第682回 京都国立博物館 後編~正面通東から西~その3

前回ブログで、京都国立博物館の北半分を散策し、
最終的に入り口付近に戻ってきて北を向いています。
今回は目の前の平成知新館(現本館)に立ち寄った後、
京都国立博物館の南半分を散策します。
撮影日は、2019年8月27日火曜日午後2時半。
豪雨が続きますが、この日は最後まで警報が出ませんでした。

七条通側の京都国立博物館入り口から、約50m北上しました。
ではさらに約50m北上し、目の前の平成知新館に入ります。

この日(2019年8月27日)は大雨でしたので、床が雨粒でぬれていて
それを気にされた博物館の職員の方々が多くいらっしゃいました。
……で、その中の一人に写真撮影の限界をお聞きしました。
以外にも、館内の一部が撮影可能でした。
基本的に撮影可能なのは1Fの一部だけで、展示物が無い場所です。

先ほどの位置から、平成知新館内部を西に向きました。
はっきり言って何もないスペースなので、撮影可能です。
ですが、こちらは意外と休憩に最適です。
広いスペースにベンチがあるだけですので、
とても静かで落ち着くことができます。

今度は、同じ場所で東を向きました。
手前はグッズショップなのですが、奥はレストランです。
だんだん雨足が強くなっていく中で、
多くの方々がこちらに集まっています。

先ほどの部屋の北隣は、東西に伸びる長い廊下です。
その位置で、東を向いています。
手前からトイレ、視聴覚室、イベントホールが並んでいます。

その廊下を約50m東に進み、南を向きました。
この辺りはガラス張りなので、外の様子がよく見えます。
先ほどのレストランにオープンカフェが設置されているのですが、
この大雨の中ではそちらには誰もいません。
この位置ですと、明治古都館の全景がよく見えますね。

一方、こちらの西側は長い廊下がない代わりに展示会場があって
そこから先が撮影不可の場所となります。
順路としては最初に目の前に行くのではなく、
手前の左(南)側にエレベーターがあって、
そちらから3Fに移動します。
そして、3Fから徐々に下りっていって
最終的に目の前の場所から出て行きます。
(こちらは、どの催し物でも同じ順路です)

この日(2019年8月27日)は、こちらでは
この催し物が行われていました。
2019年9月1日から9月7日まで、
ICOM(国際博物館会議)の京都大会が行われます。
そのことを受けて、こちらの京都国立博物館や京都文化博物館で
海外の方々に日本文化を紹介する催し物が開かれています。
こちらに書かれている「寄託」とは、
各箇所の所有権はそのままにして
現物の文化財を保存するために京都国立博物館などの
公共施設に保管してもらうことです。
臨済宗建仁寺派本山建仁寺などが典型例ですね。
今回の催し物では3Fは小物類(土器や金属製の道具)、
2Fは掛け軸や屏風、障壁画などの絵画、
1Fは仏像や書簡、衣類・織物が展示されていました。
その多くが国宝・重要文化財で、
日本人が見ていても迫力があるのですが、
海外から来られた方々に日本文化を誇るような
そんな目的があるような気がしました。
個人的には3Fの金属製の経箱(お経を入れる箱)が
素晴らしいと思いましたが、
閲覧されていた方々の多くは2Fの建仁寺所蔵の
「風神雷神図屏風」(俵屋宗達作)「雲竜図」(海北友松作)に
特に注目されていました。
まぁ建仁寺常時展示のものはコピーですが、
こちらのものは本物ですから、迫力が違います。

こちらの催し物は約30分くらいで回ろうと思っていましたが、
特に3Fで時間がかかってしまい1時間くらい眺めていました。
現時点で、2019年8月27日火曜日午後3時半。
ようやく1F催し物会場から出て、元の位置に戻ってきました。

催し物会場で、南を向きました。
ではこちらを移動し、京都国立博物館の平成知新館を出ます。

平成知新館を出て、京都国立博物館の敷地内にいます。
傘立ての都合で、真南を向くことが出しません。
南東に向くと、この位置から明治古都館がよく見えますね。
そう言えば、自分が平成知新館を閲覧している間に
豪雨がすっかり止んでました。

同じ位置で、真西を向きました。
こちら側の池と噴水は、屋内から見ると結構きれいに見えます。
池の水面を見ると、噴水によるもの以外に波紋がありません。
そう言うことからも、雨が止んだことが分かりますね。

平成知新館の前で、京都国立博物館の広場を南に向いています。
目の前の小径を約100m進むと、七条通側入り口に辿り着きます。
取りあえず、こちらを約50m南下します。

平成知新館から京都国立博物館の広場を約50m南下し、
東を向きました。
こちらは、重要文化財の明治古都館(旧本館)です。
現在は修復中のため、中には入れません。
前回ブログでは全体を写したので、
今回は入り口付近をアップにしました。

同じ位置で、今度は西に向きました。
ずっと奥に見えるのは、大和大路側の京都国立博物館正門です。
その手前に大きな噴水があって、
さらに手前に大きな彫刻の背中とお尻が見えます。

その大きな彫刻の正面に回り込んできました。
土台と男性像合わせて、約4mといったところでしょうか?
こちらは「考える人」(ロダン作)です。
コピーではなく本物ではありますが、
ロダンは自分でいくつも同じ作品を作っています。
こちらは、そのうちの1品であります。

その「考える人」の前で、西を向きました。
ここから、噴水と正門がよく見えます。
時間的に、ちょうど噴水が吹き上がるタイミングでした。

噴水の周囲を時計回りに移動しています。
実は、京都国立博物館広場の南側にも散策ルートがあります。

噴水の周囲を時計回りにほぼ半周して、西を向いています。
京都国立博物館正門脇に、左(南)に進む小径が伸びています。

噴水と正門の間で、南を向きました。
では、この桜並木が続く小径を南へ移動します。

その小径を南下しつつ、西を向きました。
こちらに石灯籠が、並んでいますね。

この辺りが、京都国立博物館の南西端です。
小径が、ゆっくりと左(東)へ曲がっていきます。
この辺りの比較的高い木々は桜ですが、
低木はツツジが多いですね。
どちらも開花時期になりますと、なかなかの絶景になります。

小径は曲がり角から、蛇行しながら東に進みます。
目の前の百日紅(さるすべり)が、満開ですね。
雨上がりなので、花の香りが強くなります。

小径を東に移動し続けると、こちらに出ます。
手前に雨除け付きのベンチがあり、その奥が公衆トイレです。
この左(東)側に、七条通側の入り口があります。
(今回ブログの冒頭場面ですね)

公衆トイレの前で、小径を北に向きました。
左(西)側に金属製燈籠があっていますが、
こちらは元々奈良市内の東大寺にありました。
右(東)側のベンチでゆっくり眺められます。

金属製燈籠の前で、小径を北に向きました。
ずっと向こう(北側)に、先程の平成知新館が見えますね。
よく見ると、突き当りの植え込みの先に
先述の「考える人」が立っています。

京都国立博物館南西側の散策用小径を抜け、西を向いています。
次は、噴水の西端まで歩いて行きます。

京都国立博物館の噴水西端から、さらに西を向いています。
すぐ先に、京都国立博物館正門が見えます。
こちらも、重要文化財に指定されています。
では、こちらから京都国立博物館を出ます。

正門から京都国立博物館を出て、東に振り返りました。
正門から噴水越しに明治古都館(旧本館)を見るこの構図が、
京都国立博物館のベストショットです。
ただし正門とは言え周囲でチケット販売が行われていませんので、
こちらは出口専用です。(つまり、ここから博物館には入れません)
京都国立博物館正門は、1897年この博物館創業以来ここにあります。
明治古都館同様、片山東熊による設計でともに重要文化財です。
この赤レンガ製フランス式建造物は、
ルーブル美術館を意識したものと聞いたことがあります。

京都国立博物館正門を背にして、西を向いています。
この先の大和大路に続く百日紅並木が、ちょうど満開です。
ここから北上して正面通を目指すのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。
~次回は、北隣の豊国神社にお邪魔します~
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