第914回 元花街「島原」 前編~坊城通南から北~その3
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前回ブログで参拝した豆之子稲荷から坊城通を約50m北上して、
少し東にズレて、坊城通を北に向いています。
目の前で坊城通は正面通と交差していて、
正面通以北のこの辺りが元花街の「島原」です。
歌舞練場を廃業させて名目上は花街ではないのですが、
置き屋やお茶屋などは現在も機能していて、
置き屋さんには現役の大夫さんが活躍しておられます。
今回は、この島原の南西部中心に散策します。
撮影日は、2023年1月26日木曜日午後3時45分。
路上のあちこちに、まだまだ雪が残っていました。

先程の位置から坊城通を北上して、「正面坊城」交差点に来ました。
交差点の南東角で、両方の道が表示されています。

坊城通から、正面通を西に向いています。
約100m先に、西新屋敷児童公園があります。
元花街島原は、行政的には下京区西新屋敷地区と呼びます。
第694回ブログではこの児童公園の前から北上して、
元花街島原を散策しています。

今度は坊城通から、正面通を東に向いています。
約200m先に、諏訪神社が勧請されています。
(詳しくは、第693回ブログ参照)

さらに正面通から、坊城通を北に向いています。
正面通以北の坊城通は、石畳の道に変わります。
それが、元は花街だった島原の名残です。
現在の島原は大半が住宅街ですが、
置き屋さんやお茶屋さんも何軒か残っており、
花街としての機能も年々元に戻っています。
また花屋町通中心に、小売店や飲食店も点在します。
では今回は坊城通を北上して、元花街島原を散策します。

正面通から、坊城通を約10m北上しました。
こちらに、小さな店舗があります。
看板に、「A kitchen」と書いてあります。
おそらく、そちらが店名でしょう。
店内には、様々な野菜が並んでいました。
おそらく、八百屋さんなのでしょうね。

その八百屋さんから、坊城通を約30m北上しました。
こちらに、湯の宿 松栄と言う旅館が建っています。
(google mapでは、「誠の湯」と表示)
ただし、こちら側は裏口です。
コロナ禍以前は、修学旅行生がたくさん宿泊されていました。
こちらの自慢はお風呂で、日帰りの方用に
「誠の湯」と言うスーパー銭湯としてそのお風呂を開放されています。
2Fの食堂も、飲食店として島原を散策される方に開放されています。
実は島原には観光地があちこち点在していて、
そこを散策される方は結構いらっしゃいます。

正面通から、坊城通を約100m北上しました。
ここで坊城通は、花屋町通と交差します。
花屋町通は、元花街島原のメインストリートです。

坊城通から、花屋町通を東に向いています。
約30m先に、島原大門が聳えます。
こちらは、京都市指定文化財です。
江戸時代の「島原」は、四方を塀で囲っていました。
そして、花屋町通に立つ2つの門からしか
この「島原」に入れませんでした。
ちなみに西門は現存せず、
その脇の島原住吉神社のみ現存します。
(島原住吉神社の様子は、第597回ブログ参照)

今度は坊城通から、花屋町通を西に向きました。
ご覧の通り、島原の現状はマンションなどが建つ住宅街です。
ただ京町家がも結構現存しており、
そちらに様々なお店が増えてきています。
ここからは、この花屋町通を少しだけ西に進みます。

坊城通から、花屋町通を約30m西に進みました。
カメラのフレームから外れていますが、
この左(南)側に先程の旅館「松栄」の正面口があります。
また右(北)側の京町家は、陶磁器のお店が営業中です。
元花街「島原」は一見するとただの住宅街ですが、
実は結構様々なお店が点在します。
その京町家の西側で、花屋町通は東側通と交差します。

花屋町通から、東側通を南に向いています。
左(東)側の駐車場は、この先の旅館「松栄」(誠の湯)のものです。
コロナ禍以前は、この駐車場に観光バスがよく停まっていました。
右(西)側の大きな京町家は、きんせ旅館です。
元々は「島原」のお茶屋でしたが、改装されて
現在は旅館とバーを30歳くらいの男性が経営されています。
お独りで経営されているので、旅館に泊まれるのは15人ほどです。
1Fがバーで、ここで様々なお酒が飲めます。
また、こちらのバーは昼間はカフェとして営業されています。
ただバーとして経営されている場所なので、
カフェにしてはちょっと照明が暗いです。
とは言えバーに改装されたのは大正時代で、
当時の雰囲気を残したなかなか味のある場所です。
自分は、昼間に訪れたときはシフォンケーキと紅茶を頼みました。
元がバーだけに、シフォンケーキには洋酒がいっぱい掛っていました。
(詳細は、第315回ブログ参照)

今度は東側通から、花屋町通を西に向きました。
左(南)側が先述の「きんせ旅館」で、こちら側から入れます。
その「きんせ旅館」の西側で、花屋町通は西側通と交差しています。
花屋町通から西側通を南下すると、元お茶屋の角屋が建っています。
さらに花屋町通を西に進むと、花屋町通は蛇行して
(その辺りに、かつて東鴻臚館が建っていました)
島原住吉神社の辺りで千本通に突き当たります。
(千本通が、元花街「島原」の最西端です)

さらに、花屋町通から東側通を北に向きました。
ここから、東側通をちょっと北上します。

花屋町通から、東側通を約10m北上しました。
こちらに、町家カフェのhyuggeが建っています。
自分もこちらの常連なのですが、
よく考えたらこの日(2023年1月26日木曜日)は定休日でした。
元花街にある町家カフェと言うことで、
こちらの座敷でときどき大夫さんがイベントを行っています。
自分はいつも中国茶を頼んでいますが、
こちらの名物はスパゲティーとカレーライスです。

hyuggeの前で、東側通を北に向いています。
では、この東側通をもう10mだけ北上します。

hyuggeから、東側通を約10m北上しました。
こちらは、公衆浴場の島原温泉です。
「温泉」と書いていますが、関西では
時折公衆浴場をこのように表示します。
こちらの定休日は毎週金曜日なので
開いていると思ったのですが、閉まっていました。

「島原温泉」の入り口に、この紙が貼られていました。
どうやら、臨時休業のようですね。
……と言う訳で、こちらにも入れませんでした。

島原温泉の前で、東側通を北に向いています。
向こうに見える東側通の突き当りが、
元花街「島原」の最北端です。

今度は島原温泉の前で、東側通を南に向きました。
ではここから南下して、花屋町通に戻ります。

島原温泉の前から、東側通を約20m南下しました。
ここで東側通は、花屋町通と交差します。
ここからは花屋町通を西に進み坊城通をまた北上しますが、
この辺りが切りがいいので、今回はここまでです。
~次回は坊城通の島原を散策して、五条通まで北上します~
~追記 その1~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
町家カフェのhyggeが、起点です。
~追記 その2~
次々回ブログで、節分を取材します
今回ブログで坊城通を北上して、元花街「島原」を取材しました。
次回ブログでその「島原」を出て五条通まで進み、
次々回ブログからさらに北の壬生寺に向かいます。
時期的に、節分の取材となります。
いつもこのブログで書いていますが、
京都の神社仏閣では節分は盛大に開催されます。
坊城通沿いでは、壬生寺と元祇園梛神社が有名です。
そちらを中心に、新撰組関連施設を散策します。
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前回ブログで参拝した豆之子稲荷から坊城通を約50m北上して、
少し東にズレて、坊城通を北に向いています。
目の前で坊城通は正面通と交差していて、
正面通以北のこの辺りが元花街の「島原」です。
歌舞練場を廃業させて名目上は花街ではないのですが、
置き屋やお茶屋などは現在も機能していて、
置き屋さんには現役の大夫さんが活躍しておられます。
今回は、この島原の南西部中心に散策します。
撮影日は、2023年1月26日木曜日午後3時45分。
路上のあちこちに、まだまだ雪が残っていました。

先程の位置から坊城通を北上して、「正面坊城」交差点に来ました。
交差点の南東角で、両方の道が表示されています。

坊城通から、正面通を西に向いています。
約100m先に、西新屋敷児童公園があります。
元花街島原は、行政的には下京区西新屋敷地区と呼びます。
第694回ブログではこの児童公園の前から北上して、
元花街島原を散策しています。

今度は坊城通から、正面通を東に向いています。
約200m先に、諏訪神社が勧請されています。
(詳しくは、第693回ブログ参照)

さらに正面通から、坊城通を北に向いています。
正面通以北の坊城通は、石畳の道に変わります。
それが、元は花街だった島原の名残です。
現在の島原は大半が住宅街ですが、
置き屋さんやお茶屋さんも何軒か残っており、
花街としての機能も年々元に戻っています。
また花屋町通中心に、小売店や飲食店も点在します。
では今回は坊城通を北上して、元花街島原を散策します。

正面通から、坊城通を約10m北上しました。
こちらに、小さな店舗があります。
看板に、「A kitchen」と書いてあります。
おそらく、そちらが店名でしょう。
店内には、様々な野菜が並んでいました。
おそらく、八百屋さんなのでしょうね。

その八百屋さんから、坊城通を約30m北上しました。
こちらに、湯の宿 松栄と言う旅館が建っています。
(google mapでは、「誠の湯」と表示)
ただし、こちら側は裏口です。
コロナ禍以前は、修学旅行生がたくさん宿泊されていました。
こちらの自慢はお風呂で、日帰りの方用に
「誠の湯」と言うスーパー銭湯としてそのお風呂を開放されています。
2Fの食堂も、飲食店として島原を散策される方に開放されています。
実は島原には観光地があちこち点在していて、
そこを散策される方は結構いらっしゃいます。

正面通から、坊城通を約100m北上しました。
ここで坊城通は、花屋町通と交差します。
花屋町通は、元花街島原のメインストリートです。

坊城通から、花屋町通を東に向いています。
約30m先に、島原大門が聳えます。
こちらは、京都市指定文化財です。
江戸時代の「島原」は、四方を塀で囲っていました。
そして、花屋町通に立つ2つの門からしか
この「島原」に入れませんでした。
ちなみに西門は現存せず、
その脇の島原住吉神社のみ現存します。
(島原住吉神社の様子は、第597回ブログ参照)

今度は坊城通から、花屋町通を西に向きました。
ご覧の通り、島原の現状はマンションなどが建つ住宅街です。
ただ京町家がも結構現存しており、
そちらに様々なお店が増えてきています。
ここからは、この花屋町通を少しだけ西に進みます。

坊城通から、花屋町通を約30m西に進みました。
カメラのフレームから外れていますが、
この左(南)側に先程の旅館「松栄」の正面口があります。
また右(北)側の京町家は、陶磁器のお店が営業中です。
元花街「島原」は一見するとただの住宅街ですが、
実は結構様々なお店が点在します。
その京町家の西側で、花屋町通は東側通と交差します。

花屋町通から、東側通を南に向いています。
左(東)側の駐車場は、この先の旅館「松栄」(誠の湯)のものです。
コロナ禍以前は、この駐車場に観光バスがよく停まっていました。
右(西)側の大きな京町家は、きんせ旅館です。
元々は「島原」のお茶屋でしたが、改装されて
現在は旅館とバーを30歳くらいの男性が経営されています。
お独りで経営されているので、旅館に泊まれるのは15人ほどです。
1Fがバーで、ここで様々なお酒が飲めます。
また、こちらのバーは昼間はカフェとして営業されています。
ただバーとして経営されている場所なので、
カフェにしてはちょっと照明が暗いです。
とは言えバーに改装されたのは大正時代で、
当時の雰囲気を残したなかなか味のある場所です。
自分は、昼間に訪れたときはシフォンケーキと紅茶を頼みました。
元がバーだけに、シフォンケーキには洋酒がいっぱい掛っていました。
(詳細は、第315回ブログ参照)

今度は東側通から、花屋町通を西に向きました。
左(南)側が先述の「きんせ旅館」で、こちら側から入れます。
その「きんせ旅館」の西側で、花屋町通は西側通と交差しています。
花屋町通から西側通を南下すると、元お茶屋の角屋が建っています。
さらに花屋町通を西に進むと、花屋町通は蛇行して
(その辺りに、かつて東鴻臚館が建っていました)
島原住吉神社の辺りで千本通に突き当たります。
(千本通が、元花街「島原」の最西端です)

さらに、花屋町通から東側通を北に向きました。
ここから、東側通をちょっと北上します。

花屋町通から、東側通を約10m北上しました。
こちらに、町家カフェのhyuggeが建っています。
自分もこちらの常連なのですが、
よく考えたらこの日(2023年1月26日木曜日)は定休日でした。
元花街にある町家カフェと言うことで、
こちらの座敷でときどき大夫さんがイベントを行っています。
自分はいつも中国茶を頼んでいますが、
こちらの名物はスパゲティーとカレーライスです。

hyuggeの前で、東側通を北に向いています。
では、この東側通をもう10mだけ北上します。

hyuggeから、東側通を約10m北上しました。
こちらは、公衆浴場の島原温泉です。
「温泉」と書いていますが、関西では
時折公衆浴場をこのように表示します。
こちらの定休日は毎週金曜日なので
開いていると思ったのですが、閉まっていました。

「島原温泉」の入り口に、この紙が貼られていました。
どうやら、臨時休業のようですね。
……と言う訳で、こちらにも入れませんでした。

島原温泉の前で、東側通を北に向いています。
向こうに見える東側通の突き当りが、
元花街「島原」の最北端です。

今度は島原温泉の前で、東側通を南に向きました。
ではここから南下して、花屋町通に戻ります。

島原温泉の前から、東側通を約20m南下しました。
ここで東側通は、花屋町通と交差します。
ここからは花屋町通を西に進み坊城通をまた北上しますが、
この辺りが切りがいいので、今回はここまでです。
~次回は坊城通の島原を散策して、五条通まで北上します~
~追記 その1~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
町家カフェのhyggeが、起点です。
~追記 その2~
次々回ブログで、節分を取材します
今回ブログで坊城通を北上して、元花街「島原」を取材しました。
次回ブログでその「島原」を出て五条通まで進み、
次々回ブログからさらに北の壬生寺に向かいます。
時期的に、節分の取材となります。
いつもこのブログで書いていますが、
京都の神社仏閣では節分は盛大に開催されます。
坊城通沿いでは、壬生寺と元祇園梛神社が有名です。
そちらを中心に、新撰組関連施設を散策します。
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