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第95回 滝口寺、祇王寺~紅葉の嵯峨野嵐山散策~その7

トラブル発生!
滝口寺や祇王寺の辺りでカメラのバッテリー切れのサインが出ました!
この日は曇り空で薄暗く、昼間でもフラッシュを大量に炊きましたし、
しかも、この辺りは木陰の中にありますし、
だんだん日も傾いてきましたし……
ここからは、残り枚数との戦いになってきました。


95-1.jpg
壇林寺の門の前で、西を向いています。
ここから急に道が細くなって、ますます山道になります。
今回は、この先の滝口寺と祇王寺に向かいます。
撮影日は、2012年11月23日金曜日勤労感謝の日午後4時。
そろそろ日が傾いてきました。


95-2.jpg
山道は、約50mで突き当ります。
この石碑は、その突き当りにあります。
ひらがなの草書で、「ぎおうじ」と書いてあります。
カエデの木が生い茂ってだいぶ暗いので、
かなり読みにくいですが……


95-3.jpg
石碑の位置から西を向きました。
行列ができているのは、祇王寺の門です。
バッテリー切れ間近なのですが、
こう暗いとフラッシュを焚かずにはいられません。


95-4.jpg
祇王寺の門から、さらに西に約10mでこの山道は終わります。
この先には滝口寺があるのですが、先ずはそちらに向かいます。


95-5.jpg
では、滝口寺の門から中に入ります。
こちらは、祇王寺ほど混んでいません。


95-6.jpg
門の左側に、新田義貞の首塚があります。
新田義貞は後醍醐天皇の命で鎌倉に攻め込み、
鎌倉幕府を直接滅ぼした人物です。
後に、足利尊氏と戦って戦死しました。
その後新田義貞は首をはねられ
京都市街でその首をさらされたのですが、
妻の勾当内侍(こうとうないし)がその首を持ち去り、
ここに墓をたてたそうです。


95-7.jpg
新田義貞の首塚の脇に、勾当内侍の供養塔があります。
これはお墓ではないので、遺骨はここにはありません。
勾当内侍は、新田義貞の首塚をたてた直後に
琵琶湖で投身自殺しています。
お墓は琵琶湖畔の滋賀県大津市堅田にあります。


95-8.jpg
新田義貞の首塚の前から反対側を見ています。
右側が、先ほど入った門です。
正面の山道を上り、滝口寺の本堂へ続きます。


95-9.jpg
この山道は、蛇行しながら20mほど続きます。
山道の一番上に、滝口寺の本堂があります。
寺院の本堂というよりは、小倉山にある山荘ですね。
(こういうところに住みたいものです)

滝口寺は、もともと往生院三宝寺といいました。
平家物語にも出てくる平清盛の家臣滝口入道所縁の寺院です。
(「入道」とは出家した人という意味です)
横笛と呼ばれた女官との悲恋で有名な方です。
明治時代の廃仏毀釈で一旦廃寺になりますが、
その後再興され「滝口寺」と改名しました。
ご本尊のような仏像が見えませんが、
正面奥に滝口入道と横笛の木像が並んでいます。


95-10.jpg
少しこの辺りを散策します。
小倉山の大半が竹藪なので、ここも竹林が見えます。
この石塔は滝口入道と平氏一門の供養塔です。


95-11.jpg
滝口寺の一番奥に来ました。
ここは、小松堂です。平清盛の子の平重盛を祀っています。
滝口入道が平清盛の家臣であったせいか、
ここには平氏関連施設が多くあります。


95-12.jpg
ここ滝口寺は、小倉山の斜面にあります。
細い坂道をあちこち移動しながら
山の風景を楽しむことが、ここの醍醐味ですね。


95-13.jpg
一通り回ったので、山道を降りていきます。
向こうに見えるのは、門と拝観料を払うところです。
よく見ると、その先に新田義貞の首塚の一部が見えます。
では、滝口寺を出ます。


95-14.jpg
滝口寺の門を出ました。
目の前に、祇王寺に入ろうとする方々の行列が並んでいます。
まぁ光厳院や二尊院と比べたら短いので、今からここに並びます。


95-15.jpg
門を入ったところで、拝観料を払います。
では、いよいよ祇王寺の中に入っていきます。


95-16.jpg
拝観料を払ったところに、白い猫がいました。
細くて小さくて、まるでイタチですね。
実はかなり速く移動するので、何枚も失敗してしましました。
(あぁ、写真の残量が……)


95-17.jpg
祇王寺の境内に入ってきました。
この辺りは日陰なので、それほど紅葉が濃くありません。
寺院の中なのですが、ここは小倉山の中でもあります。
滝口寺同様、寺院というよりは「山荘」にいる気がします。
この写真は、クリックすると拡大されます。


95-18.jpg
祇王寺の境内を約半周しました。
この辺りの紅葉は、多少色濃いですね。
向こうに見える茅葺家屋が本堂です。
この写真も、クリックすると拡大されます。


95-19.jpg
今度は本堂側から先ほどいた場所を撮りました。
もう初冬と言っていいのですが、日が差さないと
この時期でもカエデが深緑のところもあります。
それが山深くにいる気分にさせてくれます。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


95-20.jpg
さらに、本堂側に振り返って撮りました。
本堂の吉野窓から、中が見えます。
窓の下に、先ほどの猫が走ってきました。
その時、大根を煮込む香りがしてきました。
中の方が夕餉の調理を始められたのでしょうか?
たぶんこの猫は、ここで飼われているのでしょうね。


95-21.jpg
この手水鉢の脇に、本堂の玄関がありました。
ここから中に入り、仏間の本尊を参拝しました。
本尊の大日如来以外にも、平清盛・祇王・祇女・刀自・仏御前の
木像が安置されています。

ここ祇王寺は滝口寺同様、もとは三宝院の境内の一部でした。
明治時代の廃仏毀釈でいったん廃寺になりますが、
大覚寺の住職らの尽力で、この地に再興されました。

祇王寺の由来の「祇王」は白拍子(踊り子)で、平清盛の愛人でした。
ところが、平清盛の心が仏御前という別の白拍子に移った途端
祇王は母刀自と妹祇女とともに邸宅から追い出されてしまいました。
その後、祇王は家族とともにここに移り住み出家します。
さらに、なぜか仏御前とも親しくなり
みんなで尼僧になって仲良く余生を過ごされたそうです。


95-22.jpg
ここは、本堂の前になります。
左の宝篋印塔は、祇王・刀自・祇女の墓です。
右は平清盛の供養塔です。(お墓ではないので、遺骨は入っていません)


95-23.jpg
では、祇王寺を出ます。
もう午後4時を大きく回りましたが、まだまだ参拝者はいるようです。


95-24.jpg
祇王寺の門の前から東を向きました。
この細い道を下って、とりあえず壇林寺の前に向かいます。
(前回ブログで、拝観した寺院です)


95-25.jpg
祇王寺の門から、東に約50m下ってきました。
壇林寺の前で、自動車が通れるほどの道幅になりました。
この辺りにはいろいろ小さな塚があったりするのですが、
写真残り枚数が気になるので撮りません……


95-26.jpg
さらに約50m東に下ってきました。左の石垣は、壇林寺の端です。
小倉山から市街地に戻ってきて、日が差してきました。
また、新しい民家がちらほら姿を表しました。


95-27.jpg
さらに東に約50m進み、蕎麦屋さんのT字路に戻ってきました。
(左側が、蕎麦屋です)
午後4時半近くになって、ガレージセールは閉店になっていました。
左(北)に進むと鳥居本や化野(あだしの)なのですが、
もう時間切れのようです。
念佛寺と大覚寺をあきらめて、このまま東に進みます。


95-28.jpg
東へと進んでいたこの道は、約50mで南にカーブします。
この辺りはおいしそうな茶店や洋菓子店が並んでいるのですが、
時間がないので全部あきらめて先に進みます。


95-29.jpg
さらに100m南で妙祐久遠寺に突き当たります。
そこでこの道は、また左(東)にカーブします。
すぐ先のT字路を南に曲がると、
前回ブログで行った二尊院の総門前になります。


95-30.jpg
そのT字路で東を向いています。
ここで右(南)を進むと、二尊院・落柿舎・常寂光寺へと行けます。
(今まで通ってきた道ですね)
今回は、このままこの道を東に進みます。
あと400mほどで、清凉寺に到着します。


95-31.jpg
さらに東に約50m進みました。
この辺りは古い民家が並び、独特の雰囲気があります。
この先100m進むと、道は東北東に曲がります。


95-32.jpg
東北東に進路をとってから、約50m進みました。
この辺りは、古くて大きな民家が続きます。
たぶん何代も住み続けていらっしゃるのでしょうね。
いつもは静かな道なのですが、
この時期はたくさんの人でにぎやかです。


95-33.jpg
さらに東北東に約50m進みました。
左(北)側に、慈眼道が見えます。
ここには、藤原定家の念持仏中院観音像が安置されています。
定家の子藤原為家がこの辺りの人々に渡したそうです。
以来、この念持仏はここに祀られています。


95-34.jpg
東北東に曲がってから、約150m進みました。
いよいよ清凉寺の門が見えてきました。
ただ、ここからは入りません。
その前に、寄りたいところがあります。


95-35.jpg
清凉寺の門の前から、南を向きました。左(東)側は清凉寺です。
この辺りは、自転車や人力車が多く走っています。


95-36.jpg
この南へ進む道は、約100mで突き当ります。
そこで、西側に宝筺院の門が見えます。
ここには、楠正成の子楠正行と
室町幕府第2代将軍足利義詮の墓があります。
もうすぐ閉まるので急いで入りますが、
それは次回にします。

~次回は、宝筺院と清凉寺などに寄った後、
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅から帰ります~


~追記~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
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生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
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「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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