fc2ブログ

京菓匠 二條若狭屋本店

ホームに戻る
nwaka-1.jpg
店名:京菓匠 二條若狭屋     業種:和菓子匠
営業時間:午前8時~午後5時   定休日:水曜日など
(定休日の詳細は、ここをクリックしてください)
デリバリー:なし     飲食スペース:なし
住所:中京区二条通小川通東入ル西大黒町333-2
(地図で確認される方は、ここをクリックしてください)


nwaka-2.jpg
京都駅前北側市バスターミナルから9系市バスに乗って、約12分。
こちらは、「二条城前」バス停です。
今回は、こちらから老舗和菓子匠に向かいます。


nwaka-3.jpg
今まで乗っていた9系市バスが、堀川通を北上します。
9系市バスは堀川通の北端まで進み、
上京区内は桜の名所が続きます。
(その様子は、上京桜散策編を参照)


nwaka-4.jpg
「二条城前」バス停から、堀川通を南に向いています。
二条城の手前に、「二条通」と書かれた標識があります。
片方だけ尖った標識ですが、
これはこの位置が二条通の西端であることを指します。


nwaka-6.jpg
その位置で、西を向いています。
二条城の切符売り場と入り口である大手門が、見えますね。


nwaka-5.jpg
さらに標識の前で、東を向きました。
堀川通より東に、二条通が伸びています。


nwaka-7.jpg
では信号が変わりましたので、
堀川通に架かる横断歩道で二条通を東に進みます。
横断歩道は、先ほどの標識の少し南にあります。


nwaka-8.jpg
横断歩道を渡りながら、二条通から堀川通を南に向いています。
堀川通は京都市街地でも特に広い道幅ですが、
この辺りはそれほど道幅が広くありません。


nwaka-9.jpg
横断歩道を渡り、堀川通東側歩道に移動しました。
堀川通の東側に、小川が流れています。


nwaka-10.jpg
二条通から、堀川通を南に向いています。
この先に、京都駅に向かう9系市バス用の
「二条城前」バス停が立っています。


nwaka-11.jpg
今度は、二条通から堀川通を北に向きました。
堀川通の東側に「堀川」という川が流れており、
その堀川に二条橋が架かってます。


nwaka-12.jpg
さらに堀川通東側歩道から、二条通を東に向いています。
堀川の川幅は、2車線ほどでしょうか?


nwaka-13.jpg
二条橋の上から、堀川を南に向いています。
二条橋の長さは10mほどですが、
実際に流れている川幅は3mほどでしょうか。
周囲に桜並木が続いており、
堀川散策も代表的な京都観光です。
(堀川散策の様子は、ここをクリックしてください)


nwaka-14.jpg
堀川に架かる二条橋を渡ると、堀川の東側にも道路が伸びています。
こちらは、東堀川通です。
では、こちらの横断歩道も渡ります。


nwaka-15.jpg
その位置で二条通から、東堀川通を北に向いています。
この横断歩道を渡った先に、La Esquinaが建っています。
メキシコ料理店なのですが、ランチを中心に
インドネシア料理も出すお店です。


nwaka-16.jpg
東堀川通から、二条通を東に向いています。
右(南)側が、新築された全日空ホテルですね。


nwaka-17.jpg
東堀川通から、二条通を東に約100m進みました。
ここで、二条通は油小路と交差します。


nwaka-18.jpg
二条通から、油小路を南に向いています。
道(西)側が、先ほどの全日空ホテルです。
約200m先で、油小路は御池通と交差します。


nwaka-19.jpg
今度は油小路から、二条通を東に向きました。
ここからも、二条通を東に進みます。


nwaka-20.jpg
油小路から、二条通を約50m東に進みました。
ここで、二条通は小川通と交差します。
また右(南)側に向くと、「二條若狭屋」と書かれた看板があります。
こちらが、今回ブログメインのお店です。


nwaka-21.jpg
「二條小川」の辻の南東角が、二條若狭屋本店です。
その角に、こちらが並んでいます。
小川通沿いには犬矢来が張られており、
京町屋の商家の形式を守った家屋ですね。


nwaka-22.jpg
格子窓の脇に、ブリキ製の表札が立っています。
一見古そうな表札ですが、
この辺りが「中京区」と表記されていますので、
ここ100年以内に製作されたものでしょうね。


nwaka-23.jpg
小川通から、二条通を東に約5m進みました。
こちらに二條若狭屋の入り口があるのですが、
小川通(西)側の家屋の入り口は常に閉まっています。
二條若狭屋本店は、左(東)側の京町家で経営されています。


nwaka-24.jpg
二條若狭屋本店に、入店しました。
玄関口に、アルコールジェルが置いてあります。
最近はだんだん減ってきていますが、
こちらでは当たり前に使っています。


nwaka-25.jpg
二條若狭屋は江戸時代半ばに創業されていますので、
京都府知事から「老舗」に認定されています。
ちなみに、京都府では「老舗」は自称できません。
(条例に違反します)
創業100年を越えたお店が京都府知事から認定されたことにより、
老舗と呼称する許可証を貰えます。
こちらには、その老舗に対する許可証と
数100年のこのお店の歴史が展示されています。


nwaka-26.jpg
そのスペースの奥に、五重塔の模型がありました。
実はこちらは和菓子の材料で作られているので、
その気になれば食べられます。
(勿体ないので、誰も食べませんが)
和菓子の材料で模型を作ったものを「造形菓子」と言いますが、
樹木や花を模ったものが多く、
建築物を模ったものは珍しいですね。


nwaka-27.jpg
一方店頭には、こちらの工芸菓子が陳列されていました。
松の木も牡丹も紅葉も、すべて和菓子の材料でできています。
こういう工芸菓子は和菓子職人の修行に必要なもので、
年に1回日本全国で1位を決める大会もあります。
そういえば、五条の和菓子匠鍵長でも陳列されていました。


nwaka-28.jpg
さて、二條若狭屋の和菓子を撮影します。
通常のお店の和菓子も一通り揃っていますが、
こちらは栗やサツマイモなどを使った和菓子が得意です。


nwaka-29.jpg
二條若狭屋のショウケースを大写ししました。
こちらは、栗を模った栗餡のお饅頭です。
またこちらには、サツマイモを模ったイモ餡のお饅頭もあります。


nwaka-30.jpg
ですから自分が持つ二條若狭屋さんのイメージは
栗餡とイモ餡なのですが、
このように普通の生菓子も売られています。
上用饅頭や練り切りのような職人の腕がはっきりわかる和菓子も、
むしろ二條若狭屋の得意分野です。


nwaka-31.jpg
二條若狭屋本店から、帰宅しました。
持ち帰ったものが、この紙袋に入っています。
……と言いますか、古い本や人工呼吸器のチューブなど
全然関係ないものが多く写り込んでしまいました。


nwaka-32.jpg
先ずは、こちらの干菓子です。
砂糖を固めたようなものに見えますが、
本当はかなり複雑な和菓子です。
(詳細は、後述)
ただし、こちらは購入したものではありません。
いろいろ買ったら、サービスして戴きました。


nwaka-33.jpg
実際に購入したのは、この紙箱の中です。
毎年9月下旬になると、必ず戴く和菓子です。


nwaka-34.jpg
箱を開けると、月見団子が入っていました。
一つ400円ですので、4つで1,600円です。
(税込みで、1,728円です)
まぁ2023年9月29日金曜日は、「中秋の名月」ですからね。


nwaka-35.jpg
2023年9月29日金曜日の夜に、こちらを戴きました。
冷茶が2杯なのは、自分と母の分です。


nwaka-36.jpg
干菓子は、砂糖菓子ではありません。
中はゼリーでできており、それを砂糖の膜が覆っています。
見た目以上に複雑な和菓子ですね。


nwaka-37.jpg
京都には、球形の月見団子は存在しません。
円錐形の団子の底に、小豆餡が覆っています。
これは、海老芋を模っています。
海老芋とはエビの姿に似た大型の里芋のことで、京野菜の一種です。
もともと京都では団子ではなく海老芋を
月見の際に供えていました。
京都の月見団子の形状は、その名残です。

さて二條若狭屋の月見団子は、
よく練った餅粉をよく蒸してこの形状にしています。
小豆餡の量が他店より多めですが、
実は二條若狭屋の小豆餡はそこまで甘くありません。
それが、上品さを醸しています。


572-13.jpg
「京の道 今日の道」で二條若狭屋本店を
初めて取材したのは、2018年6月21日です。
その時は、代表的な和菓子「家喜芋」(やきいも)を買いました。
こちらは、一つ302円です。


572-14.jpg
家喜芋の袋を開けて、こちらを戴きました。
イモ餡が前面に出る饅頭で、
まるで焼き芋を戴いているようでした。
先述の通り、二條若狭屋は
栗やサツマイモを使った和菓子が得意です。

「京のお店 今日のお品」カテゴリートップに
進みたい方は、ここをクリックしてください。
様々なお店の検索が、可能です。



~追記 その1~
毎年北上しています
月見団子を購入する先は、毎年北上しています。
2020年は五条通に近い鍵長で
2021年は四条通に近い鼓月 四条烏丸店で、
2022年は三条通に近い老松堂で購入しました。
という訳で、2023年は二条通沿いの二條若狭屋です。
2024年は、一条通り沿いのお店で月見団子を買う予定です。
関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 京都道案内
ジャンル : 地域情報

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
プロフィール

ぴのぴな

Author:ぴのぴな
ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
そんな気分を
味わってください。

リンク・カテゴリの説明
いい加減複雑になったので、
サイドバーの説明をします。
☆リンク
「京の天気」
京都市内の今の天気と
天気予報が分かります。

「京都桜100景」
ブログ用に
今まで撮った写真に
新たに撮ったものを加え
独断と偏見で桜の名所を
100選びました。
少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
ポイントを書きました。
実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
これで分かります。

「京都市バス検索」
系統(「5系」とか)別に
市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
いただきました。

「ひまわりパパの
ときたま日記」
ご家族のことを書かれた
ブログです。
こちらも
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「アマランサス☆
だいあり~」
いろいろなことを
書かれたブログです。
こちらも、
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
許可をいただいて、
リンクさせて
いただきました。

「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
観光ブログです。
「幼児連れで
便利な店と
不便な点」を
詳しく
書かれています。
こちらは、
自分がお願いして
リンクさせて
いただきました。

「京都パワースポット
体験」
京都の様々な情報を
連載されています。
こちらも、
許可を頂いて
リンクをしました。

「京都散歩
日々の出来事と
三毛猫ブログ」
飼い猫と京都観光地の
様子を書かれた
ブログです。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

「京都に夢中!
古都・京都
お祭りナビ」
これから始まる
京都のお祭りや
イベントの
情報が載っています。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

布袋山保存会
祇園祭前祭の布袋山の
サイトです。
宵山でここに訪れて、
ここの方と親しくなって、
そのまま相互リンク
することにしました。

One-Shot Photo Blog
北関東と東京の下町の
写真ブログです。
自分の大ファンの
写真家さんが
運営されています。
こちらからお願いして、
リンクさせて
いただきました。

「春夏秋冬 京のくらし」
京都の季節の様子や
ご自身が経営されている
カフェの様子を
書かれたブログです。
この度、相互リンクさせて
いただきました。

☆カテゴリ
これまでの記事を
テーマ別に分けました。
記事は順番通り
並んでいますので、
観光コースをそのまま
追いかけられます。

「京のお店 今日のお品」
緊急事態宣言後の
京都市街地で
コロナ騒動下でも
頑張っておられる
さまざまなお店と
その商品を
紹介して宣伝します。

「未分類」
京都を書いては
いるのですが、
他の「道ブログ」とは
趣旨が違うものが
入ります。

「ここって、
何のブログなの?」
このブログの説明です。
記念すべき第1回です。

「限定公開」
パスワードがないと、
閲覧できません。
うちの家族の
個人情報満載なので、
こうなりました。
京都サンガの応援に、
東京に行った記事です。
(国立競技場と明治神宮)

「京都」
どのカテゴリにも
入らない記事です。

「京都サンガ」
Jリーグクラブの
京都サンガの 試合観戦や
イベントの様子を
記事にしました

「東福寺と泉涌寺」
ウチの近所なので、
一番よく行きます。

「伏見稲荷大社」
ウチの氏神様です。
初詣など
こちらも多くなります。

「ゑびす神社」
毎年参拝しているので、
独立させました。

「清水寺から平安神宮」
京都の東山周辺です。
京都観光の
一番有名なコースです。
これから京都観光を
考えておられる方は、
ここをご覧ください。

「京都紅葉散策」
紅葉の季節にあちこち
散策してきました。
毎年11月23日に行く
紅葉散策は含まれません。
そういうものに含まれない
短いものを集めました。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
サイトやブログのリンク
シリーズごと読むなら、こちらから
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
ブログの訪問者数
 
現在の訪問者数
現在の閲覧者数:
カレンダー
10 | 2023/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ランキング参加バナー
ブログ村ポイント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: