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第483回 雨宝院は桜の森~上立売通東から西~その14

[雨宝院] ブログ村キーワード
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本隆寺東門の前で、智恵光院通を北に向いています。
今回はこの本隆寺に沿って進み、
本隆寺北隣の雨宝院にお邪魔します。
葉桜ではありましたが、こちらは桜の木でできた森でした。
撮影日は、2017年6月1日午後2時半。
今回も、クリックした写真は全て拡大されます。


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本隆寺東門の前から、智恵光院通を北上しています。
左(西)側が、白壁から渉成園のような瓦と赤土の壁になりました。
(第401回ブログを参照)
こちらは、本隆寺の信徒会館ですね。
本隆寺境内の北東端に当たる施設です。


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同じ場所で、智恵光院通の向かい(東)側を向いています。
その位置に、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいます。
またお参りして、さらに北上します。


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本隆寺最北端の道が、上立売通です。
そして今、智恵光院通から上立売通を西に向いています。
次は、ここを進んでいきます。


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智恵光院通から、上立売通を西に約10m進みました。
右(北)側の建物が、アパートから白壁に変わります。
その壁に、「聖天宮 雨宝院」と書かれています。


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智恵光院通から、上立売通を西に約50m進みました。
すると、左(南)側に本隆寺の門が見えます。
この門は閉ざされていて、こちら側からは中に入れません。


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その門の脇に、こちらが埋め込まれていました。
1960年に当時の管主日卲が、本隆寺を改修したと書かれています。


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その門の前で北に向きました。こちらは真言宗北向山雨宝院です。
「西陣聖天宮」とも呼ばれている寺院ですね。
こちらが、今回ブログのメインです。


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先程の門をくぐり、雨宝院境内を北に向いています。
こちらの寺院は、一定以上の高さの木は全て桜です。


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雨宝院の南門をくぐり、右(東)を向きました。
こちらに、手水舎がありますね。
こちらは「染殿の井」という湧き水で、
第478回ブログに出てきた白峯神宮の飛鳥井とともに、
「西陣五名水」に数えられています。
手水舎の上に、弁財天の祠がいらっしゃいます。
やはり、水神ということでしょうか?


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手水舎の前から、雨宝院境内を西に向いています。
右(北)側にツツジが見えますが、
雨宝院境内はいつも何かの花が咲いてます。
境内の南西端に、末社の祠が並んでいますね。


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こちらが、その末社の祠です。
左(南)から弁財天・十二天・瘡神が祀られています。
「瘡神」とは「疱瘡(天然痘)の神様」という意味なので、
八坂神社ご祭神牛頭天王(素戔嗚尊)のことでしょうね。


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では、少しずつ北上して雨宝院境内を散策していきます。
こちらの寺院は、本当に桜の森を歩いているようです。


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先程の祠の北側に、観音堂があります。
こちらには、腕が十本ほどの千手観音像が安置されています。
ただ像自体は大きなもので、太秦広隆寺の霊宝殿にいらっしゃる
千手観音像に雰囲気が似ています。
なかなか立派な仏様ですが、こちらはご本尊ではありません。


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観音堂の前で、雨宝院境内を北に向いています。
この辺りの木々のすべてが、桜です。
あちらのベンチが、雨宝院境内のほぼ中央です。


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こちらが、そのベンチです。
背後に、いろいろな掲示物が貼られています。
これを見ると、ここは撮影不可のように思えます。
そこで不安になって、寺務所で尋ねてみました。
すると、こうおっしゃられました。
「堂内の仏像を写さないようにすれば、撮影は自由です。
ただ商業目的の場合は許可を受けてからでないと撮影不可です。
特にモデルを連れて本格的な機材を使って撮影するのは、
桜の根が傷むのでやめてほしいです」
後半がとても具体的なのでさらに質問すると、
どうやら本当にそんな撮影をされた方がいらしたようです。


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そのベンチの裏(東)側に、こちらが咲いていました。
キキョウ科の花なのは間違いないのですが、
たぶん蛍袋(ホタルブクロ)だと思います。


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蛍袋の花の脇に、こちらの石塔が立っていました。
「千度石」と書かれていますが、
この石の周囲はその蛍袋やカエデで囲まれていて、
人が入れそうにはありません。


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今度はそのベンチの前で、西を向きました。
この先に、雨宝院の西門が見えますね。
ちょうど真上が藤棚のようですが、
こちらは細くて強くない桜の枝を支えています。


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さらに、同じ場所で雨宝院境内を北に向きました。
そちらに、この寺院の寺務所があります。


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先程の位置から、雨宝院境内を約10m北上しました。
この左手の先に、この寺院の寺務所があります。
(御朱印は、そちらで頂きます)
このまままっすぐ進むと、寺務所と隣接する小さなお堂があります。
そちらには、空海(弘法大師)像が祀られています。


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その大師堂付近が、この雨宝院境内の北東端です。
そして、境内の東側に、たくさんのお堂が並んでいます。
大師堂の東側が十一面観音が祀られているお堂で、
その右(南)が庚申堂です。


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さらに、その南側がこの雨宝院のご本尊聖天が祀られる聖天堂です。
聖天は、大歓喜天、長鼻天、象鼻天とも呼ばれています。
要するに、インドの神様ガネーシャのことですね。
こちらも他の聖天像同様に、秘仏です。

元々この辺りに、この聖天像をご本尊とする大歓喜寺がありました。
大歓喜寺は空海が建立したとても大きな寺院で、
最盛期には前回ブログの本隆寺を含むとても大きな寺院でしたが、
応仁の乱でこの辺りは激戦地となり
この辺り一帯は完全な焦土となりました。
その際、その大歓喜寺がそのまま廃寺となりました。
雨宝院は元々その寺院の塔頭だったのですが、
安土桃山時代にこの地に再興されました。
いったんは禅宗寺院だったこともあったようですが、
江戸時代に入り元の真言宗となり、現在に至ります。


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聖天堂の上に、こちらの額が掛けられていました。
どうやら、聖天をご本尊とする京都の寺院が書かれているようです。
ただ、上の段一番右に書いてあるここ雨宝院と、
上の段右から5番目の嘉祥寺、7番目の神泉院(おそらく神泉苑)は
このブログでも訪れましたが、
他の寺院にはまだ訪れたことがありません。
ただ、第117回ブログで訪れた雙林寺や
第151回で訪れた六波羅蜜寺は(ご本尊は、聖天ではありません)
こちらに書いてありません。


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雨宝院境内で、聖天堂から南を向きました。
手前から不動明王堂、大黒天堂、寶稲荷大明神堂が並びます。


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不動明王堂の南側に、こちらの護摩木が置かれていました。
自分もちょっと書いてみようとしたのですが、
お賽銭の300円を納めるところが針金で閉ざされています。
お金を納められずそのまま立ち去りました。


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その南隣(お堂の南端)に、寶(宝)稲荷大明神がいらっしゃいます。
朱塗りの鳥居があるものの、どう見ても仏式のお堂です。
個人的な見解ですが、密教寺院は
他の寺院よりも神仏が習合している気がします。


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稲荷堂の前で、西を向きました。
目の前に、先ほどの「染殿の井」があります。
これで、雨宝院境内を1周しました。


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雨宝院の南門から、南を向いています。
では、ここから雨宝院を出て行きます。


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雨宝院南門の前で、上立売通を西に向いています。
左(南)が本隆寺で、右(北)が雨宝院ですね。
では、こちらを進んでいきます。


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雨宝院南門の前から、上立売通を西に約10m進みました。
こちらから北に、智恵光院通が伸びています。
この道から約60m東にも智恵光院通がありますが、
新町通同様上立売通近辺で重複しています。


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上立売通から、西側の智恵光院通を北に向いています。
この道は、約1㎞北にある大徳寺で突き当たります。


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上立売通から西側の智恵光院通を約20m北上し、
東を向きました。
こちらは、雨宝院の西門です。
もし自転車で来たら、この脇に駐輪します。
ここから正面に、ご本尊の聖天堂が見えますね。


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雨宝院西門の前で、西側の智恵光院通を南に向いています。
この道は、約20m先に見える本隆寺で突き当たります。
瓦と赤土性の塀の遙か向こうに、
前回ブログに出てきた修復中の本隆寺本堂の足場が見えますね。
では、突き当りの上立売通に戻ります。


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先程の位置から約20m南下し、上立売通に戻ってきました。
ここからでも、本隆寺の塔頭寺院玉峯寺に立つ
黄金のストゥーパが目立ちますね。


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西側の智恵光院通から、上立売通を西に向いています。
左(南)側は本隆寺の塀が続いていますが、
右(北)側はいろいろな民家が並ぶように変わります。
約50m先に浄福寺通が伸びていますが、
上立売通と浄福寺通が交差する辻の辺りが
また独特な街並みに変わります。
次はそちらに向かいますが、今回はだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は、上立売通~寺之内通間の浄福寺通を散策します~

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第484回 西陣織の町 大黒町~上立売通東から西~その14

[西陣織] ブログ村キーワード
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西側の智恵光院通から、上立売通を西に向いています。
左(南)の塀が第482回ブログに訪れた本隆寺で、
背後には前回ブログで訪れた雨宝院があります。
今回は、約50m先の浄福寺通を寺之内通まで往復します。
そちらは大黒町と言って、西陣織の職人街で桜と石畳の町並みです。
撮影日は、2017年6月1日午後3時。
今回も、全ての写真がクリックすれば拡大されます。


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西側の智恵光院通から、上立売通を西に約40m進みました。
(先程の写真に写っていた公衆トイレの辺りです)
そこで北を向くと、こちらの石畳の場所に出ます。
一見駐車場ですが、周囲が桜並木で石畳の道が続きます。
では、ちょっとこの辺りをお邪魔します。


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上立売通から、先ほどの石畳を約10m北上しました。
こちらに、「岩神」と書かれた額が掛かる手水舎があります。
先ずは、こちらで手を浄めます。


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その北隣に、こちらの社がいらっしゃいます。
こちらが、岩上神社です。注連縄の掛かる岩がご神体ですね。
こちらの岩は、元々「二条堀川」交差点付近にいらっしゃいました。
それが「六角岩上」の辻付近(中山神社周辺)に遷され、
さらに江戸時代初期に中和門院が住む屋敷の庭石になりました。
ところが、その直後にその屋敷で怪異現象が起きたそうです。
そのため、こちらの岩を真言宗の僧侶蓮乗院がこの地に遷し
「真言宗 有乳山 岩上寺」を建立しました。
この「岩上さん」は多くの人々の信仰を集めましたが、
江戸時代の天明の大火などの大火事で何度も焼失して荒廃し、
明治時代初期の神仏分離令で遂に廃寺となりました。
その後大正時代(今から約100年前)に、
この辺りの西陣織の老舗「千切屋」が中心となり、
ここに岩上神社が創建されました。


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岩上神社の前で、北を向いています。
桜並木の向こうに、平屋の建物が見えます。
あちらには、この後覗きます。


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今度は、岩上神社の前で南を向きました。
では、上立売通に戻ります。


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上立売通に戻り、西を向きました。
右(北)側の大桜の先に、浄福寺通との辻が見えます。
次は、そちらに向かいます。


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上立売通から、浄福寺通を南に向いています。
左(東)側に本隆寺の塀が見えますが、
この通りが本隆寺最西端でもあります。


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上立売通から、浄福寺通を約60m南下しました。
ここから約150m南にある今出川通との交差点が微かに見えますね。


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その辺りで、東を向きました。
こちらは、第482回ブログで訪れた本隆寺の西門です。
向こうに見える大桜のさらに向こうに、
修復中の祖師堂と夜泣止の松が並んでいます。


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本隆寺西門前から、浄福寺通を北に向いています。
では、こちらを進み上立売通に戻ります。


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本隆寺西門から、浄福寺通を約60m北上しました。
これで、上立売通に戻りました。
ここから見ると、上立売通以北の浄福寺通が
石畳の道になっているのが分かりますね。
こちらから約200m北の寺之内通までが、
今回ブログのメイン「大黒町」です。


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上立売通から、浄福寺通を約20m北上しました。
枝垂桜の脇に、お地蔵さんがいらっしゃいます。
この「大黒町」には、桜の木が多いですね。


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そのお地蔵さんの前で、浄福寺通を北に向いています。
石畳の道に桜の木々と京町家というのが、この辺りの特徴です。


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その辺りで、東を向きました。
こちらには、「渡文研究院」と書かれています。
渡文は西陣織のメーカーですが、こちらはその施設です。
この奥に少し広いところがありますが、
あちらが先ほど岩上神社から北を見た場所です。
(この辺りにも、桜が並んでいますね)


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こちらは、その渡文研究院の北隣です。
ログハウス風の建物の前に、ロボットがいます。
以前福岡県宗像市のロボットメーカーが
西陣に進出したという記事を見たことがあり
多分ここがそうだと思います。


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こちらは、その向かい(西)側の渡文が経営している織成館ですね。
西陣織に関する博物館がメインのようですが、
工房見学や手織り体験などもできるようです。


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こちらは、その織成館の北側です。
こちらで、渡文製の西陣織の小物が買えます。
こちらの暖簾が、ブリキ製の表札の紋様になっていますね。
しかも、今から100年くらい前の形式です。


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織成館の前で、浄福寺通を北に向いています。
この辺りは住宅街に見えますが、
実はこのすべてが西陣織の工房です。
屋内で機織りをされていて、
歩いているとその機械音が聞こえてきます。


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織成館の北側に、こちらの建物があります。
「大根屋」と書かれているので一瞬八百屋さんかと思いましたが、
機械音がずっと聞こえてきているので、西陣織の工房ですね。


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その「大根屋」の柱に、こちらの表札が貼り付けてありました。
こちらは……きちんとブリキ製ですね。


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「大根屋」の前で、浄福寺通を北に向いています。
ここから先は、両脇に京町家が並びます。
これらの町家からも、織機の作動音が聞こえてきます。


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上立売通から、浄福寺通を約200m北上しました。
石畳の浄福寺通は、この寺之内通で突き当たります。


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浄福寺通から、寺之内通を東に向いています。
ここから約400m先に、日蓮宗系の本山妙蓮寺があります。
目の前にあられ屋さんがあります。
看板を見ると「泉禅」と読めてしまいますが、
「宗禅」と読むのが正しいようです。


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寺之内通から、浄福寺通を南に向いています。
では、ここから浄福寺通を南下して上立売通に戻ります。


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寺之内通から、浄福寺通を約10m南下しました。
先程のあられ屋さんの「宗禅」には、ここからでも入れます。
ただ、こちら側は茶店としての入り口のようです。
では、ちょっとこちらにお邪魔します。


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こちらが菓匠「宗禅」の店内です。向こうに寺之内通が見えます。
多分昔の京町家の内装を改装したものです。
(走り庭などの名残があります)
こちらのお店に、ブログ取材の許可を取ると、快諾して頂きました。


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同じ場所で、反対(南)側を向きました。
この先の坪庭を通って、こちらの店に入りました。
女将さんの話では、西陣だけに山名宗全から屋号をとったそうです。


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暫くして、注文していたものが来ました。
抹茶と朱塗りのお弁当箱と言いますか、八寸ですね。


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朱塗りの蓋を取ると、中からお菓子の八寸が出てきました。
左から順に、抹茶団子・五色あられ・きな粉団子です。
手前のこし餡とひなあられは、
団子やあられに浸けるものではないそうです。
中でも五色あられがそれぞれ別々の味付けがしてあり、
それがいちばんのお勧めです。
まぁ、元があられ屋だけにあられ関連のお菓子が美味しいですね。


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菓匠「宗禅」の坪庭を抜けて、浄福寺通に戻ってきました。
では、またここを南下します。


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この辺りの京町家の前を大写ししました。
お花の脇の大黒町の表札は「上立売通上る」ではなく、
「寺之内通下る」ですね。


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一見普通の民家に見える家屋に、
「だいこく」というタペストリーが掛かっています。
こちらからも、織機の作動音がしていました。


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浄福寺通を寺之内通から南下しています。
この辺りは京町家が続き、そのほとんどが西陣織の工房です。


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寺之内通から、浄福寺通を約100m以上南下しました。
なぜかこちらにシーサーの木像が立っています。


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浄福寺通をさらに約50m南下しました。
先程のロボットがいた家屋の前に戻ってきました。


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こちらは、その南隣の「渡文研究院」前の広場です。
この広場の南側に、先ほどの岩上神社がいらっしゃいます。
よく見ると、このポストに郵便物を入れても
郵送してもらえないようです。


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その南側に、天鵞絨美術館(ビロードびじゅつかん)があります。
もう遅くて閉まっているので、先に進みます……


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浄福寺通を南下して、上立売通に戻ってきました。
浄福寺通は意外と長く、約2㎞先の竹屋町通まで続きます。


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浄福寺通から、上立売通を西に向いています。
ここからまた西に進みますが、もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は、千本通まで進みます~

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第485回 乾隆校近くの寺院~上立売通東から西~その15

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浄福寺通から、上立売通を西北西に向いています。
今回は、この上立売通を千本通まで歩いていきます。
撮影日は、2017年6月9日金曜日午後4時半。
晴れている割に、西日が気になりませんでした。


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浄福寺通から、上立売通を西北西に歩いています。
大黒町ほどではありませんが、
この辺りにもまだまだ京町家が残っています。
ただ、時折西陣織関連企業のビルなどもあります。


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さらに上立売通を西北西に歩いています。
確かに何軒か京町家が並んでいますが、
だんだん駐車場やマンションに変わってきています。
まぁその辺は他の京都市街地の道と同じですが、
そういう京町屋以外の建物も、この通りのものは味があります。


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浄福寺通から、上立売通を西北西に約50m進みました。
この辺りはT字路で、ここから北に伸びる道があります。


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上立売通から、その北に伸びる道を見ています。
この道は約300m先の蘆山寺通まで伸びていますが、
特に名前はありません。


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その北に伸びる道から、上立売通を西北西に向いています。
左(南)側に見える京町家の犬矢来が立派ですね。
では、ここを進んでいきます。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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先程の道から、上立売通を西北西に約50m進みました。
ここで上立売通は、また別の道と交差します。


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上立売通から、その道を北に向きました。
この道は、約200m先の寺之内通まで伸びています。
よく見ると、約600m北の船岡山が見えますね。
また、この道は約150m南の五辻通で突き当たるのですが、
さらに南に延長すると浄土宗浄福寺があって、
その南側から土屋町通が伸びています。
ですから、このブログではこの通りを「土屋町通」と呼びます。


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「土屋町通」から、上立売通を西北西に向いています。
この辺りは京町家とそうではない民家が入り混じり、
ある意味典型的な京都市街地の様子ですね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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「土屋町通」から、西北西に約50m進みました。
ここでも、また南北に伸びる道と交差します。


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上立売通から、その道を南に向いています。
この道も、約170m先の五辻通で突き当たります。
はるか向こうに、「今出川千本」交差点にある
京都信用金庫の支店が見えます。


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今度は同じ場所で、北を向きました。
この道は、表札(このブログには載りません)に
「千本通東入1丁目」(千本通より1本東の道)と書かれていました。
向こうに乾隆幼稚園が見えますが、
その北側に京都市立乾隆小学校(乾隆校)があります。
その周辺にいくつかの寺院が貼り付くように並んでいます。
ちなみにこの道は、約500m先の鞍馬口通の手前まで続きます。


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上立売通から、この道を北上しています。
ちょっと変な角度で写真を撮りましたが、
それは乾隆幼稚園の前に親子連れが数組いらっしゃったからです。
上立売通から約50m北上した地点に寺院の門が見えますね。


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こちらは、日蓮宗本瑞寺です。
立派な門ですが、閉まっていて中に入れません。
これ以降、本瑞寺境内の写真をクリックすると拡大されます。


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その門の南側に、こちらの入り口がありました。
では、こちらにから本瑞寺境内に入っていきます。


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本瑞寺境内に入って、北を向きました。
では、そちらの方に向かいます。


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こちらは、本堂前の手水舎です。ただ、中の水は涸れていました。
手前の植木は葉の形状から……「お茶」でしょうか?


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こちらが、日蓮宗本瑞寺の本堂です。
本当は右(北)側の「南妙法蓮華経」と書かれた石碑の裏に
妙見宮がいらっしゃったのですが、
ブログ取材時には気づきませんでした……

本瑞寺の沿革はいろいろ調べましたが、よく分かりませんでした。
ただ、こちらの住職さんは熱心な方のようで、
こちらで何度か研究会のようなものをされておられるようです。
(そういう記事をいくつか目にしました)


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本堂の上に、こちらの扁額が掛かっていました。
「本瑞寺」と書かれていますね。


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本瑞寺本堂の前から、南東を見ています。
では、この庭園の先にある出入り口から本瑞寺境内を出ます。
クリックすると写真が拡大されるのは、ここまでです。


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本瑞寺の前から、南を向いています。
本当は通りを写すべきなのですが、
乾隆幼稚園の前に数組の親子連れがいらして、
そちらを写せないのでこんな角度で撮っています。


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本瑞寺の前から、約50m南下しました。
また上立売通に戻ってきました。


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その場所から、上立売通を西北西に向いています。
上立売通はこの先でまた左にカーブし、真西に進路を変えます。


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先程の地点を上立売通を約50m西北西に進むと、
真西に進路が変わります。
ずっと向こうに、小さく千本通との交差点の信号が見えます。
ただ、その手前に小さな寺院が見えます。


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その地点で上立売通で立ち止まり、北を向きました。
こちらは、浄土宗本久寺です。
では、ちょっとお邪魔してみます。
ここから、本久寺の写真はクリックすると拡大されます。


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境内を入るとすぐに、こちらが目に入ります。
鐘楼の手前に、アジサイが咲き乱れていました。
6月も半ばになると、ツツジから完全に紫陽花に移行しますね。


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こちらが、浄土宗本久寺の本堂です。
実は、こちらの沿革も何もわかりませんでした。
ただ結構いろいろな花が植えてあって、
それを見るのが楽しい寺院です。


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では、本久寺境内から出ます。
上立売通沿いに見えるのは、お米屋さんが経営する洋食屋さんです。
クリックすると写真が拡大するのは、ここまでです。


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本久寺の前で、上立売通を西に向いています。
目の前に、千本通との交差点がありますね。


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上立売通から、千本通を北北西に向いています。
約50m先に、石像寺が建っています。くぎ抜き地蔵で有名ですね。
(第377回ブログを参照)


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今度は上立売通から、南を向きました。
約20m先に、「千本上立売」バス停があります。
では、今回はそこからバスに乗って帰ります。

今回は、ここまでです。

~次回は、その石像寺のくぎ抜き地蔵を参拝します~

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第486回 普段のくぎ抜き地蔵~上立売通東から西~その16

[くぎ抜き地蔵] ブログ村キーワード
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京都駅北側市バスターミナルから西回りの206系市バスに乗って、
30分と少々掛けて「千本上立売」バス停にやって来ました。
今回は、この脇にいらっしゃるくぎ抜き地蔵に向かいます。
いつも節分にお邪魔していましたが、
平日でもここはたくさんの参拝者がいらっしゃいました。
撮影日は、2017年6月15日木曜日午後2時。
梅雨に入っても、毎日快晴ですね。


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北行きの「千本上立売」バス停で、北北西を向いています。
約50m先から、上千本商店街のアーケードです。
(第378回ブログを参照)


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「千本上立売」バス停の北側に、浄土宗鎮西派瑞雲院があります。
節分のときは境内を参拝できますが、普段は閉まっています。


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瑞雲院の前から、千本通を南南東に向いています。
では、ここから「上立売千本」交差点に戻ります。


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瑞雲寺から千本通を約50m南下して、東を向きました。
こちらが上立売通で、前回ブログまで通ってきた道です。

では信号が青に変わりましたので、千本通の東側に渡ります。


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千本通を東側に渡り、北北西に向きました。
では、こちら側の歩道を進みます。


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上立売通から、千本通を北北西に約50m進みました。
こちらに、寺院の門が見えます。
「釘抜き地蔵 石像寺」と書かれた看板がありますね。


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その山門前で、東を向きました。
こちらは、浄土宗家隆山光明遍照院石像寺です。
ご本尊から、「くぎ抜き地蔵」とよく呼ばれています。
石像寺の写真は、クリックすると全て拡大されます。


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山門をくぐると、約10mだけ参道があります。
節分のときはこちらに露店が並び立つのですが、
今はそのようなものは一切ありません。
参道の北側に、こちらが並んでいます。
手前から大きな釘抜き・マニ車・石灯籠が並んでいます。
では、マニ車を回して先に進みます。


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山門から約10m東に、提灯がぶら下がっている門があります。
では、こちらをくぐり石像寺境内に入っていきます。


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先程の門をくぐり、左(北)を向きました。
先ずは手前の手水舎で、手を浄めます。
(空海が掘った井戸は、こちらではありません)
次に、その奥の大師堂にお参りしました。
こちらには、空海像が安置されています。


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石蔵寺境内の南側を向きました。
節分のときはここで火を焚いています。
右(西)側に、枝垂桜の大きな木があります。
ということは、4月に来たらここも絶景だったわけですね。
今年の4月に寄ればよかったと、ちょっと後悔しています。


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先程の写真の左(東)側を、アップにしました。
よく見ると、塀の向こうに小さな寺院が見えます。
こちらは、前回ブログで出てきた浄土宗本久寺です。
前回ブログでも書きましたが、
この辺りの寺院は京都市立乾隆小学校に貼り付くように並びます。
ですから、それぞれの寺院の距離は意外と近いのです。


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提灯がぶら下がる門から真っ直ぐ石像寺境内を東に進むと、
浄土宗家隆山光明遍照院石像寺の本堂があります。
こちらのご本尊は大地蔵菩薩で、通称「くぎ抜き地蔵」です。
今は浄土宗ですが、古くは真言宗でしたので
空海関連のものが多く残ります。

こちらの詳しい沿革は、第106回ブログを参照してください。
ちなみに、手前の大きな釘抜きは堂本印象の作品です。
こちらは節分時に多くの参拝者がいらっしゃいますが、
実は普段でもそこそこの参拝者がいらっしゃいます。
「くぎ抜き」は「苦抜き」に通じており、
こちらのお地蔵さんは「苦痛封じ」のご利益があるとされています。
そのため、多くの方々が祈願に来られます。
六角形の本堂を時計回りにお参りすると、いいそうです。
(竹片を使って、どれだけ回ったかを数えます)


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本堂の上部や壁面に、たくさんの釘抜きが貼り付いています。
もし願いが聞き届けられたら、釘抜きを奉納する習慣があります。


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本堂の北側に縁台があって、そこが絵馬殿です。
節分時には、こちら昆布茶が振る舞われていまが、
今はセルフサービスの冷茶があります。
本当はもっと全体を撮りたかったのですが、
近所の小父さんたちがここで談笑しておられたので、
その方々を避けるように撮りました。


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絵馬殿の前で、東を向きました。
左(北)側が寺務所で、右(南)側が石像寺本堂です。
では、ここを抜けて本堂の裏(東)側に回り込みます。


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本堂の裏(東)側は、たくさんのお地蔵さんが並んでおられます。
いつもなら時計回りに本堂の周囲を回りますが、
今回はさらに奥(東)のこちらの小径を進みます。


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先程の写真のコンクリート製の塀沿いに北に進むと、
約5m先からこちらに入れます。
どうやら、ここが石像寺の墓地ですね。
周囲には、一面のアジサイが広がります。
結構な本数があってそこそこ絶景になるのでしょうが、
この日(2017年6月15日)はまだまだ蕾でした。
最盛期は、これからですね。


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石段を下りて、石蔵寺墓地の中に入ってきました。
こちらに、古い墓石と石仏群が並んでいます。
この石仏群はお地蔵さんではなく、大昔の墓石です。
ただこの辺は「蓮台野関連施設」ではありますが、
古代平安京送葬の地「蓮台野」そのものではありません。
「蓮台野」とは今の京都市北区西蓮台野町・東蓮台野町のことで、
ここから約2㎞北に位置します。
(西向寺に今も石仏群が残ります)


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こちらは、石像寺墓地の南東端です。
このように地下への階段があると古墳の横穴石室のようですが、
こちらは空海が掘ったとされる井戸です。
ただ、地下の部分は完全に京都市立乾隆小学校の敷地内です。
実はここを撮影中、ブロック塀の向こうからずっと
運動場で小学生が体育の授業をしている歓声が聞こえていました。


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その井戸の西側に、こちらの碑が立っています。
藤原家隆が一時期ここに住んでいたことがあり、
多分こちらがその供養塔です。(お墓ではありません)


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では、この石段から本堂の方に戻ります。
紫陽花は晴れの日もいいですが、
少しくらい雨が降っていた方が風情がありますね。


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先程の石段を上がりコンクリート製の塀沿いに歩いていくと、
石像寺の本堂の裏手に戻ってきました。
こちらに伝空海作の石製のお地蔵さんがいらっしゃるのですが、
(重要文化財です)
逆光が原因で写真が撮れませんでした。


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そのお地蔵さんの南隣に、こちらがいらっしゃいます。
お地蔵さんと玉姫稲荷社です。


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石像寺本堂の北側に回り込んできました。
本来ならこちらにも様々な菩薩像がいらっしゃいますが、
ちょうど修学旅行を思しき中学生が20人ほど来られて、
その方々も写してしまいそうなので、
向こう(西)に見える提灯がぶら下がっている門から
石蔵寺境内を出ます。


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こちらが、その提灯がぶら下がっている門です。
約10m西に、千本通が見えます。
提灯左端の「五辻昆布」さんが、節分時に
昆布茶の元となる昆布を提供されています。


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石像寺山門の前から、西を向いています。
千本通の向かい側に、先ほどの瑞雲院が見えますね。


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石像寺の前で、千本通を南南東に向きました。
その石像寺の南隣に、高齢者向け住宅の咲くあん上京があります。
そして、その1Fにカフェが併設されていました。
ちょっと熱中症気味なのとトイレに行きたいので、
暫くこちらにお邪魔しようと思います。


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こちらは、「まんまん堂 cafe咲くあん」という店です。
元々「まんまん堂」は、堀川商店街にある蒸しまん専門店です。
「食べログ」などでも結構たくさん星を付けていた店なのですが、
2016年にその2号店としてこちらがオープンしました。
初めからそうと知っていたら肉まんとか注文したのですが、
壁の張り紙を見て、思わず白玉ぜんざいを頼んでしまいました。


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とは言え、こちらもなかなかのものでした、
こうして見ると黒いだけですが、
中には白玉団子が3個入っていましたし、
何より小豆のすべてが完全体で、
「割れ物」が入っていませんでした。
(これが簡単なようで、難しいのです)
クリックすれば写真が拡大されるのは、ここまでです。


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「まんまん堂」には、約30分いました。
その「まんまん堂」から、千本通を南南東に約50m進みました。
またこちらで、千本通は上立売通と交差します。


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信号が変わりましたので、千本通の横断歩道を西側に渡ります。
横断歩道を渡った先の南隣に、京町家の商店があります。
こちらは川魚屋さんの「おぜき」で、
節分の際には何度かイワシを買いました。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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京都では、海水魚専門の「魚屋さん」と
淡水魚専門の「川魚屋さん」は別のお店として考えられています。
この時期の川魚屋さんはウナギの最盛期なのですが、
こちらは上七軒の高級料亭に卸しているお店ですし、
小さいもので2900円、最高値は5000円を越えていました。
花街ならそれで普通なのですが、自分の財布事情が厳しいです。
そこで、結局1000円の「う巻き」を買いました。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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こちらは、そのう巻きの断面図です。
中には、しっかりウナギの蒲焼ががっつり入っています。
そう言えば、「う巻き」は川魚屋さんだけでしか売っていません。
(卵屋さんのだし巻きにはウナギは入っていません)
この写真も、クリックすると拡大されます。


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川魚屋さんの「おぜき」の前で、千本通を北向いています。
上立売通より北には、今回ブログ最初の「千本上立売」バス停と
瑞雲院の入り口が見えますね。


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千本通から、上立売通を西に向いています。
では、向こうに見える上立売通の突き当りまで進みます。


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千本通から、上立売通を西に約50m進みました。
上立売通はいったん突き当たりますが、南に伸びる道があります。
上立売通は千本釈迦堂を挟んで
約200m先の七本松通からまた西に伸びています。


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上立売通の突き当りに、こちらの表札が貼られています。
ここは上立売通と南北に伸びる六軒町通との辻なのですが、
「千本通西入」と書かれていますね。
ちなみにこの辺りは「作庵町」で、
先程の「咲くあん上京」の所以ですね。


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上立売通の突き当りから、
千本通より1本西の六軒町通を南に向いています。
ここからいったん南下して、
五辻通から千本釈迦堂に入っていきますが、
それは次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、6月の千本釈迦堂にお邪魔します~

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第487回 智積院は紫陽花の楽園

[智積院] ブログ村キーワード
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ウチから「七条本町」交差点に出て、
コンビニエンスストアで熱中症対策のジュースを買って、
そこからとぼとぼと東へ進み七条通を突き当りました。
こちらは、七条通の突き当り真言宗智山派本山智積院です。
元来「上立売通」編の続きで千本釈迦堂を書くはずだったのですが、
(その分の写真も、もう撮ってあります)
最近よく自分がお邪魔しているSPさんのブログに
こちらの紫陽花が載っていて、それで試しに覗きに来ました。
春の桜が有名ですが、紫陽花でも京都を代表する絶景になります。
撮影日は、2017年6月22日木曜日午後2時半。
昨日は雨でしたが、この日はまた快晴でした。


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七条通の東端「東山七条」交差点から、
東大路を南に約100m進み、東を向きました。
では、ここから智積院境内に入ります。
今回ブログの写真は、クリックすれば全て拡大されます。


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智積院境内のこの辺りの参道には、キキョウが植えられています。
満開までは、もう少し先のようですね。
そういえば、この寺院の寺紋が「桔梗」でした。


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キキョウが植えてある参道から、石段を上り東に進みます。
この石段を上り切ったところに、T字路があります。


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そのT字路で、北を向きました。
こちらを進めば、有料で長谷川等伯の襖絵が飾ってある宝物殿や
利休好みの庭園・堂本印象の襖絵が飾ってある宸殿を見られます。
(宸殿は通常非公開です)
ただ、今回はこちらには寄りません。
(こちらの様子は、第285回ブログを参考にしてください)


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そのT字路で、東を向きました。
突き当りに、智積院の本堂があります。
先ずは、あちらにお参りです。
こちらのご本尊は、大日如来です。

この辺りには豊臣秀吉が鶴松の菩提を弔うために建立した
臨済宗の祥雲寺がありました。
(長谷川等伯の襖絵や庭園は、その寺院の遺構です)
ところが徳川家康は江戸幕府樹立後にその寺院を廃寺にして、
豊臣秀吉に滅ぼされた真言宗根来寺の塔頭寺院にここを与えました。
それが、この智積院の縁起です。


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智積院本堂の前で、北を向きました。
では、いったんそちらに向かいます。


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智積院本堂の南側に、紫陽花が群生しています。
一部青い花が見えますが、この辺りは一面の紅ですね。


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その紫陽花の周辺には、何人か観光客がいらっしゃいました。
最近あちこちのブログでこちらを紹介しているからでしょうが、
「うん、思ったよりひっそりと咲いているね」
自分の目の前の二人連れの若い女性が、
そんなことをおっしゃっていました。
……ただ、こちらは智積院の紫陽花の約1割にしかすぎません。
今度は、智積院本堂の南側に移動していきます。


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本堂の南側に、智積院の明王殿があります。
こちらには、不動明王がいらっしゃいます。


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明王殿の前で、北を向いています。
本殿と明王殿との間に、10mほどの幅が空いています。


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本殿と明王殿との間で、東を向いています。
ここから本殿の裏(東)側に回り込むことができます。
実は、こちらが今回ブログのメインです。


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こちらは、明王殿の北側です。
こちらは池に見えますが、東から西に流れる小川です。
蓮がたくさん浮かんでいますが、花はもう1カ月くらい先ですね。


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同じ場所で、東を向きました。
向こうに見える青い点々のすべてが、紫陽花です。
智積院の紫陽花は、約9割がこちらに集中しています。


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先程の位置から、約100m東に移動しました。
では、ここから智積院の紫陽花庭園を散策します。


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こちらは、その智積院紫陽花庭園の紫陽花です。
紫陽花の茎は2mを越えるものも多く、
場所によっては、紫陽花の迷路状になっています。


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先程から歩いていた道は、そのまま東に抜けていきます。
先程の写真に写っていた小川を越えて上りの石段となりますが、
その周囲にもアジサイが咲き誇っています。


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小川に架かる橋の上から、左(北)を向いています。
この辺りは、小川の両岸も紫陽花でいっぱいです。


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ここから、上りの石段が始まります。
紫陽花が、ずっと上の方まで続いていますね。
ただこの上まで行くのは体力的に厳しいので、
ここから平坦な北の小径に向かいます。


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その辺りで、南を向きました。
この辺りの紫陽花が特に背が高いです。
また青は青でも「原色の青」は、紫陽花としては珍しいですね。


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次は、同じ場所で北を向きました。
では、ここからこの石畳の道を進みます。


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この石畳の道は北に直進しておらず、わりと蛇行しています。
それがこの辺を迷路のような錯覚にさせて、面白いですね。


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その蛇行する北へ伸びる石畳の道は、こちらで突き当たります。
こちらは……智積院の墓地のようです。


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その墓地に背を向けています。つまり、ここは墓地の西側です。
その墓地と智積院本堂との間が、紫陽花が一番濃いですね。
では、この紫陽花の迷路を散策します。


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智積院の墓地と本堂の間にある紫陽花庭園を散策しています。
本当は10人前後の方々がいらっしゃるのですが、
紫陽花は人間の身長より高いので、それが分かりません。
ここの紫陽花は青いものや青紫が多いのですが、
この辺り一帯は紅いですね。


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こちらは、智積院本堂の陰になっている部分です。
この辺りの紫陽花は、つぼみのものが多かったですね。
桔梗や蓮だけでなく、紫陽花も最盛期はまだ先のようです。


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紫陽花の迷路を抜けだしました。
ここは、智積院本堂の南東端に位置します。
ではここから西に進み、智積院を出て行きます。


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智積院本堂から真西に伸びる石畳の道を通ってもよかったのですが、
その南側のウチの道を西に進んでいます。
こちらには桜やカエデの並木が続いており、
そのシーズンには絶景になります。


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桜とカエデ並木を西に歩いていくと、こちらに出ます。
目の前にあるのは、鐘楼ですね。
写真がちょっと傾いているのは、ご愛嬌ということで……


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鐘楼の脇を通り抜け、もうだいぶ西に進んできました。
もうすぐ、東大路が見えてきます。


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その土の道の最先端に出ました。すると、こちらがあります。
こちらは「智積院会館」という宿坊の
1Fにある「桔梗」という食堂です。
こちらの「京湯葉御膳」が絶品なのですが、
時間とお金の問題で素通りします……


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その店の前で、西を向きました。目の前に東大路が見えますね。
では、ここから「東山七条」交差点経由で、歩いてウチに帰ります。

今回は、ここまでです。

~次回こそ、千本釈迦堂にお邪魔します。
こちらも、一面の紫陽花でした~

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第488回 千本釈迦堂の紫陽花~上立売通東から西~その17

[千本釈迦堂] ブログ村キーワード
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上立売通から、千本通より1本西の六軒町通を南に向いています。
上立売通はここでいったん突き当たりますが、
約200m西の七本松通で再び西に伸びています。
今回は、その間にある千本釈迦堂に向かいます。
撮影日は2017年6月15日午後3時。
熱中症になりそうな猛暑日でした。


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千本釈迦堂のある大法恩寺には南側と西側にしか門はなく、
東側から向かうには、南側の五辻通まで行かないといけません。
そのため、この六軒町通を南下しています。


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上立売通から、六軒町通を南下しています。
この辺りは京町家を中心に、古い民家が並びます。


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上立売通から、六軒町通を約150m南下してきました。
こちらに、ブリキ製の表札があります。
だいぶ錆びていますが、こう読めます。
「上京区 六軒町通五辻上る末広町」
つまり、六軒町通はここで五辻通と交差します。


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五辻通から、六軒町通を南に向いています。
約100m先に、今出川通が見えます。
第375回ブログで訪れた場所ですね。


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六軒町通から、五辻通を東に向いています。
向こうに見える高いビルは、
約100m先の千本通沿いにある五辻昆布です。


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今度は六軒町通から、五辻通を西に向いています。
ずっと先の繁みは、北野天満宮ですね。(次回ブログで訪れます)
では、こちらを進んでいきます。


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六軒町通から、五辻通を西に進んでいます。
目の前の京町家は第472回ブログで旅館に変わると書きましたが、
どうやら外観はそのままにして内装のみ変わるようです。
(つまり、この京町家は残ります)


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六軒町通から、五辻通を約100m西に進みました。
この先で、五辻通の前に千本釈迦堂への入り口が見えます。


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六軒町通から五辻通を西に約100m進み、南を向きました。
約120m先に今出川通との交差する「上七軒」交差点があります。


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同じ場所で、五辻通を西に向きました。
五辻通の突き当りに、北野天満宮がいらっしゃいます。
(第473回ブログを参照)


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さらに、同じ場所で北を向きました。
こちらが、天台宗智山派瑞応山大報恩寺(通称:千本釈迦堂)です。
偶然ですが、2回連続天台宗智山派の寺院に訪れます。
(前回ブログの智積院が、ここの本山です)
では、こちらにお邪魔します。
千本釈迦堂境内の写真は、クリックすると全て拡大されます。


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五辻通から、千本釈迦堂の参道を北上しました。
こちらに、ソメイヨシノが1本立っています。
第472回ブログでは満開でしたが、今は完全に葉桜です。


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五辻通から、千本釈迦堂参道を約30m北上しました。
ここから山門をくぐり、千本釈迦堂境内に入っていきます。


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山門をくぐり、千本釈迦堂境内に入ってきました。
節分桜のシーズンとは異なって、境内には誰もいません。
(後から、何組か入ってきますが……)


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こちらは、山門の西側にいらっしゃる稲荷社です。
先ずは、こちらにお参りです。


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稲荷社の北隣に、北野経王堂願成就寺があります。
こちらの沿革は、第472回ブログに書いてあります。


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その脇に、山名氏清のお墓があります。
ただ、その周囲の紫陽花が満開ですね。


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北野経王堂願成就寺の向かい(東)側に、不動明王堂があります。
こちらの不動明王は、山名宗全の持念仏だったそうです。
またこちらにも、紫陽花が咲いています。
前回ブログ同様、こちらも京都を代表する紫陽花の寺です。


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千本釈迦堂境内の中央に、大きな阿亀桜の木があります。
こちらは枝垂桜の一種ですが、葉桜になると柳のようですね。


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大きな阿亀桜の木の東側に、巨大な阿亀像と阿亀塚が並んでいます。
こちらの寺院は、おかめ信仰の中心地でもあります。


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阿亀像と阿亀塚の前に来ました。
阿亀さんは実在の人物で、ここを建てた大工の棟梁の妻でした。


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こちらの境内の一番奥(北)に、
天台宗智山派瑞応山大報恩寺の本堂(国宝)があります。
ご本尊は釈迦如来像(秘仏)で、重要文化財です。
厳密には、「千本釈迦堂」とはこの本堂のみを指します。
こちらは鎌倉時代の建物で、
応仁の乱では山名宗全がこちらを守り切ったので、
京都市街地では稀な室町時代以前の建物です。
(そのため、こちらは国宝です)



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千本釈迦堂本堂の前で、西を向きました。
この向こうに、自動車が通れる幅の広い出入り口が見えます。
ただ、そちらに行く手前に寺務所が見えます。


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本堂の西側にボケ封じ観音がいらして、その脇に寺務所があります。
こちらから有料で、霊宝殿と本堂内部に入れます。
では600円を支払って、この中に入っていきます。


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本堂内部と霊宝殿は撮影不可ですが、
その周辺を撮ることは認められています。
霊宝殿には、慶派の中でも快慶の作の仏像が多く、
「慶派の世界」という意味で六波羅蜜寺に似ています。
その霊宝殿の手前に、紫陽花並木が続いています。
こちらも前回ブログ同様に、
紫陽花がどこまでも咲いている天台宗智山派の寺院です。
たくさんの仏様がいらっしゃる霊宝殿の脇に咲いているので、
この辺りの風景が紫陽花で作られた極楽浄土と思えてきます。
こちらを取材した2017年6月15日段階ではまだまだ蕾でしたので、
こちらに訪れるのは6月30日の大祓の頃がいいかもしれません。


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霊宝殿の後は、千本釈迦堂の本堂に入ってきました。
こちらのご本尊は秘仏ですが、荘厳な建物内部を堪能してきました。
また本堂の奥には阿亀人形や阿亀の面が奉納されており、
こちらも大きな阿亀像にお参りできるようになっています。
(この寺院では、阿亀さんはお参りの対象です)

一通りお参りして、寺務所前に戻ってきました。
寺務所にいらっしゃる方に一礼して、西側からここを出ます。


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こちらが、千本釈迦堂の西門です。
では、こちらからここを出て七本松通に向かいます。


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千本釈迦堂の西門の方にも30mほど参道があります。
自動車が通れるほどの広い道ですが、北側に民家が建ち並びます。
そのせいか、こちらにもお地蔵さんがいらっしゃいます。


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西門から参道を西に約30m進みました。
こちらで、七本松通に出ます。
向かい(西)に、第473回ブログの京都市立翔鸞小学校がありますね。
クリックすれば写真が拡大されるのは、ここまでです。


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千本釈迦堂西門の前で、七本松通を南に向いています。
右(西)側に、京都市立翔鸞小学校の先に翔鸞児童公園が見えます。
(第473回ブログに出てきましたね)


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同じ場所で、七本松通を北に向きました。
では、ここをまた進みます。


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千本釈迦堂西門から七本松通を約20m北上し、西を向きました。
京都市立翔鸞小学校の北側から小路が西に伸びています。
ここをくねくね曲がると最終的に上立売通に出ますが、
もう少し北から西に曲がります。


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千本釈迦堂西門から、七本松通を約100m北上しました。
七本松通の両脇に、西陣病院の大きなビルが見えます。


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西陣病院の前に、こちらの大きなベンチがありました。
暑くて熱中症になりそうなので、ちょっとここで休憩です。
バックパックからソルティーライチを出して、座って飲みました。


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そのベンチの前で、七本松通を西に向きました。
西陣病院と立体駐車場の間に、かなり狭い小路が伸びています。
実は、こちらが七本松通から復活した上立売通です。
これからこちらを進み北野天満宮最北端に向かうのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けたので、今回はここまでです。

~次回は北野天満宮にまたお邪魔します~

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第489回 大祓前の北野天満宮~上立売通東から西~その18

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西陣病院に背を向けて、七本松通を西に向いています。
ここから狭い小路が、西に伸びています。
こちらは、約200m東の六軒町通でいったん途切れた上立売通です。
今回はここから西に進み、北野天満宮にお参りします。
撮影日は、2017年6月15日木曜日午後3時。
この日くらいまでは、京都は連日晴れていました。


489-2.jpg
七本松通から、上立売通を西に約50m進みました。
そこで突き当り、その位置で南を向きました。
この辺りが、、京都市上京区西陣と京都市北区紫野との境です。
すぐ南からまた筋違いで上立売通が伸びています。
ここから最後まで、クリックすると写真は全て拡大されます。


489-3.jpg
先程の地点から約10m南下して、また西を向きました。
ここから、また上立売通が西に伸びています。
左(南)側が京都市上京区西陣で、右(北)側が京都市北区紫野です。
ずっと向こうに見える繁みが、今回ブログのメイン北野天満宮です。


489-4.jpg
先程の地点から、上立売通を西に約30m進みました。
この辻の北西角に、このような石柱が建っています。
おそらく昔は、ここに燈明を入れたのでしょうね。(適当な想像です)
この石柱から向こう(西)は、
上立売通の両側とも京都市上京区西陣です。


489-5.jpg
その石柱の辺りで、上立売通を西に向きました。
この辺りから、上立売通沿いはまた京町家が並ぶようになります。
そして、辺りから織機の作動音がまた響いてきました。
この辺りにも、西陣織の工房がちらほらあるようですね。


489-6.jpg
その辺りに、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいました。
こちらにもお参りして、先を進みます。


489-7.jpg
上立売通をどんどん西に進んでいます。
この辺りは、自動車がギリギリ1台通れるくらいの道幅です。
実は、ここも多少自動車の通行があります。
ただ、一般車の通り抜けはダメのようです……
(ここは私道ですが、歩行者は通れるようです)


489-8.jpg
さらにさらに、上立売通を西に進んでいます。
この辺りは、視界に入る民家は全て京町家です。
あちこちから織機の作動音が響いてくるので、
西陣織の工房が多いのでしょうね。


489-9.jpg
上立売通が筋違いになってから、西に約100m進みました。
この辺りから、2車線の道幅になります。
またお地蔵さんがいらしたので、こちらもお参りしました。


489-10.jpg
その辺りに、こちらのブリキ製の表札がありました。
「御前通今出川上る東入」とは、
「今出川御前」交差点(「北野天満宮前」交差点)から
御前通を北上した後途中で東に折れるという意味です。
要するに、「上立売通」の表記がありません!


489-11.jpg
上立売通が筋違いになってから、西に約230m進みました。
ここで上立売通は、御前通と交差します。


489-12.jpg
上立売通から、御前通を南に向いています。
ここから南が、花街の上七軒です。
それは、約400m南の「北野天満宮前」交差点まで続きます。
その辺りに、北野天満宮の「一の鳥居」があります。
(第112回ブログを参照)
さらに約400m南下すると一条通で、
さらにさらに約1㎞南下すると
三条通の「天狗堂海野製パン所」に出ます。
自分が、京都で一番おいしいと思っているパン屋さんですね。
(第56回ブログを参照)
そこからさらに約1900m南下すると、「七条御前」交差点です。
(松尾祭のときに雄大な神輿巡行が行われます。第306回ブログ参照)


489-13.jpg
御前通から、上立売通を西に向いています。
目の前の繁みが、北野天満宮です。
ここから、上立売通は車道と歩道が分離する広い道幅になります。


489-14.jpg
御前通から、上立売通を西に進んでいます。
左(南)側の繁みは北野天満宮で、
約200m西の突き当りに見える繁みが平野神社です。
(第473回ブログを参照)
それぞれ上京区と北区ですが、隣接した神社です。

御前通から上立売通を西に約30m進むと、
左(南)側から北野天満宮に入れます。


489-15.jpg
そちらの入り口から、南を向きました。
約20m進むと、こちらの北門が見えます。
では、こちらから北野天満宮に入ります。


489-16.jpg
北野天満宮北門から、境内の様子を見ています。
この日(2017年6月15日)は観光シーズンではないからか、
向こうで消防署員が宮司さんと消火栓の具合を確認されていました。


489-17.jpg
北野天満宮北門から、境内を南下しています。
境内の北東端に、北野天満宮とは別の神社がいらっしゃいます。


489-18.jpg
こちらが、北野天満宮北東端の文子天満宮です。
本社は、下京区間之町上珠数屋町上るにいらっしゃいます。
(第404回ブログを参照)
ご祭神は平安時代の女性多治比文子です。
御神託で「天神信仰」を始めた人物という以外は、
よくわかっていません。
(菅原道真の乳母説、占い師で巫女説など)


489-19.jpg
文子天満宮の前で、南を向きました。
向こうに見える塀は、北野天満宮本殿のものですね。


489-20.jpg
文子天満宮から、北野天満宮境内を南に約100m進みました。
こちらから、北野天満宮本殿前に入っていきます。


489-21.jpg
こちらが、北野天満宮本殿です。ご祭神は、菅原道真です。
周囲にいらっしゃる方々の大半は修学旅行生ですが、
中には中国人の家族連れもいらっしゃいました。


489-22.jpg
北野天満宮本殿に背を向けて、こちらの門を撮りました。
二条城二の丸御殿の門のように、様々な細工が施されていますね。


489-23.jpg
こちらがその門の中央部の細工です。
上段から、獅子・白ウサギ・トラが彫られています。


489-24.jpg
先程の上段の獅子を反対側からアップにしました。
こういう細かさは、日光東照宮の権現造を思わせます。


489-25.jpg
その門から、北野天満宮境内南を見ています。
向こうに、北野天満宮の絵馬殿が見えますね。
門の脇に、笹が飾られています。七夕が近いからのようです。


489-26.jpg
その絵馬殿の左(東)側に、北野天満宮の楼門が見えます。
では、こちらから北野天満宮境内を出ます。


489-27.jpg
北野天満宮楼門前に、こちらの幟が立っていました。
もうすぐ夏越の祓いですね。
次回ブログは、こちらの神社の大祓を取材します。


489-28.jpg
北野天満宮楼門から、南を向きました。
では、この参道を通ってここを出て行きます。


489-29.jpg
北野天満宮楼門から、参道を南を向きました。
右(西)側に、工事中の場所があります。
こちらは、毎年2月~3月に梅園になるところです。
(第113回ブログを参照)


489-30.jpg
目の前にあるのは、北野天満宮四の鳥居です。
では、ここをくぐりさらに南下します。


489-31.jpg
北野天満宮参道の三の鳥居と四の鳥居の間に、
こちらの伴氏社がいらっしゃいます。
ちょっと木の葉で隠れていますが、
よく見ると鳥居の額束が島木にめり込んでいます。
また写真には写っていませんが、
台座の部分が蓮の葉模様で飾られています。
それが変わっているので、「京都三珍鳥居」に数えられます。
(残りは、京都御苑内の厳島神社唐破風の鳥居、
「蚕ノ社」木嶋神社三柱鳥居です)


489-32.jpg
伴氏社の前で、北野天満宮参道を南に向きました。
次は、こちらの北野天満宮三の鳥居をくぐります。


489-33-a.jpg
少し蛇行しながら、北野天満宮参道を南下しています。
こちらで、北野天満宮二の鳥居をくぐります。


489-34.jpg
北野天満宮二の鳥居の真下から、参道を南に向いています。
あちらに見えるのは、北野天満宮一の鳥居です。
毎年6月30日には、あちらに巨大な茅の輪が掛かります。
その南側は「北野天満宮前」交差点で、もう神社の外です。


489-35.jpg
「北野天満宮前」交差点で、今出川通を西に向いています。
この辺りは、修学旅行生でごった返していました。


489-36.jpg
「北野天満宮前」交差点から、今出川通を南西に約50m進みました。
こちらに、「北野天満宮前」バス停があります。
では100系市バスを待って、それで京都駅まで帰ります。

今回は、ここまでです。
~次回は、北野天満宮の夏越の大祓を取材します~

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「松尾散策」
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「京都駅前散策」
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「蹴上・鹿ヶ谷散策」
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哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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