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第874回 北観音山辻回し~祇園祭後祭山鉾巡行~その2

「京のお店 今日のお品」カテゴリートップに
進みたい方は、ここをクリックしてください。

873-39.jpg
前回ブログで四条通を西に去った橋弁慶山の町衆が、
「四条河原町」交差点を東に向かれて、
約900m先の八坂神社へ拝礼されています。
その直後から、くじ取らず順番固定の「曳山1番」北観音山が
河原町通を南下しています。
今回は、北観音山の辻回しを中心に掲載します。
撮影日は、2022年7月24日日曜日午前10時45分。
前祭同様、後祭も2022年の山鉾巡行は快晴の猛暑です。


873-40.jpg
前回ブログに登場した橋弁慶山は数人で担げる大きさでしたが、
「鉾」と同じ大きさの北観音山は30人ほど囃子手さんが同乗します。
つまり北観音山が近づくにつれ、祇園囃子の音色が近づいてきます。
ですから「鉾」同様30人ほどの曳手さんによって曳かれますが、
あくまで「山」ですから天頂部は鉾ではなく松の木が立ちます。
このような形式を「曳山」と言います。


874-1.jpg
「北観音山」と書かれた幟を掲げられる方が、
「四条河原町」交差点を左(西)に進まれます。
一方「四条河原町」交差点中央に数人の方々が集まり、
乾竹(竹を縦に割いて、細長い棒状にしたもの)が並べられています。
ここから、北観音山「辻回し」の準備が始まります。


874-2.jpg
北観音山が「四条河原町」交差点の中央に達する前に、
乾竹がきれいに並べられていきます。
このから竹の上に北観音山の前輪を載せて、
曳き手さんたちの力で強引に北観音山を方向転換します。
この行為を「辻回し」と言います。
ちなみにこの日(2022年7月24日)のように乾燥していれば、
乾竹の上に水をかけて前輪を滑りやすくします。


874-3.jpg
北観音山が、「四条河原町」交差点の中央にやって来ました。
すると北観音山の曳手さんたちが、自分たちの目の前に来られました。


874-4.jpg
北観音山の曳手さんたちは自分たちの間の前から、
四条通の西の方に移動されました。
今から「辻回し」によって、南向きの北観音山を西向きに変えます。


874-5.jpg
曳き手さんたちの準備が整うと、
北観音山中央下にいらっしゃる音頭取りの方々が
手に持たれた扇子を振りかざされます。


874-6.jpg
「えいやらや~」という音頭取りの方々による掛け声で、
四条通にいらっしゃる曳手さんたちが一斉に山を曳かれます。
すると、北観音山が約40°西へと曲がりました。


874-7.jpg
これで、北観音山の1度目の辻回しが終わりました。
北観音山は大きいので、大きな角度を回ると転倒します。
そのため、3度~4度これを繰り返します。
この段階では乾竹を追加されて、
北観音山がさらにこの先も曲がれるようにされています。
桶の中の水を乾竹にかけて、滑りやすくされています。


874-8.jpg
その作業の様子を大写ししました。
手慣れた様子で、乾竹を並べておられますね。
両端の音頭取りの方々が、
前輪を固定されておられる様子も見て取れます。


874-9.jpg
乾竹を並べ直されて、再び音頭取りの方々が扇子を振りかぶられます。
そして、音頭取りの方々が「えいやらや~」と声を掛けられます。


874-10.jpg
すると、北観音山がさらに30°曲がりました。
これで、合計70°曲がりました。
次の辻回しで、90°曲がるでしょうね。


874-11.jpg
また、乾竹を並び直される様子を大写ししました。
北観音山の囃子手さんたちは、この間も演奏を続けておられます。
「辻回し」の際には、リズムの早い激しい曲を演奏されていました。


874-12.jpg
乾竹を並べる作業が、まだ続いています。
この時点で辻回しが始まって、10分以上経ちました。
いろいろ意見があるでしょうが、
これは結構早いペースで作業をされていると思います。


874-13.jpg
乾竹を並べ終えて、最後の辻回しです。
音頭取りの方々が、「えいやらや~」と掛け声をかけられました。


874-14.jpg
すると、北観音山がさらに20°回転しました。
これで、北観音山が90°曲がりました。
これで、北観音山の辻回しが無事終わりました。
この間、北観音山の辻回しは約15分かかっていました。


874-15.jpg
とは言え、まだまだ後片付けが残っています。
北観音山で使われた乾竹は、北観音山の底に収納されます。
ちなみに北観音山には、楊柳観音が安置されています。
そのため、北観音山後部には柳の枝が付きます。


874-16.jpg
乾竹を収納し終えると、北観音山の辻回しが完全に終わりました。
すると音頭取りの方々が扇子を前に振りかざし、
「えいやらや~」と掛け声を揚げられます。


874-17.jpg
すると、北観音山が四条通を西に進まれます。
これで北観音山は、八坂神社御旅所方面に去って行かれました。


874-18.jpg
北観音山が「四条河原町」交差点を去った後は、
2022年「担ぎ山2番」浄妙山が登場しました。
平安時代末期の宇治川の戦いを描いた山ですね。


874-19.jpg
浄妙山の幟を持たれた方が、四条通を西に向いていかれます。
一方、浄妙山の町衆は「四条河原町」交差点を東に向いておられます。


874-20.jpg
浄妙山の町衆が、「四条河原町」交差点で東へ一礼されました。
これは、約900m先の八坂神社に拝礼されています。


874-21.jpg
浄妙山が、「四条河原町」交差点に入ってきました。
すると浄妙山の担ぎ手さんたちが、力を溜められます。


874-22.jpg
そして担ぎ手さんたちは、浄妙山を持ち上げられました。
担ぎ山は大きな車輪も付いていないので、こうして方向転換します。


874-23.jpg
浄妙山が、四条通を西に向いています。
曳山よりも小さな担ぎ山も小さな車輪がついているので、
ここからは担ぎ手さんたちが浄妙山を押していかれます。
浄妙山は宇治川の戦いで源義経側に立って戦った僧兵の
浄妙を表した山です。
浄妙が一番名乗り(戦で、最初に名乗ること。褒章が出ます)を
狙って味方の先頭に出た瞬間、
後方にいた僧兵の一来法師に頭上を飛び越されて、
一番名乗りを逃した物語を題材にしています。
「一生懸命頑張ったけれど、残念な結果で終わった」
そういうことを経験した人を讃えるちょっと変わった山です。


874-24.jpg
浄妙山が、四条通を西に進みます。
浄妙山は、飛び越える一来法師を頭に載せた変わった山です。
ちなみに、史実の一来法師はこの直後に切り殺されました。


874-25.jpg
浄妙山が四条通をに西に去った後、こちらの荷車が通り過ぎました。
この中には、熱中症対策の水などが入っておるのでしょうね。


874-26.jpg
浄妙山の後は、鯉山、鈴鹿山と続きます。
ただこの辺りが切りがよいので、今回はここまでです。

~次回は、南観音山の辻回し中心に掲載します~



~追記 その1~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
京都高島屋が、起点です。

~追記 その2~
ちょっと長くなりそうです
祇園祭後祭の山鉾巡行は、11基しかありません。
祇園祭前祭の半分以下ですからすぐ終わると思っていたのですが、
ブログ2回分使ってまだ3基しか掲載していません。
このペースなら、あと3回くらいあるかもしれません。
そうなると、神輿巡行まで9月中には終わりません。


~追記 その3~
正面から撮ろう その2
874-30.jpg
2022年9月19日月曜日のウチのネコです。
この日は大型台風14号が日本列島に上陸して、
この写真のころ京都市街地が暴風域に入りました。
ウチのネコは台風が大嫌いなのですが、今回は割と平気でした。
ちょうどカメラ目線だったので、慌ててカメラを構えました。
ところがシャッターを押す瞬間、
カメラから目線を外されてしまいました。

~追記 その4~
いつの間にか、終わっていました……
2022年9月23日に、男子サッカーの国際試合が幾つか行われました。
再来月から始まるW杯カタール大会に向けた練習試合です。
我らが日本代表は、アメリカ代表と対戦しました。
アメリカはイランと同じグループに入っており、
「イランと戦う前に、アジアと試合がしたい」というのが、
アメリカがこの試合に臨んだ理由です。
ただ東アジアと西アジアでは人種も文化も戦術も違うので、
正直参考にはならないと思います。
日本とすれば一試合でも多く経験したいところなので、
アメリカはちょうどいい練習台になってくれました。
結果は2-0で日本が快勝しましたが、
自分はこの試合を自分は見ていません……
自分はTVのEPG(画面に映る番組表)を週一で見るのですが、
その際にはまだ放送予定にこの試合が載っておらず、
結局どの放送局が試合中継するのか、わからないままでした。
実はアメリカのサッカーも大好きなので、
本当は楽しみにしていたのですが……
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「京都駅前散策」
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「蹴上・鹿ヶ谷散策」
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散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
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散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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