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第793回 12月2日の東福寺

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2021年11月21日の深草紅葉散策では紅葉もまだまだでしたので、
2021年は12月に入ってからも
ブログ1回だけ紅葉散策しようと思っていました。
そういう訳で近所の東福寺に訪れましたが、
思ったよりも紅葉が進んでいました。
紅葉の盛りは過ぎて、ぼちぼち落葉していました。


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京都駅からJR奈良線に乗って、1駅。
こちらは、JR奈良線「東福寺」駅です。
京阪電鉄「東福寺」駅でもあります……
という設定ですが、本当はウチから本町通を南下してきました。
では、こちらから東福寺を散策します。
撮影日は、2021年12月2日木曜日午後2時。
今回はダイジェスト版なので、道の写真はだいぶ削りました。


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JR奈良線「東福寺」駅を背にして、東を向いています。
ここから、目の前の本町通に移動します。


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JR奈良線「東福寺」駅から本町通に移り、南に向きました。
人が空いたタイミングで撮影したのですが、
それでも11月と比べて東福寺への参拝者は約半分でした。
左(東)側のように開いているお店もありましたが、
いづ松などは定休日なので閉まっていました。
次は、この本町通を南下します。


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先程の位置から、本町通を約300m南下しました。
九条通の高架をくぐり京阪電鉄の線路が見えるようになると、
左(東)側に東福寺交番が見えます。


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東福寺交番のある角で本町通から東を向くと、
東福寺北大門(門自体が、重要文化財)があります。
2021年は、この門から東福寺境内に入っていきます。


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東福寺北大門から、東福寺境内を東に進んでいます。
この辺りには東福寺の塔頭寺院が並びますが、
この左(北)の道を北上すると
東大路と九条通が交差する「東福寺」交差点に出ます。
右(南)側は塔頭寺院の退耕庵ですね。
先ずは、このまま東福寺境内を突き当りまで東に進みます。


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その突き当りまで歩いて、東福寺境内を南に向きました。
左(東)側は霊源院で、右(西)側が先程の退耕庵です。
どちらも、東福寺の塔頭です。
この辺りから、徐々に紅葉並木が見受けられます。


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先程の位置から、東福寺境内を約50m南下しました。
左(東)側の龍眠庵から、カエデが張り出していますね。
右(西)側は、まだ退耕庵が続きます。


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先程の位置から、東福寺境内をさらに約50m南下しました。
ここで東福寺参道は、また東に折れます。
この位置ですと、龍眠庵のカエデがよく見えます。
まだまだ紅葉が残っていますが、落葉もそこそこ進んでいます。
おそらくですが、2021年は12月5日日曜日までが紅葉の見頃です。


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先程の位置から、東福寺境内を東に約50m進みました。
ここより東は勝林寺がある他は住宅地で、
突き当りに京都市立日吉ヶ丘高校があります。
要するに、この辺りは自分の高校時代の通学路でした。


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同じ位置で、東福寺境内を南を向きました。
東福寺日下門は、こちらを約200m南下したところにあります。


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まだ同じ位置で、あちこち撮影しています。
こちらの標識は、この角にあります。
自分のブログのアバターに使っています。
(要するに、サイドバーのいちばん上に貼り付けています)


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東福寺の標識の前で、東福寺境内を南に向いています。
この参道沿いに東福寺の塔頭が集中しますが、紅葉並木も集中します。
ここからは、この参道を南下します。


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東福寺参道を南下すると、普化宗本山明暗寺があります。
要するに、こちらは東福寺塔頭寺院ではありません。
普化宗ということは、虚無僧の本山ですね。


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普化宗本山明暗寺の向かい(西)側に、同聚院が建っています。
こちらは、東福寺の塔頭寺院ですね。
紅葉シーズン中は、こちらの寺院内で飲食店が開かれています。
また、ちりめん山椒などお土産物も販売されています。


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先程のT字路から、東福寺境内を約100m南下しました。
こちらから、重要文化財の臥雲橋を渡ります。


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臥雲橋に渡りながら、東側の通天橋を撮りました。
京都の紅葉では、こちらがいちばん絶景だと思います。
自分が使用するブログアバターも、こちらです。
だいぶ落葉が進んでいますが、まだ通天橋周辺は紅葉の見頃です。
臥雲橋・通天橋・偃月橋は、「東福寺三橋」と呼ばれています。
「お山」(稲荷山)の薬力社を水源とする三ノ瀬川に架かる橋ですね。
(薬力社の様子は、第371回ブログ参照)


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臥雲橋を渡り、南を向いています。
臥雲橋上の紅葉が東福寺いちばんの絶景ですが、
紅葉シーズン中に混雑すると、安全上の理由から撮影禁止になります。
(転落事故などの可能性があります)
とは言え、平日や少し時期をずらせば撮影は可能です。
取り敢えず、臥雲橋から東福寺境内を南下します。


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臥雲橋から、東福寺境内を南下しています。
左(東)側は、東福寺の塀です。
東福寺境内の紅葉は、三ノ瀬川周辺がいちばん有名ですね。


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臥雲橋から、東福寺境内を約50m南下しました。
右(西)側に、東福寺幼稚園が見えます。
ただし東福寺ではなく、塔頭寺院の天得院が経営しています。
よく見ると、幼稚園は閉まっていて中は臨時の飲食店です。


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毎年紅葉シーズンになると天得院は焼麩まんじゅうを売り出していて、
結構名物なのだったのですが、この日は売っていませんでした。
(その様子は、第443回ブログ参照)
ちょっと抹茶と生麩まんじゅうにしようと考えたのですが、
結局がっつり食事にしました。
そう言えば同じ場所に天得院以外のお店も出ていましたが、
中に京つけもの西利の露店も出ていました。
京漬物寿司点心も、この場所で戴けました。


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生湯葉うどんとマツタケご飯(1100円)のうち、マツタケご飯です。
よく考えたら、2021年の初マツタケでした。
(2020年は、一度もマツタケ戴いていません……)
写真撮影の時点で、マツタケの香りが強いですね。


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そして、こちらの生湯葉うどんですね。
紅葉麩(紅葉型の生麩)も入っていますが、
京都では生麩生湯葉をうどんによく入れます。
実は、最近鴨川製麺所の生湯葉うどんに凝っています。


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先程の食事を戴いて、天得院を出ました。
そして天得院の前で、東福寺境内を南に向きました。
では、東福寺紅葉散策を続けます。


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天得院から、東福寺境内を約50m南下しました。
こちらに、東福寺日下門が見えます。
通常でしたらこちらから東福寺に入るのですが、
今回はまだ塀の外をうろつきます。


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東福寺日下門の前で、東福寺境内を南に向きました。
第3回ブログ以来、このまま南下します。


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東福寺日下門をくぐらず、そのまま南下しています。
自分が高校生時代、この辺りもお気に入りでした。
この辺りは、三ノ瀬川沿いと並ぶ東福寺境内で紅葉が濃い地域です。


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先程の位置から、さらに東福寺境内を南下しています。
この辺りを見ていると、まだ完全に紅葉していません。
もうちょっと先まで、この辺りの紅葉は続くようです。


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ただ、こちらの若木は完全に紅葉しています。
と言いますか、こんな若い気もしっかり紅葉するのですね。


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とうとう東福寺境内の参道の最南端まで来ましたが、
こちらのカエデは今が紅葉の盛りのようです。
これを見ていると、今週末の2021年12月5日までは
東福寺はあちこちの紅葉が残っていそうです。


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東福寺境内最南端まで歩いて、西を向きました。
このまま進むと約100m先の東福寺南大門を出て、
本町通に至ります。(こちらも、重要文化財です)
第4回ブログの最初の道順ですね。


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同じ位置で、今度は東を向きました。
約30m先に、東福寺勅使門が見えます。
天皇陛下など、一定以上の身分の方専用の門ですね。
通常は、このように閉じられています。


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東福寺勅使門の南側から、さらに東に伸びる小路があります。
これより東は東福寺境内ではなく、高級住宅地です。
ちょっとした邸宅が並んでします。


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東福寺勅使門の北側に、開いている門がありました。
今回は、ここから中に入ります。


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先程の門をくぐり、東福寺境内を北に向いています。
写真のフレームからは見切れていますが、
この右(東)側に方丈池があり、その北側から写真にあるように
三門、法堂(本堂)と大きな建造物が並びます。
これは、京都市内の臨済宗の大寺院の一般的な伽藍配置です。


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国宝の東福寺山門の脇に、このような看板が立っていました。
ここ10年こちらは非公開だったのですが、
法堂(本堂)込みで拝観ができるようになっていました。
しかも、この時期限定のようです。
ただ、う~ん拝観料1000円ですか。
懐が厳しいので、今回は諦めました。
(この日は、給料日数日前でした)


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そして、こちらが臨済宗東福寺派本山東福寺の法堂(本堂)です。
こちらも、国宝です。
ご本尊は釈迦牟尼(お釈迦様)で、天井の龍図は堂本印象筆です。
鎌倉時代の建立ですが、室町時代には京都五山の1寺となりました。


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東福寺法堂(本堂)の北側から、僧堂へ渡り廊下が伸びています。
この渡り廊下の途中に、通天橋が架かっています。
そちらの方から紅葉が見えますが、今回はそちらには寄りません。


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その渡り廊下から東を覗くと、土産物を売るテントが出ていました。
まだまだ東福寺境内は、紅葉シーズンモードですね。


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その辺りで、東福寺境内を西に向きました。
この先に、先程の東福寺日下門が見えますね。
今回はこのまま日下門をくぐり、帰宅しました。

今回は、ここまでです。

~次回は、深草紅葉散策の続きです。
伏見稲荷大社本殿に参拝した後、さらに南下します~

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第794回 伏見稲荷大社に参拝~深草紅葉散策2021~その3

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第792回ブログで「お山」(稲荷山)の奥の院と千本鳥居に訪れました。
こちらは、奥の院から下山途中の道沿いです。
右(北)側に小川が流れ、目の前に十石橋が架かっています。
今回は伏見稲荷大社本殿を参拝して、さらに南下します。
撮影日は、2021年11月21日日曜日午後0時半。
日なたの紅葉は、この日が盛りでした。


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同じ場所で、北を向きました。
目の前の十石橋を渡って北上すると、
すぐに山道は右折します。(東に曲がります)
そのまま東に進むと、約500m先にいらっしゃる
お塚に囲まれた熊鷹社で突き当たります。
またこの小川は熊鷹社の背後(東)にある新池から流れて、
ここから約100m左(西)の八嶋ヶ池に注ぎ込みます。


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十石橋南詰で、お山(稲荷山)参道を西に向きました。
この辺りに人混みができているのは、
十石橋付近の紅葉が盛りだったこと以外に別の理由もあります。


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十石橋から、「お山」(稲荷山)参道を約70m西に進みました。
自分の知らいない間に、休憩所ができていました。
しかも、その中にカフェができていて抹茶スイーツなどを頼めます。
写真には写っていませんが、小川沿いに飲食スペースがあって
そちらで座ってゆっくり戴けるようですね。
この休憩所と紅葉の十石橋付近に、多くの方々がいらっしゃいました。


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その休憩所から、「お山」(稲荷山)参道を西に向きました。
約50m先に土塀が見えますが、そこで参道は終わります。


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先程の休憩所から、お山」(稲荷山)参道を西に約30m進みました。
参道の突き当たる土塀が、だんだん近付いてきました。
右(北)側に、朱い鳥居が見えますね。


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朱い鳥居の先(北側)には、納札所が立っています。
初詣の際などのお守りやお札などは、最終的にこちらに納めます。
(第179回ブログにも、こちらの納札所が出てきます)


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伏見稲荷大社納札所から西に約20m進むと、土塀に突き当たります。
「お山」(稲荷山)参道はここまでで、右(北)に進むと
八嶋ヶ池とその池を神格化した「大八嶋大神」がいらっしゃいます。
さらに北に進むと甘酒が有名な茶店があって、
さらに北側に「産場稲荷社」がいらっしゃいます。
(詳細は、第179回ブログ参照)


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「お山」(稲荷山)参道が突き当たった土塀の前で、南を向いています。
目の前に、第792回ブログの玉山稲荷社がいらっしゃいますね。
さらに南東に進むと、「お山」(稲荷山)の登山口です。


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その玉山稲荷社を背に、西を向きました。
ここから御幸通が、伏見稲荷大社境内を貫いています。
御幸通は伏見稲荷大社境内を通り抜け、
京阪電鉄「伏見稲荷」駅経由で竹田街道に至る約2㎞の道です。


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玉山稲荷社から西に伸びる御幸通の石段を下りています。
右(北)側に、第792回ブログに登場された末社が並ばれます。
では石段を下りて朱い鳥居をくぐり、伏見稲荷大社境内に戻ります。


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その朱い鳥居をくぐり、御幸通を西に向いています。
ここから伏見稲荷大社の境内ですので、様々な施設が並びます。
左(南)側に、社務所があります。
こちらでお守りやお札、お神籤などが購入できます。
右(北)側は、手前から神社本庁、公衆トイレです。


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先程の朱い鳥居から、御幸通を約50m西に進みました。
右(北)側に、土産物屋さんが数多く並びます。
伏見稲荷大社境内の御幸通沿いには土産物屋さんが建ち並び、
伏見人形などが売られています。
左(南)側の社務所の西側に、せまい通路が南に伸びています。


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御幸通から、その通路を南に向いています。
左(東)側に社務所が見えて、
その奥(南)の右(西)側に伏見稲荷大社拝殿がありますね。
伏見稲荷大社楼門をくぐると最初に見えるのがこの拝殿なので、
参拝者の多くがこの拝殿を本殿と勘違いされます。


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御幸通から拝殿の前まで通路を南下して、東を向きました。
こちらが、伏見稲荷大社本殿です。
ご祭神は宇迦御霊神(うかみたまのかみ)ですが、
事実上のご神体は「お山」(稲荷山)です。
氏子地域が東山区・下京区・南区など広大ですが、
伏見区深草地区は藤森神社の氏子地域なので、
伏見稲荷大社境内付近も藤森神社の氏子地域です。
(この辺ややこしいです)
それではこちらに参拝しますが、ここから先は撮影不可地域です。


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伏見稲荷大社本殿への参拝を終えて拝殿に戻り、南に向きました。
ここからは、伏見稲荷大社拝殿の南側に回り込みます。


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伏見稲荷大社拝殿の前から、伏見稲荷大社境内を南に向きました。
中央に、東丸神社(あずままろじんじゃ)がいらっしゃいます。
ご祭神は荷田春満で、受験の神様として知られています。
ですから、初詣の際には学校や学習塾関係者が多く参拝されます。
もちろん受験生も多いですね。
その右(西)側には、荷田春満の旧宅が立っています。
荷田春満(かだのあずままろ)は江戸時代の伏見稲荷大社の神官ですが、
国学の始祖と言われています。
ちなみに、荷田春満は晩年に荷田東丸と改名しました。
ただし、漢字の読みは同じく「かだのあずままろ」です。


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東丸神社に参拝した後、東丸神社の東端から南を向きました。
こちらに、南に伸びる路地が伸びています。
脇に、「荷田東丸大人墓所」と書かれた表札が立っていますね。
ここからは伏見稲荷大社境内を出て、
荷田春満のお墓を目指してこの路地を南下します。


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伏見稲荷大社境内から、こちらの路地を南下しています。
第133回ブログでも書きましたが、この辺の路地はかなり複雑です。
このブログの通り移動しないと道に迷う可能性が高いので、
実際に散策されるときはご注意ください。
今回はこちらの路地を突き当たって後、左(東)に向きます。


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伏見稲荷大社境内から続く路地を南下して、
突き当りを左(東)に向きました。
こちらの道は、すぐに南下していますね。
左(北)側の塀の向こうは、伏見稲荷大社境内です。
では、この路地をこのまま道なりに進みます。


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そのまま道なりに路地を進んでいます。
初めは東に向かっていたのですが、徐々に右折して南下しだします。


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道なりに進むと、この路地は南下していきます。
そして、すぐにこちらの突き当りに出ます。
ここはT字路に見えますが、筋違いの十字路です。


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その十字路で、路地を西に向いています。
多少蛇行していますが、このまま西に進むと
約200m先で本町通と交差します。
JR奈良線「稲荷」駅がある通りですね。
そして本町通との角に、攝取院があります。
第791回ブログで、JR奈良線「稲荷」駅から見えた寺院ですね。


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今度は、その十字路で東を向きました。
今回ブログでは、こちらを突き当りまで進みます。


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先程の十字路から、路地を約100m東に進みました。
この路地は、目の前の住宅で突き当たります。


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その突き当りで、左(北)を向いています。
この先は伏見稲荷大社境内に続いていますが、
途中の鉄門扉は通常施錠されています。
つまり、事実上の行き止まりですね。


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今度は、その突き当りで右(南)を向きました。
約50m先に、小さな墓地が見えますね。


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先程の突き当りから、東に進んでいます。
墓地の西側に南北に伸びる道がありますが、
よく見ると普通の生活道路です。
実は、近所の住民が日常的に使っている道です。
自分も、子供のころからよく使っています。
(近所に、中学や高校の友人宅が多数ありました。
この辺くらいまでが、自分の生活圏です)
ですから、墓地でも自分にとっては日常的な生活道路です。


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その墓地の一部を大写ししました。
墓石に古いものが多いですが、
石仏(お地蔵さんではありません)もたくさんいらっしゃいます。
お気づきでしょうか、こちらは相当古い墓地です。
参拝者も多いのですが、室町時代以前の墓石もあります。


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その墓地の中に、こちらの看板が立っていました。
いろいろ書かれていますが、右下に「攝取院」と書かれていました。
要するに、こちらは攝取院の墓地です。
攝取院は、JR奈良線「稲荷」駅ホームから見える
本町通沿いの寺院ですね。


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先程の突き当りから、約50m南下しました。
攝取院墓地の中央に、こちらの小屋が立っています。
この小屋付近が次の参拝先なのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けましたので、今回はここまでです。

~次回は、ぬりこべ地蔵と荷田春満のお墓にお参りします~

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第795回 攝取院墓地にお参り~深草紅葉散策2021~その4

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前回ブログで、伏見稲荷大社境内南側にある
攝取院墓地の中心へと南下しています。
とても小さな墓地ですが、地域住民には親しまれています。
今回は墓地内の幾つかのお墓にお参りして、さらに南下します。
撮影日は、2021年11月21日日曜日午後1時。
今回は、紅葉が少なめです。


795-2.jpg
先程の位置から、攝取院墓地内を約5m南下しました。
先程から見えている小屋の向こう(西)側に、
お地蔵さんがいらっしゃいます。


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こちらが、そのお地蔵さんです。
ぬりこべ地蔵尊は、伏見区深草地区の住民に
古くから親しまれています。


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ぬりこべ地蔵尊に参拝する前に、小屋に寄ろうとしたのですが……
その小屋が、閉まっています。
第169回ブログでは、こちらで線香とろうそくを買って
ぬりこべ地蔵尊と荷田春満のお墓にお参りしました。
こちらは閉鎖されたのではなく、
現在は曜日や時間を限定されて開けておられます。
今回ブログだけでなく、次回ブログでも
伊藤若冲のお墓参りを予定しています。
そちらの線香とろうそくも、手に入りません。
また、こちらにある歯痛除けのお札も手に入りません。


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では、ぬりこべ地蔵尊にお参りします。
江戸時代にはたくさんの方々がお参りに来られましたが、
当時は現在の警察学校内にいらっしゃいました。
ここから、西に約2㎞先ですね。
明治時代になると大日本帝国第16師団練兵所建設のため、
ぬりこべ地蔵尊は廃棄されることになりました。
そのため、伏見区深草の地域住民がこちらに移転しました。
(真夜中にお地蔵さんを担いで、こちらに持ち去ったのが実態です)
とはいっても、それ以前の沿革はよく分かっていません。
「ぬりこべ」の名称由来も大きく2説あって、ハッキリしていません。
虫歯など歯に対するご利益があるとされて、
それが江戸時代に多くの信者がいらした理由です。


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ぬりこべ地蔵尊の前で、攝取院墓地内で南を向きました。
では次の目的地に進むため、ここを南下します。


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ぬりこべ地蔵尊の前から、攝取院墓地を約30m南下しました。
ここで、攝取院墓地の最南端に到達しました。
まぁ、せまい墓地ですから……


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攝取院墓地最南端に、こちらの慰霊碑が立っています。
おそらく太平洋戦争の戦死者を弔っています。
またその脇には、お地蔵さんが数体並んでおられます。


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そのお地蔵さんの前で、東を向きました。
左(北)側が攝取院墓地で、右(南)側が住宅地です。
東へ上り坂なのは、ここもお山(稲荷山)の中だからです。
次は、こちらを進みます。


795-10.jpg
先程の位置から、東に約30m進みました。
急な上り坂は、ここで道幅が狭くなります。
ここから右(南)側に見える崖の上は、深草霊園です。
鳥辺野など東山の南側には、1000年以上前から墓地が多いですね。
この上り坂を延々進むと、最終的にお山(稲荷山)参道に繋がります。
ただ、今回は攝取院墓地の最東端まで進みます。


795-11.jpg
先程の位置から、さらに東に約20m上り坂を進みました。
ここで左(北)側にも、住宅地が見えてきました。
つまり、ここが攝取院墓地の最東端です。


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攝取院最東端で、北を向きました。
何基も墓石が並んでいますが、
写真中央に赤茶けた大きな墓石が立っています。
そちらが、次の目的地です。


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先程の写真にも小さく写っていたのですが、
その墓石付近にこちらの方がいらっしゃいました。
三毛猫の毛並みが、やたらといいですね。
たぶん、飼い猫ですね。


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そして、赤茶けた墓石を回り込みました。
多少墓碑銘が異なりますが、こちらが荷田春満のお墓です。
前回ブログの東丸神社のご祭神ですね。
続いて、こちらにお参りします。


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荷田春満のお墓参りを終えて、先程の坂道に戻りました。
では、ここから先程のお地蔵さんが並ばれた場所に戻ります。


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先程の位置から、坂道を西に約50m進みました。
こちらに先程の慰霊碑とお地蔵さんが並んでおられますね。


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慰霊碑とお地蔵さんの前で、攝取院墓地を北に向きました。
この位置ですと、約30m先のぬりこべ地蔵尊が見えませんね。
ずっと向こうに見える薮が、伏見稲荷大社境内です。
つまり、今まで歩いてきた道です。


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攝取院墓地最南端から、こちらの道を南に向いています。
ここからは、こちらを南下します。


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攝取院墓地最南端から、こちらの道を約50m南下しました。
この先に、十字路が見えますね。
取り敢えず、そちらまで進みます。


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その十字路で、東を向いています。
この上り坂の先に、深草霊園があります。
この先紅葉がきれいなのですが、
今回目的地ではありませんので、素通りします。


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今度はその十字路から、西を向きました。
本当は南に進めば次の目的地はすぐなのですが、
この日はなぜかこちらの道を進んでしまいました。


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先程の十字路から、そのまま西に進んでいます。
すると右(北)側に、こちらの木々が目に入ってきました。
この辺りは「下の公園」という児童公園なのですが、
この日(2021年11月21日)がちょうど紅葉の盛りでした。


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十字路から約50m西に進むと、この道が南に折れます。
こちらをどんどん南下するとこの先の深草紅葉散策に向かいますが、
そちらに向かう前に別に寄るところがあります。


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「下の公園」から約10m南下して、東を向いています。
こちらの突き当りが、次の目的地です。


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先程の位置から、約50m東に進みました。
こちらの石段を上がった先に、黄檗宗石峰寺があります。
伊藤若冲が晩年を過ごした「終の棲家」ですね。
ここからこちらへの参拝となりますが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は、石峰寺の紅葉散策です~

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第796回 石峰寺の紅葉~深草紅葉散策2021~その5

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JR奈良線「稲荷」駅から伏見稲荷大社攝取院墓地と南下し、
黄檗宗百条山石峰寺へと続く石段の下に来ました。
今回は、こちらの紅葉と伊藤若冲関連遺構に向かいます。
撮影日は、2021年11月21日日曜日午後1時半。
こちらの紅葉は、この日が盛りでした。


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先程の石段を東に上りきり、さらに東を向いています。
左に見える塀の中は、塔頭寺院ではなく住宅です。
実はこの写真の撮影前後も、この辺りの住宅から
何人かの出入りがありました。
少なくとも現在の石峰寺には、塔頭寺院が存在しません。
石峰寺の周辺は、全て住宅地です。


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先程の位置から南東にズレると、東に上りの石段が続きます。
この石段の先に、石峰寺の唐門が見えますね。
石段の周囲に紅葉並木が続きますが、
こちらも塔頭寺院ではなく住宅地です。


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先程の石段を上りきると、石峰寺の唐門があります。
ここをくぐると石峰寺境内なのですが、
その前に立ち寄るところがあります。


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石峰寺から門をくぐる前に、北を向きました。
こちらに石峰寺の墓地があるのですが、
こちらの紅葉並木はこの日(2021年11月21日)が盛りでした。


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その紅葉の低い枝をくぐり、北を向いています。
それでは、石峰寺墓地をもう少し北上します。


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その紅葉より北側の石峰寺墓地は、こうなっています。
こちらより先(北)にも紅葉並木が見えますが、
あの辺りは石峰寺の敷地ではありません。
取り敢えず、墓地内をもう少し北上してみます。


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先程の紅葉から、石峰寺墓地内を約30m北上しました。
目の前に見えるフェンスが、石峰寺墓地の北端です。
左(西)側にコスモスが咲いていますが、
石峰寺にはいつ来ても何らかの花が咲いています。


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そのフェンス越しに、さらに北側を撮りました。
紅葉並木が盛りですが、こちらは深草霊園へ通じる道です。
実は、前回ブログ違う角度から撮っています。


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同じ位置で、北西方向に写真を撮りました。
この辺りは石峰寺山のただ中ですから、見晴らしがよいですね。
中央に写っているのは、東寺の五重塔ですね。
この辺りは京都市の南東部ですから、京都駅以南しか撮れません。


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先程のフェンスの前で、石峰寺墓地内で南を向きました。
では、こちらを南下します。


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フェンスから、石峰寺墓地の参道を約30m南下しました。
こちらの紅葉からさらに南下すると、すぐに石峰寺唐門に戻ります。


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という訳で、再び石峰寺唐門に戻ってきました。
脇に見える枯れ枝は、形状から枝垂桜と分かります。
こちらは紅葉だけでなく、春の桜も絶景です。


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石峰寺唐門をくぐり、石峰寺境内に入ってきました。
参道の奥に見えるのが、石峰寺本堂です。
ただ、そちらに向かう前に石峰寺境内をもう少し見て回ります。


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石峰寺本堂の脇にカキの木があるのですが、
ちょうど実が生っていました。
この後の写真にあるようにこちらのカキは干されていたので、
おそらく甘柿ではなく渋柿なのでしょうね。


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さらに方丈と住宅(住職の生活スペース)の脇には、
こちらの柑橘類が生っていました。
種類は……よく分かりません。


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その横に、こちらの花畑があります。
さまざまな花が咲いていますが、石峰寺はいつも花が咲いています。
(夏場の様子は、第132回ブログ参照)


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そして方丈には、カキが吊るしてありました。
こちらが、先述の干し柿ですね。
石峰寺では方丈の前に住職さんかご家族がおられて、
こちらの拝観料を払う仕組みになってます。
そのため、こちらで自分と母の2人分で1,000円納めます。
(つまり、1人500円納めます)


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ここで、ようやく石峰寺本堂にお参りします。
元のご本尊は薬師如来で、1596年に土中から発見されたものです。
平安時代に彫られたと思われますが、
戦火などで元の寺院が焼失して所在が流転していたようです。
黄檗宗千丈山石峰寺は、江戸時代半ばの1712年に
黄檗宗総本山萬福寺の第6世千呆性侒が創建しました。
ご本尊の薬師如来の安置が、その目的のようでした。
ただ、こちらの本堂は一度焼失しています。
その際、元のご本尊薬師如来像も焼失しました。


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本堂より東は撮影厳禁なので、パンフレットで代用します。
厳密には、石峰寺本堂は拝観料を納めなくてもお参りができます。
拝観料が生じるのは、その本堂よりも奥(東側)です。
本堂の裏手(東側)から南下すれば、伊藤若冲のお墓があり
本堂より東側から石峰寺山を少し登ると、五百羅漢像が並びます。
五百羅漢像は石峰寺山中の石を彫って製作された石仏群で、
こちらは伊藤若冲の最晩年の作品です。
江戸時代の画家伊藤若冲は、錦市場の町年寄でもありました。
(町年寄とは、現在の町内会長のようなものです。
また町奉行に訴え出たり町奉行の命令を町人に伝えたり、
政治家としての役割もありました)
ただ1788年の天明の大火で錦市場も火災に会い、
伊藤若冲もここ石峰寺に避難してきました。
それから2年して錦市場も復興して
家族は元の八百屋を再開したのですが、
伊藤若冲自身は石峰寺に残りここで生涯を終えました。
毎年9月10日の若冲忌では、伊藤若冲の掛け軸が公開されます。


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こちらの五百羅漢像は、お釈迦さんの半生を描いています。
涅槃(お釈迦さんの死亡)の場面の後に、
お釈迦さんの旅立ちを描いているのが面白いですね。
そちらを一通り拝観して、石峰寺本堂を背に西を向いています。
石峰寺最大の紅葉ポイントは、伊藤若冲のお墓の前と
五百羅漢に向かう山道です。
先述の通りどちらも撮影不可なので、写真はありません。
これで、石峰寺境内を一通り拝観しました。


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石峰寺の唐門の前に戻ってきました。
ではこの門をくぐり、黄檗宗百丈山石峰寺を出ます。


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石峰寺唐門をくぐり、西に向いています。
次は、この石段を下まで下ります。


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石峰寺唐門から、石段を西に下りています。
まだまだ標高が高いので京都市街地が一望できますが、
写真の範囲内で見えるのは全て伏見区深草地区です。


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石峰寺唐門から、石段を西に約50m下りました。
もう少しで、この石段も終わりです。


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先程の位置から少しだけ北にズレて、西に向いています。
では、残りの石段も下ります。


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石峰寺の石段を完全に下りて、西に向いています。
次は、ここをそのまま西に向かいます。


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石峰寺石段下から、この道を約100m西に進みました。
すると、この十字路に出ます。
ここをさらに西に進むと、第132回ブログの終盤と同じルートです。
右(北)側は、前回ブログで通った道です。
その際に通った「下の公園」の紅葉並木が、ここから見えます。


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その十字路で、南を向きました。
一見ただの住宅街ですが、この道の先に
伏見区深草地区の紅葉スポットが集中します。


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先程の十字路から、約10m南下しました。
ここで、また十字路に出会います。


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その十字路で、また南に向きました。
この辺りは、ずっと南に進む一択です。


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その十字路から、さらに約100m南下しました。
この辺は、完全に住宅街です。
ですから、紅葉がきれいな寺院が建ち並んでいることは
地元住民でも知らない方が多いですね。


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先ほどの十字路から、さらに約100m南下しました。
ここで、T字路に出会います。


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そのT字路で、西を向いています。
目の前に踏み切りが見えますが、JR奈良線のものです。
第一軍道最東端からさらに東に進むと、こちらに出ます。


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さらに、そのT字路で東を向きました。
こちらに、日蓮宗深草山宝塔寺の四脚門が立っています。
この門自体が、重要文化財です。
ここからはこの宝塔寺の紅葉散策ですが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は宝塔寺で紅葉散策しつつ、昼食を摂ります~

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第797回 宝塔寺の紅葉~深草紅葉散策2021~その6

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JR奈良線「稲荷」駅から少し東にズレて、約400m南下しました。
こちらは、重要文化財の宝塔寺の四脚門です。
今回はこの四脚門をくぐり、日蓮宗深草山宝塔寺に散策します。
撮影日は、2021年11月21日日曜日午後2時。
そろそろ食事したいですね。


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宝塔寺四脚門の左(北)側に、こちらが置かれています。
「極楽寺」は、この宝塔寺の元の名前です。
ですから、この辺一帯が伏見区深草極楽寺町です。
極楽寺は、平安時代初期に藤原基経が創建しました。
日本で初めて、関白に就いた人物ですね。
これ以降、藤原氏による摂関政治が始まりました。
平安時代に藤原氏は、浄土教の大寺院を多く建立しました。
そのうち平等院は現存しますが、
多くの寺院は戦乱などで廃寺となったり、縮小されたりしました。
極楽寺も衰退しつつも鎌倉時代まで残りましたが、
日像により日蓮宗に改宗して宝塔寺と改名しました。


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その脇に、こちらがあります。
たぶん昔あった何かの建造物の礎石部分です。
こちらが極楽寺だったころは、宝塔寺の数倍の敷地がありました。


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宝塔寺四脚門をくぐり、東を向いてます。
石畳の道を石段の先に、宝塔寺仁王門があります。
その脇に、小さな寺院が並びます。
(現在、日蓮宗には「塔頭寺院」の概念はありません)


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宝塔寺四脚門をくぐり、すぐに左(北)を向きました。
こちらに、日蓮宗深草山大雲寺があります。
こちらは、宝塔寺の開山堂でもあります。
見かけによらず境内は大きく、妙見宮や三十番神などの末社のほか
紅葉がきれいな庭園があります。
本当は境内を散策したいのですが、2021年は非公開です。
(大雲寺境内の様子は、第171回ブログ参照)


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大雲寺の東隣が、日蓮宗深草山直勝寺です。
こちらも、見かけ以上に庭園が広大です。


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その直勝寺の塀の上から、紅葉が見えますね。
大雲寺同様直勝寺も紅葉がきれいな庭園があるのですが、
こちらも非公開なので入れません。
ただ以前は門の外からでも紅葉を眺められたのですが、
2021年はこの辺りからしか覗くことができません。


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直勝寺の前で、宝塔寺境内を東に向いています。
仁王門が、だんだん近付いてきました。


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直勝寺の前から、宝塔寺境内を約30m東に進みました。
こちらに、こちらの荼毘所があります。
ここで、日像上人が火葬されました。
鎌倉時代中期に日蓮宗は鎌倉幕府から弾圧を受け、
鎌倉と京都に寺院を持つことを禁じられました。
日蓮の孫弟子(事実上の直弟子)だった日像上人は、
京都市街地に日蓮宗寺院を建立することに生涯を捧げました。
最終的に妙顕寺を建立するに至りますが、
その前段階で当時は京都の隣であった深草村(伏見区深草)の
極楽寺を日蓮宗に改宗して宝塔寺と改名することに成功し、
この宝塔寺を日蓮宗の京都進出の拠点としました。
これが、日蓮宗四条門流の始まりです。


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日像上人の荼毘所から、宝塔寺境内を東に向いています。
次は、この石段を歩いて上がります。


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日像上人の荼毘所から、宝塔寺境内の石段を上がりました。
石段の最上段に、宝塔寺仁王門が立っています。
門の脇のカエデは、毎年紅葉が遅いですね。


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まぁ「仁王」門ですから、門の内部に仁王さんが鎮座しています。
よく見ると口を開けておられるので、「阿形」の仁王さんですね。


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もう片方の仁王さんは、口を閉じておられます。
こちらは、「吽形」の仁王さんですね。


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また仁王門の天井には、このように天井画が敷き詰められています。
よく見ると、一枚一枚異なる絵が並んでいます。


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こちらが、重要文化財の宝塔寺本堂です。
ご本尊は三宝尊で、日蓮宗独自の仏様です。
この本堂は応仁の乱で焼失しましたが、1590年に再建されました。
では、こちらに参拝します。


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その位置から、宝塔寺境内で南に向きました。
向こうに、こちらの歴代住職のお墓が並んでしました。


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その歴代住職のお墓の前で、東を向いています。
こちらに、重要文化財の宝塔寺多宝塔があります。
この宝塔寺の名前の由来になった施設ですね。
藤原氏が立てた大半の浄土教寺院には、
多宝塔が数多く立てられていました。
そして極楽寺も、その例外に漏れず多宝塔が立っていました。
日像上人によって日蓮宗に改宗した際、
その日像上人がこの寺院の象徴でもある
この多宝塔を寺院名にしました。
それが、こちらが「宝塔」寺と呼ばれた始まりでした。


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宝塔寺多宝塔の前で、宝塔寺境内を北に向ています。
次は、ここから宝塔寺北端に向かいます。


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宝塔寺多宝塔の前から、宝塔寺境内を約30m北上しました。
この右(東)側に、先程の宝塔寺本堂が建っています。
本堂には先にお参りしましたので、このまま北上します。


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先程の位置から宝塔寺境内を約10北上して、北東に向きました。
こちらへ進むと、宝塔寺山登山になります。
頂上付近にいらっしゃる七面宮までの石段の周囲が
紅葉の絶景ポイントですが、
2013年に登山した際同行したウチの母がかなり疲労しまして、
その後の紅葉散策に支障が出ました。
ですから、2021年は宝塔寺山登山をしません。


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先程の石畳の道をさらに北上して、宝塔寺最北端に来ました。
こちらに、ベンチとテーブルがありますね。


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こちらが、そのベンチとテーブルです。
2013年同様、自分と母がこちらに座りました。
今回の紅葉散策では、こちら昼食を戴きます。
この辺に飲食店が皆無ではないのですが、
ちょっと2013年の状況を真似てみました。


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ベンチに座り、テーブルにこちらを置きました。
レジ袋の中身は、京都駅前地下街PORTAで買い求めました。


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こちらが、レジ袋の中身です。
木箱が2箱なのは、自分と母の分です。


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木箱の蓋を開けて、昼食を戴きます。
水筒内のお茶は、一保堂茶舗正池の尾です。


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木箱の中身は、京つけもの西利の「京漬物点心」です。
テイクアウト専門のPORTAKITCHENで購入しました。
以前ウチに買って帰ったところ母がとても気に入りまして、
それでこの際ここで戴こうと買い求めました。


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そして、こちらは古都果のフルーツサンドイッチです。
イチゴとキーウィーフルーツをホイップクリームで包んで
花を描くように盛りつけています。
こちらは、自分と母が半分分けしました。


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昼食を戴いて、ベンチとテーブルから西を向きました。
あちらに、宝塔寺の鐘楼が見えますね。
次は、あちらの脇に進みます。


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宝塔寺鐘楼の前で、南を向きました。
この先に、先程の宝塔寺仁王門が見えます。
ここからは、いったんそちらに向かいます。


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宝塔寺仁王門の前で、宝塔寺境内を南に向きました。
あちらにカエデが見えますが、その近くに行ってみます。


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こちらが、そのカエデです。
この木は、この日(2021年11月21日)が紅葉の盛りでした。


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宝塔寺仁王門まで、戻ってきました。
では、こちらをくぐり西に進みます。


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宝塔寺仁王門をくぐり、西に向いています。
石段をだいぶ上って来たので、
こうしてみると標高が高いところまで登っていることが分かります。
ここからは、この石段を下りて西に進みます。


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日像上人荼毘所の向かい(南)側に、カエデの若木が植わっています。
若木なのですが、しっかり紅葉してますね。


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宝塔寺の長い石段を下りてきました。
この右(北)側が、先程の直勝寺です。
石畳の道は、宝塔寺四脚門まで続いています。


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宝塔寺四脚門の前まで、戻ってきました。
今回ブログの冒頭ですね。
門の西側のJR奈良線の踏切が下りています。
本当は列車も撮ろうとしたのですが、上手くいきませんでした。


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宝塔寺四脚門をくぐり、西を見ています。
目の前に、T字路があります。
前回ブログは右(北)側の道からこちらに来ました。
目の前の踏切から西に進むと、
約300m先に京阪電鉄「深草」駅があります。


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そのT字路で、南を向きました。
ここからは、この住宅地を南に進みます。


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宝塔寺四脚門から、約50m南下しました。。
右(東)側に見える日蓮宗深草山霊光寺も、
宝塔寺の境内に建っています。
ここで、十字路がまた見えます。


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その十字路で、西を向きました。
この先に見える地下道をくぐると、JR奈良線の線路を越えます。
そちらをさらに西に進むと、本町通に出ます。
(詳細は、第129回ブログ参照)


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十字路の南西角に、日蓮宗深草山瑞光寺があります。
紅葉がなかなか見事の寺院ですが、
もうだいぶ写真を貼り付けましたので、今回はここまでです。

~次回は、日蓮宗深草山瑞光寺の紅葉を眺めます~

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第798回 瑞光寺の紅葉~深草紅葉散策2021~その7

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宝塔寺四脚門から、約100m南下しました。
十字路の南西角に、日蓮宗深草山瑞光寺が建っています。
今回はこちらの境内で、紅葉散策します。
撮影日は、2021年11月21日午後2時半。
伏見区深草地区随一の紅葉の名所を散策します。


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先程の位置から、約10m南下しました。
石段の左(東)側は、瑞光寺の墓地です。
石段を上がると、瑞光寺の山門があります。


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瑞光寺の山門をくぐり、南を向いています。
石畳の右(西)側に、瑞光寺の末社の祠が並びます。


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瑞光寺山門の脇に、帝釈天を祀る祠がいらっしゃいます。
石段を上がる形式の末社は元古墳が多いのですが、
「稲荷社」ではないのでたぶん違うでしょう。


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帝釈天を祀る祠の南側に、こちらの祠が並びます。
左(南)側が白竜弁財天で、右(北)側が帝釈天です。
帝釈天社が2柱並ばれるのが、面白いですね。
まずは、末社に参拝します。


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同じ位置で、瑞光寺境内を南に向いています。
向こうでカメラを構えておられる方がいらっしゃいますが、
その方と自分と母の3人だけが、この境内にいました。
瑞光寺は伏見区深草地区随一の紅葉の名所ですが、
参拝者はあまり多くありません。


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先程の位置から、瑞光寺境内を約5m南下しました。
こちらが、瑞光寺の鐘楼です。


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瑞光寺鐘楼の前で、瑞光寺参道を南に向いています。
約3m先に脇道がありますが、その位置から時計回りに移動します。


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瑞光寺鐘楼の前から約3m南下して、東を向きました。
紅葉並木の先に、日蓮宗深草山瑞光寺本堂が建っています。
では、ここからこの本堂に向かいます。


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先程の位置と瑞光寺本堂の間の参道の脇に、小さな池があります。
この辺りの参道には、この池を渡る橋が架かっています。


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同じ位置で、今度は向かい側(南)を向きました。
先述の通り参道が橋になっていて、
先程の池とこの池は繋がっています。
こちら側には、大きな錦鯉がたくさんいますね。
気のせいか、第172回ブログより数が増えています。


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その池から約5m東に進むと、瑞光寺の本堂が建っています。
確かご本尊は大地蔵菩薩だったと思いますが、
もしかすると違うかもしれません……(自信ありません)

日蓮宗深草山瑞光寺は、1655年に日蓮宗の僧侶元政が建立しました。
確か歌人としても有名な方ですね。
ただし、元々は前回ブログに出てきた極楽寺境内の地蔵堂跡です。
極楽寺は、もともと宝塔寺から本町通辺りが敷地でした。
茅葺屋根の本堂は、滝口寺や祇王寺を彷彿させます。
本当にこちらの本堂は、紅葉とよく似あいますね。
本堂収蔵の大般若経など重要文化財を幾つか所持していますが、
元政を模った木像もこの本堂に収蔵されています。
ただし、本堂内部は通常は非公開です。


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瑞光寺本堂前から、瑞光寺境内を南に向きました。
突き当りに見えるのは、ご住職の生活スペースです。
もちろん非公開です。


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瑞光寺本堂前からご住職の生活スペースまで南下して、
瑞光寺境内を西に向いています。
ここをそのまま西に進むと先程の参道に戻りますが、
その途中の紅葉並木が絶景です。


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先程の位置から西に進みながら、紅葉並木を眺めています。
ご住職の生活スペースの辺りから、
先程の池まで瑞光寺境内に小川が流れていますね。


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同じ場所で、カエデ並木の上を眺めました。
すっかり紅葉に染まっていますね。
この日(2021年11月21日)が、瑞光寺の紅葉の盛りでした。


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ご住職の生活スペースから、少しずつ時計回りに移動しています。
カエデ並木は、瑞光寺本堂の南側に広がります。


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この辺りは瑞光寺本堂の方を向けば、紅葉が見えます。
ですから、この瑞光寺を撮影した写真はこの辺りがほとんどです。


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これで、瑞光寺法堂より南側を時計回りに移動し終えました。
左(北)側の参道から、瑞光寺本堂に先程向かいました。


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同じ位置で、瑞光寺境内を北に向きました。
先ほど訪れた鐘楼や末社が見えますね。
では、こちらを北上して瑞光寺山門をくぐります。


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瑞光寺山門をくぐり、北を向いています。
左(西)側のカエデは、まだまだ青紅葉でした。
右(東)側には、瑞光寺の墓地が見えますね。


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瑞光寺山門から約5m北上して、北を向いています。
ここからは、石段を下りてこの先に見える道に出ます。


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瑞光寺の石段を下りてアスファルトの道路に出て、東を向きました。
背後(西側)は約10m先のJR奈良線の線路で突き当たりますが、
地下道をくぐるとさらに西側も瑞光寺の境内で
先述の元政上人のお墓が立っています。
そのさらに西は、約200m先で本町通と交差します。
このまあ東に約5m進むと、十字路がありますが、
その十字路をさらに東に進むと約30m先で突き当たります。
前回ブログは、この十字路の左(北)側から来ました。


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その十字路で、南を向いています。
右(西)側に見えるのは、瑞光寺の墓地ですね。


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十字路の南西角(瑞光寺の脇)に、この標識が立っています。
上半分に書いてある「嘉祥寺」は次々回ブログで、
「十二帝陵」は「深草紅葉散策」の最終回に訪れます。
下半分の宝塔寺石峰寺さらにぬりこべ地蔵は、すでに訪れました。


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先程の十字路から、こちらの道を南下しています。
(この道に、名前はありません)
右(西)側の塀の向こうは、瑞光寺の墓地です。
この道を蛇行しつつ南下します。


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先程の十字路から、蛇行しつつ南下しています。
深草紅葉散策は、紅葉ポイントの間が住宅地です。
伏見区深草地区にも紅葉の名所が多いのですが、
どこもあまり観光地化されていません。


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先程の十字路から、約200m南下しました。
こちらの十字路に、「京都市立京都工学院高校」への道標があります。
ラグビー部で有名だった京都市立伏見工業高校の後継高校です。
「伏高ラグビー部」は、約40年前の京都市民の憧れでした。
当時の様子は、「伏高ラグビー部」OB が経営される中華料理店
精華園 本店の記事に掲載されています。


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十字路で、今まで歩いていた道から東を向きました。
つまりこの先に京都市立京都工学院高校が建っています。


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先程の道から、東に約100m進みました。
京都市立京都工学院高校が紅葉ポイントという訳ではなのですが、
その高校の通学路の先に、次の目的地があります。


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先程の位置から、東にさらに約100m進みました。
左(北)側に、京都市立京都工学院高校が建っています。
ここからさらに東に進み次の紅葉ポイントに向かうのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は、完宗院で紅葉散策します~

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第799回完宗院の紅葉~深草紅葉散策2021~その8

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JR奈良線「稲荷」駅から南東に約1㎞蛇行すると、
京都市立京都工学院高校の前に出ます。
「深草紅葉散策」の一部のルートは、この高校の通学路です。
今回はさらに東に進み、お山(稲荷山)山中の完宗院にお邪魔します。
撮影日は、2021年11月21日日曜日午後3時。
この日は、まだまだ紅葉に染まっていませんでした。


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同じ位置で、北を向きました。
こちらが、京都市立京都工学院高校の校門です。
京阪電鉄「伏見稲荷」駅の西にあった
京都市立伏見工業高校の後継学校です。
こちらも京都市がラグビーの強化をされていますが、
ここ何年かは京都府大会の決勝で敗退しています。
全国大会準優勝の京都成章高校の壁は厚いですね。
(京都府は昔から、高校ラグビーが盛んです)


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京都市立京都工学院高校の校門の前で、東を向いています。
ここが結構急な上り坂なのは、お山(稲荷山)にまた入ったからです。
このすぐ先で、この山道が左(北)に蛇行しています。


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京都市立京都工学院高校の校門から、約30m進みました。
この辺りは、完全にお山(稲荷山)の山道ですね。
左(北西)に見える高い塀は、京都市立京都工学院高校です。
この山道は、だんだんと北北東に蛇行します。


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先程の位置から、お山(稲荷山)の山道を約50m進みました。
左(北西)側の塀がだんだん低くなっています。
その分、山道を登ってきました。
自分の母校京都市立日吉ヶ丘高校と同様、
山の中の学校は階段状に建設されています。
(校門脇から階段を上がって、運動場に出るとか。
東に進むほど、地面が高くなるためです)


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京都市立京都工学院高校の校門から、約100m進みました。
ここで、山道はY字路に出ます。
右(南東)に向かうとお山(稲荷山)の奥に進みますが、
今回は左(北)へ進む高校の塀沿いの道を選びます。


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Y字路から山道を約10m北上すると、地図が置かれていました。
先程の標識と同じことが書かれていました。


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Y字路から、さらに約100m北上しました。
京都市立京都工学院高校の塀は姿を消し、
山道の地面がその塀の高さになりました。
このまま北上すると、京都市立京都工学院高校の駐車場に入ります。
ですから、ここからは右(北北東)の道を進みます。


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先程の位置から、山道を北北東に進んでいます。
右(南南西)側は、京都市立京都工学院高校の運動場です。
山道の両側に、桜並木が続きます。
春には、絶景になるでしょうね。


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さらに山道を約100mを北北東に進むと、
京都市立京都工学院高校の運動場が終わります。
その先に薮に見える場所が、今回ブログの目的地です。


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先程の位置から、約50m北北東に進みました。
よく見ると、山道が尖っています。
この位置が、この辺りの頂上です。


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この辺りの頂上から北北東に約10m進むと、
中山身語正宗の完宗院に出ます。
こちらが、今回ブログのメインです。


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入り口から、完宗院に入ってきました。
この辺りは駐車場なのですが、周囲が紅葉に囲まれています
……と言いたいのですが、
2021年11月21日はまだまだ紅く染まっていません。
紅葉が遅いのは標高のためではなく、木々の密集具合です。
要するに、日照時間が短いと紅葉が遅れます。


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完宗院の入り口に、お地蔵さんがいらっしゃいました。
こちらにお参りして、境内に向かいます。


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完宗院の駐車場の北側に、こちらの小径があります。
こちらの先に、完宗院の境内が広がります。


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完宗院境内で、小径を北上しています。
日によく当たる部分は、紅葉が進んでいますね。
では、完宗院境内北部に進みます。


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完宗院境内の北部で、東を向いています。
ここからは、向こうに見える本堂に向かいます。


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完宗院境内北部を東に進んでいます。
完宗院境内の北東端に、本堂など様々な施設が集中しています。
右(西)側のベンチのさらに右側に、公衆トイレがあります。
ウチの母が用を足している間、自分はこのベンチで休憩しました。


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完宗院境内の北東端に、こちらがいらっしゃいます。
お姿から水子地蔵尊と思われますが、正確にはわかりません。
後述のようにこちらは新興宗派なので、
細かいところはよく分かりません。


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おそらく水子地蔵尊と思われる石仏の西側に、
中山身語正宗完宗院の本堂があります。
中山身語正宗は、約100年前に佐賀県で成立した仏教系宗教団体です。
いろいろ調べてみたのですが、真面目に仏教を信仰する集団です。
雰囲気では真言宗などの密教系なのですが、
ホームページの教義を読んでいると、
浄土宗や浄土真宗などの念仏系に近いです。
紅葉並木の周囲にベンチを置かれているのを見ると、
紅葉目当てに参拝者が増えるのを狙っているようですが、
こちらは強引な入信を求めるようなことをされていません。
(その点をブログ掲載前に調べました)
2013年の深草紅葉散策当日は、
こちらの紅葉は盛りだったのですが、
宝塔寺山でウチの母が疲労してこちらには向かわず、
瑞光寺から「深草聖天」嘉祥寺に直接向かいました。
(詳しくは、第173回ブログ参照)


799-21.jpg
完宗院本堂前で、あちこち周囲を撮影しています。
本来は、この辺りの紅葉が11月下旬に絶景になります。
こちらは自分のお気に入りの紅葉ポイントの一つなのですが、
2021年はまだまだ青紅葉ですね。


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完宗院境内を一通り拝観しましたので、南側の駐車場に戻ります。
また、この小径を南下します。


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完宗院境内で、その小径を南下しています。
この日(2021年11月21日)の完宗院境内は、
ここがいちばん紅葉に染まっていました。


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その小径を通り抜けて、完宗院境内を北西に向いています。
では駐車場を縦断して、完宗院を出ます。


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完宗院入口で、お山(稲荷山)の山道を北北東に向きました。
この道をこのまま進むと、右折を繰り返し
最終的に先程のY字路に戻ります。


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完宗院の入り口から、南南西に向いています。
山道の約10m先に、この辺りの頂上が見えますね。
では、そちらに進みます。


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その頂上から、山道を南南西に向いています。
今度は右側に、京都市立京都工学院高校が見えますね。
ここからは、今は枯れ枝の桜並木を通過します。


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先程の頂上から、山道を南南西に蛇行しつつ約250m進みました。
この先に、また先程のY字路が見えてきました。


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そのY字路で、南東に向いています。
こちらを進むと大回りして、完宗院に辿り着きます。
また途中の脇道を進むと、お山(稲荷山)の四辻に辿り着けます。


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さらに、そのY字路で南西に向いています。
とにかく京都市立京都工学院高校沿いに、進んでいきます。


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Y字路から、お山(稲荷山)の山道をやく150m南西に進みました。
右側に、京都市立工学院高校の校門が見えます。
今回ブログの最初の場所ですね。
ここから「深草聖天」嘉祥寺に向かいますが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は、「深草聖天」嘉祥寺に向かいます~

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第800回 「深草聖天」嘉祥寺~深草紅葉散策2021~その9

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前回ブログでお山(稲荷山)山中の完宗院を拝観した後、
ここまで下りてきました。
右側に、京都市立京都工学院高校の校門があります。
今回は、この南にある嘉祥寺で紅葉散策します。
撮影日は、2021年11月21日日曜日午後3時半。
嘉祥寺の紅葉は、この日が盛りでした。


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京都市立京都工学院高校の校門から、
蛇行しながら西に約200m進みました。
ここで、この十字路に出ます。
第798回ブログでは、右(北)側からこの十路に辿り着きました。


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その十字路で、西を向いています。
この道は、約50mで突き当たります。
周囲は、完全な住宅街です。


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次はその十字路で、南を向きました。
今回は、こちらを南下します。
この道は、「深草紅葉散策」のメインになる道路です。


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先程の十字路を南南東に蛇行しつつ、約100m進みました。
こちらに、お山(稲荷山)に通じる東への脇道があります。


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そのY字路の角に、こちら標識が立っていました。
白龍の滝は、お山(稲荷山)山中に広がります。
宝塔寺は、第797回ブログで参拝しました。
十二帝陵は、「深草紅葉散策」の最終回に訪れます。


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今度はそのY字路で、南を向きました。
ここからは、こちらを進みます。(今までと同じ道です)


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先程のY字路から、歩きながら南下しています。
右(西)側に畑があるせいで、周辺がよく見えます。
右(西)端の藪が先述の十二帝陵で、
その左(東)に見える瓦屋根が今回ブログのメイン嘉祥寺です。


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先程のY字路から、約50m南下しました。
右(西)側の住宅に、「深草聖天」嘉祥寺の看板があります。


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その看板がある住宅の南側に、西に伸びる小径があります。
この小径の先に、嘉祥寺が建っています。
碑にある「歓喜天」とは、「聖天」の別名です。
聖天は、インドの神様ガネーシャが仏教に取り入れられたものです。
ですから、象の頭を持つ仏様です。
日本では結構信仰されていて、特に京都で信仰が厚いです。


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先程の道から、約30m西に進みました。
この塀の向こうが、十二帝陵です。
ただ、この位置からは入れません。


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同じ位置で、小径を北に向きました。
こちらの門をくぐると、天台宗「深草聖天」嘉祥寺境内です。


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嘉祥寺の門の脇に、嘉祥寺の沿革が書いてあります。
こちらは元々平安時代初期に建立されましたが、
年月とともに衰退していました。
それを江戸時代初期に、
天台宗の僧侶空心僧都がこの地に再興させたものです。
ちなみに、こちらの聖天像が京都最古のものです。
ですから、嘉祥寺は「京都の聖天信仰発祥の地」とも言われています。


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嘉祥寺の門をくぐって北上すると、すぐに手水舎に出ます。
ただし、こちらは現在涸れていました。


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嘉祥寺手水舎前で、嘉祥寺境内を西に向きました。
嘉祥寺境内には、十二帝陵との境目に紅葉並木が続きます。


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嘉祥寺手水舎の北側から、嘉祥寺境内を眺めています。
嘉祥寺境内はとても小さいですが、なかなか見どころの多い寺院です。


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先程の位置から嘉祥寺境内を北上して、嘉祥寺寺務所前に来ました。
ただ、寺務所には誰もいらっしゃいません。
ショウウィンドウには第173回ブログ同様、伏見人形が並びます。


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嘉祥寺寺務所の北側に、天台宗「深草聖天」嘉祥寺本堂があります。
提灯に「深草聖天」の銘があるように、
ご本尊は聖天(歓喜天、象鼻天)です。
ただ他のご本尊となる聖天同様、嘉祥寺のご本尊も非公開です。
京都市内の聖天像をご本尊とする寺院は、
雨宝院、毘沙門堂の脇の雙林寺神泉苑があります。


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「深草聖天」と書かれた提灯の脇に、
対になった大根が描かれています。
この位置には通常神社仏閣の紋章が入るのですが、
この大根が嘉祥寺の寺紋なのでしょうか?


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天台宗「深草聖天」嘉祥寺本堂の前で、境内を西に向きました。
この辺りに、紅葉や花々が咲いています。
ここからは、そちらを掲載します。


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嘉祥寺本堂の西側に、こちらの花が咲き誇っていました。
たぶん寒椿と思いますが、
もしかすると山茶花(さざんか)かもしれません。


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さらにその寒椿の前で、嘉祥寺境内を西に向きました。
十二帝陵の塀の前に、紅葉並木が続きます。
嘉祥寺のカエデは1本ずつ立っているので、日がよく当たります。
そのため、こちらは他の寺院よりもきれいに紅葉に染まります。


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先程のカエデよりも、南側にこちらのカエデの木が立っていました。
こちらも、きれいに紅葉に染まっています。


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こちらは、さらに西側の紅葉並木です。
この日は、瑞光寺とこの嘉祥寺の紅葉が特にきれいでした。


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これで、嘉祥寺境内を一通り見て回りました。
では、この門から嘉祥寺を出ます。


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嘉祥寺の門を出て、左(東)に向いています。
ここから、先程の道へと戻ります。


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嘉祥寺の門の前から約30m東に進み、元の道に戻りました。
嘉祥寺の東向かいに真宗院が建っていて、
駐車場越しに真宗院の紅葉が見えています。


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その駐車場の南側は、このようになってます。
第796回ブログ以降南下してきた道は、
このような紅葉案きれいな寺院が点在していますね。


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こちらは、浄土宗西山深草派総本山真宗院(しんじゅいん)です。
山脇東洋の菩提寺ですね。
トンネル状のカエデ並木がきれいな寺院ですが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は、この真宗院にお邪魔します~

続きを読む

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第801回真宗院 紅葉トンネル~深草紅葉散策2021~その10

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前回ブログで訪れた「深草聖天」嘉祥寺の向かい(東)に、
浄土宗西山深草派本山真宗院があります。
今回は、こちらの紅葉トンネルを散策します。
撮影日は、2021年11月21日日曜日午後4時。
そろそろ夕方ですね。


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道路から石段を上がって、東に向いています。
真宗院の総門は閉まっていますが、脇の門は開いています。
では、こちらから真宗院境内に入っていきます。


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真宗院総門をくぐり、東に向いています。
約20m先で突き当たっていますが、取り敢えずそこまで進みます。


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真宗院総門から突き当たりませ東に進み、北に向き直しました。
こちらは、真宗院の中門です。
真宗院の主な施設は、全てこの先にあります。
では、こちらの門もくぐります。


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真宗院中門をくぐり、北を向いています。
この辺りの石畳の道の両側に、カエデ並木が続きます。
この両方が紅葉に染まるとここが「紅葉トンネル」になるのですが、
この日(2021年11月21日)は右(東)側のカエデが盛りではありません。
ちなみに前回ブログの終わりごろの紅葉な写真と同じカエデです。


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真宗院中門から、約10m北上しました。
先程と同じ石畳の道ですが、
こちらから北は道の両側に紅葉並木が続きます。
ちょっと短くなりましたが、
この「紅葉トンネル」をくぐりさらに北上します。


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その「紅葉トンネル」をくぐり、さらに北に向いています。
真宗院の建物は、大半がこの辺りに建っています。
突き当りが、本堂ですね。


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先程の写真に写っていた石段を上り、左(西)を向きました。
こちらにも、カエデが植えてあります。
こちらは、すっかり紅葉に染まっていますね。
真宗院は、「紅葉トンネル」以北も紅葉がきれいですね。


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こちらが、浄土宗西山深草派真宗院本 堂です。
ご本尊は、たぶん阿弥陀仏です。(浄土宗ですからね)
浄土宗西山深草派本山真宗院の沿革は、第128回ブログを参照です。
鎌倉時代の1248年に、後深草天皇の勅願で円空が開山しました。
たびたび火災に会っていて、現在の本堂は1935年に建てられました。
山脇東洋や境の商人雑賀氏の菩提寺でもあります。


801-8.jpg
真宗院本堂の右(東)側は結構開けていて、
こちらに、結構大きめの薬師如来立像がいらっしゃます。
如来立像の奥(東)側は、空き地です。
第128回ブログ取材時は、この奥は墓地になると思っていました。


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如来立像の前で、真宗院境内を北に向いています。
約50m先に小山がありますが、この山全体が古くからの墓地です。
山脇東洋のお墓は、この中にいらっしゃいます。


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墓地へと続く石段の手前で、真宗院境内を左(西)に向きました。
この右(北)側が、先程の真宗院本堂です。
ここから、その本堂近くに戻ります。


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真宗院墓地の手前から、境内を西に進みました。
左(南)側の家屋は、おそらく住職さんのプライベートスペースです。
右(北)側は、真宗院の方丈ですね。


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こちらが、真宗院の方丈です。
応仁の乱で焼失しましたが、江戸時代に再建されました。


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真宗院本堂と言いますか方丈の前で、境内を南に向いました。
これで一通り真宗院境内を見て回りましたので、こちらに進みます。


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真宗院本堂の前から約30m南下して、境内を南に向いています。
真宗院の「紅葉トンネル」は、
先程の角度よりもこちらの方がきれいに見えますね。


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「紅葉トンネル」をくぐり、さらに真宗院境内を南に向いています。
では、このまま真宗院中門まで南下します。


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先程の位置から、真宗院境内を約10m南下しました。
次は、この真宗院中門をくぐります。


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真宗院中門をくぐり、すぐに右(西)に向きました。
では、このまま真宗院総門に向かいます。


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真宗院の中門から、総門に向かって西に歩いています。
周囲には、このように南天の実が生っていました。


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真宗院中門から、約20m西に進みました。
では、真宗院総門の脇の小さな門から外に出ます。


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浄土宗西山深草派本山真宗院総門から、真宗院を出ました。
奥(西)に見える薮は、次回ブログで訪れる十二帝陵の一部です。
正面の住宅の右(北)側が、前回ブログの「深草聖天」嘉祥寺です。


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浄土宗西山深草派本山真宗院総門から道路に出て、南に向いています。
この道は、「深草紅葉散策」の後半のメインストリートです。
では、もう暫くこちらを南下しています。


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浄土宗西山深草派本山真宗院の前から、約50m南下しました。
ここで、筋違いの十字路に出ます。
この道は一見突き当たっていますが、本当は1km以上続きます。
ただ「深草紅葉散策」では、これ以上南下しません。


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今度は十字路から、西に向きました。
ここからは、こちらに進みます。


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先程の十字路から、西に進んでいます。
すると、JR奈良線の車両が横切りました。
ときどき出てきましたが、「深草紅葉散策」は
JR奈良線の線路沿いに進んできました。


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先程の十字路から、約50m西に進みました。
では、JR奈良線の踏切の手前で右(北)に向きます。


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JR奈良線の踏切の手前(北側)で、北に向きました。
こちらが、十二帝陵の正面です。
12名の天皇の陵墓です。
鎌倉時代~室町時代の陵墓ですから、仏教式のお墓です。
ここからこちらにお参りしますが、もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は、十二帝陵にお参りして帰宅します。
次回が、2021年最後のウチのブログです~

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第802回 十二帝陵に参拝~深草紅葉散策2021~その11

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第791回ブログから、約2㎞南下して、こちらまでやって来ました。
ここから東に進むと、十二帝陵に辿り着きます。
今回は十二帝陵参拝後、電車に乗って帰宅します。
撮影日は、2021年11月21日日曜日午後4時15分。
今回で、「深草紅葉散策」が終了します。
また今回が、2021年最後の更新です。


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先程の位置より東側に、こちらの表札が立っています。
十二帝陵には、鎌倉時代の後深草天皇から
安土桃山時代の後陽成天皇まで12名の天皇が眠っておられます。


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先程の位置から、約50m北上しました。
こちらが、十二帝陵です。
ただこれより先は、原則非公開です。
中には先述の12名の天皇と2名の皇族のお墓がいらっしゃいます。
前回ブログで訪問した真宗院に後深草天皇が埋葬されたのですが、
その後歴代天皇がこちらに埋葬されまして、
それで十二帝陵が構成されました。
明治天皇陵、大正天皇陵、昭和天皇陵は神道式の円墳なのですが、
それ以前の天皇陵の大半が仏教式のお墓です。
ですから、こちらのお墓も仏教式です。


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十二帝陵に背を向け、南に向いています。
では、十二帝陵を出て、アスファルトの道に戻ります。


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十二帝陵から約50m南下して元の位置まで戻り、西に向きました。
では、このJR奈良線の踏切を渡りさらに西に進みます。


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JR奈良線の踏切から、西を向いています。
右(北)側に、古民家が見えますね。
形式から、京町家ではないことが分かります。


802-7.jpg
十二帝陵から、約50m西に進みました。
これで、こちらの道が突き当たります。
取り敢えず、その突き当りまで西に進みます。


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その突き当りで、南を向いています。
約30m先に、小さな寺院が見えますね。


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こちらが、その小さな寺院浄土宗西山深草派地福寺です。
前回ブログの真宗院第2代住職真空如円が隠居後に、
こちらの開基となりました。
要するに、その真宗院の塔頭寺院です。
(詳細は、第136回ブログ参照)


802-10.jpg
今度は地福寺の前で、北を向きました。
ここからは、こちらを北上します。


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地福寺から約30m北上して、先程のT字路まで戻ってきました。
もう少しだけ、こちらを北上します。


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先程の位置から、さらに約20m北上しました。
ここでこの道は、十字路に出会います。
ここをさらに北上すると、瑞光寺への近道です。


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その十字路で、西に向いています。
こちらの道も、名称がありません。
ここからは、こちらを西に進みます。


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先程の十字路から、西に約100m進みました。
この辺りから、この道は急に道幅が広くなります。


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先程の位置から、約100m西に進みました。
こちらに、愛徳修道院があります。
キリスト教カトリックのシスターを養成されている学校法人です。


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その愛徳修道院の前で、西を向いています。
愛徳修道院の西隣は、京都聖母女学院です。
こちらから見えるのは、体育館でしょうか?


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愛徳修道院から、さらに西に約100m進みました。
ここで今まで歩いてきた道が、本町通で突き当たります。


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その道の突き当りで、本町通を北に向いています。
辺りを見回すと、完全にシャッター商店街です。
……よく考えてみると、この日(2021年11月21日)は日曜日でした。
ですから、どこのお店も開いていません。
ここから本町通を約800m北上すると、JR奈良線「稲荷」駅です。
「深草紅葉散策」を11回連載してきましたが、
その程度の距離しか移動していません。


802-19.jpg
同じ位置で、本町通を南に向きました。
こちら側の商店も、どこも閉まっていました。
次は、、ここから本町通を南下していきます。


802-20.jpg
先程の位置から、本町通を約30m南下しました。
こちらで本町通は、第二軍道と交差します。


802-21.jpg
本町通から、第二軍道が西に伸びています。
戦前この辺りには、大日本帝国陸軍第16師団が配備されていました。
この西側の師団街道沿いに第16師団の練兵所があって、
この本町通沿いに司令部庁舎がありました。
この間を所属兵士が毎日往復したわけですが、
「京阪電鉄の踏切待ちが面倒だ」
と第16師団からのクレームを受けて、第一軍道と第二軍道、
第三軍道、第四軍道の琵琶湖疎水に架かる橋が延長され、
京阪電鉄の線路を跨ぐようになりました。


802-22.jpg
第二軍道から、本町通を南に向いています。
では、こちらを南下していきます。


802-23.jpg
第二軍道と本町通の辻の南東角に、カトリック伏見教会があります。
隣接の京都聖母女学院を運営している母体ですね。
この日は日曜日でしたので、ちょうどミサが行われていました。
あまり大きくない教会ですから、信者さんたちが入り切れず
屋外にもたくさんの方々が並んでおられました。


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カトリック伏見教会の向かい(西)側に、京都深草郵便局がありました。
ただこの日は日曜日でしたから、閉まっていました。


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カトリック伏見教会の南隣に、京都聖母女学院の校門があります。
京都市を代表するミッションスクールの1校です。
(他に、ノートルダム女学院と同志社女学園があります)
こちらから見える校舎がとても立派ですが、
元々は大日本帝国陸軍第16師団の司令部庁舎でした。
この日は日曜日でしたから、中はほとんど誰もいません。
校門の飾り物は、クリスマスに向けてのものでしょうね。


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京都聖母女学院校門の前で、本町通を南に向いています。
さらにここから、本町通を南下します。


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京都聖母女学院校門前から、本町通を南下しています。
この辺りは商店街なのですが、
自動車は通るものの通行人を誰も見掛けません。
第127回ブログと比べても、だいぶ違います。


802-28.jpg
さらに、本町通を南下しています。
左(東)側のお米屋さんは平日開いている形跡があるのですが、
周囲のお店の中には数カ月空いた形跡がないものもあります。
2021年3月に散策した鞍馬口通の商店街も
かなりのお店が閉店していましたが、
本町通の商店街もだいぶお店が減ってきたのかもしれません。


802-29.jpg
西に進む道から、本町通を約300m南下しました。
本町通に高架が架かっていますが、こちらは名神高速道路です。


802-30.jpg
名神高速道路の高架の手前で、本町通から西に向きました。
名神高速道路の高架下のテナントが、全て閉まっていました。
こちらは、化粧品店、美容院、薬局、喫茶店が並んでいました。
自分は京都市立藤森中学校卒で、当時はここが自分の遊び場でした。
薬局はともかく、美容院や喫茶店が日曜日に閉めるとは思えません。
やはり、この辺は全部営業を止められたのでしょうね。


802-31.jpg
本町通から、名神高速道路沿いに約50m西に進みました。
こちらで、この道は琵琶湖疎水に突き当たります。
琵琶湖疎水の向かい(西側)岸に、京阪電鉄「藤森」駅が見えます。


802-32.jpg
琵琶湖疎水の河岸まで来て、北を向きました。
ここからは、この橋を渡ります。


802-33.jpg
その橋を渡って、琵琶湖疎水西岸に来ました。
橋を下りたところに、京阪電鉄「藤森」駅があります。


802-34.jpg
遂に、京阪電鉄「藤森」駅に到着しました。
では、ここから「東福寺」駅に向かって
JR奈良線に乗り換えて京都駅に戻ります。
……という設定で、本当はこのまま京阪電鉄「七条」駅まで乗って
そのまま帰宅しました。

これで「深草紅葉散策2021」編を終了します。

~次回は、初詣に出かけます~

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ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
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このブログで,
本当に京都に来たような
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「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
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実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
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バス停や駅の位置以外に、
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「京都市バス検索」
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市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
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そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
いただきました。

「ひまわりパパの
ときたま日記」
ご家族のことを書かれた
ブログです。
こちらも
許可をいただいて
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「アマランサス☆
だいあり~」
いろいろなことを
書かれたブログです。
こちらも、
許可をいただいて
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「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
許可をいただいて、
リンクさせて
いただきました。

「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
観光ブログです。
「幼児連れで
便利な店と
不便な点」を
詳しく
書かれています。
こちらは、
自分がお願いして
リンクさせて
いただきました。

「京都パワースポット
体験」
京都の様々な情報を
連載されています。
こちらも、
許可を頂いて
リンクをしました。

「京都散歩
日々の出来事と
三毛猫ブログ」
飼い猫と京都観光地の
様子を書かれた
ブログです。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

「京都に夢中!
古都・京都
お祭りナビ」
これから始まる
京都のお祭りや
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情報が載っています。
こちらも許可をいただいて
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布袋山保存会
祇園祭前祭の布袋山の
サイトです。
宵山でここに訪れて、
ここの方と親しくなって、
そのまま相互リンク
することにしました。

One-Shot Photo Blog
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写真家さんが
運営されています。
こちらからお願いして、
リンクさせて
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「春夏秋冬 京のくらし」
京都の季節の様子や
ご自身が経営されている
カフェの様子を
書かれたブログです。
この度、相互リンクさせて
いただきました。

☆カテゴリ
これまでの記事を
テーマ別に分けました。
記事は順番通り
並んでいますので、
観光コースをそのまま
追いかけられます。

「京のお店 今日のお品」
緊急事態宣言後の
京都市街地で
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頑張っておられる
さまざまなお店と
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「未分類」
京都を書いては
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他の「道ブログ」とは
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「ここって、
何のブログなの?」
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「限定公開」
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うちの家族の
個人情報満載なので、
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東京に行った記事です。
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「京都」
どのカテゴリにも
入らない記事です。

「京都サンガ」
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ウチの近所なので、
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ウチの氏神様です。
初詣など
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独立させました。

「清水寺から平安神宮」
京都の東山周辺です。
京都観光の
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考えておられる方は、
ここをご覧ください。

「京都紅葉散策」
紅葉の季節にあちこち
散策してきました。
毎年11月23日に行く
紅葉散策は含まれません。
そういうものに含まれない
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「京都桜案内」
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花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
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八坂神社・建仁寺など
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「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
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「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
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京都市内各地のお祭りを
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「松尾散策」
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松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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