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第105回 節分の千本ゑんま堂

何日かたってしまいましたが、節分です。
毎年違うところに行こうと思うのですが、
今年は千本通をウロウロしました。
二か所回りましたが、今回は千本ゑんま堂の記事を書きます。


105-1.jpg
京都駅から水族館方面の206系市バスに乗って、
「乾隆校」バス停に着きました。
ここから北上して、「千本ゑんま堂」を目指します。
撮影日は、2013年2月3日日曜日午後3時半。
小春日和の一日でした。


105-2.jpg
バス停を少し北に行くと、称福寺がありました。
浄土宗の寺院らしいのですが、詳細は分かりません。


105-3.jpg
称福寺は、千本寺之内交差点の南西角にあります。
この辺りの千本通は、
西側歩道がアーケードのある商店街になっています。


105-4.jpg
千本通から寺内通を西に向いています。
この道は、蛇行しながらこの先で廬山寺通と合流します。
ちなみに、東に進むと相国寺の門の前に出ます。


105-5.jpg
千本寺之内の交差点から、千本通を北に少し進みました。
この餅屋さんは、文字通り「大福」といいます。
千本通は今は京都の西の方にある通りですが、
平安京のころは「朱雀大路」といい、
ここが京都の中央の通りでした。
(つまり、平安時代より京都は東にずれています)


105-6.jpg
この辺りの千本通は、少し西にカーブしています。
この辺りだけ見ると上千本商店街はシャッター商店街ですが、
平日はもっと賑やかなところです。
(日曜日は、普通の商店は閉まってしまいます)


105-7.jpg
さらに北にある商店が入っている商業ビルも閉まっていましたが、
この洋菓子店はこの日も開いていました。
時期的に、バレンタイン一色ですね。


105-8.jpg
その洋菓子店が入っている商業ビルの北隣が、
引接寺(いんじょうじ)、通称「千本ゑんま堂」です。
「乾隆校」バス停から、北に約100mといったところです。


105-9.jpg
引接寺の入り口を入ったところに、
「千本ゑんま堂会館」があります。


105-10.jpg
「千本ゑんま堂会館」の上に、閻魔大王の像がありました。
やはり、ここの象徴ですね。


105-11.jpg
その西側に、引接寺の本堂があります。
撮影許可をいただいて、今からここに入っていきます。


105-12.jpg
本堂の入り口に、このようなお地蔵さんがいらっしゃいました。
北側は、頭にこぶを作って笑っておられます。


105-13.jpg
本堂の入り口の南側にも、お地蔵さんがいらっしゃいます。
こちらの方は、こぶを作って泣いておられます。


105-14.jpg
笑っておられるお地蔵さんの脇に大きな釜があって、
その中でコンニャクを炊いていました。
このコンニャクは縁起物なので、後でいただきます。


105-15.jpg
本堂の中に入ると、正面に大きな香炉がありました。
中央に、梵字か書かれています。
これは「マン」と読み、文殊観音を意味します。


105-16.jpg
その香炉の上部です。
こちらにはお金を払うと線香をあげられるので、
自分もここに線香をあげました。


105-17.jpg
ついでにさらにお金を払って、(どちらも50円です)
蝋燭もあげました。


105-18.jpg
香炉の向こうに、「べんつるさん」がいらっしゃいました。
こちらにもお参りして、とりあえず足をさすりました。


105-19.jpg
「べんつるさん」の向こうに、ご本尊の閻魔大王がいらっしゃいます。
地獄で死者を極楽か地獄かどちらに行くか決める方ですね。
この日は節分なので、たくさんの僧侶が祈祷をされています。
また、参拝者も多くいらっしゃいました。
引接寺は、小野篁(おののたかむら)が開山したと伝えられています。
小野篁は、六原の「六道珍皇寺」を建立した人でもあります。
引接寺周辺は平安時代に「蓮台野」と呼ばれていて、
六原同様「野辺送り」(葬式)や埋葬が行われたところでした。
小野篁は、地獄とこの世を行き来したと言われる伝説のある人で、
この人が建立した寺院はいずれも「地獄信仰」が信じられています。
(善い行いをしないと地獄に落ちると教え、死後の安寧を祈る宗派)


105-20.jpg
閻魔大王をアップにしました。
もともとは小野篁製作の像が安置されていたそうですが、
応仁の乱で焼失して、今の像は1488年に製作されたものです。
この写真は、クリックすると拡大されます。


105-21.jpg
北側の壁に、地獄絵図と思われる物が掛けてありました。
法話などの際に使われるのでしょうか?


105-22.jpg
閻魔大王の北側には、「司命尊」がいらっしゃいました。
死者の生前の記録を付け、それを閻魔大王に報告します。


105-23.jpg
南側には、「司録尊」がいらっしゃいます。
閻魔大王の裁判の記録を付ける方ですね。


105-24.jpg
「司録尊」のさらに南側に行ってみます。本堂から少し出ます。
寺務所があり、いろいろなものを売っていました。


105-25.jpg
本堂の脇に、このようなものがありました。
地獄の鬼と子供が一緒に遊んでいる彫刻です。


105-26.jpg
左端をアップにしてみました。
一番端にいらっしゃるのは、おそらく大地蔵菩薩ですね。
それでは、本堂に戻ってコンニャクをいただきます。


105-27.jpg
400円払って、コンニャクを本堂の中でいただきます。
(本堂の参拝者とコンニャクを食べる人とでごった返しています)
これは痛風封じの縁起物で、昆布出汁で煮込んであります。
かなりの薄味ですが、自分はこのくらいの塩加減が好きです。
これも縁起物の昆布茶と一緒に頂きます。
なかなかおいしかったので、家族の土産用も買いました。
(こちらは、500円でした)


105-28.jpg
では、本堂から外に出ます。


105-29.jpg
本堂の北側に、鐘楼があります。
盂蘭盆会や除夜の鐘に使われます。
南北朝時代にできたものを今も使っています。


105-30.jpg
鐘楼の西側に、「普賢象桜」の木があります。
染井吉野ではありませんので、開花時期は4月半ばくらいになります。
その向こうの石塔は、「紫式部の供養塔」です。
その周辺は、墓地になっています。


105-31.jpg
鐘楼の前は駐車場になっています。
ここから見ていると、次々と参拝者が来られるのが分かります。
では、ここを出て千本通に戻ります。


105-32.jpg
引接寺の前から、千本通を南に向いています。
今から、ここを南に進みます。


105-33.jpg
先ほどの洋菓子店の前に、横断歩道があります。
今度はここを渡って、千本通の東側を通ります。


105-34.jpg
その横断歩道を渡ったすぐ先に、「乾隆校前」バス停があります。
ちょうどバスが停まっています。
ただ、今回はまだまだ帰らずにもう少しこの辺りを散策します。
しかし、それは次回とします。

~次回は、釘抜き地蔵の節分会に行きます~



~追記~
実は、最初は吉田神社に行こうと思ったのですが、
前回ブログ取材中から小野篁づいていたので、
今回の企画を思いつきました。
この辺りは、商店街あり寺院がありでなかなか面白いので。

~追追記~
京都駅から「千本ゑんま堂」へは、
駅北側市バスターミナルから水族館経由の206系市バスに乗り、
(約30分)「乾隆校前」バス停で降り、北に徒歩約100mです。

周辺地図を貼り付けますので、ここをクリックしてください。
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非公開コメント

こんにちは

「ゑんま堂」は行ったことありません~
閻魔様の像がリアルですね^^
ただ、千本通りは好きな通りで
古いお店さんが色々あって楽しいです♪

No title

こんばんわ。
ゑんま堂って、乾隆校前から行くんですね。
以前、称念寺(猫寺)に行くのに、そこで降りたことあります。
えんま様の像、すごい迫力ありますね。
一度行ってみたいと思います。
確か、上賀茂神社へ行くバスでしたよね?
来週辺り、烏丸に行く用事があるから、行ってみようかな。

Re: こんにちは

あっさむさん、こんにちは。
たびたびコメント、ありがとうございます。

ゑんま堂がある蓮台野は
もともと化野や鳥辺野(音羽トンネル付近)同様、
死体放置場だったわけですが、
千本通の由来もこの辺りに卒塔婆が
「千本」くらい並んでいたからのようです。
(諸説あります)
六原(鳥辺野近く)の「六道珍皇寺」
三条寺町の「矢田寺」、化野「念佛寺」など
京都は地獄信仰の寺院が多くありますね。

Re: Re: No title

猫舌さん、こんにちは。
たびたびコメント、ありがとうございます。

小野篁関連の寺院には、
閻魔大王像がありますね。
(六原の「六道珍皇寺」とか)
引接寺のものは小野篁製の復元ですが、
それでもかなり大きな仏像であることもあって、
かなり迫力がありました。

千本通を上下する206系市バスは、
京都駅から七条通→千本通(大宮通)→北大路通→東大路通
→七条通→京都駅の循環ルートをとります。
自分は、上賀茂神社に行くときは
9系市バスで堀川通を北上し、
御園橋で降りて後は歩いています。


2月10日追記
よくよく調べたら、
46系市バスが千本通から上賀茂神社に行きます。
ただし、それは四条烏丸あたりか出ていて、
京都駅からは乗れません。
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生まれたときから50数年
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中2のころから
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「京都サンガ」
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「東福寺と泉涌寺」
ウチの近所なので、
一番よく行きます。

「伏見稲荷大社」
ウチの氏神様です。
初詣など
こちらも多くなります。

「ゑびす神社」
毎年参拝しているので、
独立させました。

「清水寺から平安神宮」
京都の東山周辺です。
京都観光の
一番有名なコースです。
これから京都観光を
考えておられる方は、
ここをご覧ください。

「京都紅葉散策」
紅葉の季節にあちこち
散策してきました。
毎年11月23日に行く
紅葉散策は含まれません。
そういうものに含まれない
短いものを集めました。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。
サイトやブログのリンク
シリーズごと読むなら、こちらから
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