第154回 昔の東端は今の中心?~寺町通南から北~その1

今回から、また新しい道をずっとたどっていきます。
(とはいえ、ここ最近たどっていた本町通~六原の続きです)
新しい道を紹介するときは最初に写真のない回を書いていましたが、
今回も第120回ブログ以来写真がありません。
(都合5回目ですね)


今回から紹介する道は、寺町通です。
もちろん、敢えてこの道を選んだのには訳があります。

この間まで進んでいた本町通は、
京都市街地のほぼ南端から京都市内の中心部へと北上する道でした。
ですから、次に進む道はそこからさらに北上して
京都市内の中心部からさらに北に進む道にしようと思っていました。

寺町通は本町通最北端の五条通から北に伸びています。
さらに、寺町通最南端は本町通最北端と徒歩約5分と近くにあります。
そういう訳で、本町通の続きとして寺町通は説明しやすいのです。


寺町通の位置
先ずは、ここをクリックしてください。
寺町通の位置を表す地図が出ます。
本町通が鴨川の東側なのに対して、
この寺町通は鴨川の西側に位置します。
更に京都随一の繁華街「河原町」と隣接しており、
この寺町通自体も繁華街を形成しています。


寺町通の歴史
平安京遷都当時、寺町通はありませんでした。
ただこの辺りには、「最東端」を表す「東京極通」がありました。
その東京極通がなくなったのは、
応仁の乱(1467年~1677年)以来100年続いた京都の荒廃と、
その後の豊臣秀吉による京都の区画整理のためです。

豊臣秀吉は、自分の政策に合うように
京都市街地を大幅に変えました。
自分を祀る豊国神社に通じる六条通を「五条通」と変更したり、
京都市街地を「御土居」と呼ばれる土塀で囲みました。

その際、豊臣秀吉は「御土居」の東端に貼り付けるように
京都中の寺院を強制的に移住させました。
(寺院勢力の弱体化を狙ったようです)
そして、それらの寺院の前の通りを「寺町通」と改名しました。
これが寺町通の始まりです。

江戸時代になって、豊臣秀吉が作ったものは次々破壊されました。
「御土居」も取り壊され、そこに河原町通と土手町通が作られました。
すると京都市街地も一気に東に移っていき、
鴨川東岸の祇園や河原町と並んでこの寺町も繁華街化していきました。
(これらの繁華街は、今も健在です)


電気屋街「寺町」
五条通から北上すると、すぐに河原町通と交差します。
松原通(旧五条通)、高辻通を越えたら、
北は四条通まで家電量販店が建ち並びます。
ただ近年は、郊外型の家電量販店に圧されて店舗数が激減しています。
(大半が、大阪「日本橋」の支店でした)
その代わり、近年台頭しているのがアニメショップやゲーム専門店、
漫画に特化した本屋さんなど、「オタクビジネス」の店舗です。
その辺は、東京の「秋葉原」大阪の「日本橋」と
同じ経緯をたどっています。


京都で一番の繁華街
四条通から北上して三条通までが
京都一の繁華街「寺町京極」「新京極」(合わせて「京極」)です。
この「京極」という名称も、ここがかつて京都最東端だった名残です。
様々の飲食店や商店舗が並んでいますが、
錦天神・蛸薬師・誓願寺などの寺院も並んでいます。


おしゃれな二条界隈
三条通以北には、矢田寺、天性寺、本能寺と続きます。
(第67回ブログ参照)
御池通を渡り京都市役所を通り過ぎると、
二条通~丸太町通間は急に街灯の付いたおしゃれな街並みになります。
パン屋の進々堂本店や宇治茶の一保堂本店がここにあります。


京都御苑を越えて
丸太町通以北の寺町通は、京都御苑の最東端になります。
途中に梨木神社などもあります。
さらに今出川通よりも北側は、道が急に細くなります。
そしていくつかの寺院の前を通り過ぎた後、
北大路通の手前の紫明通で寺町通は突き当ります。

~次回は、京阪電鉄「清水五条」駅から始まります。
鴨川・高瀬川を渡って、寺町通を北上します~

……ただ、紅葉シーズンが近づいてきています。
11月に入ると、一時的に別コースに移ると思います。
(紅葉回は、下手したら年内いっぱい続きます。
寺町通は、その後から再開予定です)
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はじめまして

魂京都というブログをやっているSOULKYOTOと申します。足跡を頂いたので伺いましたが、情報や文章が内容がしっかりしていて、凄く刺激になりました。台風後の情報もくわしく書いて頂いて、東京在住でなかなか京都に行けない私には有難い情報でした。今後もちょくちょく見させて頂きますので、楽しみにしております。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

Re: はじめまして

SOULKYOTOさん、こんにちは。
コメント、ありがとうございます。

こちらこそ、面白いブログに訪問させていただきました。
自分は道々で神社仏閣を見つけていく方なので、
「魂京都」には自分の知らない神社も時々出てきています。
今度、そちらにも行ってみようと思います。
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プロフィール

ぴのぴな

Author:ぴのぴな
ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
そんな気分を
味わってください。

リンク・カテゴリの説明
いい加減複雑になったので、
サイドバーの説明をします。
☆リンク
「京の天気」
京都市内の今の天気と
天気予報が分かります。

「京都桜100景」
ブログ用に
今まで撮った写真に
新たに撮ったものを加え
独断と偏見で桜の名所を
100選びました。
少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
ポイントを書きました。
実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
これで分かります。

「京都市バス検索」
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市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
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「ひまわりパパの
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ご家族のことを書かれた
ブログです。
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「アマランサス☆
だいあり~」
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「幼児連れで
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こちらは、
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連載されています。
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ブログです。
こちらも許可をいただいて
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古都・京都
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ここの方と親しくなって、
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この度、相互リンクさせて
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☆カテゴリ
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「ここって、
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初詣など
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「ゑびす神社」
毎年参拝しているので、
独立させました。

「清水寺から平安神宮」
京都の東山周辺です。
京都観光の
一番有名なコースです。
これから京都観光を
考えておられる方は、
ここをご覧ください。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。
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