第119回 本圀寺 永興寺の桜~山科桜散策~その4

こちらは前回最後の写真で、本圀寺に通じる赤い橋の前です。
今回は、山科桜遊歩道の最西端本圀寺と永興寺に寄り、
そのまま地下鉄「御陵」駅まで向かいます。
撮影日は、2013年3月31日午後4時半。
早くしないと、寺院が閉まってしまします。

本圀寺への橋は、西から渡ることになります。
ですから、ここから回り込んで渡ります。

そして、ここから渡ります。
ここは自動車が通れるくらいの幅があります。
実は、ここから西の道幅も自動車が通れるくらいになります。

本圀寺へ通じる赤い橋を渡っています。
今は、東を向いています。
この角度は、第80回ブログの写真と同じです。
半年たつと、景色も変わります。

そして、琵琶湖疏水桜遊歩道の上を通過します。
半年前にも書いたとおり、
遊歩道の北側からは本圀寺には行けません。

で、半年前は悩んだ末にこの崖をよじ登りました。
蜘蛛の巣まみれになるは、途中で滑り落ちるは、
かなり悲惨でした……

橋から北に約100m進みました。
加藤清正が寄進したこの赤い門をくぐり、本圀寺に入ります。

赤い門をくぐると、周囲は桜一色でした。
半年前には気付かなかったのですが、
この寺院の木々はすべて桜のようです。

寺務所と鐘楼にはさまれた人形塚周辺も、こんな感じです。
向こうはソメイヨシノではなく、八重桜のようです。
とりあえず、こちらにお参りします。

そして、仁王門越しの本堂です。
この周辺は、枝垂桜並木が続いています。
日蓮宗本圀寺は、日蓮の住居跡が寺院化したものが
南北朝時代初期に京都に移転したものです。
(詳しくは、第80回ブログに書いてあります)
本当は、日蓮真筆の「立正安国論」など
国宝がゴロゴロしているスゴイ寺院なのですが、
この黄金ピカピカはどうしても自分の趣味ではありません。

では、さっさとここを出ます。
この日は日曜日で桜シーズン真っ盛りだったのですが、
境内に人影は全然ありませんでした。

加藤清正寄進の赤い門をくぐりました。
向こうの祠も半年前と変わりませんが、
あの時いたハトは、さすがにいません。

そして南に進み、また赤い橋まで戻ってきました。
ここを渡り、先に進みます。

赤い橋を渡っている途中で、今度は西を向きました。
今から、こちらの方を進みます。

赤い橋を渡り切りました。
今度は、琵琶湖疏水桜遊歩道の南側を西に進みます。

赤い橋から、遊歩道を西に約100m進みました。
ここにも小さな橋があり、今からここを渡ります。
南側に抜ける自動車がギリギリ通れるほどの道があります。
第80回ブログではここから地下鉄「御陵」駅に向かいましたが、
今回はもう少し西に進みます。

その小さな橋を渡っている途中で、西を向きました。
今度は、遊歩道の北側を西に進みます。

小さな橋を渡り切りました。
よく見ると、橋に名称が書いてあります。
「にほいはし」
そう読めますね。

小さな橋を渡り、琵琶湖疏水桜遊歩道の北側を西に進んでいます。
また、桜並木が続きます。
この辺は第79回ブログでは半年前に通りました。
その時とは、華やかさがだいぶ違います。
この写真は、クリックすると拡大されます。

そして、この辺にもベンチが並びます。
人通りがまた多くなってきましたが、
こちらは自分のようにこの遊歩道を完全制覇された方々ではなく、
天智天皇陵から本圀寺・永興寺を回られた方々でしょう。
(実は、そういうコースも観光案内で設定されていました)
この写真も、クリックすれば拡大されます。

道の途中で、椿が綺麗に咲いていました。
そう言えば、半年前はこの家の壁に夕顔が咲いていました。

小さな橋から、琵琶湖疏水桜遊歩道を西に約200m進みました。
いよいよ今回訪れる最後の寺院永興寺に着きました。
一見すると鉄門扉が閉まっているように見えますが……

このように鉄門扉の脇が開いていて、
ここから自由に中に入れるようになっています。

では、石段を上り「無量山永興寺」の中に入っていきます。
仏教に知識のある方なら一見浄土系の寺院に見えますが、
ここは曹洞宗の寺院です。

そして、曹洞宗「無量山永興寺」の本堂です。
曹洞宗の開祖道元を荼毘に付した場所を寺院化したところです。
これより中には入れませんので、この周辺を散策します。

本堂の西側に、末社の豊川稲荷神社がいらっしゃいます。
豊臣秀吉によって、愛知県の豊川稲荷神社がここに分社しました。
こちらのおじいさんと少し話し込んだのですが、
毎日のようにこちらにお参りされているそうです。

そして、本堂前の庭園も桜が咲き誇っていました。
こちらも、半年前に来たときは桜の木とは気づきませんでした……

こちらの枝垂桜の枝ぶりも見事でした。
ただ、撮影日の3月31日時点ではまだまだつぼみでした。

では、こちらから永興寺を出ます。

永興寺の鉄門扉の前から、
南にある琵琶湖疏水桜遊歩道の方に向いています。
向こうに見事な桜の木がありますが、
その下で近所の方々が花見をされていました。
こちらも焼肉でしたが、最近は花見と言えば焼き肉なのでしょうか?

この左手で、焼肉の花見が繰り広げられています。
目の前に、また琵琶湖疏水を渡る橋が見えます。
またまたこの橋を渡っていきます。

橋を渡っている途中で、琵琶湖疏水を西に向きました。
この少し先で、琵琶湖疏水はトンネルの中に入ってしまいます。
つまり、ここで琵琶湖疏水桜遊歩道は終わりです。
トンネルの上部に、井上馨元外務卿の碑文があります。
「仁は山を以って悦び 智は水の為に歓む」
というようなことを漢文で書いてあります。
(詳しくは、第79回ブログを参照してください)

橋を渡ると、さらに南側に急な坂道が現れます。
ここから琵琶湖疏水桜遊歩道と別れて南に進み、
地下鉄「御陵」駅に向かいます。

急な坂道を上り切りました。ここから道は、南に急に曲がります。
(第79回ブログと正反対の道を進みます)

先ほどの写真から、南に10mほどで突き当りです。
そこから東に約5mずれると、
南へ続く急な下り坂が姿を見せます。

これが、その下り坂です。
約1km南に進み、この坂を下りきると地下鉄「御陵」駅前に出ます。

先ほどの写真から、約400m南に進みました。
ここから、山科盆地が一望できます。
あの下まで行くと、地下鉄の駅があります。

道の途中で、民家に梅の木がありました。
3月31日段階では、まだ咲いていました。
この写真も、クリックすれば拡大されます。

そして、この坂を下り切りました。
目の前の大通りが三条通で、ここに地下鉄の駅があります。

三条通を渡り南側歩道まで進むと、
先ほどの写真に写っていたコンビニエンスストアの西隣に
地下鉄東西線「御陵」駅へ通じる階段があります。
一駅東に進めば、JR「山科」駅前に出ます。
また、西に進めば三条河原町などの繁華街にも進めます。
自分は、今回はJR「山科」駅の方に行って
そのまま京都駅に向かいました。
今回は、ここまでです。
~次回からは、また新しい道を延々進めます~
~追記~
この近辺の周辺地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
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