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第272回 紅葉の化野念仏寺~北嵯峨散策~その6

271-30.jpg
石段を上り切り、化野(あだしの)念仏寺の前まで来ました。
今回はこの化野念仏寺に参拝した後、
鳥居本の景観保存区を「平野屋」まで進みます。
撮影日は、2014年11月16日日曜日午後1時。
カエデも、この辺りはふもとよりも紅葉に染まっていました。


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化野念仏寺の境内に入ってきました。
紅葉の向こうに石塔が見えますが、
その向こうが「西院(さい)の河原」となります。
ただ、順路は先に左(南)の方に向かうようになっています。


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先ほどの地点で、南を向きました。
右(西)に見えるのが、先ほどの「西院の河原」です。
では、この紅葉並木を通り抜けていきます。


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化野念仏寺の門から、南へ約50mほど紅葉並木は続きます。
ここは「西院の河原」の石仏群で有名ですが、
京都屈指の紅葉の名所でもあります。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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その紅葉並木の一角に、こちらの方々がいらっしゃいます。
こちらは、お地蔵さんではなく石仏(つまり、墓石)ですね。
ただ、この寺院の象徴である石仏群はこちらではありません。


272-6.jpg
その石仏の向いには、こちらの「虫塚」が立っています。
恐らく、そこらじゅうの虫の供養塔ですね。


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念仏寺の入り口から南に約50m進みました。
紅葉並木の出口に、小さな石を組み合わせた建造物が現れます。


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こちらが、その建造物です。東南アジアのパゴタを連想します。
このようなものは第187回ブログ壬生寺や、
第258回ブログ龍安寺にもありましたね。


272-9.jpg
順路は、そのパゴタを回るように続いています。
その外側は、なかなか見事な紅葉が続きます。


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そして、パゴタの裏側にこのようなものがありました。
これは鳥居のようにも見えますが、トラナと言います。
東南アジアでは、パゴタの周囲によくあるものです。


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パゴタを3/4周しました。
パゴタの北西端から、北側に抜けていきます。


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パゴタを囲む生け垣を出ると、その北側に墓地が広がります。
ここ化野(あだしの)は、平安時代以来の埋葬地です。
その辺は、以前紹介した六原と同じですね。


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墓地を北に約100m進みました。
突き当りが本堂で、阿弥陀如来がご本尊です。
寺伝では湛慶作です。三十三間堂の千手観音を掘られた方ですね。


272-14.jpg
本堂の左(西)側には水子地蔵さんがいらっしゃるのですが、
そこから先は紅葉並木の先に竹林が広がっています。
結構な絶景なのですが、撮影不可なので写真はありません。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


272-15.jpg
本堂の右(東)側は枝垂桜があって、その周辺で休憩できます。
左側の建物は庫裏でしょうか?この中に僧侶がいらっしゃる気配です。


272-16.jpg
先ほどの写真に写っていた縁台に座ってその建物を覗くと、
このような竹の1本刺しが見られます。
太い竹を1本だけ生けるのは、初めて見ました。


272-17.jpg
その竹の生け花(?)の向かい側から、
「西院の河原」石仏群へと入っていきます。
ただし写真にもあるように、ここから先は撮影不可です。


272-18.jpg
ここでは、先に撮った外から見た「西院の河原」石仏群を載せます。
「西院の河原」石仏群は、紅葉に染まると絶景になります。
この写真は、クリックすると拡大されます。

浄土宗華西山化野念仏寺は、元々平安時代初期に
空海が建立した真言宗五智山如来寺を前身とします。
先述の通り、この辺一帯の化野は京都の死者を弔う場所でした。
(六原~鳥辺野や、蓮台野と同じです)
空海は、野ざらし(放置された)死体をここに集めて葬りました。
鎌倉時代に入って法然がこの辺で教化していく過程で、
ここは浄土宗の寺院となりそれが今の念仏寺の原型となりました。


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別の角度から、「西院の河原」石仏群を写しました。
こちらの石仏は元々この辺一帯に散在していましたが、
空海以降の僧侶が数百年かけてここに集めてきました。
(現存する石仏の大半が、室町時代以降のものですが……)
石仏群の間に道ができていますが、
毎年お盆になるとこちらにろうそくを灯す「千灯供養」が行われます。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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「西院の河原」石仏群を抜けて、また写真を撮れる場所に出ました。
この先に鳥居がありますが、その先に、稲荷社がいらっしゃいます。


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その稲荷社にお参りした後、左を向きました。
祠の中に、石仏の不動明王がいらっしゃいます。


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その脇にあるのは、賽銭箱でしょうか?
ともかく、稲荷社のものと分かります。


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では、この稲荷社から出ます。
ちなみに、紅葉の向こうにある石仏群からこちらに来ました。


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鳥居の前で左(南東)を向きました。
右側が先ほどの「西院の河原」石仏群になります。
この辺りが紅葉が一番きれいに染まっているので、人が集中します。
この先に、今回ブログ最初の地点が見えてきました。
これで化野念仏寺をちょうど一周したことになります。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


272-25.jpg
化野念仏寺の入り口に戻ってきました。
では、ここから化野念仏寺を出ます。


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化野念仏寺の境内から出ました。
この坂道を下ると、前回ブログのコースを逆行することになります。
今回は、左に見える石段を下ります。


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石段は、前回ブログで通った鳥居本景観保存区沿いの道と平行して
北西に伸びています。
この写真は石段を下りる途中で、北東を向いたものです。
ずっと向こうにこの道と並行するように走る道が見えますが、
あちらが第267回ブログに出てきた鳴滝道です。


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この石段は、約20mで鳥居本景観保存区沿いの道と合流します。
先ほどの坂道よりも短いのは、
それだけこの道の標高が高くなっているということです。
目の前に「頭上注意」の札があります。
確かにこのまま進むと、頭を枝でぶつけそうです。


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化野念仏寺石段の前から、
鳥居本景観保存区沿いの道で北西に向きました。
この辺りは、茅葺の民家が軒を並べます。
それが、この地区独特の風景になっていますね。


272-30.jpg
化野念仏寺石段の前から、北西に約100m進みました。
頭上に高架が走っていますが、
こちらは鳴滝道から分岐した嵐山高雄パークウェイです。
ここから、右京区梅ヶ畑まで続いています。


272-31.jpg
高架の下まで来ました。左側に、赤い祠が見えます。
ちょっとこちらにも寄ってみます。


272-32.jpg
こちらは、将軍大地蔵菩薩です。
要するに、愛宕権現の仏教化した御姿です。
実は、この道は古来より愛宕神社への参詣道でした。


272-33.jpg
高架下をくぐって、北西に向いています。
本当にこの辺りは、茅葺屋根の家が多いですね。


272-34.jpg
この道は、蛇行しながら北西に向かています。
先ほどの場所から、約50m進みました。
左(南西)側に見える瓦屋根の家が、「平野屋別館」です。
右側(北東)側に見える石垣の上に、鳴滝道が迫っています。


272-35.jpg
「平野屋別館」の前で、北西を向いています。
カエデの木の向こうに見えるのが、愛宕神社一の鳥居です。
先述の通り、ここはもう愛宕神社への参道です。
鳥居の前に、左(南西)にそれる道があります。
そちらに進めば、保津峡へ行くことができます。
(小学生のころ、よく遠足で行きました)


272-37.jpg
愛宕神社一の鳥居の真下に来ました。(本当に「鳥居本」ですね)
鳥居の向こうに、茅葺屋根の茶店が見えます。
こちらが、次の目的地「平野屋」です。
よく京都を紹介するTVで出てきますね。


272-38.jpg
こちらが、鮎司 平野屋です。
ある意味、今回の北嵯峨散策のメインです。
休日でも、渡月橋付近とは違い予約なしでも何とか入れました。
(奥の座敷とかは満員でしたが……)
この時点で、午後1時半でした。
少し遅い昼食をここで摂るのですが、それは次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は平野屋で食事をした後、愛宕念佛寺に向かいます~
~追記~
鳥居本にある二つの念仏寺
実は、この周辺には「念仏寺」という寺院は二つあります。
この平野屋を中心に、南東約200m先に今回寄った化野念仏寺、
反対側の北西約200m先に愛宕(おたぎ)念仏寺があります。
どちらも石仏群と紅葉で有名な寺院ですが、
全く違う個性を持つ寺院です。
愛宕念仏寺には次回に寄りますので、
今回の化野念仏寺と比較してみてください。

~追追記~
今回立ち寄った地域の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
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散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。 「錦小路東から西」 四条通の1本北に伸びる 錦小路を東から西に 進みます。 錦市場から祇園祭鉾町へ 最終的に住宅街に 移動していきます。
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