第111回 桜間近の渉成園~京都駅前散策~その5

前回ブログで、目前に閉まってしまった渉成園です。
日を改め、翌週に再挑戦です。
今回はまだ午後2時なので、今日は中に入れます。
撮影日は、2013年2月17日日曜日。
晴れていましたが、かなり寒い1日でした。

渉成園の門をくぐりました。
この右(南)に受付があって、そこで500円以上払って中に入ります。
ここは東本願寺の別邸で、
江戸時代はこの辺りまで東本願寺の境内が続いていました。
今も東本願寺が管理していて、
「真宗大谷派の門徒ですか?」と聞かれました。

門をくぐったところにある枝垂桜です。
このブログを書くようになってたくさん見てきましたが、
これはなかなかの枝ぶりです。
ここは、京都随一の桜の名所でもあります。

枝垂桜を通り過ぎた後、いったん北に向かっています。
今でこそきれいに整備されていますが、
昔はここはもっと荒れていました。
自分が子供のころは「これ幸い」とここに友人と遊びに来ていました。
(当時から市街地の遊び場は少なくて、自転車でわざわざ来ていました)
もちろん、当時はタダで入れました。

渉成園境内にも、棕櫚(シュロ)の木がありました。
幹が蛇の皮膚に似ているので、宗教的意味を持つ木です。

では、いよいよ渉成園内部に入っていきます。
ここの桜も、見事な木ですね。

庭園北門をくぐると、向こうに桜の木が並んでいます。
もうすぐここも、一面に桜の花が咲き乱れます。

では、渉成園を散策します。
先ずは北の端を東へと進みます。

ここは渉成園の北西端臨池亭と滴翠軒です。
池越しの風景が見事です。

臨池亭と滴翠軒の前にある池には、鯉がたくさん泳いでいました。
そのうちの何尾かを撮りました。

では、臨池亭と滴翠軒を通り過ぎ、桜並木を抜けます。
つまり、東へ東へと向かいます。

ここは、先ほどの池から流れ出た川です。
この辺りも、もうすぐ絶景になります。

桜並木を抜けると、このような窪みがありました。
ここは、「亀の甲の井戸」という井戸です。

先ほどの写真の位置からこの辺りまで、
山茶花の花が咲いています。
ただ、この辺りは人が少なくなりました。
更にここを東へ進みます。

渉成園の東端まで来ました。
この塀の向こうは、河原町通です。
風景自体は寂しいのですが、
実はこの辺りは自動車の騒音がかなり大きくなります。
今度は、右(南)側の土手を越えていきます。

土手を越えると、こうなります。
目の前の池は、印月池といって渉成園の南半分に広がります。
なかなかの風景ですが、
少し上を見たら京都タワーや高層ビルが見えます。
この写真はクリックすると、拡大されます。

同じ地点から、少し東の方を見ました。
この橋は、「回棹廊」といいます。
今から、ここを渡ります。

「回棹廊」の上から撮りました。
では、今度はこの浮島の方に向かいます。

浮島を南の方に歩いています。
向こう岸に、先ほどの桜並木が見えます。

浮島の南端に、橋が架かっています。
では、この「侵雪橋」を渡ります。

侵雪橋を渡っています。
松林の向こうに、閬風亭(ろうふうてい)が見えます。
今からそちらに向かいます。

侵雪橋から、印月池の方を向きました。
南西の方角なので、ここからも京都タワーが見えます。

侵雪橋を渡りました。
ここからは、松林と桜並木を通り抜けて
最西端に向かいます。

最西端に出た後、少し南に向かいます。
目の前に、閬風亭が見えてきました。

閬風亭の縁側に座り、東を向いています。
印月池に浮かぶ南大島と石塔が見えます。
ここと先ほどの北大島は、「御土居」の跡とわかっています。
豊臣秀吉が京都を囲むように作った土製の城壁跡です。
ちなみに、もともと高瀬川はもっと西の方を流れていたのですが、
この渉成園を造営するために
高瀬川の流れを今の位置に付け替えさせました。
当初の高瀬川は、現在は土手町通という道になっています。
(河原町通は、もっと後にできました)
この写真も、クリックすると拡大されます。

では、最西端を北に進み、桜並木を抜けます。

更に、庭園北口から外に出ます。

庭園北門付近の駐車場に、三毛猫がいました。
毛並みがいいので、この辺で飼われているのでしょうか?

ただ、5m以内に近づくと、さっさと逃げました。
もしかして、この渉成園で飼われているのでしょうか?

そして、この渉成園から外に出ます。
警備員と受付の方がとても丁寧で、
自分が出るときもきちんと一礼をしてくださいました。

渉成園の入り口から、間之町通を南に向きました。
今からこちらを進み、京都駅を目指します。

渉成園の入り口から、間之町通を南に約100m進みました。
ここは、下数珠屋町通との交差点です。
左(東)側に下京年金事務所があり、
さらに下数珠屋町通を挟んだ南側に下京渉成小学校があります。
(かつての京都市立皆山中学校です)

間之町通から、下数珠屋町通を東に向きました。
右(南)側に下京渉成小学校のグランドが見え、
さらにその東にNTT七条ビルが見えます。
河原町通を越えて、ここから約200m先でこの道は突き当ります。
そのあたりに、かつて高瀬川が流れていた土手町通があります。

今度は、間之町通から下数珠屋町通を西に向きました。
この角のお寿司屋さんは、京都でも屈指の名店です。
握りずしもおいしいですが、
ここの恵方巻きはゴボウと穴子の入ったなかなかの絶品です。
(その巻きずしは、節分のとき限定らしいです)
では、今度はこちらを進みます。

間之町通から、下数珠屋町通を約50m進みました。
ここは、東洞院通との角です。
この辺りから、また東本願寺の門前町になります。
真宗大谷派門徒のための旅館が軒を並べます。

東洞院通と烏丸通は、約50m離れています。
この二つの道の間に、また仏具屋さんが並んでいます。
下数珠屋町通は、烏丸通で突き当ります。

烏丸通まで来ました。ここで、下数珠屋町通が突き当ります。
向こうに見えるのは、東本願寺の阿弥陀堂門です。
第107回ブログでは、ここから東本願寺の境内に入りました。
さらにその向こうに、修復中の阿弥陀堂が見えます。

下数珠屋町通から、烏丸通を南に向きました。
少し先で、烏丸通を分岐しています。
ここをまっすぐ進むと不明門通になり、
烏丸通は右(西)に分かれていきます。

下数珠屋町通から烏丸通を南に約50m進み、
七条烏丸の交差点に来ました。
右(西)側に、ヨドバシカメラビルや京都タワーが見えます。
京都駅まで、もうすぐです。

烏丸通を進み、七条通より南を越えました。
あと50mで、京都駅ですね。
写真の枚数も増えてきましたので、今回はここまでとします。
~次回は、……まだ未定です。
桜が咲いたら行きたいところも多いのですが、
それまで何回かありますし……~
~追記~
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
最近更新が遅れています。
仕事関係も少しはあるのですが、
最大の理由は体調が悪くて
家にいるときは寝ている時間が増えました。
これは別に風邪とかではなく、単なる「花粉症」が原因です。
たぶん、桜が咲く季節になれば
もとのペースで更新できます。
~追追記~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
最近更新が遅れています。
仕事関係も少しはあるのですが、
最大の理由は体調が悪くて
家にいるときは寝ている時間が増えました。
これは別に風邪とかではなく、単なる「花粉症」が原因です。
たぶん、桜が咲く季節になれば
もとのペースで更新できます。
~追追記~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
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