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第133回 ぬりこべ地蔵 前編~本町通南から北~その14

本町通をだいぶ北上してきて、もう200mで伏見稲荷大社です。
ただ、今回も途中で東に曲がるので
伏見稲荷大社へはまだまだ先の回になります……
今回紹介するぬりこべ地蔵は、古い墓地の中にポツンとあります。
実は、このお地蔵さん自体が元々墓石だったりするのですが、
地元民の厚い信仰の対象になっています。


133-1.jpg
前回最後の写真、伏見区深草直違橋10丁目の十字路なのですが……
1週間たって、風景が一変しました!
強い日差しのために、影が色濃く出ています。
今回も約100m先で東にそれ、ぬりこべ地蔵へと向かいます。
撮影日は、2013年6月13日木曜日午後1時半。
まるで、8月半ばです。


133-2.jpg
直違橋10丁目の十字路で西を向きました。
このまま琵琶湖疏水を渡ると、
その先に京阪電鉄「深草」駅があります。


133-3.jpg
今度は、東を向きました。
前回は、ここを通って石峯寺に向かいました。
ただ、その道に「ぬりこべ地蔵↑」という道標があります。
まぁ、ここからでも行けますが、
今回ブログの道順が一番わかりやすいはずです。


133-4.jpg
直違橋10丁目十字路から、本町通を北に約10m進みました。
こちらは、京都で展開している24時間営業のスーパーです。
ただ、こちらの支店は夜中は閉まっていしまします。


133-5.jpg
こちらは、スーパーの向かいです。
この仏具屋さんをはさんで、診療所や薬局が軒を並べています。


133-7.jpg
その薬局の看板の裏側です。
日陰のせいか、満開のアジサイも元気いっぱいです。


133-8.jpg
直違橋10丁目十字路から、本町通を北に約100m進みました。
京町家が並んでいる一角から、魚が焼けた良い香りがしてきました。
こちらは仕出し屋さんで、惣菜を売っています。
特に焼き魚が多く並んでいて、鰆の西京焼きがおいしそうでした。


133-9.jpg
その仕出し屋さんの前で、本町通を北を向きました。
約50m先に、JR奈良線の踏切が見えます。


133-10.jpg
本町通を横断するJR奈良線の踏切に来ました。
右(東)側に、小さな寺院があります。


133-11.jpg
JR奈良線の踏切から、西を向きました。
ここを進むと、琵琶湖疏水を渡って
京阪電鉄「深草」駅と「伏見稲荷」駅の中間になります。


133-12.jpg
JR奈良線の踏切から、北北西に向きました。
向こうに見えるのは、JR奈良線「稲荷」駅のホームです。
伏見稲荷大社まで、あとほんの少しです。


133-13.jpg
JR奈良線の踏切で、東を向きました。
こちらは、光明山攝取院(せっしゅいん)です。
では、ここにお参りします。


133-14.jpg
攝取院の本堂脇に祀られているお地蔵さんです。
先ずは、こちらにお参りです。


133-15.jpg
そして、こちらが攝取院本尊の腹帯地蔵尊です。
ここは、屋外からお参りできるようになっています。
寺伝によれば、このお地蔵さんは比叡山の雲母坂(きららざか)付近で
地中から掘り出されたそうです。
夢のお告げで掘り出したのが伏見稲荷大社付近に住む僧侶だったので、
この地にお地蔵さんを持ち帰り、攝取院を建立したそうです。
(明治時代、JR奈良線敷設の際に多少移動しました)

「腹帯」地蔵尊というだけあって、こちらは子宝にご利益があります。
江戸時代には大名家や将軍家さらには天皇家が帰依して、
子宝が授かるたびに寄進を受けて繁栄しました。
今でも、そのご利益を授かろうとお参りに来られる方が多いそうです。


133-16.jpg
攝取院の北側に、本町通から東に伸びる脇道があります。
また、ここから本町通を東にそれていきます。


133-17.jpg
本町通から、攝取院北側の道を約10m進みました。
かなり細い道ですが、たまに自動車が通ります。
こちらにも、お米屋さんがあります。
ただ、こちらのお米屋さんはいろいろなものを売っている
雑貨屋さんでもあるようです。


133-18.jpg
先ほどのお米屋さんから、東に約100m進みました。
少しずつ緩やかな上り坂になってきました。
細い道の周囲には、昔ながらの民家が並んでいます。
こちらはツツジが咲いています。
日差しが強いと、赤い色が鮮やかに見えます。


133-19.jpg
ツツジが咲いていた民家から、さらに30m東に進みました。
攝取院からずっと真っ直ぐに東に進んでいます。
実は、この辺はかなりの迷路です。
たくさん脇道がありますが、
土地勘がない人がそちらにそれると道に迷ってしまいます。

向こうから、自動車がやって来ました。
何とかよけて、先に進みます。


133-20.jpg
先ほどの写真から、さらに50mほど東に進みました。
カーブミラーがあるのは、ここが十字路だからです。


133-21.jpg
十字路で右(南)を向きました。
左側の石碑に、「豊光大神」など3柱の銘があります。
稲荷山山中の荷田社に合祀されている方ですね。
ただ、こちらの方を探したのですが、
神社や祠のようなものはありませんでした。

ちなみに、こちらの脇道の方に進むと
土地勘のない方は絶対に道に迷いますので
気を付けてください。


133-22.jpg
今度は左(北)を向きました。
伏見稲荷大社本殿脇の東丸神社と神楽殿の間の道を南に進むと、
この十字路に出ます。
ちなみに、右側のブロック塀の向こうは伏見稲荷大社の敷地です。
そして、左側に見える屋根は東丸神社のものです。


133-23.jpg
十字路から、約20m東に進みました。
攝取院からずっと真っ直ぐ進んでいます。
この道の突き当りが見えてきました。
その先に見えるのが、稲荷山です。


133-24.jpg
伏見稲荷大社のブロック塀の上に、
「ぬりこべ地蔵 石峯寺 →」と書かれた標識がありました。
ぬりこべ地蔵を通り抜けると、そのまま石峯寺の前に出ます。
もし本町通にこだっわっていなかったら、
ここから十二帝陵までは、800mほどしか離れていません。


133-25.jpg
攝取院から続いていた道も約300mで突き当り、
ここでT字路になります。


133-26.jpg
T字路で左(北)を向きました。
ここから伏見稲荷大社へ道が伸びていますが、
途中に鉄門扉があるので、ここからは入れません。


133-27.jpg
今度は、右(南)を向きました。
住宅地に囲まれて、古い墓地があります。
今回の目的地でもあります。


133-28.jpg
いよいよ墓地の中に入っていきます。
古い墓石の向こう側は小山になっていて、
その上も墓地になっています。
この写真は、クリックすれば拡大できます。


133-29.jpg
古い墓石の中に、お地蔵さんなどの石仏が並んでいます。
こうして見ると、大昔はお地蔵さんが
墓石として使われていたことが分かります。


133-30.jpg
先ほどのT字路から、そのまま南に進んで
墓地の中を進んでいきます。
ここは「墓地」と言っても、住宅地に近いので
寂しい雰囲気はありません。
実際、この道は近隣住民の生活道路でもあります。


133-31.jpg
墓地の中に、このような看板がありました。
これを見ると、ここが攝取院のお墓であることが分かります。
残念なのは、不法投棄される方がいるから
このような看板が必要になっているということです。


133-32.jpg
T字路から、南に約50m進みました。
小屋の向こう側に、お地蔵さんの祠が見えてきました。


133-33.jpg
こちらが、「ぬりこべ地蔵」の祠です。
元々はここから約1km西の
伏見区深草西浦町の京都警察学校敷地内にありました。
明治時代に、日本陸軍第16師団練兵所を作る際に、
こちらに移転してきました。
ですから、ぬりこべ地蔵は元々攝取院関連施設ではありませんでした。
それどころか、このお地蔵さんの出自や名称の由来は不明です。
(名称の由来は、大きく二説あります)
虫歯や歯の健康にご利益があるとされ、
江戸時代には多くの信者を集めましたが、
その時点で既に出自は分からなくなっていました。
江戸時代の古地図には、「ぬりこべ墓」と書かれています。
ですから、元々は誰かのお墓であったことだけは確かです。


133-34.jpg
お地蔵さんの脇にあった小屋に管理人のおばあさんがいらして、
その方に500円払ってお札を買いました。
これを痛いところに貼ると、ご利益があるそうです。


133-35.jpg
そして、500円払ってシキビを買いました。
さらに100円払って、蝋燭と線香を買いました。
それぞれお供えして、ぬりこべ地蔵さんにお参りしました。


133-36.jpg
今度は南側から北に向かって、ぬりこべ地蔵を撮りました。
ここから見ると、
本当に墓地の中にいらっしゃることが分かります。
屋外にいらっしゃるので24時間参拝が可能ですが、
小屋の中に管理人さんがいらっしゃるのは、午後3時までです。
もう少しここの墓地を散策しますが、それは次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、この墓地で荷田春満のお墓を参ります~
~追記 その1~
先述のように、ぬりこべ地蔵尊の名前の由来は大きく二説あります。
① 歯を治療することを古語で「ぬりこべる」ということが由来。
② 平安時代の建築様式「ぬりこべ造」が由来。
①が有力と言われていますが、決定的ではありません。

~追記 その2~
最近、更新ペースが遅れています。
単に仕事が忙しくなって
ブログを書く時間がなくなってきているからなのですが、
当初5月末に書く予定だった伏見稲荷大社が
このままでは7月に入ってからになりそうです。

~追記 その3~
サイドバーの「京都市バス路線図」が
うまくリンクできなくなっていましたが、
2013年6月20日に直しておきました。

~追記 その4~
毎年6月30日は大祓の日です。
伏見稲荷大社でも神事があります。
時間がある方は、ぜひお越しください。
詳しくは、ここをクリックしてください。

~追記 その5~
この辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
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生まれたときから50数年
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あちこち回りました。

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「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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