第523回 退蔵院 方丈庭園~花園紅葉散策~その3
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丸太町沿いの「妙心寺前」交差点で、北東を向いています。
今回はここから妙心寺境内に入り、
塔頭寺院の退蔵院の方丈庭園を散策します。
撮影日は、2017年11月23日勤労感謝の日の木曜日正午。
この時点で、小雨が降り出していました。

「妙心寺前」交差点から、北東に約50m進みました。
この道は妙心寺への参道なのですが、
左(西)側は商店が続き、右(東)側は比較的大きな京町家が並びます。
そして、この辺りからこの道は北に大きくカーブします。

北へカーブして、こちらの道は約50m先の妙心寺で突き当たります。
……しかし、昨年(2016年)訪れた東福寺とは混み具合が違います。
そう考えると、この辺りはまだまだ観光地化されていません。

そのままこの道を北に突き当たりました。
目の前には、妙心寺の勅使門が見えます。
天皇などの貴賓が来られない限り、こちらは開きません。
勅使門が常時開いているのは、建仁寺くらいでしょうか?
そして、この辺りで雨粒が大きくなってきました。
それと同時に、傘が無くても何とかなるような気もしていました。
何の根拠もありませんが……

妙心寺の勅使門の前から、妙心寺道を西に向いています。
妙心寺南端を伸びるこの道はこのまま西に進むと、
約200m先で北北西に折れ府道130号線に吸収されます。

今度は同じ場所で、妙心寺道を東に向きました。
この道は約1,400m東の御前通から、妙心寺の門前まで続きます。
この少し先に妙心寺直営の精進料理屋さんがあるのですが、
先に食事をしてから花園に来ていたので、ここでは立ち寄りません。

先程の位置から、横断歩道を渡って北を向きました。
では南総門から、臨済宗妙心寺派総本山妙心寺の境内に入ります。
(第502回ブログ以来ですね)

妙心寺南総門前に堀が掘られていて、その上に橋が架かっています。
ただ、よく見るとこちらは空堀ですね。

臨済宗妙心寺派総本山妙心寺南総門をくぐり、
境内を北に向いています。
第502回ブログで目の前の詰め所にいらっしゃる守衛さんに
いろいろお聞きしたのですが、
とても丁寧に答えてくださりました。

その詰所の裏(東)側に、こちらの地図が掛かっていました。
大徳寺同様、京都市内の林下は広大な境内を有しています。
大徳寺も妙心寺も、応仁の乱で焼失後
再興する過程で戦国大名などの寄進で巨大化しました。
(妙心寺境内が現在は市街地限定で日本最大なのですが、
明治時代初期に縮小する前なら大徳寺境内が最大です)
これを見ると分かるのですが、
妙心寺の塔頭寺院は北総門以北にも点在しており、
龍安寺すらこの妙心寺の塔頭寺院です。

その地図を背に、西に向きました。
この先に、勅使門の裏側が見えますね。
では、先ずはこちらを西に進みます。

先程の詰め所前から勅使門裏の前まで来て、北を向きました。
ここ勅使門から放生池→三門→法堂と並ぶのは、
他の臨済宗大本山と同じですね。
放生池越しに見えるこちらの三門は、朱塗りなのが変わっています。

その勅使門と放生池の間から、また西を向きました。
妙心寺境内の南西端に、塔頭寺院の慈雲院があります。
先ずは、そちらの前に向かいます。

臨済宗妙心寺派慈雲院は、非公開なので中に入れません。
(林下は、塔頭寺院の大半が非公開です)
ですから、慈雲院の前を素通りして北を向きました。
次は、こちらを進みます。

妙心寺境内南西端の慈雲院の前から、北上しています。
ふと東を向くと、放生池と石橋が見えます。
ただし、この橋の周辺は立ち入り禁止です。

妙心寺境内の放生池の北側に回り込み、妙心寺三門を見ています。
松林の北側から撮っていますので、
先程の写真より朱色が鮮やかですね。

妙心寺の朱い三門の西側に、また妙心寺の塔頭寺院があります。
では、そちらに向かいます。

こちらが、その妙心寺の塔頭寺院の退蔵院です。
妙心寺随一の人気スポットなので、
結構な方々が出入りされていますね。
では、こちらの境内にお邪魔します。

退蔵院の門をくぐると、すぐにこちらの庫裏が見えます。
そちらで拝観料500円を支払って、境内を散策します。

こちらは、退蔵院庫裏前の坪庭です。
この日(2017年11月23日)がこの辺りの紅葉の盛りでした。
先程まで雨が降っていましたが、
また強い日差しが戻ってきました。

退蔵院庫裏の前で、南を向いています。
ずっと先に、退蔵院の墓地が見えますね。

退蔵院庫裏の南側に、こちらの観音様がいらっしゃいます。
では、こちらに手を合わせてお参りします。

その観音様の前で、退蔵院境内を西に向きました。
ここから10mほど、紅葉のトンネルが続く石畳の道が伸びます。
次は、紅葉を眺めながらこちらを進んでいきます。

その紅葉の道を約10m西に進みました。
突き当りの右(北)側に、木戸が見えます。
では、こちらから今回ブログのメイン退蔵院方丈庭園に入ります。

その木度をくぐると、すぐにこちらの退蔵院方丈に出ます。
では早速靴を脱いでこちらに上がり、方丈にお参りします。

さすがに方丈内部の写真を撮るわけにはいきませんので、
方丈周辺の様子を撮っていきます。
確かに方丈で杉戸絵をよく見かけますが……
棕櫚と山羊の絵は相当に変わってると思います。

先程の向かい(西)側にも、杉戸絵が見られます。
こちらの鶴の絵柄は、よく見かけますね。

そして、こちらが国宝瓢鮎図の模写です。
本物は京都国立博物館にありますが、所有権は退蔵院にあります。
「鮎」はアユのことではなく、ナマズのことです。
つまり、「ヒョウタンナマズ」の禅問答のことですね。

その方丈の南側から、さらに西に向かえる廊下があります。
次は、そちらを進みます。

ただその廊下もすぐに突き当たり、方丈の西側には回れません。
こちらの手水がきれいですね。

その位置から、退蔵院方丈の西側庭園を撮ります。
こちらの石庭は狩野元信の作庭と考えられており、
「元信の庭」と呼ばれています。

退蔵院方丈の南側に戻って、そちらの庭園を眺めています。
蓮の鉢植えがないとか、第503回ブログとは様子が違います。
花園散策を始めてまだそれ程時間が経っていませんが、
こちらに腰掛けて暫し休憩です。
僧侶ではない自分や同行している母にとって、
方丈はちょっと休むのにちょうどいいですね。

退蔵院方丈の南側庭園の左(東)側に、
「→順路」と書かれた表札が並んでいます。
では方丈から下りて再び靴を履き、その順路に進んでいきます。

先程の順路を進むと、すぐにこの路地に入ります。
左の白壁は退蔵院方丈のものです。
右下に「余香苑」と書かれた表札がありますが、
そちらこそが通常「退蔵院庭園」と呼ばれるものです。
(つまり、まだ退蔵院の半分も回っていません)
ただ今回ブログももうだいぶ写真を貼り付けましたので、
今回はここまでです。
~次回は退蔵院の余香苑を散策します~

丸太町沿いの「妙心寺前」交差点で、北東を向いています。
今回はここから妙心寺境内に入り、
塔頭寺院の退蔵院の方丈庭園を散策します。
撮影日は、2017年11月23日勤労感謝の日の木曜日正午。
この時点で、小雨が降り出していました。

「妙心寺前」交差点から、北東に約50m進みました。
この道は妙心寺への参道なのですが、
左(西)側は商店が続き、右(東)側は比較的大きな京町家が並びます。
そして、この辺りからこの道は北に大きくカーブします。

北へカーブして、こちらの道は約50m先の妙心寺で突き当たります。
……しかし、昨年(2016年)訪れた東福寺とは混み具合が違います。
そう考えると、この辺りはまだまだ観光地化されていません。

そのままこの道を北に突き当たりました。
目の前には、妙心寺の勅使門が見えます。
天皇などの貴賓が来られない限り、こちらは開きません。
勅使門が常時開いているのは、建仁寺くらいでしょうか?
そして、この辺りで雨粒が大きくなってきました。
それと同時に、傘が無くても何とかなるような気もしていました。
何の根拠もありませんが……

妙心寺の勅使門の前から、妙心寺道を西に向いています。
妙心寺南端を伸びるこの道はこのまま西に進むと、
約200m先で北北西に折れ府道130号線に吸収されます。

今度は同じ場所で、妙心寺道を東に向きました。
この道は約1,400m東の御前通から、妙心寺の門前まで続きます。
この少し先に妙心寺直営の精進料理屋さんがあるのですが、
先に食事をしてから花園に来ていたので、ここでは立ち寄りません。

先程の位置から、横断歩道を渡って北を向きました。
では南総門から、臨済宗妙心寺派総本山妙心寺の境内に入ります。
(第502回ブログ以来ですね)

妙心寺南総門前に堀が掘られていて、その上に橋が架かっています。
ただ、よく見るとこちらは空堀ですね。

臨済宗妙心寺派総本山妙心寺南総門をくぐり、
境内を北に向いています。
第502回ブログで目の前の詰め所にいらっしゃる守衛さんに
いろいろお聞きしたのですが、
とても丁寧に答えてくださりました。

その詰所の裏(東)側に、こちらの地図が掛かっていました。
大徳寺同様、京都市内の林下は広大な境内を有しています。
大徳寺も妙心寺も、応仁の乱で焼失後
再興する過程で戦国大名などの寄進で巨大化しました。
(妙心寺境内が現在は市街地限定で日本最大なのですが、
明治時代初期に縮小する前なら大徳寺境内が最大です)
これを見ると分かるのですが、
妙心寺の塔頭寺院は北総門以北にも点在しており、
龍安寺すらこの妙心寺の塔頭寺院です。

その地図を背に、西に向きました。
この先に、勅使門の裏側が見えますね。
では、先ずはこちらを西に進みます。

先程の詰め所前から勅使門裏の前まで来て、北を向きました。
ここ勅使門から放生池→三門→法堂と並ぶのは、
他の臨済宗大本山と同じですね。
放生池越しに見えるこちらの三門は、朱塗りなのが変わっています。

その勅使門と放生池の間から、また西を向きました。
妙心寺境内の南西端に、塔頭寺院の慈雲院があります。
先ずは、そちらの前に向かいます。

臨済宗妙心寺派慈雲院は、非公開なので中に入れません。
(林下は、塔頭寺院の大半が非公開です)
ですから、慈雲院の前を素通りして北を向きました。
次は、こちらを進みます。

妙心寺境内南西端の慈雲院の前から、北上しています。
ふと東を向くと、放生池と石橋が見えます。
ただし、この橋の周辺は立ち入り禁止です。

妙心寺境内の放生池の北側に回り込み、妙心寺三門を見ています。
松林の北側から撮っていますので、
先程の写真より朱色が鮮やかですね。

妙心寺の朱い三門の西側に、また妙心寺の塔頭寺院があります。
では、そちらに向かいます。

こちらが、その妙心寺の塔頭寺院の退蔵院です。
妙心寺随一の人気スポットなので、
結構な方々が出入りされていますね。
では、こちらの境内にお邪魔します。

退蔵院の門をくぐると、すぐにこちらの庫裏が見えます。
そちらで拝観料500円を支払って、境内を散策します。

こちらは、退蔵院庫裏前の坪庭です。
この日(2017年11月23日)がこの辺りの紅葉の盛りでした。
先程まで雨が降っていましたが、
また強い日差しが戻ってきました。

退蔵院庫裏の前で、南を向いています。
ずっと先に、退蔵院の墓地が見えますね。

退蔵院庫裏の南側に、こちらの観音様がいらっしゃいます。
では、こちらに手を合わせてお参りします。

その観音様の前で、退蔵院境内を西に向きました。
ここから10mほど、紅葉のトンネルが続く石畳の道が伸びます。
次は、紅葉を眺めながらこちらを進んでいきます。

その紅葉の道を約10m西に進みました。
突き当りの右(北)側に、木戸が見えます。
では、こちらから今回ブログのメイン退蔵院方丈庭園に入ります。

その木度をくぐると、すぐにこちらの退蔵院方丈に出ます。
では早速靴を脱いでこちらに上がり、方丈にお参りします。

さすがに方丈内部の写真を撮るわけにはいきませんので、
方丈周辺の様子を撮っていきます。
確かに方丈で杉戸絵をよく見かけますが……
棕櫚と山羊の絵は相当に変わってると思います。

先程の向かい(西)側にも、杉戸絵が見られます。
こちらの鶴の絵柄は、よく見かけますね。

そして、こちらが国宝瓢鮎図の模写です。
本物は京都国立博物館にありますが、所有権は退蔵院にあります。
「鮎」はアユのことではなく、ナマズのことです。
つまり、「ヒョウタンナマズ」の禅問答のことですね。

その方丈の南側から、さらに西に向かえる廊下があります。
次は、そちらを進みます。

ただその廊下もすぐに突き当たり、方丈の西側には回れません。
こちらの手水がきれいですね。

その位置から、退蔵院方丈の西側庭園を撮ります。
こちらの石庭は狩野元信の作庭と考えられており、
「元信の庭」と呼ばれています。

退蔵院方丈の南側に戻って、そちらの庭園を眺めています。
蓮の鉢植えがないとか、第503回ブログとは様子が違います。
花園散策を始めてまだそれ程時間が経っていませんが、
こちらに腰掛けて暫し休憩です。
僧侶ではない自分や同行している母にとって、
方丈はちょっと休むのにちょうどいいですね。

退蔵院方丈の南側庭園の左(東)側に、
「→順路」と書かれた表札が並んでいます。
では方丈から下りて再び靴を履き、その順路に進んでいきます。

先程の順路を進むと、すぐにこの路地に入ります。
左の白壁は退蔵院方丈のものです。
右下に「余香苑」と書かれた表札がありますが、
そちらこそが通常「退蔵院庭園」と呼ばれるものです。
(つまり、まだ退蔵院の半分も回っていません)
ただ今回ブログももうだいぶ写真を貼り付けましたので、
今回はここまでです。
~次回は退蔵院の余香苑を散策します~
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