第255回 山越越えて山越えて~きぬかけの路散策~その1
また1カ月半ぶりの写真の無い回です。
(要するに、新しい道の最初の回ですね)
金閣寺からそのまま西に進むので、
正直「鞍馬口通編」の続きの感覚で見られます。
今回から紹介するのは「きぬかけの路」です。
厳密には京都市道183号線のことです。
(市道183号線は宇多野まで。観光用の「きぬかけの路」はさらに短い)
金閣寺の前から始まって、嵯峨野の大覚寺前まで続きます。
(紅葉シーズンに、そちらに間に合えばと思っています)
きぬかけの路への位置
きぬかけの路は、東西に伸びる道です。
京都市街地北西端にある金閣寺が最東端で、
北側の北山山間部と南側の京都市街地にはさまれて
そのまま西に伸びて最終的に大覚寺の南側に通じており、
最西端近くには清凉寺などがある清滝道や
JR「嵯峨嵐山」駅などがあります。
きぬかけの路の歴史
実は、きぬかけの路は1963年に開通したかなり新しい道です。
京都観光がさかんになっていく過程で作られた
京都市街地から嵯峨野嵐山へ抜ける観光用の「抜け道」です。
(それまでは、丸太町通1本しかありませんでした)
「きぬかけの路」という名称も、後の公募によって決まったものです。
金閣寺から衣笠山へ
きぬかけの路は、金閣寺黒門の前から始まります。
初めは鏡石通なのですが、すぐに木辻通に移ります。
その後木辻馬代交差点から西は、すぐに衣笠山山中に入っていきます。
金閣寺周辺はしばらく飲食店や土産物屋さんが続きますが、
すぐに立命館大学が南側に見えるようになります。
その辺りは賑やかですが、
堂本印象美術館以西は完全な山道になります。
龍安寺と仁和寺
衣笠山山中を越えたら、すぐに龍安寺が見えます。
石庭の有名な禅寺ですね。
そして、再び山道を越えたら今度は仁和寺に至ります。
こちらは、山桜で有名ですが今回は秋の訪問となります。
ただ、さすがにここから西は市街地になっていきます。
そして、この辺りから一条通と合流します。
観光コースとしての「きぬかけの路」はここまでなのですが、
このブログでは、さらに西に進みます。
宇多野・山越を越えて
仁和寺の西隣から、宇多野になります。
宇多野には福王子神社などもありますが、
この辺りは急な坂道が多い住宅地が続きます。
そして、市道183号線もここまでなのですが、
(ここからは、市道29号線)
このブログはこの先も書いてきます。
絶景の広沢池
山越通を越えると、広沢池が目の前に広がります。
(この辺りから、嵯峨野ですね)
この池は平安時代から有名な景勝地で、
「きぬかけの路」はその池の南端を通り抜けます。
児神社周辺に、新旧の遍照寺があります。
特に、旧遍照寺跡は池の突き出た部分にあって
そこが京都屈指の絶景ポイントです。
そして、大覚寺へ
広沢の池の西側に「大覚寺前」交差点があって、
そこから北に約1kmに大覚寺があります。
では、次回からこのきぬかけの路を進みます。
先ずは、金閣寺黒門からわら天神に向かいます。
(要するに、新しい道の最初の回ですね)
金閣寺からそのまま西に進むので、
正直「鞍馬口通編」の続きの感覚で見られます。
今回から紹介するのは「きぬかけの路」です。
厳密には京都市道183号線のことです。
(市道183号線は宇多野まで。観光用の「きぬかけの路」はさらに短い)
金閣寺の前から始まって、嵯峨野の大覚寺前まで続きます。
(紅葉シーズンに、そちらに間に合えばと思っています)
きぬかけの路への位置
きぬかけの路は、東西に伸びる道です。
京都市街地北西端にある金閣寺が最東端で、
北側の北山山間部と南側の京都市街地にはさまれて
そのまま西に伸びて最終的に大覚寺の南側に通じており、
最西端近くには清凉寺などがある清滝道や
JR「嵯峨嵐山」駅などがあります。
きぬかけの路の歴史
実は、きぬかけの路は1963年に開通したかなり新しい道です。
京都観光がさかんになっていく過程で作られた
京都市街地から嵯峨野嵐山へ抜ける観光用の「抜け道」です。
(それまでは、丸太町通1本しかありませんでした)
「きぬかけの路」という名称も、後の公募によって決まったものです。
金閣寺から衣笠山へ
きぬかけの路は、金閣寺黒門の前から始まります。
初めは鏡石通なのですが、すぐに木辻通に移ります。
その後木辻馬代交差点から西は、すぐに衣笠山山中に入っていきます。
金閣寺周辺はしばらく飲食店や土産物屋さんが続きますが、
すぐに立命館大学が南側に見えるようになります。
その辺りは賑やかですが、
堂本印象美術館以西は完全な山道になります。
龍安寺と仁和寺
衣笠山山中を越えたら、すぐに龍安寺が見えます。
石庭の有名な禅寺ですね。
そして、再び山道を越えたら今度は仁和寺に至ります。
こちらは、山桜で有名ですが今回は秋の訪問となります。
ただ、さすがにここから西は市街地になっていきます。
そして、この辺りから一条通と合流します。
観光コースとしての「きぬかけの路」はここまでなのですが、
このブログでは、さらに西に進みます。
宇多野・山越を越えて
仁和寺の西隣から、宇多野になります。
宇多野には福王子神社などもありますが、
この辺りは急な坂道が多い住宅地が続きます。
そして、市道183号線もここまでなのですが、
(ここからは、市道29号線)
このブログはこの先も書いてきます。
絶景の広沢池
山越通を越えると、広沢池が目の前に広がります。
(この辺りから、嵯峨野ですね)
この池は平安時代から有名な景勝地で、
「きぬかけの路」はその池の南端を通り抜けます。
児神社周辺に、新旧の遍照寺があります。
特に、旧遍照寺跡は池の突き出た部分にあって
そこが京都屈指の絶景ポイントです。
そして、大覚寺へ
広沢の池の西側に「大覚寺前」交差点があって、
そこから北に約1kmに大覚寺があります。
では、次回からこのきぬかけの路を進みます。
先ずは、金閣寺黒門からわら天神に向かいます。
~追記~
では、きぬかけの路周辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
~2014年10月11日午前1時半に追記~
さらにいろいろ「きぬかけの路」を調べたところ、
どこが西端に当たるかが、資料により異なりました。
さらによく調べてみると、
一条通も仁和寺前交差点でこの道に合流しているので
その辺も含めていろいろ訂正しております。
いろいろ混乱させて、すみませんでした。
ちなみに、今回のタイトルがついた理由です。
ウチの家から一番遠い京都盆地上の土地が、
ここに出てくる「山越」なのです。
厳密には、この「山越」は土地の名前ではなくて道の名前なのですが、
この道は本当に梅ヶ畑まで伸びる山越ルートなのです。
京都駅で「宇多野・山越行」の市バスを見るたび
「なんて遠くまで行くバスなんだ」とか思っていました。
今回の事前取材で一気に自転車で駆け抜けたときに
かなり疲れてしまいました。
(金閣寺撮影後、大覚寺まで約1時間で行きました)
また、この「山越」とその山道ルートをかけて、
今回の表題としました。
では、きぬかけの路周辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
~2014年10月11日午前1時半に追記~
さらにいろいろ「きぬかけの路」を調べたところ、
どこが西端に当たるかが、資料により異なりました。
さらによく調べてみると、
一条通も仁和寺前交差点でこの道に合流しているので
その辺も含めていろいろ訂正しております。
いろいろ混乱させて、すみませんでした。
ちなみに、今回のタイトルがついた理由です。
ウチの家から一番遠い京都盆地上の土地が、
ここに出てくる「山越」なのです。
厳密には、この「山越」は土地の名前ではなくて道の名前なのですが、
この道は本当に梅ヶ畑まで伸びる山越ルートなのです。
京都駅で「宇多野・山越行」の市バスを見るたび
「なんて遠くまで行くバスなんだ」とか思っていました。
今回の事前取材で一気に自転車で駆け抜けたときに
かなり疲れてしまいました。
(金閣寺撮影後、大覚寺まで約1時間で行きました)
また、この「山越」とその山道ルートをかけて、
今回の表題としました。
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