第225回 雨模様のゑびす神社~大和大路南から北~その6

前回ブログ最後の写真と同じ禅居庵摩利支天堂の前から、
大和大路を北に向いています。
前回撮影日から約3週間たって、この日は結構な雨量です。
今回は、この北にあるゑびす神社に寄った後、
(ここからでも神社の青い看板が見えますね)
さらに北の門がある建仁寺の中に入っていきます。
撮影日は、2014年7月3日木曜日午後1時半。
ワールドカップ決勝トーナメント中の試合のない日でした。

禅居庵摩利支天堂の向かい(西)側に、京都市立新道小学校があります。
ただ、入り口に「児童館」と書かれているので
もしかすると小学校ではなくなっているかもしれません。
その校舎の脇に、アジサイが咲いていました。
梅雨の雨の中で、とても映えますね。
この写真は、クリックすれば拡大されます。

その京都市立新道小学校の北隣に、石製鳥居が見えます。
「ゑびす神社」と書かれた青い看板も見えますね。

約半年ぶりのゑびす神社です。(宵ゑびす以来です)
そのときは賑やかでしたが、通常営業のときは割と閑散としています。

鳥居をくぐって左(南)側に、こちらの手水舎があります。
先ずは、こちらで手を清めます。

こちらは、鳥居の右(北)側です。
神像の奥に末社の祠がいらっしゃって、
その奥に「財布塚」と「カード塚」があります。
この辺りは、十日ゑびすの際は露店があってお参りできません。

先ほどの神像の左(北)側に、ゑびす神像がいらっしゃいます。
こちらも、十日ゑびすの際は露店で隠れてしまいます。

この辺りから雨足が強くなって、
写真にもはっきり写るようになってきました。
こちらは、ゑびす神社「二の鳥居」の額束です。
宝船の帆にゑびす神のお顔があって、手前に熊手が付いています。
こちらにお賽銭を投げ入れられるようになっているのですが、
これがなかなか入りません。
10回以上失敗して、ようやく入れることができました。
他の参拝者に当たらないかと気にしながらでしたが、
(実は、周囲には10人前後いらっしゃいました)
十日ゑびすの際は、ここは覆いで隠されています。

本殿にお参りする前に、先に末社にお参りします。
天神さんに白大夫神社、八幡さんに猿田彦神社がいらっしゃいます。

こちらが、ゑびす神社の本殿です。
お参りしようとすると、さらに雨足が強くなりました。
今年の梅雨一番の雨ですね。
お参りをしている間中、十人ほどの参拝者がいらっしゃいました。

本殿の脇に、このような表札があります。
指示通りに回ってみますと……

本殿南側に木板があって、そちらを叩きながらお参りをします。
その先に裏口があってここを真っ直ぐ進むと、
京都が花街の一つ宮川町に通じています。
(この神社自体は、祇園にあります)

では、ゑびす神社から出ていきます。
また大和大路を北上します。

ゑびす神社から、大和大路を北に向いています。
この辺りは、昔ながらの商店が並んでいますね。

こちらは、ゑびす神社の北隣です。清酒の卸問屋ですね。
十日ゑびすの際は、こちらで紙コップ入りのお酒を販売しています。
京町家を基にした立派な建物ですが、
こちらは「歴史的建築物」の指定を京都市から受けています。

その酒問屋の北隣のビルの北側に、お地蔵さんがいらっしゃいます。
こちらにも、お参りしました。
大和大路は北側一方通行なのですが、
禅居庵の前から北に200mほど2車線両側通行になります。

この辺りの大和大路は完全に祇園の中なのですが、
飲食店よりもこのような商店が多く並んでいます。
一番右(南)側が桶屋さんで、どうもこの店の中で製造もされています。
煙草屋さんの左(北)隣りが、額縁屋さんです。
さらに左(北)隣り(軽トラックが停まっている店です)は畳屋さんで、
十日ゑびすの際には中敷きがイグサでできた草履を売り出します。
どちらも、古くから続くお店ですね。

こちらは、その畳屋さんの北隣です。
臨済宗発祥の寺院でもある建仁寺は、こちらから入ります。

建仁寺の門から入ってすぐに、お地蔵さんがいらっしゃいます。
こちらにもお参りしますが、その脇に立派なカエデがあります。
秋になると、ここも絶景になるでしょうね。
この辺は、「さすが禅寺」ということでしょうか?

門をくぐった後、建仁寺境内を東に進んでいます。
左(北)側の白い土塀は、建仁寺方丈のものです。
その奥に、法堂の屋根が見えますね。

門から建仁寺境内を東に約70m進みました。
こちらに、このような紙が貼ってあります。
禅居庵は、正門がこの建仁寺境内にあります。
(そもそも禅居庵は、建仁寺の末寺ですしね)

その張り紙の位置で、右(南)を向きました。
境内の東西の端に、末寺が並んでいます。
手前が久昌院で、奥が禅居庵です。
ただ、摩利支天堂と異なり禅居庵本堂は非公開です。

同じ位置で、東を向きました。
目の前に、建仁寺方丈と法堂をつなぐ渡り廊下があります。
ただ、ここは外側からでも歩いて越えられます。

先ほどの位置から、東に約50m進みました。
北を向くと、方状の入り口が見えます。
(ただし、ここからは入れません)
「最初禅堂」と書かれていますが、栄西はここで臨済宗を開きました。

その位置で東を向きました。
このまま進むと、東側の門に出ます。
そこから北に進むと、祇園の花見小路です。
(舞妓さんが普通に歩いている世界です)
今回はそちらに向かわずに、手前の十字路で左(北)を向きます。

こちらは、臨済宗建仁寺の僧堂です。
建仁寺の方丈やその他さまざまな施設へは、こちらから入ります。
ただ、この辺が区切りがいいので、今回はここまでとします。
~次回は、建仁寺方丈と法堂に参拝します~
~追記~
実はこの日は最悪で、職場に傘を忘れたせいで
七条本町にあるサークルKに行くまで、
体中雨でずぶ濡れになってしまいました……
服がドボドボになった上に、
カバンの中の本もビショビショになってしまいました。
ここ数日天気予報が雨でも晴れた日が続いたことで、
油断していたことが理由でした。
建仁寺で雨宿りをしている間に、だいぶ乾きましたが……
~追追記~
この周辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
京都駅からなら、駅北側市バスターミナルから
高野行きの206系市バスに乗って「清水道」バス停で降ります。
松原通を西に約800m進み、
大和大路を北上すると約50mで禅居庵前に着きます。
~さらに追記~
ワールドカップ準々決勝フランスVSドイツ戦直後に書いています。
「今大会はカウンターサッカー全盛で
スペインなどパスサッカーが敗退したので
世界のサッカーは衰退しつつある」
そのような記事を多く目にします。
個人的には、これにはかなり反対です。
ブラジルは高温多湿で、
涼しいヨーロッパと同じ調子でサッカーはできません。
開催地にあった戦術を組むのは当然のことで、
「サッカーの在り方は一つ」という考え方自体が非現実的です。
(つまりパスサッカーのみが「正しいサッカー」という思想自体が
サッカーの可能性を奪っているということです)
まぁ、情熱的で激しいサッカーが幅を利かせているのは
見ていて面白いです。
ただ、次回開催国のロシアはとても寒いので、
真逆の結果になるでしょうね。
(下手したら、今大会活躍した中南米勢の大半が
1次リーグで敗退するでしょうね)
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