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第728回 「人形寺」宝鏡寺のひな祭り

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新町通から、寺之内通を西に向いています。
前回ブログでは、光照院の周囲は住宅街でしたが、
ここから西はまた違う風景になります。
今回は寺之内通を堀川通まで西に進み、
「人形寺」宝鏡寺の「春の人形展」を拝観します。
撮影日は、2020年3月1日日曜日午後3時15分。
午後3時半で、宝鏡寺の拝観受付は終了します。


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新町通から、寺之内通を約50m西に進みました。
道幅が約5mを越え、一方通行なら
トラックも通行が可能になりました。
ここから左(南)側は古い家屋が並び、
右(北)側には寺院の白壁が続きます。


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先程の位置から、寺之内通を約20m西に進みました。
すると、先程の白壁を持つ日蓮宗の泉妙院の門が見えます。
元々は近隣の日蓮宗本山の妙顕寺の塔頭寺院だったのですが、
日蓮宗のほとんどの寺院が本山と末寺の上下関係を解消しており、
(これを「日蓮宗本末解消」と言います)
こちらの泉妙院も妙顕寺と「本末解消」している可能性が高いです。

ただ、こちらは尾形光琳の菩提寺ということで有名です。
とは言え、こちらは天明の大火で一度焼失しており、
そのとき尾形光琳の墓石は行方不明になっています。
ですから、現在はお墓の代わりに供養塔が置かれています。
尤も、こちらは非公開寺院なので、供養塔への参拝はできません。

そういえば、尾形光琳以外にも本阿弥光悦など、
「琳派」の大半が日蓮宗門徒です。
安土桃山時代~江戸時代、京都在住のインテリ層(学者・芸術家)は
実は日蓮宗門徒が多かったのです。
……と言いますか、当時の日蓮宗門徒のインテリ層が
京都に移住して鷹峯やこの辺りに共同体を形成しました。


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日蓮宗泉妙院の西隣に、こちらが建っています。
室町通から約300m以上西にズレますが、
こちらは「室町変電所」と呼ばれています。


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さらに室町変電所の西隣へ進むと、
日蓮宗本山の妙顕寺の三門が見えます。
三門の両脇に、桜の木々が並びます。
上立売通から寺之内通は桜の名所が多く、
本当はこちらにも参拝したいのですが、
急がないと宝鏡寺の拝観に間に合わないので
今回は泣く泣く素通りです。
(こちらには、近日中に参拝の予定です)


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妙顕寺三門前で、寺之内通から南を向きました。
こちらから、上立売通まで約200m伸びています。
ちなみに第477回ブログでは、上立売通側からこちらを見ています。
要するに寺之内通以南は普通の住宅街ですが、
寺之内通以北のこの辺りは日蓮宗の大きな寺院が建ち並びます。


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さらに妙顕寺の門前で、寺之内通を西に向いています。
目の前に幼稚園の看板が見えますが、
その先は警察車両が停車しているので先が見えません。


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その警察車両を避けて、その西側から寺之内通を西に向いています。
右(北)側に茶道具のお店が見えますが、
実は左(南)側も茶道具のお店が並んでいます。
(この日は日曜日だったので、どこも閉まっています)
つまり、ここから西は茶道関連の施設が並びます。
妙顕寺門前から約50m西で、小川通と交差します。
次は、そちらに向かいます。


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寺之内通から、小川通を南に向いています。
約100m南下すると、第477回ブログで出て来た
浄土宗鳴虎報恩寺が建っています。
そして、その周辺に西陣織の工房が建ち並びます。
(西陣織は、京都市上京区でさかんですね)


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南に伸びる小川通から、寺之内通を西に向いています。
約30m西で、今度は北に伸びる小川通と交差します。


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こちらは、その辺りの京町家脇にいらっしゃるお地蔵さんです。
ではこちらにお参りして、先に進みます。


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南側に伸びる小川通のT字路から、寺之内通を約30m西進しました。
ここから右(北)側に、また小川通が伸びています。
寺之内通は、約80m西で堀川通と交差します。


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寺之内通から、北側に伸びる小川通を北に見ています。
ここから小川通は、約250m先の上御霊前通まで
桜並木と石畳の道の落ち着いた道になります。
さらに上御霊前通から約250m北上すると、
鞍馬口通と交差して、この道も油小路と名前を変えます。
実は、上立売通以北は同じ道でも時折名前が変わります。
(詳細は、第477回ブログを参照)
またこの辺りの小川通は、日蓮宗本山の1寺本法寺や
茶道の表千家・裏千家の庵が建っていたりします。
まぁ京都でも屈指の観光地なのですが、
宝鏡寺拝観の受付締め切り時間が押しているので、
今回はこちらの通りも素通りします。
(この辺りは、近日中に散策予定です)


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そのT字路で、南を向きました。
先述の通りこちらは茶道の表千家・裏千家の中心地ですので、
茶道具屋さんや茶道関係のお店が、特に集中します。
こちらは、和菓子匠の俵屋吉富の小川店ですね。
まぁこちらも、茶道の関連でしょうね。


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北側に伸びる小川通から、寺之内通を西に向いています。
左(南)側に茶道具のお店がありますが、
右(北)側は寺院の土塀が続きます。
ここから、さらに寺之内通を西に進みます。


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北側に伸びる小川通から、寺之内通を西に約50m進みました。
右(北)側に、小さな寺院の門がありますね。


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こちらが、その小さな寺院臨済宗宝鏡寺の門です。
「京の冬の旅」企画は2020年2月末日までで、
3月以降は毎年恒例の「春の人形展」を開催しています。
またこちらは人形供養などを行う「人形寺」として有名ですが、
通常は非公開寺院です。


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宝鏡寺の門をくぐり、庫裏前の庭園を東を向いています。
お地蔵さん越しに、方丈庭園のカエデ並木が見えますね。


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同じ位置で、北側を向きました。こちらは、待合所ですね。
ご時世だけに、ここに人が集まるほどは参拝されていません。


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では、こちらから宝鏡寺の庫裏へと入っていきます。
現時点で2020年3月1日日曜日午後3時半。
どうやら、自分がこの日にここに拝観した最後の1人となりました。

臨済宗西山宝鏡寺は、南北朝時代の
14世紀に建立された門跡寺院の尼寺です。
そのようなわけで歴代天皇からの贈り物が多く奉納されており、
(第725回ブログの大聖寺や第726回ブログの三時知恩寺・
前回ブログの光照院などと事情が似ています)
こちらは特に人形が多いことから、「人形寺」と呼ばれています。


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宝鏡寺の屋内は、公開期間中でも撮影禁止です。
ですから、ここからは チケットなどで代用します。
この期間の宝鏡寺公開は
明らかに桃の節句であるひな祭りを意識しており、
屋内の展示も大半がひな人形です。
1960年代(高度経済成長期)まで、
ひな人形はお内裏様とお雛様の2体のみで飾られていました。
(三人官女や五人囃子は、近年の風習です)
ですから、こちらのひな人形も2体のみで飾られていました。
また、ひな人形以外の展示も何体かいました。
孝明天皇の趣味が、市松人形の収集であることを
ここで初めて知りました。


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2020年2月末まで、宝鏡寺も「京の冬の旅」企画対象寺院でした。
ですから、第525回ブログで購入した有料パフレットにも
臨済宗宝鏡寺を載せたページが存在します。
宝鏡寺は庫裏や本堂を初め、
いくつかの建物が境内中央に隣接し、
境内外側がいくつかの庭園に分裂した造りでした。
そのためいくつかの建物を蛇行して進むことになり、
実際よりも広いイメージを持ちます。
こちらも尼寺の門跡寺院なので、
障壁画や杉戸絵も優しいイメージがあります。
特に円山応挙の犬の杉戸絵が見事でした。


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他の尼寺の門跡寺院と異なり、宝鏡寺の撮影禁止は屋内のみで
庭園撮影など屋外の撮影は認められています。
こちらは、南側の日本庭園です。
敷き詰められた苔の先に、イロハモミジ並木が続きます。
先程見えたお地蔵さん越しのカエデ並木と同じ木々です。
こちらは秋になると絶景になるせいか、
宝鏡寺の人形展は毎年11月にも開催されます。


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こちらは、南側の宝鏡寺庭園の東側です。
花は咲いていませんが、さまざまな木々に碧い葉が付き始めました。


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さらに、こちらは東側の宝鏡寺庭園です。
この辺りの枯れ枝並木は、桜の木々でしょうか?


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ただよく見ると、開花した桜の木々もありました。
おそらく早咲きの河津桜だとは思いますが、
3月1日の開花は相当早いですね。


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宝鏡寺はいくつかの建物が隣接していますが、
それらはすべてこのような廊下でつながっています。
ではこの廊下を伝って、北側の宝鏡寺庭園に回り込みます。


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こちらは、宝鏡寺の幾つかの建物に囲まれた坪庭です。
木々がだんだん碧碧としてきましたが、
3月1日現在花などはまだまだのようです。


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宝鏡寺の坪庭経由で、境内北側に回り込んできました。
この廊下より北に、宝鏡寺北側庭園が広がります。


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こちらが、宝鏡寺北側庭園です。
築山の上のイロハモミジ並木が大きいですね。
本当は右から撮ったほうがきれいな写真が撮れますが、
そちらは元々歴代内親王がいらした部屋で、
その辺りからの撮影は禁止されています。


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これで、宝鏡寺を一通り拝観しました。
ではこちらから宝鏡寺を出て、寺之内通に戻ります。


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宝鏡寺の門前で、寺之内通を西に向いています。
約30m先で、寺之内通は堀川通と交差します。


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こちらは、堀川通上の寺之内通です。
堀川通は6車線の京都でいちばん広い道ですが、
この辺の中央分離帯は細長い公園になっています。


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堀川通から、寺之内通を西に向いています。
ここから約200m先に、日蓮宗本山の1寺妙蓮寺が建っています。
(堀川通側からでも入れます)
さらに約300m進むと、第484回ブログに出て来た
大黒町の西陣織工房街の北端に辿り着きます。


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今度は寺之内通から、堀川通を北に向きました。
一見するとオフィスビル街ですが、
よく見ると約250m先に水火天満宮の白壁が見えますね。


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さらに、寺之内通から堀川通を南に向いています。
約200m先で、堀川通は上立売通と交差しています。
(第481回ブログを参照。ただし、歩道橋は現在撤去されています)


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寺之内通から、堀川通を約30m南下しました。
こちらに、南行きの「堀川寺之内」バス停が立っています。
こちらから9系市バスに乗って、京都駅経由で帰宅しました。

~次回ももう一回分だけ、「京の冬の旅」企画の記事を書きます~

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「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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