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第263回 山越 印空寺~きぬかけの路散策~その9

262-31.jpg
「福王子」交差点から、一条通を西に約100m進みました。
この北約150mに「大根炊き」の了徳寺があります。
今回はこのまま一条通を西に進み、山越通を越えていき
印空寺を参拝します。
撮影日は10月23日木曜日午後3時半。
少しずつ西日が気になるようになってきました。


263-2.jpg
先ほどの地点から、一条通を西に約100m進みました。
ここに、南北に流れる川が流れています。
橋には、「御室川」と書かれています。


263-3.jpg
その「鳴滝橋」から、御室川を南に見ています。
この川は双ヶ岡南端で宇多川や西ノ川と合流して天神川となります。
(宇多川は、第259回ブログに出てきました)

第52回ブログで「御室川は、今はもうなくなった」と書きましたが、
それは誤表記ということになります。
恐らく、「地図から読む歴史」(足利健亮著:講談社学術文庫)に
書かれていた御室川は、天神川との混同でしょう。
(ですから、平安時代の天神川はもう少し西を流れていたのでしょうね)


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その「鳴滝橋」の上で、一条通を西に向きました。
ここまでは平坦でしたが、
向こうに見える「鳴滝本町」バス停付近からまた上り坂になります。


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そのバス停付近に来ました。この辺りから急な上り坂になります。
左(西)側に、居酒屋など何軒かの飲食店が並んでいます。


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その上り坂が始まった辺りから西は、一条通が蛇行しています。
そして、約100m上るとまた平坦になります。
右(東)側に高い塀と門が見えますが、
そちらが京都市立鳴滝支援学校になります。


263-7.jpg
京都市立鳴滝支援学校を通り過ぎても、
一条通はまだまだ蛇行し続けます。
また、支援学校を通り過ぎたら宇多野病院の表札が見えてきました。
(向こうに、「宇多野病院前」バス停がありますね)


263-8.jpg
こちらは、その辺りにいらしたお地蔵さんです。
もうこの辺りは京都市街地かどうか微妙なところなので、
お地蔵さんは珍しくなってきています。


263-9.jpg
そのお地蔵さんの前で、一条通を西に向きました。
右(東)が宇多野病院で、左(西)が薬局ですね。
ただ、この辺りはもう宇多野ではなく「右京区鳴滝」なのですが……
また、この辺りから急な下り坂になります。


263-10-a.jpg
先ほどの地点からの下り坂は、だんだん左(南西)にカーブします。
約200m進むと一条通は真西に進路を変え、また平坦になります。
この先に清掃車があって、そこで職員さんが道路清掃をされています。


263-11.jpg
その清掃車付近で、北を向きました。
ここは児童公園です。とは言え、平日なので誰もいません。
実は、こういう児童公園は桜や紅葉がきれいなものなのですが、
ここは特にきれいなようです。


263-12.jpg
その児童公園は、「ユースホステル前」バス停の前にあります。
宇多野ユースホステルは、この右(北)に約200m先にあります。
西日がフレームに入らないようにしたら、暗くなってしましました。
(この時点で、午後3時半です)


263-13.jpg
先ほどの写真から、一条通を西に約100m進みました。
西日がフレームに入らないようになって、明るさも元に戻ります。
右側の竹藪は、宇多野ユースホステルの敷地内です。


263-14.jpg
先ほどの写真の地点から、一条通は北西にカーブしていきます。
この辺りの一条通は平坦なのですが、周囲は完全に山道です。
ずっと先(約200m先)に、青い看板が小さく見えますね。


263-15.jpg
こちらが、その青い看板です。
この市道183号線からこの市道29号線にかけてが、
金閣寺(京都市街地)から嵯峨野嵐山に抜ける道になります。
(要するに、このブログの「きぬかけの路編」を指します)


263-16.jpg
「ユースホステル前」バス停から一条通を北西に約300m進みました。
道の左(南)側に、釣り堀があります。ここは何十年も前からあります。
後述(追記)にある地図に見える池のようなものがこれに当たります。


263-17.jpg
釣り堀付近で、一条通はまた真西に進路を変えます。
そこから約100m西に進むと、目の前に「山越」バス停が見えます。
(第255回ブログで、「ウチからは、かなり遠い」と書いた場所です)
その向こうに、「一条山越」交差点が見えます。


263-18.jpg
一条通から、山越通を南に向いています。
山越通は南は丸太町通から北に伸びていて、
住宅街を通り過ぎここに出ます。
ちなみに、26系市バスは(京都駅から来る方)ここから南下します。


263-19.jpg
今度は、一条通から山越通を北に向きました。
山越通をこのまま北に進むと、梅ヶ畑で
前回ブログの「福王子」交差点を起点とする周山街道と合流して
高雄や氷室などの丹波高地に続きます。


263-20.jpg
山越通から、一条通を西に向いています。
では、この横断歩道を渡って西に進みます。


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「一条山越」交差点南西角に、こちらの碑が立っていました。
この碑によると、この辺りは「千代の古道」ということになります。


263-22.jpg
山越通を西に越えると、一条通は西北西に進路をとります。
嵯峨野の広沢池まであと300mというところですが、
その前にこの交差点付近にある寺院に寄ります。


263-23.jpg
こちらが、「一条山越」交差点付近にある寺院
西山浄土宗月江山印空寺です。
門の脇の碑に「旧御室御所茶所」「了海上人遺跡」とあります。


263-24.jpg
印空寺の門をくぐって左(西)側に井戸があって、
そこに枝垂桜が茂っています。
実は、この寺院は「隠れた」絶景ポイントです。


263-25.jpg
井戸の前から、印空寺境内を東に向いてます。
この辺りには、桜並木が見えます。
ですから、春になるとここも絶景になります。


263-26.jpg
また、小規模ながら境内には石庭もあります。
この寺院は1990年に再興されたものなので、
庭園の形式もまだまだ新しいものです。


263-27.jpg
石庭の北側に、西山浄土宗月江山印空寺の法堂があります。
こちらは境内は自由に入れますが、本堂は非公開です。

印空寺は、江戸時代の17世紀後半に、
印空上人によって建立されました。
ご本尊は、阿弥陀如来です。
明治時代初期の廃仏毀釈によって荒廃しましたが、
1990年に再興されました。


263-28.jpg
本堂の東側に、樹齢300年の多羅葉(たらよう)の木があります。
平安時代にこの木の葉の裏に字を書いて手紙としたことから、
「はがき」の語源となった木ですね。


263-29.jpg
では、この印空寺を出ます。
この先に、一条通が見えますね。


263-30.jpg
印空寺の前で、一条通を西南西に向きました。
では、ここを真っ直ぐ進み広沢池を目指します。


263-31.jpg
印空寺の前から、一条通を西南西に約300m進みました。
ここで、また右にカーブして真西に進路を変えます。


263-32.jpg
一条通が真西に進路をとった辺りから、広沢池が見えてきます。
この辺りから、「右京区山越」から「右京区嵯峨野」に変わります。
「観月の池」とも呼ばれている絶景ポイントですが、
ここから先は次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、広沢池を見ながら遍照寺に向かいます~
~2014年11月7日更新後に追記~
今回は追記をたくさん書こうと思ったのですが、
都合により更新から約8時間後にここを書いています。

~追記その1~
御室川と鴨川の関係性
これからは「地図から読む歴史」(足利建亮著:講談社学術文庫)に
書かれていた記述の話になります。
この本は、古地図と今の地図とを比べて現場検証したうえで
それぞれの地がかつてどのようなものであったかを
推測したり実証したりする内容が書かれています。
その最初に平安京と現在の京都市街地の比較があって
足利氏はその著書で、こんなことを書かれていました。
「鴨川と対を為すように、御室川がかつては流れていて、
その跡が京福電車(嵐電)「蚕ノ社」駅近くの路地に見て取れる」
それで自分は御室川自体現存しないと思っていました。
それが今回ブログの取材で生まれて初めてこの辺りを散策して
偶然御室川の上を通り過ぎました。
この撮影後にもう一度ここに訪れてこの川の下流も確認して。
今ここを書いています。
第52回ブログの訂正自体は少し遅れますが、
とりあえず今回ブログの記述の補足説明だけはしておきます。

~追記 その2~
千代の古道とは?
普通は本文にリンクをはさむことで説明するのですが、
今回はちょうどいいリンクがないため追記で書きます。
千代の古道は、平安時代の双ヶ岡~嵯峨野間の古代の道を指します。
平安時代の貴族は夏から初秋にかけて嵯峨野に遊びに行ったのですが、
その際に通った道が「千代の古道」と呼ばれていました。

ただ、鎌倉時代以降使われなくなっていったんは途切れてしまったのを
江戸時代に復活させたのが今の「千代の古道」です。
そのため、正確に古代の「千代の古道」がどこを通っていたかは
現状ではわかっていません。
さらに、観光目当てなのか「自称」千代の古道があちこちに現れて
この千代の古道の位置はますます混乱しています。

~追記 その3~
この辺りの地図を貼り付けます。
「右京区鳴滝」方面は、ここをクリックしてください。
「右京区山越」付近は、こちらです。
京都駅からなら、駅北側市バスターミナルから26系市バスに乗って、
「鳴滝本町」バス停で下車したら、今回ブログの最初に着きます。
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生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
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「京都桜100景」
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新たに撮ったものを加え
独断と偏見で桜の名所を
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実際に回るときの
参考にしてください。

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京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
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各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

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嵯峨野嵐山など
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「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
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散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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