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第533回 夕方から東丸神社

[東丸神社] ブログ村キーワード

新年 明けまして、おめでとうございます
2018年も、よろしくお願いします

……とは言え、この記事は元旦に書いているわけではありません。
実は、元旦早々風邪で高熱にうなされまして……
それでも一応伏見稲荷大社で初詣したのですが、
体調が悪いので短縮版です。
いつも数10万人と一緒に初詣をしていますが、
夜間にお参りしますとここまで参拝者が少なめになります。


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毎年ならそろそろお参りが終わる午後4時半ごろから家を出て、
わざわざ京都駅経由で2駅先のJR奈良線「稲荷」駅に来ました。
この時間帯の初詣は、2012年以来です。
撮影日は、2018年1月1日元日の月曜日午後5時。
だんだんと日が傾いてきます。


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今まで乗っていた奈良行きの普通列車が出発します。
京阪電車は「伏見稲荷」駅に急行が停まるのですが、
JR奈良線は「稲荷」駅に普通列車しか停まりません。


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その北側に、JR奈良線「稲荷」駅の改札口があります。
ただ、今回はこちらからではなくもう少し南から出ます。


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先程の改札口の南側に、臨時改札が設けられていました。
今回は、こちらからJR奈良線「稲荷」駅を出ます。


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JR奈良線「稲荷」駅を出ると、すぐに本町通です。
その位置で、本町通を南に向いています。
もし本町通が参拝者で溢れていたなら、
向こう(南側)の裏道から東丸神社の横を進みますが、
今年(2018年)は表参道から進みます。


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同じ位置で、本町通を北に向いています。
ここ数年はきりん画房さんの店先にも、露店が立ちます。


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先程の位置から、本町通を約50m北上しました。
ここで本町通は、伏見稲荷大社の表参道とT字路で交差します。


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本町通から、伏見稲荷大社表参道を東に向いています。
伏見稲荷大社一の鳥居の向こうに、楼門が見えますね。
では、こちらを進んでいきます。


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本町通から、伏見稲荷大社表参道を東に進んでいます。
たくさんの参拝者がいらっしゃるように見えますが、
これでもだいぶ少なめです。
その証拠に、反対側に進まれる方々もいらっしゃいます。
これが約2時間前なら、一方通行でもこの10倍以上の人出です。


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さらに伏見稲荷大社表参道を東に進んでいます。
例年の時間帯ではないので参拝者が少なめですが、
どうやら露店に入る方々はこれくらいの方が多いようです。


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本町通から、伏見稲荷大社表参道を東に約50m進みました。
左(北)を向くと、ポツンとビルが建てます。
あちらは、この伏見稲荷大社の結婚式場です。
その手前に、伏見稲荷大社の末社がいらっしゃいます。


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こちらが、その末社です。
左(西)から順に、熊野社・藤尾社・霊祖社です。


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伊弉諾尊(いざなぎのみこと)をご祭神とする熊野社です。
(熊野権現ではありません)
神前に、大きな鏡餅が供えられています。


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舎人親王をご祭神とする藤尾社にも、鏡餅が供えてあります。
そう言えば、元々この地にはその舎人親王をご祭神とする
藤森神社がいらっしゃいました。


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霊祖社のご祭神は、伏見稲荷大社歴代神職の祖霊です。
よく見ると、こちらの鏡餅が一番大きいですね。


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その末社を背に、南を向いています。
では、また表参道に戻ります。


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末社の前から、伏見稲荷大社表参道を東に向いています。
よく見ると、二の鳥居の脇に大きなモニターが付いています。
そう言えば、東京の明治神宮にも同じものがありました。
(2012年限定公開のときに行きました。
個人情報満載なので、一般公開していません)
つい2時間前までここには数10万人がいらして大渋滞でしたから、
その方々のイライラ対策なのでしょうね。

モニターにはいろいろなCMが流れていましたが、
なぜか「まどかマギカ」のネットゲームが宣伝されていて、
その中で「キュゥべえ」が羽子板で描かれていました。
何かヒドイ扱いだと思うのは、自分くらいでしょうか?


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伏見稲荷大社表参道のその辺りで、南を向きました。
この向こうに普段は駐車場がありますが、
本町通が自動車通行止めなので、
この期間中は「屋台村」が形成されています。


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本町通から、伏見稲荷大社表参道を東に約100m進みました。
この表参道は、目の前の伏見稲荷大社楼門で突き当たります。


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その伏見稲荷大社楼門脇に、手水舎があります。
以前は無かった「手水のつかいかた」という看板があります。


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手水舎の脇から、石段を上りました。
では、伏見稲荷大社楼門をくぐり境内に入っていきます。
なぜか目の前の拝殿に参拝される方が多いのですが、
本殿はもっと東の方にいらっしゃいます。


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伏見稲荷大社拝殿の南側に、朱い鳥居が立っています。
先ずは、そちらに向かいます。


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この朱い鳥居は、東丸神社のものです。
ご祭神は国学の祖荷田春満で、伏見稲荷大社とは独立した神社です。
(本社、末社の関係にはありません)
その右(西)隣が、旧荷田春満邸宅(非公開)です。


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東丸神社の鳥居をくぐり、南を向いています。
例年ならここから約10分は並ぶのですが、
今年(2018年)は待ち時間0分です!
先述の通り、伏見稲荷大社周辺は午後5時で風景が変わります。


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東丸神社本殿に、お参りしました。
こちらには様々なご利益が謳われていますが、
何といても「学問の神様」として有名ですね。
本殿前に、お供えが奉げられています。
餅・ミカン・干し柿と正月のお供えの定番ですね。


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東丸神社の東側に、荷田社と春葉社がいらっしゃいます。
荷田社は伏見稲荷大社の歴代神官を務める荷田氏の祖霊神で、
春葉社は要するに納札所です。
こちらには、煮干しが供えられていました。


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東丸神社を背に、北を向いています。
朱い鳥居越しに、関西の主要企業が奉納した品々が積まれた
伏見稲荷大社の拝殿が見えますね。
鳥居の手前に、東丸神社の社務所があります。
こちらは例年通り、その社務所でお札を2枚買いました。


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東丸神社の前で、北東を向いています。
ここから伏見稲荷大社の本殿が見えるのですが……
例年より2時間遅れただけで、待ち時間が0分です。
(いつもは、こんな感じです)
ここから伏見稲荷大社に参拝しますが、今回はここまでです。

~次回は、伏見稲荷大社に初詣します~

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第534回 夕暮れの伏見稲荷大社で初詣

[伏見稲荷大社] ブログ村キーワード
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前回ブログで初詣した東丸神社の前で、
伏見稲荷大社境内を北東に向いています。
おそらくこの日(2018年1月1日)も昼間はこうだったのでしょうが、
午後5時を回ると一気にガラガラになります。
撮影日は、2018年1月1日元日の月曜日午後5時。
今年(2018年)は短縮版の初詣です。


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先程の位置から北東に移動し、
伏見稲荷大社拝殿の東側に回り込みました。
ではこの石段を上がり、伏見稲荷大社にお参りします。


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さすがに、伏見稲荷大社本殿の近距離からは撮影不可です。
周囲に誰もいらっしゃらないので、待ち時間は0分でした。

こちらは、その本殿から見た西空です。
もう夕焼けも終わり、だんだんと日の光が薄れていきます。


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伏見稲荷大社本殿周辺は撮影不可なので、
本殿の裏(東)側まで一気に写真がとびます。
この時間から、急に東側を撮ると真っ暗になりました。


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伏見稲荷大社本殿の裏(東)側に、こちらがいらっしゃいます。
賽銭箱と鈴の緒がありますが、その先は山の斜面があるだけです。
こちらのご神体はその斜面のある「山」(稲荷山)そのもので、
そちらに何人かお参りされる方がいらっしゃいました。


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その位置で、北を向いています。
京阪電車「伏見稲荷」駅からこの辺りまで続く御幸通には、
まだまだたくさんの参拝者がいらっしゃいます。
おそらく、「お山」(稲荷山)からのお帰りでしょうね。


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その間に、こちらの社がいらっしゃいます。
おそらく末社だとは思うのですが、
どちらを祀られているのかは自分もよく知りません。


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その社の北側を通る御幸通で、東を向きました。
この道は目の前の石段を上がったところで突き当たるのですが、
その先に「千本鳥居」への参道が続きます。


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その位置で、今度は西を向きました。
御幸通は伏見稲荷大社本殿の北側を通り、
そこからは蛇行しながら伏見稲荷大社の裏参道となり、
京阪電鉄「伏見稲荷」駅前まで続きます。


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この辺りの御幸通は細かい石段で、少しずつ下っています。
左(南)側が伏見稲荷大社本殿で、右(北)側が神具店が続きます。
この神具店には、土製の人形が売られています。
これが有名な伏見人形です。
本町通沿いの茶店「ねざめ家」に、飾ってあります。


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さらに御幸通を西に進みます。
今度はなだらかな下り坂が続きます。
坂の先で御幸通はいったん突き当たりますが、
その右(北)側から続く「裏参道」がこの御幸通の続きです。


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ただ今年(2018年)はこの突き当りで、左(南)を向きました。
この先に前回ブログで出て来た伏見稲荷大社二の鳥居が見えますが、
ここで南進してあちらを目指します。


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その二の鳥居の許に来ました。
こちらは、前回ブログで通った伏見稲荷大社表参道です。
普段の元日はこちらは一方通行ですが、
もう逆行しても大丈夫なくらい人通りが減っています。


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伏見稲荷大社表参道を西に進んでします。
昼間ほどの人出なら大半が素通りしてしまいますが、
このくらいですと皆さん露店に入られているようです。


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さらに、伏見稲荷大社表参道を西に進んでいきます。
すると、「アユの塩焼き」の露店が立っていました。
第496回ブログでも祇園祭で立っていました。
実は、同じ方が中で鮎を焼いておられます。
せっかくですので、またこちらにお邪魔します。


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こちらが、そのアユです。頭も骨もすべて頂きました。
こちらを頂いていると、その脇にらした若い女性二人組が
「生焼けだ」と言いだされました。
多分ですがそれはこういう魚を食べ慣れてないからで、
川魚は少し身がしっとりするのが特徴なのですが……


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鮎を食べながら空を見上げると、ちょうど満月が掛かっていました。
西の空はまだ少し日光が残っていましたが、
東の空は完全に「夜」ですね。


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アユの塩焼きを頂いて、再び表参道を西に進みます。
もう暗いので、一の鳥居がはっきり見えません。


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伏見稲荷大社一の鳥居の許に、こちらの店が立っています。
こちらは、「たこ焼き大魔王」ですね。
第507回ブログエビスクの店頭にあったのですが、
いつの間にかなくなっていました。
思わずうれしくなって、ここで買ってしまいました。


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エビスク前では「出し醤油」で食べられたのですが、
ここでは「ソース味」一択でした。
ただ、外側の固さとか中の柔らかさとかは元の店のままです。
マヨネーズは、好みの問題で付けていません。


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伏見稲荷大社一の鳥居をくぐり、表参道を突き当たりました。
目の前のコンビニエンスストアが……よく写りません。
そろそろデジタルカメラ撮影に厳しい光量になってきました。


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そのコンビニエンスストアの南隣が、JR奈良線「稲荷」駅です。
では、こちらから帰宅します。

~次回は、十日ゑびすに向かいます~

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第535回 建仁寺まで縁日散策~十日ゑびす散策~その1

前回ブログで初詣を済ませ、2018年の正月も明けました。
京都を含む関西では、一斉にゑびす神社の例祭が始まります。
京都の花街祇園と宮川町との間にいらっしゃる「ゑびす神社」でも、
1月8日~11日に「10日ゑびす」が行われました。
ウチのブログでも「10日ゑびす」を毎年掲載させておりますが、
2018年は近隣の建仁寺を含めた何回かに分かれた連載にします。


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約11か月ぶりの京阪電鉄「祇園四条」駅改札口前です。
地下にあるので、「四条川端」交差点の真下に当たる位置ですね。
今回は四条通から大和大路を南下し、建仁寺の総門前に向かいます。
撮影日は、2018年1月10日水曜日午後0時半。
大和大路沿いは、露店で溢れていました。


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先程の位置から約5m北上し、東を向きました。
地上でいえば、川端通から四条通を東に向いている状態です。
左(北)側に京阪電鉄の切符売り場と鉄道案内所があります。
また、この周囲にいろいろなテナントが入っていますね。


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先程の位置から、四条通の地下を約20m東に進みました。
ここで、この地下道が突き当たります。
この右(南)側から地上に上がると南座の前に出られますが、
2018年1月段階でその南座は耐震工事中で閉鎖されています。
(ニシンそばの松葉などは今も営業中です)
ですから、そちらから地上には上がれません。


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その突き当り(スターバックスの辺り)で、北に向きました。
すぐ先に7番出口の階段があって、そこから地上に上がれます。


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京阪電鉄「祇園四条」駅7番出口に向かう階段は、
時計回りにグルグル回りながら地上に上がります。
正直、ここって目が回るのですよね。
ちょっとフラフラになりながら、地上の四条通に出てきました。
その先(南)に、先述の工事中の南座が見えますね。


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京阪電鉄「祇園四条」駅7番出口を出ました。
すると、四条通沿いにこちらがありました。
鴨川以東で、四条通~五条通間の周辺地図ですね。
祇園だけでなく、宮川町や六原・清水地区も含みます。
この位置から真南に進むと、約500m先に
恵美須神社(ゑびす神社)がいらっしゃいますね。


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その地図があった位置から、四条通を西を向いています。
この隣に、祇園屈指の名店レストラン菊水が見えます。
さらに西に、川端通・四条大橋(鴨川)・先斗町と続きます。
この日(2018年1月10日)は曇りがちで、この後小雨が降りました。


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今度は、同じ位置で四条通を東に向きました。
こちらが、京都の花街「祇園」の中心部です。
四条通は、約400m先の八坂神社で突き当たります。
約50m先に、「四条大和大路」交差点が見えますね。


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四条通から、大和大路を北に向いています。
目の前に一銭洋食のお店があり、以北はまた雰囲気が変わります。
ここから約400m先の若松通(京阪電鉄「三条」駅前)で、
この大和大路は突き当たります。
(第229回ブログを参照してください)


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今度は、四条通から大和大路を南に向きました。
目前に、「10日ゑびす」と書かれていますね。
平日の交通量の多い道とは、道の様子が全然違います。


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四条通から、大和大路を南下しています。
普段は祇園の関係車両でいっぱいですが、
この日(2018年1月10日)は車両がない分
様々な露店が立ち並んでいます。


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四条通から、大和大路を約50m南下しました。
その辺りに京都でも有名な唐辛子屋さんがあるのですが、
軒先でこちらが売られていました。
「厄除け唐辛子」らしいのですが、屋内に飾るのでしょうか?
カプサイシンって気化しますから、除菌とかできますが……


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その店から、大和大路が南に向いています。
この辺りは、露店と通常も開いている小売店舗が混在します。


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こちらは、普段は普通の小売店舗です。
ところが、この日(2018年1月10日)は店先に露店が出ています。
これはこちらに拘わらず、この近所のどのお店もこの仕様です。


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そのお店のほぼ向かい(西)側に、カバブの露店がありました。
そう言えば、生まれて初めてカバブを食べたのが
この「10日ゑびす」だったのを思い出しました。
(約20年前でしょうか?)
ちょっと懐かしくなったのと、実は空腹だったのを思い出して、
こちらを頂くことにしました。


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そこで500円のチキンケバブを注文しようとしたのですが、
「もう200円で、大盛りにしますよ」
そうおっしゃったので、追加で200円支払いました。
(心を読まれた?)
「大盛り」と言ってもピタが大きくなるわけではなく、
ローストチキンの量が増えました。(おそらく、約2倍です)
偶然自分より先に注文していた中国人カップルと、
なぜか露店脇のマンションの入り口前で並んで食べました。
「大盛り」だけあって見た目以上の量で、
完食に約10分掛かりました。
自分はこういう料理が大好物なので、
「来年また来ます」と言って、ここを去りました。


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ケバブの露店より南には、こちらの露店がありました。
飲食以外の露店は昔は結構見たのですが、
こういう雑貨屋さんはだんだん減ってきていますね。


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露店と露店の隙間に、べっこう櫛の老舗があります。
さらにその南側にレコード店があって、
大昔の演歌のカセットテープ(!)を露店で売っていました。


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さらにその南側の京町家は確か草履屋さんなのですが、
こちらでも露店を出されていました。


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その脇には、漬物の露店が出ていました。
京都の露店では意外に多いのですが、
ここでもそこそこ売れているようでした。


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四条通から、大和大路を約250m南下しました。
ここで大和大路は、団栗通と交差します。


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大和大路から、団栗通を西に向いています。
この辺りにも、露店が立ち並んでいますね。
ここから西に約100m先の川端通沿いに、
京阪電鉄「祇園四条」駅の入り口があります。


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今度は、大和大路から団栗通を東に向きました。
ここで道幅を狭めた後、建仁寺の北端に出ます。
(詳細は、第228回ブログ参照)


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さらに団栗通から、大和大路を南に向きました。
では、こちらを進んでいきます。


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団栗通から、大和大路を約10m南下しました。
左(東)側にシャッターが閉まった店がありますが、
こちらの花屋さんはこの時点も開店中で、
たくさんのお客さんが来られていました。


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一方、その右(西)側はホルモン焼のお店です。
なぜかこの辺りに多いお店ですね。
(まぁ、京都でホルモン屋が一番多いのは東九条ですが)


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さらに、もう少し南側の洋品店が「閉店セール」をしていました。
……と言いますか、確か第454回ブログでも
同じような閉店セールをしていました。
もしかして、何年か越しの「閉店セール」では?


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団栗通から、大和大路を約50m南下してきました。
ここで、大和大路の道幅が広がります。


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その辺りで、大和大路をさらに南を見ています。
手前の化粧品店も、露店を出しています。
その向こうで露店が増えてきます。
ゑびす神社まで、もうすぐですね。


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その辺りで、大和大路沿いで東を向きました。
こちらに、臨済宗建仁寺派本山建仁寺総門があります。
その手前で、たくさんの方々が急造ベンチに座り
たこ焼きや焼きそば・ステーキ串を食べておられます。
こちらは、いろいろなものを食べられる屋台村ですね。


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自分の目の前で、自分くらいの背格好の小父さんが
蒸し牡蠣2匹とステーキ串1本、ビールを1杯注文されていました。
なかなかおいしそうな選択をされていましたが、
自分はこの後仕事なのでアルコール厳禁です。
いろいろ我慢で、蒸し牡蠣2匹だけ注文しました。
とは言え、これは汁がたっぷりの逸品でした。
喉が渇いたので、ペットボトルの烏龍茶を飲んで先を急ぎます。


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本当はもっとガッツリ食べたいのを我慢して、屋台村を出ました。
では、ここからはこの門をくぐって建仁寺に入っていきます。
……と言いたいところですが、だいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は、建仁寺境内と方丈周辺の散策です~

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第536回 建仁寺方丈散策 前編~10日ゑびす散策~その2

[建仁寺] ブログ村キーワード
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前回ブログで京阪電鉄「祇園四条」駅から大和大路を南下して、
臨済宗建仁寺派総本山建仁寺総門前まで来ました。
10日ゑびすの真っ最中なので、辺りに露店が立ち並びます。
今回は約100m南にいらっしゃるゑびす神社に行く前に、
この建仁寺を散策します。
撮影日は、2018年1月10日水曜日午後1時。
ここからさらに曇ってきました。


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建仁寺総門をくぐり、東を向いています。
右(南)側にお地蔵さんがいらっしゃいますが、
こういう大きな寺院の門の脇に多いですね。
その隣の枯れ枝は、大桜の木です。
今はこんな感じですが、もう数カ月でここは絶景です。
(建仁寺は、桜で有名な寺院です)


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その辺りから、建仁寺境内をさらに東に向いています。
大和大路沿いは10日ゑびすでたくさんの人が溢れていますが、
建仁寺に入ってしまえば静かなものです。


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大桜の木の隣に、こちらの木の実が生っていました。
一見すると「プチトマト」なので美味しそうですが、
食べられるかどうかは知りません。


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建仁寺総門をくぐり、境内の石畳の道を東に進んでいます。
大和大路から約100mで十字路に出ますが、そこを左(北)に折れれば
前回ブログで出て来た団栗通と交差します。


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その十字路に、こちらの看板がありました。
ここを南に進むと、禅居庵に行けます。
建仁寺塔頭寺院の臨済宗建仁寺派禅居庵は、
毎年10日ゑびすの日に摩利支天堂で例祭が行われます。
毎年先ずはそちらに直行するのですが、
今年(2018年)は建仁寺境内を一通り回ってから向かいます。


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その十字路から、南に向いています。
禅居庵よりも手前で、こちらのカラスが水を飲んでいました。
あまり動かないので、しっかり撮れました。
たった今、ヒッチコックの鳥を見ながらこれを書いています。
(BSNHKで放映されていました)
ちょっと感慨深いですね。


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その十字路で、東を向いています。
向こうに見えるのは、方丈と法堂の間にある渡り廊下です。


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その渡り廊下から、さらに東を向いています。
この左(北)側に、建仁寺の方丈があります。


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こちらが、その建仁寺方丈への入り口です。
ただ、こちらからは通常は入れません。


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そういう訳で、その位置からさらに東に向かいました。
ここから東に進む道はこの先で左(北)に折れ、
そこにある門から北上すると、
第35回ブログで通った花見小路です。
(つまり、ほとんどの人が想像する通りの祇園です)


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その辺りで、北を向きました。
建仁寺方丈の東隣には、庫裏があります。
通常は建仁寺方丈には、こちらから入ります。


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建仁寺庫裏に入ってすぐに玄関があり、
その脇の寺務所で拝観料を納めます。
建仁寺はどこも写真撮影自由なのですが、
さすがにそちらは撮れません。

こちらは、その北側の玄関奥です。
大きな衝立の右(東)側に、摩利支天がいらっしゃいます。


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その位置から、西を向きました。
左(南)側に寺務所が見えますが、その奥が便所です。
ここをずっと進むと、
一番奥に海北友松による雲龍図のコピーがあります。
ただ今回もあちこち寄るので、そちらには次回ブログで向かいます。


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寺務所の向かい(北)側に、こちらができていました。
(前回こちらに来たときは、このようなものはありませんでした)
法堂を中心として東西の端に塔頭寺院が並ぶのは、
臨済宗の相国寺大徳寺妙心寺と同じですね。


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そして、その隣にもこちらがあります。
この建仁寺庫裏と方丈・法堂の見取り図です。
本当はこの矢印の順路で進むようですが、
自分はいつもこの逆の順路で進んでいます。


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その見取り図の脇から、小さな部屋に入れます。
こちらには、この屏風が飾られていました。
国宝俵屋宗達作「風神雷神図屏風」です。
……と言いたいところですが、こちらはコピーです。
本物は、京都国立博物館の奥深くで保存されています。
こちらの寺院が「撮影し放題」の最大の理由は、
このような国宝級の文化財が、
全てコピーに差し替えられているからです。


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その部屋を出て、また西を向いています。
この奥に売店があって、宇治茶などの京土産が売られています。
突き当りが大方丈でここからでも海北友松の障壁画が見えますが、
そちらには次回ブログで行きます。


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その位置で、北を向きました。
左(西)側が売店で、右(東)側が「風神雷神図屏風」の部屋です。
本当の順路を逆行することになりますが、
ここからは自分のお気に入りの順路で進みます。


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先程の位置から、建仁寺内の廊下を北上しました。
建仁寺売店の北側に、こちらの坪庭があります。
知る人ぞ知る「〇△□の庭」ですね。
どこかが〇で△で□なのですが、
自分は単純にきれいな庭だと思います。


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その坪庭の東側で、北を向いています。
ここをずっと進めば大書院で突き当たりますが、
その前に手前左(西)側の小書院に立ち寄ります。


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先程の位置で、左(西)を向きました。
こちらは、小書院の南半分です。
(小書院は、中央の襖で南北に仕切られています)
文字通り「小さい」方の書院なのですが、
前回来たときと異なり真新しい障壁画で飾られています。


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こちらが、その障壁画です。本当に真新しい墨絵ですね。
葦が生い茂る湖と言えば琵琶湖ですが、たぶんその琵琶湖でしょう。
水面に写る山の稜線を描くのは、通常の水墨画にない手法ですね。
真新しいこちらも、100年単位で時間をかけて
「文化財」になるのでしょうね。


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こちらは、同じ小書院南側の床の間です。
「〇△□」と書かれているのは、
南隣の「〇△□の庭」という坪庭のことでしょうね。


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また元の廊下に戻ってきました。
では、ここから突き当りの大書院まで向かいます。


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小書院の北側に、「潮音庭」という庭園があります。
その手前に、こちらの蹲(つくばい)があります。
この横が女子トイレなので、その手洗い場なのでしょうね。


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その蹲の前で、北を向きました。
この廊下の先が、ここの最北端大書院です。


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こちらは、その廊下の東側です。(西側が、潮音庭です)
この辺の枯れ枝は、全て桜です。
ここもあと数カ月で、絶景ですね。


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先程から進んでいた廊下の突き当りまで来ました。
この廊下の最北端に、大書院があります。
文字通り、小書院の3倍以上の大きさです。


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大書院は、おそらく20畳以上の広さです。
ですから、床の間が東西に2カ所あります。
こちらは、東側の床の間です。多分達磨大師を描いています。


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そして、こちらが大書院西側の床の間です。
こちらも、達磨大師の掛け軸が掛かっています。


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大書院の中央にも、「風神雷神図屏風」のコピーがあります。
どうやら、本物は元々こちらにあったようです。


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「風神雷神図屏風」の西隣には、十二羅漢像がいらっしゃいます。
最初に仏弟子(お釈迦さんの弟子)になった十二人ですね。


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そして、大書院の縁側に出ました。こちらから、潮音庭を眺めます。
今は「枯れ枝に囲まれた石庭」ですが、
春になると桜が咲いて絶景に変わります。
個人的には、この潮音庭が建仁寺で一番のお気に入りです。
こういう禅寺の庭では、ゆっくりと寛いで眺めたいですね。


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大書院から、南を向いています。
大書院からは、潮音底の西側を通る廊下もあります。
こちらは、そのまま方丈を通り抜けて法堂まで続きます。


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大書院から、西側の廊下を南下しています。
さらに西側に、建仁寺の茶室が見えますね。


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大書院から、その廊下を南下しています。
潮音庭を通り過ぎると、今度は左(東)側に小書院が見えます。
では、次は小書院の北側にも入ってみましょう。


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建仁寺小書院の北側、入ってきました。
先程の墨絵の裏側は、一面に青い絵です。
これは「海の青」というより、「払暁の藍」でしょうか?
多分、先程の墨絵と同じ作家のものでしょう。
(作風が同じです)
正直とても寺院の障壁画とは思えない絵画ですが、
堂本印象智積院で描いた「婦人喫茶」法然院の仏間の障壁画も
とても「寺院の障壁画」とは思えないものです。
それが、何年も経つうちに寺院に絵が馴染んでいったのです。
個人的には、この絵もいずれそうなると思っています。


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ただ床の間も「青い柳」の掛け軸となると、派手さが前面に出ます。
こちらも、寺院に絵が馴染むまでに時間を要するでしょうね。


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小書院の北側にも縁側があって、
そこに座り込んで潮音庭を眺めることができます。
自分は、潮音庭の眺めはこの小書院から見たほうが好きです。
さすがに寝転がったりはしませんが、
暫しここで休憩がてらこちらを眺めています。

そういう訳で、今回ブログはここまでです。

~次回h、建仁寺大方丈や法堂にお邪魔します~

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第537回 建仁寺方丈散策 後編~10日ゑびす散策~その3

[建仁寺] ブログ村キーワード
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前回ブログで建仁寺庫裏から方丈周辺を散策して、
小書院の縁側で潮音庭の眺めておりました。
すると、その脇にこちらの札が立っておりました。
まぁ確かにここはごろ寝に最適で、以前自分が来たときも
大きないびきをかいて就寝されていた方もいらっしゃって、
それはさすがに寺院側も迷惑だったのでしょうね。
……という訳で、今回は小書院から建仁寺散策の続きを書きます。
撮影日は、2018年1月10日水曜日午後1時。
だんだん曇り空から雨が降り出しました。


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ではその小書院北側から出て、西を向きました。
この右(北)側が、前回ブログ潮音庭です。
では、目の前の小部屋に向かいます。


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こちらが、その小部屋です。
床の間の周囲や襖に、所狭しと水墨画が描かれています。


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同じ小部屋の南側壁面を撮っています。
この部屋の絵は、すべて中国人の子供をモチーフにしています。


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その小部屋と小書院の間にある廊下で、南を向きました。
こちらは、北は大書院、南は法堂まで続くとても長い廊下です。
この先の右(西)側が、建仁寺大方丈ですね。


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その廊下を大方丈の北側まで南下して、西を向いています。
では、ここを西の端まで進みます。


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大方丈北側の廊下を西に進み、その位置で北を向きました。
こちらの小さな祠は、開山堂です。


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建仁寺大方丈北側の廊下の最西端には、女子トイレがあります。
そう言えば、前回ブログでも女子トイレが出てきました。
この寺院は、女子トイレの数が多いですね。
では、今度は大方丈北側廊下を東に進みます。


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建仁寺大方丈の北側は、いくつかの部屋に分割されます。
こちらの部屋には、輿が陳列されています。


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こちらは、その輿の部屋の西隣です。
襖に描かれた、中国の山水を描いた障壁画が見事です。


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その部屋を出て、東を向きました。
この先に、前回ブログにも出て来た「〇△□の庭」が見えます。


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建仁寺大方丈の東側に戻ってきて、南を向いています。
この左(東)が、「〇△□の庭」です。
ただ、今回ブログではこのまま南下します。


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少し南下して、建仁寺大方丈の南側に回り込んできました。
この左(東)側が、建仁寺の庫裏です。
と言うことは、この右(西)側が……


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先程の西側が、建仁寺大方丈の南東端の部屋です。
こちらの襖絵が海北友松作雲龍図です。
前回ブログで紹介した風神雷神図屏風と並ぶ建仁寺の至宝ですね。
(まぁ、こちらもコピーなのですが……)


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こちらは、その部屋の西側の襖絵です。(先程のは、北側)
「海北友松と言えば、雲龍図」と言われるほど、
こちらは海北友松のいちばんの代表作です。


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その雲龍図の部屋で、南を向きました。
この先の縁側から、建仁寺大方丈の方丈庭園が見えます。


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先程の部屋からそのまま南に出て、縁側に座っています。
こちらが、建仁寺大方丈の方丈庭園です。
第35回ブログでは修復中でしたが、今はこんなに見事な庭園です。
「雨の方丈庭園」は禅寺最大の醍醐味ですが、
今回はあくまで10日ゑびすがメインなので、
ここで寛ぐのは短時間にします。


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建仁寺大方丈の方丈庭園で、東を向きました。
前回ブログの大書院から続く廊下が、さらに南に伸びています。
次は、そちらを通りこちらの南にある法堂に向かいます。


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建仁寺大方丈の最東端に、下足場があります。
ここでスリッパを履いて、さらに南に向かいます。


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スリッパをはいて南下し、そのままいったん方丈を出ます。
こちらの渡り廊下は、ここで建仁寺境内の道と交差します。
ですから、この辺りで
建仁寺境内を散策されている方と交差するのですが……
その方々が皆さん雨傘を差されています!


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その辺りで、西に向いています。
前回ブログでは、向こうからこちらに進み、
建仁寺庫裏を経由してここにやって来ました。
ところが、その辺りを見るとやはり皆さん雨傘を差されています。
雨粒も大きくなり、だんだん小雨ではなくなってきています。


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先程の位置に鍵が掛かっているのですが、
方丈から来た人はこの鍵を開けてさらに南に進むことができます。
では、この「入り口」と書かれた看板に従って法堂内に入ります。


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様々な理由で、法堂内には光源がありません。
そのため、こちらの写真は実際よりもさらに暗く写ります。
こちらは、その法堂の天井画です。
2頭の龍を描いているので、「双龍図」と呼ばれています。
この下に建仁寺のご本尊釈迦牟尼像がいらっしゃいますが、
さすがにご本尊は写せません。


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その位置で、東を向きました。
では、こちらから建仁寺法堂を出ます。


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建仁寺法堂の入り口の前で、北を向いています。
ではこの渡り廊下を北上して、元来た道を戻ります。


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法堂から渡り廊下を北上し、
また鍵を開けて大方丈の東側に戻ってきました。
では、ここでスリッパを脱いでこちらに上がっていきます。


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スリッパを脱いで、建仁寺大方丈に戻ってきました。
目の前が海北友松の雲竜図の部屋で、
この左(西)が建仁寺方丈庭園です。


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先程の位置から、南北の廊下を約5m北上しました。
この左(西)が、海北友松の雲龍図の部屋です。
これで、建仁寺の庫裏や方丈の内部を1周しました。


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その位置で、東を向きました。
手前の部屋が売店です。(寺務所ではありません)
その奥は俵屋宗達風神雷神図屏風がある部屋です。
こちらも、前回ブログで回りました。


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先程の位置から最東端に進むと、建仁寺庫裏内部に来ました。
では、こちらから靴を履いて建仁寺庫裏を出ます。


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建仁寺庫裏を出て、建仁寺境内を南に向いています。
右(西)側の松林越しに、先ほどの法堂が見えますね。
次はここから建仁寺境内を移動して、
建仁寺塔頭寺院の禅居庵に向かいます。
(ちょうど10日ゑびすに合わせて、例祭が行われています)
ただ、だいぶ写真を貼り付けましたので
今回はここまでです。

~次回は、禅居庵摩利支天堂に向かいます~

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第538回 10日ゑびすの禅居庵~10日ゑびす散策~その4

[禅居庵] ブログ村キーワード
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臨済宗建仁寺派本山建仁寺庫裏を出て、南を向いています。
第536回ブログ以来そんなふうには見えませんが、
現在この脇では10日ゑびすの例祭が派手に行われています。
(弊一つ隔てて、全然違う世界ですね)
今回は、この建仁寺塔頭寺院の中で
唯一毎年1月10日に例祭が行われる禅居庵に向かいます。
撮影日は、2018年1月10日水曜日午後1時半。
一時的に、雨足が弱まりました。


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その位置で、西を向きました。
向こうに、建仁寺の大方丈から法堂に続く渡り廊下が見えます。
(前回ブログでここを通りました)
第536回ブログでは、この道を通ってここにやって来ました。


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さらに同じ位置で、東に向きました。
この先でこの道は北に折れますが、そこから花見小路に出られます。
(第35回ブログ参照)


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再び同じ位置で、南を向きました。
では建仁寺境内最北端から、境内最南端に向かいます。


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建仁寺庫裏から、境内を南下しています。
その途中で、右(西)を向きました。
こちらが、前回ブログでお邪魔した天井図が見事な法堂ですね。


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その辺りで、西を向きました。
ちょっと回り道しないといけませんが、
視界の先に建仁寺の塔頭寺院両足院があります。
普段は入ったところのお堂だけ拝観が可能ですが、
半夏生の時期限定で庭園の拝観が可能です。
(第227回ブログを参照)


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その辺りで、建仁寺境内を南に向きました。
この辺りは毎年春になると見事な桜並木に変わりますが、
真冬の今は完全な枯れ枝並木ですね。


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その辺りから少し南下して、西を向きました。
こちらが、日本最古のお茶の木の石碑です。
この寺院を開いた栄西は禅宗を学んだ宋からお茶の木を持ち帰り、
この建仁寺に植えました。
これがこの数百年後に興った茶道の原型です。


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こちらは、両足院の南隣の塔頭寺院です。
先述の栄西は、こちらで入滅されました。
(栄西入滅の地は諸説ありましたが、
近年の研究でこの地であることがほぼ確定しています)


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さらに、その南側には小さな神社がいらっしゃいます。
おそらくこちらの鎮守社なのでしょうね。


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では、その神社にお参りします。
こちらは、岡山県の吉備津神社の末社楽神廟の分社です。
ご祭神が不空羂索観音なので、完全な神仏習合です。


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楽神廟の南隣は、浴室が建っています。
他の臨済宗の総本山にも浴室がありましたが、
江戸時代以前のものは基本サウナ風呂です。
(浸かる用の湯船がありません)
臨済宗などの禅宗では入浴も修行の一環なのですが、
さすがに今はこちらを使っていないでしょうね。
実はこの脇の枝垂桜が春になると見事なのですが、
1月である今はただの枯れ枝です。


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その浴室の前で、南を向きました。
ここは建仁寺境内の南東端で、十字路があります。


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その十字路で、さらに南に向いています。
約30m南下すると、建仁寺境内から出て八坂通に辿り着きます。
(第103回ブログを参照)


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その十字路で、今度は西を向きました。
この辺りが、建仁寺境内の最南端です。
では、向こうに見える禅居庵に向かって歩いていきます。


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先程の十字路から、建仁寺境内を西に約30m進みました。
こちらで、また十字路に出ます。


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その十字路で南を向きました。こちらが建仁寺の勅使門です。
通常禅寺の勅使門は普段は閉まっているのですが、
こちらは普段から出入りができます。


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同じ位置で、北を向きました。
放生池の先に三門があって、さらに北に法堂があります。
典型的な臨済宗総本山の建築様式ですが、
特に建仁寺は春になると桜で絶景になります。


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さらにその位置で西を向きました。
約20m先に、臨済宗建仁寺派禅居庵が建っています。
今回ブログのメインですね。
では、こちらから禅居庵の境内に入っていきます。


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臨済宗建仁寺は禅居庵境内に入ってきました。
ところが、門を入ってすぐに規制線があってこれ以上入れません。
実は禅居庵は非公開寺院で、
公開されているのは境内の南西端摩利支天堂のみです。


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その位置で、今度は南を向きました。
こちらは、禅居庵本堂を通らずに摩利支天堂に向かう通路です。
では、こちらを進んでいきます。


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先程の位置から最南端まで来て、西を向きました。
右(北)側の禅居庵本堂の脇に、細い路地が伸びています。
次はそちらを西に進みます。


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その路地を西に進みながら、南を向きました。
金網の向こう(南)に禅居庵の駐車場があって、
その塀のさらに向こう(南)側に八坂通が伸びています。
(第102回ブログでは、八坂通側からこちらを見ていました)


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先程の位置から、禅居庵の路地を約30m西に進みました。
ここに摩利支天堂の看板が出ています。
では、矢印に沿って南に進みます。


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この路地は約5m先でまた西に向かい、摩利支天堂の前に出ます。
ここまではほとんど参拝者がいなくて、
むしろ寂しいくらいだったのですが……


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禅居庵摩利支天堂の前に来ました。
近隣のゑびす神社の例祭に合わせてこちらも例祭が行われるので、
同じ禅居庵境内とは思えないくらいこちらは賑やかです。


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こちらは、禅居庵摩利支天堂東側の手水舎です。
「摩利支天」の眷属であるイノシシが飾ってありますね。
先ずはこちらで、手を浄めます。


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その手水舎の北側に、禅居庵の寺務所があります。
普段は閉まっているのですが、この時期限定でいろいろ販売中です。


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その事務所と摩利支天堂の間で、お守りやお札が売られていました。
よく見ると、こちらはこの寺院の方ではないようです。
ご近所の方か、檀家の方々なのでしょうね。


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臨済宗建仁寺派禅居庵摩利支天堂の前で、南を向きました。
ここから、八坂通に出られます。
禅居庵は建仁寺の南西端にある塔頭寺院なので、
通常は建仁寺側ではなく外側の八坂通か大和大路から出入りします。


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こちらが、臨済宗建仁寺派禅居庵摩利支天堂です。
「お祭り仕様」なので、紫色の幕が掛かっています。
この日(2018年1月10日)は例祭なので、この辺りは賑やかですね。
京都の「10日ゑびす」では、
恵比寿神社とこちらを同じ日に参拝する習慣があります。
この奥に、全長30㎝ほどの摩利支天像がいらっしゃいます。
(公開されていますが、撮影は一切不可です)
拝観料を納めれば、摩利支天像の近くまで寄ることができます。


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前述の通り摩利支天像を撮影できませんので、こちらを写しました。
摩利支天像の前で、お灯明を線香をお供えしました。


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禅居庵摩利支天堂の前で、西を向いています。
この先から、大和大路に出ることができます。
毎年「10日ゑびす」に来るときは、ここから出入りしていました。


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禅居庵の境内のあちこちには、紅白の寒椿が盛りでした。
毎年、こちらにはこれが楽しみで来ています。


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ではこちらから禅居庵摩利支天堂を出て、大和大路に向かいます。
ここからでも、大和大路沿いの露店がよく見えますね。


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禅居庵の西門を出て、大和大路で南を向いています。
目の前の八坂通から四条通間の大和大路沿いに、
「10日ゑびす」の露店が立ち並びます。
(四条通付近の当日の様子は、第535回ブログ参照)


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同じ位置で、大和大路を北に向きました、
左(西)側が旧京都市立新道小学校で、
右(東)側の白壁が臨済宗建仁寺派禅居庵のものです。
では、こちらから北上してゑびす神社を目指します。


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こちらは、近所のお蕎麦屋さんです。
その店頭でお蕎麦屋さん自身が露店を開き、
普段の自分の店のメニューを出されていました。
店内での飲食とあまり変わらない気もしますが、
店頭を見たところとても流行っているようでした。


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そのお蕎麦屋さんの前で、大和大路を北に向いています。
ゑびす神社がだいぶ近くなったせいもあって、
笹を持たれている方々を見掛けるようになりました。


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禅居庵の前から、大和大路を約50m北上しました。
左(西)側に石製鳥居が見えますが、あちらがゑびす神社です。
ここから本格的に「10日ゑびす」参拝ですが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は、そのゑびす神社に参拝します~

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ぴのぴな

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ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
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このブログで,
本当に京都に来たような
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「京都桜100景」
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新たに撮ったものを加え
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「祇園祭の歩き方」
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こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
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実際に回るときの
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京都市交通局発行の
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バス停や駅の位置以外に、
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「京都市バス検索」
系統(「5系」とか)別に
市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
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今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
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花見に行きました。
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ゆっくり回ったので、
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かけて散策しました。
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清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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