第920回 壬生寺屋台巡り~坊城通南から北~その9
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前回ブログで壬生寺本堂に参拝し、本堂前で北を向きました。
第918回ブログまで続いた護摩焚き祈祷の名残で、まだ煙たいです。
今回は、今まで進んでいなかった壬生寺境内の北側を散策します。
節分会の壬生寺では、その辺りに屋台村が形成されています。
撮影日は、2023年2月2日午後3時。
壬生寺の節分会の様子は、まだまだ続きます。

壬生寺本堂から約50m北上して、
第919回ブログに護摩壇があった場所から北を向いています。
ここからは、壬生寺境内北側に広がる屋台村に進みます。

その屋台村最南端に、「うどん」の暖簾が掛かる露店がありました。
店内で飲食もできますが、この位置で注文して食べ歩きもできます。
2つの大きな鍋には、おでんが入っていました。
左(北)側の鍋には大根や煮卵、コンニャクが、
右(南)側の鍋には、かまぼこやちくわなど、練り物が入っていました。
前回ブログでたこ焼きは戴いたものの、「丸福」には入り損ねました。
おでんに、ちょっと(本音はだいぶ)惹かれます。

誘惑に勝てず、屋台村を少し逆戻りします。
ここから、この暖簾をくぐり店内に入ります。
(以後は、この露店の許可を戴いて撮影しました)

店内に入ると、店員さんにこちらに案内されました。
店内は自分以外に数名のお客さんがいらっしゃいました。
この席に就いて、暫く待ちます。

この席に就いてから、約5分が経ちました。
メニューにあった「土手焼き」や「うどん」も惹かれましたが、
初志貫徹でおでん4品(700円)と缶ビール(500円)を頼みました。
おでん4品はお店のお任せで、お客さんは選べません。

「おでん4品」を大写ししました。
手前左から大根と平天、奥も左から煮卵とこんにゃくです。
個人的にはかまぼこに惹かれていましたが、これはこれで絶品でした。
平天以外の3品は、いずれも出汁が浸みこみやすい品物です。
特に、大根は明らかに色が変わっています。
これは焦げている訳ではなく、単に出汁が浸みこんでいるだけです。
そして、この大根が最高傑作でした。
かなりよく煮込まれているので、歯に触れただけで崩れてしまいます。
口の中で噛んでいると、この大根から出汁が染み出てきます。
おそらくですが、こちらは長年継ぎ足されて煮込み継がれた出汁です。
その深みと旨味が底知れず、この出汁が大根を絶品に変えています。

こちらのおでんとビールを戴きました。
おでんはお婆さんが一人で煮込んでおられましたので、
ここを出る間際にこう言っておきました。
「今まで食べた大根の中で、いちばんおいしかったです」
そのお婆さんは、少し照れながらお礼をおっしゃりました。
ただこれはお世辞ではなく、単なる事実です。

その露店から、壬生寺境内を北に向いています。
こちら側にも、露店がまだまだ続きます。

おでんを戴いた屋台から約10m北上して、
壬生寺境内を西に向いています。
こちらに、壬生寺の寺務所が建っています。
中を覗くと、護摩焚き祈祷を終えた聖護院の修験者さんが
ゆっくり寛がれていました。

壬生寺寺務所の前で、境内を北に向いています。
ここから、もう少しだけ壬生寺境内を北上します。

壬生寺寺務所の前から、境内を約5m北上しました。
ここから北には、露店がかなり少なめです。

先程の位置からもう5mだけ北上して、北を向きました。
この先の北門を出ると、綾小路に出ます。
つまり、この辺が壬生寺の北端です。

壬生寺北門から約10m南下して、寺務所前に戻ってきました。
その位置で左(東)を向くと、露店が続いていました。
ここからは、こちらを進みます。

屋台村の左(北)側の建物は、壬生寺の舞台です。
こちらで、年に数回壬生狂言が催されます。
毎年節分には、武士の新妻が忍び込んだ鬼を退治する「節分」と
参拝者から集めた炮烙焼きを舞台で叩き割る「炮烙割り」が、
交互に演じられます。
ただ、2023年節分は午後5時以降にしか開催されません。
日没後ウチのカメラは機能しませんし、
帰宅後自分の母の分も食事を作らないといけないので、
今回(2023年)も壬生狂言観劇を諦めます……

壬生寺の舞台の南側に、さらに東へと屋台村が続きます。
ここからは、露店が立ち並ぶ通りに壬生寺境内を東に進みます。

先程の位置から、壬生寺境内を約10m東に進みました。
ここから屋台村は、南に伸びています。
この辺りは、射的場など遊戯施設が立ち並んでいました。

先程の角から、壬生寺境内を南に向いています。
左(東)側にお面の露店があり、右(西)側に「くじ」の露店があります。
この辺は、食べ物以外の露店が多いですね。

先程の角から、壬生寺境内を約50m南下しました。
この辺りに、第918回ブログまで護摩壇がありました。
だいぶ片付いていますが、護摩木はまだ燃えていました。

その東側には、こちらの屋台が立ち並びます。
第917回ブログ以降護摩焚き祈祷を自分が眺めていたのは、
だいたいこの位置からでした。

先程の位置から壬生寺境内を約10m南下して、左(東)を向きました。
この参道の先に、壬生寺の山門があります。
第917回ブログと前回ブログで、壬生寺に入ってきた門ですね。
さて、この辺りに壬生寺の塔頭が立ち並びます。
「歯薬師」には前回ブログで参拝しましたので、
ここからは「水掛地蔵」と「弁財天」に参拝します。

先程の位置から、壬生寺境内を約5m東に進みました。
左(北)側の小屋で、線香とロウソクが売られていました。
ロウソクは1本50円でしたが、線香の価格は決まっていません。
合わせて100円納めたら、小屋にいらした方が
線香を3本自分に手渡されました。
どうやら、それが「相場」らしいです。
そう言えば、修験者さんたちが聖護院に帰られる姿に遭遇しました。

こちらが、自分が買い求めたロウソクと線香です。
こちらを水掛地蔵さんと弁財天さんに奉げます。

水掛地蔵さんの脇に、燭台が置かれていました。
先ずは、こちらに自分のロウソクを並べます。

こちらが、水掛地蔵さんです。
お堂の手前に香炉があって、そちらに線香を1本捧げます。
それから、お地蔵さんに柄杓で水を掛けます。
まぁ、「水掛」地蔵さんですから……

そして、水掛地蔵さんと弁財天さんの間にも香炉があります。
こちらにも、線香を1本捧げました。

水掛地蔵さんの東隣に、弁財天さんのお堂が建っています。
こちらにも、線香を1本捧げました。

こちらが、弁財天さんのお堂です。
では、こちらにもお参りします。
こちらの弁財天さんは、この時点(節分会期間中)で御開帳中でした。
実はもっと近くで撮れば弁財天さんのお姿も分かるのですが、
さすがにそれは止めておきました。
確か、こちらは重要文化財だったはずです。

弁財天さんのお堂の東隣に、阿弥陀堂が建っています。
もちろん、こちらには阿弥陀如来がいらっしゃいます。
そして、この阿弥陀堂の北側に壬生塚があります。
そちらが、壬生寺境内の新撰組関連施設です。
ここからそちらに向かいますが、もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。
~次回は、壬生の新撰組関連施設を散策します~
~追記 その1~
この辺りの地図を貼り付けました。
詳しくは、ここをクリックしてください。
律宗壬生寺が、起点です。
~追記 その2~
壬生の節分はあと2回掲載します
今回ブログで、本堂周辺以外の壬生寺境内を取材しました。
次回ブログでは壬生塚を取材した後壬生寺を出て、
坊城通を北上して新撰組関連施設を回ります。
壬生寺の東隣の新徳禅寺や北隣の八木邸、
八木邸の東側に続く旧前川邸や光縁寺のことです。
ただ、光縁寺を訪れたのが午後4時半に近かったこともあり、
境内には入れませんでした。
次々回ブログでは、坊城通に戻って北上します。
そして四条通沿いにいらっしゃる元祇園梛神社に参拝しました。
元祇園梛神社も、節分期間中に節分会を催されます。
また節分会の取材後も、「坊城通編」は続きます。
四条通以北はかつての壬生寺参道で、
その名残で坊城通最北端の三条通まで飲食店などが続きます。
さらに三条会商店街からJR嵯峨野線「二条」駅まで、
坊城通最北端以降も少しだけ北上する予定です。
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前回ブログで壬生寺本堂に参拝し、本堂前で北を向きました。
第918回ブログまで続いた護摩焚き祈祷の名残で、まだ煙たいです。
今回は、今まで進んでいなかった壬生寺境内の北側を散策します。
節分会の壬生寺では、その辺りに屋台村が形成されています。
撮影日は、2023年2月2日午後3時。
壬生寺の節分会の様子は、まだまだ続きます。

壬生寺本堂から約50m北上して、
第919回ブログに護摩壇があった場所から北を向いています。
ここからは、壬生寺境内北側に広がる屋台村に進みます。

その屋台村最南端に、「うどん」の暖簾が掛かる露店がありました。
店内で飲食もできますが、この位置で注文して食べ歩きもできます。
2つの大きな鍋には、おでんが入っていました。
左(北)側の鍋には大根や煮卵、コンニャクが、
右(南)側の鍋には、かまぼこやちくわなど、練り物が入っていました。
前回ブログでたこ焼きは戴いたものの、「丸福」には入り損ねました。
おでんに、ちょっと(本音はだいぶ)惹かれます。

誘惑に勝てず、屋台村を少し逆戻りします。
ここから、この暖簾をくぐり店内に入ります。
(以後は、この露店の許可を戴いて撮影しました)

店内に入ると、店員さんにこちらに案内されました。
店内は自分以外に数名のお客さんがいらっしゃいました。
この席に就いて、暫く待ちます。

この席に就いてから、約5分が経ちました。
メニューにあった「土手焼き」や「うどん」も惹かれましたが、
初志貫徹でおでん4品(700円)と缶ビール(500円)を頼みました。
おでん4品はお店のお任せで、お客さんは選べません。

「おでん4品」を大写ししました。
手前左から大根と平天、奥も左から煮卵とこんにゃくです。
個人的にはかまぼこに惹かれていましたが、これはこれで絶品でした。
平天以外の3品は、いずれも出汁が浸みこみやすい品物です。
特に、大根は明らかに色が変わっています。
これは焦げている訳ではなく、単に出汁が浸みこんでいるだけです。
そして、この大根が最高傑作でした。
かなりよく煮込まれているので、歯に触れただけで崩れてしまいます。
口の中で噛んでいると、この大根から出汁が染み出てきます。
おそらくですが、こちらは長年継ぎ足されて煮込み継がれた出汁です。
その深みと旨味が底知れず、この出汁が大根を絶品に変えています。

こちらのおでんとビールを戴きました。
おでんはお婆さんが一人で煮込んでおられましたので、
ここを出る間際にこう言っておきました。
「今まで食べた大根の中で、いちばんおいしかったです」
そのお婆さんは、少し照れながらお礼をおっしゃりました。
ただこれはお世辞ではなく、単なる事実です。

その露店から、壬生寺境内を北に向いています。
こちら側にも、露店がまだまだ続きます。

おでんを戴いた屋台から約10m北上して、
壬生寺境内を西に向いています。
こちらに、壬生寺の寺務所が建っています。
中を覗くと、護摩焚き祈祷を終えた聖護院の修験者さんが
ゆっくり寛がれていました。

壬生寺寺務所の前で、境内を北に向いています。
ここから、もう少しだけ壬生寺境内を北上します。

壬生寺寺務所の前から、境内を約5m北上しました。
ここから北には、露店がかなり少なめです。

先程の位置からもう5mだけ北上して、北を向きました。
この先の北門を出ると、綾小路に出ます。
つまり、この辺が壬生寺の北端です。

壬生寺北門から約10m南下して、寺務所前に戻ってきました。
その位置で左(東)を向くと、露店が続いていました。
ここからは、こちらを進みます。

屋台村の左(北)側の建物は、壬生寺の舞台です。
こちらで、年に数回壬生狂言が催されます。
毎年節分には、武士の新妻が忍び込んだ鬼を退治する「節分」と
参拝者から集めた炮烙焼きを舞台で叩き割る「炮烙割り」が、
交互に演じられます。
ただ、2023年節分は午後5時以降にしか開催されません。
日没後ウチのカメラは機能しませんし、
帰宅後自分の母の分も食事を作らないといけないので、
今回(2023年)も壬生狂言観劇を諦めます……

壬生寺の舞台の南側に、さらに東へと屋台村が続きます。
ここからは、露店が立ち並ぶ通りに壬生寺境内を東に進みます。

先程の位置から、壬生寺境内を約10m東に進みました。
ここから屋台村は、南に伸びています。
この辺りは、射的場など遊戯施設が立ち並んでいました。

先程の角から、壬生寺境内を南に向いています。
左(東)側にお面の露店があり、右(西)側に「くじ」の露店があります。
この辺は、食べ物以外の露店が多いですね。

先程の角から、壬生寺境内を約50m南下しました。
この辺りに、第918回ブログまで護摩壇がありました。
だいぶ片付いていますが、護摩木はまだ燃えていました。

その東側には、こちらの屋台が立ち並びます。
第917回ブログ以降護摩焚き祈祷を自分が眺めていたのは、
だいたいこの位置からでした。

先程の位置から壬生寺境内を約10m南下して、左(東)を向きました。
この参道の先に、壬生寺の山門があります。
第917回ブログと前回ブログで、壬生寺に入ってきた門ですね。
さて、この辺りに壬生寺の塔頭が立ち並びます。
「歯薬師」には前回ブログで参拝しましたので、
ここからは「水掛地蔵」と「弁財天」に参拝します。

先程の位置から、壬生寺境内を約5m東に進みました。
左(北)側の小屋で、線香とロウソクが売られていました。
ロウソクは1本50円でしたが、線香の価格は決まっていません。
合わせて100円納めたら、小屋にいらした方が
線香を3本自分に手渡されました。
どうやら、それが「相場」らしいです。
そう言えば、修験者さんたちが聖護院に帰られる姿に遭遇しました。

こちらが、自分が買い求めたロウソクと線香です。
こちらを水掛地蔵さんと弁財天さんに奉げます。

水掛地蔵さんの脇に、燭台が置かれていました。
先ずは、こちらに自分のロウソクを並べます。

こちらが、水掛地蔵さんです。
お堂の手前に香炉があって、そちらに線香を1本捧げます。
それから、お地蔵さんに柄杓で水を掛けます。
まぁ、「水掛」地蔵さんですから……

そして、水掛地蔵さんと弁財天さんの間にも香炉があります。
こちらにも、線香を1本捧げました。

水掛地蔵さんの東隣に、弁財天さんのお堂が建っています。
こちらにも、線香を1本捧げました。

こちらが、弁財天さんのお堂です。
では、こちらにもお参りします。
こちらの弁財天さんは、この時点(節分会期間中)で御開帳中でした。
実はもっと近くで撮れば弁財天さんのお姿も分かるのですが、
さすがにそれは止めておきました。
確か、こちらは重要文化財だったはずです。

弁財天さんのお堂の東隣に、阿弥陀堂が建っています。
もちろん、こちらには阿弥陀如来がいらっしゃいます。
そして、この阿弥陀堂の北側に壬生塚があります。
そちらが、壬生寺境内の新撰組関連施設です。
ここからそちらに向かいますが、もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。
~次回は、壬生の新撰組関連施設を散策します~
~追記 その1~
この辺りの地図を貼り付けました。
詳しくは、ここをクリックしてください。
律宗壬生寺が、起点です。
~追記 その2~
壬生の節分はあと2回掲載します
今回ブログで、本堂周辺以外の壬生寺境内を取材しました。
次回ブログでは壬生塚を取材した後壬生寺を出て、
坊城通を北上して新撰組関連施設を回ります。
壬生寺の東隣の新徳禅寺や北隣の八木邸、
八木邸の東側に続く旧前川邸や光縁寺のことです。
ただ、光縁寺を訪れたのが午後4時半に近かったこともあり、
境内には入れませんでした。
次々回ブログでは、坊城通に戻って北上します。
そして四条通沿いにいらっしゃる元祇園梛神社に参拝しました。
元祇園梛神社も、節分期間中に節分会を催されます。
また節分会の取材後も、「坊城通編」は続きます。
四条通以北はかつての壬生寺参道で、
その名残で坊城通最北端の三条通まで飲食店などが続きます。
さらに三条会商店街からJR嵯峨野線「二条」駅まで、
坊城通最北端以降も少しだけ北上する予定です。
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