回廊がある建物です。
その周囲に白い砂が敷き詰められている部分には、誰も入りません。
そちらはここの石庭の一部で、立ち入り禁止です。

普門院の前で、開山堂を見ています。
開山堂の前から、南向きの石畳の道が伸びています。
その道が、開山堂庭園を縦断しているのが面白いですね。

普門院の前で、向かい(東)側を見ています。
こちらの庭園は、ここから見るように造られています。
普段東福寺の僧侶が、座禅中に見ている風景ですね。
ただ、この紅葉シーズンは人が多くてまた違う眺めになります。

普門院は中には入れませんが、
縁側にもたれて庭園を眺めることができます。
ただ、このシーズンではそれも難しいですね。
そのまま普門院の前を歩いていって、開山堂の前に到達します。

普門院の前を通り過ぎ、開山堂の前に来ました。
開山堂の中には入れませんが、
格子の前から釈迦三尊像を拝むことはできます。
自分も順番が来たら、格子の前で手を合わせました。

開山堂の格子の前で、南を向きました。
ここから通天橋経由で、
法堂(本堂)の前まで続く石畳の道が続いています。
東福寺で修業されている僧侶は、
毎朝この道を通って開山堂と法堂でお祈りをしています。
では、その道を今から辿ります。

前述のように、この開山堂から伸びる石畳の道は
開山堂庭園を縦断しています。
この道の左(東)側は築山の周囲に池と苔の庭園です。
右(西)の石庭と対照的で面白いですね。

その道から、普門院を見ています。
あちらの縁側に座って、修行僧が早朝に座禅を組まれます。

東福寺開山堂庭園の築山の前で、南を向きました。
ここを進むと、楼閣の付いた開山堂の門をくぐれます。
(今回ブログ最初の地点ですね)

開山堂庭園の南端に、こちらの手水鉢がありました。
落葉がだいぶ進んでいるので、
水底にカエデの葉がだいぶ溜まっていますね。
ちょっと第93回ブログの常寂光寺を思い出しました。

では、東福寺開山堂の門をくぐります。
ここが、今回ブログ最初の地点です。

東福寺開山堂の門をくぐりました。ここから急な石段が続きます。
ここから南に、屋根の付いた回廊が東福寺法堂まで続いています。
では、今度はその途中にある通天橋に向かいます。

この下り階段の回廊は、約10m南に進んだ後右(西)に折れます。
その曲がり角にたくさんの方が立ち止まっておられました。
この角度からなら、通天橋とその周囲が見えます。

こちらが、その角度から撮った写真です。
右(西)側の小屋根が通天橋のもので、正面が東福寺方丈です。
こうしてみると、方丈は紅葉の海に浮かぶ船ですね。

西に向かう回廊の階段は約10mで南に折れ曲がります。
もしこのまま西に向かえば、
前回ブログで散策した通天橋の周辺に出ます。

先程の地点から、西に約10m石段を下りました。
ここで南を向くと、回廊が一直線に続いています。
ここからは平坦になるので、本当に真っすぐな道ですね。

では、この回廊を南へと進んでいきます。
ここを進んでいくうちに、通天橋の上に到達します。

南へと続く回廊から、東に向いています。
この辺りの紅葉はまだまだ濃密なので、
たくさんの方々が携帯電話やデジタルカメラを
差し出しておられました。
その先に東福寺方丈が見えますが、
ここと方丈との間には三ノ瀬川があって、
あちらに行くには通天橋を渡る必要があります。

その回廊を歩いていると
いつの間にか通天橋を渡ることになります。
この辺りは特に道に起伏がないので、
ぼんやり歩いていたら通天橋に気づかずに
歩いてここを出てしまいます。
……で、この瞬間に通天橋を渡っています。
とてもゆっくり写真を撮っている状況ではないので、
歩きながらそっと通天橋の西側を撮りました。
(前回ブログで散策した場所ですね)

今度は、通天橋上で東を向きました。
三ノ瀬川の崖の上に、東福寺方丈が見えます。
次回ブログでは、あちら側からこちらの通天橋を眺めます。

回廊をそのまま南へ進んでいくと、通天橋を渡り切りました。
ただ、回廊内の様子には変わりありません。
では、このまま南に進み拝観チケットの対象範囲から出ます。

その辺りで、回廊の西側に向きました。
向こうに見えるのが、前回ブログで散策した地域です。
(「紅い絨毯」が、ここからでもよく見えますね)

さらに回廊を南へと進みます。
右(西)側を見ると、正午になって参拝者がますます増えていきます。
まぁ、これでも例年よりは人出が少ないです。
(逆に考えれば、「例年」の人出の多さが物凄いのですが)

さらにさらに回廊を歩いていって、木戸を越えました。
これで、有料拝観の地域を出ることになります。

有料拝観の地域を出ても、回廊はまだまだ南に伸びています。
この先の法堂で、回廊は突き当たります。
そして、ここで東福寺日下門から東に伸びる道と交差します。

回廊から、東を向きました。
普段とは違い、紅葉シーズンにはこの辺りに
土産物屋さんが建ち並びます。
(元々、東福寺周辺には土産物屋さんがほとんどありません)
次はその先に見える東福寺方丈に向かいます。
……ただ、今回もだいぶ写真を貼り付けましたので
ここから先に次回とします。
今回は、ここまでです。
~次回は、東福寺方丈を散策した後
偃月橋の先にある即宗院と龍源庵を散策します~
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