fc2ブログ

第877回 鷹山初めての辻回し~祇園祭後祭山鉾巡行~その5

「京のお店 今日のお品」カテゴリートップに
進みたい方は、ここをクリックしてください。

876-40.jpg
前回ブログで、2022年祇園祭後祭に巡行した担ぎ山は
すべてこの「四条河原町」交差点を通過しました。
残るは「曳山」最後尾の鷹山と巡行最後尾の大船鉾です。
今回ブログでは、このうち鷹山の辻回しを掲載します。
今年(2022年)に復活した曳山ですね。
撮影日は、2022年7月24日日曜日正午。
実は、鷹山が河原町通を通過するのは史上初です。


877-1.jpg
「鷹山」と書かれた幟を持たれた方が、
「四条河原町」交差点に入って来られました。
その後に、鷹山の町衆の方々が続きます。


877-2.jpg
「鷹山」と書かれた幟を持たれた方が、四条通を西に進まれます。
その後ろで、鷹山の町衆の方々が沿道に手を振られていますね。


877-3.jpg
そして、満を持して鷹山が河原町通を南下しています。
この時点で気付いたのですが、
他の山鉾と比べて曳き手の方々が多いですね。
通常は30人ほどで曳かれるのですが、
その倍くらいいらっしゃいます。


877-4.jpg
河原町通を南下して、鷹山が「四条河原町」交差点に入ってきます。
……のですが、ほかの曳山と比べてかなり大きいですね。
実は鷹山の高さは通常の曳山と同じくらいなのですが、
横幅が他の曳山より極端に広いです。
この鷹山は、祇園祭の曳山では前祭後祭通じて最大です。
(山鉾の最大は、前祭の月鉾です)


877-5.jpg
鷹山が、「四条河原町」交差点中央まで入ってきました。
こうして見ると、やはり曳手の方々が多いですね。
ただ、この時点でまだ交差点内に乾竹を並べられていません。
北観音山など、通常は曳山が交差点に入る前に乾竹を並べられます。
まぁ細かい手順は山鉾単位で違いますので、
これが鷹山町衆の流儀なのかもしれませんが、
もしかすると単なる「うっかり」かもしれません。
何しろ、鷹山の山鉾巡行は約200年ぶりのことです。
鷹山自体はほぼ最古の曳山なのですが、
1826年の大雨で装飾品が汚損してしまいました。
それ以降、昨年(2021年)まで宵山だけの参加となりました。
それが骨組みの木材と装飾品を新調して、
今年(2022年)約200年ぶりに鷹山が巡行に復活しました。


877-6.jpg
その時点で、鷹山の前輪近くを大写ししました。
前輪を車止めで、固定されていますね。
その前輪を滑らす乾竹が、まだ設置されていません。
ここから、慌てて鷹山の辻回しの準備が始まります。


877-7.jpg
鷹山の町衆の皆さんが辻回しの準備をされている間、
鷹山の真木の一部を大写ししました。
松の木の枝に、木造の鷹が留まっています。
鷹山は、在原行平鷹狩をする様子を描いています。

~2022年10月6日木曜日訂正~
今回ブログのコメント欄にある通り、
どうやらこちらの木造は鷹ではなく、雉のようです。
お詫びして、訂正します。


877-8.jpg
さて、だいぶ乾竹が敷き詰められてきました。
鷹山の町衆は乾竹を敷き詰める作業が、
他の曳山や鉾より早い気がします。

鷹山の上に数十人の囃子手さんたちが同乗されています。
こちらの方々が祇園囃子を演奏されているのですが、
ここまでゆっくりした曲調だったのが、
この辺りから早いテンポの激しい曲調に変わりました。


877-9.jpg
交差点に乾竹が敷き詰められる間、
曳手の皆さんはちょっと手持無沙汰です。

よく考えたら、鷹山が河原町通を南下したのは史上初です。
1962年まで祇園祭山鉾巡行は河原町通ではなく、
寺町通を通っていました。
ですから、今回(2022年)「四条河原町」交差点で
鷹山が辻回しを行うのは、史上初です。


877-10.jpg
どうやら、乾竹を敷き詰め終わったようです。
鷹山の曳手の皆さんが、河原町通から四条通に移動されました。


877-11.jpg
四条通に移動された鷹山の曳手の皆さんが、
「四条河原町」交差点の西側に回られました。
この位置から曳くことで、鷹山を南向きから
西向きに方向転換されます。
このことを「辻回し」と言います。


877-12.jpg
鷹山の手前に乗る音頭取りの方々が、掛け声を挙げられます。
「えいやらや~」
すると声に合わせて、曳点の皆さんが左(西)側から鷹山を曳きます。


877-13.jpg
そして、鷹山が西に40°曲がりました。
これで、1回目の鷹山の辻回しが終了しました。
辻回しを急激に行うと、曳山は転倒してしまいます。
そこで通常辻回しは、3回にわたって行います。


877-14.jpg
1回目の辻回しが終わった直後に、鷹山正面を大写ししました。
再び辻回しを行うために、乾竹が敷き詰め直されています。
さらにその乾竹を滑りやすくするために、
その乾竹に水を撒いておられます。
今度は音頭取りの方々が、鷹山の前輪を固定されていますね。


877-15.jpg
鷹山前輪の周囲で、乾竹が敷き詰め直されました。
間もなく、2回目の辻回しが始まります。


877-16.jpg
そして鷹山の音頭取りの方々が、扇子を振り翳し声を掛けられます。
「えいやらや~」
すると曳手の皆さんが右(西)側から鷹山を曳かれ、
さらに鷹山が西に傾きます。


877-17.jpg
すると、鷹山がさらに20°西に曲がりました。
これで鷹山は、合計70°西に曲がりました。
「四条河原町」交差点での鷹山の辻回しは、あと1回です。


877-18.jpg
鷹山の町衆の皆さんは乾竹を並べるのが早くて、
今度は自分が大写しする前に乾竹を並べ終えられたようです。
この時点で、もう音頭取りの方々が扇子を振り被っておられます。


877-19.jpg
「えいやらや~」
音頭取りの掛け声で、曳手の皆さんが
一斉に鷹山を交差点の右(西)側から曳かれます。
すると、鷹山は20°西に傾きました。
これで鷹山は合計90°西に曲がり、完全に西に向きました。
これで、鷹山の「四条河原町」交差点での辻回しは終わりです。
初め手間取られましたが、乾竹を並べる作業が早いため
結局ほかの曳山と同じ約15分で辻回しを終えられました。


877-20.jpg
とは言え、このまま鷹山がすぐに
「四条河原町」交差点を去ることはできません。
今まで敷き詰めていた乾竹を放置できませんし、
「四条新町」交差点でまた辻回しをしなければなりません。
ですから、今まで使っていた乾竹を鷹山下部にある
収納スペースに収めます。


877-21.jpg
それから数分後、乾竹を鷹山下部に収納し終えました。
ここで、町衆の皆さんが「四条新町」交差点から
四条通を西に移動されていきます。


877-22.jpg
鷹山の後片付けも、終わりました。
この辺りから、祇園囃子がテンポの速い曲調から
通常のゆっくりとした曲調に変わりました。
あとは、四条通を西に進むだけですね。


877-23.jpg
「えいやらや~」
鷹山の音頭取りの方々が、その掛け声とともに
扇子を前方に差し出されました。
すると、鷹山は四条通を西に進みました。


877-24.jpg
鷹山が、「四条河原町」交差点から四条通を西に去っていきます。
一方、河原町通の北側から祇園祭後祭山鉾巡行の最後尾
大船鉾が姿を現します。


877-25.jpg
2022年祇園祭後祭山鉾巡行の最後を飾るのは、大船鉾です。
こちらも、くじ取らすの順番固定です。
ただこの辺りで切りがいいので、今回はここまでです。

~次回は、大船鉾辻回しを掲載します。
次回で、2022年祇園祭山鉾巡行の掲載が終わります~


~追記 その1~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
「四条河原町」交差点南西角の京都高島屋が、起点です。

~追記 その2~
残るは、大船鉾のみです
今回ブログで、鷹山が「四条河原町」交差点を通過しました。
この時点で、山鉾巡行の残りは大船鉾のみです。
つまり、次回で祇園祭後祭山鉾巡行編が終了します。
その後は祇園祭後祭神輿巡行を連載して、
それが終われば、2022年の祇園祭の記事はすべて掲載終了です。
それから暫く、京のお店 今日のお品を連載します。
まぁ次々回ブログも、「京のお店 今日のお品」を掲載予定です。
(神輿巡行の前に、1回「京のお店 今日のお品」を掲載します)
関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 京都道案内
ジャンル : 地域情報

コメントの投稿

非公開コメント

No title

松の上の鳥は、雉ですよ

Re: No title

初めまして?
コメント、ありがとうございます。

そうなんですね、雉なんですね。
「鷹山だから、鷹なんだろうな」
初めて確認したとき、そう思いました。
やはり、安易だったのですね。
まぁ鷹にしては緑色の部分があるので、
なんか変だなとは思っていました。

ご指摘、ありがとうございます。
検索フォーム
プロフィール

ぴのぴな

Author:ぴのぴな
ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
そんな気分を
味わってください。

リンク・カテゴリの説明
いい加減複雑になったので、
サイドバーの説明をします。
☆リンク
「京の天気」
京都市内の今の天気と
天気予報が分かります。

「京都桜100景」
ブログ用に
今まで撮った写真に
新たに撮ったものを加え
独断と偏見で桜の名所を
100選びました。
少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
ポイントを書きました。
実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
これで分かります。

「京都市バス検索」
系統(「5系」とか)別に
市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
いただきました。

「ひまわりパパの
ときたま日記」
ご家族のことを書かれた
ブログです。
こちらも
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「アマランサス☆
だいあり~」
いろいろなことを
書かれたブログです。
こちらも、
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
許可をいただいて、
リンクさせて
いただきました。

「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
観光ブログです。
「幼児連れで
便利な店と
不便な点」を
詳しく
書かれています。
こちらは、
自分がお願いして
リンクさせて
いただきました。

「京都パワースポット
体験」
京都の様々な情報を
連載されています。
こちらも、
許可を頂いて
リンクをしました。

「京都散歩
日々の出来事と
三毛猫ブログ」
飼い猫と京都観光地の
様子を書かれた
ブログです。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

「京都に夢中!
古都・京都
お祭りナビ」
これから始まる
京都のお祭りや
イベントの
情報が載っています。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

布袋山保存会
祇園祭前祭の布袋山の
サイトです。
宵山でここに訪れて、
ここの方と親しくなって、
そのまま相互リンク
することにしました。

One-Shot Photo Blog
北関東と東京の下町の
写真ブログです。
自分の大ファンの
写真家さんが
運営されています。
こちらからお願いして、
リンクさせて
いただきました。

「春夏秋冬 京のくらし」
京都の季節の様子や
ご自身が経営されている
カフェの様子を
書かれたブログです。
この度、相互リンクさせて
いただきました。

☆カテゴリ
これまでの記事を
テーマ別に分けました。
記事は順番通り
並んでいますので、
観光コースをそのまま
追いかけられます。

「京のお店 今日のお品」
緊急事態宣言後の
京都市街地で
コロナ騒動下でも
頑張っておられる
さまざまなお店と
その商品を
紹介して宣伝します。

「未分類」
京都を書いては
いるのですが、
他の「道ブログ」とは
趣旨が違うものが
入ります。

「ここって、
何のブログなの?」
このブログの説明です。
記念すべき第1回です。

「限定公開」
パスワードがないと、
閲覧できません。
うちの家族の
個人情報満載なので、
こうなりました。
京都サンガの応援に、
東京に行った記事です。
(国立競技場と明治神宮)

「京都」
どのカテゴリにも
入らない記事です。

「京都サンガ」
Jリーグクラブの
京都サンガの 試合観戦や
イベントの様子を
記事にしました

「東福寺と泉涌寺」
ウチの近所なので、
一番よく行きます。

「伏見稲荷大社」
ウチの氏神様です。
初詣など
こちらも多くなります。

「ゑびす神社」
毎年参拝しているので、
独立させました。

「清水寺から平安神宮」
京都の東山周辺です。
京都観光の
一番有名なコースです。
これから京都観光を
考えておられる方は、
ここをご覧ください。

「京都紅葉散策」
紅葉の季節にあちこち
散策してきました。
毎年11月23日に行く
紅葉散策は含まれません。
そういうものに含まれない
短いものを集めました。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
サイトやブログのリンク
シリーズごと読むなら、こちらから
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
ブログの訪問者数
 
現在の訪問者数
現在の閲覧者数:
カレンダー
01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -
RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ランキング参加バナー
ブログ村ポイント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: