fc2ブログ

第723回 一気に豆まきまで~法住寺節分会2020~その5

722-33.jpg
前回ブログで、昼食として法住寺でお汁粉を頂きました。
まだまだお汁粉の振る舞いは続いていますが、
お汁粉を食べ終わった自分は本堂のご本尊にお参りして、
三十三間堂横の公衆トイレと後白河天皇陵に行きました。
今回は、この後の行事節分の豆まきを取材しました。
撮影日は、2020年2月3日節分の月曜日午後1時。
ある意味、今回がメインイベントですね。


723-2.jpg
前回ブログ以来、指定席にしている護摩壇前に戻ってきました。
お餅を丸める作業を終えた先斗町の舞妓さんが、
席を立たれる用意をされていました。


723-3.jpg
とは言え、舞妓さんは振り袖姿です。
そうそう簡単に立つことはできません。
先ずは振り袖の袖を抑えながら、ゆっくりと立たれました。


723-4.jpg
舞妓さんたちはお互いに立ち上がったことを確認すると、
そのまま演壇を下りられて、こちらの方に歩いてこられました。


723-5.jpg
自分が陣取った護摩壇前から、北側に見える竈の前を撮りました。
舞妓さん2名は、そちらに移動されていかれました。
目的は……前回ブログに出て来たお汁粉です。
考えてみれば舞妓さんもここまで働き詰めですから、
ようやく昼食にありつけたわけですね。
ここでも舞妓さんの撮影会が始まりましたが、
その辺の方々と舞妓さんたちは歓談しながら、
お汁粉を堪能されていました。


723-6.jpg
さらに時間が経過して、2020年2月3日節分の月曜日
午後1時半を過ぎました。
寺院の奥から、ご住職がゆっくりと現れました。
いよいよ次の行事が始まります。


723-7.jpg
ちょっと時間は立って、後ろ(北側)を見ました。
いったん三十三間堂廻りに出た厄払い行列のご一行が、
法住寺の正門から法住寺境内に入って来られました。
青い法被姿の世話役を先頭に、自分たちの許に南下してこられます。


723-8.jpg
世話役の方に続いて、修験者さんたちが更新されます。
こちらの法螺貝の音色に合わせて、行列が南下しています。


723-9.jpg
修験者さんに続いては、ご住職の登場です。
その後に、錫杖片手の天狗が並ばれています。


723-10.jpg
錫杖片手の天狗に続いて、赤鬼と青鬼が現れました。
第719回ブログの巡行行列と同じ順番ですね。


723-11.jpg
赤鬼・青鬼の後ろから、黒鬼の登場です。
まさに、厄払い巡行行列の順に登場されます。


723-12.jpg
黒鬼の後ろは、さらに修験者さんの列となります。
これで、厄払い巡行行列一行が法住寺境内にそろい踏みです。


723-13.jpg
ご住職が、護摩壇の北側の本堂前におられます。
厄払い巡行行列は、護摩壇の左(西)側を南下されました。


723-14.jpg
ご住職が、法住寺本堂に入っていかれました。
続いて天狗や鬼の皆さんが、本堂に入っていかれます。
ここから本堂内で、ご住職への読経が始まりました。
こちらの行事は非公開なので、写真はありません。


723-15.jpg
ご住職の読経が終わると、
先斗町の舞妓さんが本堂前にいらっしゃいました。
だんだん豆まきの準備が整ってきます。


723-16.jpg
護摩壇の右(西)側に、修験者が現れました。
黙壇の結界内に入る前に、九字祈祷を唱えられました。


723-17.jpg
その九字祈祷を終えられた後、
この後の行事に参加される修験者の皆さんが、
次々と護摩壇前に入って来られました。


723-18.jpg
その修験者の皆さんの中に、ご住職もいらっしゃいました。
その後ろには、天狗が控えておられます。


723-19.jpg
そして修験者の皆さんとご住職が、所定の位置に就かれました。
いよいよ豆まき行事の始まりです。


723-20.jpg
修験者の皆さんによる銅鑼と法螺貝の演奏が始まると、
天狗が護摩壇前に登場しました。
錫杖を振りかざし、護摩壇の前で踊りだされていました。


723-21.jpg
天狗が、護摩壇の周囲を時計回りに踊られます。
ちょっといろいろ写っていますが、右上に天狗がいらっしゃいます。


723-22.jpg
天狗の踊りが、2周目に入られました。
すると、後ろから赤鬼も登場しました。
赤鬼は左手に松明、右手に剣を持たれています。


723-23.jpg
続いて、青鬼の登場です。青鬼は、両手の斧を
銅鑼と法螺貝の音に合わせて振り上げておられます。


723-24.jpg
さらに、黒鬼が槌を持たれての登場です。
天狗を含めて4者が護摩壇の前で踊られて、
この周囲を浄められておられます。


723-25.jpg
黒鬼が護摩壇を1周されて、護摩壇の結界から出て行かれます。
天狗・赤鬼・青鬼は、先に結界の外におられます。


723-26.jpg
そして、ご住職が本堂前に立たれます。
先斗町の舞妓さんも、その両側に立たれます。
そちらも、手に豆の入った桝を持たれています。
いよいよ、法住寺の豆まきが始まります。


723-27.jpg
すると、そちらの方へ赤鬼、青鬼・黒鬼が迫ります。
これは、2018年に行われなかったことです。


723-28.jpg
「鬼は外」
鬼たちが本堂前の方々の至近距離に近づいたとき、
その掛け声とともにご住職と舞妓さんが豆を撒かれます。


723-29.jpg
豆を投げつけられた鬼たちが、慌てて逃げだしました。
要するに、豆を撒かれて鬼たちが退散します。


723-30.jpg
ところが、鬼たちが再度臨戦態勢です。
どうやら、もう一度本堂前に迫るようです。


723-31.jpg
するとやはり「鬼は外」の掛け声とともに、
ご住職と舞妓さんが豆を撒かれます。
その豆に再び鬼たちが退散します。


723-32.jpg
豆を撒かれた鬼たちが、護摩壇前から退散されます。
自分は一度幼児の前で鬼の仮面(紙製です)を付けて
同じようなことをした経験があるのですが、
煎った大豆って、投げつけられると相当痛いですね。
鬼の皆さんは、大丈夫なのでしょうか?


723-33.jpg
続いては、豆の入った紙製の袋の入れた木箱の登場です。
これからご住職や舞妓さんだけでなく、
修験者の皆さんも加えた皆さんで、自分たちに豆を撒かれます。


723-34.jpg
こちらは、護摩壇の左(東)側です。
修験者のウチの数名と舞妓さんのウチのお一人が、
こちらにはいらっしゃいます。


723-35.jpg
「鬼は外 福は内」
掛け声とともに、豆の入った紙製袋が撒かれます。
参拝者が両手を差し出し、その袋を取り合われます。


723-36.jpg
修験者のお一人が、こちら(正面)側に来られました。
そして、木箱片手に、豆を撒かれています。
背後では、舞妓さんが周囲に豆の入った袋を撒かれています。


723-37.jpg
さらに世話役の方々も参加されて、豆まきが続きます。
木箱には「七条大橋東詰 みささ菓舗」と書かれています。
1990年前後のバブル期まで
「七条須原」交差点で経営されていた和菓子屋さんで、
自分の小学校の卒業式でこちらの紅白まんじゅうを頂きました。


723-38.jpg
そして世話役の方が、自分の目の前に来られました。
この方は豆まきをされず、こう叫ばれておりました。
「子供、おるか? 小さい子、おるか?」
どうやら取り合いになったために、
豆の入った袋が手に入らなかった参拝者たちに
その袋を配ろうとされているようです。


723-39.jpg
まぁこの日(2020年2月3日節分)は平日(月曜日)なので、
学齢期の子供はほとんどいらっしゃいません。
すぐに対象者に豆を配り終えると、
今度は高齢者に豆の入った袋を配られ始めました。
この方の配布が終わると、法住寺の豆まきが終わりました。


723-40.jpg
豆まきを一通り終えると、先斗町の舞妓さんが一礼されました。
これで、鬼たちと先斗町の舞妓さんはお役御免です。
ただ2020年は舞妓さんはすぐには帰られず、
この後の護摩焚き行事は参拝者として、
護摩壇脇にずっと立っておられました。

この後は節分会最後の行事の護摩焚きですが、
今回もだいぶ写真を貼り付けましたので、ここまでとします。

~次回は、法住寺の護摩焚きを取材します~

続きを読む

スポンサーサイト



テーマ : 京都道案内
ジャンル : 地域情報

検索フォーム
プロフィール

ぴのぴな

Author:ぴのぴな
ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
そんな気分を
味わってください。

リンク・カテゴリの説明
いい加減複雑になったので、
サイドバーの説明をします。
☆リンク
「京の天気」
京都市内の今の天気と
天気予報が分かります。

「京都桜100景」
ブログ用に
今まで撮った写真に
新たに撮ったものを加え
独断と偏見で桜の名所を
100選びました。
少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
ポイントを書きました。
実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
これで分かります。

「京都市バス検索」
系統(「5系」とか)別に
市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
いただきました。

「ひまわりパパの
ときたま日記」
ご家族のことを書かれた
ブログです。
こちらも
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「アマランサス☆
だいあり~」
いろいろなことを
書かれたブログです。
こちらも、
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
許可をいただいて、
リンクさせて
いただきました。

「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
観光ブログです。
「幼児連れで
便利な店と
不便な点」を
詳しく
書かれています。
こちらは、
自分がお願いして
リンクさせて
いただきました。

「京都パワースポット
体験」
京都の様々な情報を
連載されています。
こちらも、
許可を頂いて
リンクをしました。

「京都散歩
日々の出来事と
三毛猫ブログ」
飼い猫と京都観光地の
様子を書かれた
ブログです。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

「京都に夢中!
古都・京都
お祭りナビ」
これから始まる
京都のお祭りや
イベントの
情報が載っています。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

布袋山保存会
祇園祭前祭の布袋山の
サイトです。
宵山でここに訪れて、
ここの方と親しくなって、
そのまま相互リンク
することにしました。

One-Shot Photo Blog
北関東と東京の下町の
写真ブログです。
自分の大ファンの
写真家さんが
運営されています。
こちらからお願いして、
リンクさせて
いただきました。

「春夏秋冬 京のくらし」
京都の季節の様子や
ご自身が経営されている
カフェの様子を
書かれたブログです。
この度、相互リンクさせて
いただきました。

☆カテゴリ
これまでの記事を
テーマ別に分けました。
記事は順番通り
並んでいますので、
観光コースをそのまま
追いかけられます。

「京のお店 今日のお品」
緊急事態宣言後の
京都市街地で
コロナ騒動下でも
頑張っておられる
さまざまなお店と
その商品を
紹介して宣伝します。

「未分類」
京都を書いては
いるのですが、
他の「道ブログ」とは
趣旨が違うものが
入ります。

「ここって、
何のブログなの?」
このブログの説明です。
記念すべき第1回です。

「限定公開」
パスワードがないと、
閲覧できません。
うちの家族の
個人情報満載なので、
こうなりました。
京都サンガの応援に、
東京に行った記事です。
(国立競技場と明治神宮)

「京都」
どのカテゴリにも
入らない記事です。

「京都サンガ」
Jリーグクラブの
京都サンガの 試合観戦や
イベントの様子を
記事にしました

「東福寺と泉涌寺」
ウチの近所なので、
一番よく行きます。

「伏見稲荷大社」
ウチの氏神様です。
初詣など
こちらも多くなります。

「ゑびす神社」
毎年参拝しているので、
独立させました。

「清水寺から平安神宮」
京都の東山周辺です。
京都観光の
一番有名なコースです。
これから京都観光を
考えておられる方は、
ここをご覧ください。

「京都紅葉散策」
紅葉の季節にあちこち
散策してきました。
毎年11月23日に行く
紅葉散策は含まれません。
そういうものに含まれない
短いものを集めました。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
サイトやブログのリンク
シリーズごと読むなら、こちらから
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
ブログの訪問者数
 
現在の訪問者数
現在の閲覧者数:
カレンダー
01 | 2020/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ランキング参加バナー
ブログ村ポイント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: