第113回 北野天満宮で梅見~後編~

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ここは前回最後の写真北野天満宮西側にある
梅園の北側入り口です。
今回はここの梅を見物した後、北野天満宮本殿を参拝します。
撮影日は、2013年3月12日火曜日午後4時15分。
早くしないと、ここが閉まってしまします。


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入苑料を払って、中に入ります。
ここから梅園に向かうには、
西側にあるこの石段を上らないといけません。


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石段を上ると、このような看板がありました。
ここは「御土居」のてっぺんに当たります。
御土居とは、安土桃山時代に豊臣秀吉が建設した土塁のことです。
京都市街地を囲むようにあったのですが、
後に徳川家康がその大半を破壊してしまいました。
一番完全な形で残っているのがここですが、
第69回ブログで紹介した三条新京極にある坂道や、
第111回ブログの渉成園内の二つの浮島など、
「御土居」の名残は京都市内のあちこちに残っています。


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御土居の上を南に向かって歩いています。
ここ自体は、普通の公園みたいですが……


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御土居から西の方を見下ろすと、
このように紅白の梅が咲き乱れています。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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御土居を約100m南に進みました。
この辺りから、先ほどの梅並木があるところまで下りられます。


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御土居の下まで下りてきました。
では、北の方に進んでみます。


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この辺りは、しだれ梅が多いですね。
谷間にあるせいか(日差しが入りにくいせいか)
まだまだ満開ではない木もたくさんあります。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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御土居下の梅園を約100m北に進みました。
向こうに折り返し地点の鶯橋があります。


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鶯橋で向かい岸に渡り、今度は南に進んでいます。
この辺りは梅ではなく、カエデが植えてあります。
もうこの時期は葉も付いていません。


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ただ、向い岸の梅並木はここからの方がきれいに見えます。
上の赤い欄干の展望台から、先ほどはここを見ていました。


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カエデ並木のこちら側の道も、
100mほど進んだところにあるあの橋で終わります。
(その先は塀で隔たっています)


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橋の上から北を向いています。
こうして見ると、
右(東)側の梅並木と左(西)側のカエデ並木が対比できます。


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御土居下の梅園を一周してきました。
では、この石段から上に上ります。


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御土居の上に戻ってきました。
今度は御土居の東側にも梅園が見えてきました。


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御土居より東側にある梅園の中に入ってきました。
こちらは平坦な公園の中に、
紅白の梅の木が交互に植わっています。


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御土居から東へ50mほど進みました。
時折、このような屋根の付いたベンチがあって
ゆっくりくつろげるようになっています。
自分もここで休もうと思ったのですが、
70歳くらいのカップルがいらしたので
先を急ぐことにしました。


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……で、結局さらに50m先にあったこのベンチに腰掛けました。
まぁ、ここも結構くつろげました。


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そして、そのベンチに座りながら撮りました。
時間があれば弁当でも持ってきて、
ここで何時間かゆっくりしたいところです。
ただ、この時点で午後4時半でしたので、
5分ほど座っただけでもと来た道を戻りました。
来年は、休日に来て数時間ここで休みたいです。


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ベンチから西に約100m進みました。
御土居に戻る途中に、茶店がありました。
では、そちらに寄ってみます。


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実は、ここの入苑料には茶菓子代も含まれていました。
茶店で入苑チケットを提示すると
この梅こぶ茶とお菓子がもらえます。
お菓子の方は、焼いた砂糖が付いた麩菓子でした。
本当はみたらし団子などもあるのですが、
そちらは別料金になっていました。


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茶店から、茶菓子をいただきながら見た風景です。
紅白の梅の木が交互に並んでいるのがきれいですね。
この写真もクリックすれば拡大できます。


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では、茶店を出ます。
ここからすぐ先に出口があるのですが、
今回は本殿に近い元の北側の出口に向かいます。


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茶店の裏にある鉄門扉をくぐります。
この先は先ほどの御土居になります。


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またまた御土居の上です。
今度は北に100m向かって、最初の出口に向かいます。


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そしてこの石段から御土居を下ります。
今回ブログの最初の地点に戻ってきました。


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北野天満宮の梅園から出ました。
西側に、北野天満宮の本殿への入り口があります。
こちらから、本殿に向かいます。


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門をくぐり、北野天満宮の本殿に入ってきました。
すると、立派な紅梅が出迎えてくれました。
この写真もクリックすると、拡大されます。


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こちらが、北野天満宮の本殿です。国宝です。
北野天満宮は、ご存知の方も多いでしょうが、
平安時代の貴族菅原道真を祀っています。
一時は右大臣を務めるなど栄華を極めましたが、
醍醐天皇と藤原時平の陰謀で失脚しました。
菅原道真は左遷先の大宰府で病死しましたが、
その直後に醍醐天皇や藤原時平とその家族が次々変死しました。
さらに都に疫病が流行したので、
当時の人々は「菅原道真の祟り」を恐れました。
その後、多治比文子(110回ブログで紹介)が受けた信託などもあって
この地に菅原道真の怨霊を鎮める神社ができた訳です。
つまり今では「学問の神様」と知られていますが、
元々は「祟り神」を鎮めるための神社でした。

では、ここに参拝します。
その前に、ここに並んで順番待ちです。


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順番待ちをしている間、本殿の造りを眺めていました。
柱や欄間に細かな彫刻が施してあり、
それらが極彩色で色づかれています。
日光東照宮の権現造に似ていると思うのですが、
いろいろ調べても関連性は不明です。


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では参拝も済ませたので、本殿を出ます。
今度は南側の三光門から出ますが、
この門は重要文化財に指定されています。


113-32.jpg
三光門にも、極彩色の彫刻が施してあります。
こちらは獏(バク)を模しているのでしょうか?
それとも鼻が長いので、象のつもりでしょうか?


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三光門を出ました。
ここから南側の絵馬掛所までの間に、
末社の祠が幾つか並んでいらっしゃいます。
菅原道真公の家臣を祀ったものが多いようですね。


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こちらは、老松社です。
そう言えば、文子天満宮にもいらっしゃいました。


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老松社の向かいには真鍮製の牛の像です。
こちらを撫でると頭が良くなると言われているので、
撫でられすぎてメッキが剥がれています。


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こちらは、火之御子社です。
ここに天満宮が置かれる前から、ここに祀られていました。
ここにいつから祀られているかは、不明です。


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更に、こちらは福部社です。
菅原道真の舎人(召使い)の一人が祭神となっています。


113-38.jpg
そして、福部社の向かいの白大夫社です。
「白大夫」というのは白山の神格化か何かと思っていたのですが、
どうやら菅原道真公の忠臣の一人のようでした。


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三光門から約50m南に進みました。
ここは、突き当りの絵馬掛所です。
「絵馬」だけでなく、
百人一首の絵札のようなものも飾ってありますね。


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絵馬掛所から南西を向いています。
では、こちらの楼門から神社の外に出ます。


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北野天満宮の楼門から、南を向いています。
この時点で、午後五時を回りました。
梅園の受け付けも、露店も閉まっています。
(この受付の横に、先ほどの茶店がありました)
ただ、お好み焼きの露店だけは開いていたので、
そこで一枚買って職場でいただきました。
(それがこの日の夕食です)


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北野天満宮の楼門から、参道を南に約100m進みました。
家路に就く方の方が多いですが、
実はこれから神社に向かう方も結構いらっしゃいました。
(でも、もうすぐここも閉まるはずなんですが……)


113-43.jpg
さらに参道を南へ約100m進みました。
鳥居の向こうは、今出川通です。
さらにその向こうに見える建物は、京都府警上京警察署です。
京都を舞台にした刑事もののドラマで
よく主人公が所属する警察署として撮影に使われていました。
(実は、京都の警察署の中で一番ロケーションが綺麗なのです)


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北野天満宮を出て、今出川通を西に向きました。
この日は平日でしたが、参拝者で歩道があふれていました。


113-45.jpg
北野天満宮から、今出川通を西に約10m進みました。
ここは、「北野天満宮」バス停です。
こちらは四条河原町行きの10系市バスですが、
これを撮った後、自分は101系市バスで京都駅方面に戻りました。
今回は、ここまでです。

~次回は、そろそろ桜見物が可能かもしれません~


~追記~
110回ブログにも書いたのですが、
必ずしも「天神さん=菅原道真」というわけではありません。
天神とは、天の神つまり水(雨)神であり雷神のことです。
「雷は、龍(蛇)が空へ上ったり下りたりしている姿」
古代ではそう考えられていたため、
奈良時代以前の天神は竜神や蛇神のことでした。
(大己貴命を指すことが多かったようです)

ところが、醍醐天皇やその家族が落雷で崩御すると、
(藤原時平や藤原忠平は病死でした)
雷を起こしたと考えられる菅原道真を
天神と同一視するようになりました。
そして、10世紀以降に造営された天満宮に
菅原道真を祀るようになったわけです。


~追追記~
この辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
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松原通を東から西へと
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京都盆地を輪切りにして、
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「松原通東から西」EX
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本町通を南から北に
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「寺町通南から北」
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「寺町通編」の最終回
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その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
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京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
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「上立売通東から西」
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