第227回 半夏生の両足院~大和大路南から北~その8

夏至から11日後のことを「半夏生」(はんげしょう)と言います。
72候の一つで、この日の前後は大雨が多く
いろいろな「厄払い」をする日でもあります。
(京都では、タコを食べる日ですね)
また、「ハンゲショウ」という植物が見頃になる時期で、
普段は非公開のここ両足院が期間限定で公開される時期でもあります。
そういう訳で、この日に合わせてこちらに寄らせていただきました。


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建仁寺本坊から、建仁寺境内を南東に約100m進みました。
こちらは、建仁寺の末寺の一つ両足院の前です。
向こうに、「半夏生特別公開」と書かれた看板が立てられています。
今回は、こちらに寄った後大和大路に戻ります。
撮影日は、2014年7月3日木曜日午後3時半ちょっと前。
本当は、「半夏生」(7月2日)の翌日なんですけどね。


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では、両足院に入っていきます。
平日で雨の日でしたが、割と多くの方が来られていました。


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階段を上り入口に入ると、
すぐ北側にこちらの毘沙門天堂がいらっしゃいます。
先ずは、こちらにお参ります。
……ただ、この辺りからさらに雨足が強くなってきました。


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こちらの狛犬は……どう見ても虎ですね。
その辺の謂れは、よく分かりません。
毘沙門天と言えば、ムカデなのですがね。


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そして、こちらの虎は口を閉じています。
ちゃんと「阿形」「吽形」になっていますね。


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毘沙門天堂の向かい(南)側にテントがあって、
こちらで500円払って両足院の中に入っていきます。


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テントを抜けるとその奥に売店と写経所があって、
さらに奥の下駄箱の前から中に入っていきます。


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下駄箱の前から、南を向いています。
ここのすぐ左(東)にハンゲショウの庭園がありますが、
順路では先に南側の方丈に回るようになっています。
今回は順路通りに、そちらに向かいます。


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順路通南に進んでいきますと、こちらの坪庭に出ます。
白砂の海と苔の島のコントラストがきれいですね。


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その坪庭の前で、南を向きました。この右側が、方状です。
この先の突き当りを左(東)に曲がり、方状の南側に回ります。


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こちらが、方状の南側です。
北に向くとご本尊の阿弥陀如来像がいらっしゃいますが、
そちらは撮影不可です。
その南側にこちらのテーブルが並んでいて、
ここで料金を払うと茶席へ行くことができます。
せっかくなので、そちらに向かいます。


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その茶席は、庭園の離れにあります。
そのため、ここで草履をはいて傘を差してここを進みます。
(草履も傘も貸してもらえます)


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先ほどの道順では屋根がありましたが、
途中から完全に屋外を進んでいくことになります。
では、傘を差してここを進みます。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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その庭を進むと、こちらの石段が姿を現します。
ここを少し上り地面を見ると……


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ここに上がって、さらに進んでいきます。
雨が降っているので、道はぬかるんでいました。


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そのぬかるんだ道を歩いています。
普段なら野趣あふれる道なのでしょうが、雨ではいろいろ厳しいです。


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先ほどの写真の場所で、西を向きました。
ちょうどここの庭園を見下ろす形になります。
池の周りに白い花が咲いているように見えるのが、
「ハンゲショウ」という植物です。
きれいな花に見えますが、実は葉の一部が白くなったものです。
この日は、ハンゲショウのまさに見頃でした。
この写真はクリックすると、拡大されます。


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さらにぬかるんだ道を進みます。
だんだん下り坂になって、池の北端にある茶室が近づいてきました。


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そして、こちらが池の北端にある茶室です。
先に来られている方がいらっしゃいますね。


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ようやく茶室に辿り着きました。
では、ここで一服します。


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茶室は2畳ほどの建物です。まぁ、茶室は狭いものですが……
書画も花もきれいなのですが、写真がちょっとボケてしまいました。


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茶室の縁側に腰掛けてしばらくすると、こちらの饅頭が出てきました。
「半夏生」用に太陽と月の文様が入っています。


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饅頭の中は、緑の餡です。
「緑の餡に白い皮」は、まさに「ハンゲショウ」を表しています。
こちらの餡はウグイス豆を使っているのではなく、
白餡を緑に着色しているそうです。


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こちらは、自分がお茶と菓子をいただきながら見た風景です。
雨が方丈とハンゲショウを濡らし、雨粒が池に波紋を作っています。
やはり、禅寺の庭は雨に限ります。
恐らく庭自体の風景は、ここがベストポジションです。
前回ブログの雨の潮音庭もかなりの絶景でしたが、
茶わん片手にこれを見るのもなかなかの極楽ですね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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庭園の東側を撮っています。
こちらの池の畔にも、ハンゲショウが生い茂っていますね。
土手のようになった上の方に道が見えますが、
こちらの道からこの茶室に来ました。
さて、ここから方丈に戻るには
あの上の道を通っていかなければなりません。
かなり気が重いですが、元気も出たのでそちらに向かいます。


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ようやく方丈に戻っていました。
今度は、こちら側からハンゲショウの池に向かいます。


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両足院方丈の周囲にある渡り廊下をずっと進んできました。
ここを真っ直ぐ進むと、先ほどの下駄箱の前に出ます。
ただ、今回は先に右(北)手にある建物に入ります。


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その建物の中には、数十人の方がいらっしゃいました。
その建物から、先ほどの茶室を見ています。
ここからは、ハンゲショウの様子がしっかり見えますね。
この日は雨だったので、水を含んだ頭の部分が少し下に向いています。
それが逆に風情を出していますね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


227-30.jpg
今度は、苔と一緒にハンゲショウを撮りました。
この時期にしては、ここの苔は焼けていませんね。
多分丹念に整備されているのでしょう。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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先ほどの建物のすぐ右手が、こちらの下駄箱です。
では、ここから靴を履いて外に出ます。


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再び傘を貸し、毘沙門堂の前から撮っています。
では、ここ両足院から出ます。


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今回ブログの最初の位置から、北を向いています。
右(東)に見える石垣は、両足院のものです。
では、ここを突き当りまで進みます。


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その突き当りまで来ました。
この少し左(西)が、前回ブログの最初の地点建仁寺本坊の前です。
こちらの右(東)側にも、建仁寺の入り口があります。


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こちらが、その入り口です。
ここから北に、祇園花見小路が伸びています。
(舞妓さんが普通にいる世界ですね)
ただ、今回はそちらには向かわずあくまで大和大路から進みます。
尚、写真が傾いているのはご愛嬌ということで……


227-36.jpg
同じ地点で、西を向きました。
この少し先に建仁寺本坊があって、
その先に法堂とつながっている渡り廊下が見えますね。


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さらに建仁寺境内を西に向かっています。
目の前の交差する石畳を右(南)に進むと、大昌院と禅居庵に出ます。


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その道の北側は、こうなっています。
ここを進んでも、様々な末寺に行き当たります。


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さらに進むと、こちらの門に出ます。
この外が、大和大路です。


227-40.jpg
建仁寺の入り口の前から、大和大路を北に向いています。
ここから道幅が急にせまくなって、飲食店が目に付くようになります。
特に、バーやキャバクラの割合が増えていきます。
ただ、もう時間も遅くなったので、この日の撮影はここで終わりです。
ですから、今回はここまでです。

~次回は、白川沿いの祇園に向かいます~
~追記~
両足院の半夏生特別公開は、
2014年は7月8日に終了しました。

ただ、今年は、両足院の公開がまだまだ続きます。
京都市観光協会による「京の夏の旅」の企画の一環で、
2014年は7月12日~9月18日の間
この両足院は公開されます。

昨年9月に自分が六道珍皇寺に参拝したものと
同じ企画によるものです。
ですから、このブログを見た後でも今年は見に行けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。

~追追記~
尚、両足院へは京都駅からなら
駅北側の市バスターミナルから高野行きの206系市バスに乗って、
「東山安井」バス停で降ります。
そこから東大路安井交差点まで歩いて、西へ下り坂を進みます。
突き当りを右に向けば、そこが建仁寺の花見小路側入り口です。
そこから南に約100mに両足院があります。

~更新後に、さらに追記~
ブログを書き終わって、ワールドカップ準決勝
ブラジルVSドイツを見ています。
そう書いた途端、ドイツのシュールレ選手が2点目です。
これで、ドイツは7点目です……準決勝とは思えないスコアです。
今、NHKのアナウンサーがこんなことをおっしゃいました。
「7失点は、ブラジルサッカー史上最悪です」
ドイツの素早いパス回しに、ブラジルがついていけません。
ドイツのFWのクローゼ選手がMFのケディラ選手や
トニ・クロース選手とポジションを入れ替わったら、
ブラジルのセンターバックは何もできなくなりました。
2失点目以降の3失点はどれも同じ原因なんですから、
その原因を取り除かない限り延々失点してしまいます。
今日のブラジルは組織的にフォーメーションを崩されると
どうしようもなくなります。
実はここが昔からのブラジルの弱点だったのですが、
ここまで極端に出るのは初めてです。
……今試合が終わりました。
1-7で開催国が負けるなんて、考えられないですね。
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非公開コメント

No title

建仁寺は好きな場所のひとつです。
こちらへは訪れたことはありません。いいお庭ですね。

最近、煩悩に犯されていると思うので(苦笑)
僕も行ってみようかという気になりました。

Re: No title

na-ohさん、こんにちは。
たびたびコメント、ありがとうございます。

本文にも書きましたが、
禅寺の庭園は梅雨空がよく似合います。
こちらの両足院はこの週末からまた公開されるので、
今度は夏休みにでも行きたいですね。

No title

こんにちは!COCUEも丁度昨日両足院行ってきたところです☆
お茶室には入らなかったのですが、
お写真拝見しているとやはり入ったら良かったような・・泣
参拝していた時は雨は止んでましたが
雨の両足院のほうが半夏生にはお似合いな気がします♡
来年はお茶席に行ってみようと思います!

Re: Re: No title

COCEEさん、こんにちは。
たびたびコメント、ありがとうございます。

昨年たまたま東福寺に立ち寄った際夕立に会いまして、
その時雨宿りして眺めた方丈庭園がなかなかの絶景でいたので、
それ以来禅寺と雨にこだわっています。

こちらの茶室は多分「京の夏の旅」でも公開されると思います。
(はっきり確認はしていません)
雨の日は絶景になりますが、
途中の道が滑りやすいので気を付けてください。
ただ「緑の饅頭」は半夏生仕様なので、
違うお菓子にはなるでしょうが……
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生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
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「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。
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