第740回 水火天満宮の枝垂桜~上京桜散策~その10

前回ブログで小川通を北上し、上御霊前通に辿り着きました。
今回は、この西側の堀川通沿いにいらっしゃる
水火天満宮の枝垂桜を眺めに行きます。
撮影日は、2020年3月29日日曜日午後4時。
そろそろ夕日が、西に傾いてきました。

上御霊前通から、小川通を北に向いています。
右(東)側に、次回ブログで訪れる妙覚寺の墓地が見えますね。
左(西)側の約200m先の鞍馬口通沿いも、妙覚寺の墓地です。
(第248回ブログを参照)
この道は鞍馬口通までは「小川通」と呼称しますが、
鞍馬口通以北は「油小路」と呼称します。
油小路は上立売通でいったん突き当たり、(第477回ブログ参照)
鞍馬口通より約1400m北の加茂川中学校で突き当たります。

今度は小川通から、上御霊前通を東に向きました。
こちらには、次回ブログで進みます。

さらに小川通から、上御霊前通を西に向きました。
右(北)側に、割と大きな児童公園が広がっています。
こちらが、今回ブログのメインと接する「天神前公園」です。

その天神前公園に入ってきました。
こちらは、その天神前公園の最東端です。
通常の京都市内の児童公園同様に、
この天神前公園の植木の過半数が桜の木です。
こちらも、この日(2020年3月29日)が満開でした。

天神前公園の北東端から、少しずつ西にズレて撮りました。
この辺も、満開の桜の木で覆われます。
この日(2020年3月29日)は日曜日と言うこともあって、
公園の中央と南側の遊具や公衆便所付近は、
たくさんの親子連れで溢れていました。
その親子連れを避けて撮影しているので、多くの人は写りません。
(こちらは、緊急事態宣言発令の約2週間前の写真です)

さらに天神前公園北端を西に進むと、
公園内にこちらの寺院が建っていました。

こちらが、その寺院臨済宗相国寺派大應寺です。
元々こちらには、平安時代初期に壇林皇后(嵯峨天皇妃)が
悲田院(古代の社会福祉施設)を建てられていました。
その後1586年(豊臣政権のころ)に虚應が、
その悲田院跡にこの大應寺を建立しました。
境内には古田織部が伏見稲荷大社より勘定した織部稲荷社や
後花園天皇の火葬場があったりしますが、
残念ながらこちらは非公開寺院です。

天神前公園内で、臨済宗相国寺派大應寺西隣に進みました。
こちらが、今回ブログのメイン水火天満宮です。
この水火天満宮には天満宮前公園内からと、
堀川通沿いからの2ヵ所鳥居が立っています。

水火天満宮に入ってすぐに、こちらの手水舎があります。
落花した椿が添えてあるのは、この時期ならではですね。

手水舎の西側に、天登石(とうてんせき)がいらっしゃいます。
ご神体は烏帽子型した石で、水難除けのご利益があります。

水火天満宮鳥居の東側に、六玉稲荷社がいらっしゃいます。
こちらは稲荷社ですが、就職成就のご利益があります。

六玉稲荷社の北側に、水火天満宮拝殿及び本殿がいらっしゃいます。
天満宮ですから、ご祭神は菅原道真です。
醍醐天皇の勅命で、菅原道真の鎮魂のために建てられた神社です。
(醍醐天皇は、藤原時平の讒言を受け、菅原道真を左遷した天皇です)
水火天満宮(すいかてんまんぐう)の名の通り、
水難と火災除けのご利益があります。
元々堀川通の西側にいらっしゃいましたが、
1957年の堀川通拡張工事を請けて、こちらに移転されました。

水火天満宮拝殿前で、境内を西に向きました。
とても大きな枝垂桜が、この日(2020年3月29日)満開でした。
この枝垂桜が水火天満宮の象徴で、
この枝垂桜目当てで、この日も多くの方々が来られていました。
(2020年3月29日段階では緊急事態宣言は出ておらず、
ブログ更新した2020年5月4日ほど密集を気にしていませんでした)

水火天満宮の枝垂桜の幹の脇から、境内の北側を撮っています。
個人的には、枝垂桜は内から外の画像がきれいだと思っています。
正面(北)側の建物は社務所のようですが、
建物の形状から多分神職さんが居住もされていると思います。

水火天満宮境内をどんどん西に進むと、
そのままこちらの鳥居に行き当たります。
ではこちらから水火天満宮を出て、堀川通に向かいます。

水火天満宮を出て、そのまま堀川通の向かい(西)側を見ています。
そちらに、臨済宗相国寺派園通山興正寺が建っています。
先述の古田織部の墓所があるのですが、残念ながら非公開寺院です。

堀川通沿いの水火天満宮鳥居をくぐり、北を向きました。
あちらに、9系市バスの「天神公園前」バス停が立っています。
この辺りは桜が見事な神社仏閣が集中するので、
乗降者が多いバス停です。

今度は堀川通沿いの水火天満宮鳥居の前で、南を向きました。
約50m南下すると、堀川通は上御霊前通と交差します。

堀川通から、上御霊前通を東に向いています。
左(北)側は先程の天神公園ですが、
右(南)側は前回ブログに訪れた本法寺境内に建っている教蔵院です。

堀川通から、上御霊前通を東に約100m進みました。
ここで、上御霊前通は小川通と交差します。
ここから上御霊前通を約80m東に進むと、
日蓮宗妙覚寺に辿り着きます。
ただ今回もちょうど切りがいいので、今回はここまでです。
~次回は、日蓮宗妙覚寺に参拝します。
こちらも、ソメイヨシノが満開でした~
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