第912回 壬生の中心街です~坊城通南から北~その1
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今回は、コロナ禍以降初めての本格的な「道ブログ」です。
(2022年のこの時期に、短い道の「大黒町通編」を連載しましたが)
通常のこのブログは、1本の長い道を延々紹介します。
そして、最初には写真を載せない
その道についての記述を載せます。
(次回ブログから、その道を端から端まで連載します)
この形式は、「正面通編」以来です。
今回紹介する道は、坊城通です。
千本通の東側に伸びている道で、七条通~三条通を貫きます。
ウチのブログでは、下京区西屋敷町(島原地区)と中京区壬生地区で
何回か登場しています。
坊城通の位置は、この地図で確認してください。
壬生寺の東側が、坊城通です。
平安京以来の小路
坊城小路(現在の坊城通)は、平安京が成立した際にも
朱雀大路(現在の千本通)の東側に伸びていました。
坊城通の位置は、その時以来変わっていません。
どうも当時朱雀大路の「坊門」の反対側に位置していたのが、
この道の名称の由来だったようです。
この辺りには、平安時代に東鴻臚館(外国の大使館)がありました。
ただ鎌倉時代以降京都市街地の中心がだんだん東に移って、
その頃から明治時代まで坊城通沿いは田畑だったようです。
新撰組の近藤勇が初めて壬生に来たときも、
この辺りは一面水田だったと記録しています。
元花街「島原」
坊城通最南端は、七条通です。
住宅街を北上すると、正面通以北が元花街「島原」です。
歌舞練場などが廃止されて「花街」を名乗っていませんが、
置き屋さんやお茶屋さんは現存していて、
大夫さんもいらっしゃいます。
(現在も、「花街」として機能しています)
まぁ基本的には住宅街ですが、
花屋町通中心にカフェや飲食店が建ち並びますし、
歴史的遺構も多数残っています。
壬生中央を貫く
五条通を北上すると、京都産業大学付属高校で突き当たります。
ただし坊城通は松原通以北で復活し、
それより北が中京区壬生地区です。
かつて新撰組が闊歩した地域で、今も遺構が残っています。
坊城通は壬生寺の東側の通りで、
毎年節分になるとかなり賑やかになります。
(京都では、「節分」を盛大にお祝いします)
壬生寺の参道
現在壬生寺への最寄り駅はJR嵯峨野線「丹波口」駅ですが、
かつてはJR嵯峨野線「二条」駅でした。
ですから、その「二条」駅から壬生寺までが門前町として
かなり賑わっていました。
三条会商店街も、壬生寺参道として繁栄したことから始まってます。
その名残で、今も四条通以北の坊城通には
さまざまなお店が建ち並んでいます。
なお坊城通は三条通までですので、
そこからは千本通に移って「二条」駅まで進みます。
……と言う訳で、次回ブログから坊城通を北上します。
今回は、ここまでです。
~次回は、豆の子稲荷に参拝します~
~追記 その1~
2023年の節分は、壬生に行きます
節分は単なる「豆まき行事」ではなく、
元々は旧暦の大晦日を祝う行事でした。
京都では新暦の大晦日同様に、旧暦の大晦日である
「節分」も盛大にお祝いします。
とは言え、それを行うのは神社仏閣中心です。
まぁ、イワシの丸焼きを一般家庭でも戴きますが……
京都の節分と言えば、本当は吉田神社がいちばん有名ですが、
ウチのカメラは夜撮れないので、そちらに向かったことがありません。
ここ数年はウチの近所の法住寺に参拝していましたが、
2023年は中京区壬生地区を回る予定です。
壬生寺が中心になりますが、元祇園梛神社など
近隣の神社仏閣にも回る予定です。
今回坊城通を回るのは、節分に壬生を回るためでもあります。
~追記 その2~
2023年1月26日木曜日の五条通

2023年1月24日火曜日にJR琵琶湖線内に閉じ込められかけて、
(途中京阪電鉄に乗り換えたので、その日中にウチに帰りました)
2023年1月25日水曜日にはウチの会社がお休みになりました。
さらに翌1月26日木曜日はもともと休日でしたので、
坊城通へと取材に出かけました。
取り敢えず五条通まで取材を終えて、こちらは帰宅途中です。
坊城通から五条通をそのまま東へと進み、
大宮通まで来ました。
こちらは、大宮通から五条通を東に向いています。
北側歩道は完全に雪が解けていましたが、
ビルの日陰になる南側歩道は完全に雪道でした。
しかもアイスバーン状態で、
まるでスケートリンクのように滑りやすくなっていました。
自分も含めて、周囲の方々が何人も転倒を繰り返していました。
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(2022年のこの時期に、短い道の「大黒町通編」を連載しましたが)
通常のこのブログは、1本の長い道を延々紹介します。
そして、最初には写真を載せない
その道についての記述を載せます。
(次回ブログから、その道を端から端まで連載します)
この形式は、「正面通編」以来です。
今回紹介する道は、坊城通です。
千本通の東側に伸びている道で、七条通~三条通を貫きます。
ウチのブログでは、下京区西屋敷町(島原地区)と中京区壬生地区で
何回か登場しています。
坊城通の位置は、この地図で確認してください。
壬生寺の東側が、坊城通です。
平安京以来の小路
坊城小路(現在の坊城通)は、平安京が成立した際にも
朱雀大路(現在の千本通)の東側に伸びていました。
坊城通の位置は、その時以来変わっていません。
どうも当時朱雀大路の「坊門」の反対側に位置していたのが、
この道の名称の由来だったようです。
この辺りには、平安時代に東鴻臚館(外国の大使館)がありました。
ただ鎌倉時代以降京都市街地の中心がだんだん東に移って、
その頃から明治時代まで坊城通沿いは田畑だったようです。
新撰組の近藤勇が初めて壬生に来たときも、
この辺りは一面水田だったと記録しています。
元花街「島原」
坊城通最南端は、七条通です。
住宅街を北上すると、正面通以北が元花街「島原」です。
歌舞練場などが廃止されて「花街」を名乗っていませんが、
置き屋さんやお茶屋さんは現存していて、
大夫さんもいらっしゃいます。
(現在も、「花街」として機能しています)
まぁ基本的には住宅街ですが、
花屋町通中心にカフェや飲食店が建ち並びますし、
歴史的遺構も多数残っています。
壬生中央を貫く
五条通を北上すると、京都産業大学付属高校で突き当たります。
ただし坊城通は松原通以北で復活し、
それより北が中京区壬生地区です。
かつて新撰組が闊歩した地域で、今も遺構が残っています。
坊城通は壬生寺の東側の通りで、
毎年節分になるとかなり賑やかになります。
(京都では、「節分」を盛大にお祝いします)
壬生寺の参道
現在壬生寺への最寄り駅はJR嵯峨野線「丹波口」駅ですが、
かつてはJR嵯峨野線「二条」駅でした。
ですから、その「二条」駅から壬生寺までが門前町として
かなり賑わっていました。
三条会商店街も、壬生寺参道として繁栄したことから始まってます。
その名残で、今も四条通以北の坊城通には
さまざまなお店が建ち並んでいます。
なお坊城通は三条通までですので、
そこからは千本通に移って「二条」駅まで進みます。
……と言う訳で、次回ブログから坊城通を北上します。
今回は、ここまでです。
~次回は、豆の子稲荷に参拝します~
~追記 その1~
2023年の節分は、壬生に行きます
節分は単なる「豆まき行事」ではなく、
元々は旧暦の大晦日を祝う行事でした。
京都では新暦の大晦日同様に、旧暦の大晦日である
「節分」も盛大にお祝いします。
とは言え、それを行うのは神社仏閣中心です。
まぁ、イワシの丸焼きを一般家庭でも戴きますが……
京都の節分と言えば、本当は吉田神社がいちばん有名ですが、
ウチのカメラは夜撮れないので、そちらに向かったことがありません。
ここ数年はウチの近所の法住寺に参拝していましたが、
2023年は中京区壬生地区を回る予定です。
壬生寺が中心になりますが、元祇園梛神社など
近隣の神社仏閣にも回る予定です。
今回坊城通を回るのは、節分に壬生を回るためでもあります。
~追記 その2~
2023年1月26日木曜日の五条通

2023年1月24日火曜日にJR琵琶湖線内に閉じ込められかけて、
(途中京阪電鉄に乗り換えたので、その日中にウチに帰りました)
2023年1月25日水曜日にはウチの会社がお休みになりました。
さらに翌1月26日木曜日はもともと休日でしたので、
坊城通へと取材に出かけました。
取り敢えず五条通まで取材を終えて、こちらは帰宅途中です。
坊城通から五条通をそのまま東へと進み、
大宮通まで来ました。
こちらは、大宮通から五条通を東に向いています。
北側歩道は完全に雪が解けていましたが、
ビルの日陰になる南側歩道は完全に雪道でした。
しかもアイスバーン状態で、
まるでスケートリンクのように滑りやすくなっていました。
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