第27回 節分の壬生寺 後編~松原通東から西~その8

前回と同じ壬生寺の山門前です。
今回は、いよいよ壬生寺に入り
節分の様子や「新選組」関連施設を巡ります。
撮影日は2月4日午後2時。
毎年節分はこの賑わいです。

山門の横にも炮烙焼の露店が出ていました。
こちらには、皿に文字を書く形式が書いてある紙が貼ってあったり、
皿に文字を書く場所があったりしました。

山門をくぐりました。
周囲に露店が並び、参拝者でにぎわっています。
正面奥に本堂があります。
先ずは、そちらに向かいます。

壬生寺の本堂です。ご本尊は、延命地蔵尊です。
中では僧侶が祈祷中でした。
さすがに撮影ははばかられたので、ここでご容赦ください。

本堂の右(北)で、お守りや護摩木が売られていました。
こちらで、おみくじも引けたようです。

本堂の前で、線香が売られていました。
自分も、数本求めました。
お代は寸志なので、決まっていません。

購入した線香は、ここで火をつけます。
火力が強かったので、
簡単に火が付きました。

そして、ここに線香を並べます。
しっかり刺さないと線香が倒れるのですが、
ゆっくりしてると手が熱いのでコツが要りました。

本堂の左(南)隣にある「千体仏塔」です。
東南アジアに多くみられる形式の仏塔の周囲に
お地蔵さんなどの石仏が千体ならんでおられます。
壬生寺の象徴と言える施設です。

本堂の右(北)側の端にある施設です。
ここで壬生狂言が上演されていました。
壬生狂言は、近隣住民が行う仮面劇で
音楽のみで進行していく無言劇です。
(神泉苑狂言と出自が同じものです)
この日の演目は「節分」で、毎年この時期はこれを上演します。
侍の妻が一人で留守番をしていると、
夫に化けた鬼が家に侵入してきます。
妻は鬼の正体を見破ると、豆を投げつけ鬼を退散させます。
まぁ、こんなストーリーでした。
この際に、炮烙焼の皿が割られます。
(厄除けになります)

本堂から山門に戻ります。
その途中にあるいくつかの施設を回ります。
先ずは、こちらに入っていきます。

弁財天の祠です。
こちらにもお参りしました。

弁財天の祠の左隣は、水かけ地蔵さんの祠です。
こちらには多くの参拝者がいました。
二つの祠の間にろうそくを立てる台がありました。
寸志を払って、自分も立てました。

二つの祠の右側(山門側)にある阿弥陀如来像が納めてある施設です。
「新選組」関連施設(壬生塚)は、ここを抜けていきます。
そちらに行くには拝観料100円だったのですが、
小銭がなかったので、こちらでお守りを買いました。

拝観料を払って中に入ると、左手に池がありました。
その中央に銅製の竜の像がありました。
ちょっと周囲から浮いていますか?

壬生官務家のお墓です。
壬生官務家は、太政官の書記官を歴任しました。

「人丸塚」です。柿本人麻呂のお墓だそうです。
(ホンマかいなと突っ込んでしまいます)
人丸→火止まる から
火除けのご利益があるそうです。

左側は、芹沢鴨と平山五郎のお墓です。
(内部抗争で殺された人たちですね)
右側はいろいろな新撰組隊士のお墓です。
好きな人は分かるのでしょうが、
自分は知らない人たちでした。

こちらにも新撰組隊士のお墓がありました。
ただ、こちらも自分はよく知らない方のものです。
(新選組の隊士の名前は、10人くらいしか知りません)

左側も隊士のお墓でしょうか?
右側は、比較的新しい慰霊碑ですね。

新撰組の顕彰碑です。
ここ壬生は、新撰組が池田屋事件の頃に屯所を置いていた所です。
特に壬生寺は、北隣の八木邸に新撰組屯所があったことから、
数多くの史跡が残っています。

新撰組総長近藤勇の胸像です。
この左隣に遺髪を納めた石塔があります。
ちなみに、自分がここで撮影中
ずっと若い女性が何人もお参りに来ていました。
「薄桜記」とかの影響でしょうか?
では、そろそろ壬生塚を出ます。

壬生塚を出て左を向いたところです。
ここから山門を出ます。
今回は、ここまでとします。
~次回は、せっかくなので壬生周辺を散策します。
「新撰組」関連施設を中心にうろうろします~
~壬生寺へのアクセス~
京都駅からは、北側市バスターミナルから
西回りの206系に乗って「四条大宮」バス停で降ります。
そこから四条通を西に行き、約200m進みます。
坊城通との交差点を南に折れ、100mほど進めば着きます。
阪急電車「大宮」駅や京福電車「四条大宮」駅からも行けますが、
そこからの道のりは、
市バスで行く時と同じです。
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