番外 4 冠水3日後の嵐山渡月橋
台風18号に伴う2013年9月16日未明の豪雨は、
京都市内で、大堰川(桂川)の氾濫を引き起こしました。
特に嵐山渡月橋は完全に冠水し、
周辺の道路や商店、旅館も床上浸水しました。
さぞかし甚大な被害が……
と心配され方も多いでしょうが、
数日で、ほぼ復旧しています。
今回は、元来の予定を変更してその様子を取材してきました。
撮影日は2013年9月19日木曜日午後1時半。
「あの日」以来、ずっと晴れています。

今回は急いで取材したので、移動手段は自転車です。
(実は、自分は運転免許を持っていません)
自宅から、とりあえず川端通(鴨川沿い)に出て北上して
松原橋から河原町通、さらに100m北上して
高辻通を突き当りまで西に進み(ここだけで自転車約30分)
本当はそこから北上する所を南に約100m進みました。
ここは、第33回ブログにも登場する上野橋(かみのはし)です。
桂川自体は多少濁流ですが、橋の周囲は通常と同じです。

上野橋から約300m北上し、四条通に出ました。
そこから四条通を西へ突き当りまで進んでいきます。
こちらの写真は、四条通ほぼ最西端の松尾橋です。
(ちなみに、ここより上流を大堰川と言います)
橋の向こうに見える赤い鳥居は、松尾大社です。
ここも川は濁流ですが、橋の上は通常通りです。

桂川は増水していると思いきや、
普段の川底が陸地になって小さな三日月湖を作っています。
水流に勢いがあるので、川底が削れたのでしょうか?

松尾橋を渡って、松尾大社の赤い鳥居もくぐりました。
そして、松尾大社の境内に入る直前に北に折れ、
細い道をずっと進んでいきました。
(第42回ブログと第43回ブログで通った道です)
松尾大社から北に約1km進むと渡月橋なのですが、
約100m手前でこの法輪寺に寄りました。
ちなみに報道で旅館に宿泊していた方々が
小さなボートに乗って避難されていた映像がありましたが、
それがこの道の少し北の部分です。

それでは、約1年ぶりにこの石段を上ります。

いつ来ても、法輪寺の石段のカエデ並木は勇壮できれいです。
この風景を楽しみながら上りましたが、
敢えて今回ここに来たのには理由があります。

とは言えせっかく来たのですから、先ずは本堂にお参りします。
自転車を小一時間走らせてこの石段を上ったので、
「べんつるさん」の太ももを撫でて
足の疲れが取れるのを祈願しました。

そして、今回の目的地の一つ法輪寺境内の展望台に向かいます。
勘のいい方はお分かりでしょうが……

報道による2013年9月16日の渡月橋の映像は、
ここから撮られていたものでした。
(厳密には、もう少し左側からです。
ただ、そこには一般人は入れません)
ここから見ると、大堰川(桂川)の水位も元に戻っています。
向こう側の道(三条通)が「あの日」は完全に水に使っていましたが、
今は普通に人も自動車も通っています。

今度は渡月橋よりも少し上流側をとります。
右側の緑色の屋根は、蕎麦屋の「嵐山 よしむら」です。
9月16日の報道では、
大堰川(桂川)の水が屋内まで侵入した映像が写っていました。
あとでちょっと寄ってみます。

法輪寺から降りてきて、渡月小橋まで来ました。
(渡月橋南側の小さな橋です)
大堰川(桂川)南岸の旅館や飲食店は、
店内に入ってきた土砂や廃棄するものの
撤去に追われているようです。
ただ、あらかた店内からは撤去が終わり
あとは運び出すだけになっていました。
この分だと、週末の3連休には営業再開ですね。

渡月小橋を北に渡り、中ノ島公園に入っていきました。
この土産物店は、報道でも取り上げられていました。
(だいぶひどく浸水した店です)
さすがにまだ営業してはいませんが、
外から見る分では営業再開間近に見えます。

こちらは、中ノ島公園の南側です。
この辺ではここが一番低いので、
影響の方も一番あるはずなのですが、
だいぶ撤去とかも進んでいるようです。
忙しそうにされていたのでそちらにお邪魔しませんでしたが、
見た目ではここ数日中に営業再開の様子です。

では、渡月橋を南から北に渡っていきます。
(第44回ブログと比較してみてください)
相変わらず、たくさんの観光客で賑わっています。
ただ、この日はカメラを持った人がいつもよりたくさんいました。
まぁ、自分もその一人なわけですが……

渡月橋を渡っている途中です。
この写真ではわかりにくいのですが、
やはり橋が川の濁流と同じ色に汚れていました。
ただ、土ぼこりが気になることはありませんでした。
(埃アレルギーが平気なのですから、ほとんど土埃は出ていません)
あと、いつもより外国人(特に中国人)の割合が多かったです。
やはり、日本人は来るのを遠慮されているのでしょうか?

渡月橋から、蕎麦屋の「嵐山 よしむら」を見ています。
ここからでは、中の様子はまだ分かりません。

ただ大堰川(桂川)をよく見ると、まだ増水しています。
上流の亀岡市はまだまだ大変な状況ですから、
そちらの水がまだまだ退いていないということでしょうか?

渡月橋の北詰三条通との交差点に来ました。
「あの日」は、この辺りは完全に大堰川(桂川)に沈んでいました。
それが3日たって、人も自動車も普通に通れるようになっています。

せっかく来たので名物桜餅をいただこうと、琴きき茶屋に寄りました。
ところが、まだ閉まっていました。
中は散らかっていないので、週末には営業再開しているでしょう。

こちらは、琴きき茶屋の向かい(東)側の土産物屋さんです。
開いている店と閉まっている店が、半々という感じでした。
ちょっと渡月橋の北側を回ってみます。

こちらは、琴きき茶屋北隣の湯葉入りてんぷらの屋台です。
(ここも嵐山名物ですね)
ここは、もう営業再開していました。
ただ、閉まっている店も多いこともあって
ここにお客さんが集中していつも以上に大忙しでした。

こちらの「嵯峨野コロッケ」の屋台も開いていました。
ちなみに、前に写っている女性二人組がこの直後に振り返り
嵯峨野の竹林への道順を聞いて来られました。
せっかくなので即席で観光コースをくみ上げて、
詳しく説明しておきました。
(まぁ、こういうのは得意なので)

京福電車(嵐電)「嵐山」駅と天龍寺の前まで来ました。
この辺りは、北に行くほど高所になります。
ですから、ここより北は何の影響もないようでした。
では、三条通に戻ります。

渡月橋北詰から、三条通を東に向いています。
ここをずっと進めば、車折神社や太秦に行けます。
以前この辺を取材した第47回ブログを参考にしていただければ
ほぼ以前と同じ状態なのが分かります。
報道でも写っていた「レストラン嵐山」も営業再開しているようです。

今度は、渡月橋北詰から三条通を西に向いています。
よく見ると、第47回ブログに出てきた屋形船の茶店がありません。
流されてしまったのでしょうか?

こちらは、渡月橋西側の三条通の地面です。
濁流と同じ色の土で汚れてしまっています。
「あの日」は、ここも川の中でしたから……

渡月橋から、三条通を西に約100m進みました。
ようやく「嵐山 よしむら」の前に来ました。
こちらは、営業を再開しています。

店の方に話を聞くと、
この9月19日から営業を再開されたそうです。
そういう訳で、ちょっと中にお邪魔してみます。

「まだ店内に土埃が残っているので、スリッパに履き替えてください」
店の方はそうおっしゃいますが、正直全然気にならないレベルでした。
(埃に敏感な人間が言うことなので、間違いないです)
結局いつもの「天ざる御前」を頼みました。
いつもと違うのは、ビールを頼んだことくらいです。

ここのビールは、ジョッキではなく陶器に入ってきます。
実はよく冷えた陶器に入れると、ビールは美味しくなります。
その横には、「そば茶」があります。

てんぷらは、前から万願寺・マイタケ・エビ二尾です。
これらは、抹茶塩を漬けます。

そして、二八蕎麦・紫蘇ごはん・香の物です。
自分の好物の万願寺と漬物があったので、
身欠き鰊を頼めばさらに「好物ばかり並ぶ」状態でした。
(予算的にニシンは諦めました)

30分ほどで、「嵐山 よしむら」を出ました。
靴紐を結び直そうと歩道の手すりを握ったら、
かなり土で汚れていました。
まぁ、この手すりより上に川の水が来ていましたから……

こちらは、「嵐山 よしむら」と琴きき茶屋の間にある
車折神社嵐山屯宮です。
いつも閉まっていいるのに、この日は開いていました!
(わかりにくいですが、神社マニアにとっては大事件です)
ただ、よく見ると琴きき茶屋が
荷物置き場に一時的にこのスペースを使わせてもらっているだけで、
一般公開しているわけはありませんでした。
結局、入れてもらえませんでした……

個人的には、渡月橋はここがベストポジションと思っています。
(法輪寺の多宝塔を入れるのがミソ)
ただ、この日は流木が橋に張り付いていたり、
全体的に橋が汚れていたりとまだまだ先日の爪痕が残っています。
ただ、橋の上は結構な人だかりでしたし、
浸水を受けた店も、だんだん営業再開に向かっています。
自分の感想では、9月21日からの3連休には
今閉まっている店も開いてくるとみています。
少なくとも、紅葉シーズンは
またいつもの嵐山に戻っているでしょうね。
ここまで来て、自分が自転車で来ていたことを思い出しました。
飲酒したので、この日は阪急電車駅前駐輪場に
自転車を残して帰りました。
次の日に、取りに行きます。(まぁ、仕事はたまたま夜勤でしたし)
~次回こそ、新しい道の取材になります~
~追記~
2013年9月16日の映像で、
「嵐山 よしむら」が浸水して
店内にどんどん水が入っていったのを見ていました。
(渡月橋の映像の端に写っていたのですが)
馴染みの店がそのようになることに、
割と思うところがあり今回の取材となりました。
いろいろな方が書いていらっしゃいますが、
一番怖いのはこのイメージが強くなって
観光客が遠のくことです。
ニュース性がなくなって報道では取り上げてもらえませんが、
(衝撃的な映像もありませんし)
ウチのブログでは発信力が弱いでしょうが、
まぁ復旧の様子を一日も早く取り上げようと
結構無理して今回更新しました。
(普通はウチのブログは取材から更新まで最低3日かかります)
~追追記~
ここまで書いて、
「そうだ、今日は『中秋の名月』だ」
そう思い出しました。
月見団子を買っていません。
とは言え、午後7時を回って開いている店も少なく、
京都駅前まで行ってもデパ地下では
「すべて売り切れ」という状態でした。
最後の望みで、第109回ブログで取材した仙月堂に行きました。
すると、中から主人が出てきて8時過ぎなのに売ってくれました。
時間がかるなぁと思い中を覗くと
わざわざ自分のために粉を練ることろから始められていました。
本当に、申し訳ないです。

ちなみに、これがその月見団子です。
京都の月見団子は円すい型をしています。

こちらが、正面から見た月見団子です。
この図が「雲がかかった月」を表しています。
~追記 その3~
渡月橋近辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください
京都市内で、大堰川(桂川)の氾濫を引き起こしました。
特に嵐山渡月橋は完全に冠水し、
周辺の道路や商店、旅館も床上浸水しました。
さぞかし甚大な被害が……
と心配され方も多いでしょうが、
数日で、ほぼ復旧しています。
今回は、元来の予定を変更してその様子を取材してきました。
撮影日は2013年9月19日木曜日午後1時半。
「あの日」以来、ずっと晴れています。

今回は急いで取材したので、移動手段は自転車です。
(実は、自分は運転免許を持っていません)
自宅から、とりあえず川端通(鴨川沿い)に出て北上して
松原橋から河原町通、さらに100m北上して
高辻通を突き当りまで西に進み(ここだけで自転車約30分)
本当はそこから北上する所を南に約100m進みました。
ここは、第33回ブログにも登場する上野橋(かみのはし)です。
桂川自体は多少濁流ですが、橋の周囲は通常と同じです。

上野橋から約300m北上し、四条通に出ました。
そこから四条通を西へ突き当りまで進んでいきます。
こちらの写真は、四条通ほぼ最西端の松尾橋です。
(ちなみに、ここより上流を大堰川と言います)
橋の向こうに見える赤い鳥居は、松尾大社です。
ここも川は濁流ですが、橋の上は通常通りです。

桂川は増水していると思いきや、
普段の川底が陸地になって小さな三日月湖を作っています。
水流に勢いがあるので、川底が削れたのでしょうか?

松尾橋を渡って、松尾大社の赤い鳥居もくぐりました。
そして、松尾大社の境内に入る直前に北に折れ、
細い道をずっと進んでいきました。
(第42回ブログと第43回ブログで通った道です)
松尾大社から北に約1km進むと渡月橋なのですが、
約100m手前でこの法輪寺に寄りました。
ちなみに報道で旅館に宿泊していた方々が
小さなボートに乗って避難されていた映像がありましたが、
それがこの道の少し北の部分です。

それでは、約1年ぶりにこの石段を上ります。

いつ来ても、法輪寺の石段のカエデ並木は勇壮できれいです。
この風景を楽しみながら上りましたが、
敢えて今回ここに来たのには理由があります。

とは言えせっかく来たのですから、先ずは本堂にお参りします。
自転車を小一時間走らせてこの石段を上ったので、
「べんつるさん」の太ももを撫でて
足の疲れが取れるのを祈願しました。

そして、今回の目的地の一つ法輪寺境内の展望台に向かいます。
勘のいい方はお分かりでしょうが……

報道による2013年9月16日の渡月橋の映像は、
ここから撮られていたものでした。
(厳密には、もう少し左側からです。
ただ、そこには一般人は入れません)
ここから見ると、大堰川(桂川)の水位も元に戻っています。
向こう側の道(三条通)が「あの日」は完全に水に使っていましたが、
今は普通に人も自動車も通っています。

今度は渡月橋よりも少し上流側をとります。
右側の緑色の屋根は、蕎麦屋の「嵐山 よしむら」です。
9月16日の報道では、
大堰川(桂川)の水が屋内まで侵入した映像が写っていました。
あとでちょっと寄ってみます。

法輪寺から降りてきて、渡月小橋まで来ました。
(渡月橋南側の小さな橋です)
大堰川(桂川)南岸の旅館や飲食店は、
店内に入ってきた土砂や廃棄するものの
撤去に追われているようです。
ただ、あらかた店内からは撤去が終わり
あとは運び出すだけになっていました。
この分だと、週末の3連休には営業再開ですね。

渡月小橋を北に渡り、中ノ島公園に入っていきました。
この土産物店は、報道でも取り上げられていました。
(だいぶひどく浸水した店です)
さすがにまだ営業してはいませんが、
外から見る分では営業再開間近に見えます。

こちらは、中ノ島公園の南側です。
この辺ではここが一番低いので、
影響の方も一番あるはずなのですが、
だいぶ撤去とかも進んでいるようです。
忙しそうにされていたのでそちらにお邪魔しませんでしたが、
見た目ではここ数日中に営業再開の様子です。

では、渡月橋を南から北に渡っていきます。
(第44回ブログと比較してみてください)
相変わらず、たくさんの観光客で賑わっています。
ただ、この日はカメラを持った人がいつもよりたくさんいました。
まぁ、自分もその一人なわけですが……

渡月橋を渡っている途中です。
この写真ではわかりにくいのですが、
やはり橋が川の濁流と同じ色に汚れていました。
ただ、土ぼこりが気になることはありませんでした。
(埃アレルギーが平気なのですから、ほとんど土埃は出ていません)
あと、いつもより外国人(特に中国人)の割合が多かったです。
やはり、日本人は来るのを遠慮されているのでしょうか?

渡月橋から、蕎麦屋の「嵐山 よしむら」を見ています。
ここからでは、中の様子はまだ分かりません。

ただ大堰川(桂川)をよく見ると、まだ増水しています。
上流の亀岡市はまだまだ大変な状況ですから、
そちらの水がまだまだ退いていないということでしょうか?

渡月橋の北詰三条通との交差点に来ました。
「あの日」は、この辺りは完全に大堰川(桂川)に沈んでいました。
それが3日たって、人も自動車も普通に通れるようになっています。

せっかく来たので名物桜餅をいただこうと、琴きき茶屋に寄りました。
ところが、まだ閉まっていました。
中は散らかっていないので、週末には営業再開しているでしょう。

こちらは、琴きき茶屋の向かい(東)側の土産物屋さんです。
開いている店と閉まっている店が、半々という感じでした。
ちょっと渡月橋の北側を回ってみます。

こちらは、琴きき茶屋北隣の湯葉入りてんぷらの屋台です。
(ここも嵐山名物ですね)
ここは、もう営業再開していました。
ただ、閉まっている店も多いこともあって
ここにお客さんが集中していつも以上に大忙しでした。

こちらの「嵯峨野コロッケ」の屋台も開いていました。
ちなみに、前に写っている女性二人組がこの直後に振り返り
嵯峨野の竹林への道順を聞いて来られました。
せっかくなので即席で観光コースをくみ上げて、
詳しく説明しておきました。
(まぁ、こういうのは得意なので)

京福電車(嵐電)「嵐山」駅と天龍寺の前まで来ました。
この辺りは、北に行くほど高所になります。
ですから、ここより北は何の影響もないようでした。
では、三条通に戻ります。

渡月橋北詰から、三条通を東に向いています。
ここをずっと進めば、車折神社や太秦に行けます。
以前この辺を取材した第47回ブログを参考にしていただければ
ほぼ以前と同じ状態なのが分かります。
報道でも写っていた「レストラン嵐山」も営業再開しているようです。

今度は、渡月橋北詰から三条通を西に向いています。
よく見ると、第47回ブログに出てきた屋形船の茶店がありません。
流されてしまったのでしょうか?

こちらは、渡月橋西側の三条通の地面です。
濁流と同じ色の土で汚れてしまっています。
「あの日」は、ここも川の中でしたから……

渡月橋から、三条通を西に約100m進みました。
ようやく「嵐山 よしむら」の前に来ました。
こちらは、営業を再開しています。

店の方に話を聞くと、
この9月19日から営業を再開されたそうです。
そういう訳で、ちょっと中にお邪魔してみます。

「まだ店内に土埃が残っているので、スリッパに履き替えてください」
店の方はそうおっしゃいますが、正直全然気にならないレベルでした。
(埃に敏感な人間が言うことなので、間違いないです)
結局いつもの「天ざる御前」を頼みました。
いつもと違うのは、ビールを頼んだことくらいです。

ここのビールは、ジョッキではなく陶器に入ってきます。
実はよく冷えた陶器に入れると、ビールは美味しくなります。
その横には、「そば茶」があります。

てんぷらは、前から万願寺・マイタケ・エビ二尾です。
これらは、抹茶塩を漬けます。

そして、二八蕎麦・紫蘇ごはん・香の物です。
自分の好物の万願寺と漬物があったので、
身欠き鰊を頼めばさらに「好物ばかり並ぶ」状態でした。
(予算的にニシンは諦めました)

30分ほどで、「嵐山 よしむら」を出ました。
靴紐を結び直そうと歩道の手すりを握ったら、
かなり土で汚れていました。
まぁ、この手すりより上に川の水が来ていましたから……

こちらは、「嵐山 よしむら」と琴きき茶屋の間にある
車折神社嵐山屯宮です。
いつも閉まっていいるのに、この日は開いていました!
(わかりにくいですが、神社マニアにとっては大事件です)
ただ、よく見ると琴きき茶屋が
荷物置き場に一時的にこのスペースを使わせてもらっているだけで、
一般公開しているわけはありませんでした。
結局、入れてもらえませんでした……

個人的には、渡月橋はここがベストポジションと思っています。
(法輪寺の多宝塔を入れるのがミソ)
ただ、この日は流木が橋に張り付いていたり、
全体的に橋が汚れていたりとまだまだ先日の爪痕が残っています。
ただ、橋の上は結構な人だかりでしたし、
浸水を受けた店も、だんだん営業再開に向かっています。
自分の感想では、9月21日からの3連休には
今閉まっている店も開いてくるとみています。
少なくとも、紅葉シーズンは
またいつもの嵐山に戻っているでしょうね。
ここまで来て、自分が自転車で来ていたことを思い出しました。
飲酒したので、この日は阪急電車駅前駐輪場に
自転車を残して帰りました。
次の日に、取りに行きます。(まぁ、仕事はたまたま夜勤でしたし)
~次回こそ、新しい道の取材になります~
~追記~
2013年9月16日の映像で、
「嵐山 よしむら」が浸水して
店内にどんどん水が入っていったのを見ていました。
(渡月橋の映像の端に写っていたのですが)
馴染みの店がそのようになることに、
割と思うところがあり今回の取材となりました。
いろいろな方が書いていらっしゃいますが、
一番怖いのはこのイメージが強くなって
観光客が遠のくことです。
ニュース性がなくなって報道では取り上げてもらえませんが、
(衝撃的な映像もありませんし)
ウチのブログでは発信力が弱いでしょうが、
まぁ復旧の様子を一日も早く取り上げようと
結構無理して今回更新しました。
(普通はウチのブログは取材から更新まで最低3日かかります)
~追追記~
ここまで書いて、
「そうだ、今日は『中秋の名月』だ」
そう思い出しました。
月見団子を買っていません。
とは言え、午後7時を回って開いている店も少なく、
京都駅前まで行ってもデパ地下では
「すべて売り切れ」という状態でした。
最後の望みで、第109回ブログで取材した仙月堂に行きました。
すると、中から主人が出てきて8時過ぎなのに売ってくれました。
時間がかるなぁと思い中を覗くと
わざわざ自分のために粉を練ることろから始められていました。
本当に、申し訳ないです。

ちなみに、これがその月見団子です。
京都の月見団子は円すい型をしています。

こちらが、正面から見た月見団子です。
この図が「雲がかかった月」を表しています。
~追記 その3~
渡月橋近辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください
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