食と森
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店名:食と森 業種:町家食堂
営業時間:午前11時半~午後3時(ラストオーダー:午後2時半)
定休日:不定休 座席数:20(日曜日は8席追加)
デリバリー:なし テイクアウト:なし
住所:下京区正面通西洞院東入ル蛭子水町605
(地図で確認されたい方は、ここをクリックしてください)

京都駅北側市バスターミナルから宇多野山越行きの
50系市バスに乗って、約7分。
こちらは、「西洞院正面」バス停です。
今回は、このバス停近くの町家食堂に向かいます。
昼食時間しか開いていませんが、
実は最近人気を集めているお店です。

「西洞院六条」バス停から、西洞院通を北に向いています。
約200m先で、西洞院通は旧花屋町通と交差しています。
この辺りに、カレーハウスのキッチンカンパネラが建っています。

今度は「西洞院正面」バス停から、南を向きました。
約200m先で、西洞院通は七条通と交差します。
「七条西洞院」交差点周辺は、京都でも屈指の呑み屋街ですね。
また目の前で、西洞院通は正面通と交差します。

西洞院通から、正面通を西に向いています。
約150m先で、正面通は西本願寺御影門前で突き当たります、
その手前が、「ご縁まち」という仏具屋さんの商店街です。
(詳細は、第690回ブログ参照)

今度は西洞院通から、正面通を東に向きました。
信号が変わりましたので、横断歩道を渡り
西洞院通東側歩道に移動します。

西洞院通東側歩道から、正面通を東に向いています。
約150m先の新町通で、正面通は突き当たります。
正面通は短い距離ですぐ途切れますが、
そのような短い道の集合体です。
(正面通の詳細は、第680回ブログ参照)

西洞院通と正面通との角に、今回ブログのメイン
「食と森」が建っています。
京町家を改装した飲食店は何軒かありますが、
こちらは商家の京町家がほぼ完全に残っています。
一部は改装されていますが、
すぐにでも元に戻せるレベルなのは、とても珍しいですね。

では、「食と森」に入店します。
京町家は道路沿いが土間(靴を脱がない場所)で、そこが炊事場です。
そこを撮るとこのお店で働かれる方々も写すので、
表の間は撮影していません。
多くの町家カフェではその土間と一番近い部屋を土間に改装して、
そこにテーブルを並べて飲食スペースにしています。
一方「食と森」ではその土間をそのまま炊事場にして、
この奥の座敷を飲食スペースにしています。
そのため、このお店は他のお店より
京町家の保存度が高いです。
表の間の脇に、こちらの表札が立っていました。
その表札を読んでみると、
こちらは京都市学校給食用の豆腐を生産されていたそうです。
お店で働かれている方に話を聞くと、こちらは元々豆腐屋でしたが
約5年前にその豆腐屋の女将さんが町家カフェにされたそうです。
ところがコロナ禍でその町家カフェを閉められて、
現在の経営者に譲渡されたそうです。
「食と森」自体は、2022年の初夏に創業されたそうです。

先程の表札が立つ場所から、細長い廊下が町家の奥まで続いています。
ここで靴を脱いで、飲食スペースがある座敷に移動します。
各個人の靴は、横の下足箱に入れます。
ちなみに、このお店で京町家が改装されている部分がこの辺です。
恐らくですが、この町家が建設された当初はこの廊下が土間でした。
そしてこの土間だったところから、各部屋に靴を脱いで上がります。
この部分を「走り庭」と呼び、
ウチやウチの近所も元々このような造りでした。
走り庭は1960年以降に、大半がこのような廊下に変わりました。
ちなみに、ウチの近所で今も土間のままの町家はほぼ存在しません。
ですからこちらが廊下なのは、
前の所有者だった豆腐屋さんが改装されたのだと思います。

「走り庭」だった廊下から、座敷に入ってきました。
襖を取っ払って、2部屋を飲食スペースにされていました。
構造上は表の土間から直接上がれますが、
こちらのお客さんは廊下経由で座敷に入る約束です。

2部屋に8卓16席が用意されていて、
その周囲も合わせると、1Fに20席あります。
奥の部屋には床の間があって、その奥は坪庭ですね。

坪庭の手前にも、テーブルと椅子が置かれています。
坪庭の脇にトイレがありますが、それも京町家の特徴です。

一方、壁にはこのようなポスターが貼られていました。
細々と文字が書かれていますが、その内容はここでは書きません。

その横には、こちらの箪笥が置かれていました。
恐らくですが、以前の所有者の置き土産でしょう。

そのポスターと箪笥の間に、こちらの文机がありました。
今回は、自分はこちらの席に就きました。

お店の方に注文して暫くすると、こちらの貼り紙に気づきました。
こちらは、お茶は自分で淹れるようです。

実は自分の文机の脇に、お茶が置いてありました。
では、こちらのコップを取って自分用のお茶を淹れます。

自分でお茶を淹れて、注文したものを待ちます。
脇の紙には、QRコードが書かれています。
こちらはSNSウェルカムのお店で、
どうやらインスタグラムへの投稿を希望されてます。

注文してから、約10分経ちました。
すると、こちらが来ました。
京野菜と豆腐ハンバーグのおばんざいプレートです。
これで1350円ですが、実はランチはこれ1択です。
と言いますか、こちらは昼食時間のみの営業ですから
食事メニュー自体これだけです。
さらに、こちらは日替わりです。
つまり京野菜メインの昼食が、こちらで戴けます。

先ずは、こちらのお味噌汁です。
京都人にはちょっと塩辛いですが、
他の地域の方にはちょうどいいかもしれません。
なめ茸など、キノコがメインの具材でした。

こちらが、ご飯です。
白くありませんが、こちらは五穀米です。
つまりお米以外にも、雑穀が混ぜてあります。

そして、こちらがメインのプレートです。
手前が、左から豆腐のハンバーグと天ぷらです。
豆腐はそこまで焼き固めてありませんので、
ちょっと「おから」に似た食感でした。
真上には塩がトッピングされています。
ハンバーグというよりは和食に近い味わいで、
自分のお気に入りになりました。
天ぷらは、左から茄子・サツマイモ・シイタケです。
中央は左から洋葱とコンニャクの炒め物、茄子とサツマイモの煮物、
牛肉の時雨煮と並んでいます。
奥には野菜サラダが並びます。
左側のニンジンは恐らく生でしたが、
酢で上手く〆ていて、これも自分のお気に入りです。

約30分かけて、こちらを戴きました。
通常なら会計を済ませて帰宅しますが、追加で注文しました。

暫くすると、こちらがやって来ました。
豆乳のベイクドチーズケーキです。
こちらは店内からスマートフォンで注文しますが、
自分は携帯電話を持っていません。
そのため最初にお店の方が来られたときに、
まとめて注文しました。
もしかしたらコーヒーとかあるかもしれませんが、
取り敢えずこのまま戴きました。

こちらが、チーズケーキです。
チーズケーキ独特の食感で、チーズの旨味も感じます。
ただ通常のチーズケーキほど甘くありません。
代わりに横に添えてあるホイップクリームは、
とても甘いです。
両方戴いて、上手く口の中のバランスを取ります。

これで、一通り注文したものを戴きました。
会計を済ませて帰宅しようとしたところ、
お店の方に引き留められました。
「もうすぐ閉店ですが、ちょっとだけ2Fを覗かれますか?」
2Fは日曜日祝日など、休日限定で開放されています。
ここからは、そちらの方にお邪魔します。

お座敷の脇に、箱階段があります。
通常の階段よりも狭くて、急なのが特徴です。
こちらを上がって、2Fに向かいます。
実は自分の後ろにヨーロッパ系白人の老夫婦がいらして、
一緒にこちらを見学させて戴きました。

こちらが、2Fの奥の部屋です。
恐らく日曜日などの休日は、このテーブルに就けるのでしょう。

その奥の部屋にも、床の間がありました。
こちらの調度品は、以前の方がそのまま残されたものが多いです。
ですから、こちらにいると1970年前後の京都人の生活が分かります。

こちらは、その隣の部屋です。
こちらは走り庭の真上に当たり、様々な調度品が置かれています。
以前の所有者は、こちらを半ば納戸としていたのではないでしょうか?

こちらが、2Fの手前の部屋です。
窓の外は、正面通の空中です。
こちらの部屋にもテーブルとイスが置かれており、
日曜日などは開放されています。

その部屋の窓の脇に、こちらの机が置かれています。
こちらでも、休日は食事が可能です。
こちらも、部屋の調度品はそのままのようですね。

その部屋の反対側は、こんな感じです。
1975年までは、ウチもこのTVでした。
確かウチの亡き祖父は1955年ごろにこの機種のTVを買って、
カラーテレビに買い替えるまでずっと動いていました。
当時の家電製品は、本当に丈夫でしたね。

そういえば、箱階段の脇に書棚がありました。
津田左右吉全集と南総里見八犬伝が同居しているのは、
とても奇妙ですね。
「京のお店 今日のお品」カテゴリートップに
進みたい方は、ここをクリックしてください。
様生なお店の検索が、可能です。

店名:食と森 業種:町家食堂
営業時間:午前11時半~午後3時(ラストオーダー:午後2時半)
定休日:不定休 座席数:20(日曜日は8席追加)
デリバリー:なし テイクアウト:なし
住所:下京区正面通西洞院東入ル蛭子水町605
(地図で確認されたい方は、ここをクリックしてください)

京都駅北側市バスターミナルから宇多野山越行きの
50系市バスに乗って、約7分。
こちらは、「西洞院正面」バス停です。
今回は、このバス停近くの町家食堂に向かいます。
昼食時間しか開いていませんが、
実は最近人気を集めているお店です。

「西洞院六条」バス停から、西洞院通を北に向いています。
約200m先で、西洞院通は旧花屋町通と交差しています。
この辺りに、カレーハウスのキッチンカンパネラが建っています。

今度は「西洞院正面」バス停から、南を向きました。
約200m先で、西洞院通は七条通と交差します。
「七条西洞院」交差点周辺は、京都でも屈指の呑み屋街ですね。
また目の前で、西洞院通は正面通と交差します。

西洞院通から、正面通を西に向いています。
約150m先で、正面通は西本願寺御影門前で突き当たります、
その手前が、「ご縁まち」という仏具屋さんの商店街です。
(詳細は、第690回ブログ参照)

今度は西洞院通から、正面通を東に向きました。
信号が変わりましたので、横断歩道を渡り
西洞院通東側歩道に移動します。

西洞院通東側歩道から、正面通を東に向いています。
約150m先の新町通で、正面通は突き当たります。
正面通は短い距離ですぐ途切れますが、
そのような短い道の集合体です。
(正面通の詳細は、第680回ブログ参照)

西洞院通と正面通との角に、今回ブログのメイン
「食と森」が建っています。
京町家を改装した飲食店は何軒かありますが、
こちらは商家の京町家がほぼ完全に残っています。
一部は改装されていますが、
すぐにでも元に戻せるレベルなのは、とても珍しいですね。

では、「食と森」に入店します。
京町家は道路沿いが土間(靴を脱がない場所)で、そこが炊事場です。
そこを撮るとこのお店で働かれる方々も写すので、
表の間は撮影していません。
多くの町家カフェではその土間と一番近い部屋を土間に改装して、
そこにテーブルを並べて飲食スペースにしています。
一方「食と森」ではその土間をそのまま炊事場にして、
この奥の座敷を飲食スペースにしています。
そのため、このお店は他のお店より
京町家の保存度が高いです。
表の間の脇に、こちらの表札が立っていました。
その表札を読んでみると、
こちらは京都市学校給食用の豆腐を生産されていたそうです。
お店で働かれている方に話を聞くと、こちらは元々豆腐屋でしたが
約5年前にその豆腐屋の女将さんが町家カフェにされたそうです。
ところがコロナ禍でその町家カフェを閉められて、
現在の経営者に譲渡されたそうです。
「食と森」自体は、2022年の初夏に創業されたそうです。

先程の表札が立つ場所から、細長い廊下が町家の奥まで続いています。
ここで靴を脱いで、飲食スペースがある座敷に移動します。
各個人の靴は、横の下足箱に入れます。
ちなみに、このお店で京町家が改装されている部分がこの辺です。
恐らくですが、この町家が建設された当初はこの廊下が土間でした。
そしてこの土間だったところから、各部屋に靴を脱いで上がります。
この部分を「走り庭」と呼び、
ウチやウチの近所も元々このような造りでした。
走り庭は1960年以降に、大半がこのような廊下に変わりました。
ちなみに、ウチの近所で今も土間のままの町家はほぼ存在しません。
ですからこちらが廊下なのは、
前の所有者だった豆腐屋さんが改装されたのだと思います。

「走り庭」だった廊下から、座敷に入ってきました。
襖を取っ払って、2部屋を飲食スペースにされていました。
構造上は表の土間から直接上がれますが、
こちらのお客さんは廊下経由で座敷に入る約束です。

2部屋に8卓16席が用意されていて、
その周囲も合わせると、1Fに20席あります。
奥の部屋には床の間があって、その奥は坪庭ですね。

坪庭の手前にも、テーブルと椅子が置かれています。
坪庭の脇にトイレがありますが、それも京町家の特徴です。

一方、壁にはこのようなポスターが貼られていました。
細々と文字が書かれていますが、その内容はここでは書きません。

その横には、こちらの箪笥が置かれていました。
恐らくですが、以前の所有者の置き土産でしょう。

そのポスターと箪笥の間に、こちらの文机がありました。
今回は、自分はこちらの席に就きました。

お店の方に注文して暫くすると、こちらの貼り紙に気づきました。
こちらは、お茶は自分で淹れるようです。

実は自分の文机の脇に、お茶が置いてありました。
では、こちらのコップを取って自分用のお茶を淹れます。

自分でお茶を淹れて、注文したものを待ちます。
脇の紙には、QRコードが書かれています。
こちらはSNSウェルカムのお店で、
どうやらインスタグラムへの投稿を希望されてます。

注文してから、約10分経ちました。
すると、こちらが来ました。
京野菜と豆腐ハンバーグのおばんざいプレートです。
これで1350円ですが、実はランチはこれ1択です。
と言いますか、こちらは昼食時間のみの営業ですから
食事メニュー自体これだけです。
さらに、こちらは日替わりです。
つまり京野菜メインの昼食が、こちらで戴けます。

先ずは、こちらのお味噌汁です。
京都人にはちょっと塩辛いですが、
他の地域の方にはちょうどいいかもしれません。
なめ茸など、キノコがメインの具材でした。

こちらが、ご飯です。
白くありませんが、こちらは五穀米です。
つまりお米以外にも、雑穀が混ぜてあります。

そして、こちらがメインのプレートです。
手前が、左から豆腐のハンバーグと天ぷらです。
豆腐はそこまで焼き固めてありませんので、
ちょっと「おから」に似た食感でした。
真上には塩がトッピングされています。
ハンバーグというよりは和食に近い味わいで、
自分のお気に入りになりました。
天ぷらは、左から茄子・サツマイモ・シイタケです。
中央は左から洋葱とコンニャクの炒め物、茄子とサツマイモの煮物、
牛肉の時雨煮と並んでいます。
奥には野菜サラダが並びます。
左側のニンジンは恐らく生でしたが、
酢で上手く〆ていて、これも自分のお気に入りです。

約30分かけて、こちらを戴きました。
通常なら会計を済ませて帰宅しますが、追加で注文しました。

暫くすると、こちらがやって来ました。
豆乳のベイクドチーズケーキです。
こちらは店内からスマートフォンで注文しますが、
自分は携帯電話を持っていません。
そのため最初にお店の方が来られたときに、
まとめて注文しました。
もしかしたらコーヒーとかあるかもしれませんが、
取り敢えずこのまま戴きました。

こちらが、チーズケーキです。
チーズケーキ独特の食感で、チーズの旨味も感じます。
ただ通常のチーズケーキほど甘くありません。
代わりに横に添えてあるホイップクリームは、
とても甘いです。
両方戴いて、上手く口の中のバランスを取ります。

これで、一通り注文したものを戴きました。
会計を済ませて帰宅しようとしたところ、
お店の方に引き留められました。
「もうすぐ閉店ですが、ちょっとだけ2Fを覗かれますか?」
2Fは日曜日祝日など、休日限定で開放されています。
ここからは、そちらの方にお邪魔します。

お座敷の脇に、箱階段があります。
通常の階段よりも狭くて、急なのが特徴です。
こちらを上がって、2Fに向かいます。
実は自分の後ろにヨーロッパ系白人の老夫婦がいらして、
一緒にこちらを見学させて戴きました。

こちらが、2Fの奥の部屋です。
恐らく日曜日などの休日は、このテーブルに就けるのでしょう。

その奥の部屋にも、床の間がありました。
こちらの調度品は、以前の方がそのまま残されたものが多いです。
ですから、こちらにいると1970年前後の京都人の生活が分かります。

こちらは、その隣の部屋です。
こちらは走り庭の真上に当たり、様々な調度品が置かれています。
以前の所有者は、こちらを半ば納戸としていたのではないでしょうか?

こちらが、2Fの手前の部屋です。
窓の外は、正面通の空中です。
こちらの部屋にもテーブルとイスが置かれており、
日曜日などは開放されています。

その部屋の窓の脇に、こちらの机が置かれています。
こちらでも、休日は食事が可能です。
こちらも、部屋の調度品はそのままのようですね。

その部屋の反対側は、こんな感じです。
1975年までは、ウチもこのTVでした。
確かウチの亡き祖父は1955年ごろにこの機種のTVを買って、
カラーテレビに買い替えるまでずっと動いていました。
当時の家電製品は、本当に丈夫でしたね。

そういえば、箱階段の脇に書棚がありました。
津田左右吉全集と南総里見八犬伝が同居しているのは、
とても奇妙ですね。
「京のお店 今日のお品」カテゴリートップに
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