第139回 役行者山の護摩焚 後編~祇園祭宵山散策番外

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毎年祇園祭宵山で役行者山の護摩焚が行われます。
いよいよ修験者問答も終わり、護摩壇に火が付きます。
今回は、この護摩焚の様子を書いていきます。
撮影日は2013年7月16日火曜日午後3時。
小雨が降ったり、日が差したり、不安定な日でした。


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とは言え、聖護院の修験者全員が結界の中に入っても
すぐには護摩壇に火が付きません。
この場を祓い清める祈祷が行われます。

先ずは、破魔矢を周囲に射掛けます。
まぁ、本当に射掛けたらかなり危険なので、
弓を引くときに故意に地面に矢を落とします。
面白いのは、破魔矢の色が射掛ける方向によって違うことです。
東は緑、南は赤、西は色、北は黒でした。
そう、四神獣ですね。(青龍、朱雀、白虎、玄武のことです)


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次は、別の修験者が現れて小刀を抜きました。
そして、九字祈祷を行いました。
(臨・兵・闘・者・皆・陣・裂・在・前です)


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更に別の修験者が現れました。
こちらは斧で、護摩壇を四方から切りつけました。


139-5.jpg
そして、いよいよ松明の登場です。
世話役の二人が、役行者山の方にある火に向かいます。
(火は、金色の香炉にあります)


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香炉の中から火を取り出し、松明に点火されました。
ようやく護摩焚きが始まります。


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ただ、すぐには護摩壇に点火しません。
護摩壇の前に松明を立たせます。


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そして、この状態で祈祷が始まります。
年長の修験者が、紙に書いてある文言を述べます。


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それが終わると、松明を護摩壇に突き刺します。
これで、護摩壇に点火されました。


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松明の火が、少しずつ護摩壇の松の葉に付いてきました。
すると、護摩壇から白い煙が上がり出しました。


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今年はついさっきまで小雨が降っていたこともあり
護摩壇の火は、燃え上がることなく燻ぶり続けました。
すると、白い煙がもうもうと立ち上がり
暫らく前が見えなくなってしまいました。
(この写真は、だいぶマシになってから撮りました)

年長の修験者が、祈祷を続けておられます。
小型で封を切り、護摩木を火に投げ込まれます。


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そして、年長の修験者が次々と護摩木を火に投げ込まれます。

世話役の方がうまく水をかけられると、
護摩壇の煙は真上に上がるだけになりました。
これでもう煙たくありません。


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年長の修験者が護摩木を一通り投げ込まれると、
次は扇で火を仰がれました。
護摩壇の松の葉がすべて燃えたので、白い煙は上がらなくなりました。


139-14.jpg
その後は、修験者ほぼ全員による読経が始まりました。
文言から、「般若心経」とわかります。
とても短いお経なので、何度も繰り返し唱えられていました。

実はここではプロと素人合わせて数十人が撮影していたのですが、
西側で撮っているとそろそろ他の方に邪魔になってきたので、
南側最後列に移動しました。
とは言え、さっきの位置よりここの方がいい角度のようです。
次からは、ここから撮ります。


139-15.jpg
読経が終わると、今度は別の文言を修験者全員で唱えられました。
「南無祇園 牛頭天王」(牛頭天王は、祇園社の神様)
「南無 神変大菩薩」(神変大菩薩は、役行者の仏としての名前)
こう何度も唱えられていました。

その際、世話役の方々が昨年の粽などを火にくべられていました。


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その直後に、一人の修験者が法螺貝を吹き始めました。
どうやら、祈祷も終わりのようです。


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すると法螺貝を吹く修験者が3人になって、
全員が立ち上がりました。


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そして、年長の修験者が北の方に歩いて行かれました。
この先にある役行者山の会所に向かわれるようです。


139-19.jpg
さらに、その後を他の修験者が付いていきます。
多分、会所で休憩されるのでしょう。


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これで、役行者山の護摩焚きが終了です。
実はここからいろいろあるのですが……


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結界のしめ縄に下がっていたしめ飾りの色紙を
見物人が一斉に取り外し始めました。
皆、これを持ち帰ります。
(撮影している間に、自分の分がなくなってしまいました)


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次に、四隅の笹が片づけられていきます。
少しずつ後片付けが始まっていきます。


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これは、長椅子の上にあった座布団代わりの松の葉です。
自分は、これをいただきました。


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そして、まだ火が残っている護摩壇に向かいます。
まだまだ護摩木が燃え盛っていますね。


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これは、先ほど拝借した松の葉です。
これをこの護摩壇に投げ込みます。


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松の葉を護摩壇の火の中に投げ込みました。
その煙を体に浴びて、無病息災を祈ります。


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護摩壇の前で、室町通を南に向きました。
プロも素人もカメラマンは、三々五々解散です。


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では、自分も役行者山から立ち去ります。
室町通を南の方に向かいます。


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姉小路通から、室町通を南に約70m進みました。
西側に、「永楽屋」があります。
ここでは、手ぬぐいの製造と卸しをされています。
(姉小路室町の角で、小売をされていました)
ここは、祇園祭の期間中「手拭いの美術館」になります。
屋内に様々な絵が描かれた手拭いが展示されました。
今年は時間がないので入りません。
昨年(2012年)の様子は、ここをクリックしてください。


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三条室町の角まで来ました。
真っ直ぐ室町通を南に進めば、すぐに黒主山があります。
三条通を右(西)に曲がれば、
新町通に八幡山、角にはトゥレ・ドゥーがあります。
当初はどちらにも寄る予定だったのですが、
この時点で午後3時半を大幅に回っていました。
もう職場に戻らないといけない時間なので、
ここから先は諦めます……


139-31.jpg
室町通から、三条通を東に向いています。
このまま進み、烏丸通を目指します。
時間が早いので、まだ露店は出ていません。


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三条烏丸の交差点に着きました。
ビルの脇で、花が咲いています。禊萩でしょうか?
昨年は、全然咲いていませんでした。


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三条通から、烏丸通を北に向いています。
ここからは、烏丸通を北上します。


139-34.jpg
三条通から、烏丸通を北に約50m進みました。
こちらは、地下鉄「烏丸御池」駅6番出口です。
では、ここから地下鉄に乗って職場に戻ります。
2013年の祇園祭はこれにて終了です。

~次回は、東福寺の方に本町通を進みます。
夏場の青いカエデもなかなか綺麗でした~


~追記~
実は、祇園祭宵山ですべての山鉾が見られるのは
今年で最後になるかもしれません。
こう書くとまるで祇園祭が消滅してしまうような錯覚を覚えますが、
もちろんそんなことはありません。

来年以降は、宵山も山鉾巡行も
前半後半に分けて行われる可能性があります。
山鉾巡行も従来の7月17日に加えて、
7月24日にも行われる可能性が高まっています。
消滅どころか「さらに発展」しているのですが、
約50年前まではむしろずっと数百年間
宵山も山鉾巡行も年に2回行われていました。
ですから、ある意味元に戻るわけですね。

ただ、そうなったら宵山の様子も変わってきますので、
来年もまた全山鉾制覇に再び挑戦します。

~追追記~
この周辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
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護摩焚の様子

ぴのぴなさん。

おはようございます。

護摩焚の様子、興味深く拝見させていただきました。
学生時代、京都で過ごしたと言え
知らないことがいっぱいなので
京都の奥深いところを教えていただける
ぴのぴなさんのブログは拝見していて楽しいです。

これからもよろしくお願いします。

Re: 護摩焚の様子

ひまわりパパさん、こんにちは。
たびたびコメント、ありがとうございます。

この護摩焚はこの辺を歩いて、偶然見つけたものです。
(今から、約20年前のことですが)
各山鉾は、事実上独立した神社ですから
それぞれに様々なイベントがあります。
「全山鉾制覇」を行わない年に、
そういうところを少しずつ紹介したいと思います。
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プロフィール

ぴのぴな

Author:ぴのぴな
ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
そんな気分を
味わってください。

リンク・カテゴリの説明
いい加減複雑になったので、
サイドバーの説明をします。
☆リンク
「京の天気」
京都市内の今の天気と
天気予報が分かります。

「京都桜100景」
ブログ用に
今まで撮った写真に
新たに撮ったものを加え
独断と偏見で桜の名所を
100選びました。
少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
ポイントを書きました。
実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
これで分かります。

「京都市バス検索」
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市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
いただきました。

「ひまわりパパの
ときたま日記」
ご家族のことを書かれた
ブログです。
こちらも
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「アマランサス☆
だいあり~」
いろいろなことを
書かれたブログです。
こちらも、
許可をいただいて
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「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
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「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
観光ブログです。
「幼児連れで
便利な店と
不便な点」を
詳しく
書かれています。
こちらは、
自分がお願いして
リンクさせて
いただきました。

「京都パワースポット
体験」
京都の様々な情報を
連載されています。
こちらも、
許可を頂いて
リンクをしました。

「京都散歩
日々の出来事と
三毛猫ブログ」
飼い猫と京都観光地の
様子を書かれた
ブログです。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

「京都に夢中!
古都・京都
お祭りナビ」
これから始まる
京都のお祭りや
イベントの
情報が載っています。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

布袋山保存会
祇園祭前祭の布袋山の
サイトです。
宵山でここに訪れて、
ここの方と親しくなって、
そのまま相互リンク
することにしました。

One-Shot Photo Blog
北関東と東京の下町の
写真ブログです。
自分の大ファンの
写真家さんが
運営されています。
こちらからお願いして、
リンクさせて
いただきました。

「春夏秋冬 京のくらし」
京都の季節の様子や
ご自身が経営されている
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書かれたブログです。
この度、相互リンクさせて
いただきました。

☆カテゴリ
これまでの記事を
テーマ別に分けました。
記事は順番通り
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「祇園祭宵山散策」
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毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
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参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。
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